JPH077150Y2 - 発泡材入りパネル - Google Patents

発泡材入りパネル

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Publication number
JPH077150Y2
JPH077150Y2 JP9766290U JP9766290U JPH077150Y2 JP H077150 Y2 JPH077150 Y2 JP H077150Y2 JP 9766290 U JP9766290 U JP 9766290U JP 9766290 U JP9766290 U JP 9766290U JP H077150 Y2 JPH077150 Y2 JP H077150Y2
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JP
Japan
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foam material
panel
outer plate
foam
foamed
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP9766290U
Other languages
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JPH0454840U (ja
Inventor
一郎 ▲高▼橋
Original Assignee
日本建鐵株式会社
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Publication date
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、パネル内部に余剰発泡材の逃がし部を設けた
発泡材入りパネルに関する。
〈従来の技術〉 パネルには、強度や断熱性を向上させるために、内部に
発泡材を充填させたものがある。
第4図は従来の発泡材入りパネルの外板接着前の状態を
表した断面図を示す。
端縁が折り曲げられて箱状となった外板1の内側には発
泡材aが注入され、発泡材aは注入の後、発泡により体
積が膨張する。体積が膨張した発泡材は、上部が外板1
の開口面より上方に膨出している。発泡材の上面d(第
4図中、二点鎖線)は、その発泡倍率により発泡後に開
口面と一致させなければならないが、外板1の製作誤差
等で開口面以下になることを防止するため、上部に余分
な発泡材cを膨出させ、この余分な発泡材cを切削加工
により切欠して開口面と一致させている。開口面と発泡
材の上面dとが一致された後、外板1の上部には平板状
の外板2が接着固定され、発泡材入りパネル3は外板1,
外板2とで発泡材bを挟んだサンドイッチ状に構成され
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 従来の発泡材入りパネル3では、発泡後の発泡材の上面
dを開口面以下にさせないため、余分な発泡材cを予め
膨出させ、この余分な発泡材cを切欠することで上面d
を開口面と一致させていた。このため、発泡後に上部を
切欠する追加作業が必要となり、作業工程が煩雑なもの
となっていた。また、発泡材の上部を膨出させるために
余分な発泡材を充填させる必要があり、発泡材の使用量
に無駄が有った。
本考案は上記状況に鑑みて成されたもので、発泡後に、
追加の切削加工を行なう必要がない発泡材入りパネルを
提供し、もって、発泡材入りパネル製作の作用性向上を
図ることを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するための本考案に係る発泡材入りパネ
ルの構成は、パネル内部に仕切りを設けることで発泡材
が注入されない空間部をパネルの周囲に形成し、発泡時
の余剰発泡材を前記空間部へ逃がす穴を前記仕切りに設
けたことを特徴とする。
〈作用〉 パネル内部に発泡材が注入され、発泡材はパネル内部で
発泡する。発泡した発泡材はパネル内部に充満するとと
もに、余剰発泡材がパネルの外部へ露出することなく仕
切り穴を介して空間部へ逃がされる。パネル内部に充満
した発泡材は余剰発泡材が空間部へ逃がされることで、
パネル内部に所定圧力で充填される。
〈実施例〉 以下、本考案に係る発泡材入りパネルの好適な一実施例
を図面を参照して詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る発泡材入りパネルを表
す断面図、第2図はその発泡材注入時の状態を表す断面
図、第3図はその注入された発泡材の発泡時の状態を表
す断面図を示す。
本考案の一実施例に係る発泡材入りパネル10の全周に
は、仕切りである框状の枠材11が設けられている。枠材
11は長手方向に直交する方向の断面形状が略C字形とな
っており、C字形の内周は空間部12となっている。枠材
11の一側面には外板13の端縁が接合されており、枠材11
の他側面には同様に外板14の端縁が接合されている。つ
まり、枠材11は外板13と外板14の端縁に挟まれた状態で
組付けられている。外板13と外板14とが枠材11を挟むこ
とで、外板13と外板14との間には間隙が形成され、間隙
には発泡材bが充填されている。発泡材bに接する枠材
11の端面には、パネルの内部となる間隙と空間部12とを
連通させる穴15が穿設されている。穴15は発泡時におけ
る余剰発泡材eを空間部12へ逃がせるようになってい
る。
このように構成される発泡材入りパネル1の製作に際し
ては、第2図に示したように、先ず、外板13に枠材11が
固定される。次に、枠材11で囲まれた外板13の板面上に
発泡材aが注入される。発泡材aが注入された外板13と
枠材11には、外板14が枠材11の上部に被せられる。第3
図に示したように、枠材11を挟んだ外板13と外板14は、
外側より押え治具16,17により挟持され、発泡材aの発
泡圧力により膨らまないようになっている。注入された
発泡材aは外板13,外板14の間隙で発泡し、間隙内に発
泡材bとなって充満する。間隙内で充満した後、更に発
泡した発泡材は、余剰発泡材eとなって穴15を通過して
枠材11の空間部12へ逃がされる。
上述の発泡材入りパネル1によれば、空間部12を有する
枠材11が全周に設けられ、枠材11には空間部12へ連通す
る穴15が穿設されているので、発泡材aを注入した後外
板14を被せた状態で発泡材aを発泡させ、余剰発泡材e
を穴15を介して空間部12へ逃がすことができる。このた
め、外板13,外板14を組付けた状態での発泡が可能とな
り、余分な発泡材cを上面dより膨出させ(第4図参
照)、追加作業により切削除去する必要がなくなる。ま
た、余分な発泡材cを膨出させるための、発泡材の注入
が必要でなくなるため、発泡材の使用量を削減すること
が可能となる。
〈考案の効果〉 本考案に係る発泡材入りパネルは、パネル内部に仕切り
を設けることで発泡材が注入されない空間部を形成し、
該空間部とパネル内部とを連通させる穴を仕切りに設け
たので、注入した発泡材をパネル内部に充満させ、余剰
発泡材を仕切りの穴を介して空間部へ逃がすことで、外
板を組付けた状態でパネル内部に発泡材を充填させるこ
とができる。
この結果、余分な発泡材を膨出させ、追加作業により発
泡を切削除去する必要がなくなり、発泡材入りパネル製
作の作業性を著しく向上させることができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例に係る発泡材入りパネルを
表す断面図、 第2図は、その発泡材注入時の状態を表す断面図、 第3図は、その注入された発泡材の発泡時の状態を表す
断面図、 第4図は、従来の発泡材入りパネルの外板接着前の状態
を表した断面図である。 尚、図中10は発泡材入りパネル,11は枠材,12は空間部,1
3,14は外板,15は穴、eは余剰発泡材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネル内部に仕切りを設けることで発泡材
    が注入されない空間部をパネルの周囲に形成し、発泡時
    の余剰発泡材を前記空間部へ逃がす穴を前記仕切りに設
    けたことを特徴とする発泡材入りパネル。
JP9766290U 1990-09-18 1990-09-18 発泡材入りパネル Expired - Lifetime JPH077150Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9766290U JPH077150Y2 (ja) 1990-09-18 1990-09-18 発泡材入りパネル

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JP9766290U JPH077150Y2 (ja) 1990-09-18 1990-09-18 発泡材入りパネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0454840U JPH0454840U (ja) 1992-05-11
JPH077150Y2 true JPH077150Y2 (ja) 1995-02-22

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ID=31838226

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JP9766290U Expired - Lifetime JPH077150Y2 (ja) 1990-09-18 1990-09-18 発泡材入りパネル

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4675838B2 (ja) * 2006-06-27 2011-04-27 株式会社岡村製作所 ショーケースの断熱パネル構造
JP7359606B2 (ja) * 2019-09-11 2023-10-11 株式会社Subaru 車両パネル構造およびその製造方法

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JPH0454840U (ja) 1992-05-11

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