JPH07505183A - 硬質表面用清浄組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 硬質表面用清浄組成物 本発明は、硬質表面用低発泡性清浄組成物に関する。本発明において、硬質表面 とは、家庭内および公共施設内で見かける、陶磁器類を除く非繊維系の表面をい う。「多目的クリーナー」　（以下、ＭＰＣという）という表現が、この種の清 浄組成物に用いられている。低発泡性ＭＰＣとは、人が用いた後、数分以内でか なりの量が減る、最小量のあわを作るものである。

ＭＰＣは、長年知られているものである。これは、本質的には、充填剤を添加し たまたは添加しない、水溶性塩また可溶化剤を添加したまたは添加しないといっ た種々の水性界面活性剤溶液である。ＭＰＣの高い清浄力は、人が用いた場合の 実際問題として不利な点があることが次第に分かってきた。消費者は、その効力 の証明として、清浄初期に使用している溶液状態での発泡性を知りたがるが、清 浄された表面を拭き直す必要がないように、泡はできるだけ早く消えなければな らない。

低発泡性粉末の需要が増加するに応じて、ＭＰＣの製造業者は、かなりの程度ま で市場商品の界面活性剤含有量を減少するように決めたが、これは、もちろん、 清浄力の相当な低下を招いている。そのような商品の使用者は、激しく機械的に 拭くことにより、清浄力の低下を補わなければならない。

生態学的に好ましい特性により、洗剤や清浄組成物中にアルキルポリグルコシド （以下、ＡＰＧという）を使用することに人気がでてきている。しかしながら、 アルキルポリグルコシドは、高発泡性界面活性剤として知られており、例えば、 人が使用する食器用洗剤や型用シャンプーのように、高発泡力が必要とされる製 品に、特に勧められるものである。欧州特許第７０．０７４号、第７０．０７５ 号、第７０，０７６号および第７０，０７７号［ブロクター・アンド・ギャンブ ル（Ｐｒｏｃｔｅｒ　＆　Ｇａｍｂｌｅ）　］には、種々のＡＰＧ含有界面活性 剤の配合に基づく高発泡性清浄剤について述べられている。したがって、これら の配合は、多目的クリーナーには勧められない。

特定の短鎖の０８−１゜アルキルグルコシド（例えば、トリトン（Ｔｒｉｔｏｎ ）　（登録商標）ＣＧ−１１０、ローム・アンド・ハース（ＲｈＯｍ　ａｎｄ　 Ｈａａｓ）社製）は、安定性のある泡を発生させる高発泡性非イオン界面活性剤 として長年知られている。

機械洗浄時、特に食器洗浄機に使用するアルキルポリグルコシドを含む低発泡性 洗剤は、国際特許公開第８８１０９３６９号［ステイレイ（Ｓｔａｌｅｙ）　］ で述べられている。これらの洗剤の低発泡特性は、ＨＬＢ値が約１０あるいはそ れ未満であり、プロピレンオキサイド単位を有していてよい通常の低発泡性脂肪 アルコールアルコキンレートの存在に起因する。

本発明が解決しようとする課題は、陶磁器を除く硬質表面の人的清浄における使 用に対して、極めて低発泡力であり、高い清浄力と高い生分解性を兼ね備えた組 成物を提供することにあった。この基準は、５分以内に最初に形成した泡が目に 見えて減少することをいう。

極めて弱発泡性で、高い清浄力を備えた多目的クリーナーは、特定の非イオン界 面活性剤および脂肪酸と、高発泡性で知られる特定の短鎖アルキルポリグルコシ ドとの組み合わせにより得られる。

したがって、本発明の上記課題は、以下の成分を本質的に含有する組成物によっ て解決される（以下の％は、すべて、活性物質を基にした重量％である）：ａ） 式 （式中、Ｒ＝Ｃ，−□。、Ｏ＝酸素、ｘ＝１ないし６およびＺは、例えばグルコ ース単位やキシロース単位のような糖単位を示す）で表されるアルキルポリグル コシドを０．　１ないし５０％、好ましくは０．１ないし４５％、 ｂ）ＨＬＢ値が１０を超え、好ましくは１１以上のＣ６−１６、好ましくはＣ３ −ＩＱの脂肪アルコールアルキシレートを０．００１ないし３０％、好ましくは ０．００５ないし２０％、 Ｃ）Ｃ８４！、好ましくは自。−＋８の脂肪酸を０．００１ないし１５％、好ま しくは０．００１ないし１０％および ｄ）１００％とする量の水とＭＰＣに典型的に用いられる補助剤。

本発明の１つの好ましい態様において、上記のようなＭＰＣは、脂肪アルコール 硫酸エステル、脂肪アルコールエーテル硫酸エステル、オレフィンスルホネート 、パラフィンスルホネートもしくはそれらの混合物のような典型的なアニオン系 界面活性剤を、清浄組成物の発泡特性を損なわないように、上記ａ）＋ｂ）＋Ｃ 〕による界面活性剤全量の２５％未満、好ましくは２０％未満の量で付加的に肪 アルコールポリグルコシドである。ここで、式ＲＯ（Ｚ）中、Ｒは、炭素数８な いし１０のアルキル基、Ｚは、例えば、グルコース単位もしくはキシロース単位 のような糖単位であり、そして ｘ＝１ないし６、好ましくは１ないし３　を示す。

「アルキル基」とは、天然もしくは合成起源の脂肪アルコールのアルキル鎖をい う。

本発明にもちいられる脂肪アルコールアルコキシレートは、ＨＬＢ値が１０を超 え、好ましくは１１以上のものである。これらの化合物は、国際特許公開第８８ １０９３６９号（ステイレイ）に示されているような、ＨＬＢ値１０未満のもの よりも、より高い生分解性を示す。グリフイン（Ｇｒｉｆｆｉｎ）によれば、Ｈ ＬＢ値は下式で表される： 炭素数６ないし１６、好ましくは８ないし１０のアルキル鎖からなる脂肪アルコ ール１モルとエチレンオキサイド（ＥＯ）約３ないし２０モル、好ましくは４な いし１０モルとの付加物が特に好ましい。原材料として用いられる脂肪アルコー ルは、天然もしくは合成のいずれの起源の油および脂肪からも調製されてよい。

本発明に用いられる脂肪酸としては炭素数８ないし２２、好ましくは１０ないし １８のアルキル鎖からなるカルボン酸が挙げられる。本発明の組成物のｐＨ値に 応じて、それらは、遊離型でも部分的あるいは完全に中和された形、例えば、塩 の形でも存在する。これらの塩に適するカチオンとしては、アルカリ金属イオン またはアンモニウムイオンやアルカノールアンモニウムイオンのような窒素含有 カチオンが挙げられる。

任意にもちいられる補助剤としては、ビルダー（ｂｕｉｌｄｅｒｓ）　、溶剤、 ヒドロトロープ剤（ｈｙｄｒｏｔｒｏｐｅｓ）　、清浄用ブースター（ｂｏｏｓ ｔｅｒｓ）　、粘調剤、ｐＨ調整剤、防腐剤、染料、香料および乳白剤など、Ｍ ＰＣに典型的に用いられる物質が挙げられる。

公知のアニオン系界面活性剤をも、例えば、粘度を上げたり、または困難な表面 への濡れ性を向上させるような付加的効果のために用いる場合、最終製剤の発泡 特性に対する効果を調べることは重要である。これらの使用量は、いずれにして も、ＭＰＣ量、特定のＦＡアルキルアルコキシレートおよび脂肪酸の合計量の２ ５％未満、好ましくは２．０％未満の量にしなければならない。例えば、欧州特 許第１３６．８４４号（ステイレイ）から知られるような、グルコース単位を１ 個ないし１０個含むＣｔ−ａアルキルグルコキシドを、粘調剤として用いてもよ い。

本発明によるＭＰＣには、もちろん、アミンオキサイドもしくは脂肪酸アルカノ ールアミドのような発泡性を高める界面活性剤を含まない。

分子中に１．５ないし１０個のグルコース単位を有するＣＭ−ＩＳアルキルポリ グルコシドを１ないし９０重量％、２ないし１２モルのエチレンオキサイドを有 しＨＬＢ値が６ないし１５を示すＣｍ−２２脂肪族アルコールエトキシレートを １ないし９０重量％、ＣＭ−２４脂肪酸を１ないし１５重量％および任意に他の 合成系アニオン系界面活性剤を含有する清浄組成物が、欧州特許第７５．９９５ 号（ブロクター・アンド・ギャンブル）から知られる。しかしながら、これらは 、繊維の清浄用として専ら用いられ、その発泡特性に関しては述べられていない 。

欧州特許第１９９．７６５号［ヘンケル（Ｈｅｎｋｅｌ　ＫＧａＡ）　］には、 特に、粘度が悪影響を受けるために非イオン界面活性剤を少量しか含んでいない 石けん溶液において、粘調剤としてｃ＋ｏ−ｚ４アルキルモノグルコシドが示さ れている。

ｃｇ−ｕアルキルモノグルコシドを２ないし６０重量％、ＨＬＢ値が５未満の非 イオン界面活性剤を１１ないし１０重量％と、ＨＬＢ値が５以上の非イオン界面 活性剤を０．１ないし１０重量％、そして１種あるいはそれ以上の意図的な有機 塩または無機塩を０．００１ないし８重量％含有する液体清浄組成物が、欧州特 許第４０８．９６５号［花王（Ｋａｏ）］に示されている。これらの知られた液 体清浄剤は、高発泡性である。本発明の清浄組成物の新しい使用は、先行技術か らは導き出せなかった。

評　価 既知の硬質表面用清浄組成物よりも優れた点を証明するために、本発明の清浄組 成物を清浄力に関し既知の清浄組成物と比較した。

清浄力は、以下に示した、再現性のよい結果を与える「ザイフエンーエーレーフ エツテーヴアクセ（Ｓｅｉｆｅｎ−０１ｅ−Ｆｅｔｔｅ−Ｗａｃｈｓｅ）　Ｊ　 （１１２，３７１（１９８６））による方法で評価した。この評価において、評 価される清浄組成物は、人為的に汚したプラスチック表面に適用する。すす、エ ンジンオイル、飽和脂肪酸のトリグリセリドおよび低沸点脂肪族炭化水素の混合 物を希釈して、人為的な汚れとして用いた。２６Ｘ２８ｃｍの評価表面を、展開 器具（ｓｕｒｆａｃｅ　５ｐｒｅａｅｒ）を使って２ｇの人為的汚れにより均一 に被覆した。

プラスチックスポンジを評価すべき清浄液１０ｍ１に浸し、既に清浄液１０ｍ１ で覆った評価する表面上で、スポンジを機械的に動かした。１０回動かした後、 清浄した評価表面を流水下において、浮いた汚れを取り除いた。清浄効果、すな わち、清浄したプラスチック表面の白さを、色差測定装置（ドクター・ビー・ラ ンノ（Ｄｒ、　Ｂ、　Ｌａｎｇｅ）　ｒ　ｖイクロカラー（Ｍｉｃｒｏｃｏｌｏ ｒ）　Ｊ　）を用いて測定した。

きれいな白いプラスチック表面を白の基準として用いた。

装置は、きれいな表面を測定して１００％に調整し、また、汚れた表面の読みを ０％としたため、読み取られる値はきれいなプラスチック表面に対する清浄力度 （％ＣＰ）と等しくなる。以下の評価において、示される％ＣＰ値は、評価され た清浄組成物の清浄力をこの方法により決定した値とする。また、それぞれ３回 ずつ測定した値の平均値である。

測定値は、標準として用いた市販の低発泡性ＭＰＣの清浄結果と関係づけられた 。

標準の測定値 の組成であった： アルカンスルホネート　２．０％ 脂肪アルコールエトキシレート１．５％石けん　０．５％ ブチルグリコール　４．０％ これに１００％とする水、染料、香料および防腐剤を添加。

本発明のＭＰＣの発泡特性は以下のように評価した：評価すべき製品を広口ガラ スビーカーに入れる。水道水を、始めに入れた製品量と共に、規定された製品の 使用溶液状態を形成する量でビーカーの上３０ｃｍの高さから流し入れる。ガラ スビーカー中の泡の高さを、水を入れた直後と、３分後に読み取る。３分後の泡 の高さは、直後の泡と関連づけられ、泡の崩壊率（Ｆｏａｍ　Ｃｏ１１ａｐｓｅ ）を以下のように算出する：（直後の泡の高さ）−（３分後の泡の高さ）典型的 な低発泡性ＭＰＣは、５０％以上の泡の崩壊率を示す。

実施例 以下の実施例は、互いに成分を混合し、望ましいｐＨ値に調整することにより調 製した。％表示はすべて活性物質の重量％に基づくものである。

実施例Ｉ Ｃ，−３゜ＡＰＧ　５．０％ Ｃ８−１０脂肪アルコール−４ＥＯ２，Ｏ％ヤン油脂肪酸　０．５％ クエン酸　２．０％ 最最終品のｐＨ値をｐＨ７，５に調整するための水酸化ナトリウム実施例１は、 １％溶液の形で用いるＭＰＣを示す。この濃度において、−泡の崩壊率は１００ ％、 一１％溶液の形で同様に評価される標準液と比較することによる相対清浄力は１ ５０％である。

非常に低い発泡性にもかかわらず、本発明のＭＰＣは市販の対照製品よりも清浄 力がかなり向上する。

実施例２ Ｃ６−１゜ＡＰＧ　４５．０％ Ｃ８−８゜脂肪アルコール・４ＥＯ２０，０％パーム核油脂肪酸　５．０％ クエン酸　１．０％ クメンスルホネート　１０，０％ 最最終品のｐＨ値をｐＨ８に調整するための水酸化カルシウムＸ％ これに、１００％とする水、染料、および香料を添加。

実施例２は、０．１％溶液の形で用いられる、ＭＰＣ濃厚物を示す。この濃度に おいて、ＭＰＣは、 一泡の崩壊率１００％、 −１１％溶液の形で同様に評価される標準液と比較することによる相対清浄力Ｃ １１−□。アルキルポリグルコシド　２．０％Ｃ４ＡＰＧ　０．５％ ＣＩ！−１４脂肪アルコール・ＩＰｏ・５Ｅ○　１．０％パーム核油脂肪酸　１ ．０％ ンカルボン酸混合物　２．０％ （ゲルタール酸、アジピン酸およびコハク酸）ポリエチレンオキサイド　Ｍｗ６ ００，０００　０．０５％ブチルグリコール　２．０％ 最終製品のｐＨ値をｐＨ８に調整するための水酸化ナトリウムＸ％ １００％とする水、染料、香料および防腐剤を添加。

１％溶液を用いることにより、実施例３は、−泡の崩壊率１００％、 一１％溶液の形で同様に評価される標準液と比較することによる相対清浄力１３ ０％ 故意に泡の崩壊率を１００にしないため、脂肪アルコールエーテルスルホネート ０．５％を実施例３に添加した。添加する界面活性剤量は、組成物の清浄力には 影響を与えなかった。泡の崩壊率は９０％であった。

Ｃ８，□１０アルキルポリグルコシド　０．　１％Ｃ１□−１４脂肪アルコール ・６ＥＯ１０５％ヤシ油脂肪酸　ｏ、ｏｏｉ％ エタノール　７．０％ 最終製品のｐＨ値をｐＨ１０に調整するためのアンモニアＸ％ これに、１００％の水を添加。

実施例５は、手動噴霧ポンプにより希薄しない形で適用する多目的噴霧クリーナ ーを示す。この形で、泡の崩壊率は噴霧過程を目で監視することにより決定する ：清浄すべき噴霧した表面には、噴霧クリーナーを用いた直後に泡がすべて見え な（なる。標準の１％溶液の形との比較によって、相対清浄力は１８０％であっ た。

実施例６ 約１．２個のキシロース単位を有するＣ８アルキルキシロシド１２．５％ 約１．５個のキシロースを有するＣ１゜アルキルキシロシド１２．５％ Ｃ１１脂肪アルコール・４ＥＯ１１，１％ヤシ油脂肪酸　２．８％ クメン酸　２．４％ クメンスルホネート　５．６％ 最終製品のｐＨ値をｐＨ１０に調整するための水酸化カルシウムＸ％ １００％とする水、染料および香料を添加。

１％溶液は、標準に対して、泡の崩壊率が８０％および相対清浄力は１２６％を 示した。

国際調査報告 Ｉ□　、、　ＰＣＴ／ＥＰ　９３１００７０７フロントページの続き （７２）発明者　ミッデルハウフェ、ビルギットドイツ連邦共和国デーー４０１ ９モンハイム、ロベルトーコッホーシュトラアセ　２播（７２）発明者　カレル 、ジュセッペ イタリア共和国アイー２００１７０−、ヴイア・モリナ・プレポシトウラーレ　 １１湧

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．家庭用および公共施設内の硬質表面の清浄において、ａ）式： ＲＯＺｘ （式中、Ｒ＝Ｃ８−１０、Ｏ＝酸素、ｘ＝１ないし６、好ましくは１ないし３お よびＺ＝糖単位、好ましくはグルコース単位またはキシロース単位を示す）で表 されるアルキルポリグルコシドを０．１ないし５０％、好ましくは０．１ないし ４５％、 ｂ）ＨＬＢ値が１０を超え、好ましくは１１以上のＣ６−１６、好ましくはＣ８ −１０の脂肪アルコールアルコキシレートを０．００１ないし３０％、好ましく は０．００５ないし２０％、 ｃ）ｐＨ値によって、部分的もしくは完全に中和されたＣ８−２２、好ましくは Ｃ１０−１８の脂肪酸を０．００１ないし１５％、０．００１ないし１０％およ び ｄ）１００％とする水と任意の多目的クリーナーに典型的にみられる補助剤から なる低発泡性組成物の使用。
2. ２．前記ａ）＋ｂ）＋ｃ）からなる界面活性剤の全量の２５％未満の量、好まし くは２０％未満の量のアニオン系界面活性剤をさらに含む請求項１記載の清浄組 成物の使用。