JPH074774A - 吸収式冷凍機 - Google Patents

吸収式冷凍機

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JPH074774A
JPH074774A JP14788493A JP14788493A JPH074774A JP H074774 A JPH074774 A JP H074774A JP 14788493 A JP14788493 A JP 14788493A JP 14788493 A JP14788493 A JP 14788493A JP H074774 A JPH074774 A JP H074774A
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JP
Japan
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low
pressure
ammonia
refrigerant vapor
distillation column
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JP14788493A
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English (en)
Inventor
Akihiko Yokoyama
明彦 横山
Takashi Onishi
尚 大西
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低温吸収式冷凍機の実用性を高めるため、利
用可能な駆動熱源の低温化を可能として熱回収効率の向
上を図る。 【構成】 アンモニア/水系を作動媒体とする吸収式冷
凍機の冷媒蒸気発生装置に、高圧蒸留塔1と、低圧蒸留
塔5とエゼクタ4とが設けられる。エゼクタ4は、高圧
蒸留塔1で発生する高圧冷媒蒸気を駆動流体として低圧
蒸留塔5で発生する低圧冷媒蒸気を吸引する。その結
果、低圧蒸留塔5の操作圧力が低下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンモニアなどの凝縮
性ガス冷媒/水系を作動流体とする低温を得るための吸
収式冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】吸収式冷凍機で0°C以下の低温を得よ
うとすると、現状ではアンモニア/水系を作動流体とす
るアンモニア吸収式冷凍機に限られる。図7に典型的な
先行技術である吸収式冷凍機の系統図が示される。図7
に示す吸収式冷凍機は、アンモニア/水系を作動媒体と
していて、以下、蒸発器50でのアンモニア蒸発温度を
−7°Cとした場合について説明する。被冷却流体51
での低温の発生は、蒸発器50において、アンモニア液
が蒸発することにより行われる。(アンモニア蒸発温度
が−7°Cの場合は、蒸発器50の圧力を3.2ata
に維持する必要がある。)この圧力を維持するため、発
生したアンモニア蒸気52を吸収器53にて希アンモニ
ア水溶液(以後、低濃度水溶液という)54に吸収させ
ることによって行う。アンモニアの吸収に際して発生す
る吸収熱は冷却水55にて除去する。アンモニア蒸気を
吸収してアンモニア濃度が高くなった溶液(以後、高濃
度水溶液という。)56は、溶液ポンプ57に吸引され
12.9ataまで昇圧され、溶液熱交換器58にて予
熱された後、蒸留塔59に入る。ここで、廃熱等の熱源
60から熱を得て、アンモニア蒸気を発生し、蒸気は、
分縮器61にて冷却水62で冷却され、一部液化する。
液化したアンモニア液は、蒸留塔59に還流される。液
化されなかった残りのアンモニア蒸気は凝縮器63にて
冷却水64により凝縮し、アンモニア液65となる。凝
縮したアンモニア液65は、過冷却器66にて、蒸発器
50から蒸発したアンモニア蒸気52との熱交換によっ
て、過冷却され、減圧弁67にて3.2ataまで減圧
された後、蒸発器50に入る。
【0003】ここで、溶液ポンプ57で、12.9at
aまで昇圧するのは、冷却水64に通常の冷却塔にて得
られる冷却水を使用する関係上、アンモニアの凝縮温度
を高くとれないためである。なお、12.9ataに相
当する凝縮温度は34°Cである。蒸留塔59の操作圧
力と、そのリボイラ(塔底部の補助加熱装置)内の溶液
濃度に対応して、リボイラ内の溶液沸点が決まり、必要
な熱源60の温度も決まる。たとえば、リボイラ内の溶
液濃度を42.3wt%とした場合、溶液沸点は、8
6.5°Cであり、熱源60のリボイラ出口温度は、リ
ボイラでの温度差を考慮すれば、90°C程度以上とす
る必要がある。
【0004】一方、蒸留塔59にてアンモニア蒸気を発
生した後の塔内底部に溜まった低濃度水溶液は、溶液熱
交換器58にて、高濃度水溶液を予熱し、減圧弁68に
て、3.2ataまで減圧し、吸収器53に入り、蒸発
器50から発生したアンモニア蒸気を吸収する。なお、
蒸発器50に入るアンモニア液65は、ほぼ純粋に精留
されているが、微量の水分(たとえば0.1wt%)を
含んでおり、蒸発器50内で水分濃縮して蒸発温度を上
昇させないため、少量のアンモニア液を、蒸発器50か
ら液状のまま、抜き出し、溶液ポンプ57手前で高濃度
水溶液56に混合される。以上が先行技術であるアンモ
ニア吸収式冷凍機の基本的な冷凍サイクルである。
【0005】吸収器53における低濃度水溶液へのアン
モニアの吸収過程では、物質移動が行われ、アンモニア
ガスは吸収液に移行する。従って蒸気と液との接触面を
増やすことが必要である。一方、アンモニアガスが蒸気
から液化するときの凝縮熱と吸収液へ吸収されるときの
吸収熱とを除くための伝熱面も必要である。この熱を除
去しなければ、吸収液は吸収能力を失い、冷凍サイクル
が成立しなくなる。すなわち、吸収器53には、十分な
物質移動面と伝熱面とを有することが必要であり、図8
に基本的構成を示したような灌液型などがよく用いられ
る。低濃度水溶液は、伝熱面を構成する冷却管の管群7
0上に注がれ、薄い膜となって管群70を滴下する。冷
媒蒸気であるアンモニア蒸気は冷媒入口71から供給さ
れ、管群70の液膜上で吸収液に吸収される。吸収熱等
は管群70内を流れる冷却水により除去される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図7に示される先行技
術は、アンモニア水溶液の濃度が42wt%の場合、蒸
留塔のリボイラの熱源は、低くても90°Cの高温熱源
しか利用できなく、したがって廃熱の高度利用を妨げる
障害となるのが難点である。
【0007】さらに図8に示される先行技術による吸収
器53は、基本的にはシェルアンドチューブ型の構造で
あり、また、使用する伝熱管は炭素鋼鋼管のため伝熱係
数の向上が困難なため、伝熱面積が大きくなり、機器重
量や容積が大きくなり、また、機器の価格も高くなる。
【0008】本発明の目的は、従来からの吸収式冷凍機
の構成を改善して実用性を高めるため、利用可能な駆動
熱源の低温化を可能として熱回収効率の向上を図り、ま
たプレートフィン型の熱交換器を吸収器として用い、伝
熱係数の向上を図ることにより、機器重量、容積を小さ
くし、機器のコストダウンを図らせることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷媒蒸気発生
装置、凝縮器、蒸発器および吸収器を含み、凝縮性ガス
冷媒/水系を作動媒体とする低温を得るための吸収式冷
凍機において、前記冷媒蒸気発生装置が、吸収器から導
入される高濃度水溶液を加熱源によって加熱して低圧冷
媒蒸気を発生する低圧蒸留塔と、低圧蒸留塔から導入さ
れる中濃度水溶液を加熱源によって加熱して高圧冷媒蒸
気を発生する高圧蒸留塔と、高圧蒸留塔で発生する高圧
冷媒蒸気が駆動流体として導かれ、低圧蒸留塔で発生す
る低圧冷媒蒸気を吸引し、混合して、中間圧冷媒蒸気で
凝縮器に送るエゼクタとを含むことを特徴とする吸収式
冷凍機である。
【0010】また本発明は、冷媒蒸気発生装置、凝縮
器、蒸発器および吸収器を含み、アンモニア/水系を作
動媒体とするアンモニア吸収式冷凍機において、前記吸
収器が、低濃度水溶液をスプレー等によって均一分散さ
せる手段と、プレートフィン型熱交換器とを含むことを
特徴とする吸収式冷凍機である。
【0011】
【作用】本発明に従えば、高圧、低圧の2つの蒸留塔
と、高圧冷媒蒸気を駆動流体として低圧冷媒蒸気を吸引
・混合するエゼクタとを備える構成としたことによっ
て、低圧蒸留塔において比較的温度が低い熱源を有効に
利用して効率の良い吸収冷凍運転が可能である。したが
って、廃熱の幅広い利用が行えて熱回収効率を向上し得
る。
【0012】また、本発明に従えば、吸収式冷凍機の吸
収器に低濃度水溶液をスプレー等によって均一分散させ
る機構を有する向流型プレートフィン熱交換器を用い
る。これによって、吸収器の伝熱係数が向上し、機器重
量、容積を小さくし、機器のコストダウンが可能とな
る。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の実施例である吸収式冷凍機
の系統図である。図示の吸収式冷凍機は、アンモニアを
冷媒とし、水を吸収剤とする吸収式冷凍機である。この
実施例は、アンモニアを含有する水溶液からアンモニア
蒸気を発生する冷媒蒸気発生装置と、この発生するアン
モニア蒸気を冷却水と熱交換して凝縮させる凝縮器7
と、この凝縮したアンモニアを冷却する過冷却器10
と、過冷却されるアンモニア液を低圧に減圧する減圧器
27と、減圧されたアンモニア液とブライン13などの
被冷却流体と熱交換させてブライン13を冷却するとと
もに、アンモニア液を蒸発させる蒸発器11と、この蒸
発器11で発生したアンモニア蒸気を水溶液に接触させ
吸収させる吸収器14と、アンモニア蒸気を吸収した高
濃度水溶液を圧送する低圧ポンプ19と、この低圧ポン
プ19によって圧送される高濃度水溶液を冷媒蒸気発生
装置に送り込む手前で予熱する熱交換器31と、冷媒蒸
気発生装置から導出される低濃度水溶液を冷却する熱交
換器23と、この熱交換器23で冷却された低濃度水溶
液を減圧して吸収器14に導く減圧弁26とを含んで吸
収・冷凍サイクルが構成される。
【0014】冷媒蒸気発生装置は、トレイを多段に備え
て、溶液は上から下に、蒸気は下から上に向流接触させ
ることによって、アンモニア水溶液から純度の高いアン
モニア蒸気を効率的に発生することが可能な高圧蒸留塔
1および低圧蒸留塔5と、高圧蒸留塔1で発生した蒸気
のアンモニア蒸気純度を上げるための分縮器3と、凝縮
器7から導出されるアンモニア液の一部を減圧して低圧
蒸留塔5に送り込む減圧弁28と、低圧蒸留塔5の中濃
度水溶液を高圧蒸留塔1に圧送するための高圧ポンプ2
2と、高圧蒸留塔1で発生した高圧アンモニア蒸気を駆
動流体として低圧蒸留塔5内の低圧アンモニア蒸気を吸
引し、混合して凝縮器7に送り込ませるエゼクタ4とを
含んで構成される。
【0015】図2は図1で示される吸収式冷凍機におけ
るアンモニア濃度−エンタルピ関係線図である。図1お
よび図2を参照して冷凍運転の態様を以下に説明する。
高圧蒸留塔1で、たとえばスチームなどの加熱源24か
ら蒸発潜熱を得て発生した高圧アンモニア蒸気2は、分
縮器3で含有する水蒸気が除かれて純度が上がってエゼ
クタ4に駆動流体として入る。このエゼクタ4の吸引効
果によって、低圧蒸留塔5内においてアンモニア水溶液
から発生する低圧アンモニア蒸気6は吸引され、高圧ア
ンモニア、蒸気2と混合するため、中間圧アンモニア蒸
気となり、この中間圧アンモニア蒸気は、凝縮器7に送
られて液化する。凝縮したアンモニア液の一部8は減圧
器28で減圧された後、低圧蒸留塔5に還流される。ア
ンモニア液の大半部9は、熱回収用の過冷却器10で蒸
発器11からのアンモニア蒸気12によって過冷された
後、減圧器27で減圧され、蒸発器11に入る。
【0016】そして蒸発器11でブライン13から熱を
奪取して蒸発したアンモニア蒸気12は、過冷却器10
を経て吸収器11に入り、図3で状態Dで示されるアン
モニア濃度が低い低濃度水溶液(3.2ata,46°
C,38wt%)15に吸収される。このときに発生す
る吸収熱は、冷却水16によって除去される。
【0017】一方、蒸発器11に入ったアンモニア液9
はほぼ純粋に近く精留されているが、微量の水分を含ん
でおり、蒸発器11で水が濃縮して蒸発温度を上昇させ
ないため、一部のアンモニア液17が蒸発器11から液
状のままで抜き出され、低圧ポンプ19の手前で、アン
モニア蒸気12を吸収して濃度が上がった図3において
状態Aとして示される高濃度水溶液(3.2ata,3
4°C,44wt%)と混合する。
【0018】吸収器14でアンモニア蒸気12を吸収し
た高濃度水溶液18は、低圧ポンプ19で昇圧され、熱
交換器31で予熱されて低圧蒸留塔5に入る。ここで、
廃熱などの加熱源20から熱を得て、アンモニア蒸気6
を発生し、アンモニア水溶液は濃度低下し、図3におい
て状態Bとして示される中濃度水溶液(9.7ata,
75°C,42wt%)21となる。中濃度水溶液21
は、高圧ポンプ22によって昇圧され、熱交換器23で
予熱されて、高圧蒸留塔1に入る。ここでも低圧蒸留塔
5と同様にスチーム等の加熱源24から熱を得てアンモ
ニア蒸気2を発生し、アンモニア水溶液の濃度はさらに
低下し低濃度水溶液25となる。この図3において状態
Cで示される低濃度水溶液(25ata,125°C,
38wt%)25は、熱交換器23,31で、それぞれ
高圧、低圧各蒸留塔1,5に入るアンモニア水溶液を予
熱し、減圧弁26を経て吸収器14に入る。
【0019】このようにして、低圧蒸留塔5では80°
C以下の比較的低温度域の加熱源20を利用してアンモ
ニア蒸気の発生が可能である。
【0020】次に本実施例における運転条件例を示す。
まず圧力については減圧弁27出口→蒸発器11→低圧
ポンプ19吸込側間は、3.2ata、低圧ポンプ19
吐出側→低圧蒸留塔5→高圧ポンプ22吸込側間は、
9.7ata、高圧ポンプ22吐出側→高圧蒸留塔1→
エゼクタ4入口間は、20〜40ata、エゼクタ4出
口→減圧弁27→入口間は、12.9ataである。
【0021】次にアンモニア濃度は、低濃度水溶液15
は38wt%、高濃度水溶液18は44wt%、中濃度
水溶液21は42wt%で、アンモニア液9は99.9
wt%である。温度については、冷却水16,29,3
0はいずれも27°C(入口温度)、凝縮器7における
アンモニア蒸気の凝縮温度は34°C、蒸発器11にお
ける蒸発温度は−7°C、吸収器14での吸収温度は3
4°Cとする。
【0022】また、高圧アンモニア蒸気2を駆動流体と
してエゼクタ4において低圧アンモニア蒸気6を昇圧す
るため、低圧蒸留塔5の操作圧力を凝縮器10の圧力、
12.9ata(アンモニアの34°Cでの蒸気圧相
当)から9.7ata程度まで下げられるため、低圧蒸
留塔5のリボイラでの蒸発温度が75°Cとなる。した
がって、低圧蒸留塔5に必要な加熱源20のリボイラ出
口温度は、従来が90°C程度であったのが、80°C
程度まで利用可能となる。
【0023】図3は吸収器14の外観、図4はその基本
的内部構成をそれぞれ示す。吸収器14内部では、セパ
レートプレート14aとコルゲーション14bとが交互
に積み重ねられる。各層の側面は、スペーサーバー14
cによって封止される。一つおきの層の上方から、ノズ
ル14dによって低濃度水溶液をスプレーし、アンモニ
アガスを吸収させる。隣接する層の下方から、冷却水を
流し、アンモニア蒸気の凝縮熱と吸収熱とを除去する。
【0024】図5は、このようなプレートフィン型熱交
換器の基本構造を示す。熱交換を行うコアー40は、セ
パレートプレート41と、コルゲーション42とを交互
に積み重ね、側面をスペーサーバー43で塞ぎ、ろう材
44を用いてろう付けしたもので、補強用のサイドバー
45も設けることができ、次のような特長を持ってい
る。
【0025】単位体積当りの伝熱面積を大きくとれ
る。
【0026】コルゲーション(フィン)の選択範囲が
広く、用途に応じた最適設計が可能である。
【0027】コンパクト化が可能で、シェルアンドチ
ューブタイプに比べ容積を1/5〜1/10程度にでき
る。
【0028】図4に示す向流型や図5に示す直交流型
など、種々のフローパターンが、用途に応じて組める。
【0029】低濃度水溶液の均一分散の方法としては、
図3に示すようなスプレーの他、図6に示すようないわ
ゆるセレート型のフィンを組み合わせる方法や、熱交換
器上部ヘッダ部の冷却水側のスペーサーバーの長手方向
に、適当な間隔で低濃度水溶液がアンモニアガス流路側
に流下するように溢流口を設けた溝を掘り、セレート型
のフィンに導く方法もある。低濃度水溶液は、滴下しつ
つ水平方向に分散され、その繰り返しで均一化される。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、冷媒
蒸気発生装置に高圧、低圧2種の蒸留塔を設けて、高圧
蒸留塔で発生した高圧アンモニアなどを駆動流体とし
て、低圧蒸留塔で発生した低圧アンモニアなどをエゼク
タで吸引し昇圧することによって、低圧蒸留塔での操作
圧力を低くすることが可能となる。したがって、冷媒蒸
気発生のための駆動熱源の利用可能温度幅が低域側に大
きくなる結果、廃熱等の加熱源の利用度の向上が果たさ
れ、吸収式冷凍機の実用性が高められる。
【0031】また本発明によれば、アンモニア吸収式冷
凍機の吸収器において、低濃度水溶液をスプレー等によ
り均一分散させる機構を有するプレートフィン型熱交換
器を使用する。これによって吸収器の伝熱係数が向上
し、機器重量、容積を小さくし、機器のコストダウンが
可能となる。その結果吸収式冷凍機の実用性が高められ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の吸収式冷凍機の系統図であ
る。
【図2】図1に示される実施例の冷凍サイクル図であ
る。
【図3】図1に示される吸収器14の簡略化した正面図
である。
【図4】図1に示される吸収器14の基本的内部構成を
示す分解斜視図である。
【図5】プレートフィン型熱交換器の基本構造を示す分
解斜視図である。
【図6】セレート型のフィンの一部を示す斜視図であ
る。
【図7】先行技術の吸収式冷凍機の系統図である。
【図8】図7の吸収器53の断面図である。
【符号の説明】
1 高圧蒸留等 3 分縮器 4 エゼクタ 5 低圧蒸留塔 7 凝縮器 11 蒸発器 14 吸収器 19 低圧ポンプ 20,24 加熱源 22 高圧ポンプ 26,27,28 減圧弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒蒸気発生装置、凝縮器、蒸発器およ
    び吸収器を含み、凝縮性ガス冷媒/水系を作動媒体とす
    る低温を得るための吸収式冷凍機において、 前記冷媒蒸気発生装置が、吸収器から導入される高濃度
    水溶液を加熱源によって加熱して低圧冷媒蒸気を発生す
    る低圧蒸留塔と、 低圧蒸留塔から導入される中濃度水溶液を加熱源によっ
    て加熱して高圧冷媒蒸気を発生する高圧蒸留塔と、 高圧蒸留塔で発生する高圧冷媒蒸気が駆動流体として導
    かれ、低圧蒸留塔で発生する低圧冷媒蒸気を吸引し、混
    合して、中間圧冷媒蒸気で凝縮器に送るエゼクタとを含
    むことを特徴とする吸収式冷凍機。
  2. 【請求項2】 冷媒蒸気発生装置、凝縮器、蒸発器およ
    び吸収器を含み、アンモニア/水系を作動媒体とするア
    ンモニア吸収式冷凍機において、 前記吸収器が、低濃度水溶液をスプレー等によって均一
    分散させる手段と、 プレートフィン型熱交換器とを含むことを特徴とする吸
    収式冷凍機。
JP14788493A 1993-06-18 1993-06-18 吸収式冷凍機 Pending JPH074774A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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