JPH0758557A - 演算増幅器、演算増幅器のdcバイアス回路および演算増幅器をバイアスする方法 - Google Patents

演算増幅器、演算増幅器のdcバイアス回路および演算増幅器をバイアスする方法

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JPH0758557A
JPH0758557A JP6141397A JP14139794A JPH0758557A JP H0758557 A JPH0758557 A JP H0758557A JP 6141397 A JP6141397 A JP 6141397A JP 14139794 A JP14139794 A JP 14139794A JP H0758557 A JPH0758557 A JP H0758557A
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transistors
amplifier
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JP6141397A
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Geoffrey E Brehmer
ジェフリー・イー・ブレーマー
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45076Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低い電源電圧に適用するための演算増幅器を
提供する。 【構成】 上記の演算増幅器は、反転入力(112)お
よび非反転入力(110)と単一終端出力(114)と
を含み、反転入力(112)および非反転入力(11
0)を出力(114)に接続する手段を含み、その手段
は、実質的に電源電圧の全範囲にわたって出力(11
4)がスイングすることを引起こすことが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】この発明は演算増幅器に関し、より特定
的には、低い電源電圧に適用される演算増幅器に関し、
それは特有のDCバイアスおよびカレントミラー設計を
用いる。
【0002】
【発明の背景】演算増幅器は、単一終端出力を備え、か
なり高い利得のDC結合された増幅器である。典型的
に、差動増幅器は演算増幅器(ここでは時に「オペアン
プ」と称されている)のための入力段として使用され
る。演算増幅器は、2つの入力および1つの出力を備え
た装置と考えられてよい。2つの入力は、「非反転」信
号および「反転」信号と考えられてよい。非反転入力が
反転入力より正になるとき、増幅器の出力は正になり、
その逆もまた同じである。演算増幅器は莫大な電圧利得
を有し、それらは典型的にフィードバックを伴って使用
される。
【0003】外部フィードバックを伴う理想的なオペア
ンプは比較的単純な動作を有する。第1にオペアンプか
らの出力は、オペアンプの入力間の電圧差を0に等しく
するために必要なことすべてを試みる。第2にオペアン
プは入力電流をわずかしか引かず、理想的な状況では、
どの電流にも近似しない。実際、演算増幅器は、入力端
子を「見て」、外部フィードバックネットワークが入力
差を(可能ならば)0に持ってくるように、出力端子を
スイングさせて動作する。この理想的なオペアンプで
は、出力電圧スイングは電源動作電圧の範囲と同じくら
いに大きいかもしれない。たとえば0から5ボルトの範
囲の電源電圧を発生させる電源がオペアンプを動作する
なら、出力電圧スイングは理論的に0から5ボルトの範
囲でスイングし得る。同様にオペアンプのために電源が
0から2.7ボルトの電源電圧の範囲を発生する場合、
理論的には0から2.7ボルトの出力スイングが起こり
得る。よって、これらが0から5ボルトの電源電圧、0
から2.7ボルトの電源電圧のそれぞれの理想的な状態
である。
【0004】現実には、これらの理想的な状態が完全に
満たされることはない。現実のオペアンプは、電源の動
作電圧範囲の中間電圧あたりの範囲で動作し得るであろ
うし、出力電圧は、この中間電圧プラスマイナスあるΔ
Vあたりでスイングするであろうが、これは電源から利
用可能な電源電圧の範囲を考えれば理論的に可能な出力
電源よりはいくぶんか低い。実際、オペアンプは典型的
に中間電圧あたりで最良に動作し、それが通常レベルの
電圧と考えられている。その通常レベルの電圧は、特定
の構成に基づいて可能なプラスマイナスΔVまでスイン
グするだろう。
【0005】所望される出力電圧スイングのような、増
幅器の所望される動作を得る1つの技術は、「バイア
ス」と呼ばれる。バイアスの技術では、電圧がバイアス
回路ネットワークを介して対応するトランジスタ素子に
印加される。これらのバイアス回路ネットワークは、多
くの目的のために働くが、バイアスネットワークを使用
するどの場合でも、1つの目的のためのバイアスは増幅
器回路動作の他の局面に影響するかもしれない。
【0006】1つのバイアス技術は、時に整合されたベ
ースエミッタバイアスと称されるのだが、いわゆるカレ
ントミラーを作るために使用され得る。カレントミラー
は、電流源が必要とされる多くの場合に差動増幅器装置
で重要である。カレントミラーでごく一般的に使われる
構成の一つは、時にウィルソンミラーと称される。ウィ
ルソンミラーは直列に接続された対のgm pチャネル
またはnチャネルの装置である。この装置は基準電流を
伝える1つの足を有し、それは直列につながれた2つの
トランジスタによって他方の足で反射される。この技術
は、多くの場合、電流を十分に反射するのに役立つ。し
かし、低電源の応用では、直列につながれた2つのトラ
ンジスタを介して比較的大きな電圧降下が発生する。そ
の電圧降下は、増幅器の起こり得る出力電圧スイングの
かなりの量を吸収し、このためしばしば実際の出力電圧
スイングは、電源から得られる動作電圧の範囲より狭い
範囲内であることがある。
【0007】本発明は、低い電源電圧で動作するよう
に、かつより高い電圧の応用で見られる出力範囲性能要
求に応ずるように設計された演算増幅器である。本発明
の増幅器は、バッテリで電力供給されたまたは携帯用の
通信製品に使われるときに特に効果的である。特に、こ
の増幅器は、関連技術の低電力の応用に見られるさまざ
まな問題を、たとえば、帯域幅、出力スイング、安定
度、製造能力の問題を解決する。明らかになるであろう
が、この増幅器は、シンクトランジスタおよびソースト
ランジスタのためのこの増幅器の特有のDCバイアス設
計のために、かつ、単一終端出力を形成するその特有の
カレントミラー設計のために、先行技術の多くの問題点
を解決する。
【0008】
【発明の概要】第1の実施例で、この発明は、演算増幅
器である。演算増幅器は、反転入力と、非反転入力と、
出力と、反転入力および非反転入力を出力に接続する手
段とを含み、実質的に電源からの電圧の全範囲にわたっ
て出力がスイングするのを引起こすことが可能である。
【0009】他の局面で、演算増幅器は、出力に接続さ
れ出力をハイに押すための手段と、出力に接続され出力
をローに引くための手段とを、さらに含む。
【0010】さらに別の局面で、演算増幅器は、押すた
めの手段に接続された少なくとも1つのカスコード手段
および引くための手段に接続された少なくとも1つのカ
スコード手段を、さらに含む。
【0011】また別の局面で、演算増幅器の接続のため
の手段は、DCバイアス回路を含む。
【0012】さらに別の局面で、演算増幅器のDCバイ
アス回路は、バイアス電圧を、引くための手段に確立
し、出力の全範囲の間、引くための手段を飽和状態に維
持する。
【0013】またさらに別の局面で、演算増幅器は、押
すための手段に接続された少なくとも1つのカスコード
手段、および引くための手段に接続された少なくとも1
つのカスコード手段をさらに含み、DCバイアス回路は
また、押すための手段に接続された少なくとも1つのカ
スコード手段にかつ引くための手段に接続された少なく
とも1つのカスコード手段に、バイアス電圧を確立す
る。
【0014】またさらなる局面で、演算増幅器の押すた
めの手段は、少なくとも1つのソーストランジスタであ
り、引くための手段は、少なくとも1つのシンクトラン
ジスタである。
【0015】さらに別の局面で、演算増幅器の接続のた
めの手段はDCバイアス回路を含み、DCバイアス回路
は4つの同一のサイズのnチャネルトランジスタを含
み、nチャネルトランジスタのうちの3つは第2のバイ
アス電流入力を受取り、nチャネルトランジスタのうち
の1つは第1のバイアス電流入力を受取り、3つの同一
のサイズのnチャネルシンクトランジスタは、第1のバ
イアス電流入力を受取るnチャネルトランジスタと、第
2のバイアス電流入力を受取る2つのnチャネルトラン
ジスタとに接続され、前記他のnチャネルトランジスタ
は、第2のバイアス電流入力を受取り、所望された特性
を有する選択トランジスタに接続され、少なくとも1つ
のソーストランジスタの各々の間で、かつ少なくとも1
つのシンクトランジスタの各々の間で、カレントミラー
動作を維持し、それによって少なくとも1つのソースト
ランジスタおよび少なくとも1つのシンクトランジスタ
が出力スイングの全範囲の間飽和領域に停まることを引
起こす。
【0016】別の実施例で、この発明は、2つの入力お
よび単一終端出力を有し、pチャネルソーストランジス
タおよびnチャネルシンクトランジスタをさらに有する
演算増幅器のDCバイアス回路であって、DCバイアス
回路は、2つの入力の間の電圧差が正のときDCバイア
ス回路は出力がハイに押されることを引起し、出力の電
圧レベルを電源電圧レベルの値に近づけ、かつ2つの入
力の間の電圧差が負のときDCバイアス回路は出力をロ
ーに引かれることを引起こし、前記出力の電圧レベルを
最も低い電源すなわち接地の値に近づける、改良を有す
る。
【0017】また別の実施例で、この発明は、2つの入
力および単一終端出力を有する演算増幅器をバイアスす
る方法であり、その増幅器はシンクトランジスタ、ソー
ストランジスタおよび対応のバイアストランジスタを含
み、この方法は、バイアストランジスタを介する2つの
バイアス電流の間の電圧差を考慮にいれて、、実質的に
同じバイアス電流をすべてのシンクトランジスタに、ま
た実質的に同じバイアス電流をすべてのソーストランジ
スタおよびシンクトランジスタに、発生するよう少なく
とも1つの修正トランジスタのサイズを決めるステップ
を含む。
【0018】別の局面で、その方法はさらにカスコード
トランジスタをソーストランジスタおよびシンクトラン
ジスタの各々に接続するステップをさらに含む。
【0019】また他の局面で、その方法で、電源電圧は
約0から2.7ボルトの範囲である。
【0020】さらに他の局面で、その方法の中で、電源
電圧は約0から約5ボルトの範囲である。
【0021】
【発明の詳しい説明】本発明のさらなる完全な理解のた
めにまたさらなる目的および利益のために、次の説明が
添付図に関連して以下に参照される。
【0022】本発明の原理および利益を理解するため
に、先行技術の単一段演算増幅器とその動作および特性
とをまず理解するのが望ましい。まず図1を参照して、
そのような先行技術の単一段増幅器2が示されている。
増幅器2は、一般的に単一段増幅器部分、およびDCバ
イアス回路のネットワークを含む。単一段増幅器への入
力は、反転入力12および非反転入力10を含む。増幅
器2は単一終端出力14を有する。増幅器部分はpチャ
ネルトランジスタ20、22、24、26、28、30
の構成およびnチャネルトランジスタ32、34、3
6、38の構成もまた含む。
【0023】図1を続けて参照して、増幅器部分は入力
段および出力段を含む。増幅器2の入力段は入力10、
12、トランジスタ24、26、およびそれらのトラン
ジスタのためにバイアス電圧70a、72aを有するバ
イアス電流70、72を含む。増幅器の出力段は出力1
4、トランジスタ20、22、32、34およびバイア
ス電圧66a、68aを有するバイアス電流66、68
を含む。当業者には明らかであろうが、pチャネルトラ
ンジスタ20、28は、カスコード装置22、30を備
えるカレントソースとなり、nチャネルトランジスタ3
2、36はカスコード装置34、38を備えるカレント
シンクとなる。
【0024】さらに図1を参照して、先行技術の単一段
増幅器2のDCバイアス回路のネットワークは、pチャ
ネルトランジスタ50、52およびnチャネルトランジ
スタ54、56、58、60、62、64を含む。DC
バイアス回路のこれらのnチャネルトランジスタ54、
56、58、60、62、64への電流入力66、68
はnチャネルカスコード装置32、34、36、38へ
のバイアス電圧入力66a、68aとしてもまた現われ
ることがわかる。pチャネルトランジスタ50、52へ
の電流入力70、72は入力段トランジスタ24、26
へのバイアス電圧入力70a、72aとして現われるこ
とがわかる。
【0025】さらに図1を参照して、先行技術の増幅器
2は次のように動作する。入力10、12の電圧に差が
ある時、ソーストランジスタまたはシンクトランジスタ
のいずれかへの出力段に不均衡が起こり、その結果多く
の電流が不均衡の極性次第でソースから流れまたはシン
クに流れる。たとえば、2つの10、12の入力が同一
の電圧を有するなら、差動対は均等に分けられ、回路は
電流ソースと同じ電流を有する電流シンクを生成する。
そして、一方の電位が上がって他方の電位が下がると、
結果として電流不均衡が出力段におこり、より多くの電
流が不均衡の方向次第でソースから流されまたはシンク
に流される。
【0026】先行技術の増幅器2のDCバイアス回路お
よびカレントミラー回路をより特定的に表わす図2と関
連して図1を続けて参照すると、この先行技術のバイア
スネットワークのサイズを決めるための古い態様は、バ
イアスネットワークnチャネルトランジスタ54、5
6、58、60、62、64のすべてのサイズを等しく
し、トランジスタ56に4倍のドレイン電流を供給する
ことである。この技術は、トランジスタ56を介してV
t +1.4Vdsatに等しいVdsを生成し、トランジスタ
56およびトランジスタ60のVt は同様である(トラ
ンジスタ60のV t は実際にはボディ効果のためにわず
かに高いが、その効果は相対的に言えば無視し得る程度
のものである)ので、トランジスタ60を介するゲート
・ソース間の電圧降下は、トランジスタ58が約1.3
dst のVdsでバイアスされるのを引起し、それは、ト
ランジスタ58を飽和状態に保つであろう。
【0027】また図2と関連して図1を参照すると、カ
レントミラー回路の1つの足のミラートランジスタ58
が他の足の単一トランジスタ54より小さな電圧降下V
dsを有するので、先行技術のこのバイアスおよびカレン
トミラー技術は、基本的に問題がある。ミラー回路の2
つの足の間の電圧降下の差異はカレントミラー出力のミ
スマッチを引起こす。そのミスマッチは、わずかなもの
であっても、全装置が低電圧で動作する場合には重大な
ものとなり得て、その場合、ミスマッチは演算増幅器の
全動作の特性に影響を与えるだろう。ミラー回路の足の
トランジスタにかかる電圧降下の差に加えて、トランジ
スタVdsそして先行技術設計のミラー回路の電流ミスマ
ッチは、プロセス、温度、供給電圧および基準電流の変
化の結果として変化しうる。またさらに、先行技術では
トランジスタのサイズを変更しかつ所望されたカレント
ミラー動作を行なう簡単な方法がないため、回路でなさ
れるトランジスタサイズの変更は大きなミスマッチ問題
を結果として引き起こしうる。このようにこれまで明ら
かであり、またこれ移行さらに明らかになるが、本発明
は、実質的にそのミスマッチをさまざまな状況で減らす
ので、この技術分野、特定的には低電源電圧の応用で、
大きな改良である。
【0028】次に図3を参照して、本発明の単一段単一
終端増幅器4の好ましい実施例が示されている。この増
幅器4はpチャネルソーストランジスタ120、12
4、128を介する最小の電圧降下を有するように設計
されているので、出力114はより大きな範囲にわたっ
てスイングするのが可能である。この設計およびその利
益は次の説明によってより十分に理解されるだろう。一
般的に増幅器4は先行技術の増幅器2に多くの点で似せ
て構成されている。本発明は単一段増幅器部分およびD
Cバイアス回路のネットワークの両方を含んでいる。単
一段増幅器部分は反転入力112および非反転入力11
0の入力を有する。増幅器4はまた単一終端114もま
た有している。増幅器部分はpチャネルトランジスタ1
20、122、124、126、128、130の構成
およびnチャネル132、134、136、138の構
成を含む。
【0029】また図3を参照して、増幅器4のDCバイ
アス回路は、pチャネルトランジスタ170、172、
174、176およびnチャネルトランジスタ150、
152、154、156、158、160、162、1
64を含んでいることが示されている。DCバイアス回
路への入力は、同一の電流の2つのバイアス回路入力1
96,198を含む。好ましい実施例のDCバイアス回
路の機能と先行技術とを比較した、この増幅器4の主な
違いは、本増幅器のDCバイアス回路が、バイアス電圧
を、カレントソースでは、トランジスタ124に、カレ
ントシンクでは、トランジスタ132に、136に、カ
スコード装置では、トランジスタ122、126、13
0、134、138に確立するように働くことである。
こうして、トランジスタ128とトランジスタ120と
の間のカレントミラー動作、およびトランジスタ132
と136との間のカレントシンクは、それらのトランジ
スタが出力スイングのすべての値に対して飽和領域に停
まるのを引起こす。
【0030】図3をまた参照して、増幅器は次のように
機能する。入力112、110の電圧が等しく、増幅器
の動作範囲内にあるとき、出力段つまりトランジスタ1
20、122、132、134の電流は均衡になる。入
力112、110がそれらの間で差動電圧を有すると
き、出力段は電流不均衡を有し、ハイまたはローに引
く。外部負荷容量およびフィードバックは、増幅器4の
補償および閉ループ機能を与えるように働く。もしフィ
ードバックまたは補償がなければ、回路はその代わりに
コンパレータとして動作する。増幅器4に低電源電圧の
応用のための好ましい特性を与える増幅器4の1つの大
きな局面は、トランジスタ120、122、128、1
30で形成される、カレントミラー負荷の特別な実現で
ある。信号202を備えたカスコードトランジスタ12
2、130およびトランジスタ128、120からのゲ
ート電圧をミラー動作する方法は、増幅器4が低電源電
圧の応用においてさえも、好ましい動作の特性を示すの
を可能にする。これらの特定の局面を通して、増幅器の
トランジスタは、飽和状態に維持され、カスコードされ
た負荷の使用が電源拒否を改良する。増幅器4の特性
は、増幅器4の典型的な応用に含まれる特定の回路およ
び変数を考慮することによって、よりよく理解されるこ
とができる。
【0031】次に図4を参照して、本発明の増幅器4の
DCバイアス回路の図が示されている。この新しいバイ
アス回路は、トランジスタ150、158を介する等し
いV DS電圧を生成し、その結果、より正確な電流の一致
をもたらし、プロセス、温度、電源電圧またはIref
流の変動による変化が少なくなる。このDCバイアス回
路はトランジスタ152、156、160(および図3
に示されている増幅器回路のトランジスタ164)が、
同じサイズにされるかまたはあるユニットの倍数として
のサイズにされ、かつトランジスタ150、158が同
じサイズにされるかまたはあるユニットの倍数としての
サイズにされることを必要とする。トランジスタ154
のサイズは、所望されたVdsがトランジスタ150、1
58(および図3ではトランジスタ162)を介して引
出されるように決められ、それらは飽和状態(典型的に
は1.3Vdsat)に停まる。この技術の結果として、す
べての重要なトランジスタは、同じサイズであり、また
は互いにユニットの倍数であり(トランジスタ150、
158のVdsを決めるトランジスタ154を除いて)
(および図3ではトランジスタ162も)、カスコード
装置およびシンク動作装置はサイズを異にしてもよく、
なおもよく一致する。
【0032】図4を続いて参照して、図2と関連する
と、実際、本発明においてトランジスタ154のDCバ
イアス回路への付加は、トランジスタ150を介する電
位をトランジスタ158を介する電位に等しくし、真の
カレントミラーを得ることになる。バイアス回路の中段
つまりトランジスタ154、156はカスコード装置の
電圧を確立し、トランジスタ152のゲート・ソース間
の降下はトランジスタ150を適当なVds電圧に駆動す
るであろう。トランジスタ150のゲートは、ドレイン
に戻るよう結合される代わりに、カスコードデバイスの
他方の側に結合され、電位すなわち付加電位を上げ、そ
の結果、電流は適切に反射され同じドレインソースを有
するであろうことにさらに注目されたい。
【0033】図3を関連させて図4をまた参照して、増
幅器4の単一段増幅器部分で、nチャネルカスコード装
置134、138のためのバイアス196をセットアッ
プするために、かつ、nチャネルシンク装置132、1
36のためのバイアス198をセットアップするため
に、同じバイアス技術が使われる。同様の態様で、電流
が反射され、バイアス電圧204がpチャネル装置12
4をバイアスし、バイアス電圧202は、カスコードト
ランジスタ122、126、130のためのバイアス電
圧をセットアップするということにも注目されたい。カ
レントミラー動作は、トランジスタ128およびトラン
ジスタ120を介して達成される。トランジスタ128
のゲートが、そのドレインに接続されていないがその代
わりトランジスタ130の他方の側のドレインに接続さ
れていることにも注目されたい。この接続技術は、付加
的なゲート電圧の生成を可能にしており、電流が反射さ
れる時、トランジスタ128および120のドレイン電
圧は同じになるだろう。
【0034】次に図5を参照して、本発明の演算増幅器
の相補的な反転されたバージョンが示されている。この
相補的な反転されたバージョンは、図3で描かれている
具体例と同じ態様で動作するが図3の回路を正確に相補
うものある。
【0035】次に図6を参照して、2段クラスAの動作
増幅器6が本発明の技術とを組み入れて図示されてい
る。この増幅器6は、単一段増幅器部分(図3の装置と
同様)およびDCバイアス回路のネットワーク(図3お
よび図4の装置と同様)を含む。増幅器6の第2段は、
クラスAの出力段である。クラスA出力段に単一段増幅
器部分を組み入れることで包括的な2段のクラスAの演
算増幅器を形成する。この実施例では、トランジスタ4
13、414、415およびコンデンサ425が、出力
段を形成する。トランジスタ414、415は、一定の
カレントソースを生成し、トランジスタ413は、第1
段の出力314から供給されるそのゲートの電位に基づ
いて、出力レベルを引出す。その回路は、単一段増幅器
4の設計(図3)と同じバイアスソース302、304
からバイアスされるカレントソースをセットアップす
る。実際、トランジスタ413は、「スロットル」とし
て動作し、出力416を変調する。トランジスタ413
のゲートが上がると、それはより大きなドライブをトラ
ンジスタに加え出力を下げて、ゲートが下がると、それ
は装置をオフにし、出力が上がるのを可能にする。
【0036】続けて図6を参照して、構成および要素の
さまざまなバリエーションが装置の機能およびそれらの
機能を達成する態様から離れることなく可能であること
を当業者は認められるであろう。多くの設計があって、
この例に限定するつもりはないのだが、1つの代わりの
設計の一例として、上で述べられたような極性分割補償
よりむしろ極性ゼロ補償が行なわれてよい。これはコン
デンサ425を直列の抵抗器およびコンデンサに取換え
ることで2段の増幅器6で達成され得る。他の例では、
さらに多段、相補的な配置および他の修正、付加、削除
が発明のこれまでの説明の意図された範囲から離れるこ
となしに設計内で行なわれてよい。
【0037】明らかに見られるように、本発明は先行技
術の装置によって提示された問題を克服している。これ
までに述べられたように構成され動作される時、本発明
は特に効果的であると信じられるが、多くの変形および
代用が装置、その用法および構成でなされてもよく、実
質的には実施例で、特にこれまで述べられた好ましい実
施例で達成された同じ結果を達成することを当業者はす
ぐに認めるであろう。それらの変形の各々は、これまで
の説明に含まれるように意図されており、本発明の一部
を形成している。前述の詳しい説明は、説明および例示
だけによって与えられるものとして明らかに理解され、
本発明の精神および範囲は前掲の請求項によってのみ限
定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】バイアスおよびカレントミラーのための古典的
な方法を利用する先行技術の単一段増幅器の詳細な図で
ある。
【図2】先行技術の図1の単一段増幅器のDCバイアス
およびカレントミラー回路の詳細な図である。
【図3】特徴のあるDCバイアス設計およびカレントミ
ラー設計を有する本発明の増幅器回路の好ましい実施例
の詳細な略図である。
【図4】本発明の図3の増幅器回路の好ましい実施例の
DCバイアスおよびカレントミラー回路の詳細な図であ
る。
【図5】図3で示された単一終端増幅器の相補的なバー
ジョンの詳細な略図である。
【図6】本発明のDCバイアス設計およびカレントミラ
ー設計を組入れている2段のクラスA演算増幅器の好ま
しい実施例の詳細な略図である。
【符号の説明】
110 非反転入力 112 反転入力 114 単一終端出力 196 バイアス回路入力 198 バイアス回路入力

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反転入力と、 非反転入力と、 出力と、 前記反転入力および前記非反転入力と前記出力とを接続
    する手段とを含み、前記手段は、実質的に電源電圧の全
    範囲にわたって前記出力がスイングすることを引起こす
    ことが可能な、演算増幅器。
  2. 【請求項2】 前記出力に接続され、前記出力をハイに
    押すための手段と前記出力に接続され前記出力をローに
    引くための手段とをさらに含む、請求項1に記載の演算
    増幅器。
  3. 【請求項3】 前記押すための手段に接続された少なく
    とも1つのカスコード手段と、 前記引くための手段に接続された少なくとも1つのカス
    コード手段とをさらに含む、請求項2に記載の演算増幅
    器。
  4. 【請求項4】 前記接続するための手段がDCバイアス
    回路を含む、請求項2に記載の演算増幅器。
  5. 【請求項5】 前記DCバイアス回路がバイアス電圧を
    前記引くための手段に確立し、前記引くための手段を出
    力の全範囲の間で飽和状態に維持する、請求項4に記載
    の演算増幅器。
  6. 【請求項6】 前記押すための手段に接続された少なく
    とも1つのカスコード手段と、前記引くための手段に接
    続された少なくとも1つのカスコード手段とを含み、前
    記押すための手段に接続された前記少なくとも1つのカ
    スコード手段と前記引くための手段に接続された前記少
    なくとも1つのカスコード手段とに、前記DCバイアス
    回路がバイアス電圧を確立する、請求項5に記載の演算
    増幅器。
  7. 【請求項7】 前記押すための手段が少なくとも1つの
    ソーストランジスタであり、前記引くための手段が少な
    くとも1つのシンクトランジスタである、請求項2に記
    載の演算増幅器。
  8. 【請求項8】 前記接続するための手段がDCバイアス
    回路を含み、前記DCバイアス回路は、4つの同一のサ
    イズのnチャネルトランジスタを含み、前記nチャネル
    トランジスタのうちの3つは第2のバイアス電流入力を
    受取り、前記nチャネルトランジスタのうちの1つは第
    1のバイアス電流入力を受取り、前記第1のバイアス電
    流入力を受取る前記nチャネルトランジスタと、前記第
    2のバイアス電流入力を受取る前記nチャネルトランジ
    スタのうちの2つとに接続された、3つの同一のサイズ
    のnチャネルシンクトランジスタをさらに含み、前記n
    チャネルトランジスタのうち他のものは前記第2のバイ
    アス電流入力を受取り、所望された特性を有する選択ト
    ランジスタに接続され、前記少なくとも1つのソースト
    ランジスタの各々の間で、かつ前記少なくとも1つのシ
    ンクトランジスタの各々の間でカレントミラー動作を維
    持し、それによって前記少なくとも1つのソーストラン
    ジスタおよび前記少なくとも1つのシンクトランジスタ
    が出力スイングの全範囲の間で飽和領域に停まることを
    引起こす、請求項7に記載の演算増幅器。
  9. 【請求項9】 2つの入力および単一終端出力を有し、
    さらにpチャネルソーストランジスタおよびnチャネル
    シンクトランジスタを有する演算増幅器のDCバイアス
    回路であって、前記DCバイアス回路は前記2入力間の
    電圧差が正のとき、前記出力がハイに押されることを引
    き起こして前記出力の電圧レベルを電源電圧値に近づ
    け、2入力間の電圧差が負のとき、前記出力がローに引
    かれて前記出力の電圧レベルを接地の値に近づける、バ
    イアス回路。
  10. 【請求項10】 2つの入力および単一終端出力を有す
    る演算増幅器をバイアスする方法であって、前記増幅器
    は、シンクトランジスタ、ソーストランジスタおよび対
    応するバイアストランジスタを含み、前記方法は前記バ
    イアストランジスタを介する2つのバイアス電流の間の
    電圧差を考慮して、実質的に同一のバイアス電流をすべ
    ての前記シンクトランジスタに、実質的に同一のバイア
    ス電流をすべての前記ソーストランジスタおよびすべて
    の前記シンクトランジスタに、発生するよう少なくとも
    1つの修正トランジスタのサイズを決めるステップを含
    む、方法。
  11. 【請求項11】 カスコードトランジスタを前記ソース
    トランジスタの各々におよび前記シンクトランジスタの
    各々に接続するステップをさらに含む、請求項10に記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 電源電圧が、約0ボルトから約2.7
    ボルトの範囲である、請求項10に記載の方法。
  13. 【請求項13】 電源電圧が約0ボルトから約5ボルト
    の範囲である、請求項10に記載の方法。
JP6141397A 1993-06-30 1994-06-23 演算増幅器、演算増幅器のdcバイアス回路および演算増幅器をバイアスする方法 Withdrawn JPH0758557A (ja)

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