JPH0761635B2 - 裁断機における裁断物送り装置 - Google Patents

裁断機における裁断物送り装置

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JPH0761635B2
JPH0761635B2 JP2041420A JP4142090A JPH0761635B2 JP H0761635 B2 JPH0761635 B2 JP H0761635B2 JP 2041420 A JP2041420 A JP 2041420A JP 4142090 A JP4142090 A JP 4142090A JP H0761635 B2 JPH0761635 B2 JP H0761635B2
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cut
tension
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由眞 近江
如月 石崎
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、魚その他の食品等をその中心で自動的に裁断
するための裁断機における裁断物送り装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、魚その他の食品等をその中心で裁断する場合に
は、作業者が帯鋸や丸鋸等の刃物に対して裁断物を手で
送るといった手作業が行われていたが、このような作業
は非能率的であるばかりでなく、手や指等を傷付けるお
それがあり、また、正確な裁断が困難であることから、
上記裁断を自動的にかつ正確に行うことができる装置の
提案が数々なされている。
具体的には、裁断機における刃物の両側に一対の搬送ベ
ルトが左右対称に配設されるとともに、これらの搬送ベ
ルトの内側に、両搬送ベルトにおいて互いに対向する部
分を中心線、すなわち裁断物の送り線に近付く方向に押
付けるベルト押えローラが設けられた送り装置が知られ
ている。このような装置によれば、上記搬送ベルト対で
魚等の裁断物を両側から挟むようにしながら上記刃物へ
送ることにより、上記裁断物の裁断を自動的に行うこと
ができる。
ところが、このような装置では、裁断物の通過によって
一方の搬送ベルトがベルト押えローラの押え力に抗して
外側方向、すなわち装置の中心線から離れる方向に押さ
れた場合、その分だけ他方の搬送ベルトはベルト押えロ
ーラによって中心線にさらに近付く方向に押付けられる
こととなり、これによって裁断物の位置が中心線上から
大きくずれるおそれがある。
そこで、実公昭60-1999号公報では、各ベルト押えロー
ラを垂直軸を中心に揺動する揺動アームの揺動端に取付
けるとともに、各揺動アームに歯車を設け、両歯車を装
置の中心線上、すなわち裁断物の送り線上で噛合するよ
うにしたものが示されている。
このような装置によれば、一方の搬送ベルトが裁断物に
よって外側に押され、これとともに一方のベルト押えロ
ーラが外側に押された場合、このベルト押えローラが取
付けられている揺動アームの揺動に連動して他方の揺動
アームが連動することにより、この揺動アームに取付け
られている他方のベルト押えローラも外側に移動する。
すなわち、両ベルト押えローラは常に中心線を対称軸と
して左右対称となる位置に動くので、裁断物は中心線上
に正確に保持されながら刃物へ送られることとなる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記装置では、各揺動アームに歯車を設け、かつ両歯車
を正確に中心線上で噛合しなければならず、各揺動アー
ムの精密な位置決めや寸法設定が必要であり、コスト高
となり易い。また、各ベルト押えローラは搬送ベルトに
対して直交する方向に圧接するのが望ましいが、上記装
置ではベルト押えローラが揺動アームの揺動軸を中心と
する円軌跡を描くので、搬送ベルトに対して常に直交す
る方向にベルト押えローラを押付けることは困難であ
る。
さらに、この装置では、揺動アームを付勢するために各
アームについてねじりばねを要するため、構造が複雑で
装置全体の組立ても比較的困難である。
本発明は、このような事情に鑑み、簡単かつ低コストの
構造で、裁断物を正確に中心線上に保持しながら裁断機
の刃物へ送ることができる送り装置を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、裁断物をその中心で裁断する裁断機に設けら
れ、この裁断機の刃物を通る線を中心線としてその左右
両側に設けられた一対の搬送ベルトと、これらの搬送ベ
ルトを両搬送ベルトに挟まれた裁断物が上記刃物に向け
て送られる方向に駆動する駆動手段と、各搬送ベルトの
内側に設けられ、両搬送ベルトにおいて互いに対向する
部分を上記中心線に近付く方向に押付ける内側テンショ
ン部材とを備えた裁断機における裁断物送り装置におい
て、各内側テンション部材を裁断機の本体に対して裁断
物の搬送方向と略直交する方向にスライド可能に取付け
るとともに、上記裁断機の本体に対して上記中心線に沿
って移動可能に設けられた移動部材と、この移動部材を
各内側テンション部材から離れる方向に付勢する伸縮ば
ねと、各内側テンション部材を共通の上記移動部材に連
結してこの移動部材の移動に伴い両内側テンション部材
をこれらが互いに接離する方向に連動させるリンク部材
とを備えたものである(請求項1)。
さらに、上記装置において、各搬送ベルトの内側に設け
られ、両搬送ベルトにおいて互いに対向する部分と反対
側の部分を外側方向に押付ける外側テンション部材を備
えるとともに、これら外側テンション部材と上記内側テ
ンション部材とを連結し、両者が裁断物の搬送方向と略
直交する方向に一体に移動するようにすれば、より効果
的である(請求項2)。
〔作用〕
上記構成によれば、通常状態では移動部材が両内側テン
ション部材から離れる方向に付勢されることにより、こ
の移動部材とリンク部材を介して連結されている両内側
テンション部材は互いに近付く方向に付勢される。従っ
て、これら内側テンション部材によって、両搬送ベルト
において互いに対向する部分は中心線上に近付く方向に
内側から押され、これら搬送ベルトによって裁断物を挟
むことが可能となる。
これに対し、実際に裁断物が通過することにより、一方
の搬送ベルトが内側テンション部材の押付け力に抗して
この内側テンション部材とともに中心線から離れる方向
に押し込まれた場合、上記内側テンション部材とリンク
部材を介して連結されている移動部材が付勢部材の付勢
力に抗して両内側テンション部材に近付く方向に引き寄
せられ、この移動部材とリンク部材を介して連結されて
いる他方の内側テンション部材も中心線から離れる方向
に移動する。すなわち、両内側テンション部材は常に左
右対称となる位置に保持されるので、裁断物は正確に中
心線上に保持された状態で刃物へ送られる。
さらに、内側テンション部材と外側テンション部材とが
一体に連結された装置によれば、両テンションローラは
常に同じ方向に同じ量だけ裁断物の送り方向と直交する
方向に移動するので、搬送ベルトの張力は常に略一定に
保たれる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第3図および第4図に示される裁断機10は、水平面上に
広がる基台11と、この基台11を覆うカバー12とを備え、
基台11の側方には、無端帯状の帯鋸(刃物)14を支持
し、かつその長手方向に駆動する帯鋸駆動装置16が設け
られている。上記帯鋸14は、基台11の中心部を上下方向
に貫通しており、かつ、この基台11に設けられた溝18を
通して入口側から交換可能となっている。
そして、この帯鋸14を通る中心線X(第4図参照)を挟
んで左右対称となる位置に、一対の搬送ベルト(タイミ
ングベルト)20が設けられている。
両搬送ベルト20は、裁断機10の出口側(第4図では左
側)に設けられた駆動ローラ(タイミングプーリ)22
と、入口側(第4図では右側)に設けられた従動ローラ
(タイミングプーリ)24との間に掛け渡されている。各
駆動ローラ22および従動ローラ24は、基台11上に垂直軸
回りに回転可能に支持されている。
さらに、両搬送ベルト20の下方には、上記中心線Xを左
右両側から挟む位置に一対の搬送チェーン26が設けられ
ている。この搬送チェーン26は、入口側に設けられた水
平方向に延びる支持軸28と、出口側に設けられた水平方
向に延びる駆動軸30との間に掛け渡されている。
第5図は、上記駆動ローラ22および駆動軸30の駆動機構
を示したものである。
裁断機10の出口側において、各駆動ローラ22の回転軸22
1は基台11を貫通してその下方に突出しており、その突
出端部に大径の歯車32,33が各々固定されている。ま
た、基台11の下面には上下に延びる左右一対の中間軸3
4,35が回転可能に取付けられ、各中間軸34,35の下端部
に、上記歯車32,33と各々噛合する小径の歯車36,37が設
けられている。また、片側の中間軸34の下端部には傘歯
車38が設けられている。
基台11の下方には、この基台11から吊り棒31を介してモ
ータ支持板39が吊設され、このモータ支持板39上に駆動
モータ(駆動手段)40が固定されている。この駆動モー
タ40に直結された原動軸42は、水平でかつ裁断機10の幅
方向に延びており、その端部は、基台11の下面に固定さ
れた支持部材44によって回転可能に支持されている。そ
して、この原動軸42の所定の位置に傘歯車46が固定さ
れ、この傘歯車46が上記傘歯車38に噛合されている。
一方、上記駆動軸30は、複数の支持部材47を介して基台
11の上面に回転可能に支持されている。そして、この駆
動軸30と上記原動軸42とに伝動チェーン48が掛け渡され
ている。
従って、上記駆動モータ40が作動することにより、その
原動軸42の回転が傘歯車46,38を介して中間軸34に伝達
され、この中間軸34の回転が歯車36,32を介して一方の
駆動ローラ22に伝達されるとともに、上記回転が歯車3
6,37,33を介して他方の駆動ローラ22に伝達され、これ
によって両搬送ベルト20が裁断物を帯鋸14へ向けて送る
方向(第4図矢印方向)に駆動される。また一方で、上
記原動軸42の回転が伝動チェーン48を介して駆動軸30に
伝達されることにより、搬送チェーン26が裁断物を下か
ら支持した状態で同裁断物を帯鋸14へ送る方向に駆動さ
れるようになっている。
さらに、この装置では、各搬送ベルト20の内側に、両搬
送ベルト20において互いに対向する部分を中心線Xに近
付く方向に押出す内側テンションローラ50,51が裁断機1
0の入口側および出口側に設けられるとともに、両搬送
ベルト20において上記相互対向部分と反対側の部分(外
側部分)を上記中心線Xから離れる方向(外側方向)に
押出す外側テンションローラ52,53が裁断機10の入口側
および出口側に設けられている。
第6図および第7図に示されるように、各テンションロ
ーラ50〜53は、ローラ本体55と、その下部に設けられた
回転軸56とからなり、各回転軸56の下部には該回転軸56
よりも大径の被案内部58が形成されている。
これに対し、基台11の上面左右には、入口側および出口
側に一対の案内部材60が固定されている。この案内部材
60は、裁断機10のが幅方向、すなわち裁断物の送り方向
と直交する方向に延びる断面コ字状の案内溝(第7図)
601を有し、この案内溝601内に各テンションローラ50〜
53の被案内部58が嵌合されている。これによって、各テ
ンションローラ50〜53は、上記案内溝601に沿う方向、
すなわち裁断物の送り方向に直交する方向に移動可能に
基台11上に取付けられている。
さらに、出口側における内側テンションローラ51の回転
軸56と外側テンションローラ53の回転軸56同士は、第6
図および第7図に示されるように、基台11よりも上方の
位置で連結プレート62により互いに連結されており、両
テンションローラ51,53は常に一体に上記案内溝601に沿
って移動するようになっている。
これに対し、第7図に示されるように、入口側の内側テ
ンションローラ50の回転軸56および外側テンションロー
ラ52の回転軸56の下端部は、基台11に形成された長穴64
を貫通して基台11の下方に突出している。そして、この
突出端部同士が連結プレート66で連結されるとともに、
各回転軸56において上記基台11よりも上側の部分同士も
連結プレート68で連結されている。これによって、入口
側の内側テンションローラ50および外側テンションロー
ラ52も、上記案内溝601に沿って一体に移動するように
なっている。
一方、基台11の上面において、上記テンションローラ50
〜53よりも出口側の部分には、移動軸(移動部材)70が
取付けられている。この移動軸70は、その中心軸が上記
中心線Xと合致する方向に配され、その軸に沿って移動
可能に基台11上に取付けられている。具体的には、基台
11の上面にブラケット71を介して軸受72が固定され、こ
の軸受72に上記移動軸70の入口側部分が貫通状態で嵌め
られている。
この移動軸70の入口側端部には、ブラケット74を介して
ピン76が設けられている。一方、出口側の内側テンショ
ンローラ51と外側テンションローラ53とを連結する左右
の連結プレート62の中間部位にも、各々ピン78(第4
図)が設けられており、両ピン78が左右一対のリンク部
材80によって共通の上記ピン76に連結されている。
さらに、上記移動軸70の出口側端部には鍔部701が形成
され、この鍔部701と上記軸受72との間に圧縮ばね(付
勢部材)82が圧入されており、この圧縮ばね82によって
移動軸70が各テンションローラ51,53から離れる方向、
すなわち出口側の方向に付勢されている。
同じく各テンションローラ50〜53よりも出口側の位置で
基台11の下面にも、第7図に示されるように、上記と同
様のブラケット71および軸受72を介して移動軸84が中心
軸X上で移動可能に取付けられており、この移動軸84の
入口側端部にも、ブラケット86を介してピン88が取付け
られている。
これに対し、入口側の内側テンションローラ50の回転軸
56とローラ52の回転軸56の下端部同士を連結する連結プ
レート66の中間部位にも上記ピン78と同様のピン(図示
せず)が設けられ、これらのピンと上記ピン88とが左右
一対のリンク部材90によって連結されている。
また、上記移動軸84の出口側端部に形成された鍔部841
と軸受72との間にも圧縮ばね(付勢手段)92が圧入さ
れ、この圧縮ばね92の付勢力により移動軸84が各テンシ
ョンローラ50,52から離れる方向に付勢されている。
次に、この装置の作用を説明する。
まず、裁断物が送られない状態、すなわち搬送ベルト20
に外力が加えられない通常状態では、第1図に示される
ように、移動軸70が圧縮ばね82の弾発力によって出口側
のテンションローラ51,53から離れる方向に引張られる
とともに、この移動軸70にリンク部材80を介して連結さ
れている連結プレート62および各テンションローラ51,5
3は中心線Xに近付く方向に一体に引寄せられる。従っ
て、両搬送ベルト20において互いに対向する部分は、上
記内側テンションローラ51によってベルト内側から中心
線Xへ向けて押出されることになる。
一方、入口側のテンションローラ50,52についても、上
記と同様に移動軸84が圧縮ばね92の弾発力によって両テ
ンションローラ50,52から離れる方向に引張られること
により、この移動軸84にリンク部材90および連結プレー
ト66を介して連結されている両テンションローラ50,52
が中心線Xに近付く方向に引寄せられる。
従って、この状態で駆動モータ40を作動させ、搬送ベル
ト20および搬送チェーン26を駆動することにより、上記
搬送チェーン26上に魚等の裁断物を支持した状態で、こ
の裁断物を左右の搬送ベルト20で両側から挟みつけるこ
とにより、同裁断物を入口側から帯鋸14に向けて送るこ
とができる。
この搬送中、第2図に示されるように、上記裁断物の通
過によって例えば出口側の一方の内側テンションローラ
51が中心線Xから離れる方向に押出された場合には、こ
の内側テンションローラ51に連結プレート62およびリン
ク部材80を介して連結されている移動軸70が圧縮ばね82
の弾発力に抗してテンションローラ51,53に近付く方向
に引寄せられることにより、この移動軸70に他方のリン
ク部材80および連結プレート62を介して連結されている
他方の内側テンションローラ51も上記内側テンションロ
ーラ51と同様に中心線Xから離れる方向に移動する。こ
の作用は、入口側の左右の内側テンションローラ50につ
いても同様に得ることができる。
すなわち、この装置では、左右の内側テンションローラ
51(50)がリンク部材80(90)を介して共通の移動軸70
(84)に連結されているので、両テンションローラ51
(50)は常に中心軸Xを対称軸として左右対称の位置に
保持される。このため、裁断物は正確に中心線X上に保
持されながら帯鋸14へ搬送される。
しかも、この装置では、従来のように中心線X上で歯車
を噛合するといった複雑な機構がいらず、精密な位置決
めや寸法設定が不要であるとともに、揺動アームが不要
で、左右のテンションローラを搬送ベルト20に対して略
直交する方向に移動させることができる。また、共通の
付勢部材(上記実施例では圧縮ばね82,92)を用いて左
右のテンションローラを付勢することができ、組立ても
簡単なものとなる。
さらに、この実施例装置では、上記内側テンションロー
ラ50,51と一体に外側テンションローラ52,53が移動す
る、すなわち内側テンションローラ50,51と常に同じ向
きに同じ量だけ外側テンションローラ52,53が移動する
ので、搬送ベルト20の張力を常時略一定に保つことがで
きる効果がある。
なお、本発明はこのような実施例に限定されるものでな
く、例として次のような態様をとることも可能である。
(1)本発明では、各テンション部材の形状や配設個数
は問わず、裁断機の構造に応じて適宜設定すればよい。
(2)上記実施例では、各テンションローラ50〜53より
も出口側の位置に移動軸70,84が設けられているが、本
発明では移動部材の配設箇所は特に問わず、この移動部
材が中心線上を移動するように構成されていればよい。
(3)本発明における「中心線」とは、刃物を通る線を
意味するものであり、裁断機本体の中心線を意味するも
のではない。従って、裁断機本体が上記中心線を対称軸
として左右対称に構成される必要はなく、これは送り装
置についても同様である。
(4)本発明では刃物の種類を問わず、例えば丸鋸や鋸
以外のカッタ等、様々なものが広く適用可能である。
〔発明の効果〕
以上のように本発明は、各内側テンション部材を裁断機
の本体に対して裁断物の搬送方向と略直交する方向に移
動可能とし、両内側テンション部材を、刃物を通る中心
線上で移動する共通の移動部材にリンク部材を介して連
結し、この移動部材を各内側テンション部材から離れる
方向に付勢するようにしたものであるので、従来のよう
に揺動アームや歯車、ねじりばねといった要素を用いる
ことなく、簡単かつ低コストの構造で裁断物を中心線上
に確実に保持しながら刃物に向けて送ることができる効
果がある。また、各内側テンション部材の移動方向を裁
断物の送り方向と略直交する方向に設定することも可能
である。
さらに、上記内側テンション部材と一体に外側テンショ
ン部材を連結し、両者が裁断物の搬送方向と略直交する
方向に一体に移動するようにしたものによれば、常に上
記内側テンション部材と同じ方向に同じ量だけ外側テン
ション部材が移動するので、搬送ベルトの張力を常時略
一定に保つことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における裁断機の裁断物送り
装置の要部において外力が加えられていない通常状態を
示す一部断面平面図、第2図は同送り装置の要部におい
て内側テンション部材が中心線から離れる方向に押込ま
れた状態を示す一部断面斜視図、第3図は上記裁断機の
全体斜視図、第4図は同裁断機の一部断面平面図、第5
図は同裁断機の駆動機構を示す正面図、第6図は第7図
のVI-VI線断面図、第7図は上記裁断機における裁断物
送り装置の要部を示す一部断面側面図である。 10……裁断機、11……基台、14……帯鋸(刃物)、20…
…搬送ベルト、40……駆動ローラ(駆動手段)、50,51
……内側テンションローラ(内側テンション部材)、5
2,53……外側テンションローラ(外側テンション部
材)、60……案内部材、62,66,68……連結プレート、7
0,84……移動軸(移動部材)、80,90……リンク部材、8
2,92……圧縮ばね(付勢部材)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】裁断物をその中心で裁断する裁断機に設け
    られ、この裁断機の刃物を通る線を中心線としてその左
    右両側に設けられた一対の搬送ベルトと、これらの搬送
    ベルトを両搬送ベルトに挟まれた裁断物が上記刃物に向
    けて送られる方向に駆動する駆動手段と、各搬送ベルト
    の内側に設けられ、両搬送ベルトにおいて互いに対向す
    る部分を上記中心線に近付く方向に押付ける内側テンシ
    ョン部材とを備えた裁断機における裁断物送り装置にお
    いて、各内側テンション部材を裁断機の本体に対して裁
    断物の搬送方向と略直交する方向にスライド可能に取付
    けるとともに、上記裁断機の本体に対して上記中心線に
    沿って移動可能に設けられた移動部材と、この移動部材
    を各内側テンション部材から離れる方向に付勢する伸縮
    ばねと、各内側テンション部材を共通の上記移動部材に
    連結してこの移動部材の移動に伴い両内側テンション部
    材をこれらが互いに接離する方向に連動させるリンク部
    材とを備えたことを特徴とする裁断機における裁断物送
    り装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の裁断機における裁断物送り
    装置において、各搬送ベルトの内側に設けられ、両搬送
    ベルトにおいて互いに対向する部分と反対側の部分を外
    側方向に押付ける外側テンション部材を備えるととも
    に、これら外側テンション部材と上記内側テンション部
    材とを連結し、両者が裁断物の搬送方向と略直交する方
    向に一体に移動するようにしたことを特徴とする裁断機
    における裁断物送り装置。
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