JPH0751125Y2 - カートリッジタイプオイルフィルタ - Google Patents
カートリッジタイプオイルフィルタInfo
- Publication number
- JPH0751125Y2 JPH0751125Y2 JP13893189U JP13893189U JPH0751125Y2 JP H0751125 Y2 JPH0751125 Y2 JP H0751125Y2 JP 13893189 U JP13893189 U JP 13893189U JP 13893189 U JP13893189 U JP 13893189U JP H0751125 Y2 JPH0751125 Y2 JP H0751125Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- thin plate
- cylindrical case
- cartridge type
- thick
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本願は、たとえば内然機関の潤滑油を濾過するために用
いられるカートリッジタイプのオイルフィルタに関す
る。
いられるカートリッジタイプのオイルフィルタに関す
る。
［従来の技術］ カートリッジタイプオイルフィルタは、周知のように、
開放端を有する円筒状ケース内に、フィルタエレメント
を配設し、開放端を、カバー板で覆った構造のものであ
る。カバー板は、流入出口を設けた厚板と、薄板とから
成り、両者は一体化され、薄板外周が円筒ケースの開放
端周縁に加締められて、円筒ケースとカバー板とが一体
的に固着される。厚板と薄板との一体化は、溶接等によ
る溶着ではなく、機械的係合によりなされる。
開放端を有する円筒状ケース内に、フィルタエレメント
を配設し、開放端を、カバー板で覆った構造のものであ
る。カバー板は、流入出口を設けた厚板と、薄板とから
成り、両者は一体化され、薄板外周が円筒ケースの開放
端周縁に加締められて、円筒ケースとカバー板とが一体
的に固着される。厚板と薄板との一体化は、溶接等によ
る溶着ではなく、機械的係合によりなされる。
このような趣旨のフィルタの従来のものとしては、実開
昭61-204605号公報の明細書に示された構造のものが知
られている。すなわち、第５図のように、排出口1aの周
りに流入口4aを設けたリィンフォースプレート１と、管
状部分4bを有するクロージャープレート４とを、管状部
分4bを流入口4aの内壁に係合固定することにより、一体
化し、クロージャープレート４の外周を容器２の開放端
部に緊密に巻締め固定した構造のものである。ここで、
クロージャープレート４には、さらに立上り部4dが設け
られており、該立上り部は折り曲げられて環状のガスケ
ット５の前方端を覆う脱落防止部4d′を形成している。
昭61-204605号公報の明細書に示された構造のものが知
られている。すなわち、第５図のように、排出口1aの周
りに流入口4aを設けたリィンフォースプレート１と、管
状部分4bを有するクロージャープレート４とを、管状部
分4bを流入口4aの内壁に係合固定することにより、一体
化し、クロージャープレート４の外周を容器２の開放端
部に緊密に巻締め固定した構造のものである。ここで、
クロージャープレート４には、さらに立上り部4dが設け
られており、該立上り部は折り曲げられて環状のガスケ
ット５の前方端を覆う脱落防止部4d′を形成している。
上記従来のものは、脱落防止部4d′が舌状の係合部4cの
隣どうしの間のクロージャープレート４から形成される
ので、その部分のクロージャープレート４が欠落した構
造となる。そのため、クロージャープレート４は、円周
方向に不連続となり、各係合部4cが断続的に形成される
から、構造強度が低下するという問題が生じる。
隣どうしの間のクロージャープレート４から形成される
ので、その部分のクロージャープレート４が欠落した構
造となる。そのため、クロージャープレート４は、円周
方向に不連続となり、各係合部4cが断続的に形成される
から、構造強度が低下するという問題が生じる。
そこで、本発明者は、この欠点を解消させたものとして
第６図に示す構造のものを提案した。すなわち、中央に
流出口10を設けその周囲に複数の流入口11を設けた厚板
12と、中央に開口13を有しその外周に円周に沿い環状立
上り壁14と外周側の辺縁に保持部15を設けた開口17とを
交互に設けた薄板16とを、薄板16の環状立上り壁14を厚
板12の流入口11へ嵌着して一体化し、該流入口の隣りの
流入口11を、保持部15を設けた開口17に連通させたカバ
ー板の構造を特徴としている。
第６図に示す構造のものを提案した。すなわち、中央に
流出口10を設けその周囲に複数の流入口11を設けた厚板
12と、中央に開口13を有しその外周に円周に沿い環状立
上り壁14と外周側の辺縁に保持部15を設けた開口17とを
交互に設けた薄板16とを、薄板16の環状立上り壁14を厚
板12の流入口11へ嵌着して一体化し、該流入口の隣りの
流入口11を、保持部15を設けた開口17に連通させたカバ
ー板の構造を特徴としている。
［考案が解決しようとする課題］ 上記提案のものは、薄板16が円周方向に分断されず連続
しているので、従来のもののような意味の構造強度が低
下するという欠点は解消する。しかしながら、提案のも
のは、薄板16の保持部15を設けた開口17の、保持部15の
反対側の辺縁と、薄板16の内周縁との間の幅が小さくな
り、別の意味で構造強度を低下させてしまう。
しているので、従来のもののような意味の構造強度が低
下するという欠点は解消する。しかしながら、提案のも
のは、薄板16の保持部15を設けた開口17の、保持部15の
反対側の辺縁と、薄板16の内周縁との間の幅が小さくな
り、別の意味で構造強度を低下させてしまう。
［課題を解決するための手段］ 円筒ケース内に濾過エレメントを配設し円筒ケースの開
放端を厚板と薄板とで成るカバー板で覆い、薄板外周と
円筒ケース開放端とを加締め一体化したカートリッジタ
イプオイルフィルタにおいて、中央に流出口を設けその
周囲に複数の流入口を設けた厚板と、中央に開口を有し
その外周に環状立上り壁と流入口とを設けさらにその外
周に内周側に保持部を設けた開口を有する薄板とを、薄
板の環状立上り壁を厚板の流入口へ嵌着して一体化し、
薄板の流入口と厚板の他の流入口とを連通させたカバー
の板とし、フランジ部を有するパッキンのフランジ部を
上記保持部に挟持させた構成とした。
放端を厚板と薄板とで成るカバー板で覆い、薄板外周と
円筒ケース開放端とを加締め一体化したカートリッジタ
イプオイルフィルタにおいて、中央に流出口を設けその
周囲に複数の流入口を設けた厚板と、中央に開口を有し
その外周に環状立上り壁と流入口とを設けさらにその外
周に内周側に保持部を設けた開口を有する薄板とを、薄
板の環状立上り壁を厚板の流入口へ嵌着して一体化し、
薄板の流入口と厚板の他の流入口とを連通させたカバー
の板とし、フランジ部を有するパッキンのフランジ部を
上記保持部に挟持させた構成とした。
［作用］ カートリッジタイプフィルタのカバー板を構成している
薄板には、厚板から離反させるような外力が加えられる
ことがあるが、その場合その外力は薄板が円周方向に連
続しており薄板の全面で受けられ、不連続の場合に比し
応力は減少する。薄板内周と保持部を有する開口との間
の幅は、増大し構造強度を高める。
薄板には、厚板から離反させるような外力が加えられる
ことがあるが、その場合その外力は薄板が円周方向に連
続しており薄板の全面で受けられ、不連続の場合に比し
応力は減少する。薄板内周と保持部を有する開口との間
の幅は、増大し構造強度を高める。
［実施例］ 第１図〜第３図は、本考案の実施例であり、一端が開放
する円筒ケース20内に、濾過エレメント21を配設し、円
筒ケース20の開放端をカバー板22で覆った構造を有す
る。カバー板22は、ディスク状厚板23と同じく薄板24と
を一体化して形成される。厚板23は、中央のねじ付の流
出口25とその周りの複数の流入口26とを有する。薄板24
は、第４図（ロ）のように、中央に開口27を有しその外
方周囲に、環状立上り壁28とそのさらに外周に、内周側
の辺縁に保持部31を設けた矩形の開口29とが各々設けら
れる。また、環状立上り壁28間には、流入口26′が設け
られる。保持部31は薄板24の所定部位にコの字状の切り
溝を入れ、開口29を形成し、内周側の辺縁を残して持ち
上げ、その先端側を薄板24の面と平行に折り曲げること
により得られる。保持部31は、開口29の上方を覆うよう
な状態で位置することになる。環状立上り壁28と保持部
31とは、相互に反対方向に向け突出している。薄板24の
環状立上り壁28は、厚板23の流入口26に嵌着され、機械
的に係合する。厚板23の他の流入口26は、薄板24の流入
口26′に連通する。カバー板22の薄板24の一方面には、
パッキン32が配設され、パッキン32のフランジ部32aが
薄板24の保持部31により保持される。フランジ部32a
は、薄板24の開口29を部分的に閉塞した状態で保持部31
に挟持される。カバー板22の薄板24の外周縁は、円筒ケ
ース20の開放端縁に加締められる。
する円筒ケース20内に、濾過エレメント21を配設し、円
筒ケース20の開放端をカバー板22で覆った構造を有す
る。カバー板22は、ディスク状厚板23と同じく薄板24と
を一体化して形成される。厚板23は、中央のねじ付の流
出口25とその周りの複数の流入口26とを有する。薄板24
は、第４図（ロ）のように、中央に開口27を有しその外
方周囲に、環状立上り壁28とそのさらに外周に、内周側
の辺縁に保持部31を設けた矩形の開口29とが各々設けら
れる。また、環状立上り壁28間には、流入口26′が設け
られる。保持部31は薄板24の所定部位にコの字状の切り
溝を入れ、開口29を形成し、内周側の辺縁を残して持ち
上げ、その先端側を薄板24の面と平行に折り曲げること
により得られる。保持部31は、開口29の上方を覆うよう
な状態で位置することになる。環状立上り壁28と保持部
31とは、相互に反対方向に向け突出している。薄板24の
環状立上り壁28は、厚板23の流入口26に嵌着され、機械
的に係合する。厚板23の他の流入口26は、薄板24の流入
口26′に連通する。カバー板22の薄板24の一方面には、
パッキン32が配設され、パッキン32のフランジ部32aが
薄板24の保持部31により保持される。フランジ部32a
は、薄板24の開口29を部分的に閉塞した状態で保持部31
に挟持される。カバー板22の薄板24の外周縁は、円筒ケ
ース20の開放端縁に加締められる。
オイルは、カバー板22の薄板24の流入口26′、環状立上
り壁28内を経て、円筒ケース20内に流入し、濾過エレメ
ント21を流通して濾過された後、流出口25へ向け流出す
る。
り壁28内を経て、円筒ケース20内に流入し、濾過エレメ
ント21を流通して濾過された後、流出口25へ向け流出す
る。
［効果］ 以上のように、本考案は、薄板を分割することなく円周
方向に連続させながら、薄板と厚板とを機械的に一体化
させ、さらに薄板の保持部を設けた開口を薄板のより外
周側に設け薄板内周と開口辺縁との幅を大としたもので
あるから、薄板に外力が加えられた場合その力は分散さ
れて薄板と厚板との嵌合部に作用し、薄板と厚板とが離
脱する恐れが減少し、構造強度のさらに優れたものとな
る。
方向に連続させながら、薄板と厚板とを機械的に一体化
させ、さらに薄板の保持部を設けた開口を薄板のより外
周側に設け薄板内周と開口辺縁との幅を大としたもので
あるから、薄板に外力が加えられた場合その力は分散さ
れて薄板と厚板との嵌合部に作用し、薄板と厚板とが離
脱する恐れが減少し、構造強度のさらに優れたものとな
る。
第１図は、本考案の実施例の断面図、第２図はその平面
図、第３図はカバー板の一部斜視図、第４図は薄板の一
部斜視図、第５図は従来のフィルタの一部斜視図であ
る。第６図は、本発明者の提案に係るフィルタの一部斜
視図である。 20……円筒ケース、21……濾過エレメント 22……カバー板、23……厚板 24……薄板、27、29……開口 28……環状立上り壁、31……保持部
図、第３図はカバー板の一部斜視図、第４図は薄板の一
部斜視図、第５図は従来のフィルタの一部斜視図であ
る。第６図は、本発明者の提案に係るフィルタの一部斜
視図である。 20……円筒ケース、21……濾過エレメント 22……カバー板、23……厚板 24……薄板、27、29……開口 28……環状立上り壁、31……保持部
Claims (1)
- 【請求項１】円筒ケース内に濾過エレエントを配設し円
筒ケースの開放端を厚板と薄板とで成るカバー板で覆
い、薄板外周と円筒ケース開放端とを加締め一体化した
カートリッジタイプオイルフィルタにおいて、中央に流
出口を設けその周囲に複数の流入口を設けた厚板と、中
央に開口を有しその外周に環状立上り壁と流入口とを設
けさらにその外周に内周側に保持部を設けた開口を有す
る薄板とを、薄板の環状立上り壁を厚板の流入口へ嵌着
して一体化し、薄板の流入口と厚板の他の流入口とを連
通させてカバー板とし、フランジ部を有するパッキンの
フランジ部を上記保持部に挟持させた構成を特徴とする
カートリッジタイプオイルフィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13893189U JPH0751125Y2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | カートリッジタイプオイルフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13893189U JPH0751125Y2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | カートリッジタイプオイルフィルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0379809U JPH0379809U (ja) | 1991-08-15 |
| JPH0751125Y2 true JPH0751125Y2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=31686005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13893189U Expired - Lifetime JPH0751125Y2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | カートリッジタイプオイルフィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0751125Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-11-30 JP JP13893189U patent/JPH0751125Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0379809U (ja) | 1991-08-15 |
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