JPH0763866B2 - ろう付け用フラックス - Google Patents

ろう付け用フラックス

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JPH0763866B2
JPH0763866B2 JP2255760A JP25576090A JPH0763866B2 JP H0763866 B2 JPH0763866 B2 JP H0763866B2 JP 2255760 A JP2255760 A JP 2255760A JP 25576090 A JP25576090 A JP 25576090A JP H0763866 B2 JPH0763866 B2 JP H0763866B2
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brazing
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房美 三浦
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルミニウムまたはアルミニウム合金材料
(以下、両者をあわせて単にアルミニウム系材料とい
う)のろう付けに使用するフラックスに関し、さらに詳
しくは、セシウム(Cs)を錯塩として含む錯化合物と結
晶性の水酸化アルミニウム又は/及び酸化アルミニウム
とからなりマグネシウム含有量の高いアルミニウム系材
料のろう付けに適したろう付け用フラックスに関するも
のである。
〔従来技術およびその問題点〕
従来より、アルミニウム系材料のろう付けには、ろう材
としてアルミニウム系材料より若干融点の低いアルミニ
ウム−シリコン(Al−Si)共晶合金が主として使用され
ている。また、ろう材をアルミニウム系材料と良好に接
合させるためには、該アルミニウム系材料の表面に存在
する酸化物被膜等の汚れを除去する必要がある。この汚
れを除去するために、ろう材とともにフラックスをろう
付け部に供給する。
最近用いられつつあるフラックスとしては、フッ化カリ
ウム(KF)−フッ化アルミニウム(AlF3)系の錯体(フ
ルオロアルミニウム酸カリウム)からなる非腐食性のフ
ラックスがある。このフラックスは、KF−AlF3の共晶点
(560℃)で溶融し、フラックスとして優れた作用を有
するが、溶融開始温度が560℃以上である。従って、使
用するろう材は、560℃よりも数十℃高い融点を有する
ものが必要となり、ろう付け時の加熱温度もこれに伴っ
て高くする必要がある。また、加熱手段としてアセチレ
ン炎等のトーチを使用してろう付けを行う場合、ろう材
およびフラックスの融点が高いと、ろう付け温度の調整
が難しくなり、KF−AlF3系フラックスを使用してろう付
けをするにはかなり高度の熟練を要するという問題があ
った。さらに、KF−AlF3系フラックスは、マグネシウム
含有アルミニウム系材料のろう付け性能が不十分であ
り、実質的にはマグネシウム含有量が0.4重量%を超え
るアルミニウム系材料のろう付けは不可能であるとされ
ていた。
これら従来技術の問題点を解決する技術として、単体化
合物表示にてフッ化アルミニウム60〜50重量%、フッ化
カリウム40〜50重量%を含有するフルオロアルミニウム
酸カリウム又はフルオロアルミニウム酸カリウムとフッ
化アルミニウムとの混合組成物100重量%と、その全量
に対してフッ化アルミニウムアンモン5〜15重量%を含
有した「ろう付け用フラックス」(特開昭60−184490
号)が提案されている。これにより、アルミニウム材中
のマグネシウム含有量が2重量%近辺までのアルミニウ
ム材のろう付けが可能であるとしている。
しかしながらこのフラックスは、融点が569〜580℃と高
く、またろう付け過程でフッ化アンモニウム(NH4F)が
有害なヒュームとなって大量に揮発するため、安全衛生
上および公害の見地から大きな問題を有していた。
また本発明者らは、前記従来技術の問題を解決する方法
として、先に、単体化合物表示にてフッ化アルミニウム
/フッ化セシウムのモル比が67/33〜26/74に相当するフ
ルオロアルミニウム酸セシウム又はフルオロアルミニウ
ム酸セシウムとフッ化アルミニウムとの混合組成物とか
らなる「ろう付け用フラックス」(特開昭61−162295
号)を開発した。これにより、溶融開始温度が440℃〜4
60℃とKF−AlF3系フラックスに比べて120℃程度低い融
点を有するとともに、マグネシウムを含有するアルミニ
ウム系材料にも有効に作用するろう付け用フラックスを
実用化することができた。
しかしながら、このろう付け用フラックスは、従来のKF
−AlF3系フラックスに比べてマグネシウム含有アルミニ
ウム系材料のろう付活性が高く、ややマグネシウム含有
量の高いアルミニウム系材料のろう付けに使用できるも
のの、被ろう付け体のアルミニウム系材料のMg含有量が
1重量%以上の材料をろう付けする際には、ろう付け性
能が十分に得られないという問題があった。
また、前記従来のフラックスは、融点が前者の特開昭60
−184490号では569〜580℃、後者の特開昭61−162295号
では440℃〜460℃と溶融温度範囲が狭いため、該フラッ
クス自身が酸化されやすく、温度条件やその他条件を厳
しく制御しないと変質・劣化してフラックスとしての機
能を果たさなくなるという問題があり、トーチろう付け
性が劣っていた。
また、前記従来技術の問題を解決する他の方法として、
アモルファス水酸化アルミニウムを用いて製造された溶
融組成がMXAlFyOz(x=0.5〜2.0、y=1.5〜4.8、z=
0.1〜1.0,Mx=Li,Na,K,Rb,Cs)である4元素系からなる
懸濁安定性に優れたアルミニウム材料のろう付け用フラ
ックスとその製造方法(特開平1−284496号)が提案さ
れている。この発明により、前記特開昭61−162295号の
低い融点を有するフラックスの特徴に加えて、懸濁安定
性に優れるとともに、生産性に優れ経済的に有利なもの
とすることができたとしている。しかしながら、このろ
う付け用フラックスは、Mxがセシウム(Cs)の場合、融
点が410℃〜440℃と幅が極めて狭く、該フラックス自身
が酸化されやすく、温度条件やその他条件を厳しく制御
しないと変質・劣化してフラックスとしての機能を果た
さなくなるという問題があり、トーチろう付け性が劣っ
ていた。
そこで、本発明者らは、上述の如き従来技術の問題点を
解決すべく鋭意研究し、各種の系統的実験を重ねた結
果、本発明を成すに至ったものである。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、Mgの含有量が多いアルミニウム系材料
のろう付けおよびトーチろう付けに対して有効に作用す
るとともに、安全性に優れ、低い融点を有する非腐食性
のろう付け用フラックスを提供するにある。
本発明者らは、上述の従来技術の問題に関し、以下のこ
とに着眼した。すなわち、前記従来技術のろう付け用フ
ラックスのうち、前者のフッ化アルミニウムアンモンを
含む全フッ化タイプのフラックスの場合は、融点が高
く、ろう付け過程でフッ化アンモニウム(NH4F)の有害
なヒュームが大量に揮発するため、安全性に問題がある
ので、このタイプのフラックスは前記目的を達成するに
は本質的に限界がある。そこで、安全性に問題のない後
者のCsF−AlF3タイプのフラックスにおいて、酸化劣
化に対する抵抗性に優れ、かつ、アルミニウム系材料
のMg含有量が多くても均一で良好なろう付け性能が得ら
れる、ろう付け用フラックスの開発に着眼した。そし
て、酸化劣化に対する抵抗性を向上させるために、フラ
ックスの溶融開始温度と該フラックス全体が液相となる
温度との間の温度範囲、すなわち、溶融温度範囲を拡大
する物質を、および高Mg含有アルミニウム系材料に対し
てもろう材の流動性を妨げるMgF2の生成を十分に抑制す
る物質を有するフラックスの構成に着目した。そして、
この構成を満足する物質として、CsF−AlF3に結晶性のA
l2O3・nH2O、又は/及びAl2O3を添加した三元系のフラ
ックスとすることにより前記従来技術の問題点を解決す
ることに至った。
〔第1発明の説明〕 第1発明の構成 本第1発明のろう付け用フラックスは、フッ化セシウム
とフッ化アルミニウムと結晶性の水酸化アルミニウム又
は/及び酸化アルミニウムとからなるろう付け用フラッ
クスであって、該ろう付け用フラックスは、単体化合物
のモル%表示で、x・CsF−y・AlF3−1/2・z・〔Al2O
3・nH2O、又は/及びAl2O3〕、x+y+z=100、x/y≦
3、42≦x≦66、z≧2の組成を有し、しかもセシウム
が錯塩として存在する融点が440℃〜580℃の結晶性化合
物から成り、マグネシウム含有量が多いアルミニウム系
材料のろう付けに適したことを特徴とする。
第1発明の作用および効果 本第1発明のろう付け用フラックスは、非腐食性であ
り、Mgの含有量が多いアルミニウム系材料のろう付けお
よびトーチろう付けに対して有効に作用するとともに、
安全性に優れ、低い融点を有し、しかも溶融温度範囲が
広い。
すなわち、本発明のフラックスは、440℃〜580℃程度
の広い溶融温度範囲を持っている、しかも440℃〜580
℃程度の温度でMgを多く含むアルミニウム系材料のろう
付け所望部において酸化物被膜等の汚れを除去しろう材
の流動性を高めるので、ろう材が均一に分散し、マグネ
シウムを高い割合で含有するアルミニウム系材料におい
ても良好なろう付け接合部を得ることができる。特に、
大気トーチろう付けにおいては、440℃〜580℃の広い溶
融温度範囲を持っているために、トーチろう付け過程で
フラックスが変質劣化し難く、Mgの含有量が多いアルミ
ニウム系材料のろう付け性に優れる。また、ろう付け過
程で有害なフッ化アンモニウムが揮発することがなく、
安全性に優れ、低い融点を有している。また、ろう付け
後のフラックス残渣は、アルミニウム系材料およびろう
材を腐食することがない。
本第1発明のろう付け用フラックスが上述のごとき効果
を発揮するメカニズムについては、未だ必ずしも明らか
ではないが、次のように考えられる。
すなわち、本第1発明のろう付け用フラックスは、先
ず、結晶性の水酸化アルミニウム又は/及び酸化アルミ
ニウムを含有しているので、フラックスの組成中に占め
るF(フッ素)の割合が全フッ化物タイプのフラックス
より低いため該フラックス中のFの活量を低減すること
ができ、ろう付け昇温時に、ろう材の流動性を妨げるMg
F2の生成を低減することができる。これにより、Mgの含
有量が高いアルミニウム系材料においても、均一で良好
なろう付けを実現することができる。
一方、フラックス中の構成要素であるF(フッ素)の役
割は、フラックスが溶融した際に活性となりアルミニウ
ム系材料表面に生成しているろう材の流動性を妨げる酸
化被膜を剥離することにある。従って、通常アルミニウ
ム系材料のろう付け用フラックスにはフッ化物が不可欠
とされている。しかしながら、フッ化物の割合が多すぎ
るとMg含有アルミニウム系材料をろう付けする場合に
は、非常に活性な金属であるMgとフッ化物中のFが反応
し、高融点のMgF2を生成してフラックスが変質劣化し易
くなる。従って、フラックス中には適当な割合のFが必
要であるが、従来の全フッ化物タイプのフラックスにお
いては、このF含有割合が必要以上に大きく、フラック
スが変質劣化し活性が低下したり、ろう付け過程でフッ
化アンモニウム(NH4F)の有害なヒュームが大量に揮発
して、安全上大きな問題がある。これに対して、本発明
の場合には、上述の如く結晶性の水酸化アルミニウム又
は/及び酸化アルミニウムを含有し、三元系のフラック
スとしてFの含有割合を抑えFの活量を低減することが
できたために、ろう材の適度な流動性を保つことができ
る。
また、本発明のフラックスは、CsF−AlF3−〔Al2O3・nH
2O、又は/及びAl2O3〕の三元系であるので、溶融開始
温度が約440℃と低くかつフラックス全体が固相から液
相に変わる温度が約580℃と、CsF−AlF3の2元系フラッ
クスやアモルファス水酸化アルミニウムを用いて製造さ
れた溶融組成がMXAlFyOz(x=0.5〜2.0、y=1.5〜4.
8、z=0.1〜1.0,Mx=Li,Na,K,Rb,Cs)の融点が410℃〜
440℃の4元素系フラックスに比べて溶融温度範囲が広
がるため、ろう付け加熱途中でフラックスが変質してフ
ラックス活性が低下する割合を小さくすることができ
る。これにより、本発明のフラックスは、440℃〜580℃
程度の広い溶融温度範囲において、またMg含有量が高い
材料であっても、被処理材としてのアルミニウム系材料
に対するろう材のぬれ広がり性を十分に確保あるいは高
めることができるとともに、ろう材および被処理材料の
酸化被膜などを剥離して該酸化物をフラックス中に溶け
込ませることにより該酸化物被膜等の汚れを除去し、均
一で良好なろう付け接合部を実現することができる。従
って、フラックスが酸化劣化し易い大気中トーチろう付
けにおいても、Mg含有量が高いアルミニウム系材料のろ
う付け性に優れる。
さらに、本発明のフラックスは、ろう付け接合時に、
(NH43AlF6含有フラックスのように大量のヒュームが
発生することが無いので、公害等の問題が無く、安全性
において優れている。また、ろう付け終了後の残渣は水
に難溶であり、被処理材料としてのアルミニウム系材料
あるいはろう材を腐食させることがない。
また、従来のKF−AlF3系フラックスに比べて融点が低い
ので、ろう付け工程における加熱温度を低くすることが
できるので、ろう付け作業性がよい。また、従来のKF−
AlF3系フラックスでは不可能であった低融点のアルミニ
ウム系材料(例えばAl鋳物)のろう付けも可能となる。
また、本発明のフラックスは、前記CsF−AlF3等の二元
系フラックスに比して、高価なフッ素の使用量を少なく
できるので、安価なものとすることができる。
〔第1発明のその他の発明の説明〕 以下に、前記第1発明のその他の発明について説明す
る。
本発明のろう付け用フラックスは、セシウム(Cs)を錯
塩として含むセシウムとアルミニウム(Al)とフッ素
(F)とからなる錯化合物、または該セシウム(Cs)を
錯塩として含むセシウムとアルミニウム(Al)とフッ素
(F)とからなる錯化合物とフッ化アルミニウム(Al
F3)との混合物、及び結晶性の水酸化アルミニウム〔Al
2O3・nH2O〕又は/及び酸化アルミニウム(Al2O3〕とか
らなる。
ここで前記錯化合物は、ヘキサフルオロアルミニウム酸
セシウム(Cs3AlF6)、テトラフルオロアルミニウム酸
セシウム(CsAlF4・2H2O)、ペンタフルオロアルミニウ
ム酸セシウム(Cs2AlF5・H2O)等のフルオロアルミニウ
ム酸セシウム塩のほか、これらフルオロアルミニウム酸
セシウム塩のF原子の一部をOH基で置換した化合物、例
えば〔CsxAly(F,OH)・nH2O:x、y、z、nは整数、
x+3y=z)などの錯塩として含む錯化合物である。該
錯化合物は、種々の組成の錯化合物として存在し、しか
も同一の組成であっても温度により変態し、多種類の構
造をとりうる。なお、この錯化合物は、その構造・化合
状態等が特に限定されるものではなく、溶融状態で前記
モル比の関係を有するx・CsF−y・AlF3の組成を満足
するものであればよい。
また、結晶性の水酸化アルミニウムは、Al2O3・nH2Oで
示される水和した酸化アルミニウムまたは含水酸化アル
ミニウムであり、一般にAl(OH)で示される化合物の
ほか、例えば、n=1のAl2O3・H2Oにおいてはベーマイ
ト、タイアスポアが、n=3のAl2O3・3H2OまたはAl(O
H)においてはギブサイト、バイヤーライトがある。
なお、これら化合物を適当な温度と時間で脱水すること
により種々の含水酸化アルミニウムが得られる。これら
水酸化アルミニウムは、いずれも本発明に用いることが
できる。
また、結晶性の酸化アルミニウム〔Al2O3〕は、前記水
酸化アルミニウム(Al2O3・nH2O)を脱水したものであ
り、脱水前の水和状態および加熱温度により種々に相変
態し異なる結晶構造をとり得る。例えば、γ−アルミナ
等の活性アルミナ、α−アルミナ等がある。なお、完全
にα−アルミナ化したものは、本発明にかかるフルオロ
アルミニウム酸セシウム塩に多量に配合・混合してフラ
ックスを得た場合には、ろう付けに際して融点の上昇を
招き、ろう付け性を悪化させる場合があるので好ましく
ない。従って、このような場合には、多量のα−アルミ
ナがそのままの形で該フラックス中に存在していること
は好ましくなく、一旦α−アルミナを該フラックス中の
他の物質と反応させるか溶融した後粉砕してフラックス
を製造することが望ましい。
本発明のろう付け用フラックスにおいて、この結晶性の
水酸化アルミニウム〔Al2O3・nH2O〕および結晶性の酸
化アルミニウム〔Al2O3〕、さらにこれらの混合物は、
フラックス溶融塩中に容易に溶ける、ろう材や被処
理材中の成分と置換反応を起こさない安定な性質を有す
る、フラックス成分の溶融開始温度と該フラックス全
体が液相になる温度との差を拡大する、MgF2の生成を
抑制する、及び/又は融解する、水に難溶である、
ろう付け後のアルミニウム系材料の耐久性を損なうこと
がない、又は損なう物質に置換されることがない、物質
であるので、前記発明の目的を達成する添加剤として優
れたものである。
本発明において用いる結晶性の水酸化アルミニウム〔Al
2O3・nH2O〕および酸化アルミニウム〔Al2O3〕は、その
粒径が10μm以下であることが好ましい。該範囲の粒径
とすることにより、フラックスを容易に溶融することが
できる。
また、本発明のろう付け用フラックスの組成は、各単体
化合物のモル%をギブスの三角座標により表示すると、
第1図のようになる。すなわち、第1図中の直線AB、B
C、CD、DAで囲まれる斜線の範囲である。この第1図中
に斜線で示される範囲内の組成を有するものは、440℃
〜580℃の温度で溶融あるいは溶融を開始し、非腐食性
のろう付け用フラックスとして用いることができる。な
お、第1図では、結晶性の水酸化アルミニウムとしてAl
(OH)を用いた場合として示した。
ここで、フッ化セシウム(CsF)が42モル%未満の場合
または66モル%を超えた場合、ろう付け時にフラックス
が十分に溶融せず、ろう材の流動性が悪化し、ろう付け
性が不十分となる。また、結晶性の水酸化アルミニウム
又は/及び酸化アルミニウムの含有量が2モル%未満の
場合は、Mgを含有する材料のろう付け性を改善する効果
がほとんど見られない。また、フッ化セシウムとフッ化
アルミニウムのモル比(x/y)が3を超える場合には、
錯塩として固定されない遊離フッ化セシウムが存在し易
くなり、これを含む錯化合物は吸湿性を有するので、被
ろう付け体を腐食させる虞がある。
本発明のろう付け用フラックスは、該組成が単体化合物
のモル%表示で、結晶性のAl(OH)が5〜22モル%、
CsFが48〜58モル%、AlF3が20〜47モル%であることが
好ましい。
該範囲の組成を有するフラックスは、Mg含有量が高いア
ルミニウム系材料のろう付け性および大気中のトーチろ
う付け性に特に優れている。
このように、本発明のろう付け用フラックスにおいて
は、第1図に単体化合物表示における前記組成が適正な
範囲内にあること、および第2に該錯化合物中に遊離フ
ッ化セシウムが存在しないことが、最も重要な要件とな
っている。
次に、本発明のろう付け用フラックスの製造方法につい
て、その具体的な例を簡単に説明すると以下のようであ
る。
第1の方法としては、フルオロアルミニウム酸セシウム
を一旦製造したのち、前記組成割合になるように結晶性
の水酸化アルミニウム又は/及び結晶性の酸化アルミニ
ウムを配合・混合する方法がある。
次に、第2の方法としては、先ず、CsFとAlF3および、
結晶性の水酸化アルミニウム又は/及び結晶性の酸化ア
ルミニウムの粉末を所望の割合で混合し、これをルツボ
で加熱・溶融したのち、冷却して固化物とする。次い
で、該固化物を粉砕して、本発明にかかるろう付け用フ
ラックスを得る方法がある。この方法では、上記加熱溶
融中にAlF3が昇華してAlF3の量が減少し易いので、あら
かじめAlF3を多めに入れておくのがよい。なお、該方法
では、α−アルミナを結晶性の酸化アルミニウム原料と
して用いる場合には、他の活性アルミナまたは水酸化ア
ルミニウムを原料とした場合に比べて、比較的高い溶融
温度を必要とする。
次に、第3の方法としては、先ず、フッ化アルミニウ
ム、特にAlF3・3H2OとCsFと、結晶性の水酸化アルミニ
ウム又は/及び結晶性の酸化アルミニウムの粉末を所定
の割合で混合したものに水を加えて、ペースト状もしく
はスラリー状とする。次いで、これを常温で長時間放置
するか、あるいは100℃以下の温度で約1時間放置する
などして熟成する方法がある。この方法では、水に難溶
であるフッ化アルミニウムと可溶のCsFが徐々に反応し
て、フルオロアルミニウム酸セシウム塩を生成する。こ
の場合、フッ化アルミニウムとCsF、および結晶性の水
酸化アルミニウム又は/及び結晶性の酸化アルミニウム
の混合物は、その何れの成分も不足することなく所望の
組成でフルオロアルミニウム酸セシウム塩あるいはフル
オロアルミニウム酸セシウム塩とフッ化アルミニウム
と、結晶性の水酸化アルミニウム又は/及び結晶性の酸
化アルミニウムの混合物を得ることができる。
次に、第4の方法としては、先ず、結晶性の水酸化アル
ミニウム又は/及び結晶性の酸化アルミニウム、あるい
は結晶性の金属アルミニウムを、フッ化水素酸水溶液あ
るいは水酸化セシウム(CsOH)水溶液のいずれか一方の
水溶液に溶解し、その後、他方の水溶液によって中和し
て、フルオロアルミニウム酸セシウム塩からなる錯塩を
含む化合物と結晶性の水酸化アルミニウム又は/及び結
晶性の酸化アルミニウムからなる物質の沈澱物を生成す
る方法がある。
次に、第5の方法としては、先ず、結晶性の水酸化アル
ミニウム又は/及び結晶性の酸化アルミニウムに、フッ
化水素酸水溶液と水酸化セシウム及び/又は炭酸セシウ
ム(Cs2CO3)を加えて混合し、次いで、撹拌しながらA
l、Cs、Fを反応させ、フルオロアルミニウム酸セシウ
ム塩からなる錯塩を含む化合物と結晶性の水酸化アルミ
ニウム又は/及び結晶性の酸化アルミニウムからなる物
質を生成する方法がある。この方法において、フラック
ススラリー中にCO2ガスが溶存していてもろう付け加熱
時に揮発するため、問題がない。
なお、上記第3〜第5の方法では、フルオロアルミニウ
ム酸セシウム生成物と結晶性の水酸化アルミニウム又は
/及び結晶性の酸化アルミニウムを含む水溶液をそのま
まろう付け用フラックスとして使用することができる。
また、該水溶液中の沈澱生成物をろ過し、融点以下の温
度に加熱・乾燥し、得られた生成物をろう付け用フラッ
クスとすることもできる。
また、これらろう付け用フラックスの製造に用いる原料
は、ろう付け性に悪影響を及ぼさない程度の不純物を含
んでいても構わない。例えば、アルカリ金属、アルカリ
土類金属等が数モル%程度含まれていてもろう付け性に
悪影響を及ぼさない。ただし、如何なる製造条件による
ときも、フラックス中に遊離フッ化セシウムを生成させ
ないようにする必要がある。
本発明にかかるろう付け用フラックスを用いてアルミニ
ウム系材料をろう付けする方法としては、従来より行わ
れている方法を適用することができる。その一例を簡単
に示すと以下のようである。
すなわち、先ず、本発明に係るフラックスおよびろう材
をアルミニウム系材料からなる被ろう付け体のろう付け
所望部に供給する。
フラックスの供給は、該フラックス粉末を水あるいはア
ルコール等の溶媒に分散させ、ペースト状、スラリー状
あるいは水分散懸濁液として前記所望部へ供給する。こ
のフラックスの供給方法としては、はけ塗り、スプレー
塗布あるいは浸漬する方法などがある。この場合、フラ
ックスの粒径は、20〜30μm以下がよい。この場合、ろ
う付け所望部への供給が容易となる。
また、ろう材は、フラックスの溶融開始温度と同じか、
それより約10〜100℃高い融点を有するものがよい。本
発明にかかるフラックスの溶融開始温度は約440℃〜480
℃程度であり、低い温度領域においても溶融することが
できるので、Al−Si系共晶合金(Si含有量7〜12重量
%:A4343合金、A4047合金等)をはじめ、より融点が低
いAl−Si−Cu合金(A4145合金、溶融開始温度約521
℃)、Al−Si−Cu−Zn合金(溶融開始温度:約516
℃)、Al−Zn−Si合金(同約470℃)、Al−Zn合金(同
約382℃)などを使用することができる。従って、KF−A
lF3系フラックスでは不可能であったAl合金鋳物のろう
付けをすることが可能となる。
次に、ろう付け所望部を加熱する。加熱手段としては、
トーチ加熱、炉中加熱などの何れでもよい。炉中加熱の
場合には、大気雰囲気でもよいが、窒素雰囲気中など非
酸化性雰囲気でおこなうのがよい。加熱を行うと、ま
ず、フラックスが溶融してアルミニウム系材料表面の酸
化物被膜等が除去される。この作用は、Mgを含んだアル
ミニウム系材料においても発揮される。しかし、溶融し
たフラックスは、Alとは反応しない。
さらに温度が上昇するとろう材が溶融し、酸化物被膜等
の除去されたアルミニウム系材料表面とよく馴染み、ろ
う付け所望部に流動し、充満する。この状態で被ろう付
け体を炉から出すなどして冷却するとろう材が固化し、
良好なろう付け接合部が形成される。
この場合、トーチろう付けは一般に大気中で行われるの
で、フラックスは加熱中に酸化劣化して組成が変化し、
フラックス活性が低下することがあり、特に融点の低い
フラックス、その中でも融点が低くかつ該範囲が狭いフ
ラックスを用いてトーチろう付けを行う場合に著しい。
しかし、本発明のフラックスは、溶融温度範囲が440℃
〜580℃と広いため酸化劣化の程度が極めて少なく、良
好なトーチろう付けを行うことができるという特有の効
果を奏する。
なお、被ろう付け体を構成する材料は上記アルミニウム
系材料同士は勿論、それ以外にアルミニウム系材料と鉄
系、チタン系、ニッケル系などの金属材料等との組合せ
でもよい。
〔実施例〕
以下に、本発明の実施例を説明する。
第1実施例 CsFとAlF3・3H2Oと結晶性のAl(OH)・ギブサイトを
第1表に示す割合で混合し、それぞれの混合物100gに対
して水10gを加えてペースト状にし、さらによく混合し
たのち80℃で1時間加熱し、乾燥して固形物を得た。次
いで、この固形物を粉砕して、本発明にかかる本実施例
のろう付け用フラックスを得た(試料番号1〜5)。
得られた各フラックスについて、先ず、DTA曲線、X線
回折パターンを測定した。その結果、DTA曲線より、本
実施例にかかるフラックスはいずれも440℃〜580℃の範
囲で溶融あるいは溶融開始することが確認された。ま
た、X線回折パターンより、本実施例にかかるフラック
スはいずれも複雑な錯塩を含むとともに、遊離のCsFが
存在していないことが確認された。また、何れのフラッ
クスも、吸湿性を有していなかった。なお、試料番号5
のDTA曲線およびX線回折パターン測定結果を、それぞ
れ第2図、第3図に示す。
次に、本実施例により得られたフラックスについて、ろ
う付け用フラックスとしての効果を調べるために、以下
のろう付け試験を実施した。
先ず、マグネシウムを約1.2重量%含む大きさ3×3cm、
厚さ1mmのアルミニウム系材料(JIS A3004)と大きさ
3×3cm、厚さ1.6mmのAl−7重量%Si合金がクラッドし
てあるブレージングシート(JIS BA12PC)をトリクレ
ンで脱脂して逆T字の形に組み立て、被ろう付け体とし
た。
一方、各フラックスを水に20重量%分散させた懸濁液を
用意し、被ろう付け体を懸濁液に浸漬し引き上げ乾燥
し、フラックスを付着させた。その後、被ろう付け体を
窒素雰囲気炉で第2表に示す温度で2分間加熱し、ろう
付けを行った。この時のろう材の広がり性について目視
した結果、およびろう付け結果を、第2表に示す。な
お、同表中のろう付性は、「S」が「均一な幅を有する
フィレットが得られた」、「A」が「ろう材の流れがや
や小さいものの均一な幅を有するフィレットが得られ
た」、「B」が「ろう材の流れが不均一である」、
「C」が「ろう材がほとんど流れない」をそれぞれ示
す。本実施例のフラックスを用いてろう付けを行ったも
のは、何れも第4図に示すようにろう付け所望部に均一
な幅を有するフィレットが得られた。また、ろう付け後
のろう付け基体表面には、残渣はほどんど認められなか
った。
なお、比較例として、第1表に示す組成の比較用フラッ
クスを用意し(試料番号C1〜C5)、上記と同様にフラッ
クス粉末の吸湿性試験およびろう付け試験を行った。そ
の結果を、第2表に合 わせて示す。第2表より明らかのごとく、この比較用フ
ラックスの場合は、第5図に示すように何れもろう材の
流れが不均一であり、ろう付け性の評価はB以下となっ
た。特に、試料番号C4の場合は、第6図に示すようにろ
う材がほとんど流れず、評価Cの不良ろう付けとなり、
またこの比較用フラックス粉末は、吸湿性を有してい
た。
第2実施例 CsFとAlF3の結晶性のAl(OH)またはα−Al2O3の粉末
を第3表に示す割合で混合し、ルツボ内に入れ、窒素気
流中で融解したのち、冷却固化した。次いで、該固化物
を200メッシュ以下の粒度になるように粉砕し、本実施
例のろう付け用フラックスを得た(試料番号6〜9)。
なお、原料粉末として、実施例6〜8は結晶性のAl(O
H)・バイヤーライトを、試料番号9はα−Al2O3を用
いた。
得られた各フラックスについて、前記第1実施例と同様
にDTA曲線、X線回折パターンを測定した。その結果、D
TA曲線より、本実施例にかかるフラックスはいずれも44
0℃〜580℃の範囲で溶融あるいは溶融開始することが確
認された。また、X線回折パターンより、本実施例にか
かるフラックスはいずれも複雑な錯塩を含むとともに、
遊離のCsFが存在していないことが確認された。一例と
して、試料番号9のX線回折図を第7図に示す。
次に、本実施例により得られたフラックスについて、ろ
う付け用フラックスとしての効果を調べるために、以下
のろう広がり試験を実施した。
先ず、それぞれの粉状フラックスに水を加えてスラリー
とした。次いで、被ろう付け体として大きさ2×3cm、
厚さ1mmのアルミニウム系材料(Mg含有量:1.2重量%、J
IS A3004)を用意し、その中央部に前記スラリー状フ
ラックスをふでにより塗り付け、そこへ直径2mmの線状
ろう材(JIS A4047)を5mmの長さに切って静置し、大
気中で酸素、アセチレン系のトーチバーナーで第4表に
示した温度に加熱し、ろう材の広がり性を調べた。その
結果を、第4表に示 す。本実施例にかかるフラックスは、何れも良好な広が
り性を示した。なお、その中でも試料番号6,7,9の場合
には、特に優れた広がり性を示した。
また、この広がり試験体を、さらに50℃のイオン交換水
に2週間浸漬・放置した。その結果、これら被ろう付け
体の何れの表面にも、腐食痕は認められなかった。
なお、比較のために、本発明の数値範囲をはずれた第3
表に示す組成の比較用フラックスについて、同様に広が
り性試験を実施した(試料番号C6)。その結果、この比
較用フラックスの場合は、ろう材の広がりが不十分であ
り、フラックス粉末は吸湿性を有していた。
第3実施例 粒径が10μm以下のベーマイト(Al2O3・H2O)0.75モル
とCsF5.0モルとAlF3・3H2O3.5モルと水とを混合し、80
℃で2時間撹拌して、約60重量%の水性スラリーとし、
本実施例にかかるろう付け用フラックスを得た(CsF50
モル%、AlF335モル%、Al(OH)315モル%に相当:試
料番号10)。該水性スラリーの乾燥物は、吸湿性を有し
ていなかった。また、前記第1実施例と同様にDTA曲
線、X線回折パターンを測定した結果、DTA曲線より、
本実施例にかかるフラックスは440℃〜580℃の範囲で溶
融あるいは溶融開始することが確認された。またX線回
折パターンより、本実施例にかかるフラックスは複雑な
錯塩を含むとともに、遊離のCsFが存在していないこと
が確認された。
次に、ろう付け試験を実施した。先ず、Mgを約1.2重量
%含むJIS A7N01合金製の配管継手とJIS A1050製パイプ
をJIS A4047規格の直径2mmのAl−Si合金ろう材を置きろ
うとして組み立て、前記水性スラリーをろう材およびろ
う付け所望部へふでで塗り付け、乾燥した。その後、こ
の被ろう付け体を窒素雰囲気炉で605℃、2分間加熱
し、ろう付けを行った。その結果、配管継手とパイプと
は強固にろう付けされており、欠陥は認められなかっ
た。
第4実施例 結晶性のAl(OH)・バイヤーライト1モルとHF5モル
とCs2CO31モルと水1とを混合し、この混合物中の水
分を蒸発させ、乾燥して固化物を得た(m.w.=406、Cs2
AlF5・H2Oに相当)。次いで、該固化物100gに対して、
結晶性のAl(OH)・バイヤーライトを16g、水を100g
加えてよく混合し、水性スラリーとしての本実施例のろ
う付け用フラックスを得た(CsF52モル%、AlF326モル
%、Al(OH)322モル%に相当:試料番号11)。この水
柱スラリーを付着させた直径2mmのAl−36Zn−6Si合金ろ
う材(溶融温度:470℃〜520℃)を用いて、第3実施例
と同様の材料同士を組み立て、大気中で酸素−アセチレ
ン系のトーチバーナーで差しろうによるろう付けを行っ
た。その結果、配管継手とパイプとは強固にろう付けさ
れており、欠陥は認められなかった。また、ろう付け時
に大量のヒュームが生成することはなく、安全衛生上優
れていることが分かった。
第5実施例 HFを13モル含むフッ化水素酸溶液に2.75モルのCs2CO3
4.5モルの結晶性のAl(OH)・ギブサイトを加えて混
合し、次いで撹拌しながらAl、Cs、Fを反応させ、本実
施例のペースト状のフラックスを得た(CsF55モル%、A
lF325モル%、Al(OH)320モル%に相当:試料番号1
2)。また、同様にして、CsF58モル%、AlF320モル%、
Al(OH)322モル%(試料番号13)、CsF48モル%、AlF3
30モル%、Al(OH)322モル%(試料番号14)、CsF48モ
ル%、AlF347モル%、Al(OH)35モル%(試料番号1
5)、CsF60モル%、AlF325モル%、Al(OH)315モル%
(試料番号16)、CsF55モル%、AlF320モル%、Al(O
H)325モル%(試料番号17)、CsF55モル%、AlF341モ
ル%、Al(OH)34モル%(試料番号18)、CsF44モル
%、AlF338モル%、Al(OH)315モル%(試料番号19)
のフラックスを得た。
得られたフラックス(試料番号12〜19)の乾燥固化物の
X線回折の結果、遊離のCsFは何れも検出されず、何れ
のフラックス乾燥固化物からも複雑な錯塩からなると思
われる回折ピークが得られた。
次に、本実施例より得られたフラックス(試料番号12〜
19)について、ろう付け用フラックスとしての効果を調
べるために、第2実施例と同様にして、Al系合金材料上
での線状ろう材(JIS A4047)のろう広がり性を調べ
た。この場合、Al系合金材料としては、Mg含有量1.7重
量%のJIS A7N01、2.5重量%含有のJIS A5052合金
(ともに大きさ2×3cm、厚さ1mm)を用いた。
なお、比較のために、CsF−AlF3二元系の比較用フラッ
クス(CsF55モル%、AlF345モル%)について、同様に
広がり性試験を実施した(試料番号C7)。
得られた結果を、第5表、第6表に示す。その結果、本
実施例で得られたフラックスを用いた場合、試料番号5,
6,7,9,10,11,12,13,14,15(これはCsFが48〜58モル%、
AlF3が20〜47モル%、Al(OH)が5〜22モル%の組成
範囲に相当)では、何れも濡れ広がり面積が1cm2以上と
優れ、比較用フラックス(C7)を用いた時のJIS A 7N01
材の0.1cm2、JIS A 5052材の0.0cm2に比較して著しく優
れていることが分かった。また、試料番号1,2,3,4,8,1
6,17,18,19では、JIS A 7N01材で0.6〜0.9cm2と比較用
フラックスに比べて6〜9倍と優れた効果を奏するもの
の、その値は上記範囲内にあるフラックスに比べてやや
小さく、よりMg含有量が多いA 5052材上では、0.2〜0.3
cm2小さい値を示した。なお、本実施例で得られたフラ
ックスを用いた場合は、ろう広がり試験加熱時に大量の
ヒュームが発生することはなかった。
また、DTA分析によりフラックスの溶融温度範囲を調べ
た結果、比較用フラックス(C7)では440〜470℃であっ
たのに対し、本実施例の試料番号12〜19のフラックスは
440〜550℃であった。
以上の結果より、本実施例のフラックスはCsF−AlF3
元系比較用フラックスよりも溶融温度範囲が広く、Mg含
有量の高いアルミニウム系材料のろう付けを容易に行え
ることが分る。なお、その中でもCsFが48〜58モル%、A
lF3が20〜47モル%、Al(OH)が5〜22モル%の組成
物である場合は、特にフラックス活性が高いことが分か
る。
第6実施例 CsFとAlF3・3H2Oと結晶性のAl(OH)・バイヤーライ
トを55:40:5モル%の比で水を加えて混合し、80℃で2
時間撹拌した後、100℃で乾燥固化し、粉砕して粉末状
のフラックスを得た(CsF55モル%、AlF340モル%、Al
(OH)35モル%に相当:試料番号20)。次に、Al合金鋳
物AC2B製の直方体とJIS A6063製のパイプを組み立て、
Al−85Znろう材(溶融開始温度382℃)を、ろう付け接
合部にリング状に置き、上記フラックスを適量ろう付け
接合部に供給した。その後、この被ろう付け体を500℃
に設定した窒素雰囲気中で30分加熱し、ろう付けした。
その結果、Al合金鋳物とパイプは強固に結合し、欠陥は
認められなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本第1発明のその他の発明の説明にかかるろう
付け用フラックスの組成割合の範囲を示す組成図、第2
図ないし第6図は本発明の第1実施例を示し、第2図は
第1実施例のフラックスにより求めたDTA曲線を示す線
図、第3図は第1実施例のフラックスにより求めたX線
回折図、第4図は本実施例のろう付け性試験結果を示す
フィレットの概略斜視図、第5図および第6図は比較フ
ラックスのろう付け性試験結果を示すフィレットの概略
斜視図、第7図は第2実施例のフラックスにより求めた
X線回折図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 義浩 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 審査官 日比野 隆治 (56)参考文献 特公 平4−38507(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フッ化セシウムとフッ化アルミニウムと結
    晶性の水酸化アルミニウム又は/及び酸化アルミニウム
    とからなるろう付け用フラックスであって、該ろう付け
    用フラックスは、単体化合物のモル%表示で、 x+y+z=100、x/y≦3 42≦x≦66、z≧2 の組成を有し、しかもセシウムが錯塩として存在する融
    点が440℃〜580℃の結晶性化合物から成り、マグネシウ
    ム含有量が多いアルミニウム系材料のろう付けに適した
    ことを特徴とするろう付け用フラックス。
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