JPH0746575Y2 - 車両の開閉式ルーフにおけるエアデイフレクタ装置 - Google Patents

車両の開閉式ルーフにおけるエアデイフレクタ装置

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JPH0746575Y2
JPH0746575Y2 JP13720189U JP13720189U JPH0746575Y2 JP H0746575 Y2 JPH0746575 Y2 JP H0746575Y2 JP 13720189 U JP13720189 U JP 13720189U JP 13720189 U JP13720189 U JP 13720189U JP H0746575 Y2 JPH0746575 Y2 JP H0746575Y2
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JP
Japan
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air deflector
roof
panel
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arm
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JP13720189U
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辰巳 酒井
浩司 香村
芳秋 武田
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Araco Corp
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Araco Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は車両の開閉式ルーフにおけるエアデイフレク
タ装置に関するものである。
[従来の技術] 車両のルーフパネルに開口されたルーフ窓に開閉可能に
装着されたスライドルーフが後方へスライド開放された
ときに、前記ルーフ窓からの車室内に対する風の侵入を
防止するために、前記ルーフ窓の前側にエアデイフレク
タパネルが取付けられるものが知られている。
ルーフ窓の前側においてエアデイフレクタパネルを一定
の傾斜角度で固定すると、車両の高速時に風切音が発生
する。このため、車速に応じてエアデイフレクタパネル
の傾斜角度を変える必要性が生じる。
従来、車速に応じてエアデイフレクタパネルの傾斜角度
を変えるために、第4図に示すように、ルーフ窓の前側
にエアデイフレクタパネル5がヒンジ機構7によって起
倒可能に装着される。前記エアデイフレクタパネル5
は、基端がルーフパネル内側のサンルーフハウジング3
に傾動可能に軸支され、かつばね部材16′の弾発力の作
用を受けるデイフレクタアーム6′の先端部に、ピン14
と長孔15によって結合される。さらに、前記ばね部材1
6′は、平帯状のばね板材よりなり、その一側の基部が
サンルーフハウジング3に固着され、先端部を作用点1
7′としてデイフレクタアーム6′に常時接している。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記した従来のものにおいて、ばね部材16′
のばね定数が過大である場合、車両の低速域において、
エアデイフレクタパネル5を所望とする傾斜角度に設定
すると、車両の高速域においては、前記エアデイフレク
タパネル5が前記ばね部材16′の弾発力を受けて所望と
する傾斜角度まで低下されず、風切音が発生する場合が
ある。
また、ばね部材16′のばね定数を小さくすると、車両の
高速域において、エアデイフレクタパネル5が所望とす
る傾斜角度よりも小さくなって、ルーフ窓から風が車室
内に侵入する不具合が生じる。このため、ばね特性の異
なる多数のばね部材を製作し、これを、エアデイフレク
タ装置に組付けて実走行を繰り返した上で、ばね部材を
設定しなければならず、そのばね部材の製作に多くの手
間と時間を必要とする問題点があった。
この考案の目的は、上記した従来の問題点に鑑み、ばね
部材のばね特性を車両の低速域と高速域とに対応して二
段階に設定することができるエアデイフレクタ装置を提
供することである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この考案は、車両のルーフ
パネルに開口されたルーフ窓に開閉可能に装着されたス
ライドルーフが後方へスライドされて開放されたとき
に、前記ルーフ窓の前側において、エアデイフレクタパ
ネルを、デイフレクタアームとばね部材によって所定の
傾斜角度で突出させるエアデイフレクタ装置であって、 前記エアデイフレクタパネルは、その基部が前記ルーフ
窓の前側にヒンジ機構によって起倒可能に装着され、 前記デイフレクタアームは、その基部が前記ルーフパネ
ル内側のサンルーフハウジングに傾動可能に軸支され、
先端部が前記エアデイフレクタパネルにピンと長孔によ
って結合され、 前記ばね部材は、その基部がサンルーフハウジングに固
着され、先端部に前記デイフレクタアームに常時接する
第1作用点を有し、さらに、前記ばね部材には、その先
端の第1作用点と同ばね部材の基部との間において、前
記デイフレクタアームと接離可能に対向する第2作用点
が設けられた構成にしたものである。
[作用] 上記したように構成されるエアデイフレクタ装置におい
て、ばね部材に第1、第2の2つの作用点を設け、第1
作用点のみに荷重が作用したときの同ばね部材のばね定
数を、車両の低速域に対応して設定し、第2作用点に荷
重が作用したときのばね定数を車両の高速域に対応する
ばね定数に設定することで、車両の低速時には、ばね部
材の第1作用点のみがデイフレクタアームに接した状態
で、エアデイフレクタアームが所定の傾斜角で保持され
る。
車両の高速時には、エアデイフレクタパネルに負荷され
る風圧によってデイフレクタアームを介してばる部材が
たわみ、同アームがばね部材の第2作用点に接したとこ
ろで、エアデイフレクタパネルの傾きが止められる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図〜第3図にしたがっ
て説明する。
第3図において、車両のルーフパネル1にはルーフ窓2
が開口されており、前記ルーフパネル1の内側には、そ
のルーフ窓2の開口縁に沿ってサンルーフハウジング3
が組付けられている。サンルーフハウジング3には、前
記ルーフ窓2を開閉するスライドルーフ4がスライド開
閉可能に組付けられている。
上記開閉式ルーフにおけるエアデイフレクタ装置は、エ
アデイフレクタパネル5、デイフレクタアーム6及びば
ね部材16を主体として構成される。
すなわち、第1に示すように、前記ルーフ2窓の前側に
おいて、サンルーフハウジング3の上面には、ヒンジブ
ラケット8が取付けられる一方、エアデイフレクタパネ
ル5の前下部には、ヒンジアーム9が一端部において固
着されている。そして、エアデイフレクタパネル5は、
そのヒンジアーム9の他端部がヒンジピン10によって前
記ヒンジブラケット8の上部に組付けられることで、エ
アデイフレクタ位置と格納位置とに起倒可能に装着され
る。
サンルーフハウジング3の上面には、前記ヒンジブラケ
ット8から車両後方へ所定距離を隔ててベース11が取付
けられている前記ベース11上面の後部に突出された支持
片12には、デイフレクタアーム6が、その後端部におい
て、ピン13を支点として傾動可能に組付けられる。デイ
フレクタアーム6の前端は、エアデイフレクタパネル5
の前端部まで延出されており、そのアーム6の前端部が
エアデイフレクタパネル5の先端部にピン14と長孔15に
よって結合されている。
前記ベース11の上面には、ばね部材16が、その基部16a
において固着されている。前記ばね部材16は、平帯状の
ばね板材が略S字状に折曲されて構成されるもので、そ
の先端部が第1作用点17として前記デイフレクタアーム
6の下面に常時接している。さらに、ばね部材16は、そ
の第1作用点17と基部16aとの間において、デイフレク
タアーム6の下面に向けて突出状に折曲げられた部分を
第2作用点18して前記デイフレクタアーム6の下面に接
離可能に対向している。すなわち、ばね部材16は、その
先端の第1作用点17のみに荷重が作用したときには小さ
いばね定数となり、第2作用点18に荷重が作用したとき
には大きいばね定数となるように構成されている。さら
に、ばね部材16の第1作用点17は、第2作用点18よりも
高い位置に設定されている。
この実施例は上述したように構成される。したがって、
スライドルーフ4を後方へスライドしてルーフ窓2を開
放すると、第1図に示すように、ばね部材16の弾発力に
よってデイフレクタアーム6を介してエアデイフレクタ
パネル5が所定の傾斜角度で突出される。
車両の停止時あるいは低速走行時には、第1図において
実線に示すように、前記ばね部材16先端部の第1作用点
17のみがデイフレクタアーム6に接し、第2作用点18は
離隔した状態において、エアデイフレクタパネル5が比
較的大きい傾斜角度で保持される。このため、車両の低
速時には、前記エアデイフレクタパネル5によって、車
室内に対する風の侵入が可及的に防止される。
車両高速時には、エアデイフレクタパネル5に負荷され
る風圧によってばね部材16が第1図中鎖線で示すように
所定量だけたわむとともに、その第2作用点18がデイフ
レクタアーム6と接したところで、デイフレクタアーム
6が支持される。このため、エアデイフレクタパネル5
を高速時に適した所望とする傾斜角度で保持することが
でき、風切音を軽減することができる。
また、スライドルーフ4を前方へスライドしてルーフ窓
2を閉じると、第2図に示すように、スライドルーフ4
下面に突出された押えローラ19がデイフレクタアーム6
の上面を滑走することで、ばね部材16の弾発力に抗して
デイフレクタアーム6と共にエアデイフレクタパネル5
が格納位置で傾動され、その位置に保持される。
[考案の効果] 以上述べたように、この考案によれば、ばね部材に第
1、第2の作用点を設けることで、ばね部材のばね特性
を、車両低速域と高速域とに対応して二段階に設定する
ことができる。このため、ばね部材の製作が容易となる
とともに、エアデイフレクタパネルを、車両の低速時並
びに高速時にそれぞれ適した傾斜角度に保持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図〜第3図はこの考案の一実施例を示すもの
で、第1図はルーフ窓の前側にエアデイフレクタパネル
が突出された状態を示す側断面図、第2図はエアデイフ
レクタパネルが格納された状態を示す側断面図、第3図
はスライドルーフを備えた車両を示す平面図である。 第4図は従来のものを示す側面図である。 1……ルーフパネル 2……ルーフ窓 3……サンルーフハウジング 4……スライドルーフ 5……エアデイフレクタパネル 6……デイフレクタアーム 16……ばね部材 17……第1作用点 18……第2作用点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のルーフパネルに開口されたルーフ窓
    に開閉可能に装着されたスライドルーフが後方へスライ
    ドされて開放されたときに、前記ルーフ窓の前側におい
    て、エアデイフレクタパネルを、デイフレクタアームと
    ばね部材によって所定の傾斜角度で突出させるエアデイ
    フレクタ装置であって、 前記エアデイフレクタパネルは、その基部が前記ルーフ
    窓の前側にヒンジ機構によって起倒可能に装着され、 前記デイフレクタアームは、その基部が前記ルーフパネ
    ル内側のサンルーフハウジングに傾動可能に軸支され、
    先端部が前記エアデイフレクタパネルにピンと長孔によ
    って結合され、 前記ばね部材は、その基部がサンルーフハウジングに固
    着され、先端部に前記デイフレクタアームに常時接する
    第1作用点を有し、さらに、前記ばね部材には、その先
    端の第1作用点と同ばね部材の基部との間において、前
    記デイフレクタアームと接離可能に対向する第2作用点
    が設けられていることを特徴とする車両の開閉式ルーフ
    におけるエアデイフレクタ装置。
JP13720189U 1989-11-27 1989-11-27 車両の開閉式ルーフにおけるエアデイフレクタ装置 Expired - Lifetime JPH0746575Y2 (ja)

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JPH0375024U JPH0375024U (ja) 1991-07-29
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JP13720189U Expired - Lifetime JPH0746575Y2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 車両の開閉式ルーフにおけるエアデイフレクタ装置

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JP2012206578A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Aisin Seiki Co Ltd 車両用デフレクタ装置

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