JPH076114Y2 - 液体洩れ防止キヤツプ - Google Patents

液体洩れ防止キヤツプ

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Publication number
JPH076114Y2
JPH076114Y2 JP1987004363U JP436387U JPH076114Y2 JP H076114 Y2 JPH076114 Y2 JP H076114Y2 JP 1987004363 U JP1987004363 U JP 1987004363U JP 436387 U JP436387 U JP 436387U JP H076114 Y2 JPH076114 Y2 JP H076114Y2
Authority
JP
Japan
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weight
lever
valve
closing
cap
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987004363U
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English (en)
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JPS63114962U (ja
Inventor
誠一 高塚
亨 萱谷
Original Assignee
オ−エム工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は車輌の燃料タンク、その他液体容器等の容器内
圧を調整可能に通気孔が設けられたキャップに関するも
のであって、容器転倒時や垂直方向以外の急な動揺が生
じた場合等にこれら通気孔から液洩れが生じるのを防止
する装置に関するものである。
〈従来の技術〉 液体容器の転倒時や垂直方向以外の急な動揺が生じた場
合等に燃料タンク内を外気に連通させるブリーザ通路や
燃料配管途中に設けられる弁体の通気孔などから液洩れ
が生じるのを防止する構造については、従来、実開昭59
-56188号にみられるような、通気孔を閉鎖可能な弁体を
閉鎖方向にばねで弾支しておいて、これに抗する上方の
錘によって常時は通気孔が開放するようにしたものと
か、実開昭60-159880号にみられるような弁箱内に上下
動自在な弁体を設け、この弁体を車体が所定角度以上に
傾いた時、錘が作動して前記弁体を弁孔が閉じる方向へ
移動させるものとか、更に、本考案と同じくキャップに
内蔵させた構造では米国特許第4,162,021号にみられる
ように、球状の閉鎖弁体を通気孔の下方に自由移動可能
に収容したもの等が提案されている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 これら従来品は、いずれも閉鎖弁体を動作させる力とし
て錘の重量を直接利用するものであるから、閉鎖を確実
にするべく必要とされる大きな力を得るのに寸法の大き
い錘(弁体)が必要であった。そこで、キャップ内部を
大きく錘が占有したり、キャップの重量を高めたり、逆
に錘の径を小さくして重量を低減しようとすると転倒時
等における動作の確実性が得られないといった、解決す
べき問題点を有していたのである。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本考案においては、栓体(1)側に基部が軸支さ
れ他端を錘収容室(6)内で転動可能な錘(7)の下方
へ配したレバー(5)と、該レバー(5)の基部と他端
間かつ栓体(1)に設けた通気孔(2)の閉鎖方向に閉
鎖ばね(4)により付勢して設けられたカットバルブ
(3)とからなり、前記錘の重量によるレバー(5)の
カットバルブ(3)の開方向作用力が閉鎖ばね(4)に
よる閉鎖方向作用力よりも大としてなる構造の液体洩れ
防止キャップを開発したものである。
〈作用〉 このような構造の液体洩れ防止キャップは、正常時には
錘(7)の重量によるレバー(5)のカットバルブ
(3)の開方向作用力が閉鎖ばね(4)による閉鎖方向
作用力よりも大きいので、通気孔を開放状態に維持す
る。転倒時や垂直方向以外の急な揺動が有ると、レバー
(5)の一端上から錘(7)が除かれ、レバー(5)の
押圧が解除されてばね(4)の付勢によりカットバルブ
(3)が通気孔(2)を閉鎖する。このように、レバー
(5)が錘(7)とカットバルブ(3)間に介在して、
軽い錘によっても閉鎖ばね(4)の付勢に抗して通気孔
を開放する作用が得られる。このことにより、小さな錘
で確実な開放、閉鎖を行うことができる。
〈実施例〉 以下図面によって本考案の実施例を詳細に説明する。
第1図及び第4図はそれぞれ本考案の第1実施例及び第
2実施例を示す要部破断側面図であって、いずれも正常
時の様子を示している。第2図は第1図中A−A断面図
である。第3図は第1実施例の転倒時の様子を示す要部
破断側面図である。
図示した実施例はいずれも本考案を自動車のフユーエル
キャップに実施した例を示すものである。栓体(1)
は、アウターキャップ(11)とこれに内挿嵌合されたイ
ンナーキャップ(12)及びインナーキャップ底蓋(13)
とからなる。インナーキャップ(12)はフユーエルタン
ク迄延長されているフユーエルパイプの注入口へ螺入す
る為の外周ねじとOリングパッキン(14)を備えてい
る。このような栓体(1)の上部にはフユーエルタンク
内が所定圧以上の正圧になった時開放して内圧を調整す
るための正圧弁(15)と、その逆に負圧になった時開放
して外気をとり入れる為の負圧弁(16)との収容室(1
7)があり、これら正圧弁(15)と負圧弁(16)のそれ
ぞれがスプリング(18)(19)によって逆方向に付勢さ
れているのである。
ここで、本考案の第1実施例を第1図〜第3図によって
説明する。この例では緊急時に内容液体の漏洩を遮断す
ることのできる通気孔(2)がインナーキャップ底蓋
(13)に設けられている。インナーキャップ底蓋(13)
にはバルブ収容室(20)が設けられており、バルブ収容
室(20)の上方には前記通気孔(2)が設けられ、下方
にはフイルター(21)が設けられ、その間にカットバル
ブ(3)がバルブ取付軸(22)によって上下動可能に設
けられている。バルブ取付軸(22)は通気孔(2)外迄
延長され、その端部を閉鎖ばね(4)がカットバルブ
(3)の閉鎖方向へと付勢している。バルブ取付軸(2
2)の上端は一端を軸支されたレバー(5)に下方から
当接している。レバー(5)は他端を錘収容室(6)内
で転動可能な錘(7)の下方へ配している。錘収容室
(6)は上方が広いテーパー壁面となっているので、第
1図及び第2図にみられるように、錘(7)は正常時に
は常にレバー(5)の一端上にあり、その結果、バルブ
取付軸(22)は正常時には閉鎖ばね(4)に抗して下方
へ下げられ、そのことによりカットバルブ(3)も通気
孔から離れた開放位置にあって、通気孔(2)から自由
な通気が可能である。車体が転倒する等の理由でキャッ
プも横になると、第3図にその様子を示したが、錘
(7)は錘収容室(6)内で転動してレバー(5)から
離れ、そのことによりレバー(5)によるバルブ取付軸
(22)の押圧が解かれるので、閉鎖ばね(4)によりカ
ットバルブ(3)が通気孔(2)を閉鎖するのである。
なお、第1図において正負圧弁の無い構造の単なるブリ
ーザ通路だけがインナーキャップの隔壁(23)に設けら
れているキャップに対しても、上記本考案の液体洩れを
防止する構造が可能である。
第4図は本考案の第2実施例を示している。この例で
は、負圧弁の無い正圧弁(15)のみとし、通気孔(2)
をインナーキャップ(12)の内部に設けられた隔壁(2
3)に設けている。カットバルブ(3)はレバー(5)
の上部に突出したバルブ取付軸(25)に固着され、この
カットバルブ(3)の閉鎖方向へ付勢すべくレバー
(5)とその下方のインナーキャップ底蓋(13)間に閉
鎖ばね(4)が設けられているのである。第4図は正常
時の通気孔(2)が開放された状態を示しているが、異
常時には第1実施例と同様な動作によって通気孔を閉鎖
することができる構造である。このような構造はインナ
ーキャップ底蓋(13)の周囲のシールが不要となり全体
が簡略化された構造となる特徴がある。
〈考案の効果〉 このような構造の液体洩れ防止キャップは、レバーによ
って錘の重量が増幅して閉鎖ばねの開放に作用するの
で、錘のサイズを小さくでき、このことにより各要素の
配置が自由となるので、キャップ内部を有効に利用で
き、非常時及び正常時に復帰する際の動作の確実性と、
寸法及び重量の低減効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第4図はそれぞれ本考案の第1及び第2実施
例を示す要部破断側面図であって、いずれも正常時の様
子を示している。第2図は第1図中A−A断面図であ
る。第3図は第1実施例の転倒時の様子を示す要部破断
側面図である。 (1)栓体、(2)通気孔 (3)カットバルブ、(4)閉鎖ばね (5)レバー、(6)錘収容室 (7)錘、(20)バルブ収容室 (22)(25)バルブ取付軸、(23)隔壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】栓体(1)側に基部が軸支され他端を錘収
    容室(6)内で転動可能な錘(7)の下方へ配したレバ
    ー(5)と、該レバー(5)の基部と他端間かつ栓体
    (1)に設けた通気孔(2)の閉鎖方向に閉鎖ばね
    (4)により付勢して設けられたカットバルブ(3)と
    からなり、前記錘の重量によるレバー(5)のカットバ
    ルブ(3)の開方向作用力が閉鎖ばね(4)による閉鎖
    方向作用力よりも大としてなる液体洩れ防止キャップ。
JP1987004363U 1987-01-14 1987-01-14 液体洩れ防止キヤツプ Expired - Lifetime JPH076114Y2 (ja)

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JPS63114962U JPS63114962U (ja) 1988-07-25
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JPS5920067A (ja) * 1982-07-23 1984-02-01 Nec Corp メモリシステム
JPS5956188U (ja) * 1982-10-08 1984-04-12 本田技研工業株式会社 燃料タンクのブリ−ザ通路の燃料洩れ防止装置

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