JPH0764650A - 水路系における水位・水温等の遠隔環境測定制御方法およびその装置 - Google Patents

水路系における水位・水温等の遠隔環境測定制御方法およびその装置

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JPH0764650A
JPH0764650A JP5235550A JP23555093A JPH0764650A JP H0764650 A JPH0764650 A JP H0764650A JP 5235550 A JP5235550 A JP 5235550A JP 23555093 A JP23555093 A JP 23555093A JP H0764650 A JPH0764650 A JP H0764650A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水路系における水位や水温等の環境を計測
し、その測定結果を遠隔地にあるホストコンピュータと
の間でデータ送受信し、ホストコンピュータで水位・水
温等の適切値をファジィ推論により決定し、水路系の水
位や水温等が適切な値になるまで水門開閉装置を作動さ
せて、リアルタイムに制御するための方法およびその装
置の提供。 【構成】 水温、外気温および水位等をセンサーにより
計測する水路系環境観測装置1、水路系現場と遠隔地の
ホストコンピュータとの間で水路系環境計測結果をデー
タ通信するためのデータ送受信装置2および3、水路系
環境を制御するための水門開閉装置7、リアルタイム遠
隔制御システム5から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水路系における水位や
水温等の環境を計測し、その測定結果を遠隔地にあるホ
ストコンピュータとの間でデータ送受信し、ホストコン
ピュータで水位・水温等の適切値をファジィ推論により
決定し、水路系の水位や水温等が適切な値になるまで水
門開閉装置を作動させて、リアルタイムに制御するため
の方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の水路系の水位制御装置としては、
水門制御装置(例えば、特開昭58−210207号広
報、特開昭62−86217号広報および特開平01−
310008号広報参照)などがあるが、一般的には、
手動ハンドル式ゲートバルブやフロート式の水位調整器
が利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術のうち、手
動ハンドル式ゲートバルブについては、例えば農家は、
遠距離の水田まで毎日出向き、水田の水位を確認し、手
動ハンドルを調整しなければならず、そのために消費す
る時間と労力は非常に大きいという問題点があった。
【0004】また、水田の水位確保のために、少なくと
も一日のうち早朝から夕方まで、最悪の場合には昼夜関
係なく2ヶ月以上も水田に水を流し続けるため、水利用
料金の負担が大きいという問題点があった。
【0005】さらに、農家に限らず水路管理者は、刻々
変化する水路系環境を遠隔地から監視することだけでも
要望しているが、それさえも容易なことではなかった。
【0006】また、フロート式の水位調整器では、水位
のみの調整は可能であるが、水路系の温度を監視しなが
らの水位の制御は、ほとんど不可能である。
【0007】さらに、従来の技術では異常低温やフェー
ン現象などの異常気温変動に対応できる方法がなかっ
た。
【0008】本発明は、この様な問題点に鑑みてなされ
たものであり、水位・水温等の水路系環境を計測し、そ
の計測結果を遠隔地のコンピュータまでデータ送受信
し、管理者の希望する水位・水温等を維持するようにコ
ンピュータで管理し、制御するための方法および装置を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の水門開閉装置においては、手動ハンドル式
ゲートバルブの替わりに、開閉バルブ、モータ、スプロ
ケットおよびチェーン等で構成される電動式水門開閉装
置とする。
【0010】上記モータには、バルブの開閉のために正
転、逆転が可能で、かつバルブ開閉量の把握が可能なス
テッピングモータ等を用いることが望ましい。
【0011】また、開閉バルブにリミットスイッチ等を
設けてバルブの開閉量を検知できるようにすれば、ステ
ッピングモータの替わりに他種のモータを用いてもよ
い。
【0012】また、チェーンの替わりにベルト等を用い
たり、水門バルブとモータをスプロケット等で直結した
り、モータの出力シャフトを直接水門バルブに接続した
りして、バルブを開閉してもよい。
【0013】前述のように構成された電動式水門開閉装
置を水門その他の水路系に接続できるように地中に埋設
する。
【0014】また、水位や温度等の計測のために、それ
ぞれ超音波距離センサ等を利用した水位センサと、白金
抵抗体等を利用した温度センサを装備し、これらセンサ
からのデータをデジタル値に変換させるA/Dコンバー
タを装備した水路計環境観測装置とする。水位センサや
温度センサにデジタル値を出力させる機能を持つものを
用いる場合は、上記のA/Dコンバータは不要となる。
【0015】上記で得られたデジタル値を無線機で遠隔
地のホストコンピュータまで送信させ、あるいは逆にホ
ストコンピュータからの指令を受信して環境観測または
水門の開閉を行うため、マイコン、通信用モデムおよび
無線機から成るデータ送受信装置を装備する。
【0016】遠隔地への通信方法は、前記無線機の他
に、RS−232Cによるデータ通信や、電話回線利用
によるデータ通信等でもよい。
【0017】遠隔地のホストコンピュータでは、専用の
プログラム等により、計測時の水位や水温、外気温等の
環境条件をディスプレイ等で表示し、必要に応じて管理
者の希望する水位になるまで水門を開閉させる指令を送
信する。
【0018】さらに、必要に応じ、水路管理者が直接ホ
ストコンピュータから指示して、水門の開閉量を制御で
きるようにする。
【0019】水路系環境の適切条件は、あらかじめ調査
あるいは経験法則をもとにして作成された制御プログラ
ムを内蔵したリアルタイム遠隔制御システムにより、求
められる。
【0020】とくに、異常低温やフェーン現象などの異
常気象時の水田水温等の管理には、従来のON/OFF
制御方式に替えて、より柔軟に水位と水温等を制御でき
るファジィ制御方式を用いる。
【0021】
【作用】水路系環境観測装置により収集された水路系の
水位、水温、外気温等のデータを、データ送受信装置を
介して遠隔地にあるホストコンピュータに送信する。
【0022】ホストコンピュータでは、環境測定結果等
のディスプレイ表示を行う。
【0023】ホストコンピュータに水門開閉バルブの開
閉量を決定するプログラムを用いるか、あるいは、水門
等の管理者がディスプレイを見ながら、そのデータを監
視し、その時の適切な環境条件を判断して、それに合致
する水門開閉装置のバルブ開閉量を決定する。
【0024】そのバルブ開閉量の指令値は、ホストコン
ピュータ側からデータ送受信装置を介して水路系側の水
門開閉装置内のモータ駆動用ボードに送信される。
【0025】水門開閉装置では、そのバルブ開閉量の指
令値分だけモータが回転し、バルブが開閉することによ
り、水路内または水田内の水位は適切に保持される。
【0026】さらに、水温の制御については、前記のリ
アルタイム遠隔制御用プログラムに装備したファジィ制
御方式のソフトウェアを用いる。これにより、水位と水
温を適切に制御できるようになる。
【0027】上記のファジィ制御方式のソフトウェア
は、季節と時刻により変動する水位と水温の適切値、例
えば、稲の生育段階ごとに異なる適切水位と適切水温を
計算し、その時期での適切水温をファジィ推論で求め、
それを再現させる開門開閉装置のバルブ開閉量をファジ
ィ推論で求める。
【0028】
【実施例】実施例について、水田内環境の遠隔測定制御
に関する事例について、図面を参照して説明すると、図
1において、水路系環境観測装置1、水路系現場側デー
タ送受信装置2、ホストコンピュータ側データ送受信装
置3、水門開閉装置4、ホストコンピュータ5、リアル
タイム遠隔制御システム6、および測定・制御結果等表
示部7から構成されている。
【0029】図2において、温度センサ9、水位センサ
10により水位、水温、外気温等の水路系環境を測定す
る。その測定結果は、A/Dコンバータボード11でデ
ィジタル値に変換され、ワンボードマイコン12を介し
て水路系現場側データ送受信装置2に送られる。
【0030】A/Dコンバータ内蔵型のセンサを用いた
場合は、このA/Dコンバータボード11は不要とな
る。また、ワンボードマイコン12は、パソコンでもよ
いし、チップ化された電子回路等でもよい。
【0031】その測定結果のディジタル値を、通信用モ
デム21、無線機22、およびアンテナ23等からなる
水路系現場側データ送受信装置2により、遠隔地のホス
トコンピュータ側に接続してあるホストコンピュータ側
データ送受信装置3に送信する。
【0032】ホストコンピュータでは、予めプログラム
化されたリアルタイム遠隔制御システム5により、受信
した水路環境データと受信日時データを測定・制御結果
等表示部6に表示するとともに、それら水路系環境の測
定値がその日時において適切であるかどうか等を判断す
る。もしその測定値が適切でなければ、水路系環境判断
ソフトウェア等がその時の適切値を計算し、それに合致
する水門開閉装置のバルブ開閉量を決定する。
【0033】前述のリアルタイム遠隔制御システム5の
替わりに、水門の管理者がホストコンピュータのディス
プレイを見ながら、適切な水位を維持するように水門の
開閉量をキーボード等から入力するようにしてもよい。
【0034】そのバルブ開閉量の指示値は、ホストコン
ピュータ側のデータ送受信装置3から水路系現場側デー
タ送受信装置2を介して、水路側のワンボードマイコン
12へ送信される。
【0035】ワンボードマイコン12は、そのバルブ開
閉量を達成するまで、バルブ制御用ボード13により水
門開閉装置7内のモータ14を回転させるようにする。
【0036】なお、ワンボードマイコン12には、ホス
トコンピュータの指令が環境計測を命令しているのか、
バルブ制御用ボード13の作動を指令しているのかを判
断するプログラムを内蔵してある。
【0037】水位と水温の同時制御については、リアル
タイム遠隔制御システム5に準備されたファジィ推論プ
ログラム等により、その時の適切な水温を算出し、その
水温を再現できるような水位となるように、水門開閉装
置7のバルブ開閉量をファジィ推論により決定する。
【0038】以下に、ファジィ推論によるバルブ開閉量
の決定方法の一例を述べる。図6は、稲作時の水田水位
のファジィ制御のためのメンバーシップ関数の一例であ
る。ここで、縦軸のグレードはその現象の程度を表した
ものであり、例えば図6のように横軸の水位計測値が7
0mmであったなら、その時の水温は「h_best」
(穂ばらみ期で適切の意味、以下同様)の程度が0.5
5であると判断する。他の「low」(低い)、「k_
best」(活着期では最適水位)、「b_best」
(分げつ期では最適水位)、「high」(高い)に対
するグレードも求める。ここでは、たまたま70mmの線
にかかる他のメンバーシップ関数がないので、他のグレ
ードは、それぞれ0となる。
【0039】水温のファジィ推論についても同様に行
う。図7は、水温に関するメンバーシップ関数の一例で
ある。例えば、今水温の計測結果が33.3℃であった
なら、「best」(適切)の程度が0.85であると
判断する。他の「cooler」(低温すぎる)や、
「cool」(低温)、「hot」(高温)のグラフに
は33.3℃の線がかからないので、それらのグレード
は、それぞれ0となる。
【0040】これらメンバーシップ関数の形は、その地
域や水田管理者の経験で異なるので、あらかじめ調査や
経験則により、決定しておく必要がある。
【0041】表1は、稲作時の分げつ期における水門開
閉装置の開閉量設定のためのルールを示したものであ
る。いま、水位と水温の測定値がそれぞれ70mm、3
3.3℃であったとする。この時のグレードは、図6お
よび図7から水位が「h_best」で0.55、水温
が「best」で0.85となり、これらが前件部とな
る。これら前件部の結果を表1に当てはめ、横軸の水位
では「h_best」、縦軸の水温では「best」を
とった交点を求める。結果的には、用水側バルブと排水
側バルブのメンバーシップ関数が、それぞれ「clos
e」(ほとんど閉)、「best」(適切)と決定され
る。
【0042】表1
【0043】次に、その結果を用いて、バルブを開閉す
るステッピングモータ14の開閉量を求める方法につい
て述べる。図8に、αカットしたいわゆる「頭切り」後
の重心法によるステッピングモータの開度(ステップ
数)の算出法の一例を示した。まず、前述の結果の前件
部のグレード0.55と0.85のうち、どちらか小さ
い方を求める。これをmin演算といい、min{0.
55, 0.85}=0.55と算出される。
【0044】次に、図8中のメンバーシップ関数のう
ち、用水側バルブでは「close」、また排水側バル
ブでは「best」のメンバーシップ関数のグラフを用
いて、前述のmin演算で求めたグレード0.55より
も、小さい部分だけを残して、グラフをカットして、頭
切りを行う。
【0045】これにより得られた図8中の斜線部分の重
心の横軸のステップ数を求める。結果的に、用水側バル
ブは28ステップの開度、排水側バルブは250ステッ
プの開度が、ステッピングモータ制御用ステップ数とし
て、ホストコンピュータ4よよびデータ送受信装置3を
介して、圃場側に送信され、水門開閉装置7のバルブ1
8を開閉させる。
【0046】このバルブ開閉量は、現地水田の面積や自
然減水量により異なるので、例えば「little」の
時に、水門開閉装置のステッピングモータの開度を何ス
テップ数にするかは、個々に決定しておく。
【0047】また、リアルタイム遠隔制御システム5
は、水位または水温等の変化速度に応じて、環境計測す
る時間間隔等を決定する機能を持ち、任意時刻あるいは
定期的に環境の計測と制御を行うことができる。
【0048】この機能により、例えばフェーン現象のた
めに水田内の水温が急上昇する傾向が観測された場合、
直ちに用水側及び排水側のバルブを全開にして水温上昇
を最小限度にとどめることが可能である。
【0049】なお、遠隔地に模擬水田を設置し、図1の
システムを用いて、水田環境の最適制御実験を行った。
田植え後の「活着期」を想定した時の水田の管理につい
て、従来のフロート式水位調整器等によるON/OFF
制御と、本発明で提案するファジィ制御により管理した
結果の一例を、それぞれ図9と図10に示す。この「活
着期」では、水位が最優先されるので、水位のみの制御
実験とし、適切水位を30mmとした。
【0050】図9のON/OFF制御では、適切水位3
0mmを中心に水位が上下し、水田内の水は絶えず用水・
排水されていることがわかる。実験時間中の60分間に
用水バルブが24回開閉し、総用水量は456リットル
となった。
【0051】これに対し、図10のファジィ制御では、
6回の用水バルブ開閉で済み、総用水量は30リットル
であった。模擬水田の初期貯水量46.4リットルに対
する用水回数は、ON/OFF制御で9.8回、ファジ
ィ制御で0.6回であり、本発明によるファジィ制御方
式は、用水回数や用水量の点から考察すると、従来のフ
ロート式水位調整器等によるON/OFF制御方式より
も、はるかに経済的、省力的であることがわかる。
【0052】また、稲作時の「分げつ期」における水位
と水温の同時最適制御実験を行った。ON/OFF制御
とファジィ制御により管理した結果の一例を、それぞれ
図11と図12に示す。この実験は、水位を初期水位約
9mmから適切水位60mmに維持させ、水温は初期水温3
4℃を維持させることを目的としたものである。
【0053】図11のON/OFF制御では、適切水位
60mmに対し、40mm〜60mmの範囲で水位が変動し
た。水温は、水位制御のためにバルブの開閉を繰り返し
すぎたことから、初期値34℃を維持できず、実験開始
60分後には約22℃まで低下した。
【0054】これに対し、図12のファジィ制御では、
最初の6分間で比較的大量の排水を行い、次の26分間
で水位50〜55mmとなり、おおよそ適切な水位を実現
できた。これは、表1のファジィ推論ルールにより水温
が重視され、実験開始34分後から用水・排水バルブと
もに「ほとんど閉」の状態が指示され、結果的に適切な
判断であったことがわかる。
【0055】上記の実験結果から、本発明中のファジィ
理論応用の環境制御方式は、水資源の節約や労力の省力
化にも有効であることがわかった。
【0056】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0057】集落等へ流入させる農業用水等の全体の水
量を制御するには、河川等からの流入口に本発明の装置
を設置することにより、達成できる。
【0058】また、水田での利用例を述べると、水田へ
の用水側と排水側に水門開閉装置7を設置することによ
り、両者の開閉量に差を設けることにより、水田に残る
水の水位を制御することができる。
【0059】前述の方法により、農家では、水田等の水
位確保のための水の流しっ放しがなくなり、水利用料金
の負担が軽減される。
【0060】また、水路管理者や農家は、刻々変化する
水路系環境を遠隔地から容易に監視、あるいは制御する
ことができる。
【0061】この場合、水位、水温、外気温といった水
路系環境のほかに、pHセンサ、汚染物質等の計測セン
サを利用することにより、それらの観測値の遠隔観測等
を行うことができる。
【0062】さらに、農家等は、多くの水田等の水位等
を毎日調整する作業から解放され、水田管理に要する時
間や労力は大幅に削減できる。
【0063】また、稲作時に出現する異常低温やフェー
ン現象などの異常気温変動に対応して、その生育時期に
もとづいた水位・水温等の適切な制御が、遠隔地から可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1例を示す全体の構成図であ
る。
【図2】水路系環境観測装置の実施例を示す構成図であ
る。
【図3】ワンボードマイコンのプログラム例を示すフロ
ーチャートである。
【図4】水門開閉装置の実施例を示す斜視図である。
【図5】水路系現場側およびホストコンピュータ側のデ
ータ送受信装置の実施例を示す構成図である。
【図6】稲作時の水田水位のファジィ制御のためのメン
バーシップ関数の一例である。
【図7】稲作時の水田水温のファジィ制御のためのメン
バーシップ関数の一例である。
【図8】「頭切り」後の重心法によるステッピングモー
タの開度(ステップ数)の算出法の一例である。
【図9】「活着期」の水田管理におけるON/OFF制
御の実験結果の一例である。
【図10】「活着期」の水田管理におけるファジィ制御
の実験結果の一例である。
【図11】「分げつ期」の水田管理におけるON/OF
F制御の実験結果の一例である。
【図12】「分げつ期」の水田管理におけるファジィ制
御の実験結果の一例である。
【符号の説明】
1 水路系環境観測装置 2 水路系現場側データ送受信装置 3 ホストコンピュータ側データ送受信装置 4 ホストコンピュータ 5 リアルタイム遠隔制御システム 6 測定・制御結果等表示部 7 水門開閉装置 8 電波 9 温度センサ 10 水位センサ 11 A/Dコンバータ 12 ワンボードマイコン 13 バルブ制御用ボード 14 水門開閉装置のモータ 15 チェーン 16 モータ側スプロケット 17 バルブ側スプロケット 18 開閉バルブ 19 水路用継手 20 指示台 21 通信用モデム 22 無線機 23 アンテナ
【表1】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水温、外気温および水位等をセンサによ
    り計測する水路系環境観測装置。
  2. 【請求項2】 水路系現場と遠隔地にあるホストコンピ
    ュータとの間で、請求項1で計測された水路系環境をデ
    ータ通信し、あるいはホストコンピュータからの指示を
    水路系現場で送信するためのデータ送受信装置。
  3. 【請求項3】 水路系環境を制御するための水門とその
    開閉装置。
  4. 【請求項4】 水位と水温を同時に制御するための、フ
    ァジィ推論による適切値決定方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3および4を用いて、水
    路系環境条件をリアルタイムに制御するリアルタイム遠
    隔制御方法。以上の如く構成された遠隔環境測定制御方
    法およびその装置。
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