JPH075283Y2 - 油圧作業機の暖機回路 - Google Patents

油圧作業機の暖機回路

Info

Publication number
JPH075283Y2
JPH075283Y2 JP1987178943U JP17894387U JPH075283Y2 JP H075283 Y2 JPH075283 Y2 JP H075283Y2 JP 1987178943 U JP1987178943 U JP 1987178943U JP 17894387 U JP17894387 U JP 17894387U JP H075283 Y2 JPH075283 Y2 JP H075283Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pilot
switching valve
pump
valve
warm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987178943U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0183906U (ja
Inventor
晃 小林
良平 品田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd filed Critical Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP1987178943U priority Critical patent/JPH075283Y2/ja
Publication of JPH0183906U publication Critical patent/JPH0183906U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH075283Y2 publication Critical patent/JPH075283Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Control And Safety Of Cranes (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、油圧式ショベル或いは油圧式クレーン等の
油圧作業機、殊に寒冷時に作動油の温度を上昇させるた
めの暖機運転を短時間に行うことが可能な暖機回路に関
するものである。
(従来の技術) 従来、可変容量型油圧ポンプによってアクチュエータを
作動させる油圧回路としては、例えば第4図に示す如
く、可変容量型油圧ポンプ1′の吐出側管路2′に設け
たパイロット切換弁3′に油圧シリンダ4′等のアクチ
ュエータを接続し、リモコン弁10を操作してパイロット
切換弁3′を切換ることによりアクチュエータを作動さ
せると共に、パイロット切換弁3′の後段に絞り弁5′
を設け、かつ該絞り弁5′の前段から分岐した分岐管路
6′をポンプ制御器7′に接続して、パイロット切換弁
3′が中立位置にある場合に、可変容量型油圧ポンプ
1′からの吐出油がパイロット切換弁3′を経て直接タ
ンク16′に戻されるのを絞り弁5′により絞り、かつ絞
り弁5′の前段に発生した油圧を分岐管路6′を介して
ポンプ制御器7′に導き可変容量型油圧ポンプ1′から
の吐出油量を減少させるようになっている。
(考案が解決しようとする問題点) 従来より、冬期或いは寒冷地等での使用に際しては油圧
作動機の作動油の温度も低下しているため作動油の粘度
が高くなっており作動の応答性が悪く、圧力損失が大き
い等の不具合があることは知られており、この不具合を
解決するために一般的には作業の初期に暖機運転が行な
われている。
ところが、第4図に示した如き、作動機の油圧回路では
パイロット切換弁3′が中立位置にある場合には、絞り
弁5′前段に発生した油圧を分岐管路6′を介しポンプ
制御器7′に導き可変容量型油圧ポンプ1′の吐出油量
を減少させるようになっているため、パイロット切換弁
3′を中立として作業機の暖機運転を行った場合、可変
容量型油圧ポンプ1′の吐出油量はポンプ制御器7′に
よって最少吐出量に制御されるため絞り弁5′を通過す
る油量も少なく、絞り弁5′による発生熱量も小さいか
ら暖機運転に長い時間を必要とし、作業能率を低下させ
る結果となっていた。
一方、暖機運転の時間を短くする手段としてリモコン弁
を操作してパイロット切換弁3′を作動位置に切換え、
アクチュエータ4′をストロークエンドまで伸ばして過
負荷状態としてリリーフ弁17′を作動させてリリーフ弁
17′からの発生熱量によって作動油の温度を高めること
も考えられるが、この場合、パイロット切換弁3′を中
立位置としたままで暖機運転を行った場合に比較すれば
暖機運転の時間は短くできるものの、寒い運転室の中で
オペレータが暖機運転中リモコン弁10′の操作を持続し
て行わなければならず、オペレータにとっては大変な苦
痛を伴う作業であると共に、パイロット管路11a,11b
等、パイロット系の油は閉込められたままあるため油温
の上昇は望めず、依然として十分満足のいく応答性の向
上を図ることはできなかった。
(問題点を解決するための手段) この考案は、可変容量型油圧ポンプ1からの吐出油をパ
イロット切換弁3を介してアクチュエータ4に導き、該
アクチュエータ4を作動させるようにした油圧作動機に
おいて、パイロット切換弁3のセンターバイパスの後段
に絞り弁5を設け、かつ該絞り弁5の前段から分岐した
分岐管路6を可変容量型油圧ポンプ1のポンプ制御器7
に接続すると共に、該分岐管路6に選択的に管路を連通
又は遮断する切換弁13a,13b,13cを介装したて、分岐管
路6とポンプ制御器7を遮断した時、可変容量ポンプ1
或いはパイロットポンプ8からパイロット管路11a,11b
に吐出油を供給することにより寒冷時に作業に先立ち作
動油の温度を上昇させるための暖機運転を短時間で容易
に行うことを可能にしたものである。
(実施例) 以下、この考案を図面に示した実施例に沿い説明する。
第1図において、 1は可変容量型油圧ポンプで、該ポンプ1の吐出側管路
2にはパイロット切換弁3が接続されいいる。
このパイロット切換弁3は本実施例では一個だけ例示し
たが、複数の切換弁をパラレル接続しても良い。
そして、パイロット切換弁3には油圧シリンダ4或いは
油圧モータ等のアクチュエータが接続されている。
5は前記パイロット切換弁3のセンターバイパスの後段
に設けた絞り弁で、該弁5の前段には分岐管路6が分岐
して接続されており、かつこの分岐管路6は前記可変容
量型油圧ポンプ1の吐出量を制御するポンプ制御器7に
接続されている。
8はパイロットポンプで管路9を介してリモコン弁10に
接続されており、かつこのリモコン弁10はパイロット管
路11a,11bを介して前記パイロット切換弁3のパイロッ
トポート12a,12bに夫々接続されていて、リモコン弁10
を操作することによりパイロット切換弁3の左右いずれ
かのパイロットポート12a,12bにパイロット圧を供給
し、パイロット切換弁3を切換え操作して前記油圧シリ
ンダ4等のアクチュエータを伸縮或いは回転するように
なっている。
13aは電磁切換弁で、前記分岐管路6と前記パイロット
ポンプ8をリモコン弁に接続する管路9から分岐してチ
ェック弁14a,14bを介して前記両方のパイロット管路11
a,11bに接続する管路15aに跨がって介装されている。
従って、電磁切換弁13aを切換え操作することによって
絞り弁5の前段から分岐した分岐管路6を、前記ポンプ
制御器7に接続すると共に管路15aを遮断する状態と、
管路15aを連通して、パイロットポンプ8をチェック弁1
4a,14bを介して前記両方のパイロット管路11a,11bに接
続すると共に分岐管路6とポンプ制御器7とを遮断する
状態とに選択的に切換え得るようになっている。
なお、この電磁切換弁13aは手動切換弁に置換しても同
効であるが、手動切換弁は一旦操作すると次に操作する
までその位置に維持される非復帰形が望ましい。
16は作動油タンク、17はリリーフ弁、18はリモコン弁10
の操作レバーである。
第2図及び第3図は夫々本考案の他の実施例を示すもの
で、基本的には第1図に示した実施例と同様であるから
同一構成部分には同一符号を付して詳細な説明は割愛
し、相違点についてのみ説明する。
第2図に示した実施例において、 電磁切換弁13bは分岐管路6と、可変容量型油圧ポンプ
1の吐出側管路2から分岐してチェック弁14a,14bを介
して両方のパイロット管路11a,11bに接続する管路15bに
跨がって介装されている。
従って、電磁切換弁13bを切換え操作することによって
絞り弁5の前段から分岐した分岐管路6をポンプ制御器
7に接続すると共に管路15bを遮断した状態と、管路15b
を連通して可変容量型油圧ポンプ1をチェック弁14a,14
bを介して両方のパイロット管路11a,11bに接続すると共
に分岐管路6をポンプ制御器7とを遮断した状態とに選
択的に切換え得るようになっている。
また、第3図に示した実施例において、 電磁切換弁13cは分岐管路6に介装されており、該切換
弁13cを切換えることによって該分岐管路6を前記ポン
プ制御器7と管路15c及びチェック弁14a,14bを介して両
方のパイロット管路11a,11bとに選択的に切換え接続す
るようになっている。
次に、この考案の作用について説明する。
なぉ、第1図乃至第3図に示した実施例の作用は実質的
に同一であるから併せて説明する。
まず、暖機運転を行う場合、電磁切換弁13a,13b,13cを
第1図乃至第3図に示した状態から切換えて絞り弁5の
前段とポンプ制御器7とを接続する分岐管路6を遮断す
る。
そして、第1図に示した実施例ではパイロットポンプ8
と両方のパイロット管路11a,11bをチェック弁14a,14bを
介して接続する。
また、第2図に示した実施例では可変容量型油圧ポンプ
1と両方のパイロット管路11a,11bをチェック弁、14a,1
4bを介して接続する。
更に、第3図に示した実施例では分岐管路6と両方のパ
イロット管路11a,11bをチェック弁14a,14bを介して接続
する。
この時、いずれの実施例においてもポンプ制御器7は絞
り弁5の後段のタンク16側に接続されている。
従って、この状態ではパイロット切換弁3を操作すると
否とにかかわらずポンプ制御器7は予め設定した吐出量
(最大吐出量)に可変容量型油圧ポンプ1の吐出量を制
御する。
このため、この状態で可変容量型油圧ポンプ1を駆動す
れば、パイロット切換弁3を操作しなくても(中立)多
量の吐出油が絞り弁5に供給されるので絞り抵抗も大き
くなるからこの絞りにより発生する熱量も多く短時間で
作動油の油温が上昇するト共に、パイロット管路11a,11
bにもパイロットポンプ8或いは可変容量型油圧ポンプ
1からの吐出油が循環する。(暖機運転が完了する。) 次に、通常の作業を行う場合、電磁切換弁13aを第1図
乃至第3図に示した状態に切換える。この状態では絞り
弁5の前段から分岐管路6を介してポンプ制御器7に導
かれるパイロット圧がポンプ制御器7に作用している。
従って、パイロット切換弁3を操作しない時には可変容
量型油圧ポンプ1からの吐出油がパイロット切換弁3の
センターバイパスを経て絞り弁5を通り作動油タンク16
に導かれるが、この時、絞り弁5によって油路に発生し
た油圧が分岐管路6を介してポンプ制御器7に導かれ、
該ポンプ制御器7はこのパイロット圧によって可変容量
ポンプ1の吐出量を減少させるように作用する。
また、パイロット切換弁3を操作して該弁3のセンター
バイパスを遮断すると絞り弁5への吐出油の流出は行わ
れないため、実質的に前述した暖機運転の場合と同様に
ポンプ制御器7へのパイロット圧の供給は行われないか
らポンプ制御器7は予め設定した吐出量(最大吐出量)
に可変容量型油圧ポンプ1の吐出量を制御する。
(考案の効果) この考案によれば、絞り弁の前段から分岐させてポンプ
制御器に接続した分岐管路に切換弁を設け、該切換弁を
暖機運転と通常の作業を行う場合とに切換え操作するだ
けで短時間に暖機運転を完了させることができるから作
業能率を向上させることができると共に、オペレータが
寒い運転室の中で特別な操作をする必要もないからオペ
レータ作業環境も改善できる。
また、暖機運転中にパイロット管路等のパイロット系に
も油を循環させるのでパイロット系の油の閉込みによる
昇温遅れも解消できる。等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す暖機回路。第2図及
び第3図は夫々この考案の他の実施例を示す暖機回路。
第4図は従来の油圧作業機の油圧回路図である。 1:可変容量形油圧ポンプ 3:パイロット切換弁 4:アクチュエータ(油圧シリンダ) 5:絞り弁、6:分岐管路 7:ポンプ制御器、8:パイロットポンプ 10:リモコン弁 11a,11b:パイロット管路 13a,13b,13c:切換弁(電磁切換弁)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変容量型油圧ポンプ(1)からの吐出油
    をパイロット切換弁(3)を介してアクチュエータ
    (4)に導き、該アクチュエータ(4)を作動させるよ
    うにした油圧作業機において、パイロット切換弁(3)
    のセンターバイパスの後段に絞り弁(5)を設け、か
    つ、該絞り弁(5)の前段から分岐した分岐管路(6)
    を可変容量型油圧ポンプ(1)のポンプ制御器(7)に
    接続すると共に、前記分岐管路(6)とポンプ制御器
    (7)との連通を選択的に連通又は遮断する切換弁(13
    a,13b,13c)を介装し、該切換弁(13a,13b,13c)によっ
    て前記連通を遮断したとき、パイロット切換弁(3)の
    パイロット管路(11a,11b)を油圧源に接続するように
    したことを特徴とする油圧作業機の暖機回路。
JP1987178943U 1987-11-26 1987-11-26 油圧作業機の暖機回路 Expired - Lifetime JPH075283Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987178943U JPH075283Y2 (ja) 1987-11-26 1987-11-26 油圧作業機の暖機回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987178943U JPH075283Y2 (ja) 1987-11-26 1987-11-26 油圧作業機の暖機回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0183906U JPH0183906U (ja) 1989-06-05
JPH075283Y2 true JPH075283Y2 (ja) 1995-02-08

Family

ID=31470535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987178943U Expired - Lifetime JPH075283Y2 (ja) 1987-11-26 1987-11-26 油圧作業機の暖機回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH075283Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024070149A1 (ja) * 2022-09-30 2024-04-04 カヤバ株式会社 流体圧機器及び流体圧システム

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2522876B2 (ja) * 1991-12-24 1996-08-07 日精樹脂工業株式会社 作動油の昇温装置
JP6973893B2 (ja) * 2018-06-27 2021-12-01 株式会社クボタ 作業機の油圧システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0444882Y2 (ja) * 1987-11-06 1992-10-22

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024070149A1 (ja) * 2022-09-30 2024-04-04 カヤバ株式会社 流体圧機器及び流体圧システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0183906U (ja) 1989-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3865013A (en) Auxiliary tool control circuit
JP2021032316A (ja) 建設機械の油圧システム
US5568727A (en) Straight travelling apparatus for heavy construction equipment
JPH075283Y2 (ja) 油圧作業機の暖機回路
KR100797315B1 (ko) 굴삭기의 주행 및 프론트작업의 복합작업용 유압제어장치
US6205781B1 (en) Fluid control system including a work element and a valve arrangement for selectively supplying pressurized fluid thereto from two pressurized fluid sources
JP3448087B2 (ja) 再生回路用弁装置
JPS642810B2 (ja)
JPS63138026A (ja) 油圧シヨベルの油圧回路
JPH0444882Y2 (ja)
JPH0320564Y2 (ja)
JP3773397B2 (ja) バックホウの油圧装置
JPH0735128Y2 (ja) 油圧作業機の暖機回路
JPS595163B2 (ja) クレ−ン等の速度制御回路
EP0704630B1 (en) Variable priority device for heavy construction equipment
JPH0346250Y2 (ja)
JPH0420087B2 (ja)
JPH0738703U (ja) 方向流量制御弁装置
JPS6126431Y2 (ja)
CN211009393U (zh) 多路阀及工作液压***和装载机
JPH06147205A (ja) 油圧作業機の油圧回路
JP2572936Y2 (ja) ロードセンシングシステムにおける作動油暖機装置
CN211648625U (zh) 手动电控多路阀组件、液压***及轮胎式铺轨起重机
JPH0392606A (ja) 油圧リモコンシステムのウォーミング回路
JPH04219505A (ja) 作業車の油圧回路構造