JPH0749386Y2 - 流量計 - Google Patents

流量計

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JPH0749386Y2
JPH0749386Y2 JP2259493U JP2259493U JPH0749386Y2 JP H0749386 Y2 JPH0749386 Y2 JP H0749386Y2 JP 2259493 U JP2259493 U JP 2259493U JP 2259493 U JP2259493 U JP 2259493U JP H0749386 Y2 JPH0749386 Y2 JP H0749386Y2
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JP
Japan
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impeller
spiral
flow
rectifying means
flow path
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JP2259493U
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JPH0682520U (ja
Inventor
正則 土屋
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テクノエクセル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は流量計に関し、一層詳細
には流路内を流れる流体の流体圧を受けて回転する羽根
車と、流路内の羽根車の上流側に固定され、流体に旋回
流を発生させるための整流手段とを具備する流量計に関
する。
【0002】
【従来の技術】流路内を流れる流体の流体圧を受けて回
転する羽根車と、流路内の羽根車の上流側に固定され、
流体に旋回流を発生させるための整流手段とを具備する
流量計としては実開昭63−105025号公報に開示
される技術がある。この流量計は流路中に回転自在に軸
支された羽根車と、その羽根車の上流側および下流側に
固定された整流装置を具備する流量計である。整流装置
は、、流体に旋回流を発生させるための整流羽根を複数
枚有している。各整流羽根は軸体の外周面へ傾斜して配
設されている。従って、流路を流れて来た流体は整流羽
根に沿って流れ、その際に旋回流となる。旋回流となっ
た流体が羽根車を回転させると、羽根車に設けられた永
久磁石が羽根車と一体に回転する。この回転により生ず
る磁界の変化を磁気感知手段で検出し、流体の流量を検
出するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の流量計には次のような課題がある。実開昭63−
105025号公報に開示される流量計では、流体に旋
回流を起こすことにより羽根車を回転させ易くはなった
ものの、流体の流量が少流量の場合、羽根車の回転が鈍
く感度が低いという課題がある。従って、本考案は流体
の流量が少ない場合であっても高感度の流量計を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は次の構成を備える。すなわち、流路内を流
れる流体の流体圧を受けて回転する羽根車と、前記流路
内の前記羽根車の上流側に固定され、前記流体に旋回流
を発生させるための整流手段とを具備する流量計におい
て、前記整流手段は、上流側の端面に複数の螺旋凸条が
形成され、該螺旋凸条は前記流路方向の断面において、
流路方向と平行に形成されていることを特徴とする。ま
た、前記整流手段は、上流側の端部を円錐状に形成し、
螺旋凸条は、円錐状の端部の外面に形成するようにして
もよい。例えば、螺旋凸条の形状はは、アルキメデス螺
旋形状とすることができる。さらに、前記整流手段は、
上流側の端面の一部分に形成されている前記螺旋凸条の
先端部を、前記流路内面に形成されている螺旋凹溝へ嵌
合させるようにしてもよい。
【0005】
【作用】作用について説明する。整流手段は、上流側の
端面に複数の螺旋凸条が形成され、螺旋凸条を流路方向
の断面において、流路方向と平行になるよう形成するこ
とにより、少流量の流体であっても、ほとんど抵抗なく
スムーズに螺旋状に流し、旋回流を発生させることが可
能となる。特に、整流手段の上流側の端部を円錐状に形
成し、螺旋凸条は、円錐状の端部の外面に形成すると、
螺旋凸条の長さをかせぐことができる。また、整流手段
の上流側の端面の一部分に形成されている螺旋凸条の先
端部を、流路内面に形成されている螺旋凹溝へ嵌合させ
るようにすると、整流手段の取付が容易かつ確実になる
と共に、螺旋凸条の先端部と流路内面との間での横漏れ
が防止可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。まず、図1と共に実施例の流量計の
構成について説明する。なお、図1に示す流量計は浄水
器の浄化水量を計測するに好適な流量計である。12
a、12bはケーシング構成部材であり、合成樹脂で形
成されている。ケーシング構成部材12a、12bは、
接着剤、超音波溶着等により一体のケーシング10に形
成されている。ケーシング10は下端面に流入口14と
流出口16が開放され、逆U字状の中空部が流体の流路
18に形成されている。流路18は流入口14側が中途
部分からが大径に形成され、流出口16側は小径に形成
されている。水は流路18内を矢印Aから矢印Bの方向
へU字状に流れる。20は羽根車軸であり、ケーシング
構成部材12bの内壁面から流路18内を流入口14方
向へ突設されている。
【0007】22は検出手段の一例である磁気検出素子
(例えばホール素子)であり、羽根車軸20の中空の内
部に配設されている。磁気検出素子22は、羽根車軸2
0の中空の内部に嵌挿固定されている回路基板24に固
定されている。磁気検出素子22の出力信号を取り出す
ため、回路基板24の上端にはコネクタ32が接続され
ている。なお、磁気検出素子22、回路基板24を羽根
車軸20内に固定すると共に磁気検出素子22および回
路基板24が水に濡れないよう羽根車軸20内に合成樹
脂(例えばシリコーン、ウレタン)26が充填されてい
る。28は羽根車であり、中空の筒状部30と、筒状部
30の外周面からラジアル方向へ延設された複数枚の羽
根34とから成る。羽根車28はベアリング36を介し
て羽根車軸20の外周面へ回転可能に外嵌されている。
【0008】38はマグネットであり、羽根車28の筒
状部30内に嵌着されている。マグネット38は、リン
グ状に形成されると共に、その内周面上であって互いに
対向する2点にN、S局の磁極中心が着磁されている。
なお、当該N、S磁極中心を結ぶ線分上、すなわち磁気
回路上に磁気検出素子22が位置するようになってお
り、マグネット38の回転検出精度の向上を図ってい
る。40は整流手段であるインペラであり、羽根車軸2
0の下端であって流路18内面であって、流入口14近
傍の雌テーパ部42(傾斜角は45度以下が望ましい)
に固定されている。インペラ40は流入口14方向へ向
く円錐状(傾斜角は45度以下が望ましい)に形成され
ている。インペラ40の形状について図2および図3を
さらに参照して説明する。
【0009】インペラ40のテーパ状の先端部外面上に
は複数(本実施例では4本)の螺旋凸条44が等間隔で
突設されている。本実施例における螺旋凸条44の螺旋
形状は、上流側の正面から見てアルキメデス螺旋形状で
ある。螺旋凸条44は、水の流れの方向である矢印A方
向の断面において、同方向のエッジ46は矢印A方向と
平行に形成されている。螺旋凸条44は矢印A方向へ流
れて来た直流水を旋回流に変換し、旋回流を羽根車28
の羽根34に当てて羽根車28を回転させるために設け
られている。螺旋凸条44は、インペラ40のテーパ状
先端部の中央部48には形成されていない。これは流入
口14方向から流れて来る水を螺旋凸条44同士の間へ
導くためである。
【0010】インペラ40を設けることにより、羽根3
4に作用する水は直流ではなく旋回流となるので、本実
施例のようにケーシング10の軸線方向と平行な羽根3
4であっても、効果的に流体圧を作用させることができ
る。また、羽根車28に作用する流体圧の方向は羽根車
28を回転させる方向であり、スラスト方向の力は極力
小さくなるので羽根車28の偏摩耗等を抑制することが
できる。水はインペラ40の螺旋凸条44同士の間を流
動可能になっている。特に、本実施例では螺旋凸条44
が矢印A方向の断面において、エッジ46が矢印A方向
と平行に形成されているため、直流水を抵抗なく螺旋凸
条44同士の間に導入させ、螺旋凸条44に沿って流す
ことにより水流をスムーズに旋回流とすることができ
る。従って、直流水が旋回流に変換される際に水の持つ
エネルギのロスがほとんど無いので少ない流量であって
も効率よく旋回流を起こすことが可能となり、羽根車2
8に与えるエネルギを大きく保つことが可能となる。そ
の結果、流量等の検出精度、分解能を向上させることが
可能となる。
【0011】50は螺旋凹溝であり、流路18内面の雌
テーパ部42に凹設されている。螺旋凹溝50は、螺旋
凸条44に対応して複数(本実施例では4本)、等間隔
で凹設されている。本実施例における螺旋凹溝50の螺
旋形状は、インペラ40の螺旋凸条44に合わせたアル
キメデス螺旋形状である。インペラ40を流路18内へ
固定する場合、螺旋凸条44の先端部は対応する螺旋凹
溝50内へ嵌合させる。この嵌合により、インペラ40
の取付が容易かつ確実になる。また、螺旋凸条44が雌
テーパ部42内面と嵌合しない場合と比較して、水が螺
旋凸条44同士の間に形成される螺旋状水路から横へ漏
れるのを防止可能となるので、計測誤差を小さくするこ
とができる(本実施例では±5%以内)。
【0012】次に実施例の流量計の動作について説明す
る。上記構成を有する流量計において、矢印A方向から
水が流入口14から流入すると、インペラ40により水
流は直流から旋回流に変換され、当該旋回流により羽根
車28は羽根車軸20の外周を回転する。羽根車28が
回転すると磁気検出素子22に対するマグネット38の
磁極位置が変化するので磁気検出素子22の出力信号が
変化する。この出力信号は回路基板24、コネクタ3
2、リード線52を介して不図示の検出回路へ送られ、
信号の変化パターンを示す周波数から羽根車28の回転
数を検出し、流量を演算処理して求める。
【0013】図4に流量Qに対する磁気検出素子22の
出力信号の周波数Fのグラフを示す。図4において、本
実施例の流量計の特性をグラフXに、従来の実開昭63
−105025号に開示される整流手段を図1の流量計
にインペラ40の代わりに設けた場合の特性をグラフY
に示す。図4から明らかなように、本実施例の流量計
は、少流量であっても大きな出力を得ることができるた
め、感度、精度、分解能等が著しく向上している。
【0014】なお、本実施例では検出手段として磁気検
出素子22を採用したが、検出手段としてはその他、例
えば発光ダイオードと受光ダイオードとから成る反射式
光センサを用いることも可能である。反射式光センサを
用いた場合、羽根車軸20は透明の合成樹脂等の透明部
材で形成し、羽根車28の筒状部30の内周面に反射部
材(例えば単に発光ダイオードの輻射光を反射させるた
めのアルミ箔)を貼着する。反射式光センサの場合も、
水が流入すると、インペラ40により水流は直流から旋
回流に変換され、当該旋回流により羽根車28は羽根車
軸20の外周を回転する。
【0015】羽根車28が回転すると反射式光センサに
対する反射部材の位置が変化するので反射式光センサの
出力信号が変化する。この出力信号は不図示の検出回路
へ送られ、信号の変化パターンから羽根車28の回転数
を検出し、流量を演算処理して求めることができる。以
上、本考案の好適な実施例について種々述べてきたが、
本考案は上述の実施例に限定されるのではなく考案の精
神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろ
んである。
【0016】
【考案の効果】本考案に係る流量計を用いると、整流手
段は、上流側の端面に複数の螺旋凸条が形成され、螺旋
凸条を流路方向の断面において、流路方向と平行になる
よう形成することにより、少流量の流体であっても、ほ
とんど抵抗なくスムーズに螺旋状に流し、旋回流を発生
させることが可能となるので、少流量であっても流体を
効率よく羽根車に当てることができ、感度、精度、分解
能を格段に向上させることができる。また、請求項2の
構成を採用すると、整流手段の上流側の端部の外表面積
を大きくできるため、螺旋凸条の長さをかせぐことがで
き、確実に旋回流を起こすことが可能となる。さらに、
請求項4の構成を採用すると、整流手段の取付が容易か
つ確実になると共に、螺旋凸条の先端部と流路内面との
間での横漏れが防止可能となり、旋回流のばらつきを防
止できるので流量計の誤差(器差)を抑制可能となる等
の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る流量計の実施例を示した断面図。
【図2】実施例の流量計のインペラの断面図。
【図3】実施例の流量計のインペラの上流側から見た平
面図。
【図4】実施例の流量計と従来の流量計について、流量
と検出出力の関係を示したグラフ。
【符号の説明】
14 流入口 16 流出口 18 流路 22 磁気検出素子 28 羽根車 34 羽根 38 マグネット 40 インペラ 44 螺旋凸条 46 エッジ 50 螺旋凹溝

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路内を流れる流体の流体圧を受けて回
    転する羽根車と、 前記流路内の前記羽根車の上流側に固定され、前記流体
    に旋回流を発生させるための整流手段とを具備する流量
    計において、 前記整流手段は、上流側の端面に複数の螺旋凸条が形成
    され、 該螺旋凸条は前記流路方向の断面において、流路方向と
    平行に形成されていることを特徴とする流量計。
  2. 【請求項2】 前記整流手段は、上流側の端部が円錐状
    に形成され、 前記螺旋凸条は、円錐状の端部の外面に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の流量計。
  3. 【請求項3】 前記螺旋凸条は、アルキメデス螺旋形状
    であることを特徴とする請求項1または2記載の流量
    計。
  4. 【請求項4】 前記整流手段は、上流側の端面の一部分
    に形成されている前記螺旋凸条の先端部が、前記流路内
    面に形成されている螺旋凹溝へ嵌合していることを特徴
    とする請求項1、2または3記載の流量計。
JP2259493U 1993-04-28 1993-04-28 流量計 Expired - Lifetime JPH0749386Y2 (ja)

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JP2259493U JPH0749386Y2 (ja) 1993-04-28 1993-04-28 流量計

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JP2259493U JPH0749386Y2 (ja) 1993-04-28 1993-04-28 流量計

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JPH0682520U JPH0682520U (ja) 1994-11-25
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JPH0682520U (ja) 1994-11-25

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