JPH075245Y2 - 車両用吸気装置 - Google Patents

車両用吸気装置

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JPH075245Y2
JPH075245Y2 JP1988067907U JP6790788U JPH075245Y2 JP H075245 Y2 JPH075245 Y2 JP H075245Y2 JP 1988067907 U JP1988067907 U JP 1988067907U JP 6790788 U JP6790788 U JP 6790788U JP H075245 Y2 JPH075245 Y2 JP H075245Y2
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intake air
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忠幸 尾崎
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は車両用吸気装置に係り、特に吸気の脈動や乱
れを整流し得るとともに吸気騒音のエアクリーナ側への
伝播を阻止し得て、これにより吸気通路構成体の振動を
防止し得て車室内外の騒音の低減を果たし得る車両用吸
気装置に関する。
〔従来の技術〕
車両用の内燃機関に吸気を供給する吸気装置としては、
第５図に示すものがある。図において、２は内燃機関、
４はエアクリーナ、６は吸気ダクト、８は吸気ケース、
10は気化器、12は吸気マニホルドである。エアクリーナ
４のエアクリーナケース14内には、エレメント16が装着
されている。エレメント16を介してエアクリーナケース
14内に取入れられた空気は、吸気通路構成体である吸気
ダクト６から吸気ケース８の吸気通路18を通り、気化器
10において燃料と混合されて混合気を生成し、吸気マニ
ホルド12により内燃機関２の各燃焼室（図示せず）に供
給される。
このような吸気装置としては、実開昭62−14162号公報
や実開昭62−171657号公報等に開示のものがある。前者
の公報に開示のものは、吸気温度に応じて吸気通路の内
径を拡縮するものである。また、後者の公報に開示のも
のは、エアクリーナと吸気ダクトとの接続部位に吸気の
乱れを整える整流体を設けるとともにこの整流体の上流
側全面に網目状のカバーを設けたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、車両用の吸気装置においては、吸気の脈動や
乱れに起因して吸気ダクトの振動が発生するとともに吸
気騒音が発生し、この吸気騒音がエアクリーナから外部
に漏出して車両の車室内外の騒音を高め、不快感を抱か
せる問題がある。
そこで、従来は、吸気通路にレゾネータを設け、このレ
ゾネータにより吸気騒音を消音して車室内外の騒音を低
減せんとした。しかし、レゾネータは、吸気の脈動や乱
れを整流し得ず、また吸気騒音のエアクリーナ側への伝
播を十分に阻止し得ないことにより、十分な騒音の低減
を果たし得ない不都合があった。また、レゾネータは、
外観から組付け方向を判定し難いため誤組付けを生じ易
く、重量が大きいという不都合があった。
〔考案の目的〕
そこでこの考案の目的は、吸気の脈動や乱れを整流し得
るとともに吸気騒音のエアクリーナ側への伝播を阻止し
得て、これにより吸気通路構成体の振動を防止し得て車
室内外の騒音の低減を果たし得て、また吸気通路構成体
への誤組付を防止し得て軽量化を果たし得る車両用吸気
装置を実現することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するためにこの考案は、車両用内燃機関
の吸気通路構成体内の吸気通路に整流体を設け、この整
流体には吸気流通方向に指向する多数の透孔を区画部材
により区画形成して設けるとともに前記透孔の吸気流通
方向と交差する方向に対向位置する各区画部材を夫々吸
気流通方向に対して互いに逆方向に指向する楔状断面に
形成したことを特徴とする。
〔作用〕
この考案の構成によれば、吸気通路構成体内の吸気通路
に設けた整流体には、吸気流通方向に指向する多数の透
孔を区画部材により区画形成して設けるとともに透孔の
吸気流通方向と交差する方向に対向位置する各区画部材
を夫々吸気流通方向に対して互いに逆方向に指向する楔
状断面に形成したことにより、吸気の脈動や乱れを整流
し得るとともに吸気騒音のエアクリーナ側への伝播を阻
止し得て、組付方向を特定方向にのみ限定されることな
く整流体を吸気通路構成体に組付けることができる。
〔実施例〕
次にこの考案の実施例を図に基づいて詳細に説明する。
第１〜４図は、この考案の実施例を示すものである。こ
の実施例において、従来と同一機能を果す箇所には、同
一符号を付して説明する。即ち、第１図において、２は
内燃機関、４はエアクリーナ、６は吸気ダクト、８は吸
気ケース、10は気化器、12は吸気マニホルドである。エ
アクリーナ４のエアクリーナケース14内には、エレメン
ト16が装着されている。エレメント16を介してエアクリ
ーナケース14内に取入れられた空気は、吸気通路構成体
である吸気ダクト６から吸気ケース８内の吸気通路18を
通り、気化器10において燃料と混合されて混合気を生成
し、吸気マニホルド12により内燃機関２の各燃焼室（図
示せず）に供給される。
前記内燃機関２の吸気通路構成体である吸気ダクト６内
の吸気通路18には、第２〜４図に示す如き整流体20を設
けている。この実施例において、整流体20は、吸気ダク
ト６内の吸気通路18の中央に配置している。この整流体
20には、第３図に示す如く吸気流通方向（矢印Ａ方向）
に指向する透孔22を、区画部材24により区画形成して設
けている。この透孔22は、吸入抵抗を低減すべく断面を
四角形状に形成している。また、整流体20には、第４図
に示す如く前記透孔22の吸気流通方向（矢印Ａ方向）と
交差する方向に対向位置する各区画部材24を、夫々吸気
流通方向（矢印Ａ方向）に対して互いに逆方向に指向す
る楔状断面に形成している。
次に作用を説明する。
内燃機関２の駆動時に、空気は、エレメント16を介して
エアクリーナケース14内に取入れられ、吸気通路構成体
である吸気ダクト６から吸気ケース８内の吸気通路18を
通り、気化器10において燃料と混合されて混合気を生成
し、吸気マニホルド12により内燃機関２の各燃焼室（図
示せず）に供給され、燃焼される。このとき、エレメン
ト16を介してエアクリーナケース14内に取入れられ空気
は、吸気ダクト６内の吸気通路18に設けた整流体20によ
り、脈動や乱れを整流される。
この整流体20には、吸気流通方向（矢印Ａ方向）に指向
する断面を四角形状に形成した多数の透孔22を区画部材
24により区画形成して設けたことにより、吸気の吸入抵
抗を低減することができ、内燃機関２の出力向上に寄与
し得る。
また、整流体20には、多数の透孔22を区画部材24により
区画形成して設けるとともに、この透孔22の吸気流通方
向（矢印Ａ方向）と交差する方向に対向位置する各区画
部材24を、夫々吸気流通方向（矢印Ａ方向）に対して互
いに逆方向に指向する楔状断面に形成したことにより、
吸気の脈動や乱れを整流し得るとともに吸気騒音のエア
クリーナ側への伝播を阻止することができる。このた
め、吸気の脈動や乱れに起因する吸気ダクト６の振動を
防止することができ、車室内外の騒音を低減させること
ができる。
さらに、透孔22の吸気流通方向（矢印Ａ方向）と交差す
る方向に対向位置する各区画部材24を、夫々吸気流通方
向（矢印Ａ方向）に対して互いに逆方向に指向する楔状
断面に形成したことにより、吸気ダクト６に整流体20を
組付ける際に、組付方向を特定方向にのみ限定されるこ
となく組付けることができ、このため、誤組付けを防止
することができる。さらにまた、整流体20は、小型軽量
であることにより、軽量化を果たすことができる。
〔考案の効果〕
このようにこの考案によれば、吸気通路構成体内の吸気
通路に設けた整流体には、吸気流通方向に指向する多数
の透孔を区画部材により区画形成して設けるとともに透
孔の吸気流通方向と交差する方向に対向位置する各区画
部材を夫々吸気流通方向に対して互いに逆方向に指向す
る楔状断面に形成したことにより、吸気の脈動や乱れを
整流し得るとともに吸気騒音のエアクリーナ側への伝播
を阻止し得て、組付方向を特定方向にのみ限定されるこ
となく整流体を吸気通路構成体に組付けることができ
る。
このため、吸気通路構成体の振動を防止し得て、車両の
車室内外の騒音の低減を果たし得る。また、吸気通路構
成体への整流体の誤組付を防止し得て、軽量化を果たし
得る。
【図面の簡単な説明】
第１〜４図はこの考案の実施例を示し、第１図は車両用
吸気装置の概略断面図、第２図は第１図の矢視II部分の
拡大断面図、第３図は整流体の正面図、第４図は第３図
のIV−IV線拡大断面図である。第５図は従来例を示す車
両用吸気装置の概略断面図である。 図において、２は内燃機関、４はエアクリーナ、６は吸
気ダクト、８は吸気ケース、10は気化器、12は吸気マニ
ホルド、14はエアクリーナケース、16はエレメント、18
は吸気通路、20は整流体、22は透孔、24は区画部材であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】車両用内燃機関の吸気通路構成体内の吸気
    通路に整流体を設け、この整流体には吸気流通方向に指
    向する多数の透孔を区画部材により区画形成して設ける
    とともに前記透孔の吸気流通方向と交差する方向に対向
    位置する各区画部材を夫々吸気流通方向に対して互いに
    逆方向に指向する楔状断面に形成したことを特徴とする
    車両用吸気装置。
JP1988067907U 1988-05-23 1988-05-23 車両用吸気装置 Expired - Lifetime JPH075245Y2 (ja)

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US07/345,465 US4889081A (en) 1988-05-23 1989-04-28 Vehicle suction system
CA000599038A CA1325749C (en) 1988-05-23 1989-05-08 Vehicle suction system

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CA1325749C (en) 1994-01-04
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