JPH0751852Y2 - 麦用多条施肥播種機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、麦類専用で施肥播種を行う麦用多条施肥播
種機に係るものである。

（従来の技術） 従来のこの種の多条施肥播種機には、実公昭63−41856
号公報に記載された考案がある。

（考案が解決しようとする問題点） 現在、北海道の麦作には、外国製品を含め密条播きの多
条施肥播種機が使用されている。しかし、近年の小麦は
畦幅300mmで播種幅が120mm位いの広幅播きが品質、収
量、病気の面からも良いとされて来ている。

ところで、上記従来の多条施肥播種機においては、 （イ）播種機の播種部が傾斜種子移送板を設けた種子容
器で、その下方に両側板より成る播種溝切器を取付けて
後方に両側覆土金を配設したものであるから、整地が良
くない圃場や湿気の多い圃場では、圃場の残渣物や土を
播種機に抱くことがある。

（ロ）各播種機が各別に播種駆動軸を軸として上下回動
自在であるから、播種量の調節は播種機毎に行わなけれ
ばならなくて手間が掛る上に、各畦毎の播種量の誤差も
多く見られる。

（ハ）播種機の後部を鎖により吊り、播種機は自重のみ
で接地しているから、その後端の鎮圧ローラによる鎮圧
強さを圃場に応じて変えることができない。

（ニ）種子タンクが播種機毎に分離しているので、その
種子タンクへの種子の投入操作が非能率である。

等の点に問題がる。

（問題点を解決するための手段） そこで、この考案は上記の問題点を解決するために、施
肥フレーム（１）の後方には該施肥フレーム（１）に固
定した播種受台（２）を設け、その施肥フレーム（１）
の前部上に数個の肥料受箱（３）を、播種受台（２）上
に数個の種子受箱（４）をそれぞれ左右方向に並設し、
肥料受箱（３）の前部上にわたして一体化した肥料タン
ク（５）を、種子受箱（４）の前部上にわたして一体化
した種子タンク（６）をそれぞれ附設し、肥料受箱
（３）の前後方向の中間部に上下動可能に設けた施肥開
閉板（７）は施肥フレーム（１）に左右移動可能に設け
た施肥レバー（８）付き施肥調節杆（９）に施肥リンク
（13）により、種子受箱（４）の前後方向の中間部に上
下動可能に設けた播種開閉板（10）は播種受台（２）に
左右移動可能に設けた播種レバー（11）付き播種調節杆
（12）に播種リンク（14）およびベルクランク（38）に
よりそれぞれ連結し、肥料受箱（３）の肥料送出し口後
方に上口を臨ませて肥料落下樋（15）を、種子受箱
（４）の種子送出し口後方に上口を臨ませて下口が扁平
状の種子落下樋（16）をそれぞれ縦に配置し、施肥フレ
ーム（１）の下方にはデイスクコルター（17）を設けて
該デイスクコルター（17）の後部内に肥料落下樋（15）
の下口を臨ませ、播種受台（２）の下方には施肥フレー
ム（１）に横架する主軸（37）に前端部を上下回動自在
に取付けた播種フレーム（18）を設けて該播種フレーム
（18）に前方より順次、傾斜均平板（19）、両側覆土円
盤（20）、鎮圧ローラ（21）を取付け、その傾斜均平板
（19）上に種子落下樋（16）の下口を臨ませて播種フレ
ーム（18）の後部を弾圧力調節可能の鎮圧スプリング
（22）により下圧し、肥料受箱（３）の前部に通して架
設した肥料撹拌送出し爪（23）付き回転軸（24）および
後部に通して架設した肥料掻出し片（25）付き回転軸
（26）、並びに種子受箱（４）の前部に通して架設した
種子撹拌送出し爪（27）付き回転軸（28）および後部に
通して架設した種子掻出し片（29）付き回転軸（30）
と、施肥フレーム（１）に上下調節可能に取付けた車輪
（31）とを伝動機構により連結して麦用多条施肥播種機
を構成する。

（作用） 施肥フレーム（１）の前端上の取付枠（32）をトラクタ
の３点リンクヒツチ（33）に連結し、肥料タンク（５）
から肥料受箱（３）の前部内にわたつて肥料を、種子タ
ンク（６）から種子受箱（４）の前部内にわたつて種子
をそれぞれ投入し、トラクタの運転を開始して機械を前
進させれば、車輪（31）が接地回転しその車輪（31）か
ら伝動機構を経て肥料撹拌送出し爪（23）付き回転軸
（24），肥料掻出し片（25）付き回転軸（26）および種
子撹拌送出し爪（27）付き回転軸（28），種子掻出し片
（29）付き回転軸（30）が第１図の反時計方向へ回転す
る。

従つて、肥料受箱（３）の前部内の肥料は回転軸（24）
の肥料撹拌送出し爪（23）によつて肥料受箱（３）の後
部内に送り込まれ、回転軸（26）の肥料掻出し片（25）
により肥料受箱（３）の後方の肥料送出し口から肥料落
下樋（15）内にはね込まれて該肥料落下樋（15）の下口
より落下する。

また、種子受箱（４）の前部内の種子は回転軸（28）の
種子撹拌送出し爪（27）により種子受箱（４）の後部内
に送り込まれて回転軸（30）の種子掻出し片（29）によ
り種子受箱（４）の後方の種子送出し口から種子落下樋
（16）内にはね込まれ、該種子落下樋（16）の扁平状の
下口より広幅に傾斜均平板（19）上を経てその傾斜均平
板（19）の下縁から適宜広幅に落下する。

一方、鎮圧ローラ（21）が適当圧力で接地し、デイスク
コルター（17）および両側覆土円盤（20）が適度に土中
に入り込んで接地抵抗により回転しながら進行する。従
つて、例えば地表をデイスクコルター（17）により300m
m程の幅に切開いて施肥溝を作製しながらその施肥溝内
に肥料落下樋（15）の下口から施肥する。次いで、その
施肥した施肥溝上を後続の傾斜均平板（19）により地均
しして播種床を形成しながら該播種床上に傾斜均平板
（19）の下縁から120mm程の広幅に播種する。その後、
その播種した播種床上に両側覆土円盤（20）により覆土
し、その上を鎮圧ローラ（21）で鎮圧して施肥および播
種作業が完了する。

その際、施肥レバー（８）によつて施肥調節杆（９）を
左方または右方へ移動すれば、施肥リンク（13）を介し
施肥開閉板（７）が上昇または下降して施肥量が調節さ
れる。

一方、播種レバー（11）によつて播種調節杆（12）を左
方または右方へ移動すると、播種リンク（14），ベルク
ランク（38）を介し播種開閉板（10）が上昇または下降
して播種量が調節される。

鎮圧スプリング（22）の弾圧力を変更すれば、鎮圧ロー
ラ（21）による鎮圧強さが調節される。

車輪（31）を上昇または下降すると、施肥フレーム
（１）が下降または上昇して鎮圧ローラ（21）による鎮
圧強さが変ることなく施肥深さが調節される。

（実施例） 図面に示すこの考案の一実施例についてその構造を説明
すれば、（ａ）は麦用多条施肥機を示し、（１）は多条
施肥機（ａ）の施肥フレームで、その前端上に固定した
取付枠（32）をトラクタの３点リンクヒツチ（33）に連
結する。（３）は施肥フレーム（１）の前部上に左右方
向に数個並設した肥料受箱で、その肥料受箱（３）の前
部上にわたして一体化した肥料タンク（５）を附設す
る。（７）は肥料受箱（３）の前後方向の中間部に上下
動可能に設けた施肥開閉板で、施肥フレーム（１）の後
面上部に左右移動可能に取付けた施肥レバー（８）付き
施肥調節杆（９）と施肥開閉板（７）とを施肥リンク
（13）により連結する。（15）は肥料受箱（３）の肥料
送出し口後方に上口を臨ませて縦に配置した伸縮自在の
肥料落下樋、（24）は肥料受箱（３）の前部に通して架
設した回転軸で、その肥料受箱（３）内に多数の肥料撹
拌送出し爪（23）を取付ける。（26）は肥料受箱（３）
の後部に通して架設した回転軸で、その肥料受箱（３）
内に多数の肥料掻出し片（25）を植設する。（34）は施
肥フレーム（１）の前部下方に基部をピン（35）により
枢着した揺動杆で、その揺動杆（34）の中間部をスプリ
ング（36）により下圧し、先端部には両側円板を上方か
ら見て後方が拡開するＶ字形に配置したデイスクコルタ
ー（17）を回転自在に軸支して該デイスクコルター（1
7）の後部内に肥料落下樋（15）の下口を臨ませる。（3
7）は施肥フレーム（１）の後部上に回転自在に横架し
た主軸である。

（ｂ）は多条施肥機（ａ）の後方に連設した多条播種機
を示し、（２）はその播種受台で、該播種受台（２）の
前端を施肥フレーム（１）に固定する。（４）は播種受
台（２）上に左右方向に数個並設した種子受箱で、その
種子受箱（４）の前部上にわたして一体化した種子タン
ク（６）を附設する。（10）は種子受箱（４）の前後方
向の中間部に上下動可能に設けた播種開閉板、（38）は
播種開閉板（10）の上方において種子受箱（４）に軸杆
（39）により枢支したベルクランクで、そのベルクラン
ク（38）の一腕と播種開閉板（10）とを播種リンク（1
4）により連結して他腕は種子受台（２）の後面上部に
左右移動可能に取付けた播種レバー（11）付き播種調節
杆（12）にピン（40）により枢着する。（16）は種子受
箱（４）の種子送出し口後方に上口を臨ませて縦に配置
した伸縮自在で下口が扁平状の種子落下樋、（18）は播
種フレームで、その前端部を主軸（37）に回動自在に嵌
着し、中間部下方に後ろ下方へ傾斜する傾斜均平板（1
9）と両側覆土円盤（20）を前後になし取付けて後端部
に鎮圧ローラ（21）を回転自在に軸支し、傾斜均平板
（19）の上端部上に種子落下樋（16）の下口を臨ませ
る。（28）は種子受箱（４）の前部に通して架設した回
転軸で、その種子受箱（４）内に多数の種子撹拌送出し
爪（27）を取付ける。（30）は種子受箱（４）の後部に
通して架設した回転軸で、その種子受箱（４）内に多数
の種子掻出し片（29）を植設する。（41）は播種フレー
ム（18）の後部上に設けた支柱で、上端部を播種受台
（２）の上部に嵌着した支持棒（42）の下部を支柱（4
1）の上端孔に嵌挿すると共に、その支持棒（42）に移
動可能に遊嵌してボルト（43）により任意位置に締付け
固定したカラー（44）と支柱（41）との間には支持棒
（42）に嵌合した鎮圧スプリング（22）を介装する。

（45）は施肥フレーム（１）の両側後方に斜め上方へ向
けて設けた腕金で、その後端部に支持駒（46）を嵌着す
る。（47）は両側のＬ形腕杆で、その屈曲部を主軸（3
7）に回動自在に嵌着し、上端部に雌ねじ駒（48）を嵌
着して後端部に車輪（31）の車軸（49）を回転自在に取
付ける。（50）は調節ねじ棒で、その後部を支持駒（4
6）に回転のみ自在に嵌着し、後端にハンドル（51）を
形成して前方雄ねじを雌ねじ駒（48）に螺通する。而し
て、車輪（31）の車軸（49）と主軸（37）、主軸（37）
と肥料撹拌送出し爪（23）付き回転軸（24）、肥料撹拌
送出し爪（23）付き回転軸（24）と肥料掻出し片（25）
付き回転軸（26）、肥料撹拌送出し爪（23）付き回転軸
（24）と種子撹拌送出し爪（27）付き回転軸（28）、種
子撹拌送出し爪（27）付き回転軸（28）と種子掻出し片
（29）付き回転軸（30）をそれぞれチエン伝動機構（5
2），（53），（54），（55），（56）により連結す
る。

次にその作用を説明する。

施肥量を調節する場合には、施肥レバー（８）によつて
施肥調節杆（９）を左方へ移動すれば、施肥リンク（1
3）を介しすべての施肥開閉板（７）が上昇して施肥量
は増加する。一方、施肥レバー（８）によつて施肥調節
杆（９）を右方へ移動すると、上記と反対に作動し、す
べての施肥開閉板（７）が下降して施肥量は減少する。

播種量を調節する場合には、播種レバー（11）によつて
播種調節杆（12）を左方へ移動すれば、ベルクランク
（38）および播種リンク（14）を介しすべての播種開閉
板（10）が上昇して播種量は増加する。一方、播種レバ
ー（11）によつて播種調節杆（12）を右方へ移動する
と、上記と反対に作動し、すべての播種開閉板（10）が
下降して播種量は減少する。

鎮圧ローラ（21）による鎮圧強さを調節する場合には、
ボルト（43）を操作しカラー（44）を適宜に下降させて
支持棒（42）の下部に固定すれば、そのカラー（44）の
下降に応じ鎮圧スプリング（22）の弾圧力が強くなつて
鎮圧ローラ（21）による鎮圧強さは増加する。一方、上
記と反対に、カラー（44）を適宜に上昇させて支持棒
（42）の上部に固定すると、そのカラー（44）の上昇に
応じ鎮圧スプリング（22）の弾圧力が弱くなつて鎮圧ロ
ーラ（21）による鎮圧強さは減少する。

施肥深さを調節する場合には、ハンドル（51）によつて
調節ねじ棒（50）を一方向へ回転すれば、腕杆（47）が
主軸（37）を軸とし第１図の時計方向へ回動して施肥フ
レーム（１）が上昇し、デイスクコルター（17）の土中
への喰込み深さが浅くなつて施肥深さは浅くなる。一
方、ハンドル（51）によつて調節ねじ棒（50）を他方へ
回転すると、上記と反対に作動し、デイスクコルター
（17）の土中への喰込み深さが不覚なつて施肥深さは深
くなる。

（考案の効果） この考案の麦用多条施肥播種機は、下記のような顕著な
効果を有する。

（１）施肥フレーム上に数個の肥料受箱を、その施肥フ
レームに固定した後方の播種受台上に数個の種子受箱を
それぞれ左右方向に並設し、上記肥料受箱上にわたして
一体化した肥料タンクを、上記種子受箱上にわたして一
体化した種子タンクをそれぞれ附設したから、その肥料
タンク内への肥料投入および種子タンク内への種子投入
がし易くて作業の能率化を計ることができる。

（２）デイスクコルターにより施肥溝を作製してその施
肥溝内に施肥した後、該施肥溝上を傾斜均平板により均
らし施肥溝を消して播種床を整形し、種子落下樋の扁平
状の下口から上記傾斜均平板上を経て播種し、対で両側
覆土円盤により覆土する。従つて、 （イ）整地が良くなくて残渣物が多い圃場や湿気が多い
圃場においても、その残渣物や作業器が抱くことはない
から、高速作業で作業を円滑適確になし得て作業能率を
向上する。

（ロ）傾斜均平板により広幅播きの播種床を整形してそ
の播種床上に広幅播きの播種を行うことができる。

（ハ）種子は、種子落下樋の扁平状の下口より傾斜均平
板上に広幅に拡散して落下した後、その傾斜均平板上を
流下して播下されるから、広幅播きの播種を円滑且つ均
等適確になすことができる。

（ニ）広幅に播種された種子上に両側覆土円盤によつて
完全に覆土し得る。

（３）肥料受箱の肥料開閉板および種子受箱の播種開閉
板を左右移動可能の施肥レバー付き施肥調節杆および播
種レバー付き播種調節杆にそれぞれリンク機構により連
結した。従つて、 （イ）施肥量の調節、播種量の調節の何れもレバー一箇
所により行うことができて作業上便利である。

（ロ）各畦間の施肥量および播種量の誤差が無くて作業
能率を向上する。

（４）播種フレームの後部を弾圧力調節可能の鎮圧スプ
リングにより下圧するから、圃場に応じ鎮圧スプリング
の弾圧力を変更して鎮圧ローラによる鎮圧強さを調節す
ることができる。

（５）施肥フレームに車輪を上下調節可能に取付け、そ
の車輪の上下操作によつて施肥深さを変更するから、鎮
圧ローラによる鎮圧強さが変ることなく施肥深さを調節
することができる。

（６）構造は簡単で安易安価に製作でき、その作動は軽
快円滑である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例に係る麦用多条施肥播種機
の側面図で、一部を切欠して示す。第２図は同上正面
図、第３図は同上平面図、第４図はその肥料および種子
の送出し部の一部切欠した後面図である。 （１）…施肥フレーム、（２）…播種受台、（３）…肥
料受箱、（４）…種子受箱、（５）…肥料タンク、
（６）…種子タンク、（７）…施肥開閉板、（８）…施
肥レバー、（９）…施肥調節杆、（10）…播種開閉板、
（11）…播種レバー、（12）…播種調節杆、（13）…施
肥リンク、（14）…播種リンク、（15）…肥料落下樋、
（16）…種子落下樋、（17）…デイスクコルター、（1
8）…播種フレーム、（19）…傾斜均平板、（20）…両
側覆土円盤、（21）…鎮圧ローラ、（22）…鎮圧スプリ
ング、（23）…肥料撹拌送出し爪、（24）…回転軸、
（25）…肥料掻出し片、（26）…回転軸、（27）…種子
撹拌送出し爪、（28）…回転軸、（29）…種子掻出し
片、（30）…回転軸、（31）…車輪、（37）…主軸、
（38）…ベルクランク、（52），（53），（54），（5
5），（56）…伝動機構、

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】施肥フレームの後方には該施肥フレームに
   固定した播種受台を設け、その施肥フレームの前部上に
   数個の肥料受箱を、播種受台上に数個の種子受箱をそれ
   ぞれ左右方向に並設し、上記肥料受箱の前部上にわたし
   て一体化した肥料タンクを、上記種子受箱の前部上にわ
   たして一体化した種子タンクをそれぞれ附設し、上記肥
   料受箱の前後方向の中間部に上下動可能に設けた施肥開
   閉板は上記施肥フレームに左右移動可能に設けた施肥レ
   バー付き施肥調節杆に施肥リンクにより、上記種子受箱
   の前後方向の中間部に上下動可能に設けた播種開閉板は
   上記播種受台に左右移動可能に設けた播種レバー付き播
   種調節杆に播種リンクおよびベルクランクによりそれぞ
   れ連結し、上記肥料受箱の肥料送出し口後方に上口を臨
   ませて肥料落下樋を、上記種子受箱の種子送出し口後方
   に上口を臨ませて下口が扁平状の種子落下樋をそれぞれ
   縦に配置し、上記施肥フレームの下方にはデイスクコル
   ターを設けて該デイスクコルターの後部内に上記肥料落
   下樋の下口を臨ませ、上記播種受台の下方には上記施肥
   フレームに横架する主軸に前端部を上下回動自在に取付
   けた播種フレームを設けて該播種フレームに前方より順
   次、傾斜均平板、両側覆土円盤、鎮圧ローラを取付け、
   上記傾斜均平板上に上記種子落下樋の下口を臨ませて上
   記播種フレームの後部を弾圧力調節可能の鎮圧スプリン
   グにより下圧し、上記肥料受箱の前部に通して架設した
   肥料撹拌送出し爪付き回転軸および後部に通して架設し
   た肥料掻出し片付き回転軸、並びに上記種子受箱の前部
   に通して架設した種子撹拌送出し爪付き回転軸および後
   部に通して架設した種子掻出し片付き回転軸と、上記施
   肥フレームに上下調節可能に取付けた車輪とを伝動機構
   により連結してなる麦用多条施肥播種機。