JPH0770231A - 金属イオン吸着性の変性アクリロニトリルポリマー - Google Patents

金属イオン吸着性の変性アクリロニトリルポリマー

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JPH0770231A
JPH0770231A JP6161428A JP16142894A JPH0770231A JP H0770231 A JPH0770231 A JP H0770231A JP 6161428 A JP6161428 A JP 6161428A JP 16142894 A JP16142894 A JP 16142894A JP H0770231 A JPH0770231 A JP H0770231A
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metal
acrylonitrile polymer
hydroxylamine
acrylonitrile
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Bernd Dr Huber
ベルント・フーバー
Heinz Paul Poeter
ハインツ・パウル・ペター
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Hoechst AG
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    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、金属イオン吸着性の変性アクリロ
ニトリルポリマーとその製造法を提供する。 【構成】 本発明による金属イオン吸着性の変性アクリ
ロニトリルポリマーは、(a) アクリロニトリルポリ
マーをヒドロキシルアミンもしくはその誘導体と、ある
いはヒドロキシルアミンとその誘導体との混合物と反応
させる工程;および(b) 工程(a)の生成物を酸化
剤で処理する工程;によって得られる。本発明の変性ア
クリロニトリルポリマーは特に、重金属イオンで汚染さ
れた水または廃水を除染するのに使用することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属イオン吸着性の新
規変性アクリロニトリルポリマー、それらの製造法、お
よび金属イオンの吸着においてそれらを使用すること、
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ポリ
アクリロニトリルまたはアクリロニトリル含有ポリマー
とヒドロキシルアミンとを反応させることによって、金
属イオン(特に重金属イオン)を吸着するポリマーを製
造することはよく知られているとおりである。
【0003】例えば、JP−A−63−248,438
とJP−A−63−248,439は、アクリル系ファ
イバーをヒドロキシルアミンで処理することを説明して
いる。このためには、アクリル系ステープルファイバー
がヒドロキシルアミンのアルコール溶液で処理される
か、あるいはアクリル系ファイバーが、ポリアクリロニ
トリルに対する溶剤と非溶剤との混合物中に存在するヒ
ドロキシルアミンで処理される。このようにして処理さ
れたファイバーは、希薄水溶液からウラニルイオンを吸
着するのに適している。
【0004】希薄水溶液からウラニルイオンを吸着する
のに適した、化学的にさらに変性された材料がJP−A
−63−248,440とJP−A−61−219,7
18に説明されている。
【0005】したがって周知のように、ヒドロキシルア
ミン変性によるポリアクリロニトリルは、例えば銅イオ
ン、鉄イオン、またはウラニルイオン等の金属イオンを
水溶液から吸着するのに適している。
【0006】相当する金属イオンを一般には極めて少量
にて含有した水溶液の処理においてこのような吸着剤を
使用するので、吸着剤はできるだけ高い吸着能力を有す
るのが望ましい。吸着剤はさらに、速すぎる失活が避け
られるよう、水中にしばしば存在するイオン(例えばN
+,Ca2+,およびMg2+)に対してはできるだけ小
さい親和性を有するのが望ましい。従来技術の吸着剤
は、この点に関しての要件を満たしていない。
【0007】本発明の目的は、高い吸着能力と重金属イ
オンに対する高い選択性を有する、金属イオン吸着剤を
提供することにある。
【0008】驚くべきことに、アクリロニトリルポリマ
ーとヒドロキシルアミンとの反応生成物が、特定の条件
下において、水溶液からの金属イオン吸着に関してかな
り増大した吸着能力を有する材料にさらに精製できるこ
と、および前記材料を使用すると、処理された水溶液か
ら残留イオンを除去することができるか、あるいは残留
イオン濃度を減少させることができる、ということが見
いだされた。さらに、これらの生成物はCa+やMg2+
をごくわずかしか吸着しない、ということも見いだされ
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、
(a) アクリロニトリルポリマーをヒドロキシルアミ
ンもしくはその誘導体と、あるいはヒドロキシルアミン
とその誘導体との混合物と反応させる工程;および
(b) 工程(a)の生成物を酸化剤で処理する工程;
によって得られる、金属イオン吸着性の変性アクリロニ
トリルポリマーを提供する。
【0010】本発明の目的を達成する上で、アクリロニ
トリルポリマーはアクリロニトリルのホモポリマーであ
るが、さらにアクリロニトリルと共重合可能なモノマー
単位、すなわち不飽和カルボン酸(例えばアクリル酸、
メタクリル酸、またはイタコン酸);不飽和スルホン酸
(例えばアリルスルホン酸、メタリルスルホン酸、また
はスチレンスルホン酸);不飽和カルボキサミド(例え
ばアクリルアミドやメタクリルアミド);不飽和カルボ
ン酸エステル(例えばメチルアクリレート、メチルメタ
クリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレー
ト、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、
ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、アクリル
酸もしくはメタクリル酸の多官能ヒドロキシエチルエス
テルもしくは多官能アミノエチルエステル、またはこれ
らの誘導体);不飽和アルデヒドまたは不飽和ケトン
(例えばアクロレインやクロトンアルデヒド);不飽和
カルボン酸のハロゲン化アシル(例えば塩化アクリロイ
ルや塩化メタクリロイル);あるいはアクリロニトリル
と共重合可能なさらなるモノマー(例えばスチレン、ブ
タジエン、またはプロピレン);とアクリロニトリルと
のコポリマーであってもよい。
【0011】分子中におけるこのようなコモノマー割合
は、ポリマー全体の重量を基準として通常は最大約15
重量%である。しかしながら、存在するコモノマー単位
の割合はより大きくてもよく、例えばポリマー全体の重
量を基準として最大約50重量%であってもよい。
【0012】さらに、ポリマーは二官能モノマー(例え
ばジビニルベンゼン)によって精製(refine)す
ることができる。有利なのは0.5〜10重量%、好ま
しくは1〜5重量%である。架橋反応は、使用すべきア
クリロニトリルポリマー中にて既に行ってあってもよい
し、あるいは本発明の処理後に行ってもよい。
【0013】このタイプの架橋ポリマーは、本発明にし
たがってポリマーを製造する際の化学反応により水溶性
生成物の割合が高められるときに特に有利である。した
がって本発明はさらに、このタイプの架橋生成物に関す
る。
【0014】ポリマーにおいて錯形成を高める官能基と
して適しているのは、例えばカルボン酸、カルボキサミ
ド、スルホン酸、アミン、またはイミンである。
【0015】本発明にしたがって変性されるポリマーを
製造するためのアクリロニトリルポリマーは、一般に
は、有機溶媒中または水性系において、通常のアニオン
重合法または好ましくはラジカル重合法により製造され
る。
【0016】ヒドロキシルアミンとの反応、またはヒド
ロキシルアミン誘導体との反応に対し、アクリロニトリ
ルポリマーはいかなる形態にても使用することができ
る。
【0017】アクリロニトリルポリマーは、微細物形態
〔例えば、粉末形態もしくはボール形態(ball f
orm)〕にて、あるいは表面積対体積比の大きい造形
物品の形態(例えば、ファイバー、フィルム、またはこ
れらから造られる二次元もしくは三次元構造物)にて使
用するのが好ましい。
【0018】粉末形態物またはボール形態物を使用する
場合、例えば粒径および/または粒径分布は重合の仕方
によって調節することができる。
【0019】同様に、表面積を、広い範囲内でこのよう
にして変化させることができる。表面積が大きいと、吸
着能力が増大する。
【0020】ヒドロキシルアミンまたはヒドロキシルア
ミン誘導体との反応は、例えば、中性もしくはややアル
カリ性の媒体を含んだ水中で行うことができる。この反
応はさらに、アルコール(例えば、メタノールやエタノ
ール)中で行うこともできる。
【0021】反応は通常、40〜100℃の温度で行わ
れる。高めの反応温度(例えば70〜100℃)を使用
するのが有利である。
【0022】ヒドロキシルアミンの使用量は、吸着能力
だけでなく異種金属イオン間の選択性も制御できるよう
な量である。ヒドロキシルアミンまたはヒドロキシルア
ミン誘導体の典型的な量は、アクリロニトリル1単位当
たり0.1〜1モル、好ましくはアクリロニトリル1単
位当たり0.3〜0.6モルの範囲である。
【0023】同様に、特にモノ置換ヒドロキシルアミン
誘導体の置換基により、本発明の金属イオン吸着剤の能
力と選択性を制御することが可能となる。
【0024】置換基としては、酸素および/または窒素
含有官能基、例えばヒドロキシル基、ケト基、カルボキ
シル基、アミノ基、シアノ基、またはカルボキサミド基
等がある。
【0025】好ましい実施態様においては、ヒドロキシ
ルアミンとの反応が水性媒体中で行われる。水性系での
重合で得られたポリマーは、乾燥することなく直接当該
反応に使用することができる。こうした仕方は、特に金
属イオン吸着剤の能力を制御する好ましい方法である。
【0026】引き続き行われる酸化は、湿潤状態(mo
ist state)にてまたは水性媒体中にて行うこ
とができる。
【0027】好ましい実施態様においては、ヒドロキシ
ルアミン変性アクリロニトリルポリマーの水性懸濁液中
で酸化が行われる。好ましい酸化剤は過酸化水素である
が、他の過酸化物やペルオキソ酸およびその塩類(例え
ば、過酢酸、過硫酸塩、過ホウ酸塩、および過ヨウ素酸
塩)、そしてさらに酸素もしくはオゾンも使用すること
ができる。
【0028】酸化は、水性酸媒体(aqueous a
cid medium)、中性媒体、またはアルカリ性
媒体中で行うことができる。アルカリ性媒体を使用する
のが好ましい。水性媒体中で膨潤する生成物の機械的安
定性を改良するために、膨潤の程度を較正するために、
そして水溶性部分を避けるために、架橋したポリマーを
使用するのが好ましい。機械的安定性、膨潤性、および
水溶性部分の含量を調節するのに架橋度を使用すること
ができる。
【0029】このようにして得られた金属イオン吸着剤
は、イオン交換または物質移動のための通常のプロセス
における吸着作用に対し、乾燥状態でも未乾燥状態でも
使用することができる。処理すべき水溶液のpHは、酸
性でも、中性でも、あるいはアルカリ性であってもよ
い。pHは、吸着能力だけでなく選択性にも影響を及ぼ
す。本発明の材料を使用すると、溶液から(特に水溶液
から)多種類の金属イオンを回収することが可能とな
る。本発明の材料は、水溶液からの重金属イオン(例え
ば、鉄イオン、銅イオン、またはウランイオン)の吸着
に対して使用するのが好ましい。本発明の材料が特に有
利なのは、カルシウムイオンやマグネシウムイオンに対
する親和性が極めて低いことにある。
【0030】吸着された金属の回収は、適切な化学物質
を使用して再生することによって、あるいは多めの吸着
量や比較的高度の汚染の場合には、吸着材料を焼却して
残りの灰を処理することによって行うことができる。本
発明の金属イオン吸着剤は、例えば、重金属を含有して
いる水や廃水を除染するのに使用することができる。本
発明の金属イオン吸着剤は、例えば、ウラン鉱石の精製
や選鉱処理からの汚染水を除染するのに使用することが
できる。あるいは、汚染された固体を水溶液で抽出し、
こうして得られた水溶液を本発明の材料で除染すること
もできる。こうした使い方においては、本発明の材料
は、しばしば過剰に存在するカルシウムイオンやマグネ
シウムイオンによってブロックされることはほとんどな
い。
【0031】本発明の材料のさらに好ましい使用形態
は、金属汚染された固体を清浄化するための紡織繊維シ
ート材料(例えば織布)としての使用である。このため
には、アクリロニトリルポリマーで造られた繊維をヒド
ロキシルアミンで処理し、得られた生成物を引き続き前
述のように酸化処理する。これらの繊維は、紡織繊維シ
ート材料として供給されるのが好ましい。このようなシ
ート材料は、地盤用シート(geotextile)と
して使用するのが好ましい。
【0032】他の金属、特に重金属(例えば、水銀、
鉛、および銅)も、このような方法で簡単に除去するこ
とができる。
【0033】本発明の材料は、水や汚染された固体を除
染するだけでなく、金属(特に、重金属や貴金属)を回
収するのにも使用することができる。
【0034】以下に実施例を挙げて、本発明の材料の製
造および吸着能力について説明する。
【0035】実施例1 アクリロニトリルとヒドロキ
シルアミンとの反応 132.65gの乾燥ポリマー粉末〔93.5重量%の
アクリロニトリル、6.0重量%のメチルアクリレー
ト、および0.5重量%のメタリルスルホネートから造
られ、1.9の相対粘度(ジメチルホルムアミド中0.
5重量%濃度にて25℃で測定)と0.04mmの平均
粒径を有する〕を、フラスコ中2000mlの水中に
て、104.25gの塩化ヒドロキシルアンモニウムお
よび79.5gの炭酸ナトリウムとともに70℃で6.
5時間撹拌した。黄色粉末を濾別・洗浄した。
【0036】実施例2 酸化 実施例1の反応生成物266.6g〔乾燥含量(dry
content)は66.3g〕を、1250mlの
水中、30重量%濃度の過酸化水素250mlとともに
70℃で5.5時間撹拌した。反応開始時のpHを8.
8に設定し、反応中、水酸化ナトリウム溶液を加えるこ
とによって中性範囲に保持した。反応時間の終了時、p
Hは6.4であった。
【0037】反応生成物を濾別・洗浄した。この湿潤材
料の乾燥含量は5.7重量%であった。本材料の一部
を、乾燥キャビネット中115℃で乾燥した。
【0038】実施例3 金属イオンの吸着 水溶液中の種々の金属イオンに関して吸着実験を行っ
た。各場合とも、吸着剤を金属塩の水溶液中にて室温で
15分撹拌した。濾過による除去後、水溶液中における
金属イオンの残留レベルを測定した。鉄、銅、およびカ
ルシウムの測定は、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウ
ムを使用する滴定によって行った。ウランは光度計によ
り測定した。
【0039】得られた結果を以下の表に示す。
【0040】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) アクリロニトリルポリマーをヒ
    ドロキシルアミンもしくはその誘導体と、あるいはヒド
    ロキシルアミンとその誘導体との混合物と反応させる工
    程;および(b) 工程(a)の生成物を酸化剤で処理
    する工程;によって得られる、金属イオン吸着性の変性
    アクリロニトリルポリマー。
  2. 【請求項2】 鉄イオン、銅イオン、またはウラニルイ
    オン等の重金属イオンに対しては1ミリモル/g以上の
    吸着能力を有する、請求項1記載の金属イオン吸着剤。
  3. 【請求項3】 鉄イオン、銅イオン、またはウラニルイ
    オン等の重金属イオンに対しては2ミリモル/g以上の
    吸着能力を有する、請求項2記載の金属イオン吸着剤。
  4. 【請求項4】 カルシウムイオンとマグネシウムイオン
    に対しては0.2ミリモル/g以下の、好ましくは0.
    1ミリモル/g以下の吸着能力を有する、請求項1記載
    の金属イオン吸着剤。
  5. 【請求項5】 前記アクリロニトリルポリマーのアクリ
    ロニトリル含量が50重量%以上である、請求項1記載
    の金属イオン吸着剤。
  6. 【請求項6】 前記アクリロニトリルポリマーのアクリ
    ロニトリル含量が90重量%以上である、請求項1記載
    の金属イオン吸着剤。
  7. 【請求項7】 前記アクリロニトリルポリマーが、アク
    リロニトリルのほかに、金属と錯形成するモノマー単位
    あるいは金属との錯形成を促進するモノマー単位を含
    む、請求項1記載の金属イオン吸着剤。
  8. 【請求項8】 前記アクリロニトリルポリマーが、アク
    リロニトリルのほかに、ヒドロキシルアミンまたはヒド
    ロキシルアミン誘導体との反応により、金属と錯形成す
    るかあるいは金属との錯形成を促進するような分子構造
    を形成するモノマー単位を含む、請求項1記載の金属イ
    オン吸着剤。
  9. 【請求項9】 前記アクリロニトリルポリマーが、0.
    2〜5モル%の、好ましくは0.5〜2モル%の二官能
    モノマー、特にジビニルベンゼンで架橋されている、請
    求項1および5〜8のいずれか一項に記載の金属イオン
    吸着剤。
  10. 【請求項10】 (a) アクリロニトリルポリマーを
    ヒドロキシルアミンもしくはその誘導体と、あるいはヒ
    ドロキシルアミンとその誘導体との混合物と反応させる
    工程;および(b) 工程(a)の生成物を酸化剤で処
    理する工程;を含む、金属イオン吸着剤の製造法。
  11. 【請求項11】 工程(a)の生成物が、水性懸濁液中
    で工程(b)の酸化に付される、請求項10記載の製造
    法。
  12. 【請求項12】 使用される前記酸化剤が過酸化物、好
    ましくは過酸化水素である、請求項10記載の製造法。
  13. 【請求項13】 使用される前記酸化剤が酸素、好まし
    くはオゾンである、請求項10記載の製造法。
  14. 【請求項14】 前記酸化がアルカリ性水溶液中で行わ
    れる、請求項10記載の製造法。
  15. 【請求項15】 工程(a)と工程(b)が、繊維形態
    またはフィルム形態のアクリロニトリルポリマーに対し
    て行われる、請求項10記載の製造法。
  16. 【請求項16】 重金属イオンで汚染された水や廃水を
    除染するための請求項1記載の変性アクリロニトリルポ
    リマーの使用。
  17. 【請求項17】 前記重金属イオンがウランイオン、水
    銀イオン、または鉛イオンである、請求項16記載の使
    用。
  18. 【請求項18】 水溶液からの重金属を濃縮するかまた
    は回収するための請求項1記載の変性アクリロニトリル
    ポリマーの使用。
  19. 【請求項19】 前記重金属がウラン、水銀、鉛、銅、
    または貴金属類である、請求項18記載の使用。
JP6161428A 1993-07-13 1994-07-13 金属イオン吸着性の変性アクリロニトリルポリマー Pending JPH0770231A (ja)

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