JPH075796A - ホログラム記録用組成物、ホログラム記録用媒体およびそれを用いたホログラムの製造方法 - Google Patents

ホログラム記録用組成物、ホログラム記録用媒体およびそれを用いたホログラムの製造方法

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JPH075796A
JPH075796A JP1502194A JP1502194A JPH075796A JP H075796 A JPH075796 A JP H075796A JP 1502194 A JP1502194 A JP 1502194A JP 1502194 A JP1502194 A JP 1502194A JP H075796 A JPH075796 A JP H075796A
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hologram
hologram recording
meth
acrylate
recording medium
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JP1502194A
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Yasumasa Toba
泰正 鳥羽
Takeo Yamaguchi
岳男 山口
Madoka Yasuike
円 安池
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】化学的安定性や耐環境特性に極めて優れ、広い
波長領域において高い感度特性、解像度、回折効率に特
に優れたホログラム記録媒体とそれを用いたホログラム
の簡便な製造方法を提供する。 【構成】オキシラン環を2個以上有する熱硬化性オリゴ
マーもしくはポリマー(A)、重合可能なエチレン性不
飽和結合を少なくとも1個以上有する化合物(B)、可
視光増感色素(C)、光重合開始剤(D)およびエポキ
シ樹脂重合触媒(E)を含み、かつオキシラン環を2個
以上有する熱硬化性オリゴマーもしくはポリマー(A)
と、重合可能なエチレン性不飽和結合を少なくとも1個
以上有する化合物(B)の重合物との屈折率差が0.0
05以上であることを特徴とするホログラム記録用組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学的安定性や耐環境
特性に極めて優れ、広い波長領域に渡って高い感度特性
を有し、かつ解像度、回折効率及び透明性に特に優れた
ホログラム記録用媒体とそれを用いたホログラムの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホログラム記録用材料として、漂
白処理銀塩および重クロム酸ゼラチン系の感光材料が一
般に使用されてきた。しかし、これを用いたホログラム
材料は、ともに、複雑な湿式現像処理を必要とし、さら
に、解像度または耐環境特性、例えば耐湿性、耐候性に
劣るという問題点を有していた。
【0003】この様な問題点を解決すべく、フォトポリ
マーを用いたホログラム記録材料が提案されている。例
えば特公昭62−22152号公報においては、2個以
上のエチレン性不飽和結合を有する多官能単量体、非架
橋性の重合体および開始剤との組み合わせを特徴とする
ホログラム記録材料が開示されている。当該公知技術に
従えば、回折効率、解像度及び耐環境特性などの点にお
いて優れたホログラムを製造することができるが、感度
特性および感光波長領域特性に劣る、あるいはホログラ
ムの製造において湿式処理工程を採用しているなどの製
造上の煩雑性、また、溶媒浸漬操作時に生じる空隙やひ
び割れに起因する現像むらや、白化による透明性の低下
などの問題が生じるなどの欠点を有していた。
【0004】一方、ホログラムの製造工程において複雑
なあるいは煩雑な湿式処理工程を必要としない、唯一の
処理工程として干渉露光のみでホログラムを製造するこ
とが可能なホログラム記録材料が、「アプライド・オプ
ティックス」、第15巻、第2号、534頁(1976
年)にて公知技術として知られている。これは、低屈折
率のモノマーと高屈折率の非反応性物質との組合わせか
らなる。さらに、特開平3−36582号公報及び特開
平3−249785号公報においては、屈折率と重合性
の違うアリルモノマーとアクリルモノマーとを組み合わ
せることを特徴とするホログラム記録材料が開示されて
いる。この公知技術に従えば、高い回折効率の体積位相
型ホログラムが製造可能であることは、「ホログラフィ
ック・ディスプレイ研究会会報」,第10巻,第1号,
3頁(1990年)にて実証されている。しかしなが
ら、これらの公知技術はいずれも、流動性を有するモノ
マーを主成分として使用しているため、ホログラム露光
前に加熱処理をするなどの感光膜の流動性を抑制するた
めの処理を予め行う必要があり、操作が煩雑になった
り、膜厚の制御が難しいなどの欠点を有していた。
【0005】また同様に、干渉露光のみでホログラムを
製造することが可能なフォトポリマーを使ったホログラ
ム記録材料(および)あるいはその製造法が開示されて
いる。例えば、特開平2−3081号公報あるいは特開
平2−3082号公報においては、ポリマーあるいはモ
ノマーのどちらか一方が芳香環あるいはハロゲン原子を
含む置換基を有することを特徴とする熱可塑性ポリマー
と液体エチレン性モノマー、及び光開始剤から構成され
るホログラム記録用光重合性組成物及び屈折率画像用エ
レメントが開示されている。しかしながら、該ホログラ
ム記録材料のArイオンレーザーに対する感度特性は、
数10mJ/cm2 オーダーであり、ホログラムの複製
において露光時間を短縮するため、感度特性をより一層
向上させることが望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、化学的安定
性や耐環境特性に極めて優れ、広い波長領域において高
い感度特性、解像度、回折効率に特に優れたホログラム
記録媒体とそれを用いたホログラムの簡便な製造方法を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、以上の諸
点を考慮し、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、
本発明に至ったものである。
【0008】すなわち、本発明は、のオキシラン環を2
個以上有する熱硬化性オリゴマーもしくはポリマー
(A)、重合可能なエチレン性不飽和結合を少なくとも
1個以上有する化合物(B)、可視光増感色素(C)、
光重合開始剤(D)およびエポキシ樹脂重合触媒(E)
を含み、かつオキシラン環を2個以上有する熱硬化性オ
リゴマーもしくはポリマー(A)と、重合可能なエチレ
ン性不飽和結合を少なくとも1個以上有する化合物
(B)の重合物との屈折率差が0.005以上であるこ
とを特徴とするホログラム記録用組成物に関し、更に、
上記ホログラム記録用組成物が、光学的に透明な基材上
に感光膜を形成してなることを特徴とするホログラム記
録用媒体に関し、更に、上記ホログラム記録用媒体をホ
ログラム露光した後、光または熱を加えることを特徴と
するホログラムの製造方法である。
【0009】まず、本発明で使用される、オキシラン環
を2個以上有する熱硬化性オリゴマーもしくはポリマー
(A)について説明する。これには、ビスフェノールA
とエピクロロヒドリンとの縮合反応により製造される、
いわゆるビスフェノールA型エポキシ樹脂があげられ
る。これには、油化シェルエポキシ(株)のエピコート
1001、エピコート1004、エピコート1009等
が例としてあげられる。また、ビスフェノールAの代わ
りにテトラブロモビスフェノールAを用いて製造され
る、いわゆる臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂が
あげられる。これには、油化シェルエポキシ(株)のエ
ピコート5050やエピコート5051が例としてあげ
られる。また、フェノールノボラック樹脂や、オルソク
レゾールノボラック樹脂にグリシジル基が結合した、フ
ェノールノボラック型エポキシ樹脂やオルソクレゾール
ノボラック型エポキシ樹脂があげられる。これには、第
7−1287号既存化学物質の臭素化ノボラック型エポ
キシ樹脂、第7−1285号既存化学物質のノボラック
型エポキシ樹脂、第4−1522号既存化学物質のビフ
ェニール型エポキシ樹脂等があげられる。その他具体例
としては、化学工業日報社刊、「11892の化学商
品」、第826頁〜第834頁(1992年)に記載の
エポキシ樹脂があげられる。
【0010】これら、エポキシ樹脂を使用することの利
点としては、接着性、強靭性、耐薬品性、耐熱性、耐環
境特性に極めて優れていることがあげられる。したがっ
て、作成したホログラムの耐環境特性に極めて良好な結
果をおよぼす。
【0011】また、エポキシ樹脂は、硬化にともなう体
積収縮が極めて小さいので、作成したホログラムの波長
再現性に良い結果を与える。なお、ここでいう波長再現
性とは、ホログラムの再生の際に示す最大回折効率を与
える波長(プレイバック波長)が、ホログラムを記録す
る際のレーザーの波長(記録波長)から、どれだけ異な
っているかということであり、このプレイバック波長と
記録波長のずれが小さいほど波長再現性が良いというこ
とになる。
【0012】つぎに、本発明で使用される、重合可能な
エチレン性不飽和結合を少なくとも1個以上有する化合
物(B)としては、単官能または多官能ビニルモノマー
の他にオリゴマーを含むものであり、さらに高分子量化
合物であってもよい。次にこれらの化合物を例示する。
【0013】(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイ
ン酸などの不飽和酸化合物、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート
などの(メタ)アクリル酸アルキルエステル化合物、テ
トラヒドロフリル(メタ)アクリレート、グリシジル
(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、モルホリ
ノエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミ
ド、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、N−ビニルカルバゾー
ル等のビニルモノマー、さらには、脂肪族ポリヒドロキ
シ化合物、例えば、エチレングリコール、ジエチレング
リコール、トリエチレングリコール、テトラエチレング
リコール、ネオペンチルグリコール、1,3−プロパン
ジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,10−デカ
ンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリ
トール、ジペンタエリスリトール、ネオペンチルグリコ
ール、ソルビトール、マンニトールなどのジあるいはポ
リ(メタ)アクリルエステル類、トリフルオロエチル
(メタ)アクリレート、テトラフルオロプロピル(メ
タ)アクリレート、ヘキサフルオロプロピル(メタ)ア
クリレート、オクタフルオロペンチル(メタ)アクリレ
ート、ヘプタデカフルオロデシル(メタ)アクリレート
などのフッ素原子含有(メタ)アクリレート化合物、
2,3−ジブロモプロピル(メタ)アクリレート、トリ
ブロモフェノールトリエチレンオキシド(メタ)アクリ
レート、p−ブロモフェノキシエチル(メタ)アクレー
ト、テトラブロモビスフェノールAエチ(プロピ)レン
オキシド変性ジ(メタ)アクリレートなどの臭素原子含
有(メタ)アクリレート化合物、フェニル(メタ)アク
リレート、4−メトキシカルボニルフェニル(メタ)ア
クリレート、4−エトキシカルボニルフェニル(メタ)
アクリレート、4−ブトキシカルボニルフェニル(メ
タ)アクリレート、4−tert−ブチルフェニル(メ
タ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、4
−フェノキシエチル(メタ)アクリレート、4−フェニ
ルエチル(メタ)アクリレート、4−フェノキシジエチ
レングルコール(メタ)アクリレート、4−フェノキシ
テトラエチレングリコール(メタ)アクリレート、4−
フェノキシヘキサエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート、4−ビフェニリル(メタ)アクリレート、フタル
酸エピクロルヒドリン変性ジ(メタ)アクリレートなど
の芳香環を含有する(メタ)アクリレート化合物、芳香
族ポリヒドロキシ化合物、例えば、ヒドロキノン、レゾ
ルシン、カテコール、ピロガロール等のジあるいはポリ
(メタ)アクリレート化合物、イソシアヌル酸のエチ
(プロピ)レンオキシド変性(メタ)アクリレート、ビ
スフェノールAエチ(プロピ)レンオキシド変性ジ(メ
タ)アクリレート、(メタ)アクリル化エポシキ樹脂、
フェロセニルメチル(メタ)アクリレート、フェロセニ
ルエチル(メタ)アクリレート、亜鉛ジ(メタ)アクリ
レートなどの重金属原子含有(メタ)アクリレート化合
物などが挙げられる。
【0014】ただし、これらオキシラン環を2個以上有
する熱硬化性オリゴマーもしくはポリマー(A)と、重
合可能なエチレン性不飽和結合を少なくとも1個以上有
する化合物(B)との組み合わせとしては、オキシラン
環を2個以上有する熱硬化性オリゴマーもしくはポリマ
ー(A)と、重合可能なエチレン性不飽和結合を少なく
とも1個以上有する化合物(B)の重合物との屈折率差
が0.005以上である必要があり、さらに0.01以
上であることが好ましい。このような組み合わせでなけ
れば、ホログラムを形成することは不可能である。
【0015】したがって、好ましい組み合わせとして
は、脂肪族系エポキシ樹脂や脂環式エポキシ樹脂、含フ
ッ素エポキシ樹脂のように比較的屈折率が低い(<1.
50)ようなオキシラン環を2個以上有する熱硬化性オ
リゴマーもしくはポリマー(A)に対しては、重合可能
なエチレン性不飽和結合を少なくとも1個以上有する化
合物(B)としてフェニル(メタ)アクリレートやフェ
ノキシエチル(メタ)アクリレート、フタル酸ジアリレ
ートなどの含芳香環重合性化合物や、2,4,6−トリ
ブロモフェノキシエチル(メタ)アクリレートなどの含
臭素重合性化合物が望まれる。また反対に、ビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂や臭素化ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、オル
ソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニール
型エポキシ樹脂等のように比較的屈折率が高い(>1.
53)ようなオキシラン環を2個以上有する熱硬化性オ
リゴマーもしくはポリマー(A)に対しては、重合可能
なエチレン性不飽和結合を少なくとも1個以上有する化
合物(B)としてイソボルニル(メタ)アクリレートや
ペンタエリスリトールトリアクリレートのような脂肪族
系重合性化合物や、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)ヘキサフルオロプロパンのジアクリレートなどの
含フッ素重合性化合物が望ましい。
【0016】つぎに、本発明で使用される、可視光増感
色素(C)について説明する。これらは、可視域の光に
対して吸収を持たせ、光に対する活性を高める目的で添
加される。
【0017】このような可視光増感色素(C)の具体例
としては、カルコン誘導体やジベンザルアセトン等に代
表される不飽和ケトン類、ベンジルやカンファーキノン
等に代表される1,2−ジケトン誘導体、ベンゾイン誘
導体、フルオレン誘導体、ナフトキノン誘導体、アント
ラキノン誘導体、キサンテン誘導体、チオキサンテン誘
導体、キサントン誘導体、チオキサントン誘導体、クマ
リン誘導体、ケトクマリン誘導体、シアニン誘導体、メ
ロシアニン誘導体、オキソノール誘導体、アクリジン誘
導体、アジン誘導体、チアジン誘導体、オキサジン誘導
体、インドリン誘導体、アズレン誘導体、アズレニウム
誘導体、スクアリリウム誘導体、ポルフィリン誘導体、
テトラフェニルポルフィリン誘導体、トリアリールメタ
ン誘導体、テトラベンゾポルフィリン誘導体、テトラピ
ラジノポルフィラジン誘導体、フタロシアニン誘導体、
テトラアザポルフィラジン誘導体、テトラキノキサリロ
ポルフィラジン誘導体、ナフタロシアニン誘導体、ピリ
リウム誘導体、チオピリリウム誘導体、テトラフィリン
誘導体、アヌレン誘導体、スピロピラン誘導体、スピロ
オキサジン誘導体、チオスピロピラン誘導体、有機ルテ
ニウム錯体等が挙げられ、その他さらに具体的には大河
原信ら編、「色素ハンドブック」(1986年、講談
社)、大河原信ら編、「機能性色素の化学」(1981
年、シーエムシー)、池森忠三朗ら編、「特殊機能材
料」(1986年、シーエムシー)に記載の色素および
増感剤が挙げられるが、これらに限定されるものではな
く、その他可視域の光に対して吸収を示す色素や増感剤
が挙げられる。これらは必要に応じて任意の比率で二種
以上用いてもかまわない。
【0018】つぎに、本発明で使用される、光重合開始
剤(D)について説明する。可視光増感色素(C)と組
み合わせて組成物とすることによって光に対する活性を
高め、極めて高感度な重合性組成物とする目的に添加さ
れる。
【0019】このような目的に適した光重合開始剤
(D)としては、2,2’−ビス(o−クロロフェニ
ル)−4,4’,5,5’−テトラフェニル−1,1’
−ビイミダゾールやビス(2,4,5−トリフェニル)
イミダゾリルのようなビスイミダゾール誘導体、N−フ
ェニルグリシンのようなN−アリールグリシン誘導体、
4,4’−ジアジドカルコンのような有機アジド化合
物、特開昭61−151197号公報記載のチタノセン
類、特開平3ー209477号公報記載のアルミナート
錯体などがあげられるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0020】好ましい光重合開始剤(D)としては、英
国特許1388492号や特開昭53−133428号
公報記載のトリス(トリクロロメチル)−2,4,6−
トリアジンなどの2,4,6−置換トリアジン化合物、
特開昭59−189340号公報および特開昭60−7
6503号公報記載の3,3’4,4’−テトラ(te
rt−ブチルペルオキシカルボニル)ベンゾフェノンな
どの有機過酸化物、特開平1−54440号、ヨーロッ
パ特許第109851号、ヨーロッパ特許第12671
2号、「ジャーナル・オブ・イメージング・サイエンス
(J.Imag.Sci.)」、第30巻、第174頁(1986年)
記載の金属アレーン錯体、特開昭63−142345号
公報記載の1−メトキシ−4−フェニルピリジニウムテ
トラフェニルボレートなどのN−アルコキシピリジニウ
ム塩、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスフェ
ート、ジ(p−トリル)ヨードニウムヘキサフルオロホ
スフェート、ジ(p−tert−ブチルフェニル)ヨー
ドニウムヘキサフルオロホスフェート、ジフェニルヨー
ドニウムヘキサフルオロアンチモネートなどのジアリー
ルヨードニウム塩や、トリフェニルスルホニウムヘキサ
フルオロホスフェート、ジフェニルフェナシルスルホニ
ウムヘキサフルオロアンチモネート、ジメチルフェナシ
ルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート、ベンジル
−4−ヒドロキシフェニルメチルスルホニウムヘキサフ
ルオロアンチモネートなどのスルホニウム塩、テトラフ
ェニルオキソスルホニウムヘキサフルオロホスフェート
などのオキソスルホニウム塩などのオニウム塩などがあ
げられる。
【0021】中でも、特に好ましい光重合開始剤(D)
としては、特開平3−704号公報記載のジフェニルヨ
ードニウム(n−ブチル)トリフェニルボレートなどの
ヨードニウム有機ホウ素錯体や、ジフェニルフェナシル
スルホニウム(n−ブチル)トリフェニルボレート、ジ
メチルフェナシルスルホニウム(n−ブチル)トリフェ
ニルボレートなどのスルホニウム有機ホウ素錯体などが
あげられる。
【0022】また、本発明の重合性組成物は保存時の重
合を防止する目的で熱重合禁止剤を添加することが可能
である。本発明の重合性組成物に添加可能な熱重合禁止
剤の具体例としては、p−メトキシフェノール、ハイド
ロキノン、アルキル置換ハイドロキノン、カテコール、
tert−ブチルカテコール、フェノチアジン等をあげ
ることができ、これらの熱重合防止剤は、ラジカル重合
可能なエチレン性不飽和結合を有する化合物100重量
部に対して0.001から5重量部の範囲で添加される
のが好ましい。
【0023】また、本発明の重合性組成物はホログラム
露光時およびホログラム露光後の重合を促進する目的
で、アミンやチオール、ジスルフィド等に代表される重
合促進剤や連鎖移動触媒、エポキシ樹脂用の重合触媒等
を添加することが可能である。本発明の重合性組成物に
添加可能な重合促進剤や連鎖移動触媒の具体例として
は、例えば、トリエタノールアミン、N,N−ジエチル
アニリン等のアミン類、USP第4414312号や特
開昭64−13144号記載のチオール類、特開平2−
291561号記載のジスルフィド類、USP第355
8322号や特開昭64−17048号記載のチオン
類、特開平2−291560号記載のO−アシルチオヒ
ドロキサメートやN−アルコキシピリジンチオン類があ
げられる。
【0024】また、本発明のエポキシ樹脂重合触媒
(E)としては、スルホニウム塩やヨードニウム塩の他
に、大成社刊、「架橋剤ハンドブック」、第606頁〜
第655頁(1981年)に記載の、脂肪族ポリアミ
ン、芳香族アミン、ポリアミドアミン等のアミン類、三
フッ化ホウ素錯化合物、ケチミン、イミダゾール、酸無
水物等があげられる。本発明の重合性組成物はさらに目
的に応じて、高分子量バインダーやオリゴマーバインダ
ー、ホスフィン、ホスホネート、ホスファイト等の酸素
除去剤や還元剤、ハレーション防止剤、可塑剤、レベリ
ング剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤等と混合して使用し
ても良い。
【0025】本発明で使用の重合性組成物は、オキシラ
ン環を2個以上有する熱硬化性オリゴマーもしくはポリ
マー(A)、重合可能なエチレン性不飽和結合を少なく
とも1個以上有する化合物(B)、可視光増感色素
(C)、光重合開始剤(D)およびエポキシ樹脂重合触
媒(E)を、任意の割合で適当な溶媒中に溶解させ、得
られた溶液を、光学的に透明な基材上に感光膜として形
成してホログラム記録媒体として使用することが可能で
ある。本発明で使用の重合性組成物の各成分の配合比
は、全重合性組成物に対して、オキシラン環を2個以上
有する熱硬化性オリゴマーもしくはポリマー(A)が好
ましくは10〜90重量%、さらに好ましくは30〜7
0重量%、重合可能なエチレン性不飽和結合を少なくと
も1個以上有する化合物(B)が好ましくは10〜90
重量%、さらに好ましくは30〜70重量%、可視光増
感色素(C)が好ましくは0.001〜10重量%、さ
らに好ましくは0.01〜1重量%、光重合開始剤
(D)が好ましくは0.001〜10重量%、さらに好
ましくは0.01〜1重量%、エポキシ樹脂重合触媒
(E)が好ましくは0.001〜10重量%、さらに好
ましくは0.01〜1重量%用いる。
【0026】また、可視光増感色素(C)は、光学的に
透明な基材上に感光膜として形成してホログラム記録媒
体とした時点での、照射用レーザー光に対する透過率が
10%以上となるように濃度を調製することが好まし
い。このような配合比を選ぶことによって、高い回折効
率と高い感度特性を有する重合性組成物を得ることがで
きる。
【0027】上記のような組成比の重合性組成物を適当
な溶媒に溶解させ、これをスピンコーター、ロールコー
ター、ナイフコーターまたはバーコーターなどを用いる
ことによって、直接ガラス板、プラスチック板、プラス
チックフィルムなどの光学的に透明な基材上に感光膜と
して形成させることにより、ホログラム記録媒体として
用いる。ここで得られたホログラム記録媒体は、さらに
その感光膜の上に、酸素遮断のための保護層を形成して
もよい。保護層は、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコールまたはポリ
エチレンテレフタレートなどのプラスチック製のフィル
ムまたは板を貼合わせる。また、ガラス板を貼合わせて
もよい。また、保護層と感光膜の間(および)または、
基材と感光膜の間に、気密性を高めるために粘着剤また
は有機溶剤を存在させてもよい。以上にようにして得ら
れたホログラム記録媒体は、振動の影響を受けないよう
ホルダーに固定した後、He−Cdレーザー、Arイオ
ンレーザー、He−Neレーザー、Krイオンレーザ
ー、ルビーレーザーなどの可視光レーザーを照射し、ホ
ログラム記録を行なう。第1図に光学系の一例を示す。
【0028】このようにしてホログラム記録された、本
ホログラム記録媒体は未露光部分または露光量の少ない
部分の定着のため、光および(または)熱を加えること
を必要とする。光は、先に示した可視光レーザーの他、
カーボンアーク灯、高圧水銀灯、キセノンランプ、メタ
ルハライドランプ、蛍光ランプ、タングステンランプな
どの可視光および(または)紫外光を用いる。また、熱
は40℃から160℃の間で加熱するのが好ましい。さ
らに、ホログラム記録された本ホログラム記録媒体に、
光と熱を同時に加えても、光と熱を別々に加えてもよ
い。また、光および(または)熱を加える前後に、保護
層を剥離する操作をおこなってもよい。
【0029】
【作用】本発明で使用の重合性組成物は、オキシラン環
を2個以上有する熱硬化性オリゴマーもしくはポリマー
(A)、重合可能なエチレン性不飽和結合を少なくとも
1個以上有する化合物(B)、可視光増感色素(C)、
光重合開始剤(D)およびエポキシ樹脂重合触媒(E)
の組み合わせを含むことを特徴とする。
【0030】この重合性組成物を用いて作成したホログ
ラム記録媒体にホログラム露光すると、可視光増感色素
(C)が、レーザー光を吸収して励起し、これが光重合
開始剤(D)の分解を誘発してフリーラジカルを発生
し、その結果、重合可能なエチレン性不飽和結合を少な
くとも1個以上有する化合物(B)を重合するものと考
えられる。この際、ホログラム露光に応じて、ホログラ
ム記録媒体中で光の干渉が起こるが、干渉作用の強い部
位においては、重合可能なエチレン性不飽和結合を少な
くとも1個以上有する化合物(B)の重合反応が生じ
る。ここで、この重合反応によって生じた重合物と、オ
キシラン環を2個以上有する熱硬化性オリゴマーもしく
はポリマー(A)との間で屈折率差が生じ、ホログラム
が形成される。
【0031】さらにホログラム露光後、光および(また
は)熱による後処理工程を加えることにより未反応であ
った、重合可能なエチレン性不飽和結合を少なくとも1
個以上有する化合物(B)の重合が促進され、化学的に
安定な且つ経時変化のないホログラムが製造される。ま
た同時に、エポキシ樹脂重合触媒(E)の作用によりオ
キシラン環を2個以上有する熱硬化性オリゴマーもしく
はポリマー(A)の重合反応も起こるため、より化学的
に安定かつ経時変化のない耐環境性ににすぐれたホログ
ラムが製造される。また、この後処理工程によって、残
存していた可視光増感色素(D)が効果的に消色され、
ホログラムの透明性を向上させることになる。
【0032】
【実施例】以下実施例に基づき、本発明をより詳細に説
明する。以下の各例において、部は特に断わりのない限
り重量部を表わす。
【0033】実施例1 オキシラン環を2個以上有する熱硬化性オリゴマーもし
くはポリマー(A)として油化シェルエポキシ(株)製
エピコート1009(ビスフェノールA型エポキシ樹
脂)を100部、重合可能なエチレン性不飽和結合を少
なくとも1個以上有する化合物(B)としてジメチロー
ルトリシクロデカンジアクリレートを90部、可視光増
感色素(C)として式1で表されるケトクマリン色素を
1部、光重合開始剤(D)としてジフェニルヨードニウ
ムヘキサフルオロホスフェートを2.5部、エポキシ樹
脂重合触媒(E)としてN−ジメチルシクロヘキシルア
ミンを1部、溶剤としてジクロロメタンを500部から
なる感光液を調製した。 式1
【化1】
【0034】この感光液を、100×125×3mmの
ガラス板上に、10ミルアプリケーターを用いて塗布
し、50℃のオーブン中で10分間乾燥しホログラム記
録媒体を作成した。乾燥後の感光層の膜厚は15μmで
あった。これにさらに保護層として、3ミルアプリケー
ターでポリビニルアルコールの10%水溶液を感光層側
に塗布した。このホログラム記録媒体に、図1に示すホ
ログラム作成用光学系を用いて、Arイオンレーザーの
488nm光を二光束干渉により、表1に示した露光量
でホログラム露光を行った。ホログラム露光を実施した
後、更に二光束の一方を遮断してホログラム露光と同じ
露光時間に晒し、その後100℃オーブン中に1時間お
いた。
【0035】 表1 ─────────────────────────────── 実施例 露光量 回折効率 プレイバック保存性1* 保存性2** (mJ/cm2) (%) 波長(nm)(日) (日) ─────────────────────────────── 1 9 62 476 >250 >30 (比較例1) 9 0 − − − ─────────────────────────────── *)25℃、60%RH保存下における耐久性 **)90℃保存下における耐久性
【0036】回折効率は、日本分光工業(株)製ART
25C型分光光度計で測定した。該装置は、幅3mmの
スリットを有したフォトマルチメータを、試料を中心に
した半径20cmの円周上に設置できる。幅0.3mm
の単色光を試料に45度の角度で入射し、試料からの回
折光を検出した。正反射光以外で最も大きな値と、試料
を置かず直接入射光を受光したときの値との比を回折効
率とした。表2に、回折効率、プレイバック波長、及び
保存安定性試験結果を示した。また、比較例1として、
エピコート1009のかわりに、日本チバガイギー社製
CY−179を用いて行った結果をあわせて示す。屈折
率の小さいCY−179を用いて行った系では、ホログ
ラムが観察されなかった。
【0037】 表2 ─────────────────────────────────── 実施例 オキシラン環を2個以上有する熱硬化性 露光量 オリゴマーもしくはポリマー(A) (mJ/cm2) ─────────────────────────────────── 2 エピコート1001(油化シェルエポキシ社製) 9 3 エピコート1004(油化シェルエポキシ社製) 9 4 エピコート5050(油化シェルエポキシ社製) 8 5 エピコート180S50(油化シェルエポキシ社製) 9 ───────────────────────────────────
【0038】比較例1 比較例1として、実施例1と同様な方法で、エピコート
1009のかわりに日本チバガイギー社製CY−179
を用いて行った結果をあわせて示す。屈折率の小さいC
Y−179を用いて行った系では、ホログラムは観察さ
れなかった。
【0039】実施例2〜5 実施例1と同様な方法で、エピコート1009のかわり
に表2に示したオキシラン環を2個以上有する熱硬化性
オリゴマーもしくはポリマー(A)を含むホログラム記
録媒体を用いて、ホログラムを作成した。結果を表3に
示す。いずれの場合も良好なホログラムが得られた。
【0040】 表3 ───────────────────────────────── 実施例 回折効率 プレイバック 保存性1* 保存性2** (%) 波長(nm) (日) (日) ───────────────────────────────── 2 65 479 >250 >30 3 69 484 >250 >30 4 79 481 >250 >30 5 63 477 >250 >30 ───────────────────────────────── *)25℃、60%RH保存下における耐久性 **)90℃保存下における耐久性
【0041】実施例6〜9 実施例1と同様な方法で、ジメチロールトリシクロデカ
ンジアクリレートのかわりに表4に示した、重合可能な
エチレン性不飽和結合を少なくとも1個以上有する化合
物(B)を90重量部含むホログラム記録媒体を用い
て、ホログラムを作成した。結果を表5に示す。いずれ
の場合も良好なホログラムが得られた。
【0042】 表4 ─────────────────────────────────── 実施例 重合可能なエチレン性不飽和結合を 屈折率 露光量 少なくとも1個以上有する化合物(B) (mJ/cm2) ─────────────────────────────────── 6 イソボルニルアクリレート 1.48 15 7 トリエチレングリコール 1.46 8 ジアクリレート 8 ペンタエリスリトール 1.48 7 トリアクリレート 9 トリメチロールプロパン 1.47 18 トリメタクリレート ───────────────────────────────────
【0043】 表5 ───────────────────────────────── 実施例 回折効率 プレイバック 保存性1* 保存性2** (%) 波長(nm) (日) (日) ───────────────────────────────── 6 72 479 >180 >7 7 65 484 >180 >7 8 84 485 >180 >7 9 70 488 >180 >7 ───────────────────────────────── *)25℃、60%RH保存下における耐久性 **)90℃保存下における耐久性 実施例10〜13 実施例1と同様な方法で、式1で表されるケトクマリン
色素のかわりに表6に示した可視光増感色素(C)を1
重量部含むホログラム記録媒体を用いて、ホログラムを
作成した。結果を表7に示す。いずれの場合も良好なホ
ログラムが得られた。
【0044】 表6 ─────────────────────────────────── 実施例 可視光増感色素(C) 露光量 (mJ/cm2) ─────────────────────────────────── 10 ローズベンガル 20 11 4,4’−ジメチルアミノカルコン 18 12 4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンザルアセトン 12 13 3,3’−ジエチル−2,2’−オキサカルボシアニン 18 ヨーダイド ───────────────────────────────────
【0045】 表7 ───────────────────────────────── 実施例 回折効率 プレイバック 保存性1* 保存性2** (%) 波長(nm) (日) (日) ───────────────────────────────── 10 67 477 >250 >30 11 58 485 >250 >30 12 62 485 >250 >30 13 76 487 >250 >30 ───────────────────────────────── *)25℃、60%RH保存下における耐久性 **)90℃保存下における耐久性
【0046】実施例14〜17 実施例1と同様な方法で、ジフェニルヨードニウムヘキ
サフルオロホスフェートのかわりに表8に示した光重合
開始剤(D)を2.5重量部含むホログラム記録媒体を
用いて、ホログラムを作成した。結果を表9に示す。い
ずれの場合も良好なホログラムが得られた。
【0047】 表8 ─────────────────────────────────── 実施例 光重合開始剤(D) 露光量 (mJ/cm2) ─────────────────────────────────── 14 ビス(tert−ブチルフェニル)ヨードニウム 7 ヘキサフルオロホスフェート 15 ジフェニルヨードニウム−n−ブチルトリフェニル 2 ボレート 16 ジメチルフェナシルスルホニウム−n−ブチル 4 トリフェニルボレート 17 ジフェニルフェナシルスルホニウム−n−ブチル 3 トリフェニルボレート ───────────────────────────────────
【0048】 表9 ───────────────────────────────── 実施例 回折効率 プレイバック 保存性1* 保存性2** (%) 波長(nm) (日) (日) ───────────────────────────────── 14 62 484 >250 >30 15 63 486 >250 >30 16 66 483 >250 >30 17 69 488 >250 >30 ───────────────────────────────── *)25℃、60%RH保存下における耐久性 **)90℃保存下における耐久性
【0049】
【発明の効果】本発明のホログラム記録媒体を用いるこ
とにより、広い波長領域に渡って高感度で、化学的に極
めて安定であり、かつ高解像度、高回折効率、高透明性
を与えるホログラムが簡便に製造される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホログラム作成用二光束露光装置のブロック図
を示す。
【符号の説明】
1:レーザー発振装置 2:ミラー 3:レンズ 4:スペイシャルフィルター 5:基材(ガラス板) 6:ホログラム感光層 7:保護層(ポリビニルアルコール膜)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オキシラン環を2個以上有する熱硬化性
    オリゴマーもしくはポリマー(A)、重合可能なエチレ
    ン性不飽和結合を少なくとも1個以上有する化合物
    (B)、可視光増感色素(C)、光重合開始剤(D)お
    よびエポキシ樹脂重合触媒(E)を含み、かつオキシラ
    ン環を2個以上有する熱硬化性オリゴマーもしくはポリ
    マー(A)と、重合可能なエチレン性不飽和結合を少な
    くとも1個以上有する化合物(B)の重合物との屈折率
    差が0.005以上であることを特徴とするホログラム
    記録用組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1のホログラム記録用組成物が、
    光学的に透明な基材上に膜形成されてなることを特徴と
    するホログラム記録用媒体。
  3. 【請求項3】 請求項2のホログラム記録用媒体をホロ
    グラム露光した後光または熱を加えることを特徴とする
    ホログラムの製造方法。
JP1502194A 1993-02-09 1994-02-09 ホログラム記録用組成物、ホログラム記録用媒体およびそれを用いたホログラムの製造方法 Pending JPH075796A (ja)

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