JPH0756035Y2 - 農薬散布用顔面保護具 - Google Patents

農薬散布用顔面保護具

Info

Publication number
JPH0756035Y2
JPH0756035Y2 JP1993008033U JP803393U JPH0756035Y2 JP H0756035 Y2 JPH0756035 Y2 JP H0756035Y2 JP 1993008033 U JP1993008033 U JP 1993008033U JP 803393 U JP803393 U JP 803393U JP H0756035 Y2 JPH0756035 Y2 JP H0756035Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
net material
neck
face protector
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993008033U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0661258U (ja
Inventor
安彦 海野
Original Assignee
株式会社海野薬局
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社海野薬局 filed Critical 株式会社海野薬局
Priority to JP1993008033U priority Critical patent/JPH0756035Y2/ja
Publication of JPH0661258U publication Critical patent/JPH0661258U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0756035Y2 publication Critical patent/JPH0756035Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は散布した農薬の顔面付着
や人体への吸入を防止する農薬散布用顔面保護具に関す
る。
【0002】
【従来技術及び課題】一般に、スピードスプレアー等に
より農薬を散布する際には、飛散した農薬ミストが作業
者の顔面にかかりやすく、このような農作業環境下では
農薬が作業者の顔面に付着して不快を招くばかりでな
く、作業者が農薬を吸入してしまう問題を生ずる。
【0003】従来、このような作業者の顔面を保護する
保護具としては、実公昭59−17315号公報に開示
される「農薬散布用庇付きヘルメット」、実開昭56−
158261号公報に開示される「前面スライド式農薬
散布用ヘルメット」等が知られている。
【0004】しかし、従来の顔面保護具はヘルメット形
式により構成し、装着した際に使用者(作業者)の頭部
全体を覆うとともに、前面に設けた透明窓により外部を
見れるように構成していたため、次のような不具合があ
った。
【0005】第一に、全体が大きくかつ重いため、保管
や携帯に不便であるとともに、使い勝手が悪く、しか
も、コストが大きくなる。
【0006】第二に、透明窓に農薬が付着することによ
り視界が妨げられるため、作業性が悪くなるとともに、
安全性に劣る。
【0007】本考案はこのような従来技術に存在する課
題を解決したものであり、軽量コンパクト化により保管
性及び携帯性を高めるとともに、低コスト化及び使い勝
手の向上を図り、しかも、作業性及び安全性の向上を図
ることができる農薬散布用顔面保護具の提供を目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係る農薬散布用
顔面保護具1は、1インチ当たり、糸材W…の数が略7
0〜110本及び通気穴H…の数が略80〜120個を
有するネット材2を、帽子Cに着脱可能又は一体となる
ように構成するとともに、少なくとも使用者Mの顔面F
の周りを覆う形状に形成してなることを特徴とする。
【0009】この場合、顔面保護具1の上端には帽子C
に対して着脱可能なゴムリング3aを用いた帽子取付部
3を設けるとともに、下端には使用者Mの首Nに巻いて
取付ける首巻部4を設ける。
【0010】
【作用】本考案に係る農薬散布用顔面保護具1によれ
ば、使用時には上端に設けた帽子取付部3、即ち、ゴム
リング3aを帽子Cに嵌め入れることにより、帽子Cに
取付けることができる。また、非使用時には帽子Cから
離脱することができる。一方、下端に設けた首巻部4に
より、下端を使用者Mの首Nに巻いて取付けることがで
きる。これにより、少なくとも使用者Mの顔面Fはネッ
ト材2により覆われる。なお、顔面保護具1は予め帽子
Cに一体に設けることもできる。
【0011】一方、ネット材2は、1インチ当たり、糸
材W…の数が略70〜110本及び通気穴H…の数が略
80〜120個を有するため、散布された農薬ミスト
は、ネット材2により遮断、即ち、ネット材2の内側
(顔面F側)への侵入が遮断されるとともに、同時に農
薬散布中においても透視性及び広い視界が確保される。
【0012】
【実施例】次に、本考案に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0013】まず、本実施例に係る農薬散布用顔面保護
具1の構成について、図1及び図2を参照して説明す
る。
【0014】顔面保護具1は図1に示すように、上端に
伸縮自在なゴムリング3aを用いた帽子取付部3を備え
る。そして、この帽子取付部3の略全周に沿って、略矩
形状に形成したネット材2の上辺を縫い付ける等によっ
て一体に取付ける。
【0015】ネット材2は、例えば、テトロンシャー
(テトロンゴース)を用いた「東レ株式会社製スカイラ
ークC119(商品名)」を利用できる。この種のネッ
ト材2は図2に示すように、1インチ当たり、糸材W…
の数が略70〜110本、通気穴H…の数が略80〜1
20個有するもので、これにより、農薬散布時の農薬ミ
ストを遮断する機能と、透視性及び広い視界を確保する
機能の双方を満足する。なお、この場合、一本の糸材W
の太さは70ミクロンメートル前後である。
【0016】また、ネット材2の下端における両端には
紐4a、4bの一端をそれぞれ取付ける。この紐4a、
4bは相互に結ぶことにより、ネット材2の下端を使用
者の首に取付ける首取付部4となる。
【0017】次に、本実施例に係る顔面保護具1の使用
方法について、図3を参照して説明する。
【0018】まず、使用時には上端に設けた帽子取付部
3(ゴムリング3a)を帽子Cに嵌め入れることにより
装着する。これにより、使用者Mが帽子Cを被れば、ネ
ット材2は顔面Fの回りに垂れ下がる。そして、下端に
設けた紐4a、4bを使用者Mの首Nの後で結べば、ネ
ット材2の下端は首Nに巻かれ、ネット材2により頭部
全体が覆われる。よって、農薬散布時の農薬ミストは、
ネット材2により内側(顔面F側)への侵入が遮断され
るとともに、同時に透視性及び広い視界が使用中(農薬
散布中)においても確保され、作業性及び安全性が向上
する。
【0019】他方、非使用時には帽子Cから離脱してコ
ンパクトに折り畳むことができ、保管性及び携帯性に優
れるとともに、使い勝手が向上する。
【0020】また、図4には参考例に係る顔面保護具1
を示す。参考例に係る顔面保護具1はネット材2の上端
を帽子Cに直接縫い付ける等により一体に取付けるとと
もに、ネット材2の左右端を縫い付ける等により相結合
してループ状に連続させたものである。さらにまた、ネ
ット材2の下端に沿って設けた袋部4cに紐4dを通す
とともに、紐止具4eを用いることにより、仮想線で示
すようにネット材2の下端を小径に絞り込めるようにし
たものである。これにより、農薬ミストの遮断効果をよ
り高めることができる。
【0021】以上、実施例について詳細に説明したが、
本考案はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、ネット材は絹、合成繊維等の任意の素材を用い
た糸材を利用して構成できる。また、帽子取付部や首巻
部は面ファスナーやボタン等の任意の取付手段を利用で
きる。その他、細部の構成、形状、素材、数量、数値等
において、本考案の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更
できる。
【0022】
【考案の効果】このように、本考案に係る農薬散布用顔
面保護具は、1インチ当たり、糸材の数が略70〜11
0本及び通気穴の数が略80〜120個を有するネット
材を、少なくとも使用者の顔面の周りを覆う形状に形成
するとともに、ネット材の上端に帽子に対して着脱可能
なゴムリングを用いた帽子取付部を設け、かつネット材
の下端に使用者の首に巻いて取付ける首巻部を設けた
め、次のような顕著な効果を奏する。
【0023】 折り畳み可能な軽量コンパクト化によ
り保管性及び携帯性を高めことができ、しかも、低コス
ト化及び使い勝手の向上を図ることができる。
【0024】 適度な透視性及び広い視界が農薬散布
中においても確保されるため、作業性及び安全性の向上
を図ることができる。特に、ネット材の上端に帽子に対
して着脱可能なゴムリングを用いた帽子取付部を設けた
ため、任意の帽子に対し確実に装着して使用できるとと
もに、他方、ネット材の下端に使用者の首に巻いて取付
ける首巻部を設けたため、農薬ミストの遮断効果をより
高めることができることに加え、装着フィーリング、軽
量化,低コスト化,保管性及び携帯性を飛躍的に向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る顔面保護具の斜視図、
【図2】同顔面保護具におけるネット材の一部拡大断面
図、
【図3】同顔面保護具の使用説明図、
【図4】本考案の変更実施例に係る顔面保護具の斜視
図、
【符号の説明】
1 農薬散布用顔面保護具 2 ネット材 3 帽子取付部 3a ゴムリング 4 首巻部 W… 糸材 H… 通気穴 C 帽子 F 顔面 M 使用者 N 首

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1インチ当たり、糸材の数が略70〜1
    10本及び通気穴の数が略80〜120個を有するネッ
    ト材を、少なくとも使用者の顔面の周りを覆う形状に形
    成するとともに、ネット材の上端に帽子に対して着脱可
    能なゴムリングを用いた帽子取付部を設け、かつネット
    材の下端に使用者の首に巻いて取付ける首巻部を設けた
    ことを特徴とする農薬散布用顔面保護具。
JP1993008033U 1993-02-04 1993-02-04 農薬散布用顔面保護具 Expired - Lifetime JPH0756035Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993008033U JPH0756035Y2 (ja) 1993-02-04 1993-02-04 農薬散布用顔面保護具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993008033U JPH0756035Y2 (ja) 1993-02-04 1993-02-04 農薬散布用顔面保護具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0661258U JPH0661258U (ja) 1994-08-30
JPH0756035Y2 true JPH0756035Y2 (ja) 1995-12-25

Family

ID=11682029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993008033U Expired - Lifetime JPH0756035Y2 (ja) 1993-02-04 1993-02-04 農薬散布用顔面保護具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0756035Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6120753A (ja) * 1984-07-09 1986-01-29 Canon Inc 液体噴射記録ヘツドユニツト

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0661258U (ja) 1994-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5694648A (en) Cap with pocket for receiving neck shield
US5845340A (en) Face and head garment
US5119510A (en) Insect-proof garment
US5367706A (en) Collapsible headnet
CA2508899C (en) Headgear with enclosure for an insect screen
US5577271A (en) Insect barrier headgear
US6233738B1 (en) Insect protective head screen attachable to several different types of hats
US4214318A (en) Portable roll-up bug netting employing integral storage envelope
US5623732A (en) Hat in combination with a hood
US5101512A (en) Disposable water impermeable transparent personal body cover
US7624558B2 (en) Protective mask and halter apparatus
JPH0756035Y2 (ja) 農薬散布用顔面保護具
US5842231A (en) Head covering used to prevent spitting
KR102003183B1 (ko) 안면마스크
KR200457145Y1 (ko) 야외용 자외선차단 마스크
JP3000669U (ja) 顔面保護具
JP3227230U (ja) フード付き衣服
JPH11323629A (ja) 防虫服と頭部保護ネット及びその保管用部材
KR200235983Y1 (ko) 방제복
KR20090011468U (ko) 방충용 낚시모자
JPH11241214A (ja) 防護頭巾
WO2007097075A1 (ja) 頭部覆い
KR200360802Y1 (ko) 자외선 차단 마스크
JPH1053914A (ja) 帽 子
KR20160099262A (ko) 방충용 모자를 구비한 우의