JPH0772565A - X線撮像装置 - Google Patents

X線撮像装置

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Publication number
JPH0772565A
JPH0772565A JP19334993A JP19334993A JPH0772565A JP H0772565 A JPH0772565 A JP H0772565A JP 19334993 A JP19334993 A JP 19334993A JP 19334993 A JP19334993 A JP 19334993A JP H0772565 A JPH0772565 A JP H0772565A
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JP
Japan
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ray
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ray image
recording plate
plate
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JP19334993A
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English (en)
Inventor
Akitomo Tejima
章友 手島
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0772565A publication Critical patent/JPH0772565A/ja
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】X線の波長領域毎に異なった複数枚の画像を得
ることにより、ラティテュードを拡大し、画像に対応す
る組織・器官が容易に判別できるようにする。 【構成】X線源1よりX線2をX線吸収係数の異なる複
数の物質から構成される被写体3に照射し、被写体3の
背面に配置した複数枚のX線画像記録板4で透過X線を
受け、X線画像を記録する。X線画像記録板4は、X線
進行方向に複数枚重ねて配置しており、例えば輝尽性蛍
光体をバインダ中に分散させたものを使用する。また、
上記複数枚のX線画像記録板4は、X線源1に近い側に
長波長X線画像記録板、遠い側に短波長X線画像記録板
を配置している。このとき一枚のX線画像記録板4で全
ての波長のX線が吸収されてしまわないように、記録板
の材質および厚さを適正化し、X線画像の情報が複数の
X線画像記録板にほぼ均等に配分されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば人体等を被写体
とする、医療用等に使用されるX線撮像装置に関する。
また、本発明は、複数の材料から成る構成物の内部観察
に使用されるX線撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の伝統的な銀塩タイプX線写真は、
ラティテュード(露光量域)が狭いため、画像情報量が
少なく、鮮明度に欠け、また、人体を被写体とする場
合、観察する人体部位によって、X線の硬軟、照射量等
を最適化する必要があり、熟練した専門家を必要として
いる。
【0003】しかも、同じ部位でも、観察したい組織
(軟組織、骨組織等)によって線質(X線の波長)を変
える必要があるため、詳細画像を得ようとすると、複数
枚の写真を撮る必要があり、X線照射量増大による副作
用が懸念されてきた。
【0004】一方、最近開発されたCR(コンピューテ
ィッド・ラディオグラフィ)は、従来のX線写真よりは
ラティテュードも広がり、計算機による画像処理が可能
という利点はあるが、少量の硬X線による像も大量の軟
X線による像も同じ濃度で記録され、線質の違い(通っ
てきた組織の違い)を識別することはできない。更に微
小な病変を見つけるにはラティテュードのさらなる拡大
が望まれる。
【0005】また、CT(Computer Tomography )は、
人体の断面像を見ることができるという点で画期的であ
るが、解像度は充分ではなく、微小な病変の早期発見に
は有効とはいえない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、銀塩
タイプのX線写真よりはるかにラティテュードを拡大し
たCRにおいても、X線の線質の違いが識別できないた
め、軟組織を透過したX線も、骨組織を透過したX線画
像も、同一画面に重なり合った画像しか得られず、読影
が容易ではないといった難点があった。
【0007】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、X線の波長領域毎に異なった複数枚の画像を得るこ
とにより、ラティテュードを更に拡大し、画像に対応す
る組織・器官が容易に判別できるようにしたX線撮像装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、X線吸収係数
の異なる複数の物質から構成される被写体に対して、X
線を照射して検査するX線撮像装置において、上記被写
体の後方に、透過X線画像記録板を複数枚X線進行方向
に重ねて配置したことを特徴とする。
【0009】また本発明は、上記被写体の後方に、X線
源に近い側に長波長透過X線画像記録板を、X線源から
遠い側に短波長透過X線画像記録板を、複数枚X線進行
方向に重ねて配置したことを特徴とする。
【0010】また本発明は、上記X線画像記録板が、銀
塩フィルム及びX線蛍光体層から構成され、且つ一つの
X線画像記録板のX線蛍光体層の発光が、他のX線画像
記録板の銀塩フィルムに到達しない処理が施されている
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】1回のX線撮影を行なうことにより、被写体の
X線画像が複数枚のX線画像記録板に記録される。この
場合、X線源に近いX線画像記録板には、波長の長いX
線が多く吸収され、被写体が人体等の場合、軟組織の情
報が多く含まれることになる。一方、X線源から遠いX
線画像記録板には、波長の短いX線が多く吸収され、骨
等、吸収係数の大きい組織の情報が多く含まれることに
なる。また、X線画像記録板のラティテュードが大きい
ので、複数枚の写真を撮る必要がなくなり、X線被曝線
量を大幅に低減することができる。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。まず、第1実施例を図1乃至図5を参照して説明す
る。図1及び図2は本発明の第1実施例に係るX線撮像
装置の概略構成図である。
【0013】図1に示すようにX線源1よりX線2をX
線吸収係数の異なる複数の物質から構成される被写体3
に照射し、被写体3の背面に配置した複数枚のX線画像
記録板4で透過X線を受け、X線画像を記録する。図1
では、医療用を想定しているので、被写体3は人体であ
る。また、上記X線画像記録板4は、X線進行方向に複
数枚重ねて配置しており、材質としては銀塩タイプのフ
ィルムの他、例えば輝尽性蛍光体をバインダ中に分散さ
せたものを使用する。また、複数枚のX線画像記録板4
は、例えばX線源1に近い側に長波長X線画像記録板、
遠い側に短波長X線画像記録板を配置している。このと
き一枚のX線画像記録板4で全ての波長のX線が吸収さ
れてしまわないように、記録板の材質および厚さを適正
化し、X線画像の情報が複数のX線画像記録板にほぼ均
等に配分されるようにする。また、X線源1に最も遠い
位置にあるX線画像記録板4は、充分波長の短いX線ま
で全て吸収するよう記録材料の厚さを充分厚くする。
【0014】そして、上記のようにしてX線撮影を終了
したX線画像記録板4記録画像を図2に示す処理装置に
より処理する。図2に示すように水平方向に配列した一
次元の光ファイバアレイ6の前にX線画像記録板4を1
枚ずつ位置させ、X線画像記録板4の前面より、光ファ
イバアレイ6に対応する部分をレーザ光5で水平方向に
走査する。この結果、輝尽により、X線画像記録板4の
吸収X線量に比例したルミネッセンスが発生する。
【0015】そして、X線画像記録板4を下から上に徐
々に移動させると、平面上に記録されたX線画像がルミ
ネッセンスの時系列信号に変換される。このルミネッセ
ンスは光ファイバアレイ6により一箇所に集められ、レ
ーザ光5をカットしてルミネッセンスのみ透過させるフ
ィルタ7を通して光電子増倍管8に入り、増幅後、画像
処理装置9に入力される。
【0016】複数枚のX線画像記録板4は、それぞれ同
様の処理を経て、その画像情報が画像処理装置9に入力
される。この画像処理装置9に入力された複数枚のX線
画像記録板4の画像情報は、ここで加減算等の画像処理
が施されて表示装置10に表示される。
【0017】上記画像処理装置9における画像処理は、
通例医師等の専門家が表示装置10の画面を見ながら行
ない、病変の正確な診断に役立てる。また、最適化され
た画像は、画像出力装置11によって出力することがで
きる。この画像記録法としては、銀塩フィルムに変調さ
れたレーザを走査する等の方法が考えられる。
【0018】上記の構成とすることにより、X線源1に
近いX線画像記録板4には、波長の長いX線(軟X線)
が多く吸収されるため、被写体3が人体等の場合、軟組
織の情報が多く含まれることになる。
【0019】一方、X線源1から遠いX線記録板4に
は、波長の短いX線(硬X線)が多く吸収されるため、
骨等、吸収係数の大きい組織の情報が多く含まれること
になる。
【0020】また、異なるX線画像記録板4の画像の間
で、重みをつけて差を取る等の画像処理を施せば、ある
特定の器官の詳細画像を得ることもできる。しかも、計
算機による画像処理によれば、特定部分のみの拡大、コ
ントラスト増大等も可能なので、小さな病変も容易に早
期発見できるようになる。
【0021】更に、ラティテュードが大きいので、複数
枚の写真を撮る必要がなくなるため、X線被曝線量を大
幅に低減することができる。また、従来のX線写真のよ
うにX線照射条件を決めるのに熟練を要することもなく
なり、コンピュータ制御で自動化することにより、集団
検診の精度向上も図られるものと考えられる。更には、
造影剤なしで鮮明な画像を得ることも可能である。
【0022】次に本発明装置の効果を検証するために行
なった実験例について説明する。図1におけるX線画像
記録板4として、50μm厚ルミラー(東レ(株)製)
上に、バインダで固めた輝尽性蛍光体BaFBriEu
2+を積層したものを採用した。バインダには、アクリル
樹脂に少量の可塑剤を混入させたものを用い、BaFB
riEu2+粉末と合わせて、トルエン中に均一に分散さ
せ、ワイヤバーでルミラー上に塗布し、乾燥させた。B
aFBriEu2+、アクリル樹脂+可塑剤、トルエンの
比率は4:1:1にした。そして、上記X線画像記録板
4は、図3に示すように3枚使用し、蛍光体層の厚さ
は、X線源1に近い方からそれぞれ50μm、80μ
m、200μmとした。
【0023】そして、図3に示すように上記3枚のX線
画像記録板4を重ねた上に、被写体3として図4(a)
〜(c)に示すような格子状パターンを持ったポリカー
ボネイト、Al箔、ステンレス板から成るマスク19を
被せ、マスク19側に配置したX線源1から管電圧12
0kVp、管電流10mA、照射時間5秒のX線2を照
射した。この操作は暗所中で行なった。
【0024】次に、暗所中で、これらのX線画像記録板
4を1枚ずつ図5のような光学系の所定位置にセット
し、各X線画像記録板4の輝尽発光をオシロスコープ2
1で観察した。
【0025】以下、図5に示す光学系について説明す
る。図5において、12はHeNeレーザ光源で、この
HeNeレーザ光源12から放射されたレーザ光は、シ
ャッタ13を介して取り出され、ミラー14a,14b
で反射され、更に散乱光をカットするためのピンホール
板15(φ2mm)を経てビームエクスパンダ16に入
射される。そして、後述するレンズ18でビームを細く
絞り込むために、ビームエクスパンダ16でレーザビー
ムは広げられる。このビームエクスパンダ16で広げら
れたビームは、回転ミラー17で走査光となり、レンズ
18でφ50μm程度に絞り込まれてX線画像記録板4
上を走査する。また、この走査ビームは、X線画像記録
板4を走査する直前に、ミラー14cで反射されてフォ
トダイオード20に入力され、オシロスコープ21のト
リガに用いられる。
【0026】一方、上記X線画像記録板4に入射したレ
ーザビームは、X線照射量に応じたルミネッセンスを誘
起する。このルミネッセンスは、X線画像記録板4の後
方に干渉フィルタ7と共に配置した光電子増倍管8で検
知され、時系列信号としてオシロスコープ21に送ら
れ、画面に表示される。上記干渉フィルタ7は、HeN
e光をカットし、ルミネッセンスのみを光電子倍増管8
に入れるためのものである。この場合、BaFBriE
2+のルミネッセンスの波長は400nm近辺にあるの
で、干渉フィルタ7は400nmの光を透過するものを
使用した。
【0027】そして、上記図5に示した光学系におい
て、シャッタ13が開いて、レーザ光が最初にX線画像
記録板4を横切ったときの信号を、ストレージオシロス
コープ21で観察した。
【0028】この結果、X線源に近いX線画像記録板4
から得られた信号には、X線吸収係数が相対的に小さい
ポリカーボネイトのマスクパターンに対応する波形が顕
著に現れていたのに対し、X線源1から遠いX線画像記
録板4から得られた信号には、ポリカーボネイトの像は
全く現れず、ステンレスマスクの像が支配的であった。
【0029】一方、中間のX線画像記録板4から得られ
た信号は、ポリカーボネイトの像は殆ど見られず、ステ
ンレスマスクの像に加え、Alマスクの像が比較的はっ
きり観察された。
【0030】以上の実験結果から、軟組織や、骨組織の
入り混じった人体に対しても本装置は有効であることが
確認された。なお、上記実施例では、X線画像記録板4
に輝尽性蛍光体を用いる方式について詳述したが、本発
明はこれに限定されるものでなく、例えばELIC法
(of D.M.Korn,et al.JAPE,4(4)pp178-182(1979)や、潜
像読取法(of L.S.Jeromin,etal.JAPE,5(4)pp183-189(1
979))等も適用可能である。
【0031】また、X線画像記録板4の枚数も3枚に限
定されるものではなく、必要に応じて2枚でも、4枚以
上でも実施することができる。次に、第2実施例を図1
及び図6を参照して説明する。
【0032】図1は本発明の第2実施例に係るX線撮像
装置の概略構成図、図6は同実施例に係る一組のX線画
像記録板の構成を示す図である。図6に示すように、同
実施例のX線画像記録板4は、従来型の銀塩フィルム2
2とX線蛍光体層23、及び遮光性を有す黒色紙24か
ら構成される。黒色紙24は、異なるX線画像記録板4
との間の遮光層となり、一つのX線画像記録板4のX線
蛍光体層23の発光が他のX線画像記録板4の銀塩フィ
ルム22を感光しないようにする働きを持つ。
【0033】銀塩フィルム22のプラスチック基材は薄
い物が望ましいが、同実施例では市販の物を使用した。
X線蛍光体層23は、遮光性を有す黒色の薄い(〜50
μmt )紙に、タングステン酸カルシウム(CaWO
4 )の薄い層を設けた物を用いた。具体的には、CaW
4 粉末、アクリル樹脂、トルエンを4:1:1の比で
混合、溶解させ、ワイヤバーで黒色紙に塗布し、乾燥さ
せた。X線蛍光体層23の厚さはX線源から最も遠くに
配するものは100μmで、他は20μmとした。
【0034】このようにして形成した銀塩フィルム2
2、X線蛍光体層23、及び黒色紙24から成るX線画
像記録フィルム4を3組、図1に示すように、被写体3
の後方に銀塩フィルム22がX線源1側になるようにX
線進行方向に重ね合わせて、増感紙を除去したカセット
にセットした。この状態でX線源1よりX線2を被写体
3として人体の胸部に照射し、X線写真撮影を行なっ
た。この結果、X線源1に近い銀塩フィルム22には、
骨の白い影や、軟組織の微細構造と共に、血管等が比較
的強調された画像が得られた。また中間の銀塩フィルム
22には、X線源1に近い銀塩フィルム22より濃度は
薄いものの、異なったパターンの情報を含む画像が得ら
れた。更に、X線源1から最も遠い銀塩フィルムには、
骨の微細構造が判るような像が写っていた。
【0035】同実施例では、銀塩フィルム22は市販の
物を用い、X線蛍光体層23の層厚も最適化されていな
いが、銀塩フィルム22のプラスチック基材をもっと薄
く(〜50μm)し、X線蛍光体層23の層厚を最適化
し、更にX線画像記録板4の枚数を最適化することによ
り、X線画像診断の精度向上に寄与しうる画像情報の豊
富な像が得られるものと考えられる。
【0036】従って、X線蛍光体層23の種類、その層
の厚さ、X線画像記録板4の枚数等は、同実施例に限定
されるものではない。また、X線蛍光体層23の基材
は、上述のものに限定されるものではなく、 (1)透光性の基材に遮光性塗料を塗布する。
【0037】(2)透光性の基材を用い、別に遮光性の
フィルムを挿入する。 (3)遮光性のプラスチック基材を用いる。 等でも構わない。更に銀塩フィルム22の銀塩乳剤の中
にX線蛍光体を混入させる方法も適用可能である。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、X
線吸収係数の異なる軟組織や骨組織等からなる人体等を
被写体とした場合でも、透過X線の波長域毎に画像が得
られるため、画像の情報量が大幅に増大し、1回のX線
照射であらゆる組織の詳細な画像情報が得られる。更
に、計算機画像処理を施すことにより、ある特定の器官
の詳細画像を得たり、拡大、コントラスト増強等が可能
となるため、微細な初期病変の診断が容易になる。更に
は、X線被曝量の大幅低減、熟練した専門家が不要、集
団検診の精度向上といった効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例、及び第2実施例に係るX
線撮像装置の概略構成を示す図。
【図2】本発明の第1実施例におけるX線画像記録板の
記録画像に対する処理装置の構成を示すブロック図。
【図3】本発明装置を検証するためのX線画像記録板及
びマスク部分の構成を示す図。
【図4】図3におけるマスクの構造を示す断面図。
【図5】図3におけるX線画像記録板に対する光学系の
構成を示すブロック図。
【図6】本発明の第2実施例に係る一組のX線画像記録
板の構成を示す図。
【符号の説明】
1…X線源、2X線、3…被写体、4…X線画像記録
板、5…レーザ光、6…光ファイバアレイ、7…フィル
タ、8…光電子増倍管、9…画像処理装置、10…表示
装置、11…画像出力装置、12…HeNeレーザ、1
3…シャッタ、14a〜14c…ミラー、15…ピンホ
ール板、16…ビームエクスパンダ、17…回転ミラ
ー、18…レンズ、19…マスク、20…フォトダイオ
ード、21…オシロスコープ、22…銀塩フィルム、2
3…X線蛍光体層、24…黒色紙。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】このようにして形成した銀塩フィルム2
2、X線蛍光体層23、及び黒色紙24から成るX線画
像記録フィルム4を3組、図1に示すように、被写体3
の後方に銀塩フィルム22がX線源1側になるようにX
線進行方向に重ね合わせて、増感紙を除去したカセット
にセットした。この状態でX線源1よりX線2を被写体
3として人体の胸部に照射し、X線写真撮影を行なっ
た。この結果、X線源1に近い銀塩フィルム22には、
骨の白い影や、軟組織の微細構造が支配的な画像が得ら
れた。また中間の銀塩フィルム22には、X線源1に近
い銀塩フィルム22より濃度は薄いものの、異なったパ
ターンの情報を含む画像が得られた。更に、X線源1か
ら最も遠い銀塩フィルムには、骨の微細構造が判るよう
な像が写っていた。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】次に本発明装置の効果を検証するために行
なった実験例について説明する。図1におけるX線画像
記録板4として、50μm厚ルミラー(東レ(株)製)
上に、バインダで固めた輝尽性蛍光体BaFBrEu
2+を積層したものを採用した。バインダには、アクリル
樹脂に少量の可塑剤を混入させたものを用い、BaFB
Eu2+粉末と合わせて、トルエン中に均一に分散さ
せ、ワイヤバーでルミラー上に塗布し、乾燥させた。B
aFBrEu2+、アクリル樹脂+可塑剤、トルエンの
比率は4:1:1にした。そして、上記X線画像記録板
4は、図3に示すように3枚使用し、蛍光体層の厚さ
は、X線源1に近い方からそれぞれ50μm、80μ
m、200μmとした。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】一方、上記X線画像記録板4に入射したレ
ーザビームは、X線照射量に応じたルミネッセンスを誘
起する。このルミネッセンスは、X線画像記録板4の後
方に干渉フィルタ7と共に配置した光電子増倍管8で検
知され、時系列信号としてオシロスコープ21に送ら
れ、画面に表示される。上記干渉フィルタ7は、HeN
e光をカットし、ルミネッセンスのみを光電子倍増管8
に入れるためのものである。この場合、BaFBr
2+のルミネッセンスの波長は400nm近辺にあるの
で、干渉フィルタ7は400nmの光を透過するものを
使用した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】このようにして形成した銀塩フィルム2
2、X線蛍光体層23、及び黒色紙24から成るX線画
像記録フィルム4を3組、図に示すように、被写体3
の後方に銀塩フィルム22がX線源1側になるようにX
線進行方向に重ね合わせて、増感紙を除去したカセット
にセットした。この状態でX線源1よりX線2を被写体
3として人体の胸部に照射し、X線写真撮影を行なっ
た。この結果、X線源1に近い銀塩フィルム22には、
骨の白い影や、軟組織の微細構造が支配的な画像が得ら
れた。また中間の銀塩フィルム22には、X線源1に近
い銀塩フィルム22より濃度は薄いものの、異なったパ
ターンの情報を含む画像が得られた。更に、X線源1か
ら最も遠い銀塩フィルムには、骨の微細構造が判るよう
な像が写っていた。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線吸収係数の異なる複数の物質から構
    成される被写体に対して、X線を照射して検査するX線
    撮像装置において、 上記被写体の後方に、透過X線画像記録板を複数枚X線
    進行方向に重ねて配置したことを特徴とするX線撮像装
    置。
  2. 【請求項2】 X線吸収係数の異なる複数の物質から構
    成される被写体に対して、X線を照射して検査するX線
    撮像装置において、 上記被写体の後方に、X線源に近い側に長波長透過X線
    画像記録板を、X線源から遠い側に短波長透過X線画像
    記録板を、複数枚X線進行方向に重ねて配置したことを
    特徴とするX線撮像装置。
  3. 【請求項3】 X線画像記録板が、銀塩フィルム及びX
    線蛍光体層から構成され、且つ一つのX線画像記録板の
    X線蛍光体層よりの光が他のX線画像記録板の銀塩フィ
    ルムに到達しない処理が施されていることを特徴とする
    請求項2記載のX線撮像装置。
JP19334993A 1993-07-01 1993-08-04 X線撮像装置 Withdrawn JPH0772565A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19334993A JPH0772565A (ja) 1993-07-01 1993-08-04 X線撮像装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16355693 1993-07-01
JP5-163556 1993-07-01
JP19334993A JPH0772565A (ja) 1993-07-01 1993-08-04 X線撮像装置

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Publication Number Publication Date
JPH0772565A true JPH0772565A (ja) 1995-03-17

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ID=26488953

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