JPH074860A - キャスタブルによるライニング成形用の中子の洗浄方法 - Google Patents

キャスタブルによるライニング成形用の中子の洗浄方法

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JPH074860A
JPH074860A JP14815093A JP14815093A JPH074860A JP H074860 A JPH074860 A JP H074860A JP 14815093 A JP14815093 A JP 14815093A JP 14815093 A JP14815093 A JP 14815093A JP H074860 A JPH074860 A JP H074860A
Authority
JP
Japan
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core
castable
water jet
lining
cleaning
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14815093A
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English (en)
Inventor
Taijiro Matsui
泰次郎 松井
Junji Yamada
淳二 山田
Manabu Inoue
学 井上
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH074860A publication Critical patent/JPH074860A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐火物キャスタブルによる窯炉等への施工後
の流し込み成形用の中子表面に膠着したキャスタブルを
効率よく、確実に除去するための手段を提供して、ビニ
ールシートによる中子表面へのカバーを不要にする。 【構成】 旋回あるいは移動アームの先端に、傾動角調
整機構を有するウォータージェット噴出ノズルを用いた
構造のものを使用して 中子に膠着したキャスタブルの
除去にウォータージェットを使用する。ウォータージェ
ットによって、容易に除去でき、しかも、除去したのち
のキャスタブルは、使用済みのウォータージェット水に
よってスラリー状となり、回収と再使用のための処理を
簡単に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、取鍋、タンディッシ
ュ、混銑車等の溶融金属容器、その他の窯炉のキャスタ
ブル耐火物によって内張りを施したのちの中子の洗浄手
入れに関する。
【0002】
【従来の技術】これらの窯炉のライニングは、熟練工に
よるれんが積み工法から、簡便な耐火物キャスタブルに
よる流し込み施工が行われるようになった。
【0003】この流し込み成形後、中子を取外す必要が
あり、この際、中子を破損することなしに取外すため
に、中子を縦割れ構造とし、その自由端部を突き合わせ
状にしたものが、特公昭51−944号公報に示されて
いる。
【0004】この流し込み後に際しては、中子表面にキ
ャスタブルが膠着して、流し込み後の取外しが困難とな
るために、中子表面全体に離脱用のビニールシートを張
り付けているのが通例である。
【0005】ところが、このビニールの張り付けは人力
で行われて手間を要するばかりではなく、ビニールシー
トは、破れ易いために成形体に付着することになり、成
形体との離型が必要となったり、さらには、中子表面に
張り付けたビニールシートの皺や補修箇所が施工体表面
に写し出されてその箇所が施工体の乾燥亀裂につながる
という問題がある。
【0006】このため、こような問題のあるビニールカ
バーを有する中子を用いないでキャスタブルを流し込み
施工することが種々試みられており、このためには、施
工後表面に膠着した耐火物を確実に除去する手段が必要
となるが、現在はかかる除去手段としてはハンマー等に
よる除去が行われており、これでは、手間を要するだけ
ではなく、きわめて熟練を要する作業となっており、そ
の上、中子の変形が生じやすくアルミニウム製の採用に
よる軽量化ができないという問題がある。
【0007】このように、窯炉等への耐火物キャスタブ
ルによるライニング施工に際しては使用する中子の離型
とメンテナンスがキャスタブル施工体の品質を左右する
重大なポイントとなってきた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐火
物キャスタブルによる窯炉等への施工後の流し込み成形
用の中子表面に膠着したキャスタブルを効率よく、確実
に除去するための手段を提供して、ビニールシートによ
る中子表面へのカバーを不要にするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、中子表面上に
膠着したキャスタブルを、P/Sが20以下のウォータ
ージェットを当てて除去する。ここで、P:ウォーター
ジェット圧力[Pa],S:キャスタブルの養生圧縮強
度[Pa]を示す。
【0010】このウォータージェットによる除去作業を
実施するための装置として、旋回あるいは移動アームの
先端に、傾動角調整機構を有するウォータージェット噴
出ノズルを用いた構造のものを使用することができる。
また、好ましくはP/Sは20以下で且つ2.0以上と
すると良い。
【0011】
【作用】鉄製あるいはアルミニウム製の中子表面に膠着
したキャスタブルは、P/Sで2.0以上で且つ20以
下の圧力のウォータージェットによって、容易に除去で
き、しかも、除去したのちのキャスタブルは、使用済み
のウォータージェット水によってスラリー状となり、回
収と再使用のための処理を簡単に行うことができる。P
/Sを2.0以上とすることでキャスタブルの付着強度
以上となり、確実な除去と除去効率が大巾に向上し、ま
た、P/Sを20以下とすることで中子に生成したスケ
ールまでの除去を行い、中子本体の損傷を抑制した除去
が可能となる。
【0012】
【実施例】
実施例1 図1は、本発明を溶鋼鍋のライニング成形用の中子の外
周面の洗浄に適用した中子洗浄のための装置を示す。
【0013】同図において、1は、点線aによって示す
取鍋内壁面に所定の間隙dを持たせ、この間隙内に耐火
物キャスタブルを流し込んでライニングを形成し、取り
出したのちのライニング形成用中子を示す。その外面に
はAに示すキャスタブルが膠着している。
【0014】2は、アームを旋回するための旋回装置を
示し、ウォータージェットを噴出するための水加圧装置
が内蔵されている。この旋回装置2からは旋回装置の下
方部分の旋回部3と一体的な構造を有するアーム4が設
けられ、その先端には傾斜角調整機構5が取付けられ、
この傾斜角調整機構5にはジェットウォーター搬送用ホ
ース6が取付けられており、さらに、その先端にはウォ
ータージェット噴出ノズル7が固定されている。
【0015】この中子洗浄水装置を用いて、中子表面に
膠着したキャスタブルの除去のためのウォータージェッ
ト噴出の最適条件を求めた。
【0016】図2は、かかる中子1に膠着したキャスタ
ブルの効率的な除去指数を示す。
【0017】同図において、縦軸に示す比エネルギー
は、中子表面に膠着したキャスタブルの単位容積を破壊
するのに必要なエネルギー(ジュール/cc)によって
示し、横軸のP/Sは、Pがウォータージェットの吐出
圧力(Pa)を示し、sがキャスタブルの養生圧縮強度
(Pa)を示したとき、P/sがウォータージェット圧
力の設定条件を示す。同図に示すごとく、P/Sが2.
0以上で急速に単位容積を破壊するに必要な比エネルギ
ーが低下しており効率的な除去作業が可能となる。
【0018】この図2に示す関係を基に、ウォータージ
ェットの水圧とノズル距離とノズル角を設定する。ノズ
ルの噴射角は30〜60°が望ましく、ノズルの中子面
に対する相対移動速度は、作業時間の制約とキャスタブ
ルの破壊堆積との関係によって設定する。
【0019】これによって、表面を洗浄した中子は、中
子表面全体に離型剤を塗布して中子のメンテナンスを終
了する。
【0020】実施例2 図3は、本発明をタンディッシュライニング成形用の中
子11の外周面の洗浄に適用した中子洗浄のための装置
を示す。
【0021】同図に示す洗浄装置は、タンディッシュラ
イニング成形用の中子11の左右に付設されたレール8
上を走行する門型走行装置9の上部下面に設けられた旋
回装置2に旋回可能に設けられたアーム4の先端に角度
調整機構を有するウォータージェットノズル7からな
り、中子11の側面に膠着したキャスタブルAにウォー
タージェットを噴出して、実施例1と同様の要領で除去
する。
【0022】実施例3 図4は、本発明を混銑車等のライニングに使用する組立
パネル12の外周面に膠着したキャスタブルAの洗浄に
適用した中子洗浄のための装置を示す。
【0023】同図に示す洗浄装置は、レール8上を走行
する台車10に旋回と噴射角度を調整する機構13を設
け、その先端に噴射ノズル7を設けたものである。
【0024】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏する。
【0025】(1) 中子表面へのビニールシートの被
覆が不要となり、ライニング施工の際のビニールの後処
理が不要となり、処理効率が向上する。
【0026】(2) 施工体の表面状態がビニールの表
面状態に左右されることがないので、施工体表面性状が
向上する。
【0027】(3) 中子の清浄化に際しての中子素材
を損傷させないことが可能となり、中子形成素材を軽量
化したものと変更でき、中子の取扱いが便利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を取鍋ライニング形成用中子の清浄化
に適用した例を示す。
【図2】 本発明を適用するに当たっての好適な適用条
件を示す。
【図3】 本発明をタンディッシュのライニング形成用
中子の清浄化に適用した例を示す。
【図4】 本発明をパネル状中子の清浄化に適用した例
を示す。
【符号の説明】
1,11, 取鍋ライニング形成用中子 a 取鍋の内壁 d ライニング形成用間隙 A 膠着キャスタブル 2 旋回装置 3 旋回装置の旋回部 4 アーム 5 傾斜角調整機構 6 ホース 7 ウォータージェット噴出ノズル 8 レール 9 門型走行装置 10 台車 12 組立パネル 13 噴射角度調整機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回あるいは移動アームの先端に、傾動
    角調整機構を有する噴出ノズルによって、中子面にウォ
    ータージェット圧力とキャスタブル養生圧縮強度の比が
    20以下の圧力のウォータージェットを噴射して膠着し
    たキャスタブルを除去するキャスタブルによるライニン
    グ成形用の中子の洗浄方法。
JP14815093A 1993-06-18 1993-06-18 キャスタブルによるライニング成形用の中子の洗浄方法 Withdrawn JPH074860A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14815093A JPH074860A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 キャスタブルによるライニング成形用の中子の洗浄方法

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JP14815093A JPH074860A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 キャスタブルによるライニング成形用の中子の洗浄方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH074860A true JPH074860A (ja) 1995-01-10

Family

ID=15446386

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14815093A Withdrawn JPH074860A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 キャスタブルによるライニング成形用の中子の洗浄方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010002059A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Nippon Steel Corp 耐火物吹き付け方法および吹き付け装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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