JPH0754026Y2 - 油圧モータの油圧回路 - Google Patents

油圧モータの油圧回路

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JPH0754026Y2
JPH0754026Y2 JP3770793U JP3770793U JPH0754026Y2 JP H0754026 Y2 JPH0754026 Y2 JP H0754026Y2 JP 3770793 U JP3770793 U JP 3770793U JP 3770793 U JP3770793 U JP 3770793U JP H0754026 Y2 JPH0754026 Y2 JP H0754026Y2
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純一 細野
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、走行用あるいは旋回
用油圧モータの油圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ホイール式油圧ショベルなどの
ように走行可能とされた作業機械においては、その走行
に油圧モータが用いられており、この油圧モータの駆動
回路には図2に示すような油圧回路が用いられていた。
【0003】この油圧回路は、作業機械の各種のアクチ
ュエータを駆動する油圧ポンプ1A,1Bと、この油圧
ポンプ1A,1Bからの圧油の供給を各アクチュエータ
毎に制御するコントロールバルブの集合体である多連コ
ントロールバルブ2A,2Bと、多連コントロールバル
ブ2A,2Bの走行用コントロールバルブ3a,3bに
より駆動制御される走行用モータ4からなり、走行モー
タ4の主管路5A,5Bには、クロスオーバリリーフバ
ルブ6、カウンタバランスバルブ7、メイクアップバル
ブ8が接続されている。さらに、メイクアップバルブ8
とタンク10とが外部メイクアップ回路12により接続
され、コントロールバルブ2Aの戻り油管路にはオイル
クーラ11が設けられている。
【0004】以上のような構成において、コントロール
バルブ3a,3bを「イ」の位置に操作すると、油圧ポ
ンプ1の油は各コントロールバルブを出て合流し、その
圧力により「イ」の位置に切換えられたカウンタバラン
スバルブ7を通り、主管路5Aから走行モータ4に供給
され、走行モータ4を駆動する。一方、走行モータ4か
らの戻り油は、主管路5Bから「イ」の位置に切換わっ
ているカウンタバランスバルブ7、各コントロールバル
ブ3a,3bを通り、各戻り油はオイルクーラ11を経
て、あるいは直接タンク10に戻される。これにより、
走行モータ4は正転し、作業機械(走行車両)は前進す
る。なお、後進の場合は逆の動作が行なわれる。
【0005】走行中の車両を減速するため、コントロー
ルバルブ3a,3bを操作して走行モータ4への供給油
量を減少させると、主管路5Aの圧力が低下し、カウン
タバランスバルブ7はそのばね力により中立位置に戻
り、走行モータ4の回路を全閉する。この状態におい
て、走行モータ4は走行中の慣性により回転を継続しよ
うとするので、主管路5Bには高圧のブレーキ油圧が発
生し、走行モータ4は減速し、この状態が続けば車両は
停止する。
【0006】また、車両が坂道を降坂する場合、走行モ
ータ4は外力により回転せしめられ、油圧ポンプ1から
の供給油量が不足する。これにより主管路5Aの圧力が
低下し、減速の場合と同様に、カウンタバランスバルブ
7により走行モータ4の回路が全閉し、主管路5B側が
高圧となり、走行モータ4は減速する。この減速によ
り、供給油量の不足がなくなると、主管路5Aの圧力は
再び増加し、カウンタバランスバルブ7は「イ」の位置
に切換えられ、走行モータ4は回転を続ける。このよう
な動作の繰り返しにより、車両降坂の場合の逸走が防止
される。
【0007】ここで、減速および降坂の場合、カウンタ
バランスバルブ7が閉じて走行モータ4が減速すると
き、走行モータ4にキャビテーションが発生し、走行モ
ータの寿命低下や異常騒音の原因となる。メイクアップ
バルブ8および外部メイクアップ回路12はこれを防止
するためのものであり、主管路5Aに圧力低下が生じる
と、タンク10から油が外部メイクアップ回路12,メ
イクアップバルブ8を経て主管路5Aに吸い込まれ、油
量不足を補いキャビテーションの発生を防止している。
【0008】ところが、近年、車両の重量が増加し、ま
たその速度が高速化する傾向にあり、このような場合、
減速時または降坂時における走行モータ4の入口での不
足の油量も増大することになり、外部メイクアップ回路
12,メイクアップバルブ8によるタンク10からの吸
込みだけでは、不足油量を補うことができず、キャビテ
ーションの発生を防止することができなくなるという問
題が生じていた。
【0009】このような問題点を解消するため、本出願
人は先に特開昭61−60327号(特願昭59−18
0716号)公報に新しい油圧回路を提案した。この油
圧回路は、図3に示すように、走行モータ4の戻り油管
路中にリストリクションバルブ16を設け、このリスト
リクションバルブ16の入口側とメイクアップバルブ8
とをメイクアップ管路17で接続し、車両の減速時や降
坂時に走行モータの吐出油を主管路5Aへ押し込み不足
油量を補うようにしたものである。なお、この油圧回路
では、クロスオーバリリーフバルブ6,カウンタバラン
スバルブ7の代りにリリーフ弁13、チェック弁付可変
絞り弁14が用いられる。このチェック弁付可変絞り弁
14は主管路5Bに設けられ、チェック弁14aと主管
路5Aの圧力により絞り量が変化する可変絞り弁14b
とで構成されている。
【0010】このような油圧回路の動作を詳述すると、
まず車両の平地走行時、油圧ポンプ1からコントロール
バルブ3を経て供給された圧油により走行モータ4が回
転駆動されるとともに主管路5Aの圧力により可変絞り
弁14が全開となる。主管路5Bに吐出された吐出油
は、全開の絞り弁14および各コントロールバルブ3
a,3bを通り管路15で合流する。この合流した吐出
油はメイクアップ管路17を通ってメイクアップバルブ
8に達するが、通常走行時には主管路5A,5Bの圧力
がリストリクションバルブ16の設定圧以上であるの
で、メイクアップバルブ8は開かず、リストリクション
バルブ16が開き、吐出油全量がオイルクーラ11を通
ってタンク10に戻される。これにより、走行モータ4
は正転し、車両は前進する。車両後進の場合は走行モー
タ4における油の流れの方向が逆になるだけである。た
だし、後進時の主管路5Aの圧力が低いため可変絞り弁
14bは絞られた状態にあるが、圧油はチェック弁14
aを通るので、走行モータ4の駆動に支障はない。
【0011】減速時および降坂時には、走行モータ4
が、車両の慣性や坂道の勾配による重量分力等の外力に
より回転せしめられ、ポンピング現象により油圧ポンプ
1A,1Bからの供給油量が不足するから主管路5Aの
圧力が低下する。この結果、メイクアップバルブ8が開
き、走行モータ4から吐出された油が管路15、メイク
アップ管路17、メイクアップバルブ8、主管路5Aを
経て走行モータ4に不足油量だけ供給される。
【0012】この場合、モータ戻り油のうちメイクアッ
プバルブ8を通る油以外の油(余剰油)はその圧力によ
りリストリクションバルブ16を開いてタンク10へ戻
されるので、メイクアップバルブ8を通って走行モータ
4に供給される油は、リストリクションバルブ16の設
定圧力とほぼ同じ圧力で主管路5Aに押し込まれること
になる。ここで、余剰油の量は油圧ポンプ1の吐出油量
にほぼ等しい量(走行モータ4,コントロールバルブ3
等からの洩れ量分だけ少ない量)である。なお、車両の
減速時や降坂時、主管路5Aの圧力が低下すると、可変
絞り弁14bが絞られる。このため、主管路5Bの圧力
は上昇し、これがブレーキ油圧となって車両を減速させ
る。特に降坂時においては、車両の減速による主管路5
Aの圧力上昇、可変絞り弁14bの全開、主管路5Aの
圧力低下、可変絞り弁14bの絞り、車両の減速という
動作が繰り返され、車両の逸走を防止することができ
る。
【0013】ところで、図2の油圧回路では、ブレーキ
油圧を発生させるためカウンタバランスバルブが用いら
れており、これは主管路5A,5Bを全閉,全開(O
N,OFF)する構造であるので、発進,降坂,高速か
らの減速が、全閉時,全開時のショックにより滑らかに
行なわれず、乗心地が極めて悪く、運転感覚の点でも問
題があった。しかしながら、図3の油圧回路であれば、
可変絞り弁14bの絞りを、最大絞り時においても可変
絞り弁14bを全閉とせず必要最小限の絞りに調節して
おけば、コントロールバルブの全閉時、全開時における
ショックを抑制することができ、前述のような欠点を除
去することができる。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述した新し
い油圧回路は、上部旋回体12に油圧モータを設置し、
モータ駆動力を機械的に下部走行体まで伝達する車両に
は効果があるものの、走行モータ4を下部走行体に設
け、上部旋回体にタンク10,油圧ポンプ1A,1B,
コントロールバルブ2A,2Bを設置した作業車両では
キャビテーションが充分に防止できないおそれがあっ
た。すなわち、ホイール式の車両のように走行モータ4
に大流量の油を供給する場合、走行モータ4と上部旋回
体の各種油圧機器とを回転継手を介してかなり長い管路
にて接続しているから、図3に示す回路ではキャビテー
ションが充分に防止できなかった。さらに、高速走行か
ら減速する場合、走行する車体のエネルギを油圧の力で
下げようとするためにエネルギを熱に変換させる必要が
あり、走行系油圧回路が過熱することとなる。走行モー
タを下部走行体に配置した場合には、この発熱が走行モ
ータとクロスオーバリリーフ弁まわりに蓄熱される。す
なわち、クロスオーバリリーフ弁で発熱した油を走行モ
ータが再度吸込み、それをさらにモータが吐出してまた
クロスオーバリリーフ弁に入るといったサイクルで等比
級数的に過熱が進む。
【0015】本考案の目的は、キャビテーション及び油
圧回路の過熱を防止した油圧モータの油圧回路を提供す
ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1によ
り本考案を説明すると、本考案は、慣性体40を駆動す
る油圧モータ27へ第1の油圧源21の吐出油をコント
ロールバルブ23を介して供給するとともに、前記油圧
モータ27の入口管路圧26Aが所定圧力以下になると
チェックバルブ37を介して圧油補給手段31,35か
らの圧油を前記入口管路26Aに流入させるようにした
油圧モータの油圧回路に適用される。そして、上記目的
は、前記コントロールバルブ23に、中立位置におい
て、前記油圧モータ27の入出力管路26A,26Bを
絞りを介して連通する中立絞り23aを設けることによ
り達成される。
【0017】
【作用】減速時などに油圧モータ27の入口管路26A
が低下すると、圧油補給手段31,35からチェックバ
ルブ37を介して圧油が供給されるとともに、コントロ
ールバルブ23の中立絞り23aを介しても油圧モータ
入口管路26Aに油が補給される。また、第2の油圧源
31の吐出油の圧力は圧力低減弁35で低減され、減速
時などにその出力油が油圧モータ入口管路26Aに補給
される。
【0018】
【実施例】図1は本考案をホイール式油圧ショベルに適
用した一実施例を示す。油圧ポンプ21は管路22を介
してコントロールバルブ23の入口ポートと接続され、
コントロールバルブ23のサービスポートは管路24
A,24Bを介してカウンタバランスバルブ25と接続
され、更にカウンタバランスバルブ25は入口側管路2
6Aおよび出口側管路26Bを介して走行モータ27に
接続されている。両管路26Aと26Bとの間には、管
路26Bから管路26Aへの流れを許容するようにクロ
スオーバリリーフバルブ28が設けられている。コント
ロールバルブ23は、「イ」,「ロ」,「ハ」の3位置
に切換え可能で、中立位置「ロ」では管路24A,24
Bを中立絞り23aを介して連通させる。油圧ポンプ3
1は管路32を介して切換弁33の入口ポートと接続さ
れ、その出口ポートは管路34,減圧弁35,管路3
6,チェック弁37を介して走行モータ27の入口側の
管路26Aと接続されている。切換弁33は、「イ」,
「ロ」の2位置に切換え可能で、走行時には位置「イ」
に、作業時には位置「ロ」に切り換えられる。チェック
弁37は減圧弁35から管路26Aへの圧油の流れを許
容し、管路26Aから減圧弁35への圧油の流れを禁止
している。したがって、切換弁33が走行位置「イ」に
ある時には、減圧弁35の吐出油がチェック弁37を通
って管路26Aに常時供給されるので、減圧弁35の吐
出圧力は、走行モータ27が回転しないような低圧力
(例えば10kg・f/cm2)に設定される。
【0019】なお、29,38はそれぞれリリーフバル
ブ、30はタンク、40は走行モータ27の出力軸に連
結された下部走行体などの慣性体を示す。また、RJは
回転継手であり、回転継手RJより上に描かれた各機器
は上部旋回体に設置され、下側に描かれた各機器は下部
走行体に設置され、上部旋回体側の管路24A,24B
と下部走行体側の管路とがこの回転継手を介して接続さ
れる。また、管路34は図示せぬシリンダに、減圧弁3
5は、走行時に下部走行体の車軸のショックアブソーバ
として機能して作業時にその車軸をロックする一対のラ
ムシリンダ(図示省略)にそれぞれ接続されている。
【0020】次に、この油圧回路の動作を説明する。 (1)前後進時 コントロールバルブ23を「イ」に、切換弁33を
「イ」に切り換える。油圧ポンプ21の吐出油が、管路
22,コントロールバルブ23,管路24Aを経てカウ
ンタバランスバルブ25に達すると、カウンタバランス
バルブ25は「イ」に切換わり、圧油は「イ」位置のカ
ウンタバランスバルブ25,管路26Aを介して走行モ
ータ27の入口ポートに達し、走行モータ27が矢印方
向に回転して車両が前進する。コントロールバルブ23
を「ハ」に切り換えると逆の経路で圧油が走行モータ2
7の出口ポートに達して逆回転し、車両が後進する。
【0021】(2)減速,降坂 前進走行中にコントロールバルブ23を中立位置「ロ」
に切り換えると、入口管路26Aの圧力が低下してカウ
ンタバランスバルブ25が「ロ」位置に切り換わる。こ
のため、管路26Bが絞られるからその圧力が上昇しク
ロスオーバリリーフバルブ28が開き、圧油が管路26
Bから管路26Aに流れ込む。また、コントロールバル
ブ23もその中立位置「ロ」では管路24Aと24Bと
を中立絞り23aを介して連通するから、カウンタバラ
ンスバルブ25からの戻り油は、管路24B,コントロ
ールバルブ23,管路24A,カウンタバランスバルブ
25を介して管路26Aに流れ込む。更に、走行時には
油圧ポンプ31からの圧油がチェック弁37の入口側に
達しているから、管路26Aの圧力が管路37の圧力が
低くなると、チェック弁37を通って管路26Aに圧油
が流れ込む。
【0022】このように、コントロールバルブ23を中
立位置「ロ」に切り換えて減速する時には、矢印S1,
S2の経路を通って走行モータ27の入口管路26Aに
圧油が補充されるとともに、矢印S3の経路から別設の
油圧ポンプ31の吐出油が積極的に補充される。したが
って、下部走行体に設けられた走行モータ27と上部旋
回体に設けられたタンク30とがかなり離れている場合
でも、減速時には、走行モータ27の入口側に確実に圧
油が供給され、キャビテーションが防止される。また、
上述の如く、減速時に車体の走行エネルギが油圧回路の
熱として発生して走行モータ27とクロスオーバリリー
フ弁28の近傍に蓄熱されるが、外部よりチェック弁3
7を通して低温の圧油を補給でき、また、S2の経路で
も油が流れるため、回路の過熱を防止することができ
る。さらに、減速時に油圧モータ27の入出力管路26
Aと26Bとが中立絞り23aを介して連通するから、
中立時に所望の油圧ブレーキが働き、適度な減速度を与
えることができる。
【0023】なお、コントロールバルブ23を「イ」と
「ロ」との中間位置に切り換えて減速する場合には、管
路22と24Aとも連通されるので、上記経路S1〜S
3およびS4から走行モータ27の入口管路26Aに油
が補充されるで、同様にキャビテーションが防止され
る。また、「イ」の位置での降坂時に、上述したように
走行モータ27の入口管路26Aが低下すると経路S
1,S3から油が管路26Aに補充されるとともに、
「イ」位置にあるコントロールバルブ23の経路S4か
らも補充されるので、同様にキャビテーションが防止さ
れる。
【0024】本考案は、以上の実施例に限らず、種々の
形態の作業車両、例えば走行用油圧モータが上部旋回体
に設置されたものなどに用いることができる。また、走
行油圧モータ回路のみ成らず、旋回油圧モータ回路にも
適用できる。更に、減圧弁35はこの考案に必須ではな
く、さらに、チェック弁37をアキュームレータなどの
油圧ポンプ以外の油圧源と接続してチェック弁37に常
時所定の圧油を供給するようにしても良い。
【0025】
【考案の効果】本考案によれば、減速時などに油圧モー
タの入口管路が低下すると、圧油補給手段からチェック
バルブを介して圧油がモータ入口管路に補給されるとと
もに、コントロールバルブの中立絞りを介しても油圧モ
ータ入口管路に油が補給されるから、確実にキャビテー
ションを防止できる。このとき、単に油圧モータの入出
力管路をコントロールバルブを介して連通せず中立絞り
を介して連通するから、適度な減速度を得つつキャビテ
ーションを防止できる。さらに、コントロールバルブ経
由で油圧モータの戻り油が冷却されて戻り管路に補給さ
れるから、油圧回路の過熱もより一層防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す油圧回路図
【図2】従来のキャビテーション防止用の走行用油圧回
路図
【図3】従来のキャビテーション防止用の走行用油圧回
路図
【符号の説明】
21,31:油圧ポンプ 22,24A,24B,26A,26B,32,34,
36:管路 23:コントロールバルブ 23a:中立絞り 25:カウンタバランスバルブ 27:走行モータ 28:クロスオーバリリーフバルブ 30:タンク 33:切換弁 35:減圧弁 37:チェック弁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 慣性体を駆動する油圧モータへ第1の油
    圧源の吐出油をコントロールバルブを介して供給すると
    ともに、前記油圧モータの入口管路圧が所定圧力以下に
    なるとチェックバルブを介して圧油補給手段からの圧油
    を前記入口管路に流入させるようにした油圧モータの油
    圧回路において、 前記コントロールバルブは、中立位置において、前記油
    圧モータの入出力管路を絞りを介して連通する中立絞り
    を具備することを特徴とする油圧モータの油圧回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の油圧回路において、 前記圧油補給手段は、前記油圧モータ以外のアクチュエ
    ータの圧油供給源である第2の油圧源と、この第2の油
    圧源の圧油の圧力を低減して前記チェックバルブに導く
    圧力低減弁とから成ることを特徴とする油圧モータの油
    圧回路。
JP3770793U 1993-07-09 1993-07-09 油圧モータの油圧回路 Expired - Lifetime JPH0754026Y2 (ja)

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