JPH075349Y2 - チューブ継手 - Google Patents

チューブ継手

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JPH075349Y2
JPH075349Y2 JP9250090U JP9250090U JPH075349Y2 JP H075349 Y2 JPH075349 Y2 JP H075349Y2 JP 9250090 U JP9250090 U JP 9250090U JP 9250090 U JP9250090 U JP 9250090U JP H075349 Y2 JPH075349 Y2 JP H075349Y2
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JP
Japan
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tube
joint
annular
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annular body
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JP9250090U
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JPH0449293U (ja
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薫 高野
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Flowell Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はチューブ継手に係り、更に詳述すれば合成樹
脂製、特にフッ素樹脂製チューブの継手として好適なチ
ューブ継手に関する。
[従来の技術] この種のチューブ継手としては従来例えば実開昭62−52
391号公報に記載されているものがある。
この従来の技術は継手本体と、前記継手本体に合成樹脂
製の硬質パイプを取付ける袋ナットと、前記継手本体の
パイプ挿着用の通孔に連通するテーパー孔に嵌着するよ
うな台形のシールリングと前記袋ナットの雌ねじ部と連
通したテーパー孔に嵌合するような幅広の傾斜割溝が設
けられた台形のテーパーリングとでパイプにその中心方
向への圧縮力を付与しパイプ外周を変形させて固定する
ようにしたことを特徴とするパイプ継手である。
[考案が解決しようとする課題] 前記した従来の技術はチューブにテーパーリングやシー
ルリングを喰い込ませることでシールと抜け止めを計る
ものであるが、チューブ内に挿入物がないのでチューブ
への喰い込みが弱く、継手本体からチューブが抜け易
く、またシール性が温度サイクルで変化するのでいわゆ
る「増し締め」が必要となりメンテナンスが面倒である
という問題点があった。
この考案は前記した各問題点を除去するためにチューブ
に予じめ形成してある大径部を外周が下方に向って漸次
径小となる傾斜外周面を有する環状体の上面に形成した
環状溝に挿入してから、前記環状体をその小径側から継
手本体の凹所内に前記継手本体に螺着する袋ナットの螺
入力で強引に圧入固定することで、チューブの抜止め
と、液密の確かなチューブ継手を安価に提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記したこの考案の目的は、チューブの取付け時にこの
チューブに変形部分を形成することで抜け止めを施こす
に当り、フッ素樹脂などのプラスチック製で傾斜外周面
を有する環状体の環状溝内にフッ素樹脂等のプラスチッ
ク製のチューブの大径部を挿入するとともに、上記環状
体をその小径端面から継手本体の凹所内に継手本体の雄
ネジに螺装した雌ネジを有する袋ナットの肩部の内面で
チューブ屈折部を挟んで圧入保持することで前記環状溝
内のチューブ大径部に肉厚圧縮部を形成することで達成
される。
[作用] フッ素樹脂等のプラスチックで作ったチューブの端末に
形成した大径部を傾斜外周面形成のプラスチック製環状
体の環状溝内に挿入した後、この環状体をその小径端面
から継手本体の凹所内にチューブに遊挿した袋ナットを
継手本体の雄ネジに螺入して圧入することで、上記環状
体の環状溝内に有るチューブ大径部がその肉厚方向に強
引に圧縮されて肉厚圧縮部が形成されると共に、チュー
ブの中間における傾斜部を変形して継手本体の端面と袋
ナットの肩部内面との間にきつく挟持することでチュー
ブ屈折部を形成することができる。
そしてこれらチューブ屈折部とチューブの肉厚圧縮部と
でチューブは継手本体から抜け出ることがなくなり、主
として肉厚圧縮部で液密シール性が確保される作用があ
る。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
先ずこの考案の基本構成はチューブの取付け時にこのチ
ューブに変形部分を形成することで抜け止めを施こすに
当り、第3図に示すようにフッ素樹脂などのプラスチッ
ク製で傾斜外周面1を有する環状体2の艦上溝3内に第
4図に示すようにフッ素樹脂等のプラスチック製のチュ
ーブ4の大径部5を挿入する。
そして、上記環状体2を第5図に示す状態を経てその小
径端面2aから継手本体6の凹所7内に第6図に示すよう
に継手本体6の雄ネジ8に螺装した雌ネジ9を有する袋
ナット10の肩部11の内面でチューブ屈折部4aを挟んで第
7図に示す状態を経て第8図に示すように圧入保持する
ことで前記環状溝3内のチューブ大径部5に肉厚圧縮部
5aが形成される。
すなわちフッ素樹脂等のプラスチックで作ったチューブ
4の端末に第2図に示すように形成した大径部5を第3
図のように傾斜外周面1形成のプラスチック製環状体2
の環状溝3内に第4図に示すように挿入した後、この環
状体2をその小径端面2aから継手本体6の凹所7内に第
6図に示すようにチューブ4に遊挿した袋ナット10を継
手本体の第5図に示すように雄ネジ8に螺入して圧入す
る。
そして上記環状体2の環状溝3内に有るチューブ大径部
5がその肉厚方向に第8図に示すように強引に圧縮され
て肉厚圧縮部5aが形成される。
また、チューブ4の中間における傾斜部4bを変形して継
手本体6の端面と袋ナット10の肩部11内面との間に第8
図に示すようにきつく挟持することでチューブ屈折部4a
を形成することができる。
さらに具体例を以下に説明する。
先ず第1図に示すようなフッ素樹脂などのプラスチック
で作ったチューブ4の端部に同図に示すような加熱成形
治具aを用いて第2図に示すような大径部5を形成す
る。
継手本体6との接続は第3図に示すように、所定の厚み
を有し上端側に対し下端側が若干径少すなわち傾斜外周
面1を有するフッ素樹脂などのプラスチックで作った環
状体2を用意する。
この環状体2には前記チューブ4の大径部5が挿入でき
るよう中心軸に平行で、周面に多数の凹凸溝を形成した
環状溝3が形成されている。
この環状溝3は環状体2の厚さのほぼ85%程度の深さ
で、凸・凸間の溝幅はチューブ4の厚みに等しい。
前記した環状体2の環状溝3に第4図に示すようにチュ
ーブ4の大径部5を溝底に達するまで挿入する。
継手本体6は第5図に示すように、環状体2の貫通孔と
同じ大きさの貫通孔を有し、一端側に前記貫通孔と同心
で、前記環状体2の小径側の直径にほぼ等しい直径で環
状体2の厚さに等しい深さの凹所7を設け、円周状の外
周には雄ネジ8が形成されている。
この継手本体6はフッ素樹脂などのプラスチックや金属
で作られている。
この継手本体6にチューブ4を挿着した環状体2を取付
ける袋ナット10は、第6図に示すように内側に継手本体
6の雄ネジ8に螺合する雌ネジ9を有し、肩部11の中央
にはチューブ4が挿通できる貫通孔が設けられている。
チューブ4の継手本体6への取付けは前述したように、
先ずチューブ4の大径部5を環状体2の環状溝3に挿入
した後、この環状体2をその小径端面2aから継手本体6
の凹所7に挿入し始める。
そして環状体2の小径端面2aが正しく凹所1に入った
ら、チューブ4の他端側からチューブ4に遊挿した袋ナ
ット10を継手本体6の雄ネジ8に第6図に示すように螺
入し始める。
チューブ4が長い場合およびチューブの両端を同じ手段
で継手本体に取付ける場合には、チューブ4に大径部5
を形成する前に袋ナット10をチューブに挿通しておく必
要がある。
第6図に示す状態から、袋ナット10をさらに締めてゆく
とチューブ4の大径部5とチューブ本来の大きさの部分
との間のチューブ傾斜部4bが袋ナット10の肩部11の内面
の下縁で押されて、環状溝3の内側のエッジ部分を支点
として内側にチューブ4の弾力に抗して強制的に押し曲
げられる。
このチューブ4の部分変形と合せて、環状体2も凹所7
内に該環状体2の上下端の径差分をチューブおよび環状
体2の各弾力に抗する変形を伴いつつ強引に圧入され
る。
環状体2は、第7図に示す中間状態を経て第8図に示す
ように凹所7内に袋ナット10の螺入に伴って完全に挿入
されるとチューブ4の大径部5は環状体2の環状溝3の
開口部分付近が最も圧縮されて肉厚圧縮部5aが形成され
る。
これと同時にチューブ4の傾斜部は前記のように環状体
2の頂面と袋ナット10の肩部11の内面との間に強引に挟
み込まれて圧縮されるため、チューブ4の角部は第8図
に示すように前記頂面と肩部11との間に生じるギャップ
部分gに逃げて若干膨出し、同第8図に示すようにチュ
ーブ屈折部4aが形成されてチューブ4の取付けが完了す
る。
チューブ4の他端も同じように継手本体に取付けること
で、2個の継手間にチューブ4を連結できる。
この取付けは常温で施工してもよいが、フッ素樹脂のよ
うに耐熱性のよい樹脂では外部から熱を加えつつ施工す
るとよりスムーズに早く実施できる。
袋ナット10および継手本体6は耐蝕性のよいステンレス
等の金属で形成してもよい。
[考案の効果] この考案は以上説明したように構成されているので、以
下に記載する効果を奏する。
フッ素樹脂等のプラスチックで作ったチューブの端末に
形成た大径部を傾斜外周面形成のプラスチック製環状体
の環状溝内に挿入した後、この環状体をその小径端面か
ら継手本体の凹所内にチューブに遊挿した袋ナットを継
手本体の雄ネジに螺入して圧入することで、上記環状体
の環状溝内に有るチューブ大径部がその肉厚方向に強引
に圧縮されて肉厚圧縮部が形成されると共に、チューブ
の中間における傾斜部を継手本体の端面と袋ナットの肩
部内面との間にきつく挟持することでチューブ屈折部を
形成することができる。
したがってチューブ屈折部と肉厚圧縮部とがチューブに
形成され、この形成状態が袋ナットにより長期に亘り安
定に維持されるので、チューブが継手本体から妾りに抜
け出ることがなく、液密性に優れ、経年変化や温度サイ
クルでシール性や抜脱強度が損われず、いわゆる「増し
締め」が不要であるからメンテナンスが容易であるとい
った多くの効果が有る。
【図面の簡単な説明】
図はいずれもこの考案の1実施例を示すもので、第1図
はチューブと加熱成形治具との断面図、第2図はチュー
ブを加熱成形治具に圧入し大径部を形成した断面図、第
3図及び第4図はそれぞれチューブを環状体の環状溝に
挿入する手順を示す断面図、大5図は環状体を継手本体
の凹所に挿入する直前の状態を示す断面図、第6図、第
7図および第8図はそれぞれ環状体をチューブと共に袋
ナットにより継手本体に圧入して取付ける手順を示す断
面図である。 1…傾斜外周面、5a…肉厚圧縮部 2…環状体、6…継手本体 2a…小径端面、7…凹所 3…環状溝、8…雄ネジ 4…チューブ、9…雌ネジ 4a…チューブ屈折部、10…袋ナット 5…大径部、11…肩部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チューブの取付け時にこのチューブに変形
    部分を形成することで抜け止めを施したチューブ継手に
    おいて、フッ素樹脂などのプラスチック製で傾斜外周面
    1を有する環状体2の環状溝3内にフッ素樹脂等のプラ
    スチック製のチューブ4の大径部5を挿入するととも
    に、上記環状体2をその小径端面2aから継手本体6の凹
    所7内に継手本体6の雄ネジ8に螺装した雌ネジ9を有
    する袋ナット10の肩部11の内面でチューブ屈折部4aを挟
    んで圧入保持することで前記環状溝3内のチューブ大径
    部5に肉厚圧縮部5aを形成してなるチューブ継手。
JP9250090U 1990-09-03 1990-09-03 チューブ継手 Expired - Lifetime JPH075349Y2 (ja)

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JPH0449293U JPH0449293U (ja) 1992-04-27
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009115154A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Flowell Corp チューブ継手、およびその施工方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009115154A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Flowell Corp チューブ継手、およびその施工方法

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JPH0449293U (ja) 1992-04-27

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