JPH0753389A - 浴用剤 - Google Patents
浴用剤Info
- Publication number
- JPH0753389A JPH0753389A JP23254393A JP23254393A JPH0753389A JP H0753389 A JPH0753389 A JP H0753389A JP 23254393 A JP23254393 A JP 23254393A JP 23254393 A JP23254393 A JP 23254393A JP H0753389 A JPH0753389 A JP H0753389A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chloride
- bath
- bath agent
- sodium
- atopic dermatitis
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 塩化リチウム、塩化ナトリウム、塩化カリ
ウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、四酢酸アル
ミニウム、塩化マンガン、硫酸ナトリウム、重炭酸ナト
リウム、メタケイ酸、メタホウ酸を含有することを特徴
とする浴用剤。 ［効果］ 本発明の浴用剤は、有効成分として含有し
ている塩化リチウム、塩化ナリウム、塩化カリウム、硫
酸マグネシウム、硫酸カルシウム、四酢酸アルミニウ
ム、塩化マンガン、硫酸ナトリウム、重炭酸ナトリウ
ム、メタケイ酸、メタホウ酸がアトピー性皮膚炎の治療
や症状緩和に有用である。また、上記の成分にビタミン
Ｂ１、ニンニクエキスを添加したものは、アトピー性皮
膚炎の治療、症状緩和が更に促進される。
ウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、四酢酸アル
ミニウム、塩化マンガン、硫酸ナトリウム、重炭酸ナト
リウム、メタケイ酸、メタホウ酸を含有することを特徴
とする浴用剤。 ［効果］ 本発明の浴用剤は、有効成分として含有し
ている塩化リチウム、塩化ナリウム、塩化カリウム、硫
酸マグネシウム、硫酸カルシウム、四酢酸アルミニウ
ム、塩化マンガン、硫酸ナトリウム、重炭酸ナトリウ
ム、メタケイ酸、メタホウ酸がアトピー性皮膚炎の治療
や症状緩和に有用である。また、上記の成分にビタミン
Ｂ１、ニンニクエキスを添加したものは、アトピー性皮
膚炎の治療、症状緩和が更に促進される。
Description
【０００１】［産業上の利用分野］本発明は、医療用、
保健用等として有用な浴用剤に関し、詳しくはアトピー
性皮膚炎の治療および症状の緩和のため、浴槽に加えて
使用される浴用剤に関する。
保健用等として有用な浴用剤に関し、詳しくはアトピー
性皮膚炎の治療および症状の緩和のため、浴槽に加えて
使用される浴用剤に関する。
【０００２】［従来の技術および発明が解決しようとす
る課題］従来の浴用剤は、保温作用保湿作用、皮膚の清
浄作用、殺菌作用を目的とし、無機塩類、生薬、蛋白分
解酵素、保湿剤の各種成分を配合して用いられてきた。
これらの浴用剤の効果の主体は温熱作用、皮膚刺激作用
にあった。このような入浴や浴用剤の使用は、アトピー
皮膚炎等の治療には血行促進による庠みの増加のために
逆効果をもたらすため、限されてきた。最近になりアリ
チアミン含有ニンニクエキスが庠みを伴う疾病に対し
て、庠みを軽減する作用を持つ事が明らかにされている
（特開平５−９１１０）。また、アトピー性皮膚炎の治
療法として温泉療法が提唱され、実際に症状の改善に効
果をあげている（小川秀夫、アトピー性皮膚炎に克つ温
泉療法、現代書林）。しかしながら、温泉治療は、相当
に長い治療期間（３〜１２カ月）を要し、温泉その物を
各家庭に運び使用するには、相当な費用が掛かるという
欠点があった。温泉の持つイオン化した化学成分の状態
は、地球のマグマ等の巨大な圧力をかけて始めて皮膚炎
に対する治療効果を期待できなかった。
る課題］従来の浴用剤は、保温作用保湿作用、皮膚の清
浄作用、殺菌作用を目的とし、無機塩類、生薬、蛋白分
解酵素、保湿剤の各種成分を配合して用いられてきた。
これらの浴用剤の効果の主体は温熱作用、皮膚刺激作用
にあった。このような入浴や浴用剤の使用は、アトピー
皮膚炎等の治療には血行促進による庠みの増加のために
逆効果をもたらすため、限されてきた。最近になりアリ
チアミン含有ニンニクエキスが庠みを伴う疾病に対し
て、庠みを軽減する作用を持つ事が明らかにされている
（特開平５−９１１０）。また、アトピー性皮膚炎の治
療法として温泉療法が提唱され、実際に症状の改善に効
果をあげている（小川秀夫、アトピー性皮膚炎に克つ温
泉療法、現代書林）。しかしながら、温泉治療は、相当
に長い治療期間（３〜１２カ月）を要し、温泉その物を
各家庭に運び使用するには、相当な費用が掛かるという
欠点があった。温泉の持つイオン化した化学成分の状態
は、地球のマグマ等の巨大な圧力をかけて始めて皮膚炎
に対する治療効果を期待できなかった。
【０００３】［課題を解決するための手段］そこで、本
発明者は上記課題を解決するために検討したところ、各
種温泉成分をうまく配合し、ｐＨを調整することにより
浴液が本来の温泉以上にアトピー性皮膚炎に対する治療
効果を持つことを見出し、本発明を完成した。
発明者は上記課題を解決するために検討したところ、各
種温泉成分をうまく配合し、ｐＨを調整することにより
浴液が本来の温泉以上にアトピー性皮膚炎に対する治療
効果を持つことを見出し、本発明を完成した。
【０００４】すなわち、本発明は塩化リチウム、塩化ナ
トリウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カル
シウム、四酢酸アルミニウム、塩化マンガン、硫酸ナト
リウム、重炭酸ナトリウム、メタケイ酸、メタホウ酸を
含有することを特徴とする浴用剤を提供するものであ
る。
トリウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カル
シウム、四酢酸アルミニウム、塩化マンガン、硫酸ナト
リウム、重炭酸ナトリウム、メタケイ酸、メタホウ酸を
含有することを特徴とする浴用剤を提供するものであ
る。
【０００５】上記成分を溶かした溶液は、水酸化ナトリ
ウムによりｐＨを７〜８に調整する。
ウムによりｐＨを７〜８に調整する。
【０００６】本発明の浴用剤には、庠みを低減する性質
を持つ活性ビタミンＢ１誘導体とニンニクエキス、ヨモ
ギ、クジン、カミツレ、トウキ、ケイガイ、オウゴン等
のエキスを加えることが出来る。
を持つ活性ビタミンＢ１誘導体とニンニクエキス、ヨモ
ギ、クジン、カミツレ、トウキ、ケイガイ、オウゴン等
のエキスを加えることが出来る。
【０００７】本発明の浴用剤の使用量は、浴槽の湯１６
０リットル当たり該浴用剤の有効成分の固形分５０ｇ程
度とする。
０リットル当たり該浴用剤の有効成分の固形分５０ｇ程
度とする。
【０００８】［実施例］次に、本発明を実施例により説
明するが、本発明はこれらによって制限されるものでは
ない。
明するが、本発明はこれらによって制限されるものでは
ない。
【０００９】実施例１ 塩化リチウム（ＬｉＣｌ）１５．６ｍｇ、塩化ナトリウ
ム（ＮａＣｌ）２３７６０ｍｇ、塩化カリウム（ＫＣ
ｌ）２９１．２ｍｇ、硫酸マグネシウム（ＭｇＳＯ４・
７Ｈ２Ｏ）１９．２ｍｇ、硫酸カルシウム（ＣａＳＯ４
・２Ｈ２Ｏ）７５６０ｍｇ、四酢酸アルミニウム｛Ａｌ
２Ｏ（ＣＨ３ＣＯＯ）４・４Ｈ２Ｏ｝１２４８ｍｇ、塩
化マンガン（ＭｎＣｌ２・４Ｈ２Ｏ）３．１２ｍｇ、硫
酸ナトリウム（Ｎａ２ＳＯ４）１１３６０ｍｇ、炭酸水
素ナトリウム（ＮａＨＣＯ３）３７４４ｍｇ、メタケイ
酸（Ｈ２ＳｉＯ３） ２９４４ｍｇ、メタホウ酸 （Ｈ
ＢＯ２）８７２ｍｇを量り取り、乳鉢によって微粉末化
し、浴用剤５１５３１．９ｍｇを得た。また、本浴溶剤
を１６０リットルの湯に溶かしたときに、ｐＨを調整す
るための１０Ｎの水酸化ナトリウム溶液を別途に作製し
た。この水酸化ナトリウム溶液３ｍｌを本浴用剤を溶か
した湯に混合すると、ｐＨは７付近に調整された。
ム（ＮａＣｌ）２３７６０ｍｇ、塩化カリウム（ＫＣ
ｌ）２９１．２ｍｇ、硫酸マグネシウム（ＭｇＳＯ４・
７Ｈ２Ｏ）１９．２ｍｇ、硫酸カルシウム（ＣａＳＯ４
・２Ｈ２Ｏ）７５６０ｍｇ、四酢酸アルミニウム｛Ａｌ
２Ｏ（ＣＨ３ＣＯＯ）４・４Ｈ２Ｏ｝１２４８ｍｇ、塩
化マンガン（ＭｎＣｌ２・４Ｈ２Ｏ）３．１２ｍｇ、硫
酸ナトリウム（Ｎａ２ＳＯ４）１１３６０ｍｇ、炭酸水
素ナトリウム（ＮａＨＣＯ３）３７４４ｍｇ、メタケイ
酸（Ｈ２ＳｉＯ３） ２９４４ｍｇ、メタホウ酸 （Ｈ
ＢＯ２）８７２ｍｇを量り取り、乳鉢によって微粉末化
し、浴用剤５１５３１．９ｍｇを得た。また、本浴溶剤
を１６０リットルの湯に溶かしたときに、ｐＨを調整す
るための１０Ｎの水酸化ナトリウム溶液を別途に作製し
た。この水酸化ナトリウム溶液３ｍｌを本浴用剤を溶か
した湯に混合すると、ｐＨは７付近に調整された。
【００１０】実施例２ 生ニンニク３００ｇに水４５０ｍｌ、塩酸チアミン３ｇ
を加え、ワーリングブレンダーによってホモゲナイズし
た。これを１Ｎの水酸化ナトリウム溶液によってｐＨ８
に調整し、６０℃にて１時間インキュベートした。これ
を２枚の重ねのガーゼを２回通して抽出液を調製し、凍
結乾燥機にて濃縮乾固して、ビタミンＢ１含有ニンニク
エキス末約６０ｇを得た。実施例１で作製した浴用剤を
溶解した湯に３ｇの本剤を入れた。
を加え、ワーリングブレンダーによってホモゲナイズし
た。これを１Ｎの水酸化ナトリウム溶液によってｐＨ８
に調整し、６０℃にて１時間インキュベートした。これ
を２枚の重ねのガーゼを２回通して抽出液を調製し、凍
結乾燥機にて濃縮乾固して、ビタミンＢ１含有ニンニク
エキス末約６０ｇを得た。実施例１で作製した浴用剤を
溶解した湯に３ｇの本剤を入れた。
【００１１】試験例１ アトピー性皮膚炎患者を被験者として、実施例１の浴用
剤の効果を調べた。患者を３週間の間、毎日１回１０〜
１５分間浴用剤を溶解した湯（湯温＝４０℃）に入浴さ
せたところ、入浴開始４日目で顕著な効果が見られ、２
１日目にはほぼ正常な状態に戻った［図１］〜［図
３］。顔の皮膚の状態ばかりでなく、体の間接部の皮膚
炎も顕著に改善された（データには示していない）。
剤の効果を調べた。患者を３週間の間、毎日１回１０〜
１５分間浴用剤を溶解した湯（湯温＝４０℃）に入浴さ
せたところ、入浴開始４日目で顕著な効果が見られ、２
１日目にはほぼ正常な状態に戻った［図１］〜［図
３］。顔の皮膚の状態ばかりでなく、体の間接部の皮膚
炎も顕著に改善された（データには示していない）。
【００１２】［図１］〜［図３］より明らかなように、
実施例１の浴用剤はアトピー性皮膚炎の改善に顕著な効
果を現した。
実施例１の浴用剤はアトピー性皮膚炎の改善に顕著な効
果を現した。
【００１３】試験例２ 実施例１の浴用剤単独使用の場合、時として浴用剤によ
る温熱作用により患者が入浴中に庠みを訴えることがあ
った。庠み低減効果が知られているビタミンＢ１（チア
ミン塩酸塩）含有ニンニクエキスを実施例２によって調
製し、実施例１の浴用剤と同時に使用した。これにより
入浴中に患者が皮膚の庠みを訴えることが無くなった。
このことは、実施例１の浴用剤により、アトピー性皮膚
炎患者のの皮膚を正常に戻すのに要する時間が顕著に短
縮されるというメリットが期待される。
る温熱作用により患者が入浴中に庠みを訴えることがあ
った。庠み低減効果が知られているビタミンＢ１（チア
ミン塩酸塩）含有ニンニクエキスを実施例２によって調
製し、実施例１の浴用剤と同時に使用した。これにより
入浴中に患者が皮膚の庠みを訴えることが無くなった。
このことは、実施例１の浴用剤により、アトピー性皮膚
炎患者のの皮膚を正常に戻すのに要する時間が顕著に短
縮されるというメリットが期待される。
【００１４】［発明の効果］ 本発明の浴用剤は、有効
成分として含有している塩化リチウム、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウ
ム、四酢酸アルミニウム、塩化マンガン、硫酸ナトリウ
ム、重炭酸ナトリウム、メタケイ酸、メタホウ酸の無機
成分の組み合わせがアトピー性皮膚炎の治療や症状緩和
に有用性がある。
成分として含有している塩化リチウム、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウ
ム、四酢酸アルミニウム、塩化マンガン、硫酸ナトリウ
ム、重炭酸ナトリウム、メタケイ酸、メタホウ酸の無機
成分の組み合わせがアトピー性皮膚炎の治療や症状緩和
に有用性がある。
【図面の簡単な説明】 試験例１に示す浴用剤使用開始前後のアトピー性皮膚炎
の顔面における変化を示したものである。
の顔面における変化を示したものである。
【図１】は、浴用剤使用前の顔面の状態を示したもので
ある。
ある。
【図２】は、浴用剤使用後４日目の顔面の状態を示した
ものである。
ものである。
【図３】は、浴用剤使用後２１日目の顔面の状態を示し
たものである。
たものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ａ６１Ｋ 33/22 9454−4Ｃ 33/32 9454−4Ｃ
Claims (1)
- 【請求項１】 塩化リチウム、塩化ナトリウム、塩化カ
リウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、四酢酸ア
ルミニウム、塩化マンガン、硫酸ナトリウム、重炭酸ナ
トリウム、メタケイ酸、メタホウ酸を含有することを特
徴とする浴用剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23254393A JPH0753389A (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 浴用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23254393A JPH0753389A (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 浴用剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0753389A true JPH0753389A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16940975
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23254393A Pending JPH0753389A (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 浴用剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0753389A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002308783A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-23 | Geo Co Ltd | 皮膚または粘膜疾患予防、治療用医薬組成物 |
| CN100372521C (zh) * | 2006-02-06 | 2008-03-05 | 高明全 | 一种具有医疗保健作用的洗浴剂 |
| JP2019131481A (ja) * | 2018-01-29 | 2019-08-08 | 望月 照通 | 真菌を原因とする皮膚疾患に対する予防・改善剤 |
| GB2594130A (en) * | 2020-01-29 | 2021-10-20 | Nutrition Res Ltd | A mixture for external application to the human body |
-
1993
- 1993-08-12 JP JP23254393A patent/JPH0753389A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002308783A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-23 | Geo Co Ltd | 皮膚または粘膜疾患予防、治療用医薬組成物 |
| CN100372521C (zh) * | 2006-02-06 | 2008-03-05 | 高明全 | 一种具有医疗保健作用的洗浴剂 |
| JP2019131481A (ja) * | 2018-01-29 | 2019-08-08 | 望月 照通 | 真菌を原因とする皮膚疾患に対する予防・改善剤 |
| GB2594130A (en) * | 2020-01-29 | 2021-10-20 | Nutrition Res Ltd | A mixture for external application to the human body |
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