JPH076878Y2 - 便座用敷紙自動送り装置 - Google Patents

便座用敷紙自動送り装置

Info

Publication number
JPH076878Y2
JPH076878Y2 JP1989128177U JP12817789U JPH076878Y2 JP H076878 Y2 JPH076878 Y2 JP H076878Y2 JP 1989128177 U JP1989128177 U JP 1989128177U JP 12817789 U JP12817789 U JP 12817789U JP H076878 Y2 JPH076878 Y2 JP H076878Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet seat
toilet
lid
ratchet
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989128177U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0367197U (ja
Inventor
洋行 出牛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Isued Co Ltd
Original Assignee
Nihon Isued Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Isued Co Ltd filed Critical Nihon Isued Co Ltd
Priority to JP1989128177U priority Critical patent/JPH076878Y2/ja
Publication of JPH0367197U publication Critical patent/JPH0367197U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH076878Y2 publication Critical patent/JPH076878Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Advancing Webs (AREA)
  • Toilet Supplies (AREA)
  • Unwinding Webs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、便器の蓋部を開閉することにより手を触れる
ことなく便座上に敷紙ロールに巻いた敷紙を適宜自動的
に送り出し便座の上に載置することができ、便器の便座
に腰を降ろすことによって敷紙ロールから敷紙を自動的
に切断することのできる便座用敷紙自動送り装置に関す
る。
【従来の技術】
近年の下水道の整備の徹底は、トイレの糞尿を浄化槽で
浄化して下水道に流す水洗式トイレの普及を促し、建設
資材の発達、住居用住宅の建設技術の発達は、トイレに
カラフルな新素材を使用し、従来の不潔なイメージを一
新し、清潔感を持たせている。 一方、高度経済成長の基に、食堂・レストラン等の外食
産業、ホテル、結婚式場等、不特定多数の人が出入りす
るサービス産業が乱立しており、これらレストラン、ホ
テル等の利用は、生活水準の向上に伴って増大してい
る。このような不特定多数の人が出入りするレストラ
ン、ホテル等のトイレは、衛生の面、清潔の面から従来
のバッチ式トイレから水洗式トイレに変わっている。 これら水洗式トイレも、連続して長時間に渡って使用す
るのに耐えられる便座に腰を掛けてする洋式のものが圧
倒的に多くなっている。このようなレストラン、ホテル
等の洋式トイレの便座は、利用する不特定多数の者が兼
用で使用することとなる。そのため、使用する人によっ
ては、不潔な場合もあり、特に病気の感染等が考えられ
る。 そこで、最近では、便座の上を殺菌消毒するため、便座
の上を奇麗に拭き取る紙に薬液を染み込ませた便座除菌
クリーナーが開発され、一般に市販されている。しか
し、この便座除菌クリーナーは、便座の上を奇麗に拭き
取るようになっているため丈夫な紙を用いており、使用
後トイレに流すとトイレが詰まる等のトラブルを起こす
ことから別途処分しなければならないという手間を要し
ている。 また、この洋式トイレの便座は、通常硬質のプラスチッ
クが用いられている。このため、この硬質のプラスチッ
ク製の便座に直接座ると、冬期には、冷たく利用し難い
ものとなっている。特に便座除菌クリーナーによって便
座の上を奇麗に拭き取った後では、便座除菌クリーナー
に含まれていた薬液が便座の表面に付着し、余計に冷た
く甚だしく利用し難いものとなっている。 そこで、便座に直接肌が接触することによる不衛生さを
防止することと、冬期に便座に座ってもは、冷たさを和
らげるため、最近この洋式トイレの便座の上に便座用敷
紙を敷いて利用する方法が考えられるに至っている。こ
の便座用敷紙は、便座用敷紙をロールに巻き付け連続的
に供給できるようにして、このロールを収納できるよう
に改造した特殊な便座を用いている。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の便座用敷紙をロールに
巻き付け連続的に供給できるよう構成した便器にあって
は、トイレを新築したり、便器を交換する等の改築する
場合には、便座用敷紙がセットできる特殊な便器を採用
することによって使用可能であるが、既設の便器には、
全く使用できないという問題点を有している。 また、従来の便座用敷紙をロールに巻き付け連続的に供
給できるよう構成した便器にあっては、既設の便器を取
外し改造された便器と交換しなければならず実行性が薄
いという問題点を有している。 さらに、このような従来の便器の便座用敷紙の供給にあ
っては、便器使用後に、その使用した便座用敷紙を手で
ロールから破り取って便器内に投棄している。このた
め、便座用敷紙を使用するに大変手を煩わせなければな
らないという問題点を有している。 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、便器
の蓋部を開閉することにより手を触れることなく便座上
に敷紙ロールに巻いた敷紙を適宜自動的に送り出し便座
の上に載置することができ、便器の便座に腰を降ろすこ
とによって敷紙ロールから敷紙を自動的に切断すること
のできる便座用敷紙自動送り装置を提供しようとするも
のである。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における便座用敷紙
自動送り装置は、便器の蓋部に取り付けられる爪と、便
器に回転可能に取り付けられ前記爪と噛み合い便器の蓋
部の開動によって回転するラチェットと、該ラチェット
の回転を受けて回転する駆動歯車と、互いに圧接し回転
することにより便座用敷紙を挟んで便座上に送り出す一
対のローラと、該一対のローラの一方のローラに取り付
けられ前記駆動歯車に噛み合う歯車と、便器の本体上端
部に起立する固定刃部と、便座の後部を上下動可能に構
成すると共に便座の後部に前記固定刃部と噛み合い便座
の後部を上下動によって便座上に敷かれた便座用敷紙を
切断する移動刃部とによって構成したものである。 そして、上記一対のローラの一方のローラの両端部に等
間隔に突起を設けたものである。 さらに、上記一対のローラの一方のローラに制動部材を
設けたものである。 また、上記便器の蓋部に、上記爪と上記ラチェットとの
係合を解除する紙送り解除レバーを設けたものである。 そして、上記紙送り解除レバーは、蓋部の開閉と共に便
座を開閉することによって上記爪を押圧して上記ラチェ
ットとの係合を解除するものである。
【作用】
互いに圧接する一対のローラの間にロールに巻き付けら
れている便座用敷紙の一端を挿入し、この一対のローラ
の間から便座用敷紙を少し引き出して便器の本体上端部
に起立する固定刃部と、便座の後部に設けられる移動刃
部との間を通して敷紙の端部を少し引き出しておいて便
器の蓋部を閉じる。 便器を使用するため、蓋部を開けると、蓋部に取り付け
られている爪が噛み合っているラチェットを押して回転
させる。すると、ラチェットの回転を受けて駆動歯車が
回転し、この駆動歯車の回転によって歯車が回転する。
この歯車の回転によって一対のローラの一方のローラが
回転し、2つのローラ間に挾まれた便座用敷紙が便座上
に送り出される。この駆動歯車のギヤ数と歯車のギヤ数
を適当に調整することにより便器の蓋部の1回の開動に
よって便座用敷紙を便座上に載置することができる。 しかる後、便座上に腰を降ろすと、スプリング等で常時
浮き上がっている便座後部が押し下げられ、移動刃部と
固定刃部とによって挾み、便座用敷紙を切り取る。 便器の蓋部を閉めた場合は、爪とラチェットとの噛み合
いがなく、空回りする。このためラチェットは回転せ
ず、2つのローラ間に挾まれた便座用敷紙の送り出しと
は逆に引っ込める方向に送り込むはない。この便器の蓋
部を閉めた場合の爪の動きによってラチェットが回転す
るのを一対のローラの一方のローラに設けた制動部材に
よって防止している。 また、便器の蓋部の1回の開動によって便座用敷紙が便
座上に送り出されることが不都合の場合には、紙送り解
除レバーを押すことによって爪とラチェットとの係合を
解除することができ、便器の蓋部を開閉しても便座用敷
紙を便座上に送り出すのを停止することができる。この
紙送り解除レバーは、蓋部の開閉と共に便座を開閉する
ことによって作動するように構成してあるため、蓋部の
開閉と共に便座を開閉すると便座が紙送り解除レバーを
押圧し、この紙送り解除レバーが爪を押して爪とラチェ
ットとの係合を解除する。
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。 第1図には、本考案に係る便座用敷紙自動送り装置の一
実施例が示されている。 図において、1は、便器100の後部に取付けられる便座
用敷紙自動送り装置で、便座用敷紙送り部2と、便座用
敷紙切断部3(第1図では現れていない)とによって構
成されている。また、便器100は、一般によく知られて
いる洋式トイレで、本体110に開閉式の便座120と、この
便座120の上から蓋う開閉式の蓋部130とからなる。 便座用敷紙送り部2は、筐体4内に収納され、第2図に
示す如き構成を有している。蓋部130は、便座用敷紙送
り部2の筐体4に固着されている軸5に2つの脚部13
1、132によって回動自在に取付けられている。133は、
後述する便座用敷紙切断部3に当たらないようにするた
めの凹部である。 6は、爪で、7は、爪6に噛み合うラチェットである。
ラチェット7は、蓋部130の脚部131の内側に設けられ、
軸5に回転自在に取付けられている。また、爪6は、蓋
部130に回動自在に取付けられており、常時、図示され
ていない付勢手段によって第3図図示矢印Aに示す方向
に付勢されている。すなわち、この爪6は、通常、ラチ
ェット7と噛合した状態となっている。したがって、蓋
部130を第2図図示矢印Aに示す如く開動すると、蓋部1
30に取付けられている爪6は、ラチェット7を第3図図
示矢印Aに示す方向に回転させる。 また、ラチェット7の内側には、駆動歯車8が連結され
ており、この駆動歯車8は、ラチェット7の回転を受け
て、このラチェット7の回転に同期して回転するように
なっている。 9は、ローラで、軸5に回転自在に取付けられており、
ゴム、合成樹脂等の弾性を有する材料で形成されてい
る。このローラ9には、ローラ10が圧接している。この
ローラ10の一端には、歯車11が取付けられており、ロー
ラ10は、歯車11が回転することによって、この歯車11と
一緒に回転する。したがって、ローラ9は、ローラ10が
回転することによって回転することになる。このローラ
9とローラ10の一対のローラは、敷紙ロール12に巻かれ
た便座用敷紙13を挾み込み、ローラ10が回転することに
よってローラ9と一緒になって定量送り出す作用を有し
ている。 この便座用敷紙12は、第6図に示す如く、敷紙ロール13
に巻き付けられている。この便座用敷紙12は、長尺な紙
14を敷紙ロール13に巻き付けて形成されている。この長
尺な紙14の略中央部には、長手方向に適宜間隔を持って
連続して便座120の内径より小径の略円形切り抜き開口
部15が設けられている。また、長尺な紙14の両端部に
は、等間隔に連続した孔16が形成されている。この便座
用敷紙12は、水に溶解する紙(例えば、トイレットペー
パーと同質のもの、又はトイレットペーパーより上質の
もので、水に溶解するが強いもの)が用いられる。 また、この歯車11には、駆動歯車8が噛合されている。
この歯車11の歯数と駆動歯車8の歯数とは、特定の比率
を持って構成されている。歯車11の歯数と駆動歯車8の
歯数とは、例えば、 歯車の歯数:駆動歯車の歯数≒1:6 なる比率に構成されている。 17は、ローラ10の表面両側端部に等間隔に形成される突
起である。この突起17は、便座用敷紙12を構成する長尺
な紙14の両端部に形成されている孔16に嵌合するように
なっている。この突起17は、便座用敷紙12をスムーズ
に、しかも確実に便座120の上に供給できるようにする
ためのものである。したがって、ローラ9とローラ10と
は、必ずしも圧接している必要はない。ローラ9とロー
ラ10とで便座用敷紙12を確実に送り出すことができれば
よい。 18は、ロール8の端部に押圧されている制動部材で、ロ
ール8が容易に回転しないようにロール8にブレーキを
掛けるものである。すなわち、この制動部材18は、蓋部
130を第3図図示位置から同図矢印Bに示す如く閉開動
したときに、蓋部130に取付けられている爪6がラチェ
ット7の上を摺動しているときに爪6によってラチェッ
ト7を第3図図示矢印Cに示す方向に回転させることが
ないようにするためのものである。 19は、紙送り解除レバーで、第3図図示矢印Dに示す如
き方向に押圧することにより、先端で爪6を押し、爪6
とラチェット7との噛合を解除するものである。この紙
送り解除レバー19は、蓋部130の脚部131の外側に取付け
られており、常時は、第3図図示矢印Eに示す方向に付
勢されて先端が爪6に当接しないようになっている。ま
た、この紙送り解除レバー19は、蓋部130が閉じられて
いる場合には、便座120の上面によって押圧されて移動
した状態となっている。したがって、蓋部130が閉じら
れている場合には、紙送り解除レバー19の先端が爪6を
押し上げ、爪6とラチェット7との噛合を解除した状態
となっている。 したがって、蓋部130を開動する際に蓋部130と共に便座
120を開動すると、蓋部130を開動しても爪6とラチェッ
ト7との噛合が解除されているため、爪6によってラチ
ェット7を回転させることがなく敷紙ロール13に巻かれ
た便座用敷紙12を送り出すことはない。 便座用敷紙切断部3は、便座120の後端部に設けられる
移動刃部20と、便器100の本体110の上端部に設けられる
固定刃部21とから構成されている。 移動刃部20は、第7図に示す如く断面コの字状になるよ
うに、また便座120の後端部から便座前方に蓋い被せる
ように設けられ、便座120の後下端部との間にスリット2
2が設けられている。また、この移動刃部20は、第2図
図示敷紙ロール13に巻かれた便座用敷紙12の幅と同一の
長さを有している。この移動刃部20の設けられている便
座120の後端部は、第7図に示す如くスプリング23、24
によって常時上方向に付勢されている。したがって、便
座120の後端部は、使用していないときは、第2図に示
す如く便器100の本体110の上端部から所定距離浮いた状
態となっている。 また、この移動刃部20は、第8図に示す如く後端両側部
適宜個所に長孔25、26が設けられている。この長孔25、
26には、それぞれピン27、28が嵌合されている。このピ
ン27、28は、それぞれ便器100の本体110の側面に固定部
材29、30を介して固定されている。したがって、移動刃
部20の設けられている便座120の後端部は、第3図に示
す如くスプリング23、24によって長孔25、26に沿って上
下することになる。このピン27、28は、便座120が前後
方向に動くのを防止している。 固定刃部21は、第2図図示敷紙ロール13に巻かれた便座
用敷紙12の幅と同一の長さを有しており、便器100の本
体110の上端部に固着されている。また、この固定刃部2
1は、便座120の後端部から便座前方に蓋い被せるように
設けられる移動刃部20と噛み合い、固定刃部21と移動刃
部20との間に介在する便座用敷紙12を切断する作用を有
している。そして、この固定刃部21と移動刃部20との噛
み合い具合は、ピン27、28によって便座120が前後方向
に動くのを防止することによって一定に保持している。 このように構成されるものであるから、まず、互いに圧
接する一対のローラ9、10の間に敷紙ロール13に巻き付
けられている便座用敷紙12の一端を挿入し、この一対の
ローラ9、10の間から便座用敷紙12を少し引き出してス
リット22を通し、移動刃部20と固定刃部21との間を通し
て所定量引き出し、便器100の蓋部130を閉じる。その
後、便器100の蓋部130を開けると、便器100の蓋部130に
取り付けられている爪6が噛み合っているラチェット7
を押して第3図図示矢印Aに示す如く回転させる。する
と、ラチェット7の回転を受けて駆動歯車8が回転し、
この駆動歯車8の回転によって歯車11が回転する。この
歯車11の回転によって一対のローラ9、10の一方のロー
ラが回転し、2つのローラ9、10間に挾まれた便座用敷
紙12が便座120上に送り出される。この駆動歯車8のギ
ヤ数と歯車11のギヤ数との比率は、1回のラチェット7
の回転によって回転する駆動歯車8により2つのローラ
9、10を回転させて便座用敷紙12を便座120上の定位置
に送り出せるだけの回転をローラ10に与えることができ
るような比率となっている。このため、便器100の蓋部1
30の1回の開動によって便座用敷紙12は、一定量送出さ
れ便座120上の定位置に載置される。 そして、この便座120の上に腰を降ろすと、便座120の後
端部は、ピン27、28の嵌合している長孔25、26に沿って
第5図図示矢印Aに示す如く押し下げられる。便座120
の後端部が押し下げられると、移動刃部20は、第4図に
示す如き位置まで固定刃部21と噛み合った状態で移動す
る。したがって、便座120の上に敷かれた便座用敷紙12
は、移動刃部20と固定刃部21とによって敷紙ロール13か
ら切り離される。使用した後は、便器100内に投棄し、
水で流す。 また、便器100の蓋部130を閉めた場合は、爪6はラチェ
ット7のギヤの上を滑り、ラチェット7のギヤに噛み合
うことがないため、空回りする。すなわち、ラチェット
7は、爪6の作用によって回転することがない。このた
め、2つのローラ9、10間に挾まれた便座用敷紙12は、
2つのローラ9、10によって送り出される方向とは逆の
方向、すなわち引っ込める方向に送り込まれることがな
い。さらに、この便器100の蓋部130を閉めた場合の爪6
の動きによるラチェット7の回転防止は、一対のローラ
9、10の一方のローラ10の端部を押圧してブレーキを掛
ける制動部材18によっても行われている。 また、例えば、男子が小便を立ってするなどの便座120
の上に腰を降ろして座らないような場合等、便器100の
蓋部130の開閉動作によって便座用敷紙12が便座120上に
送り出す必要がない場合には、紙送り解除レバー19を押
すことによって爪6とラチェット7との係合を解除す
る。この紙送り解除レバー19によって爪6とラチェット
7との係合を解除すると、便器100の蓋部130の開閉して
も便座用敷紙12が便座120上に送り出されることはな
い。そして、この便器100の蓋部130を便座120と共に開
閉すると、便座120の上面で紙送り解除レバー19を押し
た状態のまま蓋部130を開閉することになり、蓋部130の
開閉によって便座用敷紙12が便座120上に送り出される
ことがない。
【考案の効果】
本考案は、上述のように構成されているので、次に記載
する効果を奏する。 請求項1の便座用敷紙自動送り装置においては、便器の
蓋部に取り付けられる爪と、便器に回転可能に取り付け
られ前記爪と噛み合い便器の蓋部の開動によって回転す
るラチェットと、該ラチェットの回転を受けて回転する
駆動歯車と、互いに圧接し回転することにより便座用敷
紙を挾んで便座上に送り出す一対のローラと、該一対の
ローラの一方のローラに取り付けられ前記駆動歯車に噛
み合う歯車と、便器の本体上端部に起立する固定刃部
と、便座の後部を上下動可能に構成すると共に便座の後
部に前記固定刃部と噛み合い便座の後部を上下動によっ
て便座上に敷かれた便座用敷紙を切断する移動刃部とに
よって構成されているため、便器の蓋部を開閉すること
により手を触れることなく便座上に敷紙ロールに巻いた
敷紙を適宜自動的に送り出し便座の上に載置することが
でき、便器の便座に腰を降ろすことによって敷紙ロール
から敷紙を自動的に切断することができる。 請求項2の便座用敷紙自動送り装置においては、一対の
ローラの一方のローラの両端部に等間隔に突起を設けた
ているため、便座の上に確実にかつ連続的に容易に供給
することができる。 請求項3の便座用敷紙自動送り装置においては、一対の
ローラの一方のローラに制動部材を設けているため、蓋
部を閉動したときに便座用敷紙が引っ込んで、便座用敷
紙の自動送り出し機能を発揮できなくなるのを防止する
ことができる。 請求項4の便座用敷紙自動送り装置においては、便器の
蓋部に、爪とラチェットとの係合を解除する紙送り解除
レバーを設けてあるため、蓋部を開動する際、便座用敷
紙を便座の上に敷く必要がない場合に、便座用敷紙の自
動送りを解除することができる。 請求項5の便座用敷紙自動送り装置においては、紙送り
解除レバーを、蓋部の開閉と共に便座を開閉する場合に
爪を押圧して爪とラチェットとの係合を解除するように
構成してあるため、蓋部の開閉を便座と共にする場合に
は、蓋部の開動によって便座用敷紙を便座の上に送り出
すのを停止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る便座用敷紙自動送り装置の実施例
を便器に取付けた状態を示す全体斜視図、第2図は第1
図図示便座用敷紙自動送り装置の内部構造を示す全体
図、第3図は第2図図示便座用敷紙送り部の内部構造の
一部拡大斜視図、第4図及び第5図は第2図図示便座用
敷紙切断部の動作状態を示す図、第6図は本考案に係る
便座用敷紙の実施例を示す斜視図、第7図は第4図図示
便座用敷紙切断部の右側面図、第8図は第4図図示便座
用敷紙切断部の平面図である。 1……便座用敷紙自動送り装置 2……便座用敷紙送り部 3……便座用敷紙切断部 6……爪 7……ラチェット 8……駆動歯車 9,10……ローラ 11……歯車 12……敷紙ロール 13……便座用敷紙 17……突起 18……制動部材 19……紙送り解除レバー 20……移動刃部 21……固定刃部 100……便器 120……便座 130……蓋部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】便器の蓋部に取り付けられる爪と、便器に
    回転可能に取り付けられ前記爪と噛み合い便器の蓋部の
    開動によって回転するラチェットと、該ラチェットの回
    転を受けて回転する駆動歯車と、互いに圧接し回転する
    ことにより便座用敷紙を挟んで便座上に送り出す一対の
    ローラと、該一対のローラの一方のローラに取り付けら
    れ前記駆動歯車に噛み合う歯車と、便器の本体上端部に
    起立する固定刃部と、便座の後部を上下動可能に構成す
    ると共に便座の後部に前記固定刃部と噛み合い便座の後
    部を上下動によって便座上に敷かれた便座用敷紙を切断
    する移動刃部とからなる便座用敷紙自動送り装置。
  2. 【請求項2】上記一対のローラの一方のローラの両端部
    に等間隔に突起を設けたものである請求項1記載の便座
    用敷紙自動送り装置。
  3. 【請求項3】上記一対のローラの一方のローラに制動部
    材を設けたものである請求項1又は2記載の便座用敷紙
    自動送り装置。
  4. 【請求項4】上記便器の蓋部に、上記爪と上記ラチェッ
    トとの係合を解除する紙送り解除レバーを設けたもので
    ある請求項1、2又は3記載の便座用敷紙自動送り装
    置。
  5. 【請求項5】上記紙送り解除レバーは、蓋部の開閉と共
    に便座を開閉することによって上記爪を押圧して上記ラ
    チェットとの係合を解除するものである請求項4記載の
    便座用敷紙自動送り装置。
JP1989128177U 1989-11-01 1989-11-01 便座用敷紙自動送り装置 Expired - Lifetime JPH076878Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989128177U JPH076878Y2 (ja) 1989-11-01 1989-11-01 便座用敷紙自動送り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989128177U JPH076878Y2 (ja) 1989-11-01 1989-11-01 便座用敷紙自動送り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0367197U JPH0367197U (ja) 1991-06-28
JPH076878Y2 true JPH076878Y2 (ja) 1995-02-22

Family

ID=31675896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989128177U Expired - Lifetime JPH076878Y2 (ja) 1989-11-01 1989-11-01 便座用敷紙自動送り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH076878Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4536554B2 (ja) 2004-03-30 2010-09-01 ローム株式会社 電子機器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0646395Y2 (ja) * 1988-04-02 1994-11-30 東陶機器株式会社 便座用シートペーパー

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0367197U (ja) 1991-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6319318B1 (en) Apparatus for dispensing towels
CA1287949C (en) Toilet seat structure capable of automatically feeding a seat covering paper on a toilet seat
CN206486957U (zh) 一种免水冲蹲坐两用便器
US4760613A (en) Hygienic toilet seat assembly
JPH076878Y2 (ja) 便座用敷紙自動送り装置
JPH068793Y2 (ja) 便座用敷紙自動送り装置
JPH0742391Y2 (ja) 便座用敷紙自動送り装置
JPH0742392Y2 (ja) 便座用敷紙自動送り装置
JPH0741436Y2 (ja) 便座用敷紙自動送り装置
US4769859A (en) Sanitary closet with toilet seat protection cover
US20170027393A1 (en) Urine Leakage Wipe Dispenser
JPH068794Y2 (ja) 便座用敷紙取出部の自動送出装置
JPH03275022A (ja) トイレ用シートロール紙安定送り案内部材
JPH0615594Y2 (ja) 便器の便座用敷紙供給ホルダー
JPH03275021A (ja) トイレ用シートロール紙切断装置
KR100506383B1 (ko) 좌변기의 리필용 위생시트 공급장치
JPH076877Y2 (ja) 便座用敷紙供給装置
JPH03275023A (ja) 便座用シートペーパ自動送り装置
JPH07270403A (ja) 採便用シート
DE29622548U1 (de) Automatischer Papierspender für Toilettenbecken
KR101277092B1 (ko) 엉덩이가 닿지 않는 구조의 위생시트 공급장치가 구비된 좌변기
JPH0467847B2 (ja)
KR100403013B1 (ko) 양변기 좌대의 오염방지장치
JP3135579U (ja) 便座カバー
US1929951A (en) Toilet appliance