JPH0757394A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH0757394A
JPH0757394A JP20490693A JP20490693A JPH0757394A JP H0757394 A JPH0757394 A JP H0757394A JP 20490693 A JP20490693 A JP 20490693A JP 20490693 A JP20490693 A JP 20490693A JP H0757394 A JPH0757394 A JP H0757394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decoder
error
selector
signal
head
Prior art date
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Pending
Application number
JP20490693A
Other languages
English (en)
Inventor
Osayasu Goto
修康 後藤
Yuji Sakai
裕児 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP20490693A priority Critical patent/JPH0757394A/ja
Publication of JPH0757394A publication Critical patent/JPH0757394A/ja
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  • Digital Magnetic Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はパーシャルレスポンス等化を用いる磁
気記録装置の二値化手段に関し、再生時のヘッドの位置
決め誤差の値或いは二値化系列の誤りの有無に応じてビ
タビ復号器とレベルスライス復号器を切り替えて使用す
ることにより、ヘッドの位置決め精度の低下に対して、
復号器の能力の劣下を低減することを目的とする。 【構成】本発明の一つは二値化手段として、ビタビ復号
器とレベルスライス復号器の二つを内蔵し、再生時にヘ
ッドの位置決め誤差を検出し、その誤差量に応じて二つ
の復号器を切り替えて使用するようにした磁気記録再生
装置で、もう一つの発明は二値化手段として、ビタビ復
号器とレベルスライス復号器の二つを内蔵し、再生時に
ビタビ復号器の出力二値化系列の復号誤りを検出し、そ
の有無に応じて二つの復号器を切り替えて使用するよう
にした磁気記録再生装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置などの
磁気記録再生装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置やディジタルVTRな
どでは二値のディジタル信号を記録媒体上に磁化反転系
列として記録するディジタル記録方式が用いられる。再
生時に再生ヘッドから得られる再生信号は磁化反転位置
に対応した孤立波形の重ね合わせ系列となる。この再生
信号のピークの有無に応じてオリジナルの二進データ系
列が復号されるが、孤立波の波形干渉によって信号振幅
の減少、ピーク位置の変動がおこる。これを回避するた
めにナイキスト波形への波形等化を行い、波形干渉を除
去する。しかし、線記録密度が高くなるに連れてサンプ
リング周波数が高くなり、タイミング補正などが困難に
なる。そこでパーシャルレスポンスと呼ばれる等化方式
を用いる。これは信号に分離可能な相関をあえて付加す
ることにより遮断特性が緩やかになり、またパルスの尾
の振動が小さくなりタイミング補正に余裕ができ高密度
化が可能となる。
【0003】パーシャルレスポンス等化器から得られる
信号の二値化にはビタビアルゴリズムが利用されてい
る。ビタビアルゴリズムは最尤復号法であり、信号の相
関を利用しているため、相関のないノイズに対しては高
い復号能力を有している。一方ノイズそのものに信号と
同様の相関がある場合、信号とノイズの分離ができず復
号能力は劣下してしまう。磁気記録装置では、ヘッドか
らの熱雑音やヘッドアンプのショットノイズ、及びメデ
ィアノイズなどは相関のない雑音となり、ビタビアルゴ
リズムを用いることによって高い能力で復号が可能とな
る。しかし、消し残し成分や隣接トラックからのクロス
トークノイズは原理的に信号成分と同じであり、ビタビ
アルゴリズムによって除去することはできない。したが
ってヘッドの位置決め誤差が大きくなり、上記ノイズが
大きくなった場合ビタビアルゴリズムの復号能力は急激
に劣下する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記に示したようにパ
ーシャルレスポンス等化及びビタビアルゴリズムを用い
た磁気記録装置では、ヘッドの位置決め誤差が大きくな
り、消し残し成分などの信号成分と同じ性質を持つノイ
ズが増加することにより、復号能力が急激に劣下し、ス
ループットが低下する。そこで位置決め誤差が大きく相
関のあるノイズが増加しても復号能力があまり減少しな
い復号器の開発が必要となる。
【0005】ビタビアルゴリズムを用いた二値化回路
と、1サンプルごとにレベルスライスによって二値化を
行う回路を比べると完全にオントラックして再生した場
合は、ビタビアルゴリズムを用いた二値化回路の方が復
号能力が優れている。ところが、オフトラック量が大き
くなり消し残し成分などの相関のあるノイズが増加する
と、ビタビアルゴリズムを用いた二値化回路の復号能力
は急激に劣下し、あるオフトラック量以上の位置決め誤
差があると1サンプルごとのレベルスライスによる二値
化回路の方が、ビタビアルゴリズムを用いた二値化回路
よりも復号能力が高くなる。そこで、本発明は磁気記録
装置の復号回路として、ビタビアルゴリズムを用いた二
値化回路と、1サンプルごとのレベルスライスによっ
て、二値化を行う回路の二種類を内蔵して上述した課題
を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はパーシャルレス
ポンスを用いて波形等化を行なう磁気記録再生装置にお
いて、ヘッドの位置決め誤差の値或いは二値化系列の誤
りの有無に応じてビタビ復号器とレベルスライス復号器
を切り換えるようにした磁気記録再生装置である。
【0007】
【作用】本発明のようにヘッドの位置決め誤差の値或い
は二値化系列の誤りの有無に応じてビタビ復号器とレベ
ルスライス復号器を切り換えて使用すれば、ヘッドの位
置決め精度の低下に対して、復号器の能力の劣化を低減
することができる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の第1の実施例を説明する。図
1にヘッドのオントラック量と復号器の誤り率との関係
を表すグラフを示す。ただし、ここでいうオントラック
量とは、再生時のオフトラック量である。記録されたデ
ータは完全にオフトラックの状態で記録されており、記
録トラックの外側に消し残し成分及び隣接トラックのク
ロストークノイズとして、別の信号が書かれた状態での
再生時のオフトラック量と復号器の誤り率の関係を表し
たデータである。オントラック状態ではビタビアルゴリ
ズムを用いた復号器の方が1サンプルごとのレベルスラ
イスによる復号器よりも誤り率が低い。オフトラック量
が増加するにつれてビタビアルゴリズムを用いた復号器
の能力が急激に劣下し、オフトラック量がTh以上とな
ると1サンプルごとのレベルスライスによる復号器の方
が能力が高くなる。
【0009】したがって記録時のオフトラック量をTe
w、再生時のオフトラック量をTerとするとdT=|
Tew−Ter|<Thのときはビタビアルゴリズムに
よる復号器を用い、dT≧Thのときは1サンプルごと
のレベルスライスによる復号器を用いることでオフトラ
ック量の増加による復号能力の劣下を低減することがで
きる。
【0010】再生時において、トラック上に記録された
データの記録時のオフトラック量は解らない。しかしオ
フトラック量のバイアスが0となるようにヘッド位置決
め制御器を調整すればTer=Thとなったときに、d
T>Thとなる確率はほぼ1/2となる。そこで再生時
のオフトラック量がTer<Thであるときはビタビア
ルゴリズムによる復号器を用いTer≧Thのときに1
サンプルごとのレベルスライスによる復号器を用いる。
【0011】ヘッドの位置決め制御はサーボ方式を用い
る。媒体上の特定の場所に、あらかじめ書き込まれたサ
ーボ情報を元にして目的のトラックに移動するようにフ
ィードバック制御を行なう。このときに得られるサーボ
信号からヘッドのトラック位置決め誤差を知ることがで
きる。
【0012】次に本発明の第2の実施例を説明する。磁
気ディスク装置ではデータ系列に誤り検出符号を付加
し、誤り検出器によって誤りの有無を検出する。ここで
誤り検出器の出力をセレクタに入力し、ビタビアルゴリ
ズムを用いた二値化回路の出力系列に誤りが検出された
場合レベルスライスによる二値化回路を選択し、この二
値化回路から得られる二進系列をデータ系列とする。そ
してさらにレベルスライスによる二値化回路の出力系列
に誤りが検出された場合リトライを行なう。ビタビアル
ゴリズムを用いた二値化回路が誤りを生じた原因がヘッ
ドのトラック位置決め精度の悪化によるものであった場
合、レベルスライスによる二値化回路では正しく復号さ
れている可能性が高くリトライの必要がなくなりスルー
プットが向上する。またシステムノイズ等の増加によっ
てエラーが生じた場合、レベルスライスによる二値化回
路の出力においてもやはり誤りが検出されるものと思わ
れるが、今までの磁気ディスクにおいても誤りの検出に
対してはリトライを行なうことによって補っていたため
スループットの低下にはならない。
【0013】以後にブロック図を用いて上述した実施例
をさらに具体的に説明する。図2は上述した本発明の第
1の実施例の回路をブロック図で示したものである。再
生ヘッド1から得られる原信号7はパーシャルレスポン
ス等化器2によって波形等化を施されビタビ復号器3及
びレベルスライス復号器4への入力信号8,9となる。
ビタビ復号器3及びレベルスライス復号器4から出力さ
れる二値化信号10,11はセレクタ5へ入力される。
一方ヘッド位置決め制御器6からトラック位置の誤差信
号12がセレクタ5へ入力され、あらかじめ定められた
しきい値と比較して二値化信号10,11のいずれかが
選択されセレクタから出力される。この信号が本復号器
から得られる再生信号13となる。
【0014】また図3は上述した本発明の第2の実施例
の回路をブロック図で示したものである。再生ヘッド1
4から得られる原信号21はパーシャルレスポンス等化
器15によって波形等化を施されビタビ復号器16及び
レベルスライス復号器17への入力信号22,23とな
る。それぞれの復号器の出力信号24,25はセレクタ
20へ入力されると同時にそれぞれの誤り検出器18,
19への入力26,28となる。誤り検出器18,19
の出力27,29はセレクタ20へ入力され誤りの有無
に応じて二値化信号24,25のいずれかが選択され本
復号器の出力30となる。
【0015】
【発明の効果】本発明によってパーシャルレスポンス等
化を用いた復号器においてトラック位置精度が悪化して
オフトラック量が増加しても復号能力の急激な劣下を防
ぎスループットの向上を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を説明するためのビタビ復号器とレベ
ルスライス復号器のオフトラック量による復号能力を示
す図。
【図2】 本発明の第1の実施例を示すブロック図。
【図3】 本発明の第2の実施例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…再生ヘッド 2…パーシャルレスポンス等化器 3…ビタビアルゴリズムを用いた復号器 4…1サンプルごとのレベルスライスによる復号器 5…セレクタ 6…ヘッド位置決め制御器 7…再生ヘッドから得られる原信号 8,9…パーシャルレスポンス等化を施された信号 10…ビタビ復号器から得られる二値化信号 11…レベルスライス復号器から得られる二値化信号 12…トラック位置誤差信号 13…復号系列 14…再生へッド 15…パーシャルレスポンス等化器 16…ビタビアルゴリズムを用いた復号器 17…1サンプルごとのレベルスライスによる復号器 18…ビタビ復号器の出力に対する誤り検出器 19…レベルスライス検出器の出力に対する誤り検出器 20…セレクタ 21…再生ヘッドから得られる原信号 22,23…パーシャルレスポンス等化を施された信号 24,26…ビタビ復号器から得られる二値化信号 25,28…レベルスライス復号器から得られる二値化
信号 27…ビタビ復号器の出力に対する誤り検出信号 29…レベルスライス復号器の出力に対する誤り検出信
号 30…復号系列

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パーシャルレスポンスを用いて波形等化を
    行う磁気記録再生装置において、ビタビ復号器を用いた
    二値化手段と、レベルスライスによる二値化手段と、更
    にヘッドの位置決めの際にヘッドのオフトラック量を検
    出する手段とを有し、このオフトラック量検出手段から
    得られる情報により、前記2つの二値化手段を切り替え
    て使用することを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】前記ビタビ復号器を用いた二値化手段と、
    前記レベルスライスによる二値化手段と、それぞれの二
    値化手段から得られる二進系列の誤りを検出する手段と
    を有し、この二進系列の誤りの有無に応じて前記2つの
    二値化手段を切り替えて使用することを特徴とする磁気
    記録再生装置。
JP20490693A 1993-08-19 1993-08-19 磁気記録再生装置 Pending JPH0757394A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20490693A JPH0757394A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20490693A JPH0757394A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 磁気記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0757394A true JPH0757394A (ja) 1995-03-03

Family

ID=16498348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20490693A Pending JPH0757394A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 磁気記録再生装置

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JP (1) JPH0757394A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7386068B2 (en) 2003-12-03 2008-06-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Decoder and receiver

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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