JPH0750905Y2 - バインダー - Google Patents

バインダー

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JPH0750905Y2
JPH0750905Y2 JP9216790U JP9216790U JPH0750905Y2 JP H0750905 Y2 JPH0750905 Y2 JP H0750905Y2 JP 9216790 U JP9216790 U JP 9216790U JP 9216790 U JP9216790 U JP 9216790U JP H0750905 Y2 JPH0750905 Y2 JP H0750905Y2
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JP
Japan
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clutch
speed change
mowing
speed
binder
Prior art date
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Application number
JP9216790U
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English (en)
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JPH0449920U (ja
Inventor
治男 馬場
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、刈取部で刈取られる植立茎稈の存在を検出す
る手段を設け、刈取クラッチを人為的に入切り操作する
手段とは別に、前記検出手段が非検出状態であると前記
刈取クラッチを切り操作するオートクラッチ装置を備え
ると共に、このオートクラッチの作動状態と前記人為操
作手段の作動状態とを択一的に選択する手段を設けてあ
るバインダーに関する。
〔従来の技術〕
この種のバインダーは、実開昭60−125834号公報で示さ
れるもののように、分草杆にセンサーバーを取り付け、
このセンサーバーが機体の前進に伴って相対接近してく
る植立茎稈との当りにより後方へ揺動することによっ
て、検出手段を構成し、その後方への揺動移動によって
刈取クラッチを切り操作するようにしている。
つまり、刈取作業中における旋回時や枕地での移動走行
時等では刈取部を駆動する必要がないので、真に刈取作
業を行うとき、即ち、刈取部に取入られる植立茎稈が存
在するときにのみ刈取部が駆動される状態となるオート
クラッチ装置を設け、なるべく動力のロスを省いて経済
的に作業できるようにされていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述したオートクラッチの作動は、センサーバーを茎稈
が押していることを必要条件とするものであるが、例え
ば茎稈が倒伏している場合等植立茎稈の状況によっては
センサーバーを十分押すことができず、刈取作業がうま
く行えないことがあり、そのときには刈取クラッチを手
動操作してオートクラッチ状態から刈取クラッチ入りに
切換操作するようにしている。
ところが、上記のように刈取クラッチを手動の入り状態
にしたにも拘らずオートクラッチ状態であると勘違いす
る等によって、枕地や路上での移動走行時に刈取部が駆
動され続けることが生じ、動力のロスであると共に、安
全上好ましくないものでもあった。
本考案は上記不都合の生じないオートクラッチ付きのバ
インダーを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的のために本考案は、冒頭に記載したバインダー
において、走行用の変速機構を備えると共に、該変速機
構が刈取作業に適した変速域よりも高速側に操作される
に伴って、前記刈取クラッチを前記オートクラッチ装置
の作動および前記人為操作手段の作動のいずれにも優先
して切り操作する連係手段を設けてあることを特徴構成
とする。
〔作用〕
前記構成によれば、移動走行のために刈取作業よりも速
い走行速度となるように変速機構を操作すると自動的に
刈取クラッチが切れるようになるので、誤って手動操作
で刈取クラッチを入りにしたまま枕地で移動走行するこ
とがあると、刈取部は駆動されないようになる。
オートクラッチ状態で移動走行する場合でも、該オート
クラッチ装置の働きによって刈取部は非駆動状態になっ
ているが、オートクラッチ装置が故障して正常に作動し
ないことが起きても、連係手段によって移動走行時には
確実に刈取部の駆動を停止させることが可能となる。
〔考案の効果〕
従って、従来に比べて動力のロスを軽減できてより経済
的に作業できると共に、刈取部が駆動されたまま移動走
行されることが自動的に、かつ、確実に防止でき、安全
性も向上し得たバインダーを提供することができた。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第4図に示すように、後部にエンジン(E)とそれに直
結した伝動装置(1)からなる原動部(G)及びハンド
ル(2)を配備し、前記原動部(G)の側部に走行車輪
(3)を支承する伝動ケース(4)を取付けると共に、
前記伝動装置(1)から前方へ延出さたPTO軸(5)に
よって駆動される刈取部(6)を前部に備えてバインダ
ーを構成している。
刈取部(6)は植立茎稈を引起こす引起し装置(7)、
引起し茎稈を刈取る刈取装置(8)、刈取茎稈を搬送す
る搬送装置(9)、及び搬送されてきた茎稈を束にして
紐掛けしてから放出する結束装置(10)から構成されて
いる。
第1図に示すように、刈取部(6)における分草杆(2
4)には縦軸心(P)周りで揺動可能なセンサーバー(2
5)が設けられており、このセンサーバー(25)と刈取
クラッチ(E)のクラッチアーム(26)とを弾性融通機
構(27)を介してロッド(28)で連結されている。
即ち、機体の進行に伴って刈取部(6)に向かってくる
茎稈がセンサーバー(25)を後方へ揺動変位すると刈取
クラッチ(E)を入り操作し、茎稈がなくセンサーバー
(25)が前方へ復帰変位すると刈取クラッチ(E)が切
りとなるオートクラッチ装置(F)を構成してある。
又、刈取クラッチ(E)は手動操作されるクラッチレバ
ー(人為操作手段)(29)によって刈取クラッチ(E)
の入り(ON)、オートクラッチ状態(AUT)及び切り(O
FF)の選択操作が行えるように構成されており、このク
ラッチレバー(29)は選択手段(H)を兼ている(これ
ら一連のオートクラッチ関係の構造は周知のため、これ
以上の詳細な説明は割愛する)。
前記転動装置(1)は内装する摩擦式無段変速機構(以
下CVTと略称する)(A)と正逆転切換機構(B)とに
より無段変速の前進が可能な正転と、一定変速比で後進
する逆転とに択一的に選択操作できる構造に構成されて
いると共に、刈取部(6)の駆動速度をPTO軸(5)に
備えた変速機構(C)によって変速可能に構成されてお
り、この変速機構(C)はCVT(A)の変速レバー(1
1)によって自動的に操作されるように連係構成されて
いる。
前記CVT(A)は、第3図に示すように、主軸(12)の
周囲に該主軸(12)の軸心(Y)周りに公転駆動される
3個のテーパーコーン(13)を配置すると共に、これら
テーパーコーン(13)に亘って軸心方向にシフト可能な
変速部材(14)を外接して構成されており、変速部材
(14)は変速レバー(11)で回動操作される変速軸(1
5)の回動によってシフト操作されるようにしてある。
このCVT(A)は、最も低速側へ変速操作されると出力
回転が停止する零速となるように設定されている。
前記変速機構(C)は高低の切換可能な2段のギヤミッ
ションに構成され、揺動シフタ(16)によるシフト回転
具(17)による噛合い選択によって変速できる構造であ
る。
次にCVT(A)と変速機構(C)との連係構成について
説明する。
第1図、第2図に示すように、CVT(A)の変速レバー
(11)を屈折した操作経路(W)に沿って変速操作可能
に構成し、第1操作経路(18)においては走行速度を0m
/sから1.0m/sまで、第2操作経路(19)においては移動
走行用として1.0m/s以上の速度を夫々無段に選択可能と
してある。
そして、ハンドル(2)に取付けられ、操作経路(W)
を形成する操作枠(20)内に、変速機構(C)の揺動シ
フタ(16)とワイヤ(21)にって連動連結される揺動ア
ーム(22)を枢着してあり、その押圧接当面(23)を第
1操作経路(18)内へ若干突出させた状態に配置し、そ
の状態では変速機構(C)は低速側(L)に選択されて
いる。
そして、変速レバー(11)を第1操作経路(18)に操作
して接当面(23)に接当すると揺動アーム(22)が図中
時計回りに揺動してワイヤ(21)が引っ張られ、変速機
構(C)が高速側(H)に切換わるのである。因に、変
速機構(C)は低速側(L)では引起し装置(7)の駆
動速度が0.75m/sに、高速側(H)では1.15m/sとなるよ
うにギヤ比が決められていると共に、変速レバー(11)
による揺動アーム(22)の回動移動が生じる範囲を走行
速度が0.6m/s〜1.0m/sに設定(標準刈取)し、揺動アー
ム(22)の回動移動が生じない範囲(低速刈取)を走行
速度が0m/s〜0.6m/sに設定して倒伏時にも適したものと
してある。
又、操作枠(20)に軸心(X)を有した刈取レバー(3
0)を枢着し、その***作部(31)を操作経路(W)に
突出させると共に、他端側と前記オートクラッチ装置
(F)におけるクラッチアーム(26)とを刈取ワイヤ
(32)によって連動連結して連係手段(D)を構成して
ある。
即ち、変速レバー(11)を第2操作経路(19)に操作す
ると***作部(31)が押されて刈取レバー(30)が揺動
し、刈取ワイヤ(32)をしてクラッチアーム(26)を回
動させて刈取クラッチ(E)を切り操作する。このと
き、ロッド(28)は弾性融通機構(27)によって動かな
いものとなっている。
つまり、移動走行等、CVT(A)が刈取作業に適した速
度域よりも高速側に操作されるに伴って、刈取クラッチ
(E)を、オートクラッチ装置(F)の作動位置(AU
T)又はクラッチ入り位置(ON)に操作されていても、
それらに優先して強制的に切り操作するのである。
〔別実施例〕
変速レバー(11)が第2操作経路(19)に操作されたこ
とを検出するスイッチを設け、このスイッチの検出に基
づいてクラッチアーム(2)を回動操作する電動モータ
を設けることによって電気連係手段(A)を構成しても
良い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るバインダーの実施例を示し、第1図
は連係手段の構造を示す図、第2図はオートクラッチ装
置の要部平面図、第3図は無段変速機構の断面図、第4
図は側面図である。 (6)……刈取部、(25)……検出手段、(29)……人
為操作手段、(A)……変速機構、(D)……連係手
段、(E)……刈取クラッチ、(F)……オートクラッ
チ装置、(H)……選択手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】刈取部(6)で刈取られる植立茎稈の存在
    を検出する手段(25)を設け、刈取クラッチ(E)を人
    為的に入切り操作する手段(29)とは別に、前記検出手
    段(25)が非検出状態であると前記刈取クラッチ(E)
    を切り操作するオートクラッチ装置(F)を備えると共
    に、このオートクラッチ(F)の作動状態と前記人為操
    作手段(29)の作動状態とを択一的に選択する手段
    (H)を設けてあるバインダーであって、走行用の変速
    機構(A)を備えると共に、該変速機構(A)が刈取作
    業に適した変速域よりも高速側に操作されるに伴って、
    前記刈取クラッチ(E)を前記オートクラッチ装置
    (F)の作動および前記人為操作手段(29)の作動のい
    ずれにも優先して切り操作する連係手段(D)を設けて
    あるバインダー。
JP9216790U 1990-08-31 1990-08-31 バインダー Expired - Lifetime JPH0750905Y2 (ja)

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JPH0449920U JPH0449920U (ja) 1992-04-27
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