JPH07503986A - 熱い気相中で噴霧中和して界面活性なアニオン界面活性剤塩を製造する方法の改良 - Google Patents

熱い気相中で噴霧中和して界面活性なアニオン界面活性剤塩を製造する方法の改良

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JPH07503986A
JPH07503986A JP5513746A JP51374693A JPH07503986A JP H07503986 A JPH07503986 A JP H07503986A JP 5513746 A JP5513746 A JP 5513746A JP 51374693 A JP51374693 A JP 51374693A JP H07503986 A JPH07503986 A JP H07503986A
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フュース、ヨハン
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ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 熱い気相中で噴霧中和して界面活性なアニオン界面活性剤塩を製造する方法の改 良 本発明は、例えば、湿潤剤、洗剤および/または清浄化剤中における有用物質な どとして使用できる表面活性または界面活性な水溶性、水乳化性または水分散性 のアニオン界面活性剤塩を製造するいくっがの改良された方法に関する。簡単の ために、以下、この種のアニオン界面活性剤塩を、洗浄活性な界面活性剤、ある いは更に簡単にアニオン界面活性剤と称する。
洗浄活性なアニオン界面活性剤は、界面活性または表面活性助剤を使用する全て の用途において重要な主成分または混合成分である。アニオン界面活性剤は、一 般に、他種の界面活性剤、特にアニオン界面活性剤との混合物で使用される。
アニオン界面活性剤の種類は、塩を形成することができ、負に帯電した親水性の 基に、疎水性炭化水素基が結合した化合物を含むと知られている。負に帯電した 親水性の基の最も重要な代表例は、カルボキシル基および/または無機酸残基、 特に硫酸および/またはリン酸残基である。アニオン界面活性剤の種類は、炭酸 塩またはセッケン、硫酸塩またはスルホン酸塩、リン酸塩またはホスホン酸塩を 含む。この種のアニオン界面活性剤を含む用途の多くの分野において、圧倒的に 重要とされているのは、セッケンに加えて特にスルホン酸塩および硫酸塩である 。
しかし、実際の適用において、アニオン界面活性剤の効果は、最適な塩形成カチ オンの選択に太き(影響される。一般に、これらのカチオンの望ましい代表例は 、水溶性または少な(とも十分な水乳化性もしくは水分散性のアニオン界面活性 剤が得られるようなカチオンである。ここで、アルカリ金属、特にナトリウムお よび/またはカリウム塩、アンモニウム塩および/または有機的に置換されたア ンモニウムイオンをベースとする塩が圧倒的に重要とされる。
従って、アニオン界面活性剤塩の合成は、酸基を有しているアニオン界面活性剤 中間体の、適当な塩を形成する無機および/または有機塩基による中和−しばし ば最終工程として行われる−を含む。塩基の水性製剤、例えば水酸化ナトリウム 水溶液がこの目的にしばしば使用されるが、これは含有する水により反応生成物 中に水を導入する。塩を形成する中和反応の生成物として、更に水が生成する。
従って、乾燥した形態のアニオン界面活性剤塩を得るためには、一般に、引き続 いて乾燥する必要がある。更に、アニオン界面活性開環反応生成物中の水性成分 には異なる起源のものもありうる。そこで、有機塩基成分とこれに組合せる酸、 特に無機酸からの主反応生成物は、十分に明るい色の界面活性剤を得るために、 水性相中で漂白しなければならないことがしばしばある。従って、しばしば水性 ペーストとして存在することがある水性濃厚物を中間で製造することが、現在の アニオン界面活性剤の製造において標準的に行われる実務である。
これらのアニオン界面活性剤の水性製剤を、粉末状ないし造粒した乾燥製品に工 業的規模で転化することは、微粉末を形成するための噴霧乾燥によって行われる が、その微粉末は別の工程または乾燥段階に一体化された続きの工程において、 比較的大きな凝集体に凝集されることがある。このことは全て当業者に知られて いる。
この乾燥技術を用いる場合の、アニオン界面活性剤の合成の最終段階において塩 を形成する問題を解決する優雅な手段の一つは、いわゆる噴霧中和の原理に基づ くものである。この方法では、特に、アニオン界面活性剤中間体およびカチオン を生成する塩基成分の両方の含水反応体を使用する二工程の中和を、続いて行う 生成したアニオン界面活性剤塩の乾燥と共に一工程に統合することができる。
互いに反応すべき成分を噴霧し、この形態で互いに混合する。生成する物質は、 熱いガスで満たされた典型的な噴霧乾燥ゾーンに送ることができ、結局は、塩を 形成する中和反応ならびに、補助媒体として使用された水および中和反応により 生成した水の除去を、単一の一体化された工程で行うことができる。
大きな規模で使用される上記の種類の有用物質の水性製剤、例えば洗濯用洗剤の 成分などの噴霧乾燥は、長年の間、工業的規模で行われてきている。乾燥気流と して、熱い空気ならびに空気および熱い燃焼廃ガスの混合物が使用される。噴霧 乾燥塔において、一般に周囲圧力で、並流またはよりしばしば向流で、注入性お よび流動性の粉末形態の、洗濯用洗剤を製造するための洗浄粉末または有用物質 および/もしくは有用物質の混合物が得られる。従来、特に本発明に関係のある 噴霧中和工程は、同じ媒体(medium)内で行われてきた。
既に出願されたドイツ国特許出願公開第4030688号において、出願人らは 、それらの水性製剤が湿潤剤、洗剤および/または清浄化製品として有用な物質 である有用物質または有用物質の混合物を、粉末形態で、所望により凝集された 形態で製造する際に、乾燥熱気流として過熱スチームを使用することを初めて記 載した。この公報では、過熱スチームによる洗浄活性なアニオン界面活性剤塩の 乾燥が特に強調されている。湿潤剤、洗剤および/または清浄化製品の成分を過 熱スチームにより乾燥する新しい技術は、更に改良され、多くの他の出願、即ち 、本出願人が既に出願したドイツ国特許出願P4204 035.3、P420 4090.6、P4206050.8、P4206521.6およびP4206 495.3において最適化されている。これらの先の特許および特許出願の全て の開示を、本発明の開示の一部として特に含める。
以下に記載するような本発明による教示は、乾燥ガスとしての過熱スチームによ るこの種の有用物質および有用物質の混合物の乾燥に関する本出願人の知識に基 づいているが、同時に、本出願人の知る限り、関連する文献においてまだ報告さ れていない特に重要な工程に至るものである。本発明による更なる発展の本質は 以下のとおりである。過熱スチームで満たされた乾燥ゾーンの不活性条件が、ア ニオン界面活性剤塩の製造において含まれる最終工程にも利用される。特に、本 発明は、酸基を有しているアニオン界面活性剤中間体と、塩を形成する塩基、特 に無機および/または有機性の水性ガスとの反応を、過熱スチームで満たされた ゾーンの不活性条件によって与えられる保護下で行うことをめるものである。
従って、過熱スチームの媒体に、より大きな役割が与えられる。即ち、過熱スチ ームは中和反応の不活性反応媒体として機能する。このことにより、乾燥プロセ スのための移動媒体としての適性に何の影響を受けることはない。
本発明の主題 第1の態様において、本発明は、無機および/または有機塩基とアニオン界面活 性剤中間体とを反応させて、湿潤、洗濯および/または清浄化活性を有し、疎水 性炭化水素基に結合する負に帯電した親水性基を含むアニオン界面活性剤塩を、 噴霧中和中に製造する方法に関し、そこでは、噴霧可能な製剤の形態であるアニ オン界面活性剤中間体を微細に噴霧して気相にすると同時に、塩基と反応させ、 好ましくは少なくとも部分的に乾燥させる。本発明の方法は、不活性気相として の過熱スチーム内で噴霧中和を行うことを特徴とする。
別の態様において、本発明は、過熱スチームを、不活性気相として使用するのと 同時に、アニオン界面活性剤中間体と無機および/または有機塩基とを反応させ る上記の種類のアニオン界面活性剤塩の製造において、水分を除去する乾燥ガス として使用することに関する。
上記の方法の別法では、塩基とアニオン界面活性剤中間体との中和反応を、最初 は、過熱スチームなしで行い、発生する中和熱を用いて、得られる反応混合物を 過熱スチームによる乾燥に付することができる。
発明の詳細な説明 既に説明したように、本発明の教示は、アニオン界面活性剤の合成における塩の 形成工程と、生成するアニオン界面活性剤を実質的に無水の乾燥生成物に直接転 化する可能性とをうまく結び付けている。過熱スチームの気相を中和反応の媒体 として使用することにより、プロセスが簡略化されるばかりでなく、プロセスの 過程および得られる最終生成物の特性の両者に関して他に多くの利点が与えられ る。
通常の噴霧中和では、一般に流動性を有する水性製剤であって、一方は負に帯電 した親水性基を有している界面活性剤中間体であり、他方は必要とされるカチオ ンを形成する塩基である製剤を、最終的に噴霧し、この工程で互いに完全に混合 させて、反応させる。噴霧は、例えば、各生成物ストリームのための多部材ノズ ルまたは別ノズルなどにより行うことができる。一般に、内部混合プロセスは、 更に空気を導入することにより保持される。発熱反応であるので、中和反応によ り、反応混合物および等しい量の中和熱が与えられ、これが微小な液滴を自動的 に加熱するということが知られている。既知の方法では除去することができない 空気、従って、酸素の存在により、プロセスはいくつかの危険にさらされる。第 1に、望ましくない発火の危険があり、これは爆発に至る可能性があって、この 種の有機物質を噴霧乾燥する工業的プロセスにおいては常に存在している。第2 に、大気中酸素の存在および熱い燃焼ガス成分としての二酸化炭素の存在が、ア ニオン界面活性剤塩の製品としての品質に悪影響を有することがある。
この種の有用物質および有用物質の混合物の乾燥に関する本出願人による上記の 先の特許および特許出願は、空気および熱い燃焼ガスの排除を、過熱スチームで 置換することによって確実に行い、この過熱スチームが、望ましくない発火およ び爆発の危険ならびに製品の品質のいずれに関しても安全な不活性媒体となるこ とを実現することに基づいている。更に、先の出願において、乾燥ガスとしての 過熱スチーム中で乾燥された固体物質は、通常の方法により乾燥された物質より も重要な用途上の利点を有し、そのことは、例えば、スチームにより乾燥された 物質のより易溶性および向上した溶解性などに反映される。更に詳細には、この 点に関して、上記の本出願人の先の出願の開示を調べることができる。
本発明は、これらの利点を利用し、利用しながら合成プロセスの塩形成工程を容 易にする。この工程においては、噴霧された有機反応体相を比較的高い濃度で安 全に使用することができる。もはや、意図せずそして望ましくない発火の危険が 全くな(なる。本発明の処理条件であっても、早い中和反応によって、それに伴 う中和熱が反応混合物中に発生し、この熱によって、導入された水および中和に より生成した水の蒸発が更に促進される。このことにより、乾燥工程には更に、 本発明の方法の概念上の第2工程としての利益が与えられる。
本発明のプロセスの上記の改良において、中和工程と過熱スチームによる乾燥と を、以下のように中和熱を利用して互いに組合せることもできる。特に選ばれた 塩基によるアニオン界面活性剤中間体の中和は、最初は、過熱スチームの存在し ない状態で行われる。この点に関しては、使用する反応体の少なくとも一種の中 で十分な流動を有する相を使用して、流体中に、例えば、補助液体中に噴霧可能 な形態でアニオン界面活性剤塩を生成させるとよい。一般に、使用する補助液体 は、特に水である。続いて、流動物質を、塩の形成により発生する中和熱を最適 に利用する過熱スチーム乾燥工程に送る。従って、好ましい態様においては、中 和と、それに続く過熱スチームによる乾燥とが即座に続けて行われるように、2 つのプロセス工程を統合する。この一連のプロセス工程は、例えば、互いに反応 させられる反応体ストリームが供給される反応管内で中和工程を行うことにより 、連続して容易に行うことができる。この反応管からの流出物を、過熱スチーム を使用する次の乾燥工程に直接送る。
本発明の方法は、実際に知られており、文献に記載されている典型的アニオン界 面活性剤塩の任意のものの製造に使用するのにも適している。この際に、特に、 当業者の一般的知識への配慮がなされる。現在、界面活性なアニオン界面活性剤 塩の最も重要な種類は、特に炭酸塩、硫酸塩、スルホン酸塩、リン酸塩および/ またはホスホン酸塩を含む。炭酸塩は、天然および/または合成起源であってよ い。天然起源の炭酸塩は、例えば、脂肪酸セッケンである。
重要なアニオン界面活性剤塩は、親油性出発原料のスルホン化および/または硫 酸エステル化生成物をベースとしており、出発原料は、硫酸残基を導入するため の既知の出発物質である飽和および/もしくは不飽和、直鎖および/もしくは分 枝、脂肪族および/もしくは環状脂肪族または対応する芳香族基を含んでいる。
硫酸残基は炭素鎖に、直接、または間に原子、特に酸素を介して結合されている 。
親油性出発化合物に硫酸残基を誘導したこの結果は、既知のスルホン酸塩または 硫酸塩である。しかし、アニオン界面活性剤の分野における誘導体化は、リンの 多塩基酸によっても可能であり、そのことは既知である。
本発明において、実際に使用されるアニオン界面活性剤塩において塩を形成しう る遊離酸の官能基は、アルカリ金属、中でもナトリウムおよび/もしくはカリウ ム、アルカリ土類金属、中でもカルシウムおよび/もしくはマグネシウムの群か ら選ばれるカチオン、アンモニウムイオンもしくはアンモニアならびに/または 有機アンモニウム化合物のカチオンと実際に反応する。本発明の教示により転化 される化合物の可能性および種類は、この範囲の種々の代表例を含む。
実際に使用するアニオン界面活性剤の疎水性炭化水素基は、約6〜30個、好ま しくは約8〜20個の炭素原子をしばしば含んでおり、意図する用途によるが、 アニオン界面活性剤において決められているH L B値ならびに親油性と親水 性の間で得られるバランスを置換したり調整したりする既知の方法により最適化 力何能である。洗浄および清浄化のためには、10個を越える炭素原子、特に1 2〜18個の炭素原子を含む疎水性基が特に重要な代表例とされつるが、化粧用 製剤としては、より少ない炭素数、例えば約6〜12個の炭素原子、特に約8〜 10個の炭素原子を含む疎水性基が好ましいことがしばしばある。この際に、特 に、この種の化合物における広範な専門家の文献および特許文献に基づいた当業 者の知識への配慮がなされるべきである。
本発明の方法において、塩を形成するアニオン界面活性剤中間体を、流動性で噴 霧可能な溶液、乳化液および/または懸濁液の形態で使用することが好ましい。
噴霧中和工程に送られ、そこで適当な装置、例えばノズル噴霧および/またはデ ィスク噴霧により微細に分散される水性製剤が特に適する。無機および/または 有機塩基を、過熱スチームで満たされた反応ゾーンに、流動形態で送ることも好 ましい。この場合にも水性製剤が特に適する。例えば、アルカリ金属水酸化物、 特に水酸化ナトリウムの水溶液を使用することができる。アルカリ土類金属をベ ースとする反応体を、例えば、特にカルシウムおよび/またはマグネシウムの水 酸化物の流動性懸濁液の形態で使用することができる。
生成物ストリームは、過熱スチームで満たされた反応ゾーン内に適当な形態で噴 霧され、そこで完全に混合される。乾燥ガスとして過熱スチームを使用する有用 物質の乾燥のために、本出願人の上記の先の特許および特許出願の教示に従って 、例えば、噴霧乾燥塔などにより反応ゾーンを形成することもできる。しかし、 本発明の方法は、主反応ゾーンのこの特別の態様に何ら限定されるものではない 。
中和反応の第1工程としてのみ要求される重要な点は、当然ながら、微細化され た反応体ストリームを、過熱スチームで満たされた周囲の保護雰囲気内で適当に 混合することである。噴霧中和と続いて行う乾燥とを組合せることが本発明の方 法の特に簡単な態様を表すので、本出願人の上記の先の特許出願の開示を引用し て、水性アニオン界面活性剤物質を過熱スチームにより乾燥する条件下における 本発明の方法の実際の適用について、以下記載する。
特に、本発明は、水を含有する有用物質または有用物質の混合物を、乾燥ガスと して過熱スチームを使用して処理する方法に関し、過熱スチームは反応ゾーンお よび乾燥ゾーンを通って循環され、蒸発した水が除かれた後、反応および乾燥ゾ ーンにリサイクルされる。本発明による教示の一つの好ましい態様では、水の蒸 発に必要とされ、プロセスの循環路(circuit)内に導入しなければなら ない中和熱を越える余分なエネルギーが、少なくとも主として、そして、好まし くは間接熱交換のみにより供給される。もう一つの好ましい態様では、スチーム で満たされた系の操作を常圧の範囲の内部圧において行うが、重要な態様におい ては、スチームで満たされた循環路内に空気が侵入するのを確実に防止できるよ うな高圧を、工業用プラントから完全に排除することが必ずしもできない領域、 例えば損傷を受けた領域などの循環路に適用する。
一般に次に好ましい態様であるもう一つの態様では、水の蒸発に必要とされる追 加のエネルギーが、燃焼熱による直接加熱により少なくとも部分的にスチーム循 環路に供給される。
既に述べたように、本発明の反応および処理条件下において、過熱スチームによ る処理は、一方て噴霧乾燥としておよび/または他方で流動床乾燥として行うこ ともできる。水含量が比較的高い出発物質は既知の噴霧乾燥技術に付される。
噴霧乾燥工程を、対応して設備される噴霧乾燥塔内で、並流または向流で行うこ とができる。
噴霧乾燥条件下において、本発明では、蒸発に必要なエネルギーを、少なくとも 主として乾燥ゾーンの外側のスチーム循環路に間接的に供給することが好ましい 。このことにより、粒子が互いに付着することがあまりなく、そして少なくとも 粒子寸法の調整を制御可能にして、流動性の湿潤出発物質を乾燥して微細な粒  ′状形態とすることが確実に行える。噴霧乾燥ゾーンの外側のスチーム循環路内 に導入されるエネルギーは、間接熱交換の既知の形態で導入することができる。
一方で任意の起源の加熱ガスが流れ、他方でそれとは別に加熱されるスチームが 流れる管束(tube−bundle)系を使用することが、例として挙げられ る。
本発明の特に重要な態様において、このスチーム循環路内へのエネルギーの間接 導入は、統合されたーまたはそれ以上のバーナーにより、熱をスチームに間接的 に移動させて行われ、熱い燃焼ガスは、スチーム循環路に一体化された熱交換器 内にバーナーの側から直接入れられる。燃焼ガスの温度は、例えば、約400〜 1000℃の範囲、特に約650〜960℃の範囲であってよい。最適な熱の利 用、従ってプロセスのコストを全体として低減することに関して、廃ガスを部分 的に、好ましくは実質的に完全に循環させることができれば有用であろう。例え ば、熱い廃ガスの少なくとも30容量%、好ましくは4o容量%以上を、一体化 された熱交換器を出た後で、更にエネルギーを利用するために再循環させること ができる。再循環する廃ガスの量は、導入された燃焼ガスの60容量%を越え、 しばしば70容量%程度となることが好ましい。バーナーは、通常の燃料ガス、 特に天然ガスまたは比較的低級の炭化水素もしくは炭化水素混合物および/もし くは水素の任意のガスにより操作することができる。
他方で、本発明の乾燥原理を流動床乾燥に適用する場合には、スチームをベース とする乾燥ガスに必要とされる加熱を、乾燥ゾーンの両性側で、流動床に一体化 された熱交換器要素により行うことができる。これら二つのガス加熱機構は互い に結合されていてもよい。
常圧で行われる本発明の方法の好ましい態様により、必要とされる単位時間あた りの高い処理量を伴う比較的単純な操作が、工業用のブラントにおいてさえも提 供される。内部圧をわずかに上昇させる本発明において好ましく適用される処置 は、望ましくない外部ガス、特に空気が、スチームで満たされた循環路内に侵入 することを確実に防止する。必要とされる高い製品の品質に対する第2のダメー ジもこのようにして確実に防止することができる。適当な処理圧は、例えば、約 15Qmbarまで、好ましくは約75mbarまで、更に好ましくは5Qmb arを越えない過剰圧である。約5〜l 5mbarの範囲で過剰な圧力が特に 有利とされる。本発明に従って、過熱スチームによる乾燥を、原則として減圧下 、特に適度な減圧下で行うことも当然ながら可能であるが、その場合には、望ま しくない空気の侵入を引き起こす可能性のある循環路の損傷部位が存在する可能 性を確実になくするために、装置にかかる支出を増大する必要がある。
他の点に関しては、本発明の方法の大部分を、乾燥ガスに過熱スチームを使用し てこの種の有用物質の混合物を乾燥する、冒頭において引用した本出願人のドイ ツ国特許出願公開第4030688号に従って行うことができる。発明の開示を 完全にするため、必要な先の出願の関連する部分をここに再掲載する。
先の出願において、プロセスの最終生成物における最適な乾燥結果が熱いスチー ムの作用によるということが必須ではないということは、この種の有用物質の混 合物を過熱スチームにより乾燥するという教示を理解するために重要なことと考 えられている。基本的に、同じことを本発明の教示に適用することもできる。
しかし、廃ガスおよび空気または酸素などの厄介な要因が確実に排除されるなら ば、熱いガスを用いる通常の乾燥条件下では、望ましくない反応、例えば着色( discoloration)や皮殻の形成(encrustation)など を比較的素早く引き起す傾向がある混合物でさえも、温度に対して比較的耐性を 有することが判っている。
過熱スチームによる乾燥について、このことは、過熱スチームを比較的高温にし 、乾燥の程度を残存含水量が最小になるようにして、そして最終生成物の品質へ の悪影響なしに、安全な操作を行うことができることを意味する。従って、乾燥 物質内において、明らかに1重量%を下回る、例えば約0.5重量%またはそれ より低い残存含水量を達成することができる。同時に、乾燥ゾーンから出る使用 したスチームの使用温度に、100〜110℃を越える、好ましくは150℃を 越える、より好ましくは180℃を越える温度を適用することができる。それに もかかわらず、乾燥物質の長期的注入性および流動性が保証される程度に残存水 を「内部乾燥」の形態で結合することが、物質の組成により確実に行われるなら ば、かなりの量の残存含水量でさえも許容されつる。
使用する特別な乾燥装置の設計により、噴霧中和および続いて行う乾燥の主生成 物として微粉末が得られる場合、アニオン界面活性剤塩を続いて使用することに 関する限り、例えばプロセスに関する理由などによって、粉末をより粗い物質に 転化することが望ましいことがある。この転化は関連する技術分野から知られる いずれの方法によっても行うことができる。粉末の凝集物への転化は、続いて行 う別の第2のプロセス工程で、例えば粉末造粒機などを使用して行うことができ 、これを純粋に別の付形プロセスとみなすこともできる。
しかし、一体化されたプロセスサイクルにおいて比較的粗い粒状物質の形成を可 能とするプロセスに、特に関心がよせられている。この場合にも、一体化された 凝集を伴う噴霧乾燥および流動床噴霧造粒技術を含めて、関連する乾燥技術から 種々の選択を行うことができる。二種の方法は、プロセスにおいて製造される生 成物の形部が特に異なる。噴霧乾燥の際に製造された1次粒子は互いに付着する ので、一体化された流動床による噴霧乾燥では、寸法が一般に0.3〜1.5m 口のオーダーの不規則な形状に成形された凝集物が生成する。流動床噴霧造粒に より製造される圧縮凝集物は、例えば30mmまでの寸法に及ぶことがある。こ れらは、通常の使用条件下において、微細な孔構造により更に識別される。ここ に述べている本発明の態様は、特にこの粒子凝集工程を、気相としての過熱スチ ームの影響下においても行える点に特徴を有する。このようにして、凝集体の多 孔度を、上記引用したこの分野における本出願人の先の特許出願の関連する所見 を参考にして、更に向上させることもできる。噴霧乾燥および噴霧凝集/噴霧造 粒の組合せについての情報は、ディ・ゲールマン(D、 Gehrmann)に よる、「エントヴイックルンクシュテンデンツエン・デア・トロツクヌンクステ ヒニーク・イン・デア9ヒエミンエンーインダストリー(EnLvicklun gstendenzen der Trocknungstechnik in  der chemischen Industrie)J 、ヒエミー・イン ゲニール・テヒニーク(Chem、 −Ing、 −Tec、 )、62 (1 990年)、第10号、A312〜A320、より詳細には、サブヂャプタ−2 1の記事およびそこに詳細に記載されている技術を含めて、関連する当業者の文 献に見ることができる。
本発明の教示は、上記の先のドイツ国特許出願第4206050.8の主題であ る要素も含んでいる。この特許出願は、微粉が少な((low−dust)水性 媒体への溶解性が向上した、粉末または粒子形態のアニオン界面活性剤濃厚物に 関する。
本発明の教示は、この先の出願の開示内容を、不活性ガスとしての過熱スチーム 内でアニオン界面活性剤を生成する間に噴霧中和を行う中間工程に拡張する。
先の出願第4206050.8号に記載された要素を、本発明の教示の範囲内で 使用することもできる。この先の出願の開示を本発明の開示の一部として含める ことを再度指摘しておく。従って、先の出願から引用する方法に関して、特に特 徴的な要素および装置を以下に述べる。
好ましい態様の一つにおいて、本発明のアニオン界面活性剤濃厚物中の洗浄また は清浄化活性な界面活性剤の含量は、微粒子固形分を基準として、少な(とも約 20重量%、好ましくは少なくとも30重量%のオーダーである。基本的に、界 面活性剤固体それ自体が粉末粒子ないし粒状物を形成することができる。しかし ながら、実際には、一般に、工業的規模におけるアニオン界面活性剤の製造によ り得られる界面活性剤の中に、許容可能またはむしろ比較的無関係な不純物とし て、限られた量で残存する成分(無機塩、未スルホン化物など)が存在するとい うことを記憶することが重要である。本発明では、界面活性剤粒状物が、アニオ ン界面活性剤の活性成分を、約35〜95重量%の範囲で含むことが特に好まし い。この範囲内であれば、界面活性剤成分が50重量%以上を構成する物質また はそれらの混合物が好ましいこともある。
これらの固体中に存在するアニオン界面活性剤成分は、上記の種類の特定の個々 の有用物質であってもよいが、本明細書において述べている界面活性剤の種類か ら得られる有用物質の任意の混合物が実際に存在してもよい。「界面活性剤混合 物」という表現は、例えば脂肪アルコール硫酸塩および/または脂肪アルコール スルホン酸塩などの選ばれた種類の中であっても、いろいろな解釈の仕方がある が、選ばれた化合物の意味で特定される物質は一般に存在しない。植物および/ または動物起源の出発物質ならびに対応する合成による出発化学物質を処理する ことにより、例えば脂肪アルコールおよび/または脂肪アルコール成分中の炭素 原子数に関しては、それらの組成内の特定の一部に属する種類の有用物質が得ら れる。
しかしながら、本発明の定義における「界面活性剤混合物」という表現は、基本 的に異なる構造のアニオン界面活性剤の特定の組合せも含む。即ち、例えば通常 の洗浄活性TAS系アニオン界面活性剤と、例えば、比較的短鎖の硫酸塩および /またはスルホン酸塩系でありうるアニオン界面活性剤分散物とを混合すること などは有用である。少なくとも2種の異なるアニオン界面活性剤の他の例は、一 方が二環、即ち、例えばCI4〜C20の鎖長を有するα−スルホ脂肪酸塩であ り、他方がTASおよび/またはアルキルエーテルスルホン酸塩、特にMES系 のアニオン界面活性剤である混合物である。
本発明は、微粉のない粉末および/または顆粒を、互いに組合せることもできる 二つの方法で供給する問題を解決する。第1の方法は、乾燥すべき物質の残存含 水量を特に利用する案に基づいている。存在する特定の固体物質の品質によるが 、微粉を含まないことは、乾燥物質の含水量を制御することによって少なくとも 大部分を確立することができる。
しかしながら、本発明の重要な態様の一つにおいて、アニオン界面活性剤濃厚物 は加えられる成分を種々の量で含むことができ、このことが本発明が解決しよう とする問題点である微粉の生成を排除すること、即ち微粉結合助剤として主とし て考えられるべきことである。この態様において、本発明は、この種の個々のア ニオン界面活性剤成分と共に洗剤および/または清浄化生成物に使用する有用物 質で代表されるこれらの助剤の組合せを特に含む。
この態様において、本発明の微粒子状で、注入性および流動性のアニオン界面活 性剤は、微粉結合助剤および/または有用物質として、室温において、所望によ り限られた量の残存水の存在下で、液体および/または少な(とも粘着性であり 、注入性および流動性への悪影響が続くことなく、必要とされる無微粉性が保証 されるような量で、界面活性剤濃厚物中に含まれることが好ましい混合物成分、 好ましくは均質混合物の形態である混合物成分を含むことを特徴とする。
適当な微粉結合助剤は、特に、モノマー化合物、オリゴマー化合物および/また は適当に選ばれるポリマー化合物の形態の混合物成分であり、これらは特に室温 で、水に溶解可能、乳化可能および/または膨潤可能である。混合物成分として のそのような助剤または有用物質の特徴的な例について述べる前に、この点に関 して本発明の教示が基づいている概念を説明するが、これらの水に可溶性または 乳化可能であることにより、そして少なくとも水に膨潤可能であることにより、 助剤を、乾燥すべきアニオン界面活性剤をベースとする活性物質の混合物中に均 質に混ぜることができる。冒頭に引用した本出願人の先に出願による過熱スチー ムを使用する次の乾燥工程において、および本発明の開示を完全にするため、含 特表千7−503986 (6) 水出発物質を過熱スチーム中で粒子状、特に微粒子状に分散させ、過熱スチーム の影響下で乾燥させる場合、微粉結合助剤は、各粒子中に均一に分布されて確実 かつ均一に混合される。助剤の流動性、粘性または少なくとも粘着性のコンシス チンシーにより、この種の添加剤の微粉を結合する効果は、最終的に乾燥された 粒子の全面に表れる。他方、使用する活性物質の混合物中における量を適当に選 択することにより、粘着しない注入性または流動性の望ましい状態が、長期にわ たる貯蔵中であっても損なわずに保たれることを確実にすることができる。個々 の場合において確立される混合比は、関連する当業者の知識を考慮に入れた簡単 な試験により、容易に決定することができる。
アニオン界面活性剤成分と混合するのに適する微粉結合助剤または有用物質の特 有の代表例を以下に挙げる。
通常の条件において流動性である適当な水溶性成分は、低揮発性の多価アルコー ルおよびそれらのオリゴマーである。コストのみの問題から、グリセロールおよ び対応するオリゴグリセロールが特に重要である。エチレングリコールおよび/ またはプロピレングリコールのオリゴマーおよび/またはポリマーのような混合 物成分は、残存する水の影響下において易流動性であり、および/または少なく とも十分な粘着性が与えられる相当する化合物の他の例である。特に、例えば約 10000まで、好ましくは約7000までの分子量を有するポリエチレングリ コールが本発明の教示における有用物質であることがあり、これらは、上述した 代表的グリセロールおよび/またはオリゴグリセロールと同様に、所望の微粉結 合能を有するばかりでなく、洗剤および清浄化剤のための可溶化剤および/また は有用物質としても機能する。適当な助剤の他の典型的例は、モノおよび/また はオリゴグリコシド、例えばグルコース、オリゴグルコースなど、スクロースな どの砂糖、またはデンプンおよび/または部分的に分解されたデンプンに相当す るポリマー化合物までのより多数の環を有する対応する砂糖または砂糖化合物な らびにデンプン誘導体の種などである。この種の全ての化合物は、特に少量の水 の存在下において、多少とも顕著な粘着性を示すことにより識別される。洗剤お よび清浄化生成物を実際に適用する際には、非常に低い1度で存在するこれらの 成分は、水性洗浄液に直接吸収され、そして所望の洗浄および清浄化プロセスを 妨げることがない。
微粉の問題を確実に解決するための他の適当な混合物成分は、オリゴマーおよび /またはポリマー混合物成分であり、これらは水に対して少なくとも膨潤性およ び/または可溶性でさえあることが好ましい。この場合にも、標準的洗剤および 清浄化生成物という点てかなり重要とされる成分の多くの例がある。その例は、 ポリビニルピロリドン(r’VP) 、ポリビニルアルコール(PVA) 、ポ リ炭酸塩化合物、特に合成起源であって、例えば、(メタ)アクリル酸およびマ レイン酸または無水マレイン酸の重合または共重合により得られ、現在の洗濯用 洗剤においていわゆるビルダー成分として重要な役割を果たしているポリ炭酸塩 化合物でありうる。ポリ炭酸塩化合物の池の重要な例は、カルボキシ官能性のオ リゴまたはポリグリコースであり、これらはカルボキシル基をグルコース環の6 位に導入するデンプンの選択的酸化により得られる。同様に適するのは、対応す る水溶性および/または水膨潤性セルロース誘導体、例えばメチルセルロース、 カルボキンメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのヒドロキシア ルキルセルロースなどである。
単に例に挙げた上述の代表例は、上述の特性、特に、水に対する適当な溶解性ま たは膨潤性ならびに、過熱スチーム内の処理条件における適当な不揮発性を有す る他のいずれかの混合物成分により、補充および/または置換することができる 。
助剤の他の種類を、以下に別に説明する。他の適当な混合物成分は、特に、通常 の温度条f1−において容gに流動しまたは十分な接着性を有するが、グリコシ ドエーテルまたはエステルをベースとする上述のノニオン界面活性剤にはあては めることができないノニオン界面活性剤である。分子中にエチレンオキシド基を 例えば、2〜40単位、特に2〜20単位有する脂肪アルコールエトキシラード ならびに、対応する脂肪酸、脂肪アミン、カルボン酸アミドおよび/またはアル カンスルホンアミドのエトキンラードの種類を単に例として挙げることができる 。
冒頭で挙げた本出願人によるドイツ国特許出願第4030688号の特別な教示 は、そこで開示した過熱スチームを使用する乾燥プロセスに関連するノニオン界 面活性剤成分の例として、多くの重要なサブクラスおよび特別の種類を挙げてい る。本発明の教示は、残存水の存在下で十分な流動性または粘着性を有しており 、最終生成物において望ましくない微粉を確実に結合すると同時に、従来、微粒 子形態の微粉の多い製剤としてのみ得られていたアニオン界面活性剤を、高い固 形分濃度で利用できるようにする適当なノニオン界面活性剤成分を使用する点で 、先の出願の開示より優れている。
本発明の教示に特に重要なアニオン界面活性剤成分は、脂肪アルコール硫酸塩、 脂肪アルコールエーテル硫酸塩、オレフィンおよび/またはアルカンスルホン酸 塩、脂肪酸エステルスルホン酸塩、スルホン化脂肪酸トリグリセリドおよび/ま たはグリセロール脂肪酸部分エステル硫酸塩である。本発明の教示に関してもう 一つの重要なアニオン界面活性剤の例は、エステル基力叶分な親油性残基、例え ばC0−2゜、特にC1゜−3,脂肪アルコール残基を有するコハク酸半エステ ルスルポン酸塩である。脂肪酸エステルスルホン酸塩の特に重要な例は、α−ス ルポ脂肪酸低級アルキルエステルまたはそれらの塩をベースとする既知のアニオ ン界面活性剤であり、その中で最も重要な例は、α−スルホ脂肪酸メチルエステ ル(MES)である。脂肪酸スルホン酸塩の特徴的な例は、α−スルホ脂肪酸な らびにそれらの洗浄または清浄化活性を有する塩であって、これらは中でも当業 者に「二基」として知られており、遊離脂肪酸および/または対応するα−スル ホ脂肪酸エステルからエステル開裂(ester cleavage)により得 られる。スルホン化脂肪酸トリグリセリドは、天然の脂肪および/または油と、 特にs03との反応生成物として知られており、硫酸塩およびスルホン酸塩の多 成分混合物として得られ、例えば、本出願人によるドイツ国特許出願第39 3 6 001号および同第3941 365号に記載されている。
洗剤および/または清浄化活性アニオン界面活性剤は、アルカリ金属および/も しくはアンモニウム塩の形態で、または有機塩基の可溶性塩として一般に存在す る。ナトリウム塩ならびに対応するカリウム塩が、特に重要なアルカリ金属塩で ある。
本発明の教示は、アニオン界面活性剤化合物およびそれらの混合物と、特に前述 の有機成分であるが、無機混合物成分との混合物の場合もある混合物成分との混 合物を含む。この成分は、洗剤および清浄化製品の典型的成分から選ばれる成分 であることが好ましく、これらも粉末および/または顆粒中に均質に混合される 。そのような水溶性無機混合物の成分の例は、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウ ムおよび/または硫酸ナトリウムならびに水溶性ケイ酸ナトリウム、特に洗剤お よび清浄化製品に典型的な水ガラスなどの水溶性塩である。
これらの水溶性無機成分に加えてまたはその代りに、水不溶性混合物成分を、粉 末形態のアニオン界面活性剤凝集物に混合することができる。水不溶性混合物成 分の例は、合成ゼオライト化合物、特に洗剤品質ゼオライトNaAであり、これ は、ドイツ国特許第24 12837号に従って測定して、100〜200mg CaO/gのカルシウム結合能を有する。本発明に従って配合されるアニオン界 面活性剤濃厚物の特別な品質を、これらの不溶性無機成分を使用して詳細に説明 する。例えば、TASがゼオライトNaΔと共に通常の噴霧乾燥プロセスに付さ れる場合、洗浄活性TAS成分はしっかりと吸収され、ゼオライト粒子上に薄層 を形成するが、続く適用においては、洗浄力を、洗浄母液における最大限度近く までは向上することはもはやできない。本発明において定義され、本発明に従っ て製造されたアニオン界面活性剤濃厚物においては、ゼオライトを加えることに よるこのネガティブな効果は存在しないか、少なくとも大きく減少している。可 能性のある水不溶性混合物成分の池の例は、例えばベントナイトなどのモンモリ ロナイト種の微粒子状膨潤性層状ケイ酸塩である。
過熱スチーム乾燥プロセスの可能な態様例の詳細については、上記に引用した本 出願人の先のドイツ国特許出願、特にドイツ国特許出願第4204035゜3号 および同第4204 090.6号に見られる。本発明の開示を完全に行うため 、これらの先の出願から特に重要なプロセスパラメータを選択して以下に説明す る。
本発明のプロセスの処理条件により、噴霧乾燥プロセスの乾燥工程における循環 スチーム相のために高温を使用することが可能となっている。使用するスチーム の使用温度は、一般に、気相において、150℃を越え、好ましくは少なくとも 約200℃である。250℃およびより高い使用温度は特に関心が持たれており 、少なくとも300℃および特に300〜380℃の範囲の温度を適用すること もできる。多くの場合、スチーム相において約270〜350℃の範囲の使用温 度が特に適当である。これらの温度の値の全ては、噴霧乾燥ゾーンに並流または 向流で送られる、最適温度に加熱されたスチームの温度に関係する。スチームの 温度は、スチームが湿潤したまたは水分を含む物質に接触する間に、知られてい る様に低下する。循環路から出るスチームを続いて使用する意図を含めて、エネ ルギーの要素に太き(基づいて考慮することにより、蒸発させるべき水の量と送 られる過熱スチームの量の量的割合がめられる。噴霧乾燥ゾーンを出た後のスチ ーム温度を一定の値だけ低下させて、約190〜250℃の範囲の値とする態様 が可能であるが、一方、別の態様において、スチームの温度をプロセス条件以下 の凝縮温度近< (100〜110℃)に低下させて、スチームの熱エネルギー を更に有利に利用することもできる。特に、これらの詳細は、中でもリサイクル プロセスの全体としての設計により決定される。例えば流動床プロセスまたは他 の所望による任意の一体化された凝集プロセスなどの所望による後処理工程にお ける熱いガスとしての過熱スチームの使用に、対応した考慮が当てはまる。上記 数値はこの場合にも適用できる。
実施例 実施例1 反応管に接続された「マイナー・プロダクション(minor product ion) J型の二口・アトマイザ−(Niro−atomizer)実験用噴 霧乾燥塔内で噴霧中和を行った。
まず、ステーター/ローターミキサーを備えて水平に配置された反応管(長さ1 00cm、直径10cm)内で、スルホン化度89.6%のCIl/IJα−ス ルホン化獣脂脂肪酸と水酸化ナトリウム25重量%溶液との接触を、固形分基準 で、スルホン化した酸とNaOHとのモル比を1:2.2として行った。この成 分を、反応器の頂部において多成分混合ノズルを介して、室温で導入し、強力に 混合して中和させた。
反応管の出口を実験用噴霧乾燥塔に接続して、中和後すぐに生成するスルホ脂肪 酸ナトリウム塩中間体の低粘度スラリー(乾燥物質含量、約37重量%)を、過 熱スチームの存在下で、見かけ密度370g/lの界面活性剤粉末に転化させた 。
以下の操作パラメータを設定した。
回転ディスクアトマイザ−の回転速度 + 25000r、p、o+。
スチーム温度、入口 : 約300°Cスチーム温度、出口 、約200℃ 塔の減圧 : l 5mbar 供給温度 二80°C 供給速度 、8〜18kg/h スチーム体積 、500■3/h 生成物は、乾燥物質含量が99.8重量%であり、見かけ密度が370g/lで あった。水に加えた場合に非常に有利な溶解性であることが示された。
実施例2 硫酸とCII/H獣脂アルコールとの酸性半エステルおよび水酸化カリウム25 重量%水溶液を、固形分基準で、中和中の酸性エステル対KOHのモル比を1: 1.1として使用して、実施例1を繰り返した。生成物の乾燥物質含量は99重 量%、見かけ密度は290g/lであった。
実施例3 CI6/I8α−スルホン化脂肪酸メチルエステルおよび水酸化ナトリウム25 重量%水溶液を、固形分基準で、中和中の酸性エステル対KOHのモル比を1: 1゜25として1重用して、実施例1を繰り返した。生成物の乾燥物質含量は9 8重量%、見かけ密度は295g/lであった。
フロントページの続き (31)優先権主張番号 P4206050.8(32)優先日 1992年2 月27日(33)優先権主張国 ドイツ(DE)(31)優先権主張番号 P4 206521.6(32)優先日 1992年3月2日 (33)優先権主張国 ドイツ(DE)(31)優先権主張番号 P42064 95.3(32)優先日 1992年3月2日 (33)優先権主張国 ドイツ(DE)(31)優先権主張番号 P42087 73.2(32)優先日 1992年3月19日(33)優先権主張国 ドイツ (DE)(31)優先権主張番号 P4209434.8(32)優先日 19 92年3月24日(33)優先権主張国 ドイツ(DE)(81)指定国 EP (AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、PT、SE) 、0A(BF、BJ、CF、CG、 CI、 CM、 GA、 GN、 ML、  MR,SN、 TD。
TG)、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、 CZ、 FI。
HU、JP、KP、KR,LK、MG、MN、MW、NO,PL、 RO,RU 、SD、SK、 US

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.無機および/または有機塩基とアニオン界面活性剤中間体とを反応させて、 湿潤、洗濯および/または清浄化活性を有し、疎水性炭化水素基に結合する負に 帯電した親水性基を含むアニオン界面活性剤塩を噴霧中和中に製造し、噴霧可能 な製剤の形態であるアニオン界面活性剤中間体を微細に噴霧して気相にすると同 時に塩基と反応させ、好ましくは少なくとも部分的に乾燥する方法において、噴 霧中和を不活性気相としての過熱スチーム中で行うことを特徴とする方法。
  2. 2.生成する界面活性なアニオン界面活性剤塩が、アニオン成分として炭酸残基 、硫酸残基、スルホン酸残基、リン酸残基および/またはホスホン酸残基を含む と共にアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニアおよび/または有機アンモ ニウム化合物の群から選ばれるカチオンを含む請求の範囲1記載の方法。
  3. 3.水溶性および/または水分散性アニオン界面活性剤塩が、好ましくは6〜3 0個、より好ましくは8〜20個、最も好ましくは10〜18個の炭素原子を有 する疎水性炭化水素基からなり、好ましくはカチオンとしてナトリウム、カリウ ム、アンモニウムおよび/または有機置換アンモニウムを含み、好ましくは炭酸 塩、スルホン酸塩および/または硫酸塩の種類に属する請求の範囲1または2記 載の方法。
  4. 4.塩を形成するアニオン界面活性剤中間体を、流動性および噴霧可能な溶液、 乳化液および/または懸濁液の形態、好ましくは相当する水性製剤の形態で、噴 霧中和工程に導入する請求の範囲1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 5.無機および/または有機塩基を流動性製剤、特に水性製剤の形態で使用する 請求の範囲1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 6.生成する界面活性なアニオン界面活性剤塩を、過熱スチームにより、注入性 および流動性を有する乾燥製剤、特に相当する粉末および/または顆粒に転化す る請求の範囲1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 7.生成する湿潤および/または清浄化活性なアニオン界面活性剤化合物が、脂 肪アルコール硫酸塩(FAS)、脂肪アルコールエーテル硫酸塩(FAES)、 オレフィンおよび/またはアルカンスルホン酸塩、脂肪酸エステルスルホン酸塩 、特にα−スルホン化脂肪酸低級アルキルエステルおよびそれらの塩、脂肪酸ス ルホン酸塩、特にα−スルホ脂肪酸の塩(二塩)、コハク酸半エステルスルホン 酸塩、スルホン化脂肪酸トリグリセリドおよび/またはグリセロール脂肪酸部分 エステル硫酸塩の塩である請求の範囲1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 8.見かけ密度が、少なくとも約150g/1、好ましくは約200g/1を越 え、より好ましくは約300g/1を越える注入性および流動性生成物を、噴霧 中和により生成し、同時または続いて過熱スチームによる乾燥を行い、所望によ り同時および/または続いて造粒する請求の範囲1〜7のいずれかに記載の方法 。
  9. 9.実質的に微粉を含まない注入性および流動性物質を、微粉結合助剤および/ もしくは有用物質を存在させて、ならびに/または残存含水量を調整して生成さ せる請求の範囲1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 10.多段階工程において、第1工程で流動性粉末を生成する噴霧中和および少 なくとも実質的な噴霧乾燥を行い、生成する粉末を比較的大きな粒子直径の凝集 体に凝集させ、該凝集工程を好ましくは過熱スチームをベースとする熱い気相を 用いて行い、所望によりこれより前の噴霧中和および乾燥工程と組合せて一体化 された多段階プロセスを形成する請求の範囲1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 11.生成した粉末および/または凝集体が洗浄および/または清浄化活性なア ニオン界面活性剤塩を、微粒子固体基準で、少なくとも約20重量%、好ましく は少なくとも30重量%、より好ましくは35〜95重量%含み、特に好ましい 態様におけるアニオン界面活性剤塩含量が50重量%を越える請求の範囲1〜1 0のいずれかに記載の方法。
  12. 12.使用する微粉結合助剤および/または有用物質が、室温において、所望に より限られた量の残存水分の存在下、液体および/または少なくともそれ自体が 粘着性であり、注入性および流動性への悪影響が続くことなく、必要とされる無 微粉性が保証されるような量で、アニオン界面活性剤濃厚物に混合されることが 好ましい混合物成分、好ましくは均質混合物の形態の混合成分である請求の範囲 1〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 13.使用する微粉結合助剤が、室温で水に溶解、乳化および/もしくは膨潤可 能なモノマー、オリゴマーならびに/またはポリマー混合物成分、例えば、グリ セロール、オリゴグリセロール、ポリエチレングリコールおよび/もしくはポリ プロピレングリコール、モノおよび/もしくはオリゴグリコシドまたは相当する グリコシド化合物、特に、洗浄ならびに/または清浄化活性なアルキルグリコシ ド化合物など、水膨潤性ならびに/または水溶性オリゴマーおよび/もしくはポ リマー化合物、例えば、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリビニルアルコー ル(PVA)、ポリカルボキシレートおよび、メチルセルロース、カルボキシメ チルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロースなどのセルロース誘導体など、 ならびに室温でならびに/または残存水の存在下で流動性または粘着性を有する 他の界面活性剤成分、特に相当するノニオン界面活性剤である請求の範囲1〜1 2のいずれかに記載の方法。
  14. 14.少なくとも2種の異なる界面活性剤、例えばFASおよび二塩またはME Sおよび二塩などを、噴霧中和工程において、好ましくは均質混合物形態で生成 させる請求の範囲1〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 15.界面活性剤および任意の有機混合物成分に加えて、洗剤および/または清 浄化製剤の典型的成分から選ばれることが好ましい無機混合物成分を含み、好ま しくは更に粉末および/または顆粒中に均質に混合される微粒子状アニオン界面 活性剤濃厚物を生成する請求の範囲1〜14のいずれかに記載の方法。
  16. 16.炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウムおよび/または水ガラスなどの水溶性無 機成分をアニオン界面活性剤濃厚物中に混合する請求の範囲1〜15のいずれか に記載の方法。
  17. 17.請求の範囲1〜16のいずれかに記載の無機および/または有機塩基とア ニオン界面活性剤中間体とを反応させて、湿潤、洗浄および/または清浄化活性 なアニオン界面活性剤塩を製造する方法の改良方法において、無機および/また は有機塩基とアニオン界面活性剤中間体との反応を、過熱スチームの存在なしに 、好ましくは液相で、特に水性相で行い、続いて中和熱を利用して、反応混合物 を過熱スチームにより乾燥する方法。
  18. 18.無機および/または有機塩基と、疎水性炭化水素基に結合する負に帯電し た親水性基を有するアニオン界面活性剤中間体とを噴霧中和中に反応させ、そこ ではアニオン界面活性剤中間体を噴霧可能な形態で微細に噴霧して、気相にする と同時に塩基と反応させ、好ましくは少なくとも部分的に乾燥させることにより 、湿潤、洗浄および/または清浄化活性なアニオン界面活性剤塩を製造する際に おける、不活性ガスとして、同時に水分を除去する乾燥ガスとしての過熱スチー ムの使用。
  19. 19.噴霧中和を、約100〜450℃、好ましくは約115〜350℃の範囲 の温度を有する循環スチーム内で行う請求の範囲18記載の使用。
JP5513746A 1992-02-12 1993-02-04 熱い気相中で噴霧中和して界面活性なアニオン界面活性剤塩を製造する方法の改良 Pending JPH07503986A (ja)

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