JPH0752288A - 合成樹脂管状体 - Google Patents

合成樹脂管状体

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JPH0752288A
JPH0752288A JP22816093A JP22816093A JPH0752288A JP H0752288 A JPH0752288 A JP H0752288A JP 22816093 A JP22816093 A JP 22816093A JP 22816093 A JP22816093 A JP 22816093A JP H0752288 A JPH0752288 A JP H0752288A
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JP
Japan
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synthetic resin
resin
thermoplastic
tubular body
inner tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP22816093A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimichi Shimada
利道 島田
Masakazu Abe
雅一 阿部
Toru Takahashi
徹 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Flowtech Corp
Original Assignee
Bridgestone Flowtech Corp
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Publication date
Application filed by Bridgestone Flowtech Corp filed Critical Bridgestone Flowtech Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 内管、補強僧、外被層からなる合成樹脂管状
体であって、内管を形成する合成樹脂として、二種類以
上の熱可塑性樹脂を配合し、内管を押出成形してなるこ
とを特徴とする合成樹脂管状体であって、好ましくは、
内管を形成する合成樹脂として、熱可塑性ポリウレタン
樹脂100重量部に対し、他の熱可塑性樹脂5〜950
重量部を配合したものである。 【効果】 本発明は内管を構成する合成樹脂を複数の熱
可塑性樹脂を選択し、かつその配合割合を最適化したも
ので、従来の合成樹脂管状体と同等以上の性能を発揮す
ると共に、管状体自体に柔軟性を付与することができ
た。又、チュ−ブ状体の成形にあっては、例えばTPU
単独ではその成形性が極めて悪く、これにPA12を適
宜配合することによって成形性が向上し、かつ柔軟性も
損なわれないという特徴を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内管、補強層、外被層か
らなる合成樹脂管状体に関し、例えば、管状体の一例で
あるホ−スとしての諸性能は勿論、これに柔軟性を付与
した合成樹脂ホ−スにかかるものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂による管状体は数多く存在する
が、例えば、耐油性、耐薬品性、耐水性に使用される合
成樹脂ホ−スとしては、熱可塑性を有するポリウレタ
ン、ポリエステル、ポリアミド等の樹脂を押出成形によ
って内管を構成し、これに例えばポリエステル繊維を編
み上げて補強層となし、外被としてこの上に熱可塑性ポ
リウレタン樹脂を押出成形するものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に、この種のホ−ス
の内管はその用途に応じて夫々好ましい合成樹脂が選択
されることとなり、例えば工作機械や農業用機械等の油
圧或いは特殊流体用のホ−スとして用いられるが、各種
機械がコンパクト化されるに従い、ホ−スに柔軟性が要
求されるようになってきた。しかるに、この目的のた
め、ホ−スの内管材料に熱可塑性ポリウレタン樹脂等の
柔らかい樹脂を用いてホ−スの柔軟性を追求しようとす
ると、耐熱性能や繰り返し耐圧性能が劣り、ホ−スの柔
軟性と耐熱、耐圧、耐油性能等の諸性能を両立させるこ
とは困難であった。
【0004】又、ホ−スの柔軟性と要求される諸性能と
を両立させるため、内管を二層に構成した二層内管ホ−
スも考えられているが、これには専用の押出設備が必要
となり、製造コストが極めて高くなると言う問題が生じ
る。
【0005】更には、熱可塑性を有するポリウレタン樹
脂やポリエステル樹脂は、一方では温熱水に使用すると
加水分解を生じてしまい、使用に供することができなく
なると言う欠点もある。
【0006】本発明はいわゆる合成樹脂管状体に柔軟性
を付与し、更に諸性能を向上させたホ−スを提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するために、合成樹脂管状体を以下に記載する構成と
したものである。即ち、本発明は、内管、補強僧、外被
層からなる合成樹脂管状体であって、内管を形成する合
成樹脂として、二種類以上の熱可塑性樹脂を配合し、内
管を押出成形してなることを特徴とする合成樹脂管状体
にかかるものである。
【0008】そして、特徴的には、内管を形成する合成
樹脂として、熱可塑性ポリウレタン樹脂100重量部に
対し、熱可塑性ポリエステル樹脂或いは熱可塑性ポリア
ミド樹脂が5〜950、好ましくは10〜250重量部
を配合した樹脂を用い、これを押出成形した合成樹脂管
状体にかかるものである。
【0009】
【作用】本発明の最も特徴とするところは、内管を形成
する合成樹脂を二種類以上の熱可塑性樹脂を配合してな
るものであり、複数の熱可塑性樹脂を配合する量を最適
化することにより、熱可塑性樹脂単体よりなる内管の欠
点を改良し、柔軟性を付与すると共に、インパルス圧力
耐久特性、耐熱水性をも併せて改善したものである。
尚、本発明にあって、合成樹脂管状体としては前記した
ようなホ−スは勿論のこと、各種チュ−ブをも含むこと
は当然である。
【0010】
【実施例】以下、実施例をもって本発明を更に詳細に説
明する。さて、後述する合成樹脂をもって内径9.5m
m、厚さ1.2mmの内管を構成した。そして、内管上
にポリエステル繊維編組の補強層を介して熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂を外被層とするもので、このホ−スの外径
は17mmである。
【0011】(実施例1〜6)内管を構成する合成樹脂
として表1に示す樹脂を用いて内管を押出成形した。表
中、TPUは熱可塑性ポリウレタン樹脂(クラレ社製・
B9695)、TPEEは熱可塑性ポリエステル樹脂
(東洋紡社製・P90BD)、PA12は熱可塑性ポリ
アミド樹脂(宇部興産社製・3035JU)である。
【0012】ホ−スとしての試験は、柔軟性、インパル
ス圧力耐久特性、耐熱水性の各性能を試験した。試験結
果を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】柔軟性試験は、ホ−スを直径120mmに
湾曲させ、半円とした際のホ−ス端における反力をもっ
て示した。試験結果の表示は、この反力が4kgf未満
を◎、4〜4.5kgfを○、4.5kgf以上を×と
した。インパルス圧力耐久特性は、100℃の条件下
で、280kgf/cm2 の内圧(油圧)を繰り返しか
け、アッセンブリホ−スの耐久試験を行った。試験結果
の表示は、80万回以上の耐久性があったものを◎、6
0〜80万回の場合を○、それ以下の場合を×とした。
耐熱水性試験は、80℃の熱水を210kgf/cm2
の内圧でホ−ス内に封入して試験した。試験結果の表示
は、1000時間の耐久性があったものを◎、それ以下
の場合を×とした。
【0015】(比較例1〜5)比較例1〜3は合成樹脂
単体の内管、比較例4〜5は内管を二層としたものであ
る。この内、比較例4は最内層がTPEE、外層がTP
Uである内管であり、肉厚比は1:1(材料重量比1:
1.4)、比較例5は最内層がPA12、外層がTPU
である内管であり、肉厚比は1:4(材料重量比1:
5.5)である。試験結果を表2に示す。
【0016】
【表2】
【0017】比較例1にあっては柔軟性に優れてはいる
が、他の性能は極めて劣っており、実際上の使用に堪え
ないものである。比較例2はインパルス圧力耐久特性は
優れているが、柔軟性と耐熱水加圧性に劣り、比較例3
はインパルス圧力耐久特性と耐熱水加圧性に優れている
が、柔軟性が極めて劣っていることがわかる。比較例
4、5も同様に一長一短がある。
【0018】さて、前記の表1に示すように、本発明の
いずれの実施例にあっても、柔軟性、インパルス圧力耐
久特性及び耐熱水加圧性が優れており、極めてバランス
のよい合成樹脂ホ−スが得られることが判明した。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上のように内管を構成する
合成樹脂を複数の熱可塑性樹脂を選択し、かつその配合
割合を最適化したものであって、これによって従来の合
成樹脂管状体と同等以上の性能を発揮すると共に、管状
体自体に柔軟性を付与することができたものである。
又、チュ−ブ状体の成形にあっては、例えばTPU単独
ではその成形性が極めて悪く、これにPA12を適宜配
合することによって成形性が向上し、かつ柔軟性も損な
われないという特徴を有しており、産業上の利用価値は
極めて高いものとなった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内管、補強僧、外被層からなる合成樹脂
    管状体であって、内管を形成する合成樹脂として、二種
    類以上の熱可塑性樹脂を配合し、内管を押出成形してな
    ることを特徴とする合成樹脂管状体。
  2. 【請求項2】 内管を形成する合成樹脂として、熱可塑
    性ポリウレタン樹脂100重量部に対し、他の熱可塑性
    樹脂5〜950重量部を配合した請求項第1項記載の合
    成樹脂管状体。
  3. 【請求項3】 熱可塑性ポリウレタン樹脂と配合される
    樹脂が、熱可塑性ポリエステル樹脂、熱可塑性ポリアミ
    ド樹脂である請求項第2項記載の合成樹脂管状体。
JP22816093A 1993-08-20 1993-08-20 合成樹脂管状体 Pending JPH0752288A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2434797A (en) * 2005-08-24 2007-08-08 Allen Group Ltd Coiled air hoses
EP2123817A1 (en) * 2008-05-22 2009-11-25 Electrolux Home Products Corporation N.V. Laundry washing machine

Cited By (3)

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