JPH0755709A - ダイヤモンドのカット評価自動計測方法 - Google Patents
ダイヤモンドのカット評価自動計測方法Info
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- JPH0755709A JPH0755709A JP22276293A JP22276293A JPH0755709A JP H0755709 A JPH0755709 A JP H0755709A JP 22276293 A JP22276293 A JP 22276293A JP 22276293 A JP22276293 A JP 22276293A JP H0755709 A JPH0755709 A JP H0755709A
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- diamond
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- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
ドのカット評価を行なう。 【構成】 光源、ステッピングモータ、測定ステージ、
レンズ及びCCDカメラ、グラフィックモジュールより
なる計測システムにおいて、測定ステージ上に任意にセ
ットされたダイヤモンドを、光源より光を透過させてダ
イヤモンドのシルエットをCCDカメラで撮像し、コン
ピューター制御により信号を受けるステッピングモータ
により4.5度ずつ回転させて各々撮像し、撮像した映
像をグラフィックモジュールに送り、コンピューター演
算処理により当該ダイヤモンドの各部の寸法及び角度を
自動的に計測して、カット評価を判定する方法。
Description
ターで制御されたステッピングモータに連動したステー
ジ上に未研磨または研磨されたダイヤモンドを置き、そ
のシルエットをCCDカメラ(Charge Coupled Diviced
Camera) で撮影し、グラフィックモジュール及びコンピ
ューターでデータ処理をし、ダイヤモンドの各部の寸法
及び角度を自動的に計測し、以てダイヤモンドのカット
評価を行なう方法に関する。
3に示す。このような形状のダイヤモンドをラウンド・
ブリリアント・カットと呼び、市場を流通するダイヤモ
ンドの95%以上はこの形状である。研磨されたダイヤ
モンドは図4に示すような各部の寸法及び角度がいかに
適切に研磨されているかが、重要な評価基準となり、こ
れを宝石業界の業者間ではカット評価と呼んでいる。事
実上、ダイヤモンドが示す輝きの善し悪しの大部分は、
このカット評価で左右されると言っても過言ではない。
る。カット評価はプロポーションとフィニッシュの2項
目で決定される。表1に記す通り、プロポーションの評
価項目としては〔テーブル径の%〕、〔クラウン角
度〕、〔ガードル厚〕、〔パビリオン深さ〕、〔全体の
深さ〕、〔キューレットの大きさ〕、〔ガードル・ファ
セットとスター・ファセットの比率〕が評価項目とな
り、また、フィニッシュは〔ポリッシュ(研磨の状
態)〕、〔シンメトリー(対称性)〕の2項目に細分さ
れる。
たはリベリッチ・ゲージ及びプロポーション・スコープ
(簡易型投影装置)で計測し、測定データを以下の評価
表(表2〜10)にあてはめ、そのダイヤモンドのカッ
ト評価を判定する。
記表10の通り、カットの総合評価が決定される。
に示す条件を満たした場合、該当するカット評価とな
る。
れている、我が国で流通するダイヤモンドの80%以上
を評価している中央宝石研究所のカット評価方法による
ものである。これらの非常に多枝に細分類化された各評
価項目の値を、ノギスまたはリベリッチゲージ及びプロ
ポーションスコープ(簡易型投影装置)で測定し、評価
された測定データを表10に見られるところの評価表に
あてはめて、当該ダイヤモンドのカットの善し悪しを判
定していたのが、従来の方法であった。
ば、非常に熟練した判定員による評価が必要とされ、ま
た、ノギスまたはプロポーションスコープ等で得られる
測定データは正確性を欠き、かつ非常に時間のかかる測
定作業を強いられていた。これに対し、本発明の測定方
法によれば、簡易でありしかも正確性に富み、かつ、短
時間で測定でき、しかも熟練した判定員による判定の必
要がないため、安価にダイヤモンドのカット評価を行な
えるという、効果を有する。
決するために、光源、ステッピングモータ、測定ステー
ジ、レンズ及びCCDカメラ、グラフィックモジュール
よりなる計測システムにおいて、測定ステージ上に任意
にセットされたダイヤモンドを、光源より光を透過させ
てダイヤモンドのシルエットをCCDカメラで撮像し、
コンピューター制御により信号を受けるステッピングモ
ータにより4.5度ずつ回転させて各々撮像し、計40
回のシルエットを撮像し、撮像した映像をグラフィック
モジュールに送り、コンピューター演算処理により当該
ダイヤモンドの寸法及び角度を求め、求められたデータ
に基づきコンピューター演算処理によりクラウン側のベ
ゼルファセット位置及びパビリオン側のメーンファセッ
ト位置を求め、得られたクラウン角度及びパビリオン角
度に基づきステッピングモータを更に所定の位置まで回
転させ、クラウン角度の位置で8回、パビリオン角度の
位置で8回撮像し、撮像した映像をグラフィックモジュ
ールに送りコンピューター演算処理にかけることによ
り、当該ダイヤモンドの各部の寸法及び角度を自動的に
計測する方法に関するものである。
る。 〔1〕 図5において、中空の回転軸(4)を有するコ
ンピューター制御されたステッピングモータ(3)と、
円板状の測定ステージ(2)とは回転軸(4)により連
動し、回転軸(4)は、ヴァキュームポンプにより中空
の穴を通して吸気されている。測定ステージ(2)の中
央部に測定ダイヤモンドを、テーブル面を下にしてセッ
トする。光源(5)により当該ダイヤモンドに光を透過
させ、レンズ(6)を通してCCDカメラ(7)により
そのシルエットを撮像する。コンピューターより信号を
受け、ステッピングモータ(3)を4.5度回転させ、
再び撮像し、更に4.5度ずつ回転させこの作動を繰り
返す。各々撮像された映像はグラフィックモジュールに
送信され、この作動を全部で40回繰り返すことによ
り、4.5度×40×2=360度で、ダイヤモンドの
全周が撮像される。40回の撮像後、グラフィックモジ
ュールに送信されたデータに基づき、コンピューター演
算処理により、当該ダイヤモンドの寸法及び角度を求め
る。
ラウン側のベゼルファセットの位置及びパビリオン側の
ベゼルファセットの位置を求め、クラウン側のベゼルフ
ァセットとガードル部がなす角度(クラウン角度)及び
パビリオン側のメーンファセットとガードル部がなす角
度(パビリオン角度)をコンピューター演算処理により
求める。この測定処理は、測定ステージ(2)上に当該
ダイヤモンド(1)が任意にセットされているため、上
記シルエットの40回の撮像処理によっては、クラウン
角度とパビリオン角度が正確に測定されるとは限らない
ため、必要となる。得られたクラウン角度の位置及びパ
ビリオン角度の位置に基づき、ステッピングモータ
(3)を所定の位置まで回転させ、クラウン角度の位置
で8回、パビリオン角度の位置で8回、シルエットを撮
像する。各々撮像された映像はグラフィックモジュール
に送信され、〔1〕と同様にコンピューター演算処理に
かけられる。
〔2〕で測定されたデータにより、下記の箇所が測定さ
れる。ガードル径=40カ所、全体の深さ=1カ所、ク
ラウン高さ=8カ所、クラウン角度=8カ所、スターフ
ァセットとガードルファセットの交点比率=8カ所、ガ
ードル厚さ(谷の部分)=16カ所、ガードル厚さ(山
の部分)=16カ所、パビリオン深さ=8カ所、パビリ
オン角度=8カ所、キューレットの大きさ=1カ所。以
上の作動により測定されたデータを、表2〜表10の評
価表にあてはめることにより、求める当該ダイヤモンド
(1)のカット評価が得られる。
(1)をセットする。測定領域は1ミリ〜20ミリ
(0.01カラット〜約30カラット)の範囲が可能で
ある。測定ダイヤモンドの形状は、ラウンド・ブリリア
ント・カット及び主なファンシー・カットである。光源
(5)より当該ダイヤモンド(1)に光を透過して、横
からのシルエットをCCDカメラ(7)で撮像する。撮
像されたシルエットは縦460ドットの点の集合で表現
される。およそ5ミリの距離が460ドットで表現され
た場合、5ミリ÷460ドット=0.0109ミリであ
り、1ドットが0.0109ミリに相当することにな
る。図6に参照されるように、CCDカメラ(7)で捉
えたスクリーンの映像が、ダイヤモンド(7)は黒、背
景は白で表示される。
ンピューターによるデータ処理にかけられ、自動的に下
記測定部位が計測される。 (a)当該ダイヤモンド(1)のガードル径の平均値、
最小値、最大値を表示する。 (b)同、全体の深さの実施寸法と%の両方を表示す
る。 (c)同、テーブル%の実施寸法と%の両方を表示する
(8カ所のデータ表示可能)。 (d)同、クラウン高さと角度の実施寸法と%の両方を
表示する(8カ所のデータ表示可能)。 (e)同、パビリオン深さと角度の実施寸法と%の両方
を表示する(8カ所のデータ表示可能)。 (f)同、キューレットサイズ (g)同、ガードル厚%の平均値、最小値、最大値を表
示する。 これ等の部位は自動的に表示されるようあらかじめプロ
グラムされているが、他にデータの必要な部位があれば
被対象のダイヤモンドに合わせて対話型のコンピュータ
ー作動により計測することが可能である。
で、簡易に、手を触れずにカット評価が可能である。測
定時間は、平均1個につき15〜20秒であり、非常に
迅速である。予測される誤差は、100分の1ミリにす
ぎず、これまでの人手による計測と比較して、非常に精
度が高い。
ト)の上部(クラウン部)
像
Claims (1)
- 【請求項1】 光源、ステッピングモータ、測定ステー
ジ、レンズ及びCCDカメラ、グラフィックモジュール
よりなるダイヤモンドのカット評価計測システムにおい
て、 測定ステージ上に任意にセットされたダイヤモンドを、
光源より光を透過させてダイヤモンドのシルエットをC
CDカメラで撮像し、コンピューター制御により信号を
受けるステッピングモータにより4.5度ずつ回転させ
て各々撮像し、計40回のシルエットを撮像し、撮像し
た映像をグラフィックモジュールに送り、コンピュータ
ー演算処理により当該ダイヤモンドの寸法及び角度を求
め、求められたデータに基づきコンピューター演算処理
によりクラウン側のベゼルファセット位置及びパビリオ
ン側のメーンファセット位置を求め、得られたクラウン
角度及びパビリオン角度に基づきステッピングモータを
更に所定の位置まで回転させ、クラウン角度の位置で8
回、パビリオン角度の位置で8回撮像し、撮像した映像
をグラフィックモジュールに送りコンピューター演算処
理にかけることにより、当該ダイヤモンドの各部の寸法
及び角度を自動的に計測する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22276293A JP3281135B2 (ja) | 1993-08-17 | 1993-08-17 | ダイヤモンドのカット評価自動計測方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22276293A JP3281135B2 (ja) | 1993-08-17 | 1993-08-17 | ダイヤモンドのカット評価自動計測方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0755709A true JPH0755709A (ja) | 1995-03-03 |
JP3281135B2 JP3281135B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=16787507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22276293A Expired - Lifetime JP3281135B2 (ja) | 1993-08-17 | 1993-08-17 | ダイヤモンドのカット評価自動計測方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3281135B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1082599A1 (en) * | 1998-05-28 | 2001-03-14 | Imagestatistics, Inc. | Method and associated apparatus for the standardized grading of gemstones |
US7655882B2 (en) * | 1996-01-05 | 2010-02-02 | Lazare Kaplan International, Inc. | Microinscribed gemstone |
JP2013034725A (ja) * | 2011-08-09 | 2013-02-21 | Akira Kojima | ダイヤモンドカットの評価プログラム及び評価方法 |
CN103472064A (zh) * | 2013-10-12 | 2013-12-25 | 梧州学院 | 一种圆明亮琢型宝石切工鉴定的方法 |
CN108955498A (zh) * | 2018-10-15 | 2018-12-07 | 深圳市完美爱钻石有限公司 | 一种钻石冠角测量仪 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0919235D0 (en) * | 2009-11-03 | 2009-12-16 | De Beers Centenary AG | Inclusion detection in polished gemstones |
-
1993
- 1993-08-17 JP JP22276293A patent/JP3281135B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7655882B2 (en) * | 1996-01-05 | 2010-02-02 | Lazare Kaplan International, Inc. | Microinscribed gemstone |
EP1082599A1 (en) * | 1998-05-28 | 2001-03-14 | Imagestatistics, Inc. | Method and associated apparatus for the standardized grading of gemstones |
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---|---|
JP3281135B2 (ja) | 2002-05-13 |
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