JPH0757295B2 - フィルタエレメント集合型集塵設備の異常検知方法およびその装置 - Google Patents

フィルタエレメント集合型集塵設備の異常検知方法およびその装置

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JPH0757295B2
JPH0757295B2 JP6269590A JP6269590A JPH0757295B2 JP H0757295 B2 JPH0757295 B2 JP H0757295B2 JP 6269590 A JP6269590 A JP 6269590A JP 6269590 A JP6269590 A JP 6269590A JP H0757295 B2 JPH0757295 B2 JP H0757295B2
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dust
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健治 亀井
健三郎 児玉
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、多くのバグあるいはセラミックチューブ等に
よって構成され、長時間の連続運転を行なう集塵設備に
おいて、集塵設備の運転を休止することなく異常を生じ
たフィルタエレメントを的確に検出する方法およびその
装置に関するものである。
[従来の技術] 第3図は従来技術の例で、特開昭55−61911号公報に記
載された逆洗装置付高温用除塵機の側断面図である。第
3図において51はセラミックフィルタエレメント、52は
密封容器、53は排ガス入口、54は排ガス排出口、55は排
ガス導入室、56はダスト取出口、57は支持盤、58は逆洗
空気噴射ノズル、59は空気供給導管、60は圧縮空気供給
装置、61は排ガス排出室である。
該従来技術における除塵機の構造は、有底筒状を呈する
多孔質のセラミックフィルタエレメントが支持盤57によ
って懸架され、密封容器52内に形設された排ガス導入室
55の上部に複数列配設されている。排ガス入口53から密
封容器52内に流入したダストを含有した排ガスは排ガス
導入室55内を上昇してセラミックフィルタエレメント51
によって濾過され、ダストを前記セラミックフィルタエ
レメント51の外面に付着させ、清浄な状態になった排ガ
スのみが支持盤57上部の排ガス排出室61を経て排ガス排
出口54から排出される。
排ガスの除去作業を継続することにより、セラミックフ
ィルタエレメント51の外表面に付着するダスト量が増加
し、それに基づく通風抵抗の増加によって排ガスの処理
能力が低下して来る。該従来技術においてはそれに対処
するために第3図に示すように各フィルタエレメント51
の個々の上部開口端部に逆洗空気噴射ノズル58を配設
し、圧縮空気供給装置60から空気供給導管59を通じて送
られて来る圧縮空気を各セラミックフィルタエレメント
51内に噴出させる。噴出された圧縮空気はセラミックフ
ィルタエレメント51内の圧力を高め、その一部はセラミ
ックフィルタエレメント51内に穿設された微細孔を通じ
て排ガス導入室55内に排ガスと逆の方向に流れる。これ
によってセラミックフィルタエレメント51の外面に付着
していたダストの大部分は剥離し、排ガス導入室55の下
部に落下し、落下したダストはさらに底部に形設されて
いるダスト取出口56から外部に排出、除去される。
[発明が解決しようとする課題] このように上記従来技術においても、セラミックフィル
タエレメント等からなる除塵機によって排ガス中のダス
トを濾過し、排ガスを清浄な状態で排出させると共に、
前記フィルタエレメントの外面に付着したダストを圧縮
空気の噴出によって剥離除去することによって長時間の
連続的操業を行なわしめることが可能であった。
しかしながら上記従来の技術においては、操業中に前記
フィルタエレメントの一部に破損等の不具合が発生した
場合に、除塵機から排出される排ガス中のダスト濃度を
測定することによって異常そのものは検知することが可
能であったが、それがどのフィルタエレメントにおいて
発生したものであるか特定することが不可能であったこ
とから、それが特定のフィルタエレメントのみに発生し
た偶発的不具合であるか、あるいはまた全てのフィルタ
エレメントに発生しつつある経年劣化等によるものであ
るか等を確認するためには除塵機の操業を停止した上、
フィルタエレメント1本宛チェックする必要があり、長
時間の操業の休止を必要とすると言う不都合を有してい
た。
本発明はこのような現状に鑑みてなされたもので、簡潔
な構成によって操業中においても非常に多数のフィルタ
エレメントの中から特定の不具合フィルタエレメントを
容易にかつ的確に確認し得る検知方法およびその装置を
提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記の目的は、前記特許請求の範囲に記載された異常検
知方法およびその装置によって達成される。すなわち、 (1) 多数のシリンダ状等のフィルタエレメントの集
合で構成される集塵設備において、各フィルタエレメン
ト毎にガスを吸引する異常検知パイプを2本配設し、前
記2本の異常検知パイプはそれぞれの縦列毎およびそれ
ぞれの横列毎に各1本を割り当てて各列毎に一つの組を
構成させ、前記各組毎にガスの吸引を行なってダストの
濃度を測定するフィルタエレメント集合型集塵設備の異
常検知方法。
(2) 多数のシリンダ状等のフィルタエレメントの集
合で構成される集塵設備において、各フィルタエレメン
ト毎にガスを吸引する異常検知パイプを2本配設し、前
記2本の異常検知パイプはそれぞれの縦列毎およびそれ
ぞれの横列毎に各1本を割り当てて各列毎に一つの組を
構成させ、前記各組毎にガスの吸引を行なえるようにバ
ルブを設けて、それらをダスト濃度測定装置につなぐフ
ィルタエレメント集合型集塵設備の異常検知装置。
である。
以下、本発明の作用等について実施例に基づいて説明す
る。
[実施例] 第1〜2図は本発明に基づく実施例を示す図で、第1図
はその系統図、第2図はフィルタエレメント上端部と検
知管の部分断面図である。第1〜2図において、1はフ
ィルタエレメント、2は集塵機胴、3はダスト濃度測定
器、4は吸引ファン、5はA群検知主管、6はB群検知
主管、7はA群主弁、8はB群主弁、9〜14はそれぞれ
A群支管の弁A1〜弁A6、15〜20はそれぞれB群支管の弁
B1〜弁B6、21は管板、22はA群支管、23はA群検知管、
24はB群支管、25はB群検知管である。
第1〜2図はフィルタエレメントが集塵機胴内に碁盤目
状に配列されている場合の例である。第1図において図
面の縦方向の列をA列とし横方向の列をB列とする。同
図においてはA列およびB列共にそれぞれ6列からなっ
ている。以下、各列について弁A19,弁A210,……弁A614
を有する列をそれぞれA1列,A2列,……A6列と呼び、同
様に弁B115,弁B216,……弁B620を有する列をそれぞれB1
列,B2列,……B6列と呼ぶ。フィルタエレメント1は第
2図に示すように、その上端部を集塵機胴2の上部空間
に開口し、管板21にボルト等によって取着されている。
すべてのフィルタエレメント1の上端開口部には第2図
に示すようにそれぞれA群検知管23およびB群検知管25
が挿設されている。A群検知管は各列毎にそれぞれのA
群支管22に連通されており、さらに前記A群支管22はそ
れぞれの電磁弁等の弁A19,弁A210,……弁A614を通じて
A群検知主管5に連通している。B群検知管25もA群検
知管23と同様に各列毎にまとめられてB群支管24に連通
し、各B群支管24はさらにそれぞれの弁B115,弁B216,…
…弁B620を通じてB群検知主管6に連通している。A群
検知主管5とB群検知主管6はそれぞれA群主弁7およ
びB群主弁8を通じて1本にまとめられ、ダスト濃度測
定器3および吸引ファン4を通じて所定の位置まで連通
されている。(集塵機胴2内のガスの圧力が大気圧より
も十分高い場合には吸引ファン4は省略し得る。) 次に上記装置によるフィルタエレメント1の異常検知の
方法について説明する。まず第1図においてA群から検
知を行なう場合、フィルタエレメント1の非逆洗工程時
(以下同じ)にA群主弁7を開としB群主弁8を閉とす
る。次に弁A19を開とし弁A210〜弁A614をすべて閉とす
る。これによって第1図におけるフィルタエレメント1
はA1列の2本のみが内部のガスを吸引ファン4によって
吸引され、そのガス中のダスト濃度をダスト濃度測定器
3によって測定される。次に弁A19を閉じ、弁A210のみ
を開く。この時、他の弁A311〜A614およびB群主弁8は
すべて全閉の状態を保持している。それによってA2列の
4本のフィルタエレメント1内のガスが吸引され、該ガ
ス中のダスト濃度が測定される。
このようにして各A列毎のダスト濃度を順次測定し、す
べてのA列の測定が完了した後A群主弁7を閉じてB群
主弁8を開き、以下A群と同様にB1列,B2列,……B6
と、各列毎にフィルタエレメント1中のガスのダスト濃
度を測定する。このようにしてすべての列のフィルタエ
レメント1中のガスのダスト濃度の測定を行ない、それ
が完了した後は必要に応じて各検知用配管中に不活性ガ
スあるいは圧縮空気等を送入して検知装置内配管系の逆
洗洗浄等を行ない、検知装置中のすべての弁を閉止し、
吸引ファン4を停止する。
上記手順によるダスト濃度の測定結果を検討し、例えば
A群中においてA3列のダスト濃度に異常値が存在し、ま
たB群中においてB2列のダスト濃度に異常値が存在した
場合には、A3列とB2列とが交差する位置のフィルタエレ
メント1(第1図において※印を付したフィルタエレメ
ント1)が異常対象フィルタエレメントであると知り得
る。
[発明の効果] このように本発明は上記実施例から明らかなように、以
下に示す効果を有している。すなわち、多数のフィルタ
エレメントの集合で構成される集塵設備から送出される
ガス中に異常濃度のダストが存在した場合において、 従来不可能であった運転中における異常フィルタエ
レメントの特定を的確になし得る。
異常フィルタエレメントが複数である場合にも、そ
れぞれ個々のフィルタエレメントの不具合程度やその経
時変化等を把握し得る。
集塵設備稼働中においても、非逆洗時であれば随時
測定が可能であり、従来におけるが如くフィルタエレメ
ントの点検の都度当該集塵設備を停止する必要がないた
め生産ラインへ与える影響を著しく低減し得る。
大型で極めてフィルタエレメントの数の多い集塵機
において、従来発見が困難であったフィルタエレメント
群の中央部あるいは高所部に不具合個所を有するフィル
タエレメントを容易にかつ的確に特定し得る。
フィルタエレメントの配列が碁盤目配列以外の千鳥
配列等であっても検知し得る。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は本発明に基づく実施例を示す図で、第1図
はその系統図、第2図はフィルタエレメント上端部の部
分断面図である。 第3図は従来技術の例である。 1……フィルタエレメント、2……集塵機胴、3……ダ
スト濃度測定器、4……吸引ファン、5……A群検知主
管、6……B群検知主管、7……A群主弁、8……B群
主弁、9〜14……弁A1〜弁A6、15〜20……弁B1〜B6、21
……管板、22……A群支管、23……A群検知管、24……
B群支管、25……B群検知管、51……セラミックフィル
タエレメント、52……密封容器、53……排ガス入口、54
……排ガス排出口、55……排ガス導入室、56……ダスト
取出口、57……支持盤、58……逆洗空気噴射ノズル、59
……空気供給導管、60……圧縮空気供給装置、61……排
ガス排出室。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数のシリンダ状等のフィルタエレメント
    の集合で構成される集塵設備において、各フィルタエレ
    メント毎にガスを吸引する異常検知パイプを2本配設
    し、前記2本の異常検知パイプはそれぞれの縦列毎およ
    びそれぞれの横列毎に各1本を割り当てて各列毎に一つ
    の組を構成させ、前記各組毎にガスの吸引を行なってダ
    ストの濃度を測定することを特徴とするフィルタエレメ
    ント集合型集塵設備の異常検知方法。
  2. 【請求項2】多数のシリンダ状等のフィルタエレメント
    の集合で構成される集塵設備において、各フィルタエレ
    メント毎にガスを吸引する異常検知パイプを2本配設
    し、前記2本の異常検知パイプはそれぞれの縦列毎およ
    びそれぞれの横列毎に各1本を割り当てて各列毎に一つ
    の組を構成させ、前記各組毎にガスの吸引を行なえるよ
    うにバルブを設けて、それらをダスト濃度測定装置につ
    なぐことを特徴とするフィルタエレメント集合型集塵設
    備の異常検知装置。
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