JPH0768969B2 - 締結具 - Google Patents

締結具

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JPH0768969B2
JPH0768969B2 JP61277686A JP27768686A JPH0768969B2 JP H0768969 B2 JPH0768969 B2 JP H0768969B2 JP 61277686 A JP61277686 A JP 61277686A JP 27768686 A JP27768686 A JP 27768686A JP H0768969 B2 JPH0768969 B2 JP H0768969B2
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Inventor
益夫 石原
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日本ドライブイツト株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は雄部材と雌部材とから構成される締結具に関
し、詳しくは雄部材を雌部材に挿入してほぼ90゜の回転
により締結することのできる簡便な締結具に関する。
〔従来技術〕 プラスチックなどの容器とその蓋の両者間を簡単且つ迅
速に締結及び離脱するための締結方法とし、雄部材と雌
部材とから構成された締結具を用い、容器側に雌部材を
取付け、雄部材を蓋に開けられた孔を通して雌部材に挿
入した後、雌部材をほぼ90゜回転させることによって締
結し、それを逆に戻すことにより離脱させる方法があ
る。
このような締結具としては、キャップ状の雌部材内部に
スプリングによって支持されたロッド状の錠止手段を設
け、頭部と軸部を持った雄部材の該軸部に急斜面の螺旋
状の溝を設け、雄部材の軸部を雌部材に挿入し回転せし
めることにより、錠止手段を螺旋状の溝に沿って案内さ
せて締結するものが知られている(特開昭58−8813号公
報)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような従来の締結具は、雄部材と雌部材をほぼ90゜
回転させることによって、雄部材の螺旋状の溝に沿って
雌部材の錠止手段を軸方向に移動させて締結する方式で
あるので、締結状態に於ける雄部材と雌部材の軸方向相
対的位置がほぼ固定され自由度は極めて少ない。従っ
て、蓋の厚さや蓋の下面と容器側の雌部材取付位置の間
隔が変れば、それに応じた寸法の雄部材を用意しなけれ
ばならない。また、スプリングの疲労により締結力が弱
くなり、振動が加わるような容器の締結には好ましくな
いという問題があった。
なお、実開昭60−65413号にファスナー構造が提案され
ており、この構造は雄ネジと雌ネジを取り付けたソケッ
ト部よりなり、ソケット部がネジの軸線方向に雌ネジが
移動可能なように板バネ部品にて一体的に形成されたも
のである。しかしながら、これらの締結具は何れも雄ネ
ジを雌ネジに挿入する際、その挿入時に両者の整合関係
を目視しながら軸方向に雄ネジを移動させる必要があっ
た。そのため、ワンタッチで雌ネジと雄ネジとを締結固
定できず、迅速性に欠ける欠点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明は係る問題点を解決し、特に雄部材を雌
部材に挿入する際に極めて円滑に導かれ案内面を設け、
殆どワンタッチで雄部材と雌部材とを締結固定すること
ができる締結具を提供することを目的とし、その目的達
成のために次の構成をとる。
本発明は、雄部材と雌部材とから構成される締結具に於
いて、 前記雄部材1は、軸部3の一端に頭部2が形成され、そ
の軸部3の横断面に長軸と短軸とを有し且つ、その長軸
側の軸外周部の少なくとも一部にネジ部4が形成される
と共に、その軸部の他端外周で前機長軸側に拡大部6が
設けられ、 前記雌部材8は、筒体9内面の一端縁部内周に前記雄部
材1の前記拡大部6を内部に導く山形の案内面12が形成
され、その案内面12の裾両端から筒体9内面にその軸線
に平行な一対の挿入部22が延在し、その一対の挿入部22
の範囲でその内周の一部にその挿入部22より軸線側に突
出したネジ部10及び、ストッパ11が設けられ、 前記雄部材1の前記軸部3を前記雌部材8の前記挿入部
22に挿入してほぼ90゜相対回転せしめることにより、雄
部材1と雌部材8がネジ結合され、且つ前記ストッパ11
でそれ以上の回転が阻止れるようになされたことを特徴
とするものである。
〔実施例及び作用〕
次に図面に基づいて本発明の締結具の実施例を説明す
る。
第2図(a)は、本発明の締結具を構成する雄部材の一
例、同図(b)は該雄部材に対応する雌部材の一例をそ
れぞれ示す斜視図である。
雄部材1は頭部2と軸部3を有し、該軸部3は第2図
(a)のVIII−VIII矢視断面図である第8図に示すよう
に、長軸及び短軸を持った断面形状を有し、その長軸側
の軸外周部の少なくとも一部にネジ部4が形成されてい
る。ネジ部4は軸部3のほぼ全長に沿って形成してもよ
い。頭部2にはドライバー等により回転するための溝5
が設けられているが、回転し易い拡大されたノブや蝶ネ
ジのような頭部とし、手によって直接回転できるように
してもよい。軸部3の先端は拡大部6をもった先端部7
とされている。しかしこの拡大部6は必ず設けなければ
らならいものではなく、直線形状でも差支えない。
雌部材8は筒体9から形成され、その内周の一部にネジ
部10及びストッパー11が設けられている。筒体9の両端
は開口されており、雄部材1の軸部3が第2図(b)の
上方から下方へ挿入できるようになされている。この筒
体9内周のネジ部10の上方であって軸部3が挿入される
側の開口付近には山形に突起したカム状の案内部12が必
要に応じ設けられている。筒体9のネジ部10が設けられ
ている反対側の側壁の一部は開口部13が形成されてい
る。この開口部13はネジ部10を有する雌部材8を金属材
料から金型によって鋳造するとき等に型抜きのために設
けられるものであり、切削加工をするときは不要であ
る。開口部13が設けられないときはその部分にもネジ部
10を設けてもよい。また、筒体9の外周部には多数の突
起14が並んでいる。この突起14は容器側に孔を開けて雌
部材を埋込むことにより、該突起群が孔周壁に食い込
み、雌部材が孔から抜けることを防止するように作用す
るので、大きな引抜力が加わるようなものに適用する場
合に好ましいものである。第3図ないし第5図は第2図
(b)の雌部材8の異なった方向から見た断面図であ
り、第6図及び第7図は同じく第7図(b)の雌部材8
の上方(軸部3の挿入側)から見た平面図及び下方から
見た底面図である。第6図及び第7図に明らかにされて
いるように、この実施例に於いては筒体9の内周の一部
にストッパー11が互いに対角線上に配置されるように一
対設けられている。しかしストッパー11は必ずしも一対
設ける必要はなく片方のみでもよい。また、雄部材1及
び雌部材8のそれぞれのネジ部4及び10は右ネジ左ネジ
いずれでもかまわないが、後述するように左ネジの方が
好ましい。
雄部材1及び雌部材8の材質は、使用する容器に応じ種
々のものが選択でき通常金属や合金が好ましく用いられ
るが、ガラス繊維や炭素繊維で補強された硬質のプラス
チック材料を使用することもできる。例えば通常のプラ
スチック製容器の場合には亜鉛合金が好ましく用いられ
る。これらの材料から雄部材1及び雌部材8を製造する
には、通常用いられる鋳造や切削加工、あるいは射出成
形等によることができる。
次に第2図(a)及び(b)に示した雄部材1と雌部材
8の締結及び離脱の作用を説明する。
雄部材1の軸部3をその先端部7の方から、雌部材8の
第2図(b)の上方(又は第6図)側より挿入する。そ
の際軸部3の長軸側外周を筒体9内周のネジ部10の存在
しない方向に一致させて挿入する必要がある。第6図の
挿入側開口から明らかなように、ネジ部10(及びその一
方の端とそれと対角線上に設けたストッパー11)が存在
する部分は、それによって開口が狭められており、軸部
3の長軸側外周より短くなっているので、軸部3の挿入
ができない。もし、ネジ部10が存在する方向に軸部3の
長軸側外周を向けて挿入しようとしたときは、ネジ部10
の上方に設けられている案内部12の突起に軸部3の先端
部7及びそれに続く長軸側外周が当接し、それらを山形
のスロープに沿って案内して回転させ、正しい方向に修
正しながら軸部3が所定の位置で滑らかに挿入される。
このように定められた相対位置関係で軸部3を筒体9に
必要な深さまで挿入した後、軸部3を右回転させて行く
と、そのネジ部4が筒体9内のネジ部10と咬み合いを開
始し、ほぼ90゜回転したときその長軸側先端部付近のネ
ジ部4が突出したストッパー11に当接してそれ以上の回
転を阻止される。この状態に於いて雄部材1と雌部材8
は前記ネジ結合により互いに密着して強固に結合される
ので引抜方向の力を加えられても離脱することはない。
前述したように雄部材1と雌部材8のそれぞれのネジ部
4及び10は右ネジでも左ネジでもよいが、左ネジとした
場合には引抜力や振動が両部材間に加わったとき、その
力が軸部3をネジ溝に沿って右回転しストッパー11に更
に押付ける結果となり抜け出るおそれはまったくない。
締結した両部材を離脱するには、軸部3を逆に左回転し
てほぼ90゜戻しネジ結合を解除した後、挿入時と同じ相
対位置関係で筒体9から軸部3を引抜けばよい。
第1図は第2図(a)及び(b)に示した締結具を用い
て容器に蓋を固定した例を示す部分断面略図である。プ
ラスチック等の容器15の上方開口部にふた16を着脱自在
に取付けるため、容器15の内部に設けられた取付部17の
孔18に雌部材8を埋込み、ふた16の方には孔18に対応す
る位置に雄部材1を挿通し係止するための段付孔19を設
け、該段付孔19を通して雄部材1を上方から導入して雌
部材8と締結及び離脱を行わせる。20及び21は必要に応
じ設けられる弾性ゴム等の材質からなるOリングであ
る。段付孔19内のOリングはシール及びスナップ作用を
行わせるためのものであり、ふた16下方のOリング20は
雄部材1の軸部先端に形成された拡大部6と協働して、
ふた16を外した際に雄部材1が段付孔19から抜け落ちる
ことを防止するために設けられるものである。
雌部材8を孔18に埋込んで取付ける方法はいかなる方法
でも特に制限はない。好ましい方法としては、例えば超
音波によるか加熱機などによる加熱により埋込む方法を
挙げることができる。
〔発明の効果〕
本発明の締結具は、雄部材1の先端に拡大部6が設けら
れ、それが雌部材8の山形の案内面12に導かれて、その
雌部材8の筒体9内の挿入部22に必然的に挿入されるよ
うに構成したから、雄部材は如何なる角度で雌部材に挿
入しても、その内部に挿入が可能であり、そのまま回転
することにより雄部材と雌部材との螺着締結が殆どワン
タッチで可能である。
即ち、本締結具は締結の迅速製に極めて優れた効果があ
る。
また、筒体9に開口13を設けた実施例によれば、雌部材
8の内面に形成されたネジ部10及びストッパー11を鋳造
により極めて容易に一体成形することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の締結具を使用して容器に蓋を締結した
状態を示す部分断面略図、第2図(a)及び(b)は本
発明の締結具を構成する雄部材(1)及び雌部材(8)
の例をそれぞれ示す斜視図、第3図は第2図(b)の雌
部材8の側断面図、第4図及び第5図は第3図と90゜異
なる方向から見た第2図(b)の雌部材8の側部分断面
図、第6図及び第7図は第2図(b)の雌部材8の平面
図及び底面図。第8図は第2図のVIII−VIII矢視断面
図。 1……雄部材、2……頭部 3……軸部、4……ネジ部 5……溝、6……拡大部 7……先端部、8……雌部材 9……筒体、10……ネジ部 11……ストッパー、12……案内部 13……開口部、14……突起 15……容器、16……ふた 17……取付部、18……孔 19……段付孔、20,21……Oリング 22……挿入部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雄部材と雌部材とから構成される締結具に
    於いて、 前記雄部材1は、軸部3の一端に頭部2が形成され、そ
    の軸部3の横断面に長軸と短軸とを有し且つ、その長軸
    側の軸外周部の少なくとも一部にネジ部4が形成される
    と共に、その軸部の他端外周で前機長軸側に拡大部6が
    設けられ、 前記雌部材8は、筒体9内面の一端縁部内周に前記雄部
    材1の前記拡大部6を内部に導く山形の案内面12が形成
    され、その案内面12の裾両端から筒体9内面にその軸線
    に平行な一対の挿入部22が延在し、その一対の挿入部22
    の範囲でその内周の一部にその挿入部22より軸線側に突
    出したネジ部10及び、ストッパ11が設けられ、 前記雄部材1の前記軸部3とを前記雌部材8の前記挿入
    部22に挿入してほぼ90゜相対回転せしめることにより、
    雄部材1と雌部材8がネジ結合され、且つ前記ストッパ
    11でそれ以上の回転が阻止されるようになされたことを
    特徴とする締結具。
  2. 【請求項2】前記雌部材8は、その軸方向両端縁部を除
    き、前記ネジ部10及びストッパ11に対向して前記筒体9
    に開口13が形成され、 前記雌部材8が鋳造による一体成形体である特許請求の
    範囲第1項記載の締結具。
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