JPH0751133Y2 - クラッシュタイプフィルターエレメントのシール器具 - Google Patents

クラッシュタイプフィルターエレメントのシール器具

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JPH0751133Y2
JPH0751133Y2 JP1990100033U JP10003390U JPH0751133Y2 JP H0751133 Y2 JPH0751133 Y2 JP H0751133Y2 JP 1990100033 U JP1990100033 U JP 1990100033U JP 10003390 U JP10003390 U JP 10003390U JP H0751133 Y2 JPH0751133 Y2 JP H0751133Y2
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JP
Japan
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seal body
filter element
sealing device
type filter
mandrel
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990100033U
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English (en)
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JPH0457209U (ja
Inventor
坦 石崎
Original Assignee
日本ポール株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業状の利用分野 本考案は作動油等の流体をろ過するクラッシュタイプフ
ィルターエレメントの一端を封止するシール器具に関す
る。
従来の技術 クラッシュタイプフィルターエレメントはポリプロピレ
ン、ポリアミド等の高分子で作られた細繊維を集成した
ものであって、デプスタイプフィルターとして位置付け
られ、圧延油、切削油、洗浄油、クエンチオイル等のろ
過に使用されている。クラッシュタイプフィルターエレ
メントは布状のフィルターエレメントと異なり、かなり
の厚さがあること、嵩密度が低いこと、作用圧力が比較
的低いこと等の特性がある。これらの特性を活かして、
従来のシール器具は、エレメントに食い込むネジ部分と
シール部分とが一体的に形成されており、シール器具全
体を作業員が手動で回動させてネジ部分をエレメントに
食い込ませてエレメントの一端を封止するものであっ
た。
考案が解決しようとする問題点 従来のシール器具は構造が簡素であるという利点を有す
る。しかしながら従来のシール器具は全体を手動で回さ
なければならないため、かなりの労力と時間を要する。
フィルターエレメントの交換時にシール器具取り付け作
業行うが、その間はシステム全体を休止しなければなら
ない。特に数十本と多くのフィルターエレメントを使用
する潤滑システムでは、シール器具取り付け作業に伴う
システムの休止時間はかなり長くなるため、生産性の向
上を図るために休止時間の短縮が求められている。
問題点を解決するための手段 本考案者は、従来のシール器具はネジ部分とシール部分
とが一体的に形成されているため、シール器具全体を回
動しなければならないことに問題点があると考えた。こ
の問題点を解消するため、本考案のシール器具ではシー
ル本体とシール本体押圧手段とにより封止を行うもので
ある。
即ち本考案は、中心に貫通穴を設け、クラッシュタイプ
フィルターエレメントの端部と接する面につめ部を周設
したほぼ円形のシール本体と、前記クラッシュタイプフ
ィルターエレメントの中空部をその長手方向に沿って延
び、前記シール本体の前記貫通穴を通る心棒と、前記心
棒に係止して前記シール本体が前記エレメントから離脱
するのを防ぐシール本体押圧手段とかならなる、クラッ
シュタイプフィルターエレメントのシール器具である。
作用 本考案のシール器具は主としてシール本体1と、心棒3
と、シール本体押圧手段とからなる。第1図に示す実施
例では、シール本体押圧手段は、心棒3の端部にねじ山
3aを設け、このねじ山とかみ合う牒ナットでもって構成
されている。第2〜4図に示す実施例では、シール本体
押圧手段は、前記シール本体の中心に中空円筒状のボス
を設け、この中空部が前記した貫通穴を形成し、このボ
スの上方突出部を切り欠き部を有する係止壁となし、下
端がこの係止壁に内接する円筒状のキャップ部材に回転
自在にレバーを取り付け、このレバーの係止部を前記心
棒に係止させる構造となっている。
本考案に係るシール器具を取り付ける際には、シール本
体1をクラッシュタイプフィルターエレメント2の一端
に、シール本体1の中心に設けた貫通穴に心棒3を通し
ながら手で押圧する。この時、シール本体1に周設した
つめ部5がエレメント2の内部に食い込む。次に、シー
ル本体押圧手段でもってシール本体が浮き上がるのを押
さえる。
実施例 以下、添付図面を参照しつつ、本考案に係るシール器具
の好ましい例を説明する。
第1図は、本考案に係るシール器具の一例を示すフィル
ターエレメントに装着した断面図である。シール本体1
はフィルターエレメント2の外形とほぼ同じ大きさであ
り、中心には貫通穴が設けられている。クラッシュタイ
プフィルターエレメント2の端部と接する面にはつめ部
5が周設されている。好ましくは第2図に示すように、
シール本体1の中心部にボス6、7を設け、これにより
前記した貫通穴を形成してもよい。これにより心棒の偏
芯を防ぐことができる。クラッシュタイプフィルターエ
レメント2の中空部にはその長手方向に沿って延び、前
記した貫通穴を通る心棒3が設けられている。心棒3の
一端にはネジ部3aが形成されている。心棒3の他端(図
示せず)はクラッシュタイプフィルターエレメント2の
他端(図示せず)に設けた別のシール器具(図示せず)
と接続されている。貫通穴と接する部分の心棒には好ま
しくは環状溝8を図のように形成し、ここにOリングを
設け液体シールを行ってもよい。ネジ部3aとかみ合う蝶
ナット4を手動で回動させてシール本体1をクラッシュ
タイプフィルターエレメント2へと押圧する。
第2図は、本考案に係るシール器具の別の実施例を示す
断面図である。第1図に示す実施例との相異点のみ説明
する。ボスの上方突出部7の内側を円周方向に削って係
止壁12を形成する。この係止壁12には切り欠き部(図示
せず)が設けられており、レバー21の上下方向への回動
を可能にしている。円筒状のキャップ部材9はその下端
が係止壁12に内接している。L字形のレバー21はピン21
aでもってキャップ部材9に回転自在に取り付けられて
いる。
第3図は第2図の平面図である(ただし、レバー21とキ
ャップ部材9のみ示す)。レバー21がキャップ部材9に
取り付けられている状態を示している。レバー21は係止
部11を有し、この係止部11は心棒3の先端に設けたヘッ
ド10に係止できるようになっている。
第2図に示す実施例においては、シール本体1をクラッ
シュタイプフィルターエレメント2の先端部に押圧し、
次いでレバー21を上方に回したままでキャップ部材9の
先端を係止壁12に内接させる。次にレバー21を下方に回
すと、係止部11を有する部材が下方へと回転して前記し
た切り欠き部を通り、係止部11が心棒3のヘッド10に係
止する。この状態でレバー21を手前方向に引くと、レバ
ー21とキャップ部材9とが一緒に回転する。レバー21の
位置が係止壁12の切り欠き部の位置とずれたところでレ
バー21が固定され、シール器具の取り付け作業が完了す
る。
第4図は、第2図に示す実施例の変形例である。円筒状
の係止壁12はキャップ部材9のほぼ頂部まで延びている
が、第2図と異なりボス7とは分離している。キャップ
部材9の裾部分の内側に雄ねじを形成して調整ねじ40と
し、この調整ねじは心棒3に形成した雄ねじ41とかみ合
っている。キャップ部材9を回転させると、シール本体
1がフィルターエレメント2へ押圧する方向に調整ねじ
40が移動する。このため、シール本体1とフィルターエ
レメント2の端面との位置関係の微調整をすることがで
きる。
第5図は、第2図に示す実施例の別の変形例である。す
なわち、キャップ部材9の下端とボスの上方突出部7と
の間に、クッションゴム50を取り付けている。このクッ
ションゴム50の弾性作用により、フィルターエレメント
2の伸びによる座屈力を緩衝させる。
考案の効果 本考案に係るシール器具は従来のものと異なり、シール
器具全体を回動させる必要はなく、シール本体をフィル
ターエレメントに押圧し、次いでシール本体押圧手段を
作用させることによってシール器具取り付け作業が完了
する。このため取り付け作業に要する労力と時間をかな
り低減できる。
また、本考案に係るシール器具は取り付け時にシール本
体とフィルターエレメントとの摩擦が生じない。このた
め、取り付け時にフィルターエレメントが削られて生じ
たエレメントの破片がエレメントの内部に残留すること
もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るシール器具の一具体例の断面図
である。 第2図は、本考案に係るシール器具の別の実施例を示す
断面図である。 第3図は、第2図の部分平面図である。 第4図および第5図は、第2図に示すシール器具の変形
例である。 1……シール本体 2……クラッシュタイプフィルターエレメント 3……心棒、4……蝶ナット 5……つめ部、6、7……ボス 8……環状溝、9……キャップ部材 10……ヘッド、11……係止部 12……係止壁、21……レバー 40……調整ねじ 50……クッションゴム

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心に貫通穴を設け、クラッシュタイプフ
    ィルターエレメントの端部と接する面につめ部を周設し
    たほぼ円形のシール本体と、前記クラッシュタイプフィ
    ルターエレメントの中空部をその長手方向に沿って延
    び、前記シール本体の前記貫通穴を通る心棒と、前記心
    棒に係止して前記シール本体が前記エレメントから離脱
    するのを防ぐシール本体押圧手段とかならなる、クラッ
    シュタイプフィルターエレメントのシール器具。
  2. 【請求項2】心棒の端部にねじ山を設け、このねじ山と
    かみ合う牒ナットでもって前記シール本体押圧手段を構
    成してなる、請求項1記載のシール器具。
  3. 【請求項3】前記シール本体の中心に中空円筒状のボス
    を設け、この中空部が前記した貫通穴を形成し、このボ
    スの上方突出部を切り欠き部を有する係止壁となし、下
    端がこの係止壁に内接する円筒状のキャップ部材と、こ
    のキャップ部材に回転自在に取り付けたレバーであっ
    て、前記心棒に係止する係止部を有するレバーとでもっ
    て前記シール本体押圧手段を構成してなる、請求項1記
    載のシール器具。
JP1990100033U 1990-09-25 1990-09-25 クラッシュタイプフィルターエレメントのシール器具 Expired - Lifetime JPH0751133Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990100033U JPH0751133Y2 (ja) 1990-09-25 1990-09-25 クラッシュタイプフィルターエレメントのシール器具

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JP1990100033U JPH0751133Y2 (ja) 1990-09-25 1990-09-25 クラッシュタイプフィルターエレメントのシール器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0457209U JPH0457209U (ja) 1992-05-15
JPH0751133Y2 true JPH0751133Y2 (ja) 1995-11-22

Family

ID=31842379

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990100033U Expired - Lifetime JPH0751133Y2 (ja) 1990-09-25 1990-09-25 クラッシュタイプフィルターエレメントのシール器具

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JP (1) JPH0751133Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0295405A (ja) * 1988-09-30 1990-04-06 Wako Sangyo Kk 流体濾過用エレメント
JPH02180609A (ja) * 1988-12-29 1990-07-13 Ryuzo Kawaguchi フィルターエレメント並びにフィルターユニット

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0295405A (ja) * 1988-09-30 1990-04-06 Wako Sangyo Kk 流体濾過用エレメント
JPH02180609A (ja) * 1988-12-29 1990-07-13 Ryuzo Kawaguchi フィルターエレメント並びにフィルターユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0457209U (ja) 1992-05-15

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