JPH0761322B2 - 電子血圧計 - Google Patents

電子血圧計

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JPH0761322B2
JPH0761322B2 JP2073675A JP7367590A JPH0761322B2 JP H0761322 B2 JPH0761322 B2 JP H0761322B2 JP 2073675 A JP2073675 A JP 2073675A JP 7367590 A JP7367590 A JP 7367590A JP H0761322 B2 JPH0761322 B2 JP H0761322B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子血圧計に関し、特にカフをマニュアルで加
圧するタイプの電子血圧計に関する。
[従来の技術] 従来、この種の電子血圧計においては、例えばカフ圧が
20mmHgを越えたことを検出して加圧開始と判断してい
た。
[発明が解決しようとする課題] しかし、カフのポンプ操作を行わなくても、カフを巻い
た腕を単に曲げるだけでも、カフ圧が20mmHgを越える場
合がある。このために、電子血圧計はしばしば加圧開始
を誤判定してしまい、その結果その測定がエラー計測に
終つたり、または前回の測定結果が消去されてしまい、
使用上の不都合を来たしていた。
本発明は、上述した従来技術の欠点を除去するものであ
り、その目的とする所は、カフの加圧過程を正確に判別
することによりカフの加圧開始を適正に判別する電子血
圧計を提供することにある。
[課題を解決するための手段及び作用] 上記の課題を解決するために、本発明の電子血圧計は、
脈動するカフ圧を検出するカフ圧検出手段と、前記検出
した脈動するカフ圧より各脈動部分の所定の特徴点の圧
力を抽出する圧力抽出手段と、前記抽出した圧力が連続
して上昇している場合に、カフが加圧過程にあることを
判別する判別手段とを備えることを特徴とする。
これにより、カフのポンプ操作に応じた特徴点の圧力が
抽出され、これらの上昇を検出判定することで、真の加
圧過程を的確に峻別する。
前記特徴点は、前記脈動するカフ圧のピーク点、ボトム
点又は変曲点であることが好ましい。
又、前記判別手段がカフが加圧過程にあることを判別し
たことにより、カフの排気バルブを閉じるカフ制御手段
を備える。
又、前記判別手段がカフが加圧過程にあることを判別し
たことにより、計測処理を初期化する計測制御手段を備
える。
[実施例の説明] 以下、添付図面に従つて本発明による実施例を詳細に説
明する。
第1図は実施例の電子血圧計のブロツク構成図、第2図
は実施例の電子血圧計の外観図である。図において、こ
の電子血圧計は血圧を判定する本体部10と、カフの加圧
/減圧を行う加圧部40と、コロトコフ音(K音)を検出
するK音検出部50と、外部の充電器60からなる。
本体部10において、11は充電池であり、第2図に示すよ
うに、1.2Vの充電池の4つの直列接続により4.8Vを供給
する。本体部10側には充電池11の装着部11aが設けられ
ており、充電池11の装着後に蓋11bがかぶせられる。第
1図に戻り、充電池11は外部の充電器60により充電可能
である。12は電源コントロールであり、電源スイツチ13
の操作に応じて本体部10への4.8Vの供給/遮断を制御す
る。14は基本発振部(X1)であり、基本クロツク信号を
発生する。15はモードスイツチであり、操作により本電
子血圧計の使用モードを選択する。例えば(A)モード
は通常の人を測定するモードである。(B)モードは、
本器が血圧を自動測定するのでは無く、従来の医師によ
る聴診法における水銀柱として機能するモードであり、
逐次変化するカフ圧の表示のみを行う。(C)モードは
聴診間隙のある人を測定するモードであり、コロトコフ
音の消滅時点を判定するタイミングが延長されている。
31はスタートスイツチであり、使用者はマニユアルでも
計測スタートを指示できる。
16はフイルタアンプであり、マイクロフオン51で検出し
たコロトフ音(K音)信号をフイルタリングして増幅す
る。17は基準電源部であり、安定化電源を要するアンプ
回路やA/D変換部に対して制御・安定化された基準電源
やリフアレンス電圧等を供給する。18は圧力検出部であ
り、カフ圧を検出する。19はアンプであり、検出したカ
フ圧信号を増幅する。26はA/D変換部であり、増幅され
たカフ圧信号をサンプリングしてデジタル信号に変換す
る。25は外部メモリであり、血圧測定において必要な各
種のデータを一時的に記憶する。28はノーマルオープン
の排気バルブであり、駆動部27の駆動信号により閉鎖す
る。
29は表示器(LCD)であり、第2図に示すように、測定
途中のカフ圧の逐次表示、判定された最高血圧SYS及び
最低血圧DIAの表示、並びにこれらの測定結果を与えた
測定手段のプライオリテイーの表示、さらには加圧不足
状態の表示、脈拍数等を表示するエリア29aと、測定途
中の脈波信号振幅のグラフ表示、測定途中のカフの減圧
スピードレンジのマイコン表示、血圧計の選択された使
用モード、急排気中であることを示す急排気マーク等を
表示するエリア29bが設けられている。第1図に戻り、3
0はブザーであり、測定終了を知らせる。
20はマイクロプロセツサ部(LSIC)であり、本体部10の
主制御・処理を行う。マイクロプロセツサ部20におい
て、21はA/D変換部であり、増幅されたK音信号をサン
プリングしてデジタル信号に変換する。22は制御部であ
り、いわゆるCPU部が内蔵されており、サンプリングし
たカフ圧信号やK音信号の入力、外部メモリ25との間の
処理データのやりとり、表示駆動部24を介しての表示器
LCD29の表示制御等を行う。23はコロトコフ音/脈波認
識部であり、制御部22と共に後述の第3図〜第10図の処
理プログラムを実行する。
加圧部40において、41は人の上腕に巻くカフ、42は定速
(低速)排気バルブ、43は手動排気バルブ、44はゴム
球、70は空気の流路を形成する管である。第2図に示す
ように、手動排気バルブ43は低速排気速度を調節するた
めのツマミ43aと、マニユアルで急排気を行うための全
開スイツチ43bを備える。
第3図は実施例のオシロメトリツク測定を含むメイン処
理のフローチヤートである。ステツプS301では「加圧検
出」を行う。
この加圧検出は例えば第11図(A)に示す方法で行う。
図の横軸は時間tであり縦軸はカフ圧Pである。本実施
例の定速排気バルブ42は常時開いており、また排気バル
ブ28はノーマルオープンであるから、ゴム球44による加
圧を行うと、そのカフ圧検出信号PSは最初は略ゼロであ
るが、ゴム球44によるポンプ操作に応じて図示の如く上
下に脈動して上昇し、それに応じて各ボトム検出信号BM
(i)の値も暫時上昇してゆく。そこで、制御部22は各
BM(i)の内容が連続してn(n=3又は4)回上昇し
たことを検出することにより「加圧検出」と判定する。
第11図(B)は、ゴム球44によるポンプ操作は行なわな
いで、カフ41を巻いた腕を単に動かした場合を示してい
る。この場合は各ボトム検出信号BM(i)は連続してn
回上昇することができないから、加圧検出とはならな
い。以上の詳細は第4図のフローチヤートに従って後述
する。
尚、本実施例では信号BM(i)の内容を比較したがこれ
に限らない。例えば、ピーク検出信号PM(0),PM
(1),…を求めて、これらを比較しても良い。
また、第11図(C)に示す如く、加圧ルートの密閉が良
い時は、変曲点IP0〜IP6を検出することができる。この
場合は変曲点IP0,IP2,IP4,…又は変曲点IP1,IP3,IP5,…
等を比較するようにしても良い。変曲点の検出は、単位
時間におけるカフ圧の上昇勾配を検出し、該勾配が変化
する点を求めれば良い。
第3図に戻り、ステップS302では排気バルブ28を閉じ
る。ステップS303では「加圧停止」になるのを待つ。す
なわち、操作者は所望のカフ圧になるまでポンプ操作を
行い、加圧をやめる。すると定速排気バルブ42の作用に
よつてカフ圧はそのときの調整速度(例えば2〜4mmHg/
S)で減少する。制御部22は、例えば第12図に示す如
く、カフ圧信号PSが0.5秒の間一定速度で減少するのを
検出することによつて「加圧停止」と判定する。
ステツプS304では計測をスタートする。この計測スター
トによつて、ステツプS305以降のオシロメトリツク計測
の他にも、後述の「ゲート有りK音測定」及び「ゲート
無しK音測定」が並行して行なわれる。ステツプS305で
はオシロメトリツク計測のための初期設定を行う。即
ち、カフ圧信号PSの上昇中を保持するフラグUF、上昇後
の下降中を保持するフラグUDF、カフ圧の脈波信号成分
のボトム発生回数をカウントするボトムカウンタBC、及
びK音検出用のゲート信号KGが全てリセツトされる。ス
テツプS306では「脈波検出」を行う。
この脈波検出は例えば第12図に示す方法で行う。即ち、
計測スタート後において、カフ圧信号PSが最初に上昇す
る点を検出すると、ここが最初の脈波信号成分の開始点
であり、その時点のボトム信号BM(0)を記憶する。同
時にコロトコフ音検出のためのK音ゲートKGを開く。次
にカフ圧信号PSのトツプ(ピーク)を検出してその時点
のトツプ信号TM(0)を記憶し、ボトムカウンタBCに+
1する。次にカフ圧信号PSが前記ボトム信号BM(0)と
等しくなる点を検出してK音ゲートKGを閉じる。以上が
脈波信号成分検出の1サイクルであり、以下、同様の脈
波検出処理を繰り返す。以上の詳細は第5図のフローチ
ヤートに従つて後述する。
第3図に戻り、ステツプS307ではボトムカウンタBCが3
以上か否かを判別し、3以上でなければステツプS309で
信号*ENDが真か否かを判別する。*ENDは「ゲート有り
K音測定」及び「ゲート無しK音測定」が共に終了状態
にあるときに真となる信号である。この時点では信号*
ENDは真ではないから、ステツプS310でPS<20mmHgか否
かを調べる。ここで、20mmHgは血圧測定を実行可能な最
低のカフ圧である。この時点ではPS<20mmHgでもないか
らステツプS306に戻る。かくして、複数の脈波検出を行
い、やがてステツプS307でBC≧3を満足すると、ステツ
プS308に進み、BM(C−3)<BM(C−2)<BM(C−
1)<BM(C)か否かを判別する。ここで(C)はボト
ムカウンタBCの指す外部メモリ25のアドレスである。す
なわち、この行程では常に3つ前のボトム信号BM(C−
3)から現時点までのボトム信号BM(C)が調べられ、
もしこれらが連続して上昇であるならは計測の途中で再
度ゴム球44による加圧状態が検出されたことを意味し、
制御はステツプS303に戻る。またステツプS308の判別で
連続して上昇でなければステツプS309に進む。こうし
て、ステツプS309で信号*ENDが真、又はステツプS310
でPS<20mmHgを判別すると、ステツプS311に進み「オシ
ロメトリツク解析」を実行する。
このオシロメトリツク解析は例えば第13図(A)に示す
方法で行う。図において、カフ圧PSが下降に転じると、
最高血圧SYSの前で脈波信号PAが発現し、◎の位置で脈
波信号PAは最大値PAmax(平均血圧)に達し、その後は
最低血圧DIAに向けて暫時減少する。制御部22は、予め
外部メモリ25に蓄えておいた脈波信号PAを調べ、まず最
大値PAmaxを検出し、これよりも以前において脈波信号P
Aの振幅がスレツシヨルドTH1=0.5×PAmaxを越えた時点
のカフ圧PSをもつて最高血圧SYSと決定し、また最大
値PAmax以後において脈波信号PAの振幅がスレツシヨル
ドTH2=0.8×=PAmaxを下回る直前の時点のカフ圧PS
をもつて最低血圧DIAと決定する。尚、本実施例のSYS,D
IAの決定方法には特徴があり、その詳細は第6図のフロ
ーチヤートに従つて後述する。
第3図に戻り、ステツプS312ではブザーを鳴動させ、ス
テツプS313では排気バルブ28を開き、測定終了である。
以上において、各測定方法による結果の表示にはプライ
オリテイーが付されており、例えば「ゲート有りK音測
定」,「オシロメトリツク測定」,「ゲート無しK音測
定」の順でプライオリテイーが低くなつている。従つ
て、通常はゲート有りK音測定の結果が優先的に表示さ
れる。しかし、モードスイツチ15を押すことで予めオシ
ロメトリツク測定又はゲート無しK音測定の結果を優先
的に表示することができる。または測定終了後に、単に
これらの測定結果を任意選択する表示替えも可能であ
る。
尚、本実施例ではカフ圧の減少速度を調整でき、そして
カフ圧の減少速度が速い時は、脈波信号PAの抽出が困難
になるので、オシロメトリツク測定及びゲート有りK音
測定に支障を来たす場合がある。しかし、このような場
合でも本実施例によればゲート無しK音測定が行われる
ので、正確な測定結果が得られる。
第4図は実施例の加圧検出の詳細を示すフローチヤート
である。ステツプS401ではUF,UDF,BCをクリアし、さら
にサンプリングしたカフ圧信号PSを保持するレジスタPR
をクリアする。ステツプS402ではカフ圧信号PSをサンプ
リングする。このサンプリングは例えば32mS周期でよ
い。ステツプS403では(PR+ΔP)−PSを演算する。こ
こでΔPは微小の閾値を与えるものである。(PR+Δ
P)−PS≧0の時は、ステツプS406に進み、(PR−Δ
P)−PSを演算する。(PR−ΔP)−PS≦0の時はPSは
PR(最初は0)に比べて±ΔPの範囲にあるので、なに
もしないでステツプS402に戻る。
また、ステツプS403の演算で(PR+ΔP)−PS<0であ
る時は、カフ圧PSに閾値ΔP以上の上昇が認められるの
で、ステツプS404に進み、UFを調べる。これまではカフ
圧は一定の下降を続けてきたのであるから、この時点で
はUF=0である。制御はステツプS410に進み、UFをセツ
トし、UDFをリセツトする。すなわちカフ圧の上昇開始
である。ステツプS411では外部メモリ25のボトムメモリ
BM(C)にPRの内容を格納する。ここで(C)はボトム
カウンタBCの指すアドレスである。ステツプS412ではBC
=3か否かを判別する。最初はBC=0であるからステツ
プS405に進み、PRの内容をPSの内容で更新する。かくし
て、引き続きPSが上昇する間は、ステツプS403,S403,S4
04,S405をループする。
ステツプS406の演算で(PR−ΔP)−PS>0であると、
閾値ΔP以上の下降が認められるので、ステツプS407に
進み、UFを調べる。ここではUF=1であるから、ステツ
プS408に進み、UFをリセツトし、UDFをセツトする。カ
フ圧上昇後の下降開始である。ステツプS409ではボトム
カウンタBCに+1する。
こうして、ゴム球44による加圧操作によつて脈動する上
昇を検出していくうちに、ステツプS412でBC=3を判別
すると、ステツプS413に進み、BM(0)<BM(1)<BM
(2)<BM(3)か否かを判別する。YESの時は「加圧
検出」であるから、処理を抜ける。またNOの時はステツ
プS414でBM(0)←BM(1)←BM(2)←BM(3)のシ
フトダウンを行い、ステツプS415でボトムカウンタBCに
−1する。これにより、以後はボトムBMの検出毎に加圧
検出か否かを判別する。
第5図は実施例の脈波検出のフローチヤートである。こ
の処理は一部を除いて第4図の加圧検出処理と類似であ
る。初期設定は第3図のステツプS305で行われる。ステ
ツプS501ではカフ圧信号PSをサンプリングし、ステツプ
S502ではUDFを調べる。最初はUDF=0であるから、ステ
ツプS505に進み、(PR+ΔP)−PSを演算する。(PR+
ΔP)−PS≧0の時はステツプS510で(PR−ΔP)−PS
を演算する。(PR−ΔP)−PS≦0の時は、サンプリン
グしたカフ圧PSはレジスタPRの内容(ここでは直前の値
を保持している)に比べて±ΔPの範囲にあるので、な
にもしないでステツプS501に戻る。
ステツプS510の演算で(PR−ΔP)−PS>0の時は、カ
フ圧PSには閾値ΔPを越える下降が認められる。制御は
ステツプS511に進み、UFを調べる。計測スタートの時点
ではカフ圧はもともと下降中でるから、UF=0である。
制御はステツプS515に進み、単にレジスタPRの内容をPS
の内容で更新する。
ステツプS505の演算で(PR+ΔP)−PS<0の時は、カ
フ圧PSには閾値ΔPを越える上昇が認められる。制御は
ステツプS506に進み、UFを調べる。UF=0ならカフ圧の
下降から上昇を検出したことになるので、ステツプS507
に進み、UFをセツトし、UDFをリセツトする。ステツプS
508ではボトムメモリBM(C)にPRの内容を格納する。
ステツプS509ではK音検出用のゲート信号KGを開く。以
後、引き続きカフ圧PSが上昇する間はステツプS505,50
6,515のルートをループする。
ステツプS510の演算で(PR−ΔP)−PS>0の時は、カ
フ圧には閾値ΔPを越える下降が認められる。制御はス
テツプS511に進み、UFを調べる。今度はUF=1であるか
ら、ステツプS512に進み、UFをリセツトし、UDFをセツ
トする。カフ圧の上昇後の下降開始である。ステツプS5
13ではトツプメモリTM(C)にPRの内容を格納する。ス
テツプS514ではボトムカウンタBCに+1する。
UDF=1、すなわちカフ圧の上昇後の下降開始を検出す
ると、ステツプS502の判別はYESとなり、制御はステツ
プS503に進み、PS<BM(C−1)か否かを判別する。PS
<BM(C−1)の時は、ステツプS504に進み、K音検出
用のゲート信号KGを閉じる。
かくして、外部メモリ25には後のオシロメトリツク解析
に必要な数のデータBM(C)及びTM(C)が格納され、
併せてK音検出用のゲート信号KGがリアルタイムに生成
される。
第6図は実施例のオシロメトリツク解析のフローチヤー
トである。ステツプS601ではデータBM(C)及びTM
(C)から脈波信号PAを求める。第12図において、その
時点におけるカフの減圧速度を−KmmHg/sとすると、例
えば脈波信号PA3の振幅は{TM(3)−BM(3)+K△
t}で求まる。ここで、△tはBM(C)からTM(C)ま
での時間である。同様にして、他の脈波信号についても
振幅PAnを求める。ステツプS602ではPAmaxを検出する。
第13図(A)において、PAmaxは脈波信号の内その振幅P
Aが最大のものである。外部メモリ25の若い番地から脈
波信号の振幅PAを調べればPAmaxは容易に検出できる。
ステツプS603では最高血圧SYSを決定する。本実施例の
最高血圧SYSの決定方法には2通りある。
第13図(B)は最高血圧SYSの第1の決定方法を説明す
る図である。この第1の方法は外部メモリ25内の脈波信
号の振幅PAを若い番地から読み出していく方法である。
閾値TH1=0.5×PAmaxとすると、まず最初に閾値TH1を越
える脈波信号を検出する。そして、次の脈波信号の
振幅PA3が閾値(PA2−C4)を越えている時は、脈波信号
に対応するカフ圧PSを以つて最高血圧SYSと判定す
る。ここでC4は第4の所定値であり、実際の脈波信号の
振幅PAのバラツキに基づいて予め統計的に決定する。ま
た、脈波信号の振幅PA3が(PA2−C4)を越えない時
は、次の脈波信号の振幅PA4が閾値TH1を越えているこ
とを確認し、更に脈波信号と脈波信号との振幅の差
分を求めて、該差分が第5の所定値C5以上である時は、
脈波信号に対応するカフ圧PSを以つて最高血圧SYSと
判定する。同様にして、第5の所定値C5も実際の脈波信
号PAの振幅のバラツキに基づいて予め統計的に決定す
る。
すなわち、脈波信号の振幅PA3が(PA2−C4)を越えな
くて、次の脈波信号の振幅PA4が閾値TH1を越えてい
て、更に脈波信号と脈波信号との振幅の差分が第5
の所定値C5以上である時は、脈波信号をノイズと判断
する。一方、脈波信号の振幅PA3が(PA2−C4)を越え
なくて、次の脈波信号の振幅PA4が閾値TH1を越えない
時あるいは脈波信号と脈波信号との振幅の差分が第
5の所定値C5未満である時は、脈波信号をノイズと判
断する。
かくして、実際に頻繁に発生することであるが、脈波信
号の振幅PAにバラツキがあつても確実に最高血圧SYSを
判定できる。
第13図(C)は最高血圧SYSの第2の決定方法を説明す
る図である。この第2の方法は外部メモリ25内の脈波信
号の振幅PAをPAmaxの位置から若い番地に向けて読み出
していく方法である。同様にして、閾値TH1=0.5×PAma
xとすると、まず最初に閾値TH1を下回る脈波信号を検
出する。そして、次の脈波信号の振幅PA2が閾値(PA3
+C6)を越えない時は、脈波信号に対応するカフ圧PS
を以つて最高血圧SYSと判定する。ここでC6は第6の所
定値であり、実際の脈波信号の振幅PAのバラツキに基づ
いて予め統計的に決定する。また、脈波信号の振幅PA
2が閾値(PA3+C6)を越えた時は、脈波信号の振幅PA
1がTH1以下である時に、脈波信号と脈波信号との振
幅の差分を求めて、該差分が第7の所定値C7以上である
時は、脈波信号に対応するカフ圧PSを以つて最高血圧
SYSと判定する。同様にして、第7の所定値C7も実際の
脈波信号の振幅PAのバラツキに基づいて予め統計的に決
定する。
すなわち、脈波信号の振幅PA2が閾値(PA3+C6)を越
えても、脈波信号の振幅PA1がTH1以下であり。脈波信
号と脈波信号との振幅の差分が第7の所定値C7以上
である時は、脈波信号をノイズと判断する。一方、脈
波信号の振幅PA2が閾値(PA3+C6)を越えて、脈波信
号がTH1以上である時あるいは脈波信号と脈波信号
との振幅の差分が第7の所定値C7未満である時は、脈
波信号をノイズと判断する。
かくして、脈波信号の振幅PAにバラツキがあつても正確
な最高血圧SYSを判定できると共に、PAmaxを検出した位
置から外部メモリ25を遡れば良いので、脈波信号データ
の読出制御が簡単である。
第6図に戻り、ステツプS604では最低血圧DIAを決定す
る。
第13図(D)は実施例の最低血圧DIAの決定方法を説明
する図である。この方法は外部メモリ25内の脈波信号の
振幅PAをPAmaxの位置から後ろに読み出していく方法で
ある。閾値TH2=0.8×PAmaxとすると、まず最初に閾値T
H2を下回る脈波信号を検出する。そして、次の脈波信
号の振幅が閾値(PA6+C8)を越えない時は、脈波信
号に対応するカフ圧PSを以つて最低血圧DIAと判定す
る。ここでC8は第8の所定値であり、実際の脈波信号の
振幅PAのバラツキに基づいて予め統計的に決定する。ま
た、脈波信号の振幅PA7が閾値(PA6+C8)を越えた時
は、脈波信号がTH2以下の場合、脈波信号と脈波信
号との差分を求めて、該差分が第9の所定値C9以上で
ある時は、脈波信号に対応するカフ圧PSを以つて最低
血圧DIAと判定する。同様にして、第9の所定値C9も実
際の脈波信号PAの振幅のバラツキに基づいて予め統計的
に決定する。
すなわち、脈波信号の振幅PA7が閾値(PA6+C8)を越
え、脈波信号がTH2以上の場合あるいは脈波信号と
脈波信号との差分が第9の所定値C9未満である場合
は、脈波信号をノイズと判断する。一方、脈波信号
の振幅PA7が閾値(PA6+C8)を越え、脈波信号がTH2
以下で、脈波信号と脈波信号との差分が第9の所定
値C9以上である時は、脈波信号をノイズと判断する。
かくして、脈波信号PAの振幅にバラツキがあつても正確
な最低血圧DIAを判定できると共に、第13図(C)で説
明した最高血圧SYSの第2の決定方法と略同一の判定ア
ルゴリズムが使用できるので、プログラムの共通化、簡
略化が図れる。
第12図は実施例のゲート有りK音測定をも説明する図で
ある。ゲート有りK音測定はゲート信号KGでゲートした
コロトコフ音の発現、消滅に基づいて最高血圧SYSと最
低血圧DIAを判定するものである。
尚、コロトコフ音をゲート内でK音を測定することにつ
いては公知である。また、本実施例の特徴部分であるコ
ロトコフ音の発現及び消滅を判定する部分については後
述するゲート無しK音測定と同様であるので、説明を省
略する。
第7図は実施例のゲート無しK音測定のフローチヤート
である。ステツプS701では初期設定を行う。即ち、ベー
スノイズ(BN)の大きさを記憶するレジスタBN、最初の
K音を検出したことを保持するフラグ2ndF、制御が最低
血圧DIAの検出行程にあることを示すフラグDIAF、及び
このゲート無しK音測定が終了したことを示すフラグKE
NDFを夫々リセツトする。ステツプS702ではベースノイ
ズの検出「BN検出」を行う。ゲート無しK音測定におい
ては、K音検出用のゲート信号KGを使用しないので、独
自の処理で、ノイズとコロトコフ音を区別しなくてはな
らない。そこで、計測の初期においてBN検出を行う必要
がある。
このBN検出は例えば第15図に示す方法で行う。図におい
て、計測スタート後の2秒間を16等分して各125mSのウ
インドウを設定し、各ウインドウ内のノイズレベルを計
測する。
このウインドウ内のノイズレベルの計測は、例えば第14
図に示す方法で行う。図の縦軸は8ビツトのA/D変換出
力であり、K音信号KSはA/D変換出力レベル0〜255の範
囲内で変化する。横軸は時間tであり、ウインドウ内の
計測を行う時は、t=0〜125mSの区間内でノイズレベ
ルの計測が行われる。各ウインドウ内で観測されるK音
信号KSは縦軸の略中央部分を中心として脈動する様々な
振幅を有する信号である。そこで、ウインドウ内のピー
ク及びボトムを検出して夫々の値をピークレジスタKP及
びボトムレジスタKBに記憶し、更にこれらの値の差分
(KP−KB)を求めて当該ウインドウ内のノイズレベルと
する。尚、カフ41の初期加圧が充分でない時は、図示の
如く、ウインドウ内にコロトコフ音が含まれる場合もあ
る。
第15図に戻り、エリアカウンタACは各ウインドウ毎に+
1されて、0〜15をカウントする。制御は、まずAC=0,
1の各ウインドウについて夫々(KP0,KB0),(KP1,KB
1)を検出し、それらの内のKP0とKP1の大きい方を取つ
てウインドウ0のピークメモリP0に格納し、またKB0とK
B1の小さい方を取つてウインドウ0のボトムメモリB0
格納する。次に制御はAC=1,2の各ウインドウについて
夫々(KP1,KB1)(KP2,KB2)を検出し、それらの内のKP
1とKP2の大きい方を取つてウインドウ1のピークメモリ
P1に格納し、またKB1とKB2の小さい方を取つてウインド
ウ1のボトムメモリB1に格納する。以下、同様にしてP
15,B15までを得る。そして、これらの15組について夫々
差分(P0−B0),(P1−B1),…,(P15−B15)を求
め、該15個の差分のうち最小のものを取つてベースノイ
ズBNとする。以上の詳細は第8図,第9図のフローチヤ
ートに従つて後述する。
尚、ベースノイズBNの決定方法はこれらに限らない。ベ
ースノイズBNは、例えば15個の差分の平均値としてもよ
い。また、15個の差分のうち小さい方からn個を抽出し
たものの平均値としてもよい。
第7図に戻り、ステツプS703では、最高血圧SYSの判定
タイミングを決めるカウンタSC、コロトコフ音の消滅判
定タイミングを決めるレジスタTを夫々クリアし、コロ
トコフ音に対する閾値を保持するレジスタTHKに最高血
圧決定用の閾値BN+C1(例えば100mmHg)をセツトす
る。ここで、BNはステツプS702で検出したベースノイズ
BNであり、C1は第1の所定値である。ステツプS704では
レジスタKP,KB、後述のK音信検出処理を中途で初期化
するための制御フラグRSKF、及びタイマtを夫々リセツ
トする。ステツプS705ではK音サンプリング割込(KSIN
T)をイネーブルする。制御はステツプS706に進み、待
機(IDLEを実行)する。
第10図は実施例のK音サンプリング割込処理のフローチ
ヤートである。ステツプS1001ではK音信号KSをサンプ
リングし、ステツプS1002では制御フラグRSKFを調べ
る。最初はRSKF=0であるから、ステツプS1003に進
み、タイマtの内容を調べる。最初はt=0であるか
ら、ステツプS1008でレジスタKP及びKBに夫々サンプリ
ングしたK音信号KSをセツトする。レジスタKP及びKBの
初期化である。ステツプS1006ではタイマtに+Δt
(例えばサンプリング周期が1mSの場合はΔt=1mS)を
行う。
またステツプS1003の判別でt=0でない時は、ステツ
プS1004に進み、演算(KP−KS)を行う。(KP−KS)<
0の時は、KPに対するKSの上昇が認められるので、ステ
ツプS1005に進み、KPの内容をKSの内容で更新する。ま
た(KP−KS)≧0の時は、KPに対するKSの上昇が認めら
れないので、ステツプS1009に進み、演算(KB−KS)を
行う。(KB−KS)≦0の時は、KBに対するKSの下降は認
められないから、単にタイマtを更新する。しかし(KB
−KS)>0の時は、KBに対するKSの下降が認められるの
で、ステツプS1010に進み、KBの内容をKSの内容で更新
する。かくして、K音信号KSのサンプリング毎にレジス
タKP又はKBの内容が更新される。
第7図に戻り、前記のK音サンプリング割込処理が終る
と、ステツプS707に入力する。ここでは、重複割込防止
のためにKSINTをデイセーブルする。ステツプS708では
(KP−KB)≧THKか否かを判別する。YESの時は最初のコ
ロトコフ音が検出されたので、ステツプS709に進み、フ
ラグ2ndFを調べる。最初のコロトコフ音であるから、2n
dF=0であり、制御はステツプS711に進み、2ndFに1を
セツトする。ステツプS712ではその時点のカフ圧PSを外
部メモリ25にセーブルする。ステツプS713ではDIAFを調
べる。まだ最低血圧DIAの測定行程ではないから、DIAF
=0であり、制御はステツプS715に進んで、カウンタSC
に+1する。ステツプS716ではカウンタSCを調べる。こ
こではSC=1であるから、ステツプS704に戻る。ステツ
プS704では、次のコロトコフ音を検出するためにレジス
タKP,KB,タイマt等がリセツトされる。
ステツプS708で次のコロトコフ音を検出すると、ステツ
プS709に進み、今度は2ndF=1である。制御はステツプ
S710に進み、t≧0.3Sか否かを調べる。医学的統計によ
れば、前回のコロトコフ音発生から0.3秒以内には次の
コロトコフ音が発生することは無い。そこで、この区間
のK音信号を無視することとして、ノイズによる誤判定
を防止する。従つて、ステツプS710の判別がNOの時は、
ステツプS714に進み、制御フラグRSKFに1をセツトす
る。
第10図に戻り、ステツプS1002の判別でRSKF=1の時
は、ステツプS1007に進み、RSKFをリセツトする。ステ
ツプS1008ではレジスタKP及びKBにサンプリングしたK
音信号KSをセツトする。かくして、これまでのKP及びKB
の内容はキヤンセルされ、新たにコロトコフ音の検出が
再開される。
第7図に戻り、ステツプS710の判別でt≧0.3Sの時は、
正規のコロトコフ音の検出である。制御はステツプS71
2,S713,S715,S716と進み、今度はSC=2であるから、ス
テツプS717に進み、DIAFに1をセツトする。ステツプS7
18ではレジスタTHKに最低血圧決定用の閾値BN+C2をセ
ツトする。ここで、C2は第2の所定値である。ステツプ
S719では、もし表示のプライオリテイーが許すのなら、
表示器LCD29の最高血圧SYSの部分にステツプS712でセー
ブした最初のカフ圧値PSを表示する。以後は最低血圧DI
Aを検出する行程である。
ステツプS708の判別でNOであると、ステツプS720に進
み、t=2Sか否かを判別する。医学的統計によれば、前
回のコロトコフ音発生から2秒以内が次のコロトコフ音
発生の限界と考えられる。そこで、t=2Sになるまでは
ステツプS705に戻り、コロトコフ音の発生を待つ。しか
し、t=2Sになつてもコロトコフ音が発生しない時は、
ステツプS721に進み、DIAFを調べる。もしDIAF=0なら
ステツプS705に戻る。このようなケースは計測スタート
からの最初のコロトコフ音が検出されるまでの間に起こ
り得る。今は、DIAF=1であるから、ステツプS722に進
み、レジスタTに+tを行う。1回目の場合はT=2Sに
なる。ステツプS723ではT>n拍か否かを調べる。ここ
で、(A)モード測定の場合は、コロトコフ音が2拍分
欠落したことを検出したいのであるが、コロトコフ音の
1拍分の周期は被験者により異るので、予め不図示の処
理によつてコロトコフ音1拍分の周期を求めておき、ス
テツプS723ではT>(2×1拍分の周期)か否かを調べ
る。また、聴診間隙のある人に対する(C)モード測定
の場合は、コロトコフ音が5拍分欠落したことを検出す
るので、ステツプS723ではT>(5×1拍分の周期)か
否かを調べる。何れの場合において、もし被験者の1拍
分の周期が比較的長い(例えば略2秒の)場合は、ステ
ツプS722の処理を複数回行うこととになり、2回目の場
合はT=4S、3回目の場合はT=6Sになる。かくして、
ステツプS723の判別がYESになると、ステツプS724に進
み、もし表示のプライオリテイーが許すのなら、表示器
LCD29の最低血圧DIAの部分にステツプS712でセーブした
最後のカフ圧値PSを表示する。ステツプS725ではゲート
無しK音の測定終了フラグKENDFに1をセツトする。
第8図は実施例のBN検出のフローチヤートである。ステ
ツプS801ではエリアカウンタACをクリアする。ステツプ
S802ではレジスタKP,KB,及びタイマtの内容をクリアす
る。ステツプS803ではKSINTをイネーブルし、ステツプS
804では待機(IDLEを実行)する。
前記と同様にして、第10図の処理に従つてK音信号KSを
サンプリング処理すると、制御は第8図のステツプS805
に入力する。ここではKSINTをデイセーブルし、ステツ
プS806に進み、t=125mSか否かを判別する。t=125mS
になるまでの間は1つのウインドウ内であるから、制御
はステツプS803に戻る。やがてt=125mSになると、ス
テツプS807に進み、エリアノイズの検出(AN検出)を行
う。
第9図は実施例のAN検出のフローチヤートである。ステ
ツプS901ではエリアカウンタACの内容を調べる。最初は
AC=0であるから、ステツプS911に進み、レジスタPA,B
Aに夫々レジスタKP,KBの内容をセツトする。
第8図に戻り、ステツプS808ではエリアカウンタACを調
べる。まだAC=15ではないから、ステツプS814でACに+
1し、ステツプS802に戻る。
第9図に戻り、次にこの処理に入力した時は、AC=1で
ある。制御はステツプS904に進み、レジスタPB,BBに夫
々レジスタKP,KBの内容をセツトする。これで、AC=0
のピークボトムPA,BAとAC=1のピークボトムPB,BBが出
揃つた。ステツプS905では演算(PA−PB)を行い、(PA
−PB)<0の時はPBが高いので、ステツプS907に進み、
外部メモリ25のP(C)にPBの内容をセツトする。ここ
で(C)はエリアカウンタACが指すアドレスである。ま
た(PA−PB)≧0の時はPAが高いので、ステツプS906に
進み、P(C)にPAの内容をセツトする。同様にして、
ステツプS908では演算(BA−BB)を行い、(BA−BB)>
0の時はBBが低いので、ステツプS910に進み、外部メモ
リ25のB(C)にBBの内容をセツトする。また(BA
BB)≦0の時はBAが低いので、ステツプS909に進み、B
(C)にBAの内容をセツトする。
こうして、次にこの処理に入力したときは、ACは2以上
である。制御はステツプS903に進み、レジスタPB,BB
内容を夫々レジスタPA,BAにシフトインする。ステツプS
904ではレジスタPB,BBに夫々レジスタKP,KBの内容をセ
ツトする。これで、AC=1のピークボトムPA,PBとAC=
2のピークボトムPB,BBが出揃つた。以下、同様にして
エリアノイズP(15),B(15)までを検出する。
第8図に戻り、ステツプS808ではAC=15を判別すると、
ステツプS809に進み、ベースノイズBNに(Pj−Bj)のう
ち最小のものをセツトする。これが検出したベースノイ
ズBMである。ここでjは0〜15である。ステツプS810で
は(Pj−Bj)の内(BN+C3)を越えるものがあるか否か
を判別する。ここでC3は第3の所定値であり、例えば
(BN+C3)=100mmHgである。該判別がNOなら処理を抜
ける。またYESの時は、ベースノイズの検出中にコロト
コフ音に相当する信号が存在したことを示し、ゴム球44
による初期加圧の不足である。制御はステツプS811に進
み、もはや最高血圧SYSの測定は行えないから、DIAFに
1をセツトし、さらにステツプS812に進み、表示器LCD2
9の最高血圧SYSの表示部に、優先的に、“−−−−−”
を表示する。この場合は、第7図の処理にはDIAF=1の
状態でステツプS703に入力するが、このまま測定を継続
すれば、最高血圧SYSの測定は無視して最低血圧DIAの測
定のみを行うことができる。また、上述した如く、使用
者は測定の途中で再加圧することも可能である。
[発明の効果] 以上述べた如く本発明によれば、カフの加圧過程を正確
に判別することによりカフの加圧開始を自動的かつ適正
に判別でき、この種の電子血圧計の操作性が格段に向上
する。更に、加圧開始の適正な判別により、カフの排気
バルブの制御及び計測処理の初期化等の制御の適正化が
図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の電子血圧計のブロツク構成図、 第2図は実施例の電子血圧計の外観図、 第3図は実施例のオシロメトリツク測定を含むメイン処
理のフローチヤート、 第4図は実施例の加圧検出の詳細を示すフローチヤー
ト、 第5図は実施例の脈波検出のフローチヤート、 第6図は実施例のオシロメトリツク解析のフローチヤー
ト、 第7図は実施例のゲート無しK音測定のフローチヤー
ト、 第8図は実施例のBN検出のフローチヤート、 第9図は実施例のAN検出のフローチヤート、 第10図は実施例のK音サンプリング割込処理のフローチ
ヤート、 第11図(A)〜(C)は実施例の加圧検出の方法を説明
する図、 第12図は実施例の脈波検出及びゲート有りK音測定の方
法を説明する図、 第13図(A)〜(D)は実施例のオシロメトリツク解析
を説明する図、 第14図は実施例のウインドウ内のノイズレベルの計測方
法を説明する図、 第15図は実施例のベースノイズ(BN)検出の方法を説明
する図である。 図中、10……本体部、11……充電池、12……電源コント
ロール、13……電源スイツチ、14……基準発振部、15…
…モードスイツチ、16……フイルタアンプ、17……基準
電源部、18……圧力検出部、19……アンプ、20……マイ
クロプロセツサ部(LSIC)、21……A/D変換部、22……
制御部、23……コロトコフ音/脈波認識部、24……表示
駆動部、25……外部メモリ、26……A/D変換部、27……
駆動部、28……排気バルブ、29……表示器(LCD)、30
……ブザー、31……スタートスイツチ、40……加圧部、
41……カフ、42……定速(低速)排気バルブ、43……手
動排気バルブ、43a……ツマミ、43b……全開スイツチ、
44……ゴム球、51……マイクロフオン、60……充電器、
70……管である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脈動するカフ圧を検出するカフ圧検出手段
    と、 前記検出した脈動するカフ圧より各脈動部分の所定の特
    徴点の圧力を抽出する圧力抽出手段と、 前記抽出した圧力が連続して上昇している場合に、カフ
    が加圧過程にあることを判別する判別手段とを備えるこ
    とを特徴とする電子血圧計。
  2. 【請求項2】前記特徴点は、前記脈動するカフ圧のピー
    ク点、ボトム点又は変曲点であることを特徴とする請求
    項1記載の電子血圧計。
  3. 【請求項3】前記判別手段がカフが加圧過程にあること
    を判別したことにより、カフの排気バルブを閉じるカフ
    制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載の電子
    血圧計。
  4. 【請求項4】前記判別手段がカフが加圧過程にあること
    を判別したことにより、計測処理を初期化する計測制御
    手段を備えることを特徴とする請求項1記載の電子血圧
    計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6021739A (ja) * 1983-07-15 1985-02-04 松下電工株式会社 血圧計
JPS61185250A (ja) * 1985-02-08 1986-08-18 オムロン株式会社 電子血圧計
JPS6287129A (ja) * 1985-10-14 1987-04-21 松下電工株式会社 電子血圧計

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