JPH0756495Y2 - 自動車窓用アンテナ装置 - Google Patents
自動車窓用アンテナ装置Info
- Publication number
- JPH0756495Y2 JPH0756495Y2 JP1990002506U JP250690U JPH0756495Y2 JP H0756495 Y2 JPH0756495 Y2 JP H0756495Y2 JP 1990002506 U JP1990002506 U JP 1990002506U JP 250690 U JP250690 U JP 250690U JP H0756495 Y2 JPH0756495 Y2 JP H0756495Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna conductor
- heater wire
- antenna
- conductor
- band
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/12—Supports; Mounting means
- H01Q1/1271—Supports; Mounting means for mounting on windscreens
- H01Q1/1278—Supports; Mounting means for mounting on windscreens in association with heating wires or layers
Landscapes
- Details Of Aerials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ガラス面に印刷等より導体を付設して成る自
動車用アンテナ装置に関する。
動車用アンテナ装置に関する。
一般に自動車のリアー窓ガラスには、防曇用ヒータ線が
設けられている。このヒータ線を設けた防曇領域の上部
又は下部に、ラジオやTV受信用のアンテナ導体を設けた
ものが知られている。このようなアンテナ導体は、ガラ
ス面上に導体を自由に引き回すことにより、指向性、帯
域幅等のチューニングが可能であると言う利点がある。
また、ヒータ線自体をアンテナ導体として利用すること
も良く知られている。
設けられている。このヒータ線を設けた防曇領域の上部
又は下部に、ラジオやTV受信用のアンテナ導体を設けた
ものが知られている。このようなアンテナ導体は、ガラ
ス面上に導体を自由に引き回すことにより、指向性、帯
域幅等のチューニングが可能であると言う利点がある。
また、ヒータ線自体をアンテナ導体として利用すること
も良く知られている。
ヒータ線は導体長さや配列ピッチが定まっているので、
導体の引き回しを工夫して、チューニング、つまり帯域
幅に対応する実効長の加減や指向性の改善を行うことが
できない。従ってヒータ線によって受信できない放送帯
域は、その上部又は下部のアンテナ導体に受け持たせて
いる。
導体の引き回しを工夫して、チューニング、つまり帯域
幅に対応する実効長の加減や指向性の改善を行うことが
できない。従ってヒータ線によって受信できない放送帯
域は、その上部又は下部のアンテナ導体に受け持たせて
いる。
アンテナ導体を引き回すために或る程度の配置スペース
を必要とするが、この部分については曇り除去ができな
い。逆に、ヒータ線を設けた防曇領域を拡げると、アン
テナ導体のスペースが小さくなり、満足なチューニング
ができない。
を必要とするが、この部分については曇り除去ができな
い。逆に、ヒータ線を設けた防曇領域を拡げると、アン
テナ導体のスペースが小さくなり、満足なチューニング
ができない。
本考案はこの問題にかんがみ、防曇領域を広げること
と、アンテナ導体の配置スペースを確保することとの両
方を満足するようなアンテナ装置を提供することを目的
とする。
と、アンテナ導体の配置スペースを確保することとの両
方を満足するようなアンテナ装置を提供することを目的
とする。
本考案は自動車窓用アンテナ装置は、自動車窓の中央部
加熱領域に設けられた防曇ヒータ線と、上記加熱領域の
上部及び下部の少なくとも一方に設けられたアンテナ導
体とを備え、上記アンテナ導体は、上記ヒータ線よりも
高い固有周波数を持つようにチューニングされていると
共に、加熱電流を流すための閉回路を構成していること
を特徴とする。
加熱領域に設けられた防曇ヒータ線と、上記加熱領域の
上部及び下部の少なくとも一方に設けられたアンテナ導
体とを備え、上記アンテナ導体は、上記ヒータ線よりも
高い固有周波数を持つようにチューニングされていると
共に、加熱電流を流すための閉回路を構成していること
を特徴とする。
アンテナ導体をヒータ導体として使用し、ヒータ電流を
流す閉回路を構成しながら、ヒータ線の受信帯域より十
分に高い帯域をアンテナ導体に受け持たせ、導体配置の
チューニングにより受信特性の改善を可能としている。
流す閉回路を構成しながら、ヒータ線の受信帯域より十
分に高い帯域をアンテナ導体に受け持たせ、導体配置の
チューニングにより受信特性の改善を可能としている。
第１図は本考案の自動車窓用アンテナ装置の実施例を示
す自動車窓ガラス上の導体配置及び電気系統の図であ
る。
す自動車窓ガラス上の導体配置及び電気系統の図であ
る。
リア窓ガラス１上には多数のヒータ線２が上下の２群に
分けて設けられ、各群の端部の母線3a、3bから中継母線
４を介し折返し通路を成すように給電される。母線3a、
3bには、給電線5a、5bが接続され、主電源＋Ｂから高周
波用チョークコイル6aを介して給電線5aに加熱電流が供
給される。母線3bに接続された給電線5bはチョークコイ
ル5bを介して接地されている。
分けて設けられ、各群の端部の母線3a、3bから中継母線
４を介し折返し通路を成すように給電される。母線3a、
3bには、給電線5a、5bが接続され、主電源＋Ｂから高周
波用チョークコイル6aを介して給電線5aに加熱電流が供
給される。母線3bに接続された給電線5bはチョークコイ
ル5bを介して接地されている。
チョークコイル6a、6bは同一コアを介して互いに減磁方
向に結合されていて、大電流の加熱電流でもコアを飽和
させないで使用している。チョークコイル6a、6bのイン
ピーダンスはラジオ放送帯域で非常に大きいので、ヒー
タ線２の対地インピーダンスを高めてアンテナとして使
用することが可能となる。ヒータ線２の受信帯域はAM放
送帯であり、中継母線４の端子に接続されたカップリン
グコンデンサ7a及び同軸ケーブル７を介して、受信信号
がAMラジオに伝送される。
向に結合されていて、大電流の加熱電流でもコアを飽和
させないで使用している。チョークコイル6a、6bのイン
ピーダンスはラジオ放送帯域で非常に大きいので、ヒー
タ線２の対地インピーダンスを高めてアンテナとして使
用することが可能となる。ヒータ線２の受信帯域はAM放
送帯であり、中継母線４の端子に接続されたカップリン
グコンデンサ7a及び同軸ケーブル７を介して、受信信号
がAMラジオに伝送される。
ヒータ線２が設けられている防曇領域の上部余白部に
は、FM放送受信用にチューニングされたアンテナ導体８
が設けられている。このアンテナ導体８は、横長矩形の
布線形状を有し、窓ガラス１の上辺に沿った長辺（水平
方向）の中心位置に一対の受電端子9a、9bを設けてあ
る。受電端子9aは直流カットコンデンサ10を介して同軸
ケーブル11の芯線に接続され、また受電端子9bは上記同
軸ケーブル11の外被導体に接続されている。従ってアン
テナ導体８は片側接地の不平衡アンテナとして作動す
る。アンテナ導体８から得られるAM受信信号は同軸ケー
ブル11を介してFMラジオに供給される。
は、FM放送受信用にチューニングされたアンテナ導体８
が設けられている。このアンテナ導体８は、横長矩形の
布線形状を有し、窓ガラス１の上辺に沿った長辺（水平
方向）の中心位置に一対の受電端子9a、9bを設けてあ
る。受電端子9aは直流カットコンデンサ10を介して同軸
ケーブル11の芯線に接続され、また受電端子9bは上記同
軸ケーブル11の外被導体に接続されている。従ってアン
テナ導体８は片側接地の不平衡アンテナとして作動す
る。アンテナ導体８から得られるAM受信信号は同軸ケー
ブル11を介してFMラジオに供給される。
アンテナ導体８は、FM放送電波を高感度で受信し得るよ
うに導体の長辺及び短辺を1600mm×30mmに設定してあ
る。これと共に、アンテナ導体８を防曇用ヒータ線とし
ても使用し得るように、受電端子9a、9bから見て導体８
は閉回路を構成している。受電端子9aには、給電線5aか
ら分岐された正側の給電線12aが接続され、また受電端
子9bには給電線5bから分岐された接地側の給電線12bが
接続されている。従ってアンテナ導体８には、受電端子
9aから9bの方向に加熱電流が流れ、導体８で囲った部分
及びその周辺のガラスが高温になって、曇りが除去され
る。
うに導体の長辺及び短辺を1600mm×30mmに設定してあ
る。これと共に、アンテナ導体８を防曇用ヒータ線とし
ても使用し得るように、受電端子9a、9bから見て導体８
は閉回路を構成している。受電端子9aには、給電線5aか
ら分岐された正側の給電線12aが接続され、また受電端
子9bには給電線5bから分岐された接地側の給電線12bが
接続されている。従ってアンテナ導体８には、受電端子
9aから9bの方向に加熱電流が流れ、導体８で囲った部分
及びその周辺のガラスが高温になって、曇りが除去され
る。
第２図は加熱電流回路の変形例を示す、この例ではチョ
ークコイル6a、6bを介してアンテナ導体８に加熱電流を
供給し、ヒータ線２にはチョークコイル6a、6bを介さず
に電源から給電線5a、5bを介して直接に加熱電流を供給
している。この給電回路では、チョークコイル6a、6bは
FM帯専用となる。AM帯ではチョークコイルのインダクタ
ンスを大きくする必要があり、巻線の増加に伴って浮遊
容量が大きくなり、FM帯ではチョークコイルを介するリ
ーク分が無視できなくなる。しかしFM専用のチョークコ
イルを使用すれば、この問題は回避できる。なお第２図
において給電線5a、5b中にAM帯専用のチョークコイルを
更に挿入してもよい。
ークコイル6a、6bを介してアンテナ導体８に加熱電流を
供給し、ヒータ線２にはチョークコイル6a、6bを介さず
に電源から給電線5a、5bを介して直接に加熱電流を供給
している。この給電回路では、チョークコイル6a、6bは
FM帯専用となる。AM帯ではチョークコイルのインダクタ
ンスを大きくする必要があり、巻線の増加に伴って浮遊
容量が大きくなり、FM帯ではチョークコイルを介するリ
ーク分が無視できなくなる。しかしFM専用のチョークコ
イルを使用すれば、この問題は回避できる。なお第２図
において給電線5a、5b中にAM帯専用のチョークコイルを
更に挿入してもよい。
第３図はアンテナ導体８を横方向（短辺）給電にした例
である。矩形アンテナ導体８の短辺に端子9a、9bを設け
て加熱電流の給電及び受信電力の集電を行う。またこの
例では、アンテナ導体８の端子9a、9bとは反対側の端部
から補助素子8aをヒータ線２に沿って引き出し、アンテ
ナ導体８の受信特性の改善を図っている。
である。矩形アンテナ導体８の短辺に端子9a、9bを設け
て加熱電流の給電及び受信電力の集電を行う。またこの
例では、アンテナ導体８の端子9a、9bとは反対側の端部
から補助素子8aをヒータ線２に沿って引き出し、アンテ
ナ導体８の受信特性の改善を図っている。
第４図は更に別の例を示し、ヒータ線２の接地側母線3b
を上方に延ばして、第３図のアンテナ導体８の受電端子
9bに接続している。この例では、第３図の給電線12bは
不要になる。
を上方に延ばして、第３図のアンテナ導体８の受電端子
9bに接続している。この例では、第３図の給電線12bは
不要になる。
第５図はアンテナ導体８を複数本の並列水平導体8b、8c
で構成した例である。これらの水平導体の数を増減し
て、チューニングすることができ、また導体の並列接続
により加熱電流用の閉回路も構成することができる。
で構成した例である。これらの水平導体の数を増減し
て、チューニングすることができ、また導体の並列接続
により加熱電流用の閉回路も構成することができる。
なお上述の第１図〜第４図の実施例において、アンテナ
導体８をヒータ線２の防曇領域の下部余白部に設けるこ
ともできる。
導体８をヒータ線２の防曇領域の下部余白部に設けるこ
ともできる。
本考案の自動車窓用アンテナは上述のように、防曇領域
外に設けたアンテナ導体をヒータ線として使用し、ヒー
タ電流を閉回路を構成しながら、防曇領域のヒータ線の
受信帯域よりも高い帯域をアンテナ導体に受け持たせて
あることを特徴とする。
外に設けたアンテナ導体をヒータ線として使用し、ヒー
タ電流を閉回路を構成しながら、防曇領域のヒータ線の
受信帯域よりも高い帯域をアンテナ導体に受け持たせて
あることを特徴とする。
従って本考案によれば、防曇領域の拡大が図れて後方視
界を十分に確保できる上、高域用アンテナとしての性能
が劣化しない。
界を十分に確保できる上、高域用アンテナとしての性能
が劣化しない。
第１図は本考案の自動車窓用アンテナ装置の一実施例を
示す後方窓ガラスの正面及び電気系統の図、第２図〜第
４図は夫々別の実施例を示す第１と同様な図、第５図は
アンテナ導体の変形例を示す図である。 なお図面に用いた符号において、 １……リアー窓ガラス ２……ヒータ線 3a,3b……母線 ４……中継母線 5a,5b……給電線 6a,6b……チョークコイル ７……同軸ケーブル ８……アンテナ導体 8a……補助導体 9a,9b……受電端子 10……コンデンサ 11……同軸ケーブル 12a,12b……給電線 である。
示す後方窓ガラスの正面及び電気系統の図、第２図〜第
４図は夫々別の実施例を示す第１と同様な図、第５図は
アンテナ導体の変形例を示す図である。 なお図面に用いた符号において、 １……リアー窓ガラス ２……ヒータ線 3a,3b……母線 ４……中継母線 5a,5b……給電線 6a,6b……チョークコイル ７……同軸ケーブル ８……アンテナ導体 8a……補助導体 9a,9b……受電端子 10……コンデンサ 11……同軸ケーブル 12a,12b……給電線 である。
Claims (1)
- 【請求項１】自動車窓の中央部加熱領域に設けられた防
曇ヒータ線と、 上記加熱領域の上部及び下部の少なくとも一方に設けら
れたアンテナ導体とを備え、 上記アンテナ導体は、上記ヒータ線よりも高い固有周波
数を持つようにチューニングされていると共に、加熱電
流を流すための閉回路を構成していることを特徴とする
自動車窓用アンテナ装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990002506U JPH0756495Y2 (ja) | 1990-01-16 | 1990-01-16 | 自動車窓用アンテナ装置 |
| DE1991606005 DE69106005T2 (de) | 1990-01-16 | 1991-01-14 | Antenne für ein Kraftfahrzeug. |
| EP19910300238 EP0438247B1 (en) | 1990-01-16 | 1991-01-14 | Antenna apparatus for a motor vehicle |
| ES91300238T ES2065614T3 (es) | 1990-01-16 | 1991-01-14 | Aparato de antena para un vehiculo a motor. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990002506U JPH0756495Y2 (ja) | 1990-01-16 | 1990-01-16 | 自動車窓用アンテナ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0394813U JPH0394813U (ja) | 1991-09-27 |
| JPH0756495Y2 true JPH0756495Y2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=31506379
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990002506U Expired - Lifetime JPH0756495Y2 (ja) | 1990-01-16 | 1990-01-16 | 自動車窓用アンテナ装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0438247B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0756495Y2 (ja) |
| DE (1) | DE69106005T2 (ja) |
| ES (1) | ES2065614T3 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3613097B2 (ja) * | 1999-11-10 | 2005-01-26 | 日本板硝子株式会社 | 車両用ガラスアンテナ |
| DE10350780A1 (de) * | 2003-10-30 | 2005-06-02 | Robert Bosch Gmbh | Fahrzeugscheibenantenne |
| US8022883B2 (en) * | 2008-12-17 | 2011-09-20 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | AM/FM windowpane antenna pattern structure wherein feeding point is disposed thereinside |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2258015A1 (en) * | 1974-10-01 | 1975-08-08 | Organ Ewart | Antenna and heating element for motor vehicles - has chokes and capacitors separating HF signal and DC heating current |
| JPS57188102A (en) * | 1981-05-15 | 1982-11-19 | Asahi Glass Co Ltd | Glass antenna for automobile |
| JPS63131216U (ja) * | 1987-02-12 | 1988-08-26 | ||
| DE3904490A1 (de) * | 1989-02-15 | 1990-08-16 | Bosch Gmbh Robert | Fahrzeug-scheibenantenne |
-
1990
- 1990-01-16 JP JP1990002506U patent/JPH0756495Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-01-14 EP EP19910300238 patent/EP0438247B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-01-14 ES ES91300238T patent/ES2065614T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1991-01-14 DE DE1991606005 patent/DE69106005T2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0438247A1 (en) | 1991-07-24 |
| ES2065614T3 (es) | 1995-02-16 |
| DE69106005T2 (de) | 1995-07-13 |
| DE69106005D1 (de) | 1995-02-02 |
| EP0438247B1 (en) | 1994-12-21 |
| JPH0394813U (ja) | 1991-09-27 |
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