JPH076269B2 - 目地用バックアップ材 - Google Patents

目地用バックアップ材

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JPH076269B2
JPH076269B2 JP5126386A JP12638693A JPH076269B2 JP H076269 B2 JPH076269 B2 JP H076269B2 JP 5126386 A JP5126386 A JP 5126386A JP 12638693 A JP12638693 A JP 12638693A JP H076269 B2 JPH076269 B2 JP H076269B2
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JP
Japan
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wall
side plate
joints
joint
upper side
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JP5126386A
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JPH0649964A (ja
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洋 中田
博 津田
孝次郎 森
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Resonac Kenzai Corp
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Showa Denko Kenzai KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空外壁材を建築物下
地面に横貼りする際に使用される目地用バックアップ材
に関する。
【0002】
【従来の技術】押出し成形されるコンクリート製の外壁
材は、その軽量化および断熱性をよくするために、通常
長手方向に多数の貫通孔が平行に設けられ、これらの貫
通孔は上記外壁材の端面に開口している。
【0003】この中空外壁材を用いて外壁を作るには、
通常、図3に示すように中空外壁材1の複数枚をそれら
の貫通孔2の開口している側端面3を揃えて上下方向に
平行に建築物下地4の面に横貼りして外壁ブロック5を
形成し、それらを並べ、外壁ブロック5の間の縦目地部
6に目地材を介在させて外壁7が構成されている。
【0004】従来、目地材としては、図5(a),
(b)に示すように、ハットジョイナ8、あるいは発泡
ポリエチレン製等の紐9等のバックアップ材とシーリン
グ材10が使用され、これらによって縦目地部6を閉塞
して外側の水および空気を遮断する方法が行われてい
る。また、建築物下地4の表面には室内側からの湿気が
壁内に侵入、滞留、結露することを防止するため、或い
は外壁側からの水の進入を防止するために防水アスファ
ルトフェルト紙、防水フィルム等がはられている事が多
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法によって目地を形成すると貫通孔2が閉塞さ
れ、これらに閉じ込められた空気の換気は行われない。
そのため、夏期においては太陽の輻射熱によって外壁7
が加熱され、貫通孔2内の空気の温度が上昇して膨張し
目地材を内部より押し破って目地の機能を喪失せしめる
ことが多い。また、冬期には、室内の高湿の空気が外壁
7に侵入し、特に寒冷地においては、貫通孔2内の湿気
が中空外壁材1の材料内部、貫通孔2中或いは外壁材内
側表面で結露し、更に凍結し、中空外壁材1を破損する
などの凍害を発生させることがある。
【0006】本発明は上記事情に鑑み、目地部における
本来の機能を失わせることなく中空壁材間の目地幅を
精度良く設定することが可能であり、かつ低コストと高
強度を可能にし、更に中空外壁材の貫通孔内を換気する
ことが可能な目地用バックアップ材を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するためになされたもので、その要旨は、長手方向に
平行な貫通孔を有する長方形の中空外壁材の複数枚をそ
れらの端部を揃えて建築物の下地面に横貼りして外壁ブ
ロックを形成し、該外壁ブロックを並べて外壁を形成す
る際に、該外壁ブロックの中空外壁材間の目地部に取付
けられる目地用バックアップ材であって、横断面「エ」
の字形に形成され、目地部の目地幅と同一板幅に設定
された上辺板部と、該上辺板部を前記建築物下地面に取
付ける下辺板部と、前記上辺板部と下辺板部とを連結す
る連結板部とを具備してなる目地用バックアップ材であ
る。また、前記上辺板部は、その両縁部にそれぞれ当接
させた前記中空外壁材同士の間隔を設定することを特徴
とする目地用バックアップ材である。
【0008】
【作用】本発明の請求項1記載の目地用バックアップ材
によれば、建築物の下地面に横貼りされる中空外壁材の
側端面に上辺板部の幅方向の両端縁を当接させて目地部
に配設されることにより、目地部に充填されたシーリン
グ材は上辺板部の上面で受けられるとともに、目地部の
目地幅と同一板幅に設定された上辺板部が中空外壁材
間の目地幅を精度良く設定する。
【0009】また、請求項2記載の目地用バックアップ
材によれば、上辺板部の両縁端部へ中空外壁材のそれぞ
れの端部を当接させて取付けると、これら中空外壁材同
士の間隔が精度良く設定されるとともに、この目地に
て、連結板部を境界として上下に貫通して上方にて開放
して連通される縦方向の空部が形成され、これら空部と
中空外壁材の貫通孔とが連通され、外壁の貫通孔内の換
気が容易に可能となる。その上低コスト、高強度、高精
度が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。なお、図3及び図4に示したものと同一構成部分
には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0011】図1は、本実施例の目地用バックアップ材
を示すものである。このバックアップ材11は、横断面
「エ」字形の形状をなし、通常金属、或いは、合成樹脂
等の押出成形によって形成されている。すなわち、この
バックアップ材11は、上辺板部12と、この上辺板部
12を建築物下地4の面に取付ける下辺板部13と、上
辺板部12と下辺板部13とを連結する連結板部14に
よって構成されている。そして、上辺板部12の板幅T
1は、外壁ブロック5(中空外壁板1)同士の所定の目
地幅が得られるように目地幅と同一寸法に設定されてい
る。また、連結板部14の高さHは、中空外壁板1の板
厚によって高さが変化し、中空外壁板1の側端面3の上
部までの高さ以下の寸法に設定されている。
【0012】このバックアップ材11を図2に示すよう
に留め付けられる外壁7の縦目地部6に取付けるには、
下辺板部13の一方の縁部13aを外壁ブロック5の端
部と建築物下地4の面に挟持させるとともに、上辺板部
12の一方の縁12aを外壁ブロック5の側端面3に当
接するように中空外壁材1を上下方向に取付けて外壁ブ
ロック5を形成する。
【0013】次いで、下辺板部13の他方の縁部13b
を外壁ブロック5と建築物下地4の面との間に挟持さ
せ、かつ上辺板部12の他方の縁12bに側端面3を当
接させて相隣る外壁ブロック5を形成する。これによ
り、縦目地部6の幅は、上辺板部12の幅T1と同一で
設定される。この上辺板部12の上面と外壁ブロック
5,5の端面によって形成されるにウレタン等のシー
リング材10を充填して縦目地部6が形成される。
【0014】上記縦目地部6によれば、バックアップ材
11が配設されることにより、側端面3、上辺板部1
3、連結板部14、下辺板部13の一部で囲まれた部分
に、上下方向に貫通して上方に開放する縦方向の空部
連結板部14を境界として形成される。これら縦方向の
空部は各中空外壁材1…の貫通孔2…と連通するので、
換気性は良好となり貫通孔2…内の空気は容易に換気さ
れる。
【0015】したがって、本実施例のバックアップ材1
1が縦目地部6に使用されることにより、縦目地部6に
充填されたシーリング材10を上辺板部12の上面で受
けながら、中空外壁材1、1の側端面3に上辺板部12
の縁部13aが当接して縦目地部6の所望する目地幅を
設定することができるとともに、中空外壁材1…の全て
の貫通孔2…と外気との間の空気の流通が良くなるの
で、夏期においても太陽の輻射熱によって外壁7が加熱
されることがなく、従来技術のような、貫通孔2内の空
気の温度上昇により目地材が膨張破裂して目地の機能を
喪失することがないとともに、冬期においても、室内の
高湿の空気が外壁7に侵入することがなく、中空外壁材
1内側での結露、凍結による凍害等を発生することがな
い。
【0016】なお、中空外壁材1…は上下方向に平行に
建築物下地4の面に横貼りして外壁ブロック5を形成す
るが、図2のように、上下の中空外壁材1、1には継ぎ
目18が生じる。これら継ぎ目18は、バックアップ材
11の下辺板部13によって中空外壁材1の背面側に形
成される、下辺板部13の厚みからなる空間と連通する
とともに、前述した縦方向の空部と連通する。これによ
り、中空外壁材1の背面側の換気性も良好となり空気を
容易に換気することができる。また、図3は、連結板部
14に穿孔したバックアップ材11aを縦目地部6に取
付けた状態を示すもので、この場合、前述したように中
空外壁材1の側端面3及びバックアップ材11aの上辺
板部13、連結板部14、下辺板部13の一部で囲まれ
た部分に上下方向に貫通して上方に開放し、連結板部1
4を境界として形成される空部16,17が、連結板部
14の穿孔14aによって連通され、それぞれの空部1
6,17の換気性が向上される。しかし、この穿孔14
aが形成されたバックアップ材11aと比較して、穿孔
14aがない前述したバックアップ材11の方が、連結
板部14に穿孔14aを要しないため、図4をみてわか
るように、強度に優れるとともに安価に製作することが
可能である。なお、図3及び図4において、符号15
は、外壁ブロック5,5の端面によって形成される溝で
あり、この溝15にウレタン等のシーリング材10を充
填することにより縦目地部6が形成される。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の目地用バックアップ材は、建築物の下地面に横貼
りされる中空外壁材の側端面に上辺板部の幅方向の両端
縁を当接させて目地部に配設されることにより、目地部
に充填されたシーリング材を上辺板部の上面で受けるこ
とができるとともに、目地部の目地幅と同一板幅に設
定された上辺板部が中空外壁材間の所望の目地幅を精度
良く設定することができる。
【0018】また、請求項2記載の目地用バックアップ
材によれば、上辺板部の両縁端部へ中空外壁材のそれぞ
れの端部を当接させて取付けると、これら中空外壁材同
士の間隔が精度良く設定されるとともに、この目地に
て、連結板部を境界として上下に貫通して上方にて開放
して連通される縦方向の空部が形成されるので、これら
空部と中空外壁材の貫通孔とを連通させ、外壁の貫通孔
内の換気を容易に可能とすることができる。その上低コ
スト、高強度、高精度が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の目地用バックアップ材を示す斜視図で
ある。
【図2】中空外壁材によって形成された縦目地部の斜視
図である。
【図3】目地用バックアップ材を使用した中空外壁材ど
うしの外壁目地部を示す平面図である。
【図4】本発明の目地用バックアップ材を使用した中空
外壁材どうしの外壁目地部を示す平面図である。
【図5】従来の目地部を示す平面図である。
【符号の説明】
1 中空外壁材 2 貫通孔 3 中空外壁材の側端面 4 建築物下地 5 外壁ブロック 6 縦目地部(目地部) 7 外壁 11 バックアップ材 12 上辺板部 13 下辺板部 13a 下辺板部の縁部 14 連結板部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に平行な貫通孔を有する長方形
    の中空外壁材の複数枚をそれらの端部を揃えて建築物の
    下地面に横貼りして外壁ブロックを形成し、該外壁ブロ
    ックを並べて外壁を形成する際に、該外壁ブロックの
    空外壁材間の目地部に取付けられる目地用バックアップ
    材であって、横断面「エ」の字形に形成され、目地部の
    目地幅と同一板幅に設定された上辺板部と、該上辺板
    部を前記建築物下地面に取付ける下辺板部と、前記上辺
    板部と下辺板部とを連結する連結板部とを具備してなる
    目地用バックアップ材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の目地用バックアップ材
    おいて、前記上辺板部は、その両縁部にそれぞれ当接さ
    せた前記中空外壁材同士の間隔を設定することを特徴と
    する目地用バックアップ材。
JP5126386A 1993-05-27 1993-05-27 目地用バックアップ材 Expired - Lifetime JPH076269B2 (ja)

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JP13528885A Division JPS61294047A (ja) 1985-06-21 1985-06-21 中空外壁材を横貼りした外壁の壁内換気法

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JPH0649964A JPH0649964A (ja) 1994-02-22
JPH076269B2 true JPH076269B2 (ja) 1995-01-30

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