JPH0758866B2 - Vtrのコントロールパルス増幅器 - Google Patents

Vtrのコントロールパルス増幅器

Info

Publication number
JPH0758866B2
JPH0758866B2 JP60101280A JP10128085A JPH0758866B2 JP H0758866 B2 JPH0758866 B2 JP H0758866B2 JP 60101280 A JP60101280 A JP 60101280A JP 10128085 A JP10128085 A JP 10128085A JP H0758866 B2 JPH0758866 B2 JP H0758866B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplifier
transistor
control pulse
resistor
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60101280A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61261907A (ja
Inventor
啓二郎 神野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP60101280A priority Critical patent/JPH0758866B2/ja
Publication of JPS61261907A publication Critical patent/JPS61261907A/ja
Publication of JPH0758866B2 publication Critical patent/JPH0758866B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、増幅器に係り、とくに過渡特性にすぐれた増
幅器に関する。
〔発明の背景〕
従来の小信号増幅器は入力信号が大から小となるような
過渡特性に関しては十分考慮されていなかった。すなわ
ち、大信号入力から小信号入力に切り換った時、増幅器
のバイアスが所定値から大巾にずれ、トランジスタが遮
断状態となる。その後、バイアスが所定値に戻るまでに
多大の時間を必要とする。この種の回路に関連するもの
としては、例えば、ラジオ技術社発行の「ソリッドステ
ートアンプの基礎」(第182頁ないし第185頁)がある。
従来技術を第3図を用いて詳述する。図において、1,2,
3,4,5,7〜12は抵抗、20〜24はコンデンサ、30はコント
ロールヘッド、33,35,36はトランジスタである。この増
幅器は3段直結増幅器として構成されており、初段およ
び第3段がエミッタ接地増幅器であり、第2段がインピ
ーダンス変換用のエミッタフオロワとなっている。抵抗
9(抵抗値R9)は交流帰還用抵抗であり、3段直結増幅
器のオーブンルーブゲインをA0とすると、クローズドル
ーブゲインAc但し、 となる。そしてA0》1の時、Ac1+R9/R11となる。
抵抗10(抵抗値R10)は直流帰還用抵抗であり、入力ト
ランジスタ33のベース電位を決定する。
第3図はVTRのコントロールパルス増幅器として使用し
た時の例である。
この増幅器において、再生時はコントロールヘッド30か
ら再生された1mV程度のコントロールパルス(CTLP)が
入力されかつ増幅される。また、録画時は抵抗12および
コンデンサ24を通してコントロールヘッド30に記録用の
コントロールパルス(REC・CTLP)が供給され、記録さ
れる。
今、つなぎ撮り動作を考えた時、モードとしては、レコ
ード→レコード・ポーズ→レコード・ポーズと変わる。
このとき、つなぎ目を合わせるため、レコード(REC)
からレコード・ポーズ(REC・PAUSE)となった時、既記
録部の逆転再生を行ない、一定量逆転した後、REC・PAU
SE状態となる。ポムーズ解除後、アセンブル動作によ
り、コントロールパルスと垂直同期信号の位相合せを行
ない、一定量位相合わせを行なった後新たな記録状態に
なる。この操作により、つなぎ合わせ部はノイズ発生な
しにつなぎ合わせられる。
上述の中で、一定量逆転再生する時間をコントロールパ
ルス(CTLP)の数により決める場合、このコントロール
パルス増幅器の入力はREC時大振幅入力(ほぼ0〜VCC
間で入力される)であり、逆転再生となった瞬間1mV程
度の小振幅入力となる。
図示のごとく、この増幅器の入力にはコンデンサ20が接
続されているため、このコンデンサの特性により両端の
電位差は一定に保たれ、大振幅入力から小振幅入力に切
り換った時、トランジスタ33のベース電位も変化量だけ
変位し、増幅器各部のバイアスが狂うため増幅動作を行
なわなくなる。トランジスタ33のベース電位の時間変化
を記述すれば、 となる。但し、▲V(0) B33▼は定常時のトランジスタ33
のベース電圧、▲V(0) E36▼は定常時のトランジスタ36
のエミッタ電圧、また、VCCは記録用のコントロールパ
ルスのハイレベルに対応する。
この式より、電位差VCC−VBO5−0.7=4.3ボルトをτ
=C20R10の時定数で放電することにより、増幅器が通常
動作に戻るには多大の時間を要することになる。したが
って、前述の逆転再生量にズレが生じることになるとい
う欠点がある。要するに、従来の増幅器においては、入
力振幅が変化した時、回路の動作点が所定値から大巾に
ずれ、また、バイアスの本来の値への回復が大きい時定
数回路を通しての場合、回復時間が多大となり過渡特性
が悪いものとなる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を除き、大振幅入
力から小振幅入力に切り換った時、即座に各部のバイア
スが所定の値に安定して所望の増幅作用を呈することが
できる増幅器を提供するにある。
〔発明の概要〕
この目的を達成するために、本発明は、直流帰還回路を
形成する抵抗の両端に電圧制限用素子を接続し、定常時
は高抵抗を示しかつ過渡時には低抵抗を示すことにより
時定数を短かくして回復時間を短縮するようにした点に
特徴がある。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面でもって説明する。
第1図は本発明による増幅器の一実施例を示す回路図で
あって、1〜12は抵抗、20〜24はコンデンサ、30はコン
トロールヘッド、31〜37はトランジスタである。
同図において、増幅器の全体構成を説明すると、第1段
はトランジスタ33,34、能動負荷31,2によって構成され
る差動増幅器、第2段はトランジスタ35によるエミッタ
フオロワ回路、第3段はトランジスタ36によるエミッタ
接地回路である。つまり、この増幅器は3段直結増幅回
路である。抵抗9は交流帰還抵抗であって、全体の閉ル
ープゲインは 但し、R6:抵抗6の抵抗値 R9:抵抗9の抵抗値 となる。
また、抵抗10は直流帰還抵抗である。
抵抗1およびコンデンサ21は低域通過フイルタを構成
し、高域の不要な信号成分を除去する。第1図の増幅器
の開ループゲインは、初段の増幅器で数10dB、第3段の
エミッタ接地回路で数10dB程度、各々得られるため、全
体で100dB程度となる。
今、第1図の回路に第2図のυinのような信号が入った
場合を考えてみる。υinの時間巾t1の矩形波であり、大
振幅入力を考えている。第2図の波形A,B,Cおよびυout
は第1図の各部の波形を示している。
時刻t1で大振幅入力から小振幅入力に切り換った時、コ
ンデンサ20の両端の電位差はほぼ一定であるため、トラ
ンジスタ33のベース電位は第2図Aのように変化する。
この場合に、抵抗10(抵抗値R10)に並列にダイオード
接続されたトランジスタ37があるため抵抗10の両端の電
位差は0.7ボルト以上にはならない。すなわち、トラン
ジスタ33のベース電位はトランジスタ36のエミッタ電位
により、0.7ボルト以上は下がらない。したがって、A
の電位は次式で与えられることになる。
この式より、ダイオード(ダイオード接続されたトラン
ジスタ37)がない構成に比較してA点の電位はあまり下
がらず、トランジスタ33は早い時期に動作を開始するこ
とになる。すなわち、過渡特性に優れた増幅器となる。
第2図にB点、C点およびυoutの時間応答が示されて
いる。
上述のごとく、本実施例によれば、過渡特性に優れた増
幅器を構成することができて性能向上が可能となる。ま
た、本回路をVTRのコントロールパルスの増幅器として
用いれば、つなぎ撮り等に効果を呈する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、入力信号レベル
が大から小に変化した時にも、即座に直流バイアスが安
定して増幅作用を行なうことができ、すなわち過渡特性
に優れ、かつ、したがって、性能を向上させることがで
き、上記従来技術の欠点を除いて優れた機能の増幅器を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による増幅器の一実施例を示す回路図、
第2図は第1図の要部波形を示す波形図、第3図は従来
例を示す回路図である。 1〜12……抵抗、20〜24……コンデンサ 31〜36……トランジスタ 37……ダイオード接続のトランジスタ(電圧制限用素
子)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンデンサ結合にてトランジスタのベース
    にVTRのコントロールパルス信号が入力されるととも
    に、直流負帰還抵抗により該トランジスタのベースが直
    流負帰還されるVTRのコントロールパルス増幅器におい
    て、該直流負帰還抵抗に並列に接続され、該直流負帰還
    抵抗の両端の電圧を一定値以内に制限するダイオード
    を、該トランジスタのベースに向かう方向に順方向にの
    み設けたことを特徴とするVTRのコントロールパルス増
    幅器。
  2. 【請求項2】前記ダイオードとしてダイオード接続され
    たトランジスタを用いることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のVTRのコントロールパルス増幅器。
JP60101280A 1985-05-15 1985-05-15 Vtrのコントロールパルス増幅器 Expired - Lifetime JPH0758866B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60101280A JPH0758866B2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15 Vtrのコントロールパルス増幅器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60101280A JPH0758866B2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15 Vtrのコントロールパルス増幅器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61261907A JPS61261907A (ja) 1986-11-20
JPH0758866B2 true JPH0758866B2 (ja) 1995-06-21

Family

ID=14296455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60101280A Expired - Lifetime JPH0758866B2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15 Vtrのコントロールパルス増幅器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0758866B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4857862A (en) * 1988-04-06 1989-08-15 Analog Devices, Incorporated High-gain IC amplifier
JP2644191B2 (ja) * 1994-08-04 1997-08-25 日本電気エンジニアリング株式会社 バッファアンプ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4940846A (ja) * 1972-08-25 1974-04-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61261907A (ja) 1986-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0595350B1 (en) Reproducing circuit for a magnetic head
US3959817A (en) Switching circuit for connecting a magnetic head in a magnetic recording and reproducing apparatus
US5668676A (en) Magnetic head write amplifier including current mirrors and switchable current sources
JPH0758866B2 (ja) Vtrのコントロールパルス増幅器
JPH0119498Y2 (ja)
JPS6339965B2 (ja)
JP3051553B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0810975Y2 (ja) 低周波増幅器
JPS6062711A (ja) 利得切換型増幅器
US5367412A (en) Recording/reproducing circuit and recording/reproducing apparatus having the same circuit
JP2954795B2 (ja) 信号処理回路
JPH0548293Y2 (ja)
JP4075112B2 (ja) ベース電流補償回路
JPS6034097Y2 (ja) アナログ信号磁気記録装置
JP2672664B2 (ja) 記録再生切換回路
JP2509385Y2 (ja) 記録再生装置に於ける信号切換回路
JPS6246394Y2 (ja)
JPS5875908A (ja) 切換装置
JPH0115024Y2 (ja)
JPH01251907A (ja) 前置増幅回路
JPH0440884B2 (ja)
JPH0345568B2 (ja)
JPH0693283B2 (ja) 記録再生装置
JPH04237204A (ja) 増幅回路
JPS5945707A (ja) 全帰還増幅器