JPH0762722A - 自動除塵機におけるスクリ−ン・フレ−ムの製造方法 - Google Patents

自動除塵機におけるスクリ−ン・フレ−ムの製造方法

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JPH0762722A
JPH0762722A JP23431993A JP23431993A JPH0762722A JP H0762722 A JPH0762722 A JP H0762722A JP 23431993 A JP23431993 A JP 23431993A JP 23431993 A JP23431993 A JP 23431993A JP H0762722 A JPH0762722 A JP H0762722A
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screen
side plate
axial
welding
plate
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JP23431993A
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Makoto Iwamoto
誠 岩本
Tsuneo Sato
恒夫 佐藤
Tokuji Taneda
徳司 種田
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SHINAGAWA TETSUKOUJIYOU KK
Nishihara Environment Co Ltd
Original Assignee
SHINAGAWA TETSUKOUJIYOU KK
Nishihara Environmental Sanitation Research Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下水道の流れの中に設置する自動除塵機にお
いて、スクリ−ン・フレ−ムの製造方法を改良するこ
と。 【構成】 スクリ−ン・フレ−ムの両端に固設させる両
側板は、水流入口側の側板の軸心を他方の側の側板の軸
心よりも幾分上方に位置させ、その両側板のそれぞれの
軸心を結んだ線を仮想の軸線とする。その仮想の軸線を
中心に、スクリ−ンを形成するスクリ−ン・プレ−トが
軸方向に配列して溶接されるスクリ−ン固定バ−を上記
側板間に溶接し、それらスクリ−ン・プレ−トを含めた
全ての溶接による変形によって、その仮想の軸線が正規
軸線となる工程。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汚水の水の流れの途中
において、その水流の中に含まれる汚物あるいは異物を
取り除くための自動除塵機におけるスクリ−ン・フレ−
ムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来におけるに自動除塵機を側
面図よって示したものであり、特に、そのスクリ−ン・
フレ−ム1の部分を側断面によって示している。自動除
塵機はそのスクリ−ン・フレ−ム1の部分が汚水の水流
中に置かれている状態を示し、汚水水路の底面Cの上面
におけるwsは、汚水水流の水面を示している。
【0003】スクリュ−・ケ−シング2内に設けたスク
リュ−軸2Cは、軸受2bとギヤ−・ボックス2B内の
軸受に軸支し、モ−タ2Aはギヤ−・ボックス2B内の
歯車列を介してスクリュ−軸2Cを駆動する構成をな
し、腕2Dはスクリュ−軸2Cに固着して共に、そのス
クリュ−軸2Cまわりに回転する構成となっている。ス
クリュ−・ケ−シング2へ固設した円板2aにはスクリ
−ン・フレ−ム1の側板1Aが螺着し、スクリ−ン・フ
レ−ム1におけるスクリ−ン・プレ−ト1Dは説明の便
宜上、その軸方向間隔を粗に配列させて図示させている
が、各スクリ−ン・プレ−ト1Dにおける実際の軸方向
間隔Bpは2.5mm〜50mmの一定間隔となってい
る。
【0004】これらスクリ−ン・プレ−ト1Dと腕2D
との間の関係を示すため、図3におけるa部分の拡大説
明図を図4に示している。図4に示すように、腕2Dに
螺着したレ−キ・プレ−ト2gには、各スクリ−ン・プ
レ−ト1Dの軸方向の間に配列する各爪2dが溶着し、
その溶着した各爪2dとレ−キ・プレ−ト2gによって
「レ−キ(rake)」を構成している。また、このレ
−キは図3に示すように、スクリ−ン・フレ−ム1内の
軸方向全長に亙って腕2Dに固設している。
【0005】図3と、図3におけるイイ断面を示した図
5とから理解できるように、側板1Aと側板1Bは、そ
の間に設けた複数のスクリ−ン固定バ−1Cに溶着して
いる。各スクリ−ン・プレ−ト1Dは、C型状の円弧の
切れた開放部分をそれぞれ上方に向けて開放した状態に
設け、そのスクリ−ン・プレ−ト1Dにおける外周は、
軸方向のピッチが上記Bpの等間隔になる軸方向への積
層された状態に、各スクリ−ン固定バ−1Cに溶着さ
れ、その溶着は、図5の各1aおよび1bの位置におい
て溶接されているものである。また、側板1Bの内径部
分1cが汚水の流れbに向けて開口している。
【0006】図5に示すように、腕2Dにおいて、矢印
d方向へ旋回するその前側にはエプロン2fを固着して
いる。スクリュ−・ケ−シング2のスクリ−ン・フレ−
ム1内に露呈した部分においては、その上部を開口さ
せ、その開口した部分にはホッパ−2eを固設してい
る。
【0007】以上のような従来の自動除塵機において、
その作用は下記のようになっている。汚水がスクリ−ン
・フレ−ム1の開口部1cから矢印bのように流入する
と、その水に含まれた汚物あるいは異物が、スクリ−ン
を形成している各スクリ−ン・プレ−ト1Dによって受
け止められ、その異物の除去された後の水は矢印cのよ
うに下流へ流出してゆく。
【0008】その結果、スクリ−ン・フレ−ム1の内側
には、それら異物が堆積してゆくことになるが、モ−タ
2Aの駆動によって、その動力は、ギヤ・ボックス2B
を介して、スクリュ−軸2Cを回転させると同時に腕2
Dを介して、レ−キ(熊手)を構成させている爪2dお
よびエプロン2fをも矢印d方向に旋回させる。この爪
2dの旋回によって、上記堆積した異物が掻き上げられ
てゆき、爪2dがホッパ−2eの上方に旋回していった
とき、エプロン2fの前面に掻き上げ、蓄積された異物
が、重力によってホッパ−2eの底2h、すなわちスク
リュ−・ケ−シング2内に捕集される。
【0009】また、この場合において、各爪2dが各ス
クリ−ン・プレ−ト1Dの軸方向隙間内を旋回する作用
は、それら各スクリ−ン・プレ−ト1D間に詰まった異
物を熊手掻きの状態に掻き上げ掃除をするものである。
なお、上記腕2Dの旋回速度は、毎分数回転の緩やかな
速度となっている。
【0010】このようにスクリュ−・ケ−シング2内に
捕集された異物は、スクリュ−2cの回転によって図3
のシュ−ト2F側に向かって搬送されてゆく。この場
合、スクリュ−2cのピッチpはそのシュ−ト2F側に
向かって順次、狭まる構成となっている。そのため、そ
の搬送されてゆく異物は、そのピッチpの狭まりととも
に圧縮されてゆき、その圧縮によって絞り出された水分
が、ドレ−ン・パイプ2iから排出され、その脱水され
た後の圧縮された異物が、シュ−ト2Fから下部に用意
された容器(図示せず)内へ向けて自然落下して捕集さ
れるようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように作用する
自動除塵機のスクリ−ン・フレ−ム1において、上述の
説明におけるように、各スクリ−ン・プレ−ト1Dの形
状は、図5における図示のように、完全に閉じた円形で
はなくその上方が開放したC形の形状となっている。ま
た、それら各スクリ−ン・プレ−ト1Dを支えている各
スクリ−ン固定バ−1Cは、上記C形の上方に開放した
範囲を除いて、そのC形を形成しているその外周部分に
存在している。
【0012】すなわち、それらスクリ−ン固定バ−1C
は図5における周方向へ均等配分して配されているもの
ではなく、幾分、下方に偏在する配置となっている。ま
た、上記のように各スクリ−ン固定バ−1Cの軸方向へ
上記のように、複数のスクリ−ン・プレ−ト1Dを溶接
してゆくと、その溶接によって、スクリ−ン固定バ−が
短くなる性質がある。このようなことから、設計寸法通
りの各スクリ−ン固定バ−1Cを使用してスクリ−ン・
フレ−ム1を製造してゆくと、下記の図6に示すような
現象が生ずる。
【0013】図6は、図3におけるスクリ−ン・フレ−
ム1のみを拡大図示したものであり、スクリ−ン・プレ
−ト1Dは実線のみの配置を示した簡略図示になってい
る。また、その図示は、上記溶接によって生じた変形を
誇張して示してあるものである。各スクリ−ン・プレ−
ト1Dがそれらスクリ−ン固定バ−1Cに溶接され、そ
の溶接によって、各スクリ−ン固定バ−1Cが短縮する
と、上記のようにスクリ−ン固定バ−1Cが幾分下方に
偏在し且つ各スクリ−ン・プレ−ト1Dが上方へ開放し
た形状となっているため、スクリ−ン・フレ−ム1全体
としては、その軸心が本来あるべき軸心cより下方に変
形して、ceのような歪んだ軸心になってしまう。
【0014】もし、このままの状態において、側板1A
における嵌合孔1dを円板2aの肩2jに嵌合して、側
板1Aを円板2aに螺着するときは、本来におけるスク
リュ−軸2Cの軸心cに対して、溶接完成後のスクリ−
ン・フレ−ム1の軸心ceが一致しないことになる。
【0015】このことは、下記のような問題を生じてし
まうことになる。図7は、このように、歪んだ軸心ce
のままのスクリ−ン・フレ−ム1を円板2aに嵌合螺着
した場合の、爪2dとスクリ−ン・プレ−ト1Dとの関
係を示し、その図示は図3におけるh部分の拡大図に相
当している。すなわち、スクリュ−軸2Cによってその
軸心cまわりに旋回させられる各爪2dに対して、スク
リ−ン・フレ−ム1の軸心ceが歪んでいることによっ
て、スクリ−ン・プレ−ト1Dは、図示のような相対配
置になってしまう。それは、図示の状態から明らかなよ
うに、爪2dとスクリ−ン・プレ−ト1Dが接触し合っ
てしまうか、あるいはそれら相互の組み付けが不能にな
ってしまうことになる。
【0016】このようなことから、従来は、上記軸心c
と軸心ceとが一致するように、側板1Aと円板2aと
の間にライナ−を噛ませる修正によって、その両者を螺
着して自動除塵機を完成させていた。しかし、そのよう
に両軸心cおよびceが一致するライナ−を試行錯誤に
よって、修正しながらスクリュ−・ケ−シング2へスク
リ−ン・フレ−ム1を螺着する作業は数日を要すもので
あった。本発明は、このようなスクリ−ン・フレ−ム組
み付け時における修正作業を省略できる自動除塵機にお
けるスクリ−ン・フレ−ムの製造方法を提供することに
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明が対象としている
自動除塵機は下記の構成となっている。複数のC型リン
グ状スクリ−ン・プレ−トは、それぞれそのC型の円弧
中心を垂直方向と交叉する横向きの軸方向軸線に一致さ
せ、そのC型における円弧の切れた開放部分をそれぞれ
上方に向け、且つその軸方向に一定の間隔の隙間をもた
せて積層固定した構成としている。また、その積層固定
をするため、上記C型円弧の外周の周方向に分割された
各位置であって前記軸方向に設けた複数のスクリ−ン固
定バ−にそれら各スクリ−ン・プレ−トを溶着してスク
リ−ン・フレ−ムを形成させている。
【0018】それらスクリ−ン固定バ−の前記軸方向両
端には一方の側板と他方の側板が溶着し、その一方の側
板において前記C型の円弧中心を共有した円形開口部を
汚水の流れに向かって開放している。それらスクリ−ン
・プレ−トの内径にあって前記円弧中心を軸心として旋
回する腕にレ−キが螺着し、そのレ−キは、レ−キ・プ
レ−ト上にそれらスクリ−ン・プレ−トの前記軸方向に
おける前記隙間の間を旋回する各爪を溶着させた構成を
なしている。
【0019】前記旋回の軸心を共有する前記軸方向の位
置には、前記スクリ−ン・フレ−ムの前記一方の側板か
ら前記他方の側板を通過する状態に、その内径に異物を
圧送し且つ前記爪の前記旋回をさせるスクリュ−軸を設
けたスクリュ−・ケ−シングが固設している。そのスク
リュ−・ケ−シングの前記スクリ−ン・フレ−ム内に露
呈している部分の上方には、前記爪がその旋回の過程に
おいてその上方に位置したときその旋回によって掬い上
げた前記異物をそのスクリュ−・ケ−シング内へ落下さ
せて捕集させるホッパ−を開口させた構成となってい
る。
【0020】このような自動除塵機における上記スクリ
−ン・フレ−ムの製造工程は、下記のようになってい
る。(1)前記一方の側板の軸心を前記他方の側板の軸
心より幾分上方に位置させた状態に設定し、その両軸心
を結んだ線を仮の軸心とし、(2)その仮の軸心が前記
スクリ−ン・プレ−トの前記C型の円弧中心と一致する
状態であって、それら全スクリ−ン・プレ−トの外周が
接する位置に相当してその周方向に分割配分された各軸
方向に、それぞれ前記各スクリ−ン固定バ−を位置させ
且つそれら各スクリ−ン固定バ−の両端を前記一方の側
板と前記他方の側板に溶着させ、
【0021】(3)その溶着後に、それらスクリ−ン固
定バ−ヘ前記スクリン・プレ−トの外周を前記軸方向へ
の一定の隙間が生ずる状態に溶着させてスクリ−ン・フ
レ−ムを完成させ、それらスクリ−ン固定バ−のそれら
全ての溶接前の軸長は、それら溶接によって減寸する分
を長くしておき、(4)そのスクリ−ン・フレ−ムの完
成後における前記他方の側板の軸心と前記スクリュ−・
ケ−シングの軸線とが一致する位置にあって、そのスク
リュ−・ケ−シングへ垂直に固設した円板にその他方の
側板の端面を密接させた状態に螺着させる工程からなっ
ている。
【0022】
【実施例】本発明において対象となっている自動除塵機
は、図3から図5までに示す自動除塵機と同じ構成であ
る。しかし、それら図3から図5に示した自動除塵機の
うち、スクリ−ン・フレ−ム1の製造方法が従来と異な
っている。したがって、図3から図5における自動除塵
機の構成とその作用について、既に詳述した部分はその
説明の重複を避け割愛する。
【0023】図1は、図3に置けるスクリ−ン・フレ−
ム1が未だスクリ−ン・プレ−ト1Dを溶着させていな
い状態の側断面図を示している。すなわち図1は、スク
リ−ン・フレ−ム1の製造方法を示したものである。こ
の場合に置いて、一方の側板1F、開口孔1Fa、他方
の側板1E、嵌合孔1Eaおよびスクリ−ン固定バ−1
Gのそれぞれは、それぞれ図3における側板1B、開口
孔1c、側板1A、嵌合孔1d(図6)およびスクリ−
ン固定バ−1Cに相当している。
【0024】それら図1の構成において後述のスクリ−
ン・プレ−ト1Dを溶着完成させた後は、後述するよう
に、それら溶着による変形によって、それら一方の側板
1F、開口孔1Fa、他方の側板1Eおよびスクリ−ン
固定バ−1Gの形状寸法が、それぞれ図3における側板
1B、開口孔1c、側板1Aおよびスクリ−ン固定バ−
1Cの設計寸法と同じになる。
【0025】図1において、側板1Eにおける嵌合穴1
Eaの軸心cに対し、側板1Fの開口孔1Faにおける
軸心ciは,軸方向間距離Lsの0.2〜0.5%の寸
法分sを上方に偏らせて設定し、その両側板1Fおよび
1Eの軸方向の間には、複数のスクリ−ン固定バ−1G
を設け、それら各スクリ−ン固定バ−1Gの両端をそれ
ぞれ側板1Eと側板1Fに溶接して図1の構成を形成さ
せる。
【0026】この場合において、それらスクリ−ン固定
バ−1Gの位置は下記のようになっている。図2は、図
1のロロ断面を示している。また、図1および2におい
て2点破線の仮想線によって示されているスクリ−ン・
プレ−ト1Dは後述のように後に溶接されるものであ
る。
【0027】これら溶接後を仮想した仮想線図示のスク
リ−ン・プレ−ト1Dの円弧中心と仮想の軸心iとを一
致させた状態であって、そのスクリ−ン・プレ−ト1D
の外周周方向に分割した各位置において、それぞれ仮想
の軸心iと平行にそれら各スクリ−ン固定バ−1Gを配
したものとなっている。この場合において、仮想の軸心
iは、嵌合孔1Eaの軸心cと開口孔1Faの軸心ci
とを結ぶ線である。
【0028】このような図1および図2の構成におい
て、仮想の軸心iの方向にピッチpsの隙間間隔を持た
せながら、各スクリ−ン固定バ−1Gの各e点におい
て、仮想線によって示すように各スクリ−ン・プレ−ト
1Dを各スクリ−ン固定バ−1Gに溶接してゆく。この
場合において、スクリ−ン・プレ−ト1Dの厚みとピッ
チpsは、説明の都合上、実寸法よりも大きく示してい
る。
【0029】このような図1および図2の構成におい
て、各スクリ−ン・プレ−ト1Dは仮想線によって示す
ように、そのスクリ−ン・プレ−ト1Dごとに、それら
全てのスクリ−ン・プレ−ト1Dにおいてそれら各e点
に溶接し、図1のスクリ−ン・フレ−ム1が完成する。
この場合において、それら溶接は、各スクリ−ン固定バ
−1Gの軸方向における多数点の溶接となるため、その
溶接によってスクリ−ン固定バ−1Gは、その溶接分の
減寸が生じる。
【0030】又、これら溶接個所について、図2に示す
ように、各スクリ−ン固定バ−1Gは、スクリ−ン・プ
レ−ト1Dがその上方に開放している分、下方に偏在し
ている。その結果、上記溶接による減寸は、そのスクリ
−ン・プレ−ト1Dがその上方に開放していることも加
わり、図1における矢印gの方向に生じ、その溶接によ
って変形した後の相対的な側板1Eに対する側板1Fの
位置は、仮想線図示の1Fの位置になる。すなわち、そ
の溶接によって変形した後の側板1F(図1の仮想線図
示1F)の開口孔1Faの軸心が、許容値以内において
側板1Eにおける嵌合孔1Eaの軸心cと一致する。
【0031】又、その溶接後の開口孔1Faの軸心が嵌
合孔1Eaの軸心cと一致する状態に変形したことは、
その変形後、仮想の軸線iが軸心cと一致したことにな
る。またそのことは、その変形後、各スクリ−ン固定バ
−1Gも軸心cと平行になったことになり、且つそれら
溶接後の各スクリ−ン・プレ−ト1Dの軸心も軸心cに
一致することになる。
【0032】なお、上記溶接前の各スクリ−ン固定バ−
1Gの長さは、上記溶接による減寸分を考慮して、軸方
向寸法Lsの0.3〜0.8%長めに設定しておく。そ
の結果、上記溶接による減寸後の側板1Eと側板1Fと
の軸方向の間の寸法Lsrが、設計寸法の許容値以内と
なる。ここで、上述の図3のように、各スクリ−ン・プ
レ−ト1DのピッチBpは機種によって異なることか
ら、上記スクリ−ン・プレ−ト1Dのスクリ−ン固定バ
−1Gへの溶接枚数も機種によって異なっている。上記
0.3〜0.8%の値の巾は、このようなスクリ−ン・
プレ−ト1Dの溶接枚数の異なりを考慮しているもので
ある。
【0033】このように溶接後において設計寸法の許容
値内の構成となったスクリ−ン・フレ−ムについて、嵌
合孔1Eaにおける軸心をスクリュ−・ケ−シング2の
軸心と一致させる状態に、側板1Eを円板2aに密接さ
せて螺着させれば、全スクリ−ン・プレ−ト1Dの軸心
がスクリュ−・ケ−シング2の軸心と一致することにな
る。
【0034】この場合において、嵌合孔1Eaにおける
軸心をスクリュ−・ケ−シング2の軸心と一致させる方
法は、嵌合孔1Eaを円板2aの肩2jに嵌合させる方
式を採用しているが、他に、通常行われるスクリュ−・
ケ−シング2の軸心と、嵌合孔1Eaの軸心との位置合
わせを行う、ノックピンによる位置合わせであってもよ
い。
【0035】上記螺着の後、腕2Dに上記レ−キの爪2
dを装着した後、その腕2Dをスクリュ−軸2Cに取り
付ければ自動除塵機が完成する。ここで、図1の溶接完
了後におけるスクリ−ン・フレ−ム1をスクリュ−・ケ
−シング2に螺着させた状態が、上記のように、全ての
スクリ−ン・プレ−ト1Dの軸心とスクリュ−軸2Cの
軸心と一致した状態になっている。また、上記爪2dは
上記のようにスクリュ−軸2Cによって旋回させられ
る。
【0036】このことは、軸心の何ら狂いなく各爪2d
がスクリュ−軸2Cの軸心回りに旋回することが可能と
なるものであり、その旋回によって、いずれの爪2dも
図7に示すスクリ−ン・プレ−ト1Dと接触するような
状態とはならないことを意味している。なお、上記図1
における従来の実施例においては、レ−キの進行方向前
方に、エプロン2fを設けているが、爪2dもスクリ−
ン・プレ−ト1D内に堆積した異物を掻き上げてゆくも
のであるから、必ずしも絶対的にそのエプロンを必要と
するわけではない。
【0037】
【発明の効果】このように、スクリ−ン・フレ−ム1の
溶接による組立において、予め、それら溶接による歪み
を考慮して、真の軸心cから幾分偏った仮想の軸心iを
中心に一方の側板1E、他方の側板1Fおよび各スクリ
−ン固定バ−1Gを配置して、各スクリ−ン・プレ−ト
1Dを溶接する製造工程を採用することによって、その
溶接完了後のスクリ−ン・フレ−ム1とスクリュ−・ケ
−シング2との螺着は、単にそのまま、両軸心を一致さ
せて螺着させるのみの簡単な作業によって完成すること
になる。このことは、従来のように、その螺着における
軸心合わせのためのライナ−使用の修正作業を必要とせ
ず、その螺着に必要な時間が3日程度短縮可能となった
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明における自動除塵機におけるス
クリ−ン・フレ−ム1の製造行程を示したものである。
【図2】図1におけるロロ断面を示したものである。
【図3】従来における自動除塵機を側断面図によって示
したものである。
【図4】図3におけるa部分の拡大図を示したものであ
る。
【図5】図3におけるイイ断面を示したものである。
【図6】従来におけるスクリ−ン・フレ−ム1の製造方
法の説明図である。
【図7】図6の方法で製造したままのスクリ−ン・フレ
−ム1をそのまま図1の状態に組み付けた場合の、図1
におけるh部分の拡大説明図である。
【符号の説明】
1 スクリ−ン・フレ−ム、 1E、1F 側板、 1
Ea 嵌合孔、 1Fa 開口孔、 1G スクリ−ン
固定バ−、 1D スクリ−ン・プレ−ト、2 スクリ
ュ−・ケ−シング、 2C スクリュ−軸、 2D
腕、 2G レ−キ、 2a 円板、 2c スクリュ
−、 2d 爪、 2e ホッパ−。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 種田 徳司 東京都港区芝浦3丁目6番18号 株式会社 西原環境衛生研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のC型リング状スクリ−ン・プレ−
    トは、それぞれそのC型の円弧中心を垂直方向と交叉す
    る横向きの軸方向軸線に一致させ、そのC型における円
    弧の切れた開放部分をそれぞれ上方に向け、且つその軸
    方向に一定の間隔の隙間をもたせて積層固定するため、
    それら円弧外周の周方向に分割した各位置であって前記
    軸方向に設けた複数のスクリ−ン固定バ−にそれら各ス
    クリ−ン・プレ−トを溶着してスクリ−ン・フレ−ムを
    形成させ、それらスクリ−ン固定バ−の前記軸方向両端
    には一方の側板と他方の側板が溶着し、その一方の側板
    において前記C型の円弧中心を共有した円形開口部を汚
    水の流れに向かって開放し、それらスクリ−ン・プレ−
    トの内径にあって前記円弧中心を軸心として旋回する腕
    にレ−キが螺着し、そのレ−キは、レ−キ・プレ−ト上
    にそれらスクリ−ン・プレ−トの前記軸方向における前
    記隙間の間を旋回する各爪を溶着させた構成をなし、前
    記旋回の軸心を共有する前記軸方向の位置には、前記ス
    クリ−ン・フレ−ムの前記一方の側板から前記他方の側
    板を通過する状態に、その内径に異物を圧送し且つ前記
    爪の前記旋回をさせるスクリュ−軸を設けたスクリュ−
    ・ケ−シングが固設し、そのスクリュ−・ケ−シングの
    前記スクリ−ン・フレ−ム内に露呈している部分の上方
    には、前記爪がその旋回の過程においてその上方に位置
    したときその旋回によって掬いあげた前記異物をそのス
    クリュ−・ケ−シング内へ落下させて捕集させるホッパ
    −を開口させている、上記自動除塵機の製造において、 前記スクリ−ン・フレ−ムの製造工程は、前記一方の側
    板の軸心を前記他方の側板の軸心より幾分上方に位置さ
    せた状態に設定し、その両軸心を結んだ仮の軸心が前記
    全スクリ−ン・プレ−トの前記円弧中心と一致する状態
    であって且つそれら全スクリ−ン・プレ−トの外周が接
    する位置に相当したその周方向の分割配分された各軸方
    向に、それぞれ前記各スクリ−ン固定バ−を位置させ且
    つそれら各スクリ−ン固定バ−の両端を前記一方の側板
    と前記他方の側板に溶着させ、その溶着後に、それらス
    クリ−ン固定バ−ヘ前記スクリン・プレ−トの外周を前
    記軸方向への一定の隙間を有して溶着させて前記スクリ
    −ン・フレ−ムを完成させ、それらスクリ−ン固定バ−
    のそれら全ての溶接前の軸長は、それら溶接によって減
    寸する分を長くしておき、そのスクリ−ン・フレ−ムの
    完成後における前記他方の側板の軸心と前記スクリュ−
    ・ケ−シングの軸線とが一致する位置にあって、そのス
    クリュ−・ケ−シングへ垂直に固設した円板にその他方
    の側板の端面を密接させた状態に螺着させる工程からな
    っている自動除塵機におけるスクリ−ン・フレ−ムの製
    造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0593803A (ja) * 1986-12-04 1993-04-16 Hoya Corp プラスチツクレンズ用プライマー組成物
US6440568B1 (en) 1997-05-27 2002-08-27 Nippon Arc Co., Ltd. Plastic lenses and primer composition used for coating the same
JP2012012897A (ja) * 2010-07-05 2012-01-19 Nishihara Environment Co Ltd 夾雑物除去装置
KR101147784B1 (ko) * 2010-06-07 2012-05-18 구제원 오폐수 처리용 레이크 스크린 장치

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