JPH0751349A - 蒸散装置 - Google Patents

蒸散装置

Info

Publication number
JPH0751349A
JPH0751349A JP5222222A JP22222293A JPH0751349A JP H0751349 A JPH0751349 A JP H0751349A JP 5222222 A JP5222222 A JP 5222222A JP 22222293 A JP22222293 A JP 22222293A JP H0751349 A JPH0751349 A JP H0751349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
evaporation
heating
thermistor
transpiration
heating means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5222222A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichiro Tajima
陽一郎 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP5222222A priority Critical patent/JPH0751349A/ja
Publication of JPH0751349A publication Critical patent/JPH0751349A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 薬剤を効率的かつ適正量をもって蒸散させる
ことができる蒸散装置を提供する。 【構成】 空気流通路9の内部には、相互に発熱特性が
異なる第1蒸散用サーミスタ15と第2蒸散用サーミス
タ18とが配置されている。薬液カートリッジ2は、薬
液容器31を有し、その内部には芳香剤、消臭剤、殺菌
剤、殺虫剤等であって、かつ、常温ではほとんど蒸発せ
ず、所定の温度以上では温度に比例した量をもって蒸発
する特性の薬液32が収容されている。この薬液容器3
1の内部には、底面の全長に亙る吸液芯33が敷設され
ており、この吸液芯33の一端部には、両蒸散用サーミ
スタ15,18上に突出する突設部35が設けられてい
る。そして、前記両蒸散用サーミスタ15,18を周期
的にオン・オフさせたり、両者のオン・オフの割合を変
更する等により加熱状態を制御し、これにより突設部3
5からの薬液32の蒸散量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芳香剤、消臭剤、殺菌
剤、殺虫剤等の薬剤を蒸散させる蒸散装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の蒸散装置としては、図39及び図
40に示したものが知られている。すなわち、蒸散装置
は、装置本体61とこの装置本体61に着脱自在に装填
される薬液カートリッジ62とから構成されている。装
置本体61は、外部ケース63を有し、この外部ケース
63の上面には蒸散口64が開成され、下面には挿入口
65が形成されている。外部ケース63の内部上方に
は、筒状部66が設けられており、この筒状部66の下
部内周には雌ねじ部67が形成されている。また、筒状
部66の上端部には中央に挿通孔68を有するヒーター
69が配設されており、このヒーター69には電源コー
ド口70から配索されたコードが接続される。
【0003】一方、薬液カートリッジ62は、芳香性等
の所定の効能を有する薬液71が収容された断面円形の
薬液容器72を有し、この薬液容器72の上端周部に
は、前記雌ねじ部67に螺合する雄ねじ部73が形成さ
れている。また、薬液容器72の上端開口部には、キャ
ップ74が嵌着されており、このキャップ74の中心部
には、上端部が薬液容器72の外部に突出し、かつ下端
部が薬液容器72の底面近傍まで延設された吸液芯75
が嵌装されている。
【0004】かかる構造において、使用に際しては装置
本体61を持ち上げて、挿入口65を介して薬液カート
リッジ62を外部ケース63内に挿入して回転させる。
これにより、図40に示したように、薬液容器72の上
端部に設けられた雄ねじ部73が、筒状部66に設けら
れた雌ねじ部67に螺合して、薬液カートリッジ62は
装置本体61に装填される。このように、薬液カートリ
ッジ62が装填されると、吸液芯75の上端部はヒータ
ー69の挿通孔68内に遊挿された状態となる。この状
態でヒーター69が発熱動作することにより、吸液芯7
5から薬剤成分が蒸散して、蒸散口64を介して外部に
拡散するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の蒸散装置にあっては、ヒーター69を常時発
熱作動させることにより蒸散を行う構造であることか
ら、単位時間当たりのエネルギー消費量が大きいばかり
でなく、薬液71の蒸散消費量も大きく効率的に薬液7
10を蒸散させることができない。また、このようにヒ
ーター69を常時発熱作動させて蒸散を行うと、大気中
への薬剤成分の蒸散量が過剰となってしまい、周囲環境
が却って悪化してしまうおそれもあった。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、薬剤を効率的かつ適正に蒸散させ
ることができる蒸散装置を提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、蒸散可能な薬剤を供給する薬剤供
給手段と、薬剤供給手段から供給された薬剤を加熱する
加熱手段と、該加熱手段の加熱状態を制御する制御手段
とを有している。
【0008】
【作用】前記構成において、薬剤供給手段より供給され
た薬剤は、加熱手段により加熱されることにより蒸散す
る。このとき、加熱手段の加熱状態は制御手段により制
御されることから、該制御手段の制御態様により形成さ
れる加熱状態に応じた蒸散量をもって薬剤が蒸散する。
つまり、制御手段が加熱手段の加熱状態を制御すること
により、結果的に薬剤の蒸散量が制御されることとな
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって説
明する。図1に示したように、蒸散装置は、装置本体1
とこの装置本体1に着脱自在に装填される薬液カートリ
ッジ2とから構成される。前記装置本体1は外部ケース
3を有し、この外部ケース3には、図2、3に示すよう
に、上面部4、左右側面部5,6、前面部7及び背面部
8が一体的に形成されている。
【0010】外部ケース3の内部には、前面部7に沿っ
て上下方向に延在する空気流通路9が隔成されており、
この空気流通路9は縦隔壁10により外部ケース3の他
側部側と仕切られている。また、空気流通路9の下端部
には、その全面に亙って蒸散用空気取り入れ口11が開
成されており、上端部には蒸散用空気取り入れ口11よ
り小径の蒸散口12が開成されている。空気流通路9の
内部には、前記前面部7の内側に基板取付部13a,1
3bが突設されており、この取付片13a,13bによ
り第1サーミスタ取付基板14が支持され、該第1サー
ミスタ取付基板14には第1蒸散用サーミスタ15の端
部が固着されている。さらに、前空気通流路9内には、
前記縦隔壁10に基板取付部16が突設されており、該
基板取付部16により、第2サーミスタ取付基板17支
持され、該第2サーミスタ取付基板17に第2蒸散用サ
ーミスタ18の端部が固着されている。
【0011】各蒸散用サーミスタ15,18は、図4に
拡大して示したように、各々一対の導電端子19a,1
9bを介して、対応する各々のサーミスタ取付基板1
4,17に固定されており、後述する吸液芯33よりも
幅広状であって、連なるように対向配置されている。ま
た、図5に示したように、第1蒸散用サーミスタ15に
あっては、動作後約1分で180℃に到達し以降ほぼ当
該温度を維持する発熱特性を有し、第2蒸散用サーミス
タ18にあっては、動作後約1分で100℃に到達し以
降ほぼ当該温度を維持する発熱特性を有している。
【0012】前記外部ケース3の縦隔壁10より他側部
側には、この縦隔壁10の中央部よりやや下部に一端部
を結合された横隔壁20が設けられており、該横隔壁2
0は前記上面部4と平行に横方向へ延在している。この
横隔壁20は、縦隔壁10に結合された一端部を下方に
変位した斜状であって、他端部は前記背面部8に結合さ
れている。横隔壁20の上部には、カートリッジ装填部
21が設けられており、カートリッジ装填部21は前記
背面部8に形成された挿入口22を介して外部に開放し
ている。この挿入口22は、縦長の長方形状であり、ま
た、前記カートリッジ装填部21は、左側壁24と右側
壁25、及び上壁26と下壁27、及び前記挿入口22
と対向する奥壁28とにより隔成されている。
【0013】前記下壁27は、横隔壁20の上面であ
り、よって、挿入口22側から奥壁28側に亙って徐々
に下降する傾斜状に成形さており、その斜度は、前記両
蒸散用サーミスタ15,18と同一角度に設定されてい
る。また、上壁26は下壁27と平行に延在し、よって
上壁26も挿入口22側から奥壁28側に亙って徐々に
下降する傾斜状に成形されている。この平行に延在する
上壁26と下壁27とには、挿入口22側から奥壁28
側に亙って延在する一対の平行なリブにより、上部ガイ
ド溝29と下部ガイド溝30とが設けられている。ま
た、前記奥壁28の下部には、縦隔壁10を貫通する吸
液芯通路23が設けられており、該吸液芯通路23はそ
の下面が両蒸散用サーミスタ15,18の上面とほぼ同
高さ位置となるように形成されている。
【0014】一方、薬液カートリッジ2は、薬液容器3
1を有し、その内部には芳香剤、消臭剤、殺菌剤、殺虫
剤等であって、かつ、常温ではほとんど蒸発せず、所定
の温度以上では温度に比例した量をもって蒸発する特性
の薬液32が収容されている。この薬液容器31は、前
記挿入口22からカートリッジ装填部21に挿入可能な
断面長方形状であり、カートリッジ装填部21の奥行き
寸法よりやや長尺状に形成されている。この薬液容器3
1の内部には、底面の全長に亙る吸液芯33が敷設され
ており、この吸液芯33の一端部には薬液容器31の前
面下部から外部に突出する突設部35が設けられてい
る。
【0015】なお、この突設部35の基端周部には耐熱
性シール剤34が塗布されている。また、薬液容器31
の上面と下面には、上部ガイド凸条36と下部ガイド凸
条37とが各々突設されており、ガイド凸条36にあっ
ては前記上部ガイド溝29に内挿し得る幅に、下部ガイ
ド凸条37にあっては前記下部ガイド溝30に内挿し得
る幅に各々形成されている。
【0016】他方、前記装置本体1の左側面部5には、
その外面にLED表示部38と温度切り換えSW39と
が設けられており、また内部には基板40が配置されて
いる。該基板40には、図6に示したように制御用LS
I41が設けられており、該制御用LSI41は、CP
U42、プログラム用のROM43及び第1サーミスタ
用制御回路44及び第2サーミスタ用制御回路45等で
構成され、制御用電源及び所定周波数のクロックが入力
される。また、CPU42には、前記温度切り換えSW
39を構成する高温SW46と低温SW47から信号が
入力される。そして、CPU42は、これら入力信号と
ROM43に格納されているプログラムに従って動作
し、前記LED表示部38に設けられた高温表示LED
48と低温表示LED49を制御するとともに、第1及
び第2サーミスタ用制御回路44,45に必要な指示を
行う。該第1及び第2サーミスタ用制御回路44,45
は、蒸散用電源を与えられて動作し、CPU42からの
指示に従って各々前記第1蒸散用サーミスタ15と第2
蒸散用サーミスタ18を制御する。
【0017】以上の構成にかかる本実施例において、使
用に際しては薬液カートリッジ2を把持し、吸液芯33
の突設部35側を先端下部にして、挿入口22よりカー
トリッジ装填部21内に挿入する。このとき、上部ガイ
ド溝29と上部ガイド凸条36、及び下部ガイド溝30
と下部ガイド凸条37を各々合致させた後、軽く押し込
む。すると、このガイド溝29,30とガイド凸条3
6,37とによる嵌合のみならず、左右側壁24,25
及び上下壁26,27と摺接によりガイドされて、薬液
カートリッジ2は自重によりカートリッジ装填部21の
奥方向に摺動する。そして、この摺動に伴って、吸液芯
33の突設部35が吸液芯通路23を挿通して、両蒸散
用サーミスタ15,18上に到来した後、薬液容器31
の先端面が奥壁28に当接して位置決めされる。この位
置決めされた状態において、薬液32は吸液芯33に浸
入して突設部35に浸出し、よって突設部35には常時
薬液32が供給される状態となる。
【0018】この状態で、図外の電源を投入すると、C
PU42は、図7に示したフローチャートに従って制御
を開始し、先ず高温SW46が押されたか否かを判別す
る(SA1)。高温SW46が押されたならば、高温表
示LED48を点灯させた後(SA2)、第1蒸散用サ
ーミスタ15を通電し(SA3)、さらに第2蒸散用サ
ーミスタ18を通電する(SA4)。しかる後に、1分
間タイマー処理(SA5)により、両蒸散用サーミスタ
15,18を1分間通電状態に維持し、1分経過した時
点で第2蒸散用サーミスタ18の通電を停止させる(S
A6)。さらに、高温SW46が押されたか否かを判別
して(SA7)、高温SW46が押されるまで、次に処
理を実行することなく待機し、よってその間第1蒸散用
サーミスタ15のみが発熱作動している状態が維持され
る。
【0019】つまり、高温SW46が1回目に操作され
た場合には、操作された直後の1分間は両蒸散用サーミ
スタ15,18を通電して発熱動作させる。これによ
り、第2蒸散用サーミスタ18からの熱を利用して、第
1蒸散用サーミスタ15の温度を早期に所定温度(18
0℃)に到達させる。そして、1分間が経過することに
より、第1蒸散用サーミスタ15が所定温度に到達する
と、第2蒸散用サーミスタ18の通電を停止させて、第
1蒸散用サーミスタ15のみによる加熱に切り換える。
【0020】よって、以降吸液芯33の突設部35は、
第1蒸散用サーミスタ15のみにより加熱され、これに
より突設部35に浸出している薬液の薬剤成分が蒸散
し、この蒸散した薬剤成分は第1蒸散用サーミスタ15
の発熱動作により高温となった空気とともに、蒸散口1
2から外部に拡散する。このとき、第1蒸散用サーミス
タ15にあっては、図5をもって説明したように、第2
蒸散用サーミスタ18より高温の発熱特性を有してい
る。よって、高温SW46が押された場合には、後述す
る低温SW47が操作された場合より吸液芯33の突設
部35が高温で加熱され、その結果、多量の薬剤成分が
蒸散して蒸散口12から外部に拡散する。そして、再度
高温SW46が押されると、SA7からSA8に進み、
高温表示LED48を消灯させ、第1蒸散用サーミスタ
15の通電を停止させた後(SA9)、SA1に戻る。
【0021】また、SA1からの処理が開始された際、
高温SW46が押されなかった場合には、低温SW47
が操作されたか否かを判別し、高温及び低温SW46,
47のいずれも押されない場合には、SA1→SA10
→SA1のループを繰り返して、待機状態を維持する。
そして、低温SW47が押されたならば、低温表示LE
D49を点灯させた後(SA11)、第2蒸散用サーミ
スタ18を通電し(SA12)、さらに第1蒸散用サー
ミスタ15を通電する(SA13)。しかる後に、0.
7分間タイマー処理(SA14)により、両蒸散用サー
ミスタ15,18を0.7分間通電状態に維持し、0.
7分経過した時点で第1蒸散用サーミスタ15の通電を
停止させる(SA15)。さらに、低温SW47が押さ
れたか否かを判別して(SA16)、低温SW47が押
されるまで、次に処理を実行することなく待機状態を維
持し、第2蒸散用サーミスタ18のみを発熱作動させて
おく。
【0022】つまり、低温SW47が1回目に操作され
た場合には、操作された直後の0.7分間は両蒸散用サ
ーミスタ15,18を通電して発熱動作させる。これに
より、第1蒸散用サーミスタ15からの熱を利用して、
第2蒸散用サーミスタ18の温度を早期に所定温度(1
00℃)に到達させる。しかし、第1蒸散用サーミスタ
15にあっては、第2蒸散用サーミスタ18より温度上
昇特性が高いことから、あまり長く発熱動作させると、
第2蒸散用サーミスタ18が定常温度以上となってしま
うおそれがある。そこで、この場合には前述の1分より
短い0.7分間のみ、両蒸散用サーミスタ15,18を
通電して発熱動作させる。そして、0.7分間が経過す
ることにより、第2蒸散用サーミスタ18が所定温度に
到達すると、第1蒸散用サーミスタ15の通電を停止さ
せて、第2蒸散用サーミスタ18のみによる加熱に切り
換える。
【0023】よって、以降吸液芯33の突設部35は、
第2蒸散用サーミスタ18のみにより加熱され、これに
より突設部35に浸出している薬液の薬剤成分が蒸散
し、この蒸散した薬剤成分は第2蒸散用サーミスタ18
の発熱動作により高温となった空気とともに、蒸散口1
2から外部に拡散する。このとき、第2蒸散用サーミス
タ15にあっては、第1蒸散用サーミスタ15より低温
の発熱特性を有している。よって、低温SW4が操作さ
れた場合には、吸液芯33の突設部35が高温SW46
が操作された場合より低温で加熱され、その結果、前述
より少量の薬剤成分が蒸散して蒸散口12から外部に拡
散する。そして、再度低温SW47が押されると、SA
16からSA17に進み、低温表示LED49を消灯さ
せ、第2蒸散用サーミスタ18の通電を停止させた後
(SA18)、SA1に戻る。
【0024】図8〜13は、本発明の第2実施例を示す
ものである。すなわち、図8に示すように、蒸散装置
は、装置本体101とこの装置本体101に着脱自在に
装填される薬液カートリッジ102とから構成される。
前記装置本体101は外部ケース103を有し、この外
部ケース103には、図9,10に示すように、上面部
104、左右側面部105,106、上部のみに設けら
れた前面部107及び背面部108が一体的に形成され
ている。
【0025】外部ケース103の内部には、前面部7に
沿って上下方向に延在する空気流通路109が隔成され
ており、この空気流通路109は縦隔壁110により外
部ケース103の他側部側と仕切られている。また、空
気流通路109の下端部には、その全面に亙って蒸散用
空気取り入れ口111が開成されており、上端部には蒸
散口112が開成されている。空気流通路109内の下
部には、前記縦隔壁110に基板取付部116が突設さ
れており、該基板取付部116により、プリント基板1
17が支持され、該プリント基板117に蒸散用サーミ
スタ118がその基部を下方に変位させた斜状にて固定
されている。
【0026】前記外部ケース103の縦隔壁110より
他側部側には、この縦隔壁110の中央部よりやや下部
に一端部を結合されて、前記上面部104と平行に横方
向へ延在する横隔壁120が一体的に形成されている。
この横隔壁120は、縦隔壁110に結合された一端部
に上方に変位した斜状であって、他端部は前記背面部1
08に結合されている。横隔壁120の上部には、カー
トリッジ装填部121が設けられており、カートリッジ
装填部121は前記背面部108に形成された挿入口1
22を介して外部に開放している。
【0027】この挿入口122は、縦長の長方形状であ
って、カートリッジ装填部121は挿入口122の開口
縁に連なる左側壁124と右側壁125、及び上壁12
6と下壁127、及び前記挿入口122と対向する奥壁
128とにより隔成されている。前記下壁127は、横
隔壁120の上面であり、よって、挿入口122側から
奥壁128側に亙って徐々に上昇する傾斜状に成形され
ている。また、上壁126は下壁127と平行に延在
し、よって上壁126も挿入口122側から奥壁128
側に亙って徐々に下降する傾斜状に成形されている。こ
の平行に延在する上壁126と下壁127とには、挿入
口122側から奥壁128側に亙って延在する一対の平
行なリブにより、上部ガイド溝129と下部ガイド溝1
30とが設けられている。また、前記奥壁128の下部
には、薬液容器取り出しボタン119が摺動自在に貫通
配置され、上部には縦隔壁110を貫通する吸液芯通路
123が設けられている。
【0028】一方、薬液カートリッジ102は、薬液容
器131を有し、その内部には所定の温度以上では温度
に比例した量をもって蒸発する特性の薬液132が収容
されている。この薬液容器131は、前記挿入口122
からカートリッジ装填部121に挿入可能な断面長方形
状であり、カートリッジ装填部121の奥行き寸法より
やや長尺状に形成されている。この薬液容器131の内
部には、一端部が薬液容器131の底壁に当接する吸液
芯133が配置され、該吸液芯133の他端部には薬液
容器131の前面上部から外部に突出する突設部135
が設けられている。
【0029】なお、この突設部135の基端周部には耐
熱性を有するシール部材134が嵌着されている。ま
た、薬液容器131の上面と下面には、上部ガイド凸条
136と下部ガイド凸条137とが各々突設されてお
り、ガイド凸条136にあっては前記上部ガイド溝12
9に内挿し得る幅に、下部ガイド凸条137にあっては
前記下部ガイド溝130に内挿し得る幅に各々形成され
ている。
【0030】他方、前記装置本体101の右側面部10
6には、その外面にLCD表示部138と、蒸散量設定
ボタン139と蒸散指示ボタン140とが配置され、蒸
散量設定ボタン139には蒸散量設定SW141が、蒸
散指示ボタン140には蒸散指示SW142が各々付設
されている。これら、蒸散量設定SW141と蒸散指示
SW142、及びLCD表示部138は、右側面部10
6の内部に配置された制御回路プリント基板143に接
続されており、該制御回路プリント基板143には、制
御用LSI144が設けられている。
【0031】制御用LSI144は、図11に示すよう
に、CPU145、プログラム用のROM146及び前
記LCD表示部138を駆動するLCDドライバー14
7等で構成され、制御用電源及び所定周波数のクロック
が入力される。また、CPU145には、前記蒸散量設
定SW139と蒸散指示SW142から、信号が入力さ
れる。そして、CPU145は、これら入力信号とRO
M146に格納されているプログラムに従って動作し、
前記LCDドライバー147を制御するとともに、サー
ミスタ制御回路148に必要な指示を行う。該サーミス
タ制御回路148は、蒸散用電源を与えられて動作し、
CPU145からの指示に従って蒸散用サーミスタ11
8を制御するように構成されている。また、前記LCD
表示部138には、図12に示すように、最も内側のセ
グメントNO.1から最も外側のセグメントNO.5ま
での5個のセグメントが同心円状に設けられている。
【0032】以上の構成にかかる本実施例において、使
用に際しては装置本体101を所定の位置に配置したま
ま、薬液カートリッジ102を、吸液芯133の突設部
135側を先端上部にして、挿入口122よりカートリ
ッジ装填部121内に挿入する。このとき、上部ガイド
溝129と上部ガイド凸条136、及び下部ガイド溝1
30と下部ガイド凸条137を各々合致させた後押し込
む。すると、このガイド溝129,130とガイド凸条
136,137とによる嵌合のみならず、左右側壁12
4,125及び上下壁126,127と摺接によりガイ
ドされて、薬液カートリッジ102はカートリッジ装填
部121の奥方向に摺動する。
【0033】そして、この摺動に伴って、吸液芯133
の突設部135が吸液芯通路123を挿通して、蒸散用
サーミスタ118上に到来する。また、薬液容器31の
下部先端が薬液容器取り出しボタン119に当接し、こ
れにより薬液容器取り出しボタン119が外部に突出し
て、薬液カートリッジ102には所定位置に到達する。
また、薬液32は吸液芯33に浸入して突設部35に浸
出し、よって突設部35には常時薬液32が供給され
る。
【0034】この状態で、図外の電源を投入すると、C
PU145は、図13に示したフローチャートに従って
制御を開始する。そして、先ずレジスタJRに初期値
“1”をセットして(SB1)、このJRの示すセグメ
ントを点灯させ(SB2)、よって、この時点ではセグ
メントNO.1が点灯する。次に、蒸散量設定SW14
1がONとなったか否かを判別し(SB3)、ONとな
っていない場合にはSB4〜SB7の判別処理を実行す
ることなくSB8に進む。
【0035】しかし、ユーザーが蒸散量設定ボタン13
9を操作することにより、蒸散量設定SW141がON
となると、SB3からSB4に進んでJR=5か否かを
判別する。JR=5となっている場合には、JRに初期
値“1”を設定し(SB5)、JR=5となっていない
場合には、JRの値をカウントアップさせる(SB
6)。したがって、JRの値は蒸散量設定ボタン139
が操作されて、蒸散量設定SW141がONとなる都
度、初期値“1”から最大値“5”までの範囲で変化
し、この変化したJRの値に対応するNO.のセグメン
トをSB7の処理により点灯させる。
【0036】このSB3〜SB7の判別処理は、蒸散指
示SW142がONとなるまで(SB8がYESとなる
まで)繰り返され、ユーザーが蒸散指示ボタン140を
操作することにより、蒸散指示SW142がONとなる
と、SB8からSB9に進んで蒸散用サーミスタ118
を通電状態にする。引き続き、JRの値を判別し、JR
=1である場合(SB10がYES)には、2分間タイ
マー処理(SB11)により、2分間通電状態を維持し
た後、蒸散用サーミスタ118の通電を停止する(SB
12)。
【0037】また、JR=2である場合(SB13がY
ES)には、4分間タイマー処理(SB14)により、
4分間通電状態を維持した後、蒸散用サーミスタ118
の通電を停止する(SB12)。また、JR=3である
場合(SB15がYES)には、6分間タイマー処理
(SB16)により、6分間通電状態を維持した後、蒸
散用サーミスタ118の通電を停止する(SB12)。
さらに、JR=4である場合(SB17がYES)には
8分間タイマー処理(SB16)により、8分間通電状
態を維持した後、蒸散用サーミスタ118の通電を停止
する(SB12)。また、JR=5である場合(SB1
0,13,15,17が全てYES)には、10分間タ
イマー処理(SB19)により、10分間通電状態を維
持した後、蒸散用サーミスタ118の通電を停止する
(SB12)。
【0038】すなわち、蒸散用サーミスタ118は、下
記のようにJRの値に応じて異なる時間をもって通電さ
れる。 JR=1である場合には2分間 JR=2である場合には4分間 JR=3である場合には6分間 JR=4である場合には8分間 JR=5である場合には10分間 したがって、蒸散量設定ボタン139の操作により、J
Rを1〜5の任意の値に設定することにより、JRの値
に応じた時間をもって蒸散用サーミスタ118が加熱動
作して、その間突設部135に浸出している薬液132
の薬剤成分が蒸散する。この蒸散した薬剤成分は、蒸散
用サーミスタ118の発熱作により高温となった空気と
ともに、蒸散口112から外部に拡散し、これにより周
囲空間に薬剤成分による効果が発生する。
【0039】図14〜17は、本発明の第3実施例を示
すものあり、この第3実施例は、断面構造が図1及び図
3に示した第1実施例と同一であり、よって、第1蒸散
用サーミスタ15と第2蒸散用サーミスタ18とを有し
ている。また、第1蒸散用サーミスタ15及び第2蒸散
用サーミスタ18の接続構造は図4と同一であり、両蒸
散用サーミスタ15,18の温度特性は図5と同一であ
る。しかし、制御系の構成は第1実施例とは異なってい
る。すなわち、図14に示すように、装置本体1の右側
面部6には、LCD表示部138と蒸散量設定ボタン1
39、及び蒸散指示ボタン140が配置され、蒸散量設
定ボタン139には蒸散量設定SW141が、蒸散指示
ボタン140には蒸散指示SW142が各々付設されて
いる。これら、蒸散量設定SW141と蒸散指示SW1
42、及びLCD表示部138は、右側面部106の内
部に配置された制御回路プリント基板143に接続され
ており、該制御回路プリント基板143には、制御用L
SI144が設けられている。
【0040】制御用LSI144は、図15に示すよう
に、CPU145、プログラム用のROM146及び前
記LCD表示部138を駆動するLCDドライバー14
7等で構成され、制御用電源及び所定周波数のクロック
が入力される。また、CPU145には、前記蒸散量設
定SW139と蒸散指示SW142から、信号が入力さ
れる。そして、CPU145は、これら入力信号とRO
M146に格納されているプログラムに従って動作し、
前記LCDドライバー147を制御するとともに、第1
サーミスタ用制御回路44と第2サーミスタ用制御回路
45とにに必要な指示を行う。該第1及び第2サーミス
タ用制御回路44,45は、蒸散用電源を与えられて動
作し、CPU145からの指示に従って各々第1蒸散用
サーミスタ15と第2蒸散用サーミスタ18とを制御す
る。また、前記LCD表示部138の構成は、図12に
示した第2実施例と同様であって、最も内側のセグメン
トNO.1から最も外側のセグメントNO.5までの5
個のセグメントが同心円状に設けられている。
【0041】以上の構成にかかる本実施例において、図
外の電源を投入すると、CPU145は、図16及び図
17に示した一連のフローチャートに従って制御を開始
する。すなわち、先ずレジスタJRに初期値“1”をセ
ットするとともに、蒸散フラグを0リセットする(SC
1)。引き続き、JRの示すセグメントを点灯させ(S
C2)、よって、この時点では図12に示したLCD表
示部138において、セグメントNO.1が点灯する。
次に、蒸散量設定SW141がONとなったか否かを判
別し(SC3)、ONとなっていない場合にはSC4〜
SC7の判別処理を実行することなくSC8に進む。し
かし、ユーザーが蒸散量設定ボタン139を操作するこ
とにより、蒸散量設定SW141がONとなると、SC
3からSC4に進んでJR=5か否かを判別する。JR
=5となっている場合には、JRに初期値“1”を設定
し(SC5)、JR=5となっていない場合には、JR
の値をカウントアップさせる(SC6)。したがって、
JRの値は蒸散量設定ボタン139が操作されて、蒸散
量設定SW141がONとなる都度、初期値“1”から
最大値“5”までの範囲で変化し、この変化したJRの
値に対応するNO.のセグメントをSC7の処理により
点灯させる。
【0042】このSC3〜SC7の判別処理は、蒸散指
示SW142がONとなるまで(SC8がYESとなる
まで)繰り返され、ユーザーが蒸散指示ボタン140を
操作することにより、蒸散指示SW142がONとなる
と、SC8からSC9に進んで蒸散フラグがセット状態
にあるか否かを判別する。蒸散フラグがリセット状態に
ある場合には、該蒸散フラグをセットした後(SC1
1)、第1蒸散用サーミスタ15をオンにし、かつ第2
蒸散用サーミスタ18をオフにする(SC13)。
【0043】引き続き、JRの値を判別し、JR=1で
ある場合(図17のSC14がYES)にはレジスタT
に“120”を格納し(SC15)、JR=2である場
合(SC16がYES)には“240”を格納する(S
C17)。また、JR=3である場合(SC18がYE
S)には“360”を格納し(SC19)、JR=4で
ある場合(SC20がYES)には“480”を格納し
(SC21)、JR=5である場合(SC14,16,
18,20が全てNO)には“600”を格納する(S
C22)。
【0044】すなわち、レジスタTは、下記のようにJ
Rの値に応じて異なる値が格納される。 JR=1である場合、T=120 JR=2である場合、T=240 JR=3である場合、T=360 JR=4である場合、T=480 JR=5である場合、T=600 そして、このように対応する各ステップSC15,SC
17,SC19,SC21,SC22で、JRの値に応
じてTの値を格納した後、続くSC23では1秒間タイ
マーを起動させて、1秒経過した時点でTをデクリメン
トし(SC24)、しかる後に蒸散指示SW142がO
Nとなったか否かを判別する(SC25)。該蒸散指示
SW142がONとなっていない場合には、T=0とな
ったか否かを判別し(SC26)、T≠0である場合に
はSC23に戻る。よって、蒸散指示SW142がオフ
状態を継続する限り、T=0となるまでSC23〜SC
26のループが繰り返される。したがって、その間第1
蒸散用サーミスタ15がオンであって第2蒸散用サーミ
スタ18がオフである状態が、T秒間継続する。
【0045】そして、T=0となってT秒間が経過する
と、SC26からSC27に進み、これまでオン状態で
あった第1蒸散用サーミスタ15をオフにするととも
に、オフ状態であった第2蒸散用サーミスタ18をオン
にし、図16のSC3からの判別処理を実行する。この
SC3からの判別処理が開始された以降(T秒間が経過
した以降)において、ユーザーが蒸散量設定ボタン13
9と蒸散指示ボタン140とをともに操作せず放置する
と、対応する蒸散量設定SW141と蒸散指示SW14
2とがオフ状態を継続する。その結果、SC3とSC8
の判別がNOとなる。したがって、SC3→SC8→S
C3のループが繰り返され、その間第2蒸散用サーミス
タ18がオン状態を継続する。
【0046】また、このように前記ループが繰り返され
て第2蒸散用サーミスタ18がオン状態を継続している
とき、ユーザーが蒸散指示ボタン140を操作すると、
蒸散指示SW142とがオンとなりSC8からSC9に
進む。このSC9において、蒸散フラグがセット状態に
あるか否かが判別されるが、前述したSC11で蒸散フ
ラグは既にセットされていることから、SC9からSC
10に進み、蒸散フラグをリセットし、しかる後に第2
蒸散用サーミスタ18をオフにしてから、SC3に戻
る。
【0047】つまり、この実施例においては、蒸散量設
定ボタン139の操作によりJRの値を設定すると、こ
のJRの値に応じたT=120〜600のいずれかT秒
間、先ず第1蒸散用サーミスタ15が発熱動作する。し
たがって、T秒間は発熱温度の高い第1蒸散用サーミス
タ15の発熱動作により、多量の薬剤が蒸散する。そし
て、T秒間が経過すると、自動的に第1蒸散用サーミス
タ15からより発熱量の低い第2蒸散用サーミスタ18
に切り替わり、蒸散量の少ない蒸散状態が継続して形成
される。そして、ユーザーが再度蒸散指示ボタン140
を操作することにより、蒸散指示SW142がオンとな
った時点で、第2蒸散用サーミスタ18をオフにして、
前記蒸散量の少ない蒸散状態をも終了させるのである。
【0048】なお、第1蒸散用サーミスタ15がT秒間
のオン状態を継続しているときに、ユーザーが蒸散指示
ボタン140を操作することにより、蒸散指示SW14
2がオンとなると、図17のSC25がYESとなって
SC28に進み、蒸散フラグをリセットする。しかる後
に、第1蒸散用サーミスタ15をオフしてから(SC2
9)、SC2に戻る。したがって、第1蒸散用サーミス
タ15がT秒間のオン状態を継続しているときに、蒸散
指示ボタン140が操作された場合には、その時点で両
蒸散用サーミスタ15,18がオフ状態となって、蒸散
を終了する。
【0049】図18〜22は、本発明の第4実施例を示
すものあり、この第4実施例は、断面構造が図8及び図
10に示した第2実施例と同一である。よって、単一の
蒸散用サーミスタ118のみを有している。しかし、制
御系の構成は第2実施例とは異なっている。すなわち、
図18に示すように、装置本体101の右側面部106
には、その外面にLCD表示部138と、蒸散指示ボタ
ン140、間欠ON時間設定ボタン149、及び間欠O
FF時間設定ボタン150が配置されている。蒸散指示
ボタン140には蒸散指示SW142が付設され、間欠
ON時間設定ボタン149には間欠ON時間設定SW1
51が付設されているともに、間欠OFF時間設定ボタ
ン150には間欠OFF時間設定SW152が付設され
ている。これら、各SW142,151,152及びL
CD表示部138は、右側面部106の内部に配置され
た制御回路プリント基板143に接続されており、該制
御回路プリント基板143には、制御用LSI144が
設けられている。
【0050】制御用LSI144は、図19に示すよう
に、CPU145、プログラム用のROM146とワー
ク用のRAM153、及び前記LCD表示部138を駆
動するLCDドライバー147等で構成され、制御用電
源及び所定周波数のクロックが入力される。また、CP
U145には、前記蒸散指示SW142、間欠ON時間
設定SW151、及び間欠OFF時間設定SW152か
ら、信号が入力される。そして、CPU145は、これ
ら入力信号とROM146に格納されているプログラム
及びRAM153に一時記憶されるデータ等に従って動
作し、前記LCDドライバー147を制御するととも
に、サーミスタ制御回路148に必要な指示を行う。該
サーミスタ制御回路148は、蒸散用電源を与えられて
動作し、CPU145からの指示に従って蒸散用サーミ
スタ118を制御する。
【0051】また、前記LCD表示部138には、図2
0に示したように、間欠ON時間の“5分”“10分”
“15分”“20分”に各々対応するセグメントNO.
1、NO.2、NO.3、NO.4が設けられていると
ともに、間欠OFF時間の“5分”“10分”“15
分”“20分”に各々対応するセグメントNO.5、N
O.6、NO.7、NO.8が設けられている。
【0052】以上の構成にかかる本実施例において、図
外の電源を投入すると、CPU145は、図21に示し
たフローチャートに従って制御を開始する。すなわち、
先ずレジスタNRに初期値“1”をセットするとともに
(SD1)、レジスタFRに初期値“5”をセットする
(SD2)。次に、このNR,FRの示すセグメントを
点灯させ(SD3)、よって、この時点ではセグメント
NO.1(間欠ON時間“5分”)と、セグメントN
O.5(間欠OFF時間“5分”)とが点灯する。
【0053】次に、間欠ON時間設定SW151がON
となった否かを判別し(SD4)、ONとなっていない
場合にはSD5〜SD7の判別処理を実行することなく
SD8に進む。しかし、ユーザーが間欠ON時間設定ボ
タン149を操作することにより、間欠ON時間設定S
W151がONとなると、SD4からSD5に進んでN
R=4か否かを判別する。NR=4となっている場合に
は、NRに初期値“1”をセットし(SD6)、NR=
4となっていない場合には、NRの値をカウントアップ
させる(SD7)。したがって、NRの値は、間欠ON
時間設定ボタン149の操作により、間欠ON時間設定
SW151がONとなる都度、初期値“1”から最大値
“4”までの範囲で変化し、この変化したNRのの値に
対応するNO.のセグメントを後述するSD12の処理
により点灯させる。
【0054】また、間欠ON時間設定SW151がOF
Fである場合及びSD6又はSD7の処理を実行した後
には、間欠OFF時間設定SW152がONとなった否
かを判別し(SD8)、ONとなっていない場合にはS
D9〜SD11の判別処理を実行することなくSD12
に進む。ユーザーが間欠OFF時間設定ボタン150を
操作することにより、間欠OFF時間設定SW152が
ONとなると、SD8からSD9に進んでFR=8か否
かを判別する。FR=8となっている場合には、FRに
初期値“5”をセットし(SD10)、FR=8となっ
ていない場合には、FRの値をカウントアップさせる
(SD11)。したがって、FRの値は、間欠OFF時
間設定ボタン149の操作により、間欠OFF時間設定
SW152がONとなる都度、初期値“5”から最大値
“8”までの範囲で変化する。引き続き、このようにし
て変化させたNR及びFRの値に対応するNO.のセグ
メントを、点灯させる(SD12)。
【0055】次に、蒸散指示SW142がONとなった
か否かを判別し(SD13)、ONとなっていない場合
にはSD4に戻る。ユーザーが蒸散指示ボタン140を
操作することにより蒸散指示SW142がONになる
と、蒸散処理を実行した後(SD14)、再度蒸散指示
SW142がONとなったか否かを判別する。そして、
蒸散指示SW142がOFF状態を継続する限りSD1
4→SD15→SD14のループを繰り返して、蒸散処
理を継続し、ユーザーが蒸散指示ボタン140を操作す
ることにより、蒸散指示SW142がONとなった時点
で蒸散処理を終了してSD4に戻る。
【0056】前記蒸散処理(SD14)は、図22に示
したフローチャートに従って実行され、先ず蒸散用サー
ミスタ118を通電させる(SE1)。次に、NRの値
を判別して、NR=1である場合(SE2がYES)に
はレジスタTに“300”を格納し(SE3)、NR=
2である場合(SE4がYES)には“600”を格納
する(SE5)。また、NR=3である場合(SE6が
YES)には“900”を格納し(SE7)、NR=4
である場合(SE2,SE4,SE6がNO)には“1
200”を格納する(SE8)。
【0057】このように対応する各ステップSE3,S
E5,SE7,SE8で、NRの値に応じてTの値が格
納した後、続くSE9では1秒間タイマーを起動させ、
1秒経過した時点でTをデクリメントし(SE10)、
しかる後に蒸散指示SW142がONとなったか否かを
判別する(SE11)。該蒸散指示SW142がONと
なっていない場合には、T=0となったか否かを判別し
(SE12)、T≠0である場合にはSE9に戻る。よ
って、蒸散指示SW142がオフ状態を継続する限り、
T=0となるまでSE9〜SE12のループが繰り返さ
れる。したがって、その間蒸散用サーミスタ118がオ
ンである状態が、T秒間継続する。そして、T=0とな
ってT秒間が経過すると、SE12からSE13に進
み、蒸散用サーミスタ118の通電を停止させる。
【0058】次に、FRの値を判別して、FR=5であ
る場合(SE14がYES)にはレジスタTに“30
0”を格納し(SE15)、FR=6である場合(SE
16がYES)には“600”を格納する(SE1
7)。また、FR=7である場合(SE18がYES)
には“900”を格納し(SE19)、FR=8である
場合(SE14,SE16,SE18がNO)には“1
200”を格納する(SE20)。
【0059】そして、各ステップSE15,SE17,
SE19,SE20で、FRの値に応じてTの値が格納
した後、続くSE21では1秒間タイマーを起動させ、
1秒経過した時点でTをデクリメントし(SE22)、
しかる後に蒸散指示SW142がONとなったか否かを
判別する(SE23)。該蒸散指示SW142がONと
なっていない場合には、T=0となったか否かを判別し
(SE24)、T≠0である場合にはSE21に戻る。
よって、蒸散指示SW142がオフ状態を継続する限
り、T=0となるまでSE21〜SE24のループが繰
り返される。したがって、その間蒸散用サーミスタ11
8がオフである状態が、T秒間継続する。そして、T=
0となってT秒間が経過すると、SE24からSE1に
戻り、SE1からの判別処理を繰り返す。
【0060】つまり、この実施例においては、間欠ON
時間設定ボタン149の操作によりNRの値を設定し、
間欠OFF時間設定ボタン150の操作によりFRを設
定すると、NRとFRの各値に応じたT=300〜12
00が設定される。そして、NRに対応するTの値に応
じて、蒸散用サーミスタ118がT秒間発熱作動した
後、FRに対応するTの値に応じて、T秒間発熱停止す
る。したがって、蒸散用サーミスタ118は、300秒
(5分)〜1200秒(20分)までのいずれかのON
時間と、300秒(5分)〜1200秒(20分)まで
のいずれかのOFF時間との組み合わせからなる周期で
間欠的にON作動する。よって、吸液芯133の突設部
135(図8参照)も同周期で間欠的に加熱され、吸液
芯133に浸出している薬液132が間欠的に蒸散す
る。
【0061】なお、蒸散用サーミスタ118が通電状態
であるとき、ユーザーが蒸散指示ボタン140を操作す
ることにより、蒸散指示SW142がONになると、S
E11からSE25に進んで蒸散用サーミスタ118の
通電を停止させた後、図21のSD4に戻る。また、蒸
散用サーミスタ118が間欠的に通電停止している状態
で、蒸散指示ボタン140を操作することにより、蒸散
指示SW142がONになると、SE23から図21の
SD4に戻る。したがって、図22のフローに従って蒸
散用サーミスタ118が間欠的に動作している状態で、
蒸散指示ボタン140を操作することにより、この蒸散
用サーミスタ118の間欠的な動作状態を停止させるこ
とができる。
【0062】図23〜26は、本発明の第5実施例を示
すものあり、この第5実施例は、断面構造が図1及び図
3に示した第1実施例と同一である。よって、第1蒸散
用サーミスタ15と第2蒸散用サーミスタ18とを有し
ている。また、第1蒸散用サーミスタ15及び第2蒸散
用サーミスタ18の接続構造は図4と同一であり、両蒸
散用サーミスタ15,18の温度特性は図5と同一であ
る。しかし、制御系の構成は第1実施例とは異なってい
る。すなわち、図23に示すように、装置本体1の右側
面部6には、その外面にLCD表示部138と、蒸散指
示ボタン140、多蒸散時間設定ボタン154、及び少
蒸散時間設定ボタン155が配置されている。蒸散指示
ボタン140には蒸散指示SW142が付設され、多蒸
散時間設定ボタン154には多蒸散時間設定SW156
が付設されているともに、少蒸散時間設定ボタン155
には少蒸散時間設定SW157が付設されている。これ
ら、各SW142,156,157及びLCD表示部1
38は、右側面部6の内部に配置された制御回路プリン
ト基板143に接続されており、該制御回路プリント基
板143には、制御用LSI144が設けられている。
【0063】制御用LSI144は、図24に示すよう
に、CPU145、プログラム用のROM146及び前
記LCD表示部138を駆動するLCDドライバー14
7等で構成され、制御用電源及び所定周波数のクロック
が入力される。また、CPU145には、前記蒸散指示
SW142、多蒸散時間設定SW156、及び少蒸散時
間設定SW157から、信号が入力される。そして、C
PU145は、これら入力信号とROM146に格納さ
れているプログラムに従って動作し、前記LCDドライ
バー147を制御するとともに、第1サーミスタ用制御
回路44と第2サーミスタ用制御回路45とにに必要な
指示を行う。該第1及び第2サーミスタ用制御回路4
4,45は、蒸散用電源を与えられて動作し、CPU1
45からの指示に従って各々第1蒸散用サーミスタ15
と第2蒸散用サーミスタ18とを制御するように構成さ
れている。
【0064】また、前記LCD表示部138には、図2
5に示したように、多蒸散時間の“5分”“10分”
“15分”“20分”に各々対応するセグメントNO.
1、NO.2、NO.3、NO.4が設けられていると
ともに、少蒸散時間の“5分”“10分”“15分”
“20分”に各々対応するセグメントNO.5、NO.
6、NO.7、NO.8が設けられている。
【0065】以上の構成にかかる本実施例において、図
外の電源を投入すると、CPU145は、図26に示し
たフローチャートに従って制御を開始する。すなわち、
先ずレジスタNRに初期値“1”をセットするとともに
(SF1)、レジスタFRに初期値“5”をセットする
(SF2)。次に、このNR,FRの示すセグメントを
点灯させ(SF3)、よって、この時点ではセグメント
NO.1(多蒸散時間“5分”)と、セグメントNO.
5(少蒸散時間“5分”)とが点灯する。
【0066】次に、多蒸散時間設定SW156がONと
なった否かを判別し(SF4)、ONとなっていない場
合にはSF5〜SF7の判別処理を実行することなくS
F8に進む。しかし、ユーザーが多蒸散時間設定ボタン
154を操作することにより、多蒸散時間設定SW15
6がONとなると、SF4からSF5に進んでNR=4
か否かを判別する。NR=4となっている場合には、N
Rに初期値“1”をセットし(SF6)、NR=4とな
っていない場合には、NRの値をカウントアップさせる
(SF7)。したがって、NRの値は、多蒸散時間設定
ボタン154の操作により、多蒸散時間設定SW156
がONとなる都度、初期値“1”から最大値“4”まで
の範囲で変化し、この変化したNRのの値に対応するN
O.のセグメントを後述するSF12の処理により点灯
させる。
【0067】また、多蒸散時間設定SW156がOFF
である場合及びSF6又はSF7の処理を実行した後に
は、少蒸散時間設定SW157がONとなった否かを判
別し(SF8)、ONとなっていない場合にはSF9〜
SF11の判別処理を実行することなくSF12に進
む。しかし、ユーザーが少蒸散時間設定ボタン155を
操作することにより、少蒸散時間設定SW157がON
となると、SF8からSF9に進んでFR=8か否かを
判別する。FR=8となっている場合には、FRに初期
値“5”をセットし(SF10)、FR=8となってい
ない場合には、FRの値をカウントアップさせる(SF
11)。したがって、FRの値は、少蒸散時間設定ボタ
ン154の操作により、少蒸散時間設定SW157がO
Nとなる都度、初期値“5”から最大値“8”までの範
囲で変化する。引き続き、このようにして変化させたN
R及びFRの値に対応するNO.のセグメントを、点灯
させる(SF12)。
【0068】次に、蒸散指示SW142がONとなった
か否かを判別し(SF13)、ONとなっていない場合
にはSF4に戻る。しかし、ユーザーが蒸散指示ボタン
140を操作することにより蒸散指示SW142がON
になると、蒸散処理を実行した後(SF14)、再度蒸
散指示SW142がONとなったか否かを判別する。そ
して、蒸散指示SW142がOFF状態を継続する限り
SF14→SF15→SF14のループを繰り返して、
蒸散処理を継続し、ユーザーが蒸散指示ボタン140を
操作することにより、蒸散指示SW142がONとなっ
た時点で蒸散処理を終了してSF4に戻る。
【0069】前記蒸散処理(SF14)は、図27に示
したフローチャートに従って実行され、先ず第1蒸散用
サーミスタ15を通電させる(SG1)。次に、NRの
値を判別して、NR=1である場合(SG2がYES)
にはレジスタTに“300”を格納し(SG3)、NR
=2である場合(SG4がYES)には“600”を格
納する(SG5)。また、NR=3である場合(SG6
がYES)には“900”を格納し(SG7)、NR=
4である場合(SG2,SG4,SG6がNO)には
“1200”を格納する(SG8)。
【0070】このように対応する各ステップSG3,S
G5,SG7,SG8で、NRに応じてTの値が格納し
た後、続くSG9では1秒間タイマーを起動させ、1秒
経過した時点でTをデクリメントし(SG10)、しか
る後に蒸散指示SW142がONとなったか否かを判別
する(SG11)。該蒸散指示SW142がONとなっ
ていない場合には、T=0となったか否かを判別し(S
G12)、T≠0である場合にはSG9に戻る。よっ
て、蒸散指示SW142がオフ状態を継続する限り、T
=0となるまでSG9〜SG12のループが繰り返され
る。したがって、その間第1蒸散用サーミスタ15がオ
ンである状態が、T秒間継続する。そして、T=0とな
ってT秒間が経過すると、SG12からSG13に進
み、第1蒸散用サーミスタ15オフにするとともに、第
2蒸散用サーミスタ18をオンにする。
【0071】次に、FRの値を判別して、FR=5であ
る場合(SG14がYES)にはレジスタTに“30
0”を格納し(SG15)、FR=6である場合(SG
16がYES)には“600”を格納する(SG1
7)。また、FR=7である場合(SG18がYES)
には“900”を格納し(SG19)、FR=8である
場合(SG14,SG16,SG18がNO)には“1
200”を格納する(SG20)。
【0072】そして、各ステップSG15,SG17,
SG19,SG20で、FRの値に応じてTの値が格納
した後、続くSG21では1秒間タイマーを起動させ、
1秒経過した時点でTをデクリメントし(SG22)、
しかる後に蒸散指示SW142がONとなったか否かを
判別する(SG23)。該蒸散指示SW142がONと
なっていない場合には、T=0となったか否かを判別し
(SG24)、T≠0である場合にはSG21に戻る。
よって、蒸散指示SW142がオフ状態を継続する限
り、T=0となるまでSG21〜SG24のループが繰
り返される。したがって、その間第2蒸散用サーミスタ
18がオフである状態が、T秒間継続する。そして、T
=0となってT秒間が経過すると、SG24からSG1
に戻り、SG1からの判別処理を繰り返す。
【0073】つまり、この実施例においては、多蒸散時
間設定ボタン154の操作によりNRの値を設定し、少
蒸散時間設定ボタン155の操作によりFRを設定する
と、NRとFRの各値に応じたT=300〜1200が
設定される。そして、NRに対応するTの値に応じて、
T秒間第1蒸散用サーミスタ15がオンとなった後、F
Rに対応するTの値に応じて、T秒間第2蒸散用サーミ
スタ18がオンとなる。したがって、両蒸散用サーミス
タ15,18は、各々異なる時間長あるい同一の時間長
で、交互に発熱作動する。よって、吸液芯33の突設部
35(図1参照)も両蒸散用サーミスタ15,18によ
り交互に加熱される。よって、吸液芯133に浸出して
いる薬液132が、多蒸散と少蒸散とを繰り返しながら
蒸散する。
【0074】なお、第1蒸散用サーミスタ15がオン状
態にあるとき、ユーザーが蒸散指示ボタン140を操作
し、これにより、蒸散指示SW142がONになると、
SG11からSG26に進んで、第1蒸散用サーミスタ
15の通電をオフにした後、図25のSF4に戻る。ま
た、第2蒸散用サーミスタ18がオン状態にあるとき、
ユーザーが蒸散指示ボタン140を操作し、これによ
り、蒸散指示SW142がONになると、SG23から
SG27に進んで、第2蒸散用サーミスタ18をオフに
した後、図25のSF4に戻る。
【0075】図28〜35は、本発明の第6実施例を示
すものあり、この第6実施例は、断面構造が図8及び図
10に示した第2実施例と同一である。よって、単一の
蒸散用サーミスタ118のみを有している。しかし、制
御系の構成は第2実施例とは異なっている。すなわち、
図28に示すように、装置本体101の右側面部106
には、その外面にLCD表示部138と、蒸散指示ボタ
ン140、運転周期設定ボタン158、及び蒸散割合設
定ボタン159が配置されている。蒸散指示ボタン14
0には蒸散指示SW142が付設され、運転周期設定ボ
タン158には運転周期設定SW160が付設されてい
るともに、蒸散割合設定ボタン159には蒸散割合設定
SW161が付設されている。これら、各SW142,
160,161及びLCD表示部138は、右側面部1
06の内部に配置された制御回路プリント基板143に
接続されており、該制御回路プリント基板143には、
制御用LSI144が設けられている。
【0076】制御用LSI144は、図29に示すよう
に、CPU145、プログラム用のROM146とワー
ク用のRAM153及び前記LCD表示部138を駆動
するLCDドライバー147等で構成され、制御用電源
及び所定周波数のクロックが入力される。また、CPU
145には、前記蒸散指示SW142、運転周期設定S
W160、及び蒸散割合設定SW161から、信号が入
力される。そして、CPU145は、これら入力信号と
ROM146に格納されているプログラム及びRAM1
53に一時記憶されるデータ等に従って動作し、前記L
CDドライバー147を制御するとともに、サーミスタ
制御回路148に必要な指示を行う。該サーミスタ制御
回路148は、蒸散用電源を与えられて動作し、CPU
145からの指示に従って蒸散用サーミスタ118を制
御するように構成されている。
【0077】また、前記LCD表示部138には、図3
0に示したように、運転周期の“15分”“30分”
“1時間”“2時間”を表示するセグメントNO.1、
NO.2、NO.3、NO.4が設けられているととも
に、蒸散割合の“25%”“50%”“75%”“10
0%”を表示するセグメントNO.5、NO.6、N
O.7、NO.8が設けられている。
【0078】以上の構成にかかる本実施例において、図
外の電源を投入すると、CPU145は、図31に示し
たフローチャートに従って制御を開始する。すなわち、
先ずレジスタSRに初期値“1”をセットするとともに
(SH1)、レジスタWRに初期値“5”をセットする
(SH2)。次に、このSR,WRの示すセグメントを
点灯させ(SH3)、よって、この時点ではセグメント
NO.1(運転周期“15分”)と、セグメントNO.
5(蒸散割合“25%”)とが点灯する。次に、運転周
期設定SW160がONとなった否かを判別し(SH
4)、ONとなっていない場合にはSH5〜SH7の判
別処理を実行することなくSH8に進む。しかし、ユー
ザーが運転周期設定ボタン158を操作することによ
り、運転周期設定SW160がONとなると、SH4か
らSH5に進んでSR=4か否かを判別する。SR=4
となっている場合には、SRに初期値“1”をセットし
(SH6)、SR=4となっていない場合には、SRの
値をカウントアップさせる(SH7)。したがって、S
Rの値は、運転周期設定ボタン158の操作により、運
転周期設定SW160がONとなる都度、初期値“1”
から最大値“4”までの範囲で変化し、この変化したS
Rのの値に対応するNO.のセグメントを後述するSH
12の処理により点灯させる。
【0079】また、運転周期設定SW160がOFFで
ある場合及びSH6又はSH7の処理を実行した後に
は、蒸散割合設定SW161がONとなった否かを判別
し(SH8)、ONとなっていない場合にはSH9〜S
H11の判別処理を実行することなくSH12に進む。
しかし、ユーザーが蒸散割合設定ボタン159を操作す
ることにより、蒸散割合設定SW161がONとなる
と、SH8からSH9に進んでWR=8か否かを判別す
る。WR=8となっている場合には、WRに初期値
“5”をセットし(SH10)、WR=8となっていな
い場合には、WRの値をカウントアップさせる(SH1
1)。したがって、WRの値は、蒸散割合設定ボタン1
58の操作により、蒸散割合設定SW161がONとな
る都度、初期値“5”から最大値“8”までの範囲で変
化する。引き続き、このようにして変化させたSR及び
WRの値に対応するNO.のセグメントを、点灯させる
(SH12)。
【0080】次に、蒸散指示SW142がONとなった
か否かを判別し(SH13)、ONとなっていない場合
にはSH4に戻る。しかし、ユーザーが蒸散指示ボタン
140を操作することにより蒸散指示SW142がON
になると、蒸散処理を実行した後(SH14)、再度蒸
散指示SW142がONとなったか否かを判別する。そ
して、蒸散指示SW142がOFF状態を継続する限り
SH14→SH15→SH14のループを繰り返して、
蒸散処理を継続し、ユーザーが蒸散指示ボタン140を
操作することにより、蒸散指示SW142がONとなっ
た時点で蒸散処理を終了してSH4に戻る。
【0081】前記蒸散処理(SH14)は、図32に示
したフローチャートに従って実行され、先ずTT設定処
理を行う(SI1)。このTT設定処理は、図33に示
したフローチャートに従って実行され、SRの値を判別
して、SR=1である場合(SJ1がYES)にはレジ
スタTTに“900”を格納し(SJ2)、SR=2で
ある場合(SJ3がYES)には“1800”を格納す
る(SJ4)。また、SR=3である場合(SJ5がY
ES)には“3600”を格納し(SJ6)、SR=4
である場合(SJ1,SJ3,SJ5がNO)には“7
200”を格納する(SJ7)。
【0082】このように対応する各ステップSJ2,S
J4,SJ6,SJ7で、SRの値に応じてTTの値を
格納した後、図32の続くSI2では蒸散用サーミスタ
118を通電させ、引き続き蒸散時間用タイマー設定処
理を行う。この蒸散蒸散用タイマー設定処理は、図34
に示したフローチャートに従って実行され、WRの値を
判別して、WR=5である場合(SK1がYES)には
レジスタTに“TT/4”を格納し(SK2)、WR=
6である場合(SK3がYES)には“TT/2”を格
納する(SK4)。また、WR=7である場合(SK5
がYES)には“3TT/4”を格納し(SK6)、W
R=8である場合(SK1,SK3,SK5がNO)に
は“TT”を格納する(SK7)。
【0083】そして、図32のフローにおいて、SI3
に続くSI4では、1秒間タイマーを起動させ、1秒経
過した時点でTをデクリメントし(SI5)、しかる後
に蒸散指示SW142がONとなったか否かを判別する
(SI6)。該蒸散指示SW142がONとなっていな
い場合には、T=0となったか否かを判別し(SI
7)、T≠0である場合にはSI4に戻る。よって、蒸
散指示SW142がオフ状態を継続する限り、T=0と
なるまでSI4〜SI7のループが繰り返される。した
がって、その間蒸散用サーミスタ118がオンである状
態が、T秒間継続する。そして、T=0となってT秒間
が経過すると、SI7からSI9に進み、蒸散用サーミ
スタ118の通電を停止させる。
【0084】次に、蒸散待機時間用タイマー設定処理
(SI10)を実行するが、この蒸散待機時間用タイマ
ー設定処理(SI10)は、図35に示したフローチャ
ートに従って行う。すなわち、WRの値を判別して、W
R=5である場合(SL1がYES)にはレジスタTに
“3TT/4”を格納し(SL2)、WR=6である場
合(SL3がYES)には“TT/2”を格納する(S
L4)。また、WR=7である場合(SL5がYES)
には“TT/4”を格納し(SL6)、WR=8である
場合(SL1,SL3,SL5がNO)には“0”を格
納する(SL7)。
【0085】そして、図32においてSI10に続くS
I11では、1秒間タイマーを起動させ、1秒経過した
時点でTをデクリメントし(SI12)、しかる後に蒸
散指示SW142がONとなったか否かを判別する(S
I13)。該蒸散指示SW142がONとなっていない
場合には、T=0となったか否かを判別し(SI1
4)、T≠0である場合にはSI211に戻る。よっ
て、蒸散指示SW142がオフ状態を継続する限り、T
=0となるまでSI11〜SI14のループが繰り返さ
れる。したがって、その間蒸散用サーミスタ118がオ
フである状態が、T秒間継続する。そして、T=0とな
ってT秒間が経過すると、SI24からSI2に戻り、
SI2からの処理を繰り返す。
【0086】つまり、この実施例においては、運転周期
設定ボタン158の操作によりSRの値を設定すると、
SRの値に応じて15分、30分、1時間、2時間のい
ずれかの周期時間(TT)が決定される。また、蒸散割
合設定ボタン159の操作によりWRを設定すると、予
め決定された周期時間に対して、蒸散用サーミスタ11
8をオンさせる時間オフさせる時間との割合(パーセン
テージ)が決定される。そして、この決定された割合に
応じて、蒸散用サーミスタ118がオン・オフすること
により、薬液成分が周期的に蒸散する。
【0087】なお、蒸散用サーミスタ118が通電状態
であるとき、ユーザーが蒸散指示ボタン140を操作す
ることにより、蒸散指示SW142がONになると、S
I6からSI8に進んで蒸散用サーミスタ118の通電
を停止させた後、図31のSH4に戻る。また、蒸散用
サーミスタ118が通電停止している状態で、蒸散指示
ボタン140を操作し、これにより、蒸散指示SW14
2がONになると、SI13から図31のSH4に戻
る。したがって、図32のフローに従って蒸散用サーミ
スタ118が周期的に加熱動作している状態で、蒸散指
示ボタン140を操作することにより、この蒸散用サー
ミスタ118の周期的な動作状態を停止させることがで
きる。
【0088】図36〜38は、本発明の第7実施例を示
すものであり、この第7実施例は、断面構造が図1及び
図3に示した第1実施例と同一である。よって、第1蒸
散用サーミスタ15と第2蒸散用サーミスタ18とを有
している。また、第1蒸散用サーミスタ15及び第2蒸
散用サーミスタ18の接続構造は図4と同一であり、両
蒸散用サーミスタ15,18の温度特性は図5と同一で
ある。しかし、制御系の構成は第1実施例とは異なって
いる。すなわち、図36に示すように、装置本体1の右
側面部6には、その外面にLCD表示部138と、蒸散
指示ボタン140、運転周期設定ボタン158、及び蒸
散割合設定ボタン159が配置されている。
【0089】蒸散指示ボタン140には蒸散指示SW1
42が付設され、運転周期設定ボタン158には運転周
期設定SW160が付設されているともに、蒸散割合設
定ボタン159には蒸散割合設定SW161が付設され
ている。これら、各SW142,160,161及びL
CD表示部138は、右側面部106の内部に配置され
た制御回路プリント基板143に接続されており、該制
御回路プリント基板143には、制御用LSI144が
設けられている。
【0090】制御用LSI144は、図37に示すよう
に、CPU145、プログラム用のROM146とワー
ク用のRAM153及び前記LCD表示部138を駆動
するLCDドライバー147等で構成され、制御用電源
及び所定周波数のクロックが入力される。また、CPU
145には、前記蒸散指示SW142、運転周期設定S
W160、及び蒸散割合設定SW161から、信号が入
力される。そして、CPU145は、これら入力信号と
ROM146に格納されているプログラム及びRAM1
53に一時記憶されるデータ等に従って動作し、前記L
CDドライバー147を制御するとともに、第1サーミ
スタ用制御回路44と第2サーミスタ用制御回路45と
に必要な指示を行う。
【0091】該第1及び第2サーミスタ用制御回路4
4,45は、蒸散用電源を与えられて動作し、CPU1
45からの指示に従って各々第1蒸散用サーミスタ15
と第2蒸散用サーミスタ18とを制御するように構成さ
れている。なお、前記LCD表示部138の構成は、図
30に示した第6実施例と同様であって、運転周期の
“15分”“30分”“1時間”“2時間”を表示する
セグメントNO.1、NO.2、NO.3、NO.4が
設けられているとともに、蒸散割合の“25%”“50
%”“75%”“100%”を表示するセグメントN
O.5、NO.6、NO.7、NO.8が設けられてい
る。
【0092】以上の構成にかかる本実施例において、図
外の電源を投入すると、CPU145は、第6実施例と
同様に図31に示したフローチャートに従って制御を開
始する。したがって、このフローチャートに従った制御
により、前述と同様にSR及びWRの設定、及びSR、
WRの示すセグメントの点灯処理等を行うとももに、蒸
散処理(SH14)を行う。この蒸散処理(SH14)
は、図38に示したフローチャートに従って実行され、
先ずTT設定処理を行う(SM1)。このTT設定処理
は、第6実施例と同様に図33に示したフローチャート
に従って実行され、SRの値を判別して、SR=1であ
る場合(SJ1がYES)にはレジスタTTに“90
0”を格納し(SJ2)、SR=2である場合(SJ3
がYES)には“1800”を格納する(SJ4)。ま
た、SR=3である場合(SJ5がYES)には“36
00”を格納し(SJ6)、SR=4である場合(SJ
1,SJ3,SJ5がNO)には“7200”を格納す
る(SJ7)。
【0093】そして、図38のSMIに続くSM2で
は、第1蒸散用サーミスタ15をオンにするとともに、
第2蒸散用サーミスタ18をオフし、引き続き蒸散時間
用タイマー設定処理を行う(SM3)。この蒸散蒸散用
タイマー設定処理も、第6実施例と同様に、図34に示
したフローチャートに従って実行され、WRの値を判別
して、WR=5である場合(SK1がYES)にはレジ
スタTに“TT/4”を格納し(SK2)、WR=6で
ある場合(SK3がYES)には“TT/2”を格納す
る(SK4)。また、WR=7である場合(SK5がY
ES)には“3TT/4”を格納し(SK6)、WR=
8である場合(SK1,SK3,SK5がNO)には
“TT”を格納する(SK7)。
【0094】また、図32のフローにおいて、SM3に
続くSM4では、1秒間タイマーを起動させ、1秒経過
した時点でTをデクリメントし(SM5)、しかる後に
蒸散指示SW142がONとなったか否かを判別する
(SM6)。該蒸散指示SW142がONとなっていな
い場合には、T=0となったか否かを判別し(SM
7)、T≠0である場合にはSM4に戻る。よって、蒸
散指示SW142がオフ状態を継続する限り、T=0と
なるまでSM4〜SM7のループが繰り返される。した
がって、その間第1蒸散用サーミスタ15がオンであっ
て、第2蒸散用サーミスタ18がオフである状態が、T
秒間継続する。そして、T=0となってT秒間が経過す
ると、SM7からSM9に進み、第2蒸散用サーミスタ
18をオンにするとともに、第1蒸散用サーミスタ15
をオフにする。
【0095】次に、蒸散待機時間用タイマー設定処理
(SM10)を実行するが、この蒸散待機時間用タイマ
ー設定処理(SM10)も、第6実施例と同様に、図3
5に示したフローチャートに従って行う。すなわち、W
Rの値を判別して、WR=5である場合(SL1がYE
S)にはレジスタTに“3TT/4”を格納し(SL
2)、WR=6である場合(SL3がYES)には“T
T/2”を格納する(SL4)。また、WR=7である
場合(SL5がYES)には“TT/4”を格納し(S
L6)、WR=8である場合(SL1,SL3,SL5
がNO)には“0”を格納する(SL7)。
【0096】そして、図38のフローチャートにおい
て、SM10に続くSM11では、1秒間タイマーを起
動させ、1秒経過した時点でTをデクリメントし(SM
12)、しかる後に蒸散指示SW142がONとなった
か否かを判別する(SM13)。該蒸散指示SW142
がONとなっていない場合には、T=0となったか否か
を判別し(SM14)、T≠0である場合にはSM2に
戻る。よって、蒸散指示SW142がオフ状態を継続す
る限り、T=0となるまでSM11〜SM14のループ
が繰り返される。したがって、その間第2蒸散用サーミ
スタ18がオン、第1蒸散用サーミスタ15がオフの状
態が、T秒間継続する。そして、T=0となってT秒間
が経過すると、SM14からSM2に戻り、第1蒸散用
サーミスタ15をオン、第2蒸散用サーミスタ18をオ
フにした後、SM3からの処理を繰り返す。
【0097】つまり、この実施例においては、運転周期
設定ボタン158の操作によりSRの値を設定すると、
SRの値に応じて15分、30分、1時間、2時間のい
ずれかの周期時間(TT)が決定される。また、蒸散割
合設定ボタン159の操作によりWRを設定すると、予
め決定された周期時間に対して、第1蒸散用サーミスタ
15のオン時間と、第2蒸散用サーミスタ18のオン時
間との割合が決定される。そして、この決定された割合
に応じて、両蒸散用サーミスタ15,18が交互にオン
・オフすることにより、薬液成分が周期的に蒸散する。
なお、第1蒸散用サーミスタ15が通電状態であると
き、ユーザーが蒸散指示ボタン140を操作することに
より、蒸散指示SW142がONになると、SM6から
SM8に進んで第1蒸散用サーミスタ15をオフにした
後、図31のSH4に戻る。また、第2蒸散用サーミス
タ18が通電停止している状態で、蒸散指示ボタン14
0を操作することにより、蒸散指示SW142がONに
なると、SM13からSM15に進んで第2蒸散用サー
ミスタ18をオフにした後、図31のSH4に戻る。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、蒸散可能
な薬剤を加熱する加熱手段の加熱状態を制御するように
したことから、蒸散に要する熱エネルギーの消費量を抑
制することができるとともに、過剰な薬剤の蒸散を抑制
することができる。よって、効率的かつ適正量の薬剤蒸
散が可能となるとともに、周囲空間に過不足のない適正
な蒸散環境を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例において装置本体に薬液カ
ートリッジを装填した状態における図2のa−a線に沿
う断面図である。
【図2】同装置本体の背面図である。
【図3】図2のa−a線に沿う断面図である。
【図4】第1蒸散用サーミスタと第2蒸散用サーミスタ
の配置構造を示す平面図である。
【図5】第1蒸散用サーミスタと第2蒸散用サーミスタ
の温度特性図である。
【図6】第1実施例の回路図である。
【図7】同実施例のフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施例において装置本体に薬液カ
ートリッジを装填した状態における図9のb−b線に沿
う断面図である。
【図9】同装置本体の背面図である。
【図10】図9のb−b線に沿う断面図である。
【図11】第2実施例の回路図である。
【図12】同実施例のLCD表示部を示す平面図であ
る。
【図13】同実施例のフローチャートである。
【図14】本発明の第3実施例を示す装置本体の背面図
である。
【図15】同実施例の回路図である。
【図16】同実施例のフローチャートである。
【図17】図16に続くフローチャートである。
【図18】本発明の第4実施例を示す装置本体の背面図
である。
【図19】同実施例の回路図である。
【図20】同実施例のLCD表示部を示す平面図であ
る。
【図21】同実施例のフローチャートである。
【図22】同実施例の蒸散処理の内容を示すフローチャ
ートである。
【図23】本発明の第5実施例を示す装置本体の背面図
である。
【図24】同実施例の回路図である。
【図25】同実施例のLCD表示部を示す平面図であ
る。
【図26】同実施例のフローチャートである。
【図27】同実施例の蒸散処理の内容を示すフローチャ
ートである。
【図28】本発明の第6実施例を示す装置本体の背面図
である。
【図29】同実施例の回路図である。
【図30】同実施例のLCD表示部を示す平面図であ
る。
【図31】同実施例のフローチャートである。
【図32】同実施例の蒸散処理の内容を示すフローチャ
ートである。
【図33】同実施例のTT設定処理の内容を示すフロー
チャートである。
【図34】同実施例の蒸散時間用タイマー設定処理の内
容を示すフローチャートである。
【図35】同実施例の蒸散待機時間用タイマー設定処理
の内容を示すフローチャートである。
【図36】本発明の第7実施例を示す装置本体の背面図
である。
【図37】同実施例の回路図である。
【図38】同実施例のフローチャートである。
【図39】従来の蒸散装置の装置本体を薬液カートリッ
ジとを示す垂直断面図である。
【図40】同蒸散装置の装置本体に薬液カートリッジを
装填した状態の垂直断面図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 薬液カートリッジ 9 空気流通路 15 第1蒸散用サーミスタ 18 第2蒸散用サーミスタ 21 カートリッジ装填部 32 薬液 33 吸液芯 39 温度切り換えSW 41 制御用LSI 42 CPU 44 第1サーミスタ用制御回路 45 第2サーミスタ用制御回路 138 LCD表示部 139 蒸散量設定SW 142 蒸散指示SW 151 間欠ON時間設定SW 152 間欠OFF時間設定SW 156 多蒸散時間設定SW 157 少蒸散時間設定SW 160 運転周期設定SW 161 蒸散割合設定SW

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸散可能な薬剤を供給する薬剤供給手段
    と、 該薬剤供給手段から供給された薬剤を加熱する加熱手段
    と、 該加熱手段の加熱状態を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする蒸散装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記加熱手段の加熱動
    作時間を制御することを特徴とする請求項1記載の蒸散
    装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段は、第1の加熱手段と第2
    の加熱手段とで構成され、前記制御手段は、第1及び第
    2の加熱手段の加熱動作時間を制御することを特徴とす
    る請求項1記載の蒸散装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の加熱手段と第2の加熱手段と
    は、相互に発熱特性が異なることを特徴とする請求項3
    記載の蒸散装置。
  5. 【請求項5】 前記加熱手段の加熱動作時間を入力する
    入力手段が設けられ、前記制御手段は前記入力手段によ
    り入力された前記加熱動作時間に応じて、前記加熱手段
    を制御することを特徴とする請求項1記載の蒸散装置。
  6. 【請求項6】 前記加熱手段は、第1の加熱手段と第2
    の加熱手段とで構成され、前記制御手段は前記加熱動作
    時間に応じて第1及び第2の加熱手段の加熱状態を制御
    することを特徴とする請求項5記載の蒸散装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の加熱手段と第2の加熱手段と
    は、相互に発熱特性が異なることを特徴とする請求項6
    記載の蒸散装置。
  8. 【請求項8】 前記加熱手段の加熱動作時間と加熱停止
    時間とを入力する入力手段が設けられ、前記制御手段は
    前記入力手段により入力された前記加熱動作時間と加熱
    停止時間とにに応じて、前記加熱手段を制御することを
    特徴とする請求項1記載の蒸散装置。
  9. 【請求項9】 前記加熱手段は、第1の加熱手段と第2
    の加熱手段とで構成され、前記制御手段は前記加熱動作
    時間と加熱停止時間とに応じて第1及び第2の加熱手段
    の加熱状態を制御することを特徴とする請求項8記載の
    蒸散装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の加熱手段と第2の加熱手段
    とは、相互に発熱特性が異なることを特徴とする請求項
    9記載の蒸散装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、所定の時間に対する
    加熱手段の加熱動作時間と加熱停止時間との割合を可変
    的に制御することを特徴とする請求項1記載の蒸散装
    置。
  12. 【請求項12】 前記加熱手段は、第1の加熱手段と第
    2の加熱手段とで構成され、前記制御手段は第1の加熱
    手段と第2の加熱手段との前記加熱動作時間と加熱停止
    時間の割合を可変的に制御することを特徴とする請求項
    11記載の蒸散装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の加熱手段と第2の加熱手段
    とは、相互に発熱特性が異なることを特徴とする請求項
    6記載の蒸散装置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は、所定の時間に対する
    パーセンテージをもって加熱手段の加熱動作時間と加熱
    停止時間との割合を可変的に制御することを特徴とする
    請求項1記載の蒸散装置。
  15. 【請求項15】 前記加熱手段は、第1の加熱手段と第
    2の加熱手段とで構成され、前記制御手段は所定の時間
    に対するパーセンテージをもって両加熱手段の加熱動作
    時間と加熱停止時間との割合を可変的に制御することを
    特徴とする請求項14記載の蒸散装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の加熱手段と第2の加熱手段
    とは、相互に発熱特性が異なることを特徴とする請求項
    15記載の蒸散装置。
  17. 【請求項17】 前記所定の時間を可変的に設定する時
    間設定手段を設けたことを特徴とする請求項11から1
    6にいずれか記載の蒸散装置。
JP5222222A 1993-08-13 1993-08-13 蒸散装置 Pending JPH0751349A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5222222A JPH0751349A (ja) 1993-08-13 1993-08-13 蒸散装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5222222A JPH0751349A (ja) 1993-08-13 1993-08-13 蒸散装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0751349A true JPH0751349A (ja) 1995-02-28

Family

ID=16779041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5222222A Pending JPH0751349A (ja) 1993-08-13 1993-08-13 蒸散装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0751349A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006522617A (ja) * 2003-04-16 2006-10-05 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 改善された香り物質送達のための方法、装置、組成物、及びシステム
JP2013031501A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Hosiden Corp 芳香器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006522617A (ja) * 2003-04-16 2006-10-05 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 改善された香り物質送達のための方法、装置、組成物、及びシステム
JP2013031501A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Hosiden Corp 芳香器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6779905B1 (en) Electric sensory device
JP4434942B2 (ja) 内蔵されたライトを含み、反応性物質を気化させる蒸発装置
KR101920377B1 (ko) 신발 휴대용 살균 및 천연탈취기
JPH0751349A (ja) 蒸散装置
KR20200007514A (ko) 다기능 향초 워머
US20040246711A1 (en) Apparatus and method for flameless burning of candles
JP2006158586A (ja) 衣類乾燥機
JP2020103678A (ja) 薬剤揮散装置
JPH0751351A (ja) 蒸散装置
JP3513821B2 (ja) 蒸散装置
JPH07163646A (ja) 蒸散装置
JP6633272B2 (ja) 香り空間システム
KR100681425B1 (ko) 신발 건조방법 및 장치
KR20210121964A (ko) 스마트 다기능 방향제 확산시스템
KR200275989Y1 (ko) 자연형 향기 발산장치
JPH08155019A (ja) 蒸散装置
RU177089U1 (ru) Увлажнитель воздуха для занятий предпочтительно йогой, калланетикой и стретчингом
US20050255008A1 (en) Portable fragrance disperser
JP2895450B2 (ja) 消臭芳香用具の残量表示装置
JPH01218458A (ja) 芳香剤の散布方法と散布器
KR20050119043A (ko) 팬형 방향제 휘산 장치
JP2020139635A (ja) 空気調和機
KR100382476B1 (ko) 욕실용 공기조화기의 제어방법
JP2002333156A (ja) 空気調和ユニット
KR20160093209A (ko) 방향제 휘산장치