JPH0747904A - 自動車用エアバッグドアの構造 - Google Patents

自動車用エアバッグドアの構造

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JPH0747904A
JPH0747904A JP5215031A JP21503193A JPH0747904A JP H0747904 A JPH0747904 A JP H0747904A JP 5215031 A JP5215031 A JP 5215031A JP 21503193 A JP21503193 A JP 21503193A JP H0747904 A JPH0747904 A JP H0747904A
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JP
Japan
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airbag door
air bag
net
hinge member
airbag
Prior art date
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Pending
Application number
JP5215031A
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English (en)
Inventor
Mikiharu Kobayashi
幹晴 小林
Kentaro Iwanaga
健太郎 岩永
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Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアバッグが膨張しエアバッグドアが急速に
展開した際にもエアバッグドアがネット状ヒンジ部材か
ら剥離飛散することなく、安全に開口することのできる
エアバッグドアの構造を提供する。 【構成】 車室側部材40に設けられたエアバッグ展開
開口部41を被覆するために該開口部に取り付けられる
エアバッグドア10であって、前記エアバッグドアはネ
ット状ヒンジ部材15を介して前記開口部内のエアバッ
グ収容部42に結合されており、かつ前記ネット状ヒン
ジ部材のエアバッグドア側の根本部16はエアバッグド
ア本体11と一体に形成された根本リブ12内部に一体
成形によって一体に埋設されていることを特徴とする自
動車用エアバッグドアの構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車用エアバッグド
アの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車の助手席側のエアバッグ装
置は、助手席前面の車室側部材(具体的にはインストル
メントパネル)内部に装着される。この車室側部材には
エアバッグ展開開口部が形成されていて、該開口部は平
時には車室側部材と同種の外観をもったエアバッグドア
によって覆われている。そして、一旦衝突等によって車
両が大きな衝撃を受けたときには、前記開口部内のエア
バッグ収容部(キャニスター)に収納されているエアバ
ッグが作動し膨張して、このエアバッグの膨張によって
前記展開開口部を覆っているエアバッグドアが押し広げ
られ、該開口部より該エアバッグが車室内へ展開し乗員
を安全に保護する。
【0003】さて、本発明者らは、先に、このエアバッ
グドアに関し、車室側部材に設けられたエアバッグ展開
開口部に該エアバッグドアを精度よく確実に装着するた
めに、該ドアをネット状ヒンジ部材等の可撓性ヒンジ部
材を介して前記開口部内のエアバッグ収容部に結合する
構造を提案した(平成5年6月4日出願)。図5にその
例を示す。符号60はエアバッグドア、65はネット状
ヒンジ部材、70は車室側部材、71は展開開口部、7
2はエアバッグ収納部である。
【0004】図5に図示されるように、この構造によれ
ば、エアバッグドア60とエアバッグ収納部72とが可
撓性を有するネット状ヒンジ部材65によって連結され
ているので、車室側部材70の展開開口部71にエアバ
ッグドア60を簡単かつ容易に、しかも両者の間にわず
かな組付け上のずれが生じた場合にも容易に位置修正を
行って、エアバッグドア60を精度よく確実にかつ外観
上美麗に装着することができる。
【0005】ところで、前記エアバッグドア60と可撓
性ヒンジ部材65とは、図5のようにドア裏面に取付板
67を介しリベットやネジ等の取付具66によって取り
付けられるか、あるいは図6のようにドア裏面に一体成
形によって一体に貼着される。
【0006】しかるに、かかる構造では、エアバッグが
膨張展開しドア60が急速に開く際に、該ドア60裏面
の可撓性ヒンジ部材65との結合部に瞬間的に大きな応
力がかかり、図5の取付板67部分が破壊されたりある
いは図6の取付部根本部分65aが剥離して、万一の場
合にはドア60がヒンジ部材65から分離して乗員やウ
インドガラスにあたり不測の事態を招来するおそれがあ
る。このような問題は、可撓性ヒンジ部材がネット状物
よりなる場合には取付部分が線状であるのでより深刻と
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
このような問題点に鑑み提案されたものであって、エア
バッグドアが急速に開いてネット状ヒンジ部材に大きな
応力が加わった際にも、該エアバッグドア本体が該ネッ
ト状ヒンジ部材から分離することなく、安全に開くこと
のできるエアバッグドアの構造を提案しようとするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
車室側部材に設けられたエアバッグ展開開口部を被覆す
るために該開口部に取り付けられるエアバッグドアであ
って、前記エアバッグドアはネット状ヒンジ部材を介し
て前記開口部内のエアバッグ収容部に結合されており、
かつ前記ネット状ヒンジ部材のエアバッグドア側の根本
部はエアバッグドア本体と一体に形成された根本リブ内
部に一体成形によって一体に埋設されていることを特徴
とする自動車用エアバッグドアの構造に係る。
【0009】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の自動車用エアバッグドア構造
の一例を示す分解斜視図、図2はそのエアバッグドアの
断面図、図3はこの発明のエアバッグドア構造の他例を
示す斜視図、図4はこの発明のエアバッグドアの製法例
を示す成形型の断面図である。
【0010】図1に示したように、この実施例における
エアバッグドア10は、公知の手段によって所定のドア
形状に形成されたもので、インストルメントパネル等の
車室側部材40に設けられたエアバッグ展開開口部41
に取り付けられて当該開口部41を被覆するものであ
る。
【0011】開口部41の内側には、エアバッグ収容部
(キャニスター)42が装置される。このエアバッグ収
容部42内には図示しないエアバッグが折り畳まれて収
納されている。
【0012】この発明のエアバッグドア10は、ネット
状ヒンジ部材15によって前記展開開口部41に開閉可
能に取付けられる。前記ネット状ヒンジ部材15は、一
端側の比較的大きな部分がエアバッグドア10に取付け
られ、他端側はエアバッグ収容部42の上方の取付部4
4に取付プレートおよびボルトナット等(図示せず)を
介して取り付けられる。このネット状ヒンジ部材15
は、エアバッグドア10を収容部42に対して柔軟かつ
屈曲可能に連結することにより、該ドア10をエアバッ
グ展開開口部41に対して比較的自由度をもって装着す
るものである。
【0013】図1および図2に示したように、ネット状
ヒンジ部材15は、その一端側の根本部16においてエ
アバッグドア本体11と一体に形成された根本リブ12
内に一体成形によって一体に埋設されて取り付けられて
いる。
【0014】この根本リブ12によって、エアバッグド
ア本体11とネット状ヒンジ部材根本部16との結合部
は補強され、根本部における両者の結合は強固なものと
なる。そのため、ネット状ヒンジ部材15に大きな応力
が加わり該根本部16に応力が集中しても、該ネット状
ヒンジ部材15がエアバッグドア本体11から剥離する
ことはない。
【0015】上記根本リブ12に加えて、エアバッグド
ア本体11の裏面側においてネット状ヒンジ部材15の
外周部に外周リブ13を該エアバッグドア本体11と一
体に設け、エアバッグドア本体11とネット状ヒンジ部
材15との外周接合部を補強することも有効である。
【0016】さらに、図3に示すように、エアバッグド
ア側のネット状ヒンジ部材25内側に内側リブ23を設
けることも有効である。この場合には、エアバッグドア
本体21全体の剛性が高められる。なお、図3のように
エアバッグドア本体21に係止具24を設ける場合に
は、内側リブ23を設けることによって該係止具24付
近の剛性を高め係止具24の安定を計ることができる。
なお、係止具24は車室側部材に設けられる係止孔と係
合してエアバッグドアを閉止するものである。
【0017】上記したネット状ヒンジ部材15を構成す
る材質としては、エアバッグドア10が展開する際の引
張荷重に耐えうる強度を有することが必要である。例え
ば、ナイロン6またはナイロン6−6繊維、あるいはポ
リエステル繊維、アラミド繊維等の強靱な繊維は好まし
い材質である。
【0018】そして、ネット状ヒンジ部材15を構成す
る繊維は引張強度100kgf/5cm以上、伸度15
%以上、その繊維径は縦横共に500デニール以上を有
していることが好ましい。また、ネットは公知の平織ま
たは絡め織りタイプのものが用いられ、メッシュ径は
0.5〜3mm程度である。
【0019】次に、上記構造を有するエアバッグドア1
0の製法例を説明する。先ず、図4に示すように、射出
成形型またはスタンピング成形型の下型31のキャビテ
ィ32にネット状ヒンジ部材15を構成するネット17
を配し、ピン等よりなる固定具33A,33Bによって
該ネット17を伸張固定する。そして、スライド型34
をスライドさせて該ネット17の位置を固定し、上型3
5を閉じ、キャビティ32に樹脂材料37を導入する。
この際に、下型31のキャビティ面32に設けられてい
る溝部36によって根本リブ12が、溝部38によって
外周リブ13が、エアバッグドア本体11と一体に成形
される。
【0020】このようにして、図2に示すドア本体11
と一体に形成された根本リブ12内にネット状ヒンジ部
材15を構成するネット17が一体に埋設されたエアバ
ッグドア10が得られる。ここで、ネット17について
若干敷衍すると、ネット17は繊維の束によって形成さ
れるものであるから、前記樹脂材料との一体成形時に樹
脂圧等によって延びたり変形したりすることがある。こ
のような問題を解消するために、ネット17の埋設部分
を予めポリウレタンやアクリル樹脂によってコーティン
グしておくことが好ましくすすめられる。この樹脂コー
ティングによって、ネット埋設部分における縦糸部分と
横糸部分とのずれや変形が防止されるとともに、成形時
の耐熱性が高まり繊維の熱劣化が抑えられる。
【0021】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明構
造のエアバッグドアによれば、根本リブ12によって、
エアバッグドア本体11とネット状ヒンジ部材根本部1
6との結合部は補強され、根本部における両者の結合は
強固なものとなるので、ネット状ヒンジ部材15に大き
な応力が加わり該根本部16に応力が集中しても、該ネ
ット状ヒンジ部材15がエアバッグドア本体11から剥
離することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動車用エアバッグドア構造の一例
を示す分解斜視図である。
【図2】そのエアバッグドアの断面図である。
【図3】この発明のエアバッグドア構造の他例を示す斜
視図である。
【図4】この発明のエアバッグドアの製法例を示す成形
型の断面図である。
【図5】従来のエアバッグドアの構造例を示す斜視図で
ある。
【図6】そのエアバッグドアの断面図である。
【符号の説明】
10 エアバッグドア 11 エアバッグドア本体 12 根本リブ 13 外周リブ 23 内側リブ 15 ネット状ヒンジ部材 16 ネット状ヒンジ部材根本部 17 ネット 40 車室側部材 41 展開開口部 42 エアバッグ収容部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室側部材に設けられたエアバッグ展開
    開口部を被覆するために該開口部に取り付けられるエア
    バッグドアであって、前記エアバッグドアはネット状ヒ
    ンジ部材を介して前記開口部内のエアバッグ収容部に結
    合されており、かつ前記ネット状ヒンジ部材のエアバッ
    グドア側の根本部はエアバッグドア本体と一体に形成さ
    れた根本リブ内部に一体成形によって一体に埋設されて
    いることを特徴とする自動車用エアバッグドアの構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ネット状ヒンジ部材
    のエアバッグドア側の外周部がエアバッグドア本体と一
    体に形成された外周リブ内部に一体成形によって一体に
    埋設されている自動車用エアバッグドアの構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、ネット状ヒ
    ンジ部材のエアバッグドア側の内側部分がエアバッグド
    ア本体と一体に形成された内側リブ内部に一体成形によ
    って一体に埋設されている自動車用エアバッグドアの構
    造。
JP5215031A 1993-08-05 1993-08-05 自動車用エアバッグドアの構造 Pending JPH0747904A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998019893A1 (fr) * 1996-11-07 1998-05-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Systeme et structure pour dispositif de protection des passagers dans une automobile
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