JPH0771657B2 - 粘着剤のストライプ状塗工法 - Google Patents

粘着剤のストライプ状塗工法

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JPH0771657B2
JPH0771657B2 JP29538986A JP29538986A JPH0771657B2 JP H0771657 B2 JPH0771657 B2 JP H0771657B2 JP 29538986 A JP29538986 A JP 29538986A JP 29538986 A JP29538986 A JP 29538986A JP H0771657 B2 JPH0771657 B2 JP H0771657B2
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佳久 奥村
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恵和商工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は離型紙等の基材面上に粘着剤をストライプ状に
塗工する方法に関する。
(従来技術) 従来より、離型紙等の基材幅の全面にではなく(もっと
も、両耳部は通常、塗工されることはない)、両耳部を
除く中央部の長手方向(基材の繰り出し方向)に帯状に
複数条の粘着剤(もしくは糊剤)が塗工された加工紙は
たとえば、複層ラベルの素材あるいはプラスチック成形
板や化粧板など板材の表面保護シートなど他、広く産業
用資材として広く用いられている。
そして、従来、離型紙等の基材面上にストライプ状に粘
着剤を塗工する方法としては、たとえば、(a)リバー
スロールコーター装置を用いて塗工する場合では計量ロ
ールに櫛刃状のドクターブレードを当てがうことによっ
て該ブレードの櫛刃先端が強く当接するロール部分で粘
着剤を削ぎ落とし、櫛刃が接しないロール部分でのみ所
定量の粘着剤を付着保持せしめることにより、結果的に
基材面上に粘着剤をストライプ状に塗工(換言すれば、
ストライプ状の未塗工部分を形成する)する方法や
(b)粘着剤パン(糊溜めともいう)から粘着剤(もし
くは糊)が出ないようにするための堰板を粘着剤パン内
に多数挿入し、該堰板がコンマロールに当接する部分で
粘着剤が付着しないようにし、堰板が接しない部分での
み粘着剤を付着保持せしめることにより、結果的にスト
ライプ状に粘着剤を塗工(換言すればストライプ状の未
塗工部分を形成する)する方法がある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来技術によると、(a)の方法に
よれば、形成しようとする粘着剤(もしくは糊)の塗工
部分もしくは未塗工部分(糊抜き部分)の幅に応じて種
々の櫛刃間隔のドクターブレードを準備しておかねばな
らず、又、塗工スピードによりドクターブレードの櫛刃
の寸法幅に対応した未塗工部分、つまり、一定幅に真直
ぐ延びたストライプ状の粘着剤塗工された加工紙が得が
たく、また、その準備のための手間がかかり、作業能率
が非常に悪い。また、(b)の方法でも同様に塗工スピ
ードを上げれば上げるほどに未塗工部分もしくは塗工部
分の幅が変化し、一定幅に真直ぐに延びたストライプ状
に粘着剤が塗工された加工紙が得難いという欠点があ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上述の問題点にかんがみ、発明されたものであ
って、コンマロール等アプリケータロールの既存設備を
そのまま使って一定幅に真直ぐに延びたストライプ状粘
着剤塗工をなし得、しかも塗工スピードを上げても塗工
幅が変わらず、塗工ムラも発生しない製品の供給ができ
る塗工方法を提供しようというものである。
以下、本発明の構成について説明する。
すなわち、本発明の構成要旨とするところは、アプリケ
ータロールによって基材面に粘着剤を塗工する方法にお
いて、アプリケータロールの軸方向外周の基材面との略
接触部位に任意間隔を置いて粘着テープを貼着し、該粘
着テープ貼着部位における塗工能を阻止することによ
り、前記基材上の粘着材を塗工することを特徴とする粘
着剤のストライプ状塗工法、にある。
ここで、アプリケータロールとは、好ましくはコンマロ
ールを用いる。これは分類上はナイフコーターの一種
で、その軸方向外周に鋭角直線状の連続する溝を設け、
鋭角の刃部としたものであって、ドクターナイフと同
様、塗工量の調整を行う役割を果たすものである。そし
て、このコンマロールの前記刃先部分において、軸方向
に部分的(任意の間隔をおいて)に小幅の粘着テープを
貼る。使用する粘着テープとしては、コンマロールと離
型紙等基剤との間隙が50μmであるとすると、たとえ
ば、ポリエステルフィルム(25μm)に粘着剤層25μm
を設けたものが用いられる。このほか、テフロンテー
プ、紙粘着テープ等でも適用可能であるが、要するに総
厚が50μmのものであって、前記間隙を部分的に塞ぐこ
とができれば足り、2層、3層の重貼りでもよい。ま
た、使用する粘着剤の濃度が50%で、前記間隙を50μm
と設定した場合において、粘着テープの総厚は経験的に
30μm以下では糊抜き部分(未塗工部分)が糊の付着が
10g/m2以上となり、粘着力が比較的強力となって実質的
に糊抜き部分といえない不都合があり、また、50μm以
上では糊塗工の際、間隙調整に支障を来たすので好まし
くなく、結局、粘着テープの総厚が30〜50μmの範囲内
にあれば、糊抜き部分の糊の塗工量が0〜10g/m2となっ
て、実質的に糊抜き部分として取扱できることから好適
である。さらに、粘着テープの幅は得ようとする未塗工
部分の幅に対応させればよく、コンマロールへの貼着本
数は形成すべき未塗工部分の数に対応させて選択する。
なお、基材としては離型紙等の紙材以外に、最終製品の
用途に応じて不織布や合成樹脂フィルムやその他の複合
材など適宜、選択使用できる。
(実施例) つぎに、本発明方法の実施例を添付図面に基づいて説明
する。
まず、第1図は本発明方法を実施するための装置を説明
する側面図、第2図は同じく斜視図、第3図は第1図も
しくは第2図におけるコンマロールの拡大断面図であ
る。
これらの図面において、符号1はコーターロール、2は
コンマロールであって、たとえば、長さ1400mm、直径10
0mmのロールの軸方向外周に直線状に鋭角状溝部4が形
成されたものを用いる。また、6は前記コンマロールの
刃先に所定間隔をおいて貼着された粘着テープであっ
て、同テープの貼着箇所は溝部以外のロール外周面と略
面一となるようにする。離型紙等の基材8への粘着剤の
塗工量は基材とコントロールとの間隙を調整することに
よって決定されるが、前述に例示したように、たとえ
ば、粘着剤50%エマルジョン系で粘着剤塗工量が25g/m2
の場合には前記間隙を50μmに設定し、貼着すべき粘着
テープはテープ総厚50μm(ポリエステルフィルム(25
μm)の片面に粘着剤25μm厚みを塗布した粘着テー
プ)を用いるのが望ましい。また、粘着剤5はコンマロ
ール2と液受けプレート3と堰き板7との間に形成され
る糊溜めの中に適量入っている。
かくのごとく構成される装置において、コーターロール
1に離型紙等の基材8を繰り出し、塗工スピードを通常
の塗工スピードの40m/分で前記基材に粘着材5のコーテ
ィングを施したところ、粘着テープ6の貼着部分に接す
る離型紙上のみが未塗工部分で、粘着テープを貼着しな
い部分と接する基材8面のみに粘着剤5が塗工され、し
かも塗工部分10(もしくは未塗工部分11)が一定幅で直
線状に形成され、塗工幅が一定で変化せず、しかも塗工
ムラも全くないストライプ状塗工紙9が得られた。ま
た、通常の速度の半分である20m/分で塗工をおこなって
みたが、同様の塗工紙9が得られた。
かくて、実用的には、上記ストライプ状塗工紙の離型紙
面側の粘着剤塗工面側に同時に上質紙等の他の素材を貼
合することにより最終製品とすることができる。
(作用) かくて、本発明方法によれば、コーターロールの回転に
伴い、同ロールに添接する離型紙等の基材が繰り出さ
れ、同時に糊溜め内の粘着剤が基材面に付着保持されて
いき、コンマロールの粘着テープ貼着部位ではコンマロ
ールの粘着テープの貼着部分では糊溜め内の粘着剤の付
着が阻害される。また、粘着テープの存在しない部位で
は粘着剤の付着が阻害されないので、所定量の粘着剤が
基材の上にそのまま、保持されることになり、結果的に
ストライプ状の塗工がおこなわれる。
(発明の効果) 以上のように構成される本発明方法はつぎのような効果
を奏する。
(1) すなわち、本発明方法によると、既存のコンマ
ロール等アプリケータロール設備を使い、同ロールの所
定箇所に粘着テープを貼着するというきわめて簡単な工
夫でもってストライプ状粘着塗工をおこなうことがで
き、なんら新規の付属設備を必要としない。
(2) しかも、本発明方法によれば、コンマロールに
貼着する粘着テープの貼着個数、粘着テープの幅、粘着
テープの貼着間隔などを容易に変更できるので、任意幅
・任意間隔のストライプ状粘着塗工部分を形成すること
が可能である。
(3) また、本発明方法によれば、上述のようにコン
マロールに貼着する粘着テープの存在のみによって結果
的にストライプ状の塗工がおこなえるものであるから、
製造コストも廉価となるメリットがある。
(4) さらに、本発明方法によれば、塗工スピードを
上げても所定幅、所定間隔の粘着塗工がおこなえるの
で、塗工能率が飛躍的に向上するメリットがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するための装置を説明する側
面図、第2図は同じく斜視図、第3図は第1図もしくは
第2図におけるコンマロールの拡大断面図である。 1……コーターロール、2……コンマロール、3……液
受けプレート、4……鋭角状溝部、5……粘着剤、6…
…粘着テープ、7……堰き板、8……基材、9……スト
ライプ状塗工紙、10……塗工部分、11……未塗工部分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アプリケータロールによって基材面に粘着
    剤を塗工する方法において、アプリケータロールの軸方
    向外周の基材面との略接触部位に任意間隔を置いて粘着
    テープを貼着し、該粘着テープ貼着部位における塗工能
    を阻止することにより、前記基材上の粘着剤を塗工する
    ことを特徴とする粘着剤のストライプ状塗工法。
JP29538986A 1986-12-11 1986-12-11 粘着剤のストライプ状塗工法 Expired - Fee Related JPH0771657B2 (ja)

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JP2694171B2 (ja) * 1990-02-16 1997-12-24 タック株式会社 糊付方法
JP2777764B2 (ja) * 1992-10-02 1998-07-23 株式会社巴川製紙所 塗料等の傾斜塗工方法
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