JPH07508103A - トロンビン−アンチトロンビン3複合体のためのイムノアッセイ及び試験キット - Google Patents

トロンビン−アンチトロンビン3複合体のためのイムノアッセイ及び試験キット

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JPH07508103A JP6523334A JP52333494A JPH07508103A JP H07508103 A JPH07508103 A JP H07508103A JP 6523334 A JP6523334 A JP 6523334A JP 52333494 A JP52333494 A JP 52333494A JP H07508103 A JPH07508103 A JP H07508103A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 トロンビン−アンチトロンビン111複合体のためのイムノアッセイ及び試験キ ット 発明の背景 1、発明の分野 本発明は、ヒトの液体サンプル中の当該複合体に特異的に結合する抗体を含んで なる、トロンビン−アンチトロンビン■複合体のためのイムノアッセイに関する 。
2、背景 血液凝固は3つの必須の段階を含むということが一般に合意されている。すなわ ち、l)例えば血管の破裂又は血液自体の損傷に応答して、プロトロンビン活性 化因子と呼ばれる物質の複合体が形成される、2)このプロトロンビン活性化因 子が、プロトロンビンのトロンビンへの変換を触媒する、そqて3)トロンビン が、血小板を活性化させ且つフィブリノーゲンを(血小板、血球及び血漿を絡め て凝血自体を形成する)フィブリン繊維へと変換する酵素として働く。
トロンビンの酵素活性は、トロンビン−アンチトロンビン■複合体又はrTAT 複合体」として知られているアンチトロンビン■との不活性複合体の形成を含む 種々の方法で制御され得る。アンチトロンビン■すなわちFATIII」は、ト ロンビンに加えて数種のセリンプロテイナーゼと複合体を形成する血漿中のプロ テイナーゼ阻害因子の一つである。こうして、ATIIIは、セリンプロテアー ゼ第Xna、 X■a、Xa、及び工Xa因子と複合体を形成することか知られ ている。
ヒトの液体サンプル中のTAT複合体の量を測定することが望ましい。TAT複 合体のレベルの定量は、患者の凝固活性の指標を提供し、そして血栓症の危険性 及び播種住血管内凝固症候群のような他の疾患を評価する助けとなるであろう。
ヒト血漿中のTAT複合体のアッセイは、例えばTAT複合体並びに第XIIa 、XIa、Xa、及びIXa因子とATIとの複合体等のような、血漿サンプル 中のATIlll[の全複合体の濃度の測定ではなく、TAT複合体の濃度の選 択的な評価を提供しなければならない。そのようなATIの「全」複合体の測定 は、数種の反応の平衡の指標を提供し、それらの幾らかは、特定のTAT複合体 レベルに関連する以外の状態を反映するであろう。例えば、第X■及びXI因子 の接触活性化は、主として補体及びキニン系の活性化をもたらし、従ってXII a−ATn[及びX I a−ATn[複合体は血栓症の危険性の指標ではない であろう。
従って、ヒトの液体サンプル中のTAT複合体のレベルを定量するための一手段 を持つことは望ましいことであろう。アッセイがサンプルのATIの全複合体の 測定でなく試験サンプル中のTAT複合体の濃度の選択的評価を提供するもので ある、ヒトの液体サンプル中のTAT複合体の濃度についてのアッセイを有する ことか特に望ましいてあろう。
発明の要約 本発明は、ヒトの液体サンプル中のヒトのトロンビン−アンチトロンビンI[( TAT)複合体の検出及び濃度測定のためのイムノアッセイを提供する。このア ッセイは、ヒトの液体サンプルを少なくとも2つの抗体又はその免疫反応性フラ グメント、好ましくはモノクローナル抗体又はその反応性フラグメントと接触さ せることを含んでなり、ここに該抗体のうち少なくとも1つは液体サンプル中の TAT複合体に特異的に結合する。好ましくは、このアッセイの抗体の各々がT AT複合体に特異的に結合する。ここに用いるrTAT?3j合体に特異的に結 合する」又は別の類似の語句は、その抗体又はそれらの抗体が、TAT複合体に は結合するがしかし、遊離の(すなわち複合体形成していない)アンチトロンビ ン■や他の血漿因子のアンチトロンビン■複合体、特に第Xa因子−アンチトロ ンビン■複合体及び第工χa−アンチトロンビン■複合体とは、実質的又は本質 的に交差反応性を示さないことを示している。好ましくは、このアッセイの抗体 の混合物はTAT複合体の異なったエピトープに結合する、すなわちそれらの抗 体は競合的でない。加えて、本発明のイムノアッセイの抗体は、好ましくは、単 一のインキュベーション及び洗浄の段階のみを用いるよう、同時にヒトの液体サ ンプルに接触される。本発明の他の面は以下に開示されている。
発明の詳細な開示 本発明のイムノアッセイは、少なくとも2つの抗体とヒトの液体サンプルとの反 応を含んでなり、ここに該抗体のうち少なくとも1つはTAT複合体に特異的に 結合する。好ましくは、それらの抗体はモノクローナル抗体であり、該アッセイ の該2つの抗体の双方がTAT複合体に特異的に結合する。TAT複合体に特異 的に結合する該アッセイの抗体は、下記の実施例7に記述されたようなアッセイ 又はヒト血漿サンプルについての類似のアッセイにおいて、AT■、第Xa因子 −アンチトロンビン■複合体及び第1Xa因子−アンチトロンビン■複合体と、 好ましくは約3%未満の交差反応性しか示さない。より好ましくは、本発明の抗 体は、ATII[及びそのようなATIII複合体と、約1%未満の交差反応f 1. Lか示さない。更により好ましくは、本発明の抗体は、下記の実施例7に 記述したアッセイ又はヒト血漿サンプルを用いる類似のアッセイにおいて、アン チトロンビン■及びそのようなアンチトロンビン■複合体と約0.2%未満の、 更には約0.1%未満の交差反応性しか示さない。本発明の抗体か、遊離の(複 合体形成していない)トロンビンとの交差反応性の欠如を示すこと、すなわち、 本発明の抗体が、ヒト血漿サンプルとの反応において遊離のトロンビンと約3% 未満の交差反応性、より好ましくはトロンビンと約1%未満の交差反応性、そし て更により好ましくはヒト血漿サンプルとの該抗体の接触反応により遊離のトロ ンビンと約0.2%未満の、更には約0.1%未満の交差反応性しか示さないこ ともまた好ましい。特に、本発明の特に好ましいモノクローナル抗体は、ヒトの 液体サンプルとの接触により、ヒトTAT複合体に結合し、かつ、トロンビンと の約0.(105%未満の交差反応性、アンチトロンビン■との約0.005% 未満の交差反応性、第1Xa−アンチトロンビン■複合体との約0.005%未 満の交差反応性、及び第Xa−アンチトロンビン複合体との約0.02%未満の 交差反応性しか示さないことが見出された。ここに用いる「抗体J、r本発明の 抗体J又は他の類似の語は、全イムノグロブリン、並びに、)’ab、 )’a b’ 、 )’(ab’)z及びF (V)を含む、TAT複合体に特異的に結 合する抗原結合性のフラグメント又は免疫反応性のフラグメントを含む。
もしも該イムノアッセイの抗体の1つのみがTAT複合体に特異的に結合するな らば、該アッセイの他の抗体は、TAT複合体に結合しなければならないがしか し例えばアンチトロンビン■又は他のアンチトロンビン■の複合体と交差反応性 を示してもよい。ここに、TAT複合体に[結合する」 (それに特異的に結合 するのではなく)抗体というときは、該抗体が、ヒトTAT複合体に結合しそし てまたアンチトロンビン■、第Xa因子−アンチトロンビン■複合体及び/又は 第1Xa因子−アンチトロンビン■複合体とも交差反応性を示してもよいことを 示す。TAT複合体に結合し且つアンチトロンビン■及びその複合体とも交差反 応性を示す抗体(モノクロ−(199+)、及びヨーロッパ特許出願公開第03 911133A2を参照。本発明のこの具体例においては、好ましくは、TAT 複合体に特異的に結合する抗体は、担体抗体として使用され、サンドイッチタイ プのアッセイにおいて基質上に固定化され、そして交差反応性抗体は、標識され た接合体として使用されるが、尤も、交差反応性抗体を担体抗体として使用しそ してTAT複合体に特異的に結合する抗体を標識された接合体として使用するこ ともできる。
本発明のアッセイにおいて用いられるヒトの液体サンプルは、例えば血液又は尿 等、TAT複合体を含有する如何なるサンプルであってもよい。典型的には、血 漿サンプルが用いられる。
本発明の抗体は、当該分野において一般に知られている技術を用いて調製するこ とができ、典型的には、ヒト血漿のTAT複合体の精製されたサンプルに対して つくり出される。該抗体は、遊離のATRI又はトロンビンによっては示されな い、TAT複合体の1つ以上のエピトープを含んでなる免疫原性ペプチドからつ くり出されてもよい。
より具体的には、抗体は、TAT複合体の精製されたサンプル又は上述の免疫原 性ペプチド(単独又は担体と複合体形成させたもの)によって哺乳類を免疫する ことにより調製できる。適当な哺乳類には、ヒツジ、ヤギ、家兎、モルモット、 ラット及びマウス等のような典型的な実験動物が含まれる。ラット及びマウス、 特にマウスは、モノクローナル抗体を得るには優先される。抗原は、該哺乳類に 、皮下、腹腔内、静脈内、筋肉内又は皮肉注射等のような多くの適当な経路の何 れによって投与してもよい。
好ましくは、免疫は、皮下、腹腔内、又は静脈注射による。最適の免疫間隔、免 疫投与量等は、比較的広い範囲で変わり得、この開示に基づいて実験的に決定す ることができる。典型的な手順は、何週にもわたって抗原を数回注射することを 伴う。抗体は免疫された動物の血清から標準の技術によって収集され、TAT複 合体に特異的な抗体を見出すためにスクリーニングされる。モノクローナル抗体 は、抗体を産生する細胞中で産生されることができ、それらの細胞は、ハイブリ ドーマ細胞を形成するための標準の融合技術を用いることによって、モノクロー ナル抗体をつくり出すために使用することができる。G、 Kohler et  al、、 Nature、 256: 1156 (1975) 全参照のこ と。典型的には、これは、抗体産生細胞を骨髄腫細胞のような不死の細胞系と融 合させてハイブリッド細胞を産生ずることを伴う。代わりとして、モノクローナ ル抗体は、Husa et al、、 5cience、 256:1275  (+989)の方法により、細胞から産生することができる一つの適当なプロト コールは、精製されたTAT複合体を含んでなる組成物による、約2乃至7か月 かけて実施されるマウスの腹腔内免疫を提供する。次いで免疫されたマウスから 膵臓細胞を除去することがてきる。膵臓細胞の摘出に先立って、免疫されたマウ スからの血清を、TAT複合体に対し特異的な抗体の力価についてアッセイする 。摘出されたマウスの膵臓細胞が次いで、ヒポキサンチン−グアニンホスホリボ シルトランスフェラーゼ欠損(HGPRT−)又はチミジンキナーゼ欠損(TK −)のようなマーカーを有する適当な、同種又は異種(好ましくは同種)のリン パ球細胞系に融合される。好ましくは、リンパ球細胞系として骨uNm胞が用い られる。骨髄腫細胞及び膵臓細胞は、例えば骨髄腫細胞:牌臓細胞比率約l:4 て混合される。細胞は、ポリエチレングリコール(PEG)法によって融合させ ることがてきる。G、 Kohler at al、、 Nature(上記) を参照のこと。こうしてクローン化したハイブリドーマを、例えばRPMI−1 6110等の培地中で増殖させる。G、 E、 More et al、。
Journal of American Medical As5ociat ion、 +99: 549 (+967)を参照のこと。融合操作の後増殖さ せたハイブリドーマは、TAT複合体に特異的に結合する抗体の分泌につきラジ オイムノアッセイ又はエンザイムイムノアッセイ等によりスクリーニングされ、 例えばTAT複合体に結合するがATII[には結合しない抗体が選択される。
このスクリーニングには、好ましくは、酵素免疫抗体法が用いられる。そのよう なスクリーニングにおいて陽性結果を示すハイブリドーマを展開し限界希釈法に よってクローン化することができる。
更なるスクリーニングが、溶液中並びにヒトの液体サンプル中においてTAT複 合体と結合することのできる抗体を選択するために、好ましくは実施される。
本発明の抗体は、好ましくは、約1 xlO” L/Mより大きな、より好まし くは約IX+O’L/Mより大きな、更に好ましくは約l×+O” L/Mより 大きな、TAT複合体との親和性定数を示し、そのような定数は、Frigue t et al、、 J、 Immunol、 Methods、 77: 3 05 (1985)に開示されている方法によって測定される。
本発明の好ましい抗体は、ヒトの液体ノ”ラブル中のTAT複合体に対し非常に 高感度である。例えば、好ミしい抗体は、血漿サンプル1ml当たり約0.55 n g以上のT A T ra会合体濃度を、本質的に100%という添加材料 の回収率で、精度をもって検出した。
本発明のイムノアッセイは、一般に優れた精度を示す。例えば、本発明の好まし いアッセイについて次の結果が得られた。すなわち、n=80での対照レベルI 及び■についての同−ロットアッセイ内位で変動係数それぞれ3.9%及び6. 8%、及び、n=80てのロット間アッセイ精度値で変動係数それぞれ9.3% 及び12.2%。
競合的アッセイは、本発明の好ましい抗体が少なくとも実質的に又は本質的に非 競合的であること示した。すなわち、本発明の2以上の抗体は、TAT複合体の サンプルと同時に反応させたとき、それら自身の間で殆と又は全く結合妨害を示 さない。イムノアッセイにおいてそのような抗体を使用することにより、試験サ ンプルは同時に(すなわち単一のインキュベーション段階)、該アッセイの、結 合した捕捉抗体及び標識された接合体抗体の双方とインキュベートすることがで きる。これは、捕捉抗体と接合体抗体の各々について(例えばそれら抗体間にお ける結合妨害を回避するために)別個のインキュベーション及び洗浄段階を利用 するものである先行のアッセイとは、全く異なる。
本発明の好ましい抗体が、希釈されていないか又はTAT複合体抗体を含有する 溶液のみによって希釈されただけのヒトの液体サンプル、特にヒト血漿サンプル 中のTAT複合体に結合できることも判明した。特に、液体サンプルが等量の又 はより少ない液量の希釈液のみによって希釈されたときに、本発明の好ましい抗 体がヒトの液体サンプルのTAT複合体に結合できることが判明した。これは、 TAT複合体に結合はするが相当程度(例えば血漿又は他の試験サンプルが10 0倍以上に希釈される)に希釈された血漿サンプルと接触させたときのみ結合す ることの報告されている、少なくとも先行の幾つかの抗体とは全く異なる。その ような希釈は、そのような抗体を利用するTAT複合体アッセイの複雑さを増し 得ることがら望ましくない。
特に好ましいモノクローナル抗体には、02M 、C72、CIJ4−T及び5 B46が含まれ、これらはTAT複合体に特異的に結合するマウスモノクローナ ル抗体である。そのようなモノクローナル抗体を発現するハイブリドーマは、+ 2301 Parklawn Drive、 Rockville、 Mary land 20852のAmerican Type Cu1ture Co1 1ection (A T CC)に寄託M;D2Mを発現)。
こうして本発明の抗体は、ヒトの液体サンプル中のTAT複合体の検出及び濃度 測定のためのイムノアッセイにおいて使用するのに特に適している。本発明の特 に好ましいイムノアッセイの一つは、支持体の表面上への物理的吸着のような既 知の方法を用いて捕捉抗体が固定化される、サンドイッチアッセイである。適当 な支持体には、例えばポリプロピレン又はポリスチレンのようなポリマー材料、 ガラス、金属、架橋デキストラン、アガロースその他である。支持体は、トレー 、球、棒、試験管その他のような様々な形状であってよい。マイクロタイタープ レートのような、ウェルを有するトレーが一般に好ましい。
本アッセイの検出可能に標識された抗体は、該抗体をレポーター例えば放射性同 位元素、酵素、蛍光又はルミネセンス試薬その他に結合させることによって形成 される。典型的に用いられる放射性同位元素は、 + 251 、! 1 wa  Tc及び1Hである。既知の同位元素標識方法には、 +′Iについてはラク トペルオキシダーゼ及びハンター・ポルトン法、 3Hについては還元メチル化 法が含まれる。A、 Bolton et al、、 Biocham、 J、 、 133: 529−539 (+972)を参照のこと。酵素の取付けには 、ペルオキシダーゼ、アルカリ性ホスファターゼ、β−D−ガラクトシダーゼ、 グルコースオキシダーゼその他が含まれる。ペルオキシダーゼが特に好ましい。
ペルオキシダーゼは、種々の起源、例えばセイヨウワサビ、パイナツプル、イチ ジク、サトウキビ、ジャワビーン、トウモロコシ等から得られるものから選ばれ る。セイヨウワサビペルオキシダーゼが特に好ましい材料である。共有結合によ るそのような酵素による抗体標識のための手段は、当該分野において既知である 。特定の酵素及び抗体について適した方法は、該酵素及び抗体上の利用しつる反 応性部分に依存しており、実験的に直ちに確認することができる。
本発明のアッセイは、接合体抗体の標識としてペルオキシダーゼを用いた次のプ ロトコールにより説明される。試験サンプル、例えばヒト血漿サンプルが、マイ クロタイタープレートのような担体上に結合させたTAT複合体抗体(すなわち 、TAT複合体に結合する抗体)に添加され、抗体−抗原反応が行われ、続いて 、上に概説したようにして得られたペルオキシダーゼ標識したTAT複合体抗体 接合体が添加され、次いで更なる抗体−抗原反応が行われる。該ている。適した 希釈剤には、イムノアッセイにおける使用のために当該分野において知られてい る希釈剤が含まれる。試験サンプルと接触させるための抗体を溶解するのに特に 好ましい溶液の一つは、20mMのトリス、UOOmMの塩化ナトリウム、0. 05mg/mlのマウスIgG及び5%のBSAである。
好ましくは、本発明のアッセイの担体抗体及び接合体抗体の双方ともに、TAT 複合体に特異的に結合し、そして支持体に結合した抗体、ヒトの液体サンプル及 び標識された抗体が一緒にインキュベートされ、続いて、反応したTAT複合体 以外の未反応の標識抗体とヒト血漿サンプルを全て除去するために単一の洗浄段 階が行われる。適した洗浄剤には、イムノアッセイにおいて使用するために当該 分野において知られている洗浄剤が含まれる。特に好ましい洗浄緩衝液の一つに は、27.2g/j7のイミダゾール、+7.5g/47の塩化ナトリウム及び 4 m l / I!のTween 20が含有される。必要ならば、ペルオキ シダーゼのための基質をアッセイに添加して、生じる物質の吸光度又は蛍光を測 定することにより、酵素活性につき反応生成物がアッセイされる。検出された結 合した標識抗体量は、アッセイにかけられたヒト血漿サンプル中のTAT複合体 の濃度に正比例する。こうして、試験サンプルの吸光度又は蛍光を、既知量のT AT複合体を含有する標準溶液から得られた吸光度値と比較することにより、血 漿試験サンプル中のTAT複合体濃度の定量的測定を達成することができる。試 験サンプルから得られる値の解釈を容易にするために、多くの標準溶液ら得られ る吸光度値から較正曲線を作成することが望ましいである。
本発明の特に好ましいイムノアッセイの一つが、次の通りに実施された。捕捉モ ノクローナル抗体とセイヨウワサビペルオキシダーゼ(HRP)により標識され た接合モノクローナル抗体とを、ヒト血漿サンプルと一緒に37°Cにて30分 間インキュベートする。次いでプレートを洗浄しHRP基質と共に室温にて15 分間インキュベートし、結合された接合体を定量する。
本発明の好ましいイムノアッセイの一つが、播種住血管内凝固症候群を有する個 体(n = 15)の血漿サンプルを測定するのに使用された。アッセイ結果は 、−人を除き全ての患者の血漿サンプル中において存意に上昇したTAT複合体 レベルを示した。試験された個体のうち12例は、160ng/mi’より高い TAT複合体レベルを有していた。
TAT複合体は、本発明の1又はより多くの抗体と結合させた担体複合体を用い て、ヒト血漿サンプルから精製でき、そしてそれ故本発明は、本発明の抗体及び 関連装置を用いた、精製されたTAT複合体を得るための方法を包含する。適し た精製手順の一つでは、本発明の抗体をゲル又は樹脂のような当該分野において 既知の適当な担体に結合させ、次いで該担体をカラムに充填し、そして次いで該 カラムを通してTAT複合体を含有するサンプル溶液を流し、選択的にTAT複 合体を吸着させる。該抗体は、例えば臭化シアン法及びグルタルアルデヒド法、 水性カルボジイミド法、活性エステル法その他の既知の方法により、該担体上に 適切に結合させることができる。該抗体はまた、該担体の表面上に物理的に吸着 させてもよい。
本発明の抗体はまた、in vivoでTAT複合体の所在をつきとめこれをモ ニターするために使用することができる。例えば、本発明の1又はより多くの抗 体を、インジウム11のような放射性核種で標識することができる。標識された 抗体が次いでヒトに静脈注射され、そして該標識された抗体がどこに蓄積するか を測定するために該ヒトがスキャンされる。標識された抗体は典型的には、例え ば出血部位のような血液凝固の起こりつつある所等の、TAT複合体の濃度の高 い領域に差別的に蓄積する。標識された抗体の量は、シンチグラフィーカメラを 用いる等、既知のスキャニング方法によって定量することができる。
本発明の抗体はまた、例えば薬物、特に血液凝固機序における相互作用に向けら れた薬剤(例えばストレプトキナーゼ、TPA及びウロキナーゼのような)のた めの担体として、治療にも使用することができる。該薬剤は、先に特記した標識 の取付けと同じ手段、例えば該抗体の特異性や該薬物の所望の薬理学的効果を阻 害しない共存結合による連結によって、本発明の抗体に取り付けることができる 。薬剤の取り付けられた抗体は、治療的に有効な量で、例えば非経口的に又は経 口で等、多くの既知の如何なる手段によってもヒトに投与することができる。非 経口投与のためには、薬剤の取り付けられた抗体は、典型的には、当該分野にお いて知られている水性及び非水性の滅菌注射組成物として投与される。経口投与 のためには、本発明の治療剤は、例えば、各々が所定量の治療剤を含有したカプ セル剤又は錠剤のような分離した単位として、水性又は非水性液体中の溶液又は 懸濁液として、油/水液体エマルジョンとして、乳糖又はショ糖のような粉末担 体に入れて、ヒトに投与することができる。
ここに言及した全ての文書を、参照によりここにそのまま導入する。
次の限定的でない実施例は、本発明を説明するものである。
一般的コメント 以下の実施例において用いられたTAT複合体の精製されたサンプルは、G、  Elgue et al、、 Thrombosis and Hemosta sis、 63(3):’435 (+990)に記述された手順によって一般 的に得られた。要するに、トロンビン及びアンチトロンビン■を反応させ、得ら れたTAT複合体をゲル濾過によって単離した。実施例において用いられた20 %完全培地は、100mJ’当たり次の組成を有していた。
200mMの1−グルタミン、1m!、7.5%の重炭酸ナトリウム、1mA’ 、5000単位/mlのペニシリン+5000μ2ζ/mlのストレプトマイシ ン、1mA? 0.1Mの2−メルカプトエタノール、 ’−・、05mA’、胎仔牛血清、2 0mJ、及び L−グルタミン不含のRPMI 1640 (ギブコ)で+OOmI!に。
実施例において用いられたHΔT培地は、次の組成を有してし)た。すなわち、 完全培地100m1に、1mfの100×ヒボキサンチン・チミジン及び2mj 7の50×アミノプテリンを加えた。実施例において用いられたHATG培地は 次の組成を有していた。HAT培地の100mI!に、1rnj+の100×グ リシンを加えた。実施例におし)で用いたIL−6は、培地1mA?当たり50 0単位のヒト組換えIL−6(Collaborative Re5earch  Inc、)を加えることによって調製した。実施例において用いたSTMは、 培地1rrl当たりSalmonellatyphimurium フィトジエ ン(Ribi Immunochamical Re5earch、 Inc。
)5μgを添加することによって調製した。
実施例1−免疫法 以下に記述するように、TAT複合体に特異的に結合するモノクローナル抗体を 産生ずるPEG融合のための膵臓ドナーを供するため、次の2群のBALB/c 雌性マウスをTAT複合体で免疫した。
1、第1群 次のようにして調製したイムノジエンエマルジョン中の各7μgの精製TAT複 合体で、BALB/c雌性マウスを感作した。
0.125m1のTAT複合体(50mM)リス150mM塩化ナトリウム/  0.I M EDTA+ p H7−’4中325μg/m Iり1.500  mlの完全フロインドアジュバントL375 m IlのDulbaccoリン 酸緩衝食塩水各マウスには、このイムノジエンエマルジョンの0.5m!!を腹 腔内注射した。約7か月続いた免疫法プロトコールにおいて、マウスを5乃至1 108gの精製TAT複合体の腹腔内投与によって追加免疫した。
2、第2群 次のようにして調製したイムノジエンエマルジョン中の各10μgの精製TAT 複合体で、BALB/C雌性マウスを感作した。
0、120 m lのTAT複合体(321μg/mj2)1.000m17の 完全フロインドアジュバント0.880 m lのDulbeccoリン酸緩衝 食塩水各マウスには、このイムノジエンエマルジョンの0.5m17を腹腔内注 射した。約9週間続いた免疫法プロトコールにおいて、マウスを10乃至11μ gのTAT複合体の腹腔内投与によって追加免疫した実施例2−TAT抗体につ いてのELISAアッセイ1、TAT及びA T II+によるマイクロタイタ ープレートの被覆TAT複合体及びATII[をそれぞれ別個に、1μg /  mlの濃度に被覆緩衝液(炭酸緩衝液p)(9)で希釈した。各溶液の100μ β(+OngのTAT複合体又はATI[)をマイクロタイタープレートの各ウ ェルに入れ、シールして2〜8℃にて終夜インキュベートした。次いで、ウェル の内容物を吸引し、洗浄/貯蔵緩衝液で一回プレートを洗浄し、洗浄液を吸引し 、そしてプレートを再度シールした。プレートは2〜8°Cにて使用時まで貯蔵 した。
2、マウス血清の力価測定 上記実施例1の第1群及び第2群の各々の免疫したマウスから収集された血清を 、TAT複合体被覆マイクロプレート上におけるELISAによって、TAT複 合体抗体の力価につきア・ソセイした。連続的に希釈された血清(通常1量00 0乃至1 :3125000までの希釈で試験した)をマイクロプレート上でイ ンキュベートし、酵素標識したヒツジ又はヤギの抗マウス接合体によって探査し 、続いて基質と反応させた。相対力価は、発色反応の強さに従って測定し、80 5nmにおいて分光光度法により読み取った。全アッセイにおいて、免疫前血清 を陰性対照として用い、市販のマウスTATモノクローナル抗体(1atron  )を陽性対照として用いた。
実施例3−ハイブリドーマの調製 TATに対するモノクローナル抗体を分泌するハイブリドーマは、2種の細胞融 合によってつくり出された。用いたPEG融合法は、G、 Kohler et  al、、 Nature 256: 495 (+975)によって開示され てイル技術に基づ(。用イた骨髄腫細胞は、HRPT−minus P3− X 63−Ag3.653 (P3X) (ATCCCRL+580)テアツタ。ハ イブリッドの選択は、HAT培地(ヒポキサンチン、アミノプテリン及びチミジ ン)を用いて達成した。融合しなかったP3X骨髄腫細胞は、プリンを産生ずる ためのヒボキサンチンを用いる装置を欠いており且つ培地中に存在するアミノプ テリンがプリン及びピリミジンの内因性合成を阻止するために、この培地では生 存しない。
1、ハイブリドーマTAT−4を形成するための融合牌細胞の調製 膵臓細胞は、上記実施例1において第1群について記述されているようにして、 TAT複合体によって免疫したマウスから得られた。ピンセット及び針を用いて 細胞を牌臓からとり、次いで、血清不含の12m1の冷20%完全培地(RPM I 161JO基礎、ギブコ)に懸濁させた。細胞を次いて200xgにて10 分間遠心し、その後上澄を吸引除去し、そして細胞を再度冷培地に懸濁させた。
この洗浄行程を2回反復し、細胞を最終液量]Om1に再懸濁させた。該牌細胞 の生存可能細胞カウントは、トリバンブルー排除法により、98%生存可能性テ 1.7 xlO@個であった。用いた計数方法は、Kruse、 P、F、 a ndPatterson、 M、に、 ads、 Ti5sue Cu1tur e Methods and Application。
Academic Press pp、 395−397: 1973中のM、  Abshar、 ”Hemacytometar Counting”によっ て開示されている通りとした。要するに、細胞懸濁液のある量が等量の0.02 %トリパンブルーと混合され、標準の計数方法によってヘラサイトメーター中で 細胞が計数される。
骨髄腫調製 骨髄腫細胞を、機械的に採取し、プールし、200Xgにて10分間遠心し、そ の後上澄を吸引除去し、そして細胞を20%完全培地の50m1に再懸濁させた 。該骨髄腫細胞の生存可能細胞カウントは、76%生存可能性で、1m47当た りの生存可能細胞2.9 xlO6個であった。
牌細胞と骨髄腫細胞との融合 牌細胞と、+5m lの骨髄腫細胞懸濁液を、Il’l!細胞・骨髄腫細胞懸濁 液4=lて合わせ総生存可能細胞カウント2−+3x+O’とした。血清不含の 冷20%完全培地によって液量を50+n lまで引上げ、次いて細胞を200 xgにて10分間遠心した。次いて細胞ペレットを、この培地50m !!で2 回洗浄した。最後の洗浄の後、上澄を吸引除去し、ペレットを200Xgにて3 分間遠心し、残った上澄を吸引した。次いでRPMI 16110中で緩衝化し た40%のPE(−;(分子量7000乃至9000)により細胞を次いで融合 させた。融合は温(37°C)水浴中に保持した管中において行った。37°C まて加温したPEG溶液の1mlをペレットに加え、1分間インキュベートした 。次いで、血清不含の温20%完全培地の20mI!を加えることによって該P EG溶液を希釈した。融合した細胞を、37°Cにて10分間インキュベートし 、次いで200Xgにて10分間遠心した。
次いで、融合した細胞のペレットを20%完全培地の50m Ilに再懸濁させ 、ウェル当たり+、09xlO5乃至L26x105個の細胞濃度にてプレート に播種した。細胞は、20%完全培地、2゜5μg/mj!のSTM含有20% 完全培地、又は250単位/mIlのIL−6含有20%完全培地の、ウェル当 たり最終液量200μlとして播種された。37℃及び10%CO2にて終夜イ ンキュベーションの後、各ウェルの培地の半分を吸引し、細胞に20%HAT、 5 u g/m iのSTM含$20%HAT又は500単位/mlのIL−6 含有20%HATを供給した。細胞を肉眼で点検し、融合後12乃至14よりハ イブリドーマの増殖をモニターし増殖中のウェルを抗TAT複合体抗体の存在に ついてスクリーニングしつつ、数週間のあいだこれらの培地を定期的に供給した 。
2、ハイブリドーマTAT−5の融合 牌細胞の調製 上記実施例】の第2群について記述した通りにして、TAT複合体で免疫したマ ウスから膵臓細胞を得た。ピンセット及び鋏を用いて細胞を膵臓からとり、冷R PMI 16110中で3回洗浄した。細胞を、RPMI 16JIOの最終液 量140m1にて再懸濁させた。牌細胞の生存可能細胞カウントは、トリパンブ ルー排除法により、95%生存可能性で5xlO’であった。
骨髄腫調製 骨髄腫細胞を、機械的に採取し、プールし、そして冷RPMI +61JO中で 3回洗浄した。細胞を、最終液量10m7にて再懸濁させた。骨髄腫細胞の生存 可能細胞カウントは、71%の生存可能性で1rrl当たりの生存可能細胞3. 6 xlO’個であった。
牌細胞と骨髄腫細胞の融合 牌細胞と、4.2mj7の骨髄腫細胞懸濁液とを、牌細胞:骨髄腫細 、胞比約 4=1にて合わせて、総生存可能細胞カウント7.5 xlO’とした。細胞混 合物を200xgにて8分間遠心し、上澄を吸引した。
次いで細胞を、RPMI 1640中に緩衝化し、たllO%PEG (分子量 7000乃至9000)で融合させた。融合は、温(37°C)水浴中に保持し た管中で実施した。37℃に加温したl乃至1.5m!!のPEG溶液を、ペレ ットに1乃至1.5分かけて滴下して加えた。該PEG溶液を次いで温RPMI  16110の添加により50m Iに希釈した。次いで、融合した細胞を20 0Xgにて10分間遠心した。
上澄を吸引した後、融合した細胞を50m Ilの20%完全培地に再懸濁させ 、ウェル当たり100μlで、すなわち生存可能細胞1.2xl。
6個/ウェルの牌細胞密度で、播種した。37°C及び10%COzにて終夜イ ンキュベーションの後、20%HATG (グリシン補充HAT培地)の100 μlを各ウェルに加えた。細胞を肉眼で点検し、融合後12乃至Illよりハイ ブリドーマの増殖をモニターし増殖中のウェルを抗TA’1合体抗体の存在につ いてスクリーニングしつつ、数週間、20%HATGを定期的に供給した。
実施例4−TAT複合体に特異的に結合する抗体のスクリーニング上の実施例3 に記述されているようにして融合によりつくり出された増殖しているハイブリド ーマTAT−4及びTAT−5から収集された上澄のサンプルを、上の実施例2 に記述された抗原被覆マイクロプレート(lμg/m l )を用いて、TAT 複合体及びAT■に対する活性につきスクリーニングした。TAT複合体への結 合につき試験陽性でATI[への結合につき陰性であった21の抗体の各々が、 次の更なる試験のために選択された。
更なる試験は、溶液中のATII[の存在下(300μg/mlまで)における サンドイッチEL工SA試験を実施することによって、及びTAT複合体をスパ イク(50ng/ml)した血漿サンプルについてサンドイッチELISAを実 施することによって行った。実施した各ELISAアッセイにつき、20μlの 上澄が、被覆されたマイクロプレートのウェル中の80μlのサンプル/接合体 希釈液に添加された。これらの新しい抗体は、捕捉抗体として用い(10μg/ mIり、そして用いた接合体はTAT複合体モノクローナル抗体(02M)であ った。低いブランク、ATI[どの交差反応性の欠如を示し且つ直線的に希釈し た血漿中の低下したTATレベルを検出することのできる抗体が選択された。
インキュベーション: 希釈液中のTAT又は希釈液中の血漿/ATII[、室 温にて2時間。接合、室温1時間。基質、室温20分。このような連続的スクリ ーニングに基づき、4つの抗体、02M、 C72,C114−T及び5B46 が、更なる検討のために選択された。
実施例5−親和性データ 捕捉抗体CIJil−Tについての親和性定数は、3 xlO’ L/Mと測定 された。この定数は、Friguet et al、 、 Measureme nts of’ True Affinity Con5tant in 5o lution of Antigen−Antibody complaxes  byEnzyme−Linked Immunoadsorbent As5 ays、 J、 Immunol、 Methods、。
77: 305 (1985)に記述された方法を用いて得られた。
接合体抗体5B46の見かけの親和性定数は、3.8 xlO’と測定された。
この定数は、抗原被覆プレート上のHRPと接合した及びしていない抗体を用い た、競合的アッセイを実施することによって得られた。
実施例6−競合アッセイ C72及びClll4−Tプレートについて、接合体と無標識抗体との異なる組 合せを用いて、競合アッセイを実施した。プレートを、10μg/mj7のCI J4−T又はC72F(ab’ )2て被覆した。接合体を1.1μg/m1に 希釈し、競合抗体を110.11、及び00−11a/mlの濃度に加えた。T ATインキュベーション室温1時間、接合体+IgGインキュベーション室温3 0分、及び基質インキュベーション室温15分。結果は、本発明の、D2M 1 C72、CIJIJ−T 、及び5B46の4つのTAT抗体の多くの異なる組 合せが、相互の結合を妨害しないか殆と妨害しないということを示した。
実施例7−抗体の特異性の決定 マイクロタイタープレートを、C114−T F(ab’ )z (Ioμg  / m l )で被覆した。ATI[Iの他の複合体(第1a因子ATIII又 は第1Xa因子ATII[)を、50ng/mj7で室温にて60分間インキュ ベートした。次いでプレートを3回洗浄し、接合体(HRPて標識した5B11 6)を5.5μg/mI!の濃度に添加した。30分間のインキュベーションの 後、プレートを3回洗浄し、そして基質を添加した。15分後に1M硫酸による 処理により反応を停止させた。この抗体の対はいずれの複合体とも何ら有意な交 差反応性を示さず、特に第Xa因子−ATI[[複合体とはo、ooq%未満の 交差反応性しか認められず、第1Xa因子−ATI[複合体とは0.02%未満 の交差反応性しか認められながった。
実施例8−モノクローナル抗体を用いたサンドイッチアッセイモノクローナルC glIイをマイクロタイターウェルの固相担体に固定化した。次いで、TAT複 合体を含有する患者血漿のサンプル及び測定された量のモノクローナル5Bl1 6 (酵素、特にセイヨウワサビペルオキシダーゼを共有結合させて標識)を、 該固定化されたC88−Tに37°Cにて30分間加えた。次いで、反応しなか った接合体(5BIIJ6)及び反応しなかったいかなるTATも、洗浄により 除去される。
。結合した標識された抗体の量は、試験サンプル中のTAT複合体の濃度に正比 例する。
本発明は、その好ましい具体例を参照して詳細に記述された。しかしながら、当 業者が、該開示を考慮することにより、本発明の精神及び範囲の中において修正 及び改良をなし得るということは、認フロントページの続き (51) Int、 C1,6識別記号 庁内整理番号// C12N 151 02 (C12P 21108 C12R1:91) (72)発明者 ミラー、ステイープ アメリカ合衆国33351フロリダ、サンライズ、ノースウェスト31ストリー ト11741(72)発明者 ペレス・テヒドール、リリアーナアメリカ合衆国 33185フロリダ、マイアミ、サウスウウエスト148アベニュー・コートI (72)発明者 アーバスノット、キャスリン、ニーアメリカ合衆国33129 フロリダ、マイアミ、サウスウウエスト18テランス 459(72)発明者  マスティン、エリツク、エルアメリカ合衆国37614テネシー、ジョンソンシ ティ−、アールサークル 1

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ヒトの液体サンプル中のヒトのトロンビン−アンチトロンビンIII複合体 の検出のためのイムノアッセイであって、第1の抗体を該液体サンプルと接触さ せ、そして第2の抗体を該液体サンプルと接触させることを含んでなり、ここに 該第1及び第2の抗体のうち少なくとも一方がヒトのトロンビン−アンチトロン ビンIII複合体に特異的に結合するものであるイムノアッセイ。
  2. 2.該抗体の双方がヒトのトロンビン−アンチトロンビンIII複合体に特異的 に結合するものである、請求項1のイムノアッセイ。
  3. 3.該第1及び第2の抗体が、該複合体への結合に関し本質的に非競合的である 、請求項1のイムノアッセイ。
  4. 4.該第1及び第2の抗体を実質的に同時に該液体サンプルと接触させるもので ある、請求項1のイムノアッセイ。
  5. 5.該第1の抗体を該液体サンプルと接触させそして次いで該第2の抗体を該液 体サンプルと接触させるものである、請求項1のイムノアッセイ。
  6. 6.該第1の抗体が固体マトリックス上に吸着されておりそして該第2の抗体が レポーター基によって標識されているものである、請求項1のイムノアッセイ。
  7. 7.該液体サンプル中のTAT複合体の量を定最するものである、請求項1のイ ムノアッセイ。
  8. 8.該第1及び第2の抗体がモノクローナル抗体である、請求項1のイムノアッ セイ。
  9. 9.該液体サンプルが血漿である請求項1のイムノアッセイ。
  10. 10.該トロンビン−アンチトロンビンIII複合体に特異的に結合する抗体が 、トロンビン、アンチトロンビン、セリンプロテアーゼ第Xa−アンチトロンビ ンIII複合体、及びセリンプロテアーゼ第IXa因子−アンチトロンビンII I複合体の各々と約1%未満の交差反応性しか示さないものである、請求項1の イムノアッセイ。
  11. 11.該トロンビン−アンチトロンビンIII複合体に特異的に結合する抗体が 、トロンビン、アンチトロンビン、セリンプロテアーゼ第Xa−アンチトロンビ ンIII複合体、及びセリンプロテアーゼ第IXa因子−アンチトロンビンII I複合体の各々と約0.2%未満の交差反応性しか示さないものである、請求項 1のイムノアッセイ。
  12. 12.該第1の抗体がD2M、C72、C44−T又は5B46の特徴を有する ものである、請求項1のイムノアッセイ。
  13. 13.該第2の抗体がD2M、C72、C44−T又は5B46の特徴を有する ものである、請求項1又は12のイムノアッセイ。
  14. 14.該第1の抗体がD2M、C72、C44−T又は5B46である、請求項 1のイムノアッセイ。
  15. 15.該第2の抗体がD2M、C72、C44−T又は5B46である、請求項 1又は14のイムノアッセイ。
  16. 16.該第1の抗体がC44−Tの特徴を有し且つ該第2の抗体が5B46の特 徴を有するものである、請求項6のイムノアッセイ。
  17. 17.該第1の抗体がC44−Tであり該第2の抗体が5B46である、請求項 6のイムノアッセイ。
  18. 18.試験サンプル中のヒトのトロンビン−アンチトロンビンIII複合体の検 出のための試験キットであって、第1及び第2の抗体を含んでなり、該抗体のう ち少なくとも一方がヒトのトロンビン−アンチトロンビンIII複合体に特異的 に結合することのできるものであるキット。
  19. 19.該抗体の双方がヒトのトロンビン−アンチトロンビンIII複合体に特異 的に結合するものである、請求項18の試験キット。
  20. 20.該抗体のうち一方がヒトのトロンビン−アンチトロンビンIII複合体に 特異的に結合し、且つ、該抗体のうち他方がヒトのトロンビン−アンチトロンビ ンIII複合体に結合するものである、請求項18の試験キット。
  21. 21.該第1の抗体がD2M、C72、C44−T又は5B46の特徴を有する ものである、請求項18の試験キット。
  22. 22.該第2の抗体がD2M、C72、C44−T又は5B46の特徴を有する ものである、請求項18の試験キット。
  23. 23.ヒトのトロンビン−アンチトロンビンIII複合体に特異的に結合するモ ノクローナル抗体。
  24. 24.D2M、C72、C44−T又は5B46の特徴を有するものである、請 求項23のモノクローナル抗体。
  25. 25.D2M、C72、C44−T又は5B46である、請求項23のモノクロ ーナル抗体。
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