JPH0752978Y2 - 電磁ブレーキ装置 - Google Patents

電磁ブレーキ装置

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JPH0752978Y2
JPH0752978Y2 JP7228290U JP7228290U JPH0752978Y2 JP H0752978 Y2 JPH0752978 Y2 JP H0752978Y2 JP 7228290 U JP7228290 U JP 7228290U JP 7228290 U JP7228290 U JP 7228290U JP H0752978 Y2 JPH0752978 Y2 JP H0752978Y2
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JP
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brake
movable core
electromagnetic
collar
guide pin
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JP7228290U
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JPH0430330U (ja
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達哉 須藤
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は電動ホイストの巻上装置等に用いられる電磁ブ
レーキ装置に関する。
B.考案の概要 本考案は回転軸にブレーキホイールを一体回転可能に取
付ける一方、可動コア及びブレーキディスクを本体のガ
イドピンが貫通することで取付け、可動コアが付勢ばね
によってブレーキディスクをブレーキホイールに圧接す
ることで回転軸を制動させる一方、電磁コイルに吸引さ
せることでその制動が解除される電磁ブレーキ装置にお
いて、ガイドピンとブレーキディスクとの間に介入して
先端部が可動コアに当接するカラーを設けると共にその
ガイドピンにリードボルトを固定してリードボルトにカ
ラーの基端部に当接してこれを押圧可能なナットを螺合
したことにより、ナットを回転させてカラーを移動し可
動コア押圧することでブレーキディスクによるブレーキ
ホイールの圧接を解除し、簡単な構造で電磁ブレーキを
制動開放状態にすることができるようにしたものであ
る。
C.従来の技術 電動ホイストは、例えば、工場内において荷物の積み降
ろしや移送などを行う運搬装置である。この電動ホイス
トの巻上装置は、巻上用モータを有する駆動部と、ワイ
ヤロープが巻装された回転ドラムと、巻上用モータの駆
動力を回転ドラムに伝達する減速ギヤ機構及び電磁ブレ
ーキを有する駆動部を備えている。
第3図及び第4図に従来の電磁ブレーキ装置を示す。同
図に示すように、電磁ブレーキ本体1の中央部にはモー
タピニオン2が回転自在に支持されている。このモータ
ピニオン2は図示しない巻上用モータに駆動連結される
と共に、減速ギヤ機構3によってワイヤロープが巻装さ
れた回転ドラム4と連結されている。
モータピニオン2の先端部には2枚のブレーキホイール
5が一体に回転可能で且つ軸方向移動自在に取付けられ
ている。また、モータピニオン2には可動コア6及びブ
レーキディスク7が遊嵌されている。そして、電磁ブレ
ーキ本体1に周方向ほぼ均等に配分されて埋設された3
本のガイドピン8(図示は1本)が可動コア6及びブレ
ーキディスク7の外周部をそれぞれ貫通し、軸方向移動
自在に支持している。この場合、ブレーキディスク7は
2枚のブレーキホイール5の間に位置し、可動コア6と
ブレーキホイール5、ブレーキディスク7の間にはブレ
ーキライニング9が介在されている。
本体1と可動コア6との間にはブレーキスプリング10が
装着されている。これによって可動コア6がブレーキホ
イール5側に押圧されることでこの可動コア6とブレー
キホイール5、ブレーキディスク7がブレーキライニン
グ9を介して密着するようになっている。
また、本体1には固定コア11が一体に形成され、この固
定コア11には電磁コイル12が装着されている。従って、
この電磁コイル12に通電することで可動コア6を吸引
し、この可動コア6とブレーキホイール5、ブレーキデ
ィスク7、ブレーキライニング9の密着を解除すること
ができるようになっている。
なお、モータピニオン2の先端部には調整ナット13が螺
合し、この調整ナット13が締め込んでいくことでブレー
キホイール5とブレーキディスク7などとの密着力を調
整することができるようになっている。また、本体1に
は電磁ブレーキ全体を覆うカバーが14が取付けられてい
る。
而して、ホイストの運転時には巻上用モータに通電する
モータピニオン2が回転し、減速ギヤ機構3を介して回
転ドラム4が回転してワイヤロープの繰出しあるいは繰
入れが行われる。
この作動時、電磁ブレーキにも通電され、電磁コイル12
が可動コア6を吸引し、この可動コア6とブレーキホイ
ール5、ブレーキディスク7、ブレーキライニング9の
密着が解除される。従って、ブレーキスプリング10の付
勢力はブレーキライニング9に作用せず、ブレーキホイ
ール5、即ち、モータピニオン2は自由に回転すること
ができる。
一方、巻上用モータへの電流が遮断されるとこの巻上用
モータが停止し、回転ドラム4によるワイヤロープの繰
出しあるいは繰入れが停止する。これと同時に電磁ブレ
ーキへの電流も遮断され、電磁コイル12による可動コア
6の吸引が停止する。すると、ブレーキスプリング10に
よって可動コア6がブレーキホイール5側に押圧され、
可動コア6とブレーキホイール5、ブレーキディスク
7、ブレーキライニング9が密着してブレーキホイール
5の制動を行う。
また、このような電磁ブレーキにあっては、点検作業や
調整作業を行うときにこの電磁ブレーキを制動開放状態
に保持する開放機構が設けられている。
第4図に示すように、電磁ブレーキ本体1には周方向ほ
ぼ均等に配分された位置に3つの支持ボルト15(図示は
1つ)が貫通し、ケース16によって固定されている。支
持ボルト15は頭部が筒状をなし、内側に固定ナット17を
有する開放ボルト18が螺合している。この開放ボルト18
は可動コア6の外周部を貫通し、頭部に治具19が係合で
きるようになっている。
而して、点検作業や調整作業時に電磁ブレーキを制動開
放状態に保持するには、固定ナット17を弛め、治具19に
よって開放ボルト18を締め込んでいく。すると、開放ボ
ルト18の頭部が可動コア6を第4図右方に押圧し、ブレ
ーキスプリング10によるブレーキライニング9への圧接
を解除する。従って、ブレーキホイール5、即ち、モー
タピニオン2は自由に回転することができる。
D.考案が解決しようとする課題 上述した従来の開放機構を有する電磁ブレーキ装置にあ
っては、この開放機構のために別部品として支持ボルト
15やケース16、固定ナット17、開放ボルト18等が必要と
なって部品点数が増え、また、可動コア6に貫通孔を形
成しなければならず、コストが増加してしまうと共に構
造が複雑化してしまうという問題点があった。
更に、この開放機構の支持ボルト15や開放ボルト18等が
その形状によって本体1から外側に突出して装置が大型
化してしまう。
本考案はこのような問題点を解決するものであって、開
放機構の簡素化による装置の小型化及び製造コストの低
減を図った電磁ブレーキ装置を提供することを目的とす
る。
E.課題を解決するための手段 上述の目的を達成するための本考案の電磁ブレーキ装置
は、本体に回転自在に支持された回転軸にブレーキホイ
ールを一体回転可能に取付ける一方、前記回転軸に遊嵌
された可動コア及びブレーキディスクを前記本体に固定
されたガイドピンが貫通することで回転不能に取付け、
前記可動コアが付勢ばねによってブレーキディスクをブ
レーキホイールに圧接することで回転軸を制動させる一
方、前記可動コアが電磁コイルに吸引されることで前記
ブレーキホイールに対する制動が解除される電磁ブレー
キ装置において、前記ガイドピンとブレーキディスクと
の間に介入して先端部が前記可動コアに当接するカラー
を設けると共に、前記ガイドピンにリードボルトを固定
して該リードボルトに前記カラーの基端部に当接してこ
れを押圧可能なナットを螺合したことを特徴とするもの
である。
F.作用 電磁ブレーキを制動開放状態に保持するには、ナットを
回転させてカラーを移動させることで可動コアを押圧す
る。すると、この可動コアがブレーキスプリングに抗し
て移動し、ブレーキディスクによるブレーキホイールの
圧接を解除し、電磁ブレーキが制動開放状態となる。
G.実施例 以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1図及び第2図に本考案の一実施例に係る電磁ブレー
キ装置を示す。なお、従来と同一の機能を有する部材に
は同一の符号を付して重複する説明を省略する。
第1図及び第2図に本考案の一実施例に係る電磁ブレー
キ装置を示す。
本実施例の電磁ブレーキ装置にあっては、開放機構が各
ガイドピンに設けられている。
第1図及び第2図に示すように、ガイドピン21は従来と
同様に電磁ブレーキ本体1に周方向ほぼ均等に配分され
て3本が固定されている。そして、このガイドピン21が
可動コア6及びブレーキディスク7の外周部をそれぞれ
貫通し、これらを軸方向移動自在に支持している。
ガイドピン21の外周部には軸方向移動自在にカラー22が
嵌合している。このカラー22はブレーキディスク7の貫
通孔に圧入されたブッシュ23内に嵌入し、先端部が可動
コア6に当接している。
また、ガイドピン21にはその先端にリードボルト24が螺
合して固定されている。そして、このリードボルト24に
は2つのナット25,26が螺合している。一方、ナット25
はカラー22の基端部に当接しており、このナット25を回
転させることで移動し、カラー22を押圧してこれを移動
させることができるようになっている。他方のナット26
はこれを回転させて移動し、ナット25の圧接することで
ロックできるようになっている。
而して、電磁ブレーキを制動開放状態に保持するには、
ナット26を回転させてナット25のロック状態を解除し、
このナット25を回転させることでカラー22を第2図右方
へ移動させる。すると、可動コア6が押圧されてブレー
キスプリング10に抗して移動し、ブレーキディスク7に
よるブレーキホイール5の圧接が解除される。従って、
ブレーキホイール5とブレーキディスク7、ブレーキラ
イニング等の密着は解除され、ナット26によってナット
25をロックすることで、電磁ブレーキが制動開放状態に
保持される。
電磁ブレーキが制動開放状態ではブレーキホイール5、
即ち、モータピニオンは自由に回転することができ、電
磁ブレーキ装置の点検、調整作業を行うことができる。
このように電磁ブレーキの制動開放状態機構がガイドピ
ンに設けられたことにより、ブレーキディスクには別加
工によって貫通孔を形成する必要がなくなり、また、装
置の大型化も防止できる。
なお、上述の実施例において、本体1にガイドピン21を
3つ設けたが、数はこれに限定されるものではなく、装
置全体の大きさに合わせて設置すればよいものである。
H.考案の効果 以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本考案の電
磁ブレーキ装置によれば、ガイドピンとこのガイドピン
が貫通するブレーキディスクとの間に介入してその先端
部が可動コアに当接するカラーを設けると共にそのガイ
ドピンにリードボルトを固定してリードボルトにカラー
の先端部に当接してこれを押圧可能なナットを螺合した
もので、ナットを回転させてカラーを移動し、可動コア
を押圧してブレーキディスクによるブレーキホイールの
圧接を解除することで、簡単な構造で電磁ブレーキを制
動開放状態に保持することができる。その結果、開放機
構の簡素化することで装置の小型化及び製造コストの低
減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を係る電磁ブレーキ装置の断
面図、第2図はその開放機構の断面図、第3図は従来の
電磁ブレーキ装置の断面図、第4図は従来の開放機構の
断面図である。 図面中、 1は電磁ブレーキ本体、2はモータピニオン(回転
軸)、5はブレーキホイール、6は可動コア、8はガイ
ドピン、9はブレーキライニング、10はブレーキスプリ
ング(付勢ばね)、12は電磁コイル、21はガイドピン、
22はカラー、24はリードボルト、25,26はナットであ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体に回転自在に支持された回転軸にブレ
    ーキホイールを一体回転可能に取付ける一方、前記回転
    軸に遊嵌された可動コア及びブレーキディスクを前記本
    体に固定されたガイドピンが貫通することで回転不能に
    取付け、前記可動コアが付勢ばねによってブレーキディ
    スクをブレーキホイールに圧接することで回転軸を制動
    させる一方、前記可動コアが電磁コイルに吸引されるこ
    とで前記ブレーキホイールに対する制動が解除される電
    磁ブレーキ装置において、前記ガイドピンとブレーキデ
    ィスクとの間に介入して先端部が前記可動コアに当接す
    るカラーを設けると共に、前記ガイドピンにリードボル
    トを固定して該リードボルトに前記カラーの基端部に当
    接してこれを押圧可能なナットを螺合したことを特徴と
    する電磁ブレーキ装置。
JP7228290U 1990-07-09 1990-07-09 電磁ブレーキ装置 Expired - Lifetime JPH0752978Y2 (ja)

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JPH0430330U JPH0430330U (ja) 1992-03-11
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