JPH0746083A - 音声合成兼帯域制限回路及び低音増強回路 - Google Patents
音声合成兼帯域制限回路及び低音増強回路Info
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- JPH0746083A JPH0746083A JP5184623A JP18462393A JPH0746083A JP H0746083 A JPH0746083 A JP H0746083A JP 5184623 A JP5184623 A JP 5184623A JP 18462393 A JP18462393 A JP 18462393A JP H0746083 A JPH0746083 A JP H0746083A
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R5/00—Stereophonic arrangements
- H04R5/04—Circuit arrangements, e.g. for selective connection of amplifier inputs/outputs to loudspeakers, for loudspeaker detection, or for adaptation of settings to personal preferences or hearing impairments
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03G—CONTROL OF AMPLIFICATION
- H03G5/00—Tone control or bandwidth control in amplifiers
- H03G5/16—Automatic control
- H03G5/165—Equalizers; Volume or gain control in limited frequency bands
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Stereophonic System (AREA)
- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
- Networks Using Active Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、従来よりも簡単且つ安価な回路構
成によって左、右チャンネルの音声信号をモノラル信号
に合成した後、このモノラル信号から低域周波数成分を
抽出する音声合成兼帯域制限回路及び低音増強回路を提
供することを目的としている。 【構成】 本発明において、音声合成兼帯域制限回路３
は入力端子１、２から入力される左、右チャンネルの音
声信号５０Ｌ、５０Ｒを合成してモノラル信号とし、こ
のモノラル信号から低域成分を抽出し、これを加算器
４、５にて前記左、右チャンネルの音声信号５０Ｌ、５
０Ｒに加算して左、右チャンネルの音声信号の低域増強
を行っている。しかも、音声合成兼帯域制限回路３は従
来この部分に使用されているバンドパスフィルタとほぼ
同様の回路規模であるため、従来の低音増強回路に必要
であった左、右チャンネルの音声の合成回路を省略で
き、この分、回路規模を小さくして、回路を安価にする
ことができる。
成によって左、右チャンネルの音声信号をモノラル信号
に合成した後、このモノラル信号から低域周波数成分を
抽出する音声合成兼帯域制限回路及び低音増強回路を提
供することを目的としている。 【構成】 本発明において、音声合成兼帯域制限回路３
は入力端子１、２から入力される左、右チャンネルの音
声信号５０Ｌ、５０Ｒを合成してモノラル信号とし、こ
のモノラル信号から低域成分を抽出し、これを加算器
４、５にて前記左、右チャンネルの音声信号５０Ｌ、５
０Ｒに加算して左、右チャンネルの音声信号の低域増強
を行っている。しかも、音声合成兼帯域制限回路３は従
来この部分に使用されているバンドパスフィルタとほぼ
同様の回路規模であるため、従来の低音増強回路に必要
であった左、右チャンネルの音声の合成回路を省略で
き、この分、回路規模を小さくして、回路を安価にする
ことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機やス
テレオ装置等のオーディオ装置の音声信号処理系で使用
される低音増強回路に係り、特に左、右チャンネルの音
声信号を合成し、この合成音から低域周波数成分を抽出
する音声合成兼帯域制限回路に関する。
テレオ装置等のオーディオ装置の音声信号処理系で使用
される低音増強回路に係り、特に左、右チャンネルの音
声信号を合成し、この合成音から低域周波数成分を抽出
する音声合成兼帯域制限回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、テレビジョン受像機やステレオ装
置等から出力される音声はその低域周波数を増強して、
迫力ある音声出力を得る場合がある。図３は音声信号の
低域を増強する機能を持った低音増強回路の従来例を示
した回路図である。１は左チャンネルの音声信号５０Ｌ
が入力される入力端子で、２は右チャンネルの音声信号
５０Ｒが入力される入力端子である。これら入力端子
１、２から入力された左、右チャンネルの音声信号５０
Ｌ、５０Ｒはそれぞれ加算器４、５に入力されると共
に、音声合成回路６に入力される。この音声合成回路６
は入力される左、右チャンネルの音声信号５０Ｌ、５０
Ｒをモノラルの音声信号５１に合成して、これをバンド
パスフィルタ７に出力する。バンドパスフィルタ７は図
示されない左、右のスピーカの低域共振周波数（Ｆ0 ）
付近の低域周波数帯域の音声信号のみを通すため、バン
ドパスフィルタ７からは前記モノラル音声信号の低域成
分５２のみが出力され、これが加算器４、５に入力され
る。
置等から出力される音声はその低域周波数を増強して、
迫力ある音声出力を得る場合がある。図３は音声信号の
低域を増強する機能を持った低音増強回路の従来例を示
した回路図である。１は左チャンネルの音声信号５０Ｌ
が入力される入力端子で、２は右チャンネルの音声信号
５０Ｒが入力される入力端子である。これら入力端子
１、２から入力された左、右チャンネルの音声信号５０
Ｌ、５０Ｒはそれぞれ加算器４、５に入力されると共
に、音声合成回路６に入力される。この音声合成回路６
は入力される左、右チャンネルの音声信号５０Ｌ、５０
Ｒをモノラルの音声信号５１に合成して、これをバンド
パスフィルタ７に出力する。バンドパスフィルタ７は図
示されない左、右のスピーカの低域共振周波数（Ｆ0 ）
付近の低域周波数帯域の音声信号のみを通すため、バン
ドパスフィルタ７からは前記モノラル音声信号の低域成
分５２のみが出力され、これが加算器４、５に入力され
る。
【０００３】従って、加算器４は左チャンネルの音声信
号５０Ｌに前記バンドパスフィルタ７から入力される低
域音声信号５２を加算し、得られた音声信号を出力端子
８に出力する。又、加算器５は右チャンネルの音声信号
５０Ｒに前記バンドパスフィルタ７から入力される低域
音声信号５２を加算して、得られた音声信号を出力端子
９に出力する。これにより、加算器４、５からは図４の
ｂに示すような周波数特性の音声信号が得られる。これ
ら加算器４、５から得られる音声信号は図４に示すよう
にバンドパスフィルタ７から出力される低域音声信号成
分５２が加算されない場合の周波数特性ａに対して、前
記したスピーカのＦ0 付近の音声低域成分が増強された
周波数特性ｂを有している。
号５０Ｌに前記バンドパスフィルタ７から入力される低
域音声信号５２を加算し、得られた音声信号を出力端子
８に出力する。又、加算器５は右チャンネルの音声信号
５０Ｒに前記バンドパスフィルタ７から入力される低域
音声信号５２を加算して、得られた音声信号を出力端子
９に出力する。これにより、加算器４、５からは図４の
ｂに示すような周波数特性の音声信号が得られる。これ
ら加算器４、５から得られる音声信号は図４に示すよう
にバンドパスフィルタ７から出力される低域音声信号成
分５２が加算されない場合の周波数特性ａに対して、前
記したスピーカのＦ0 付近の音声低域成分が増強された
周波数特性ｂを有している。
【０００４】図５は図３に示した音声合成回路６の詳細
例を示した回路図である。左、右チャンネルの音声信号
５０Ｌ、５０Ｒは抵抗Ｒａ、Ｒｂを介して演算増幅器６
１の反転入力端子に入力される。このため、演算増幅器
６１からは左、右チャンネルの音声信号が合成されてモ
ノラル信号となった合成音声信号５１が出力される。
例を示した回路図である。左、右チャンネルの音声信号
５０Ｌ、５０Ｒは抵抗Ｒａ、Ｒｂを介して演算増幅器６
１の反転入力端子に入力される。このため、演算増幅器
６１からは左、右チャンネルの音声信号が合成されてモ
ノラル信号となった合成音声信号５１が出力される。
【０００５】図３に示したような従来の低音増強回路を
用いると、低音用に第３のスピーカを設けることなく、
左、右チャンネルのスピーカだけで簡易的に低音を増強
できるという長所があるが、音声合成回路６とバンドパ
スフィルタ７を必要とするため、回路規模が大きくなっ
て、この分、回路のコストが上昇してしまうという欠点
があった。
用いると、低音用に第３のスピーカを設けることなく、
左、右チャンネルのスピーカだけで簡易的に低音を増強
できるという長所があるが、音声合成回路６とバンドパ
スフィルタ７を必要とするため、回路規模が大きくなっ
て、この分、回路のコストが上昇してしまうという欠点
があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、左、右
チャンネルのスピーカだけで簡易的に低音を増強できる
従来の低音増強回路は、左、右チャンネルの音声信号を
合成して得たモノラル音声信号の低域周波数成分を前記
左、右チャンネルの入力音声信号に加算する構成を有し
ている。このため、前記モノラル信号を得るための音声
合成回路と前記低域周波数成分を抽出するバンドパスフ
ィルタを必要として、回路規模が大きくなってしまい、
この分，回路のコストが上昇してしまうという欠点があ
った。
チャンネルのスピーカだけで簡易的に低音を増強できる
従来の低音増強回路は、左、右チャンネルの音声信号を
合成して得たモノラル音声信号の低域周波数成分を前記
左、右チャンネルの入力音声信号に加算する構成を有し
ている。このため、前記モノラル信号を得るための音声
合成回路と前記低域周波数成分を抽出するバンドパスフ
ィルタを必要として、回路規模が大きくなってしまい、
この分，回路のコストが上昇してしまうという欠点があ
った。
【０００７】そこで本発明は上記の欠点を除去し、従来
よりも簡単且つ安価な回路構成によって左、右チャンネ
ルの音声信号をモノラル信号に合成した後、このモノラ
ル信号から低域周波数成分を抽出する音声合成兼帯域制
限回路及び低音増強回路を提供することを目的としてい
る。
よりも簡単且つ安価な回路構成によって左、右チャンネ
ルの音声信号をモノラル信号に合成した後、このモノラ
ル信号から低域周波数成分を抽出する音声合成兼帯域制
限回路及び低音増強回路を提供することを目的としてい
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の音声合成兼帯域
制限回路は、非反転入力端子、反転入力端子および出力
端子を有し、前記出力端子と前記非反転入力端子間にＲ
Ｃアクティブフィルタを結合してなる増幅器と、一端が
第１の音声信号入力端に接続された第１の抵抗（Ｒ１
Ｌ）、および一端が第２の音声信号入力端に接続された
第２の抵抗（Ｒ１Ｒ）を介して、前記増幅器の非反転入
力端子にそれぞれ第１、第２の音声信号を供給する手段
と、前記第１、第２の抵抗の他端と基準電位点間に接続
した第３の抵抗（Ｒ３）とを具備し、前記増幅器の出力
端子から前記第１、第２の音声信号を合成し、かつ帯域
制限された出力信号を取り出すようにした構成を有す
る。
制限回路は、非反転入力端子、反転入力端子および出力
端子を有し、前記出力端子と前記非反転入力端子間にＲ
Ｃアクティブフィルタを結合してなる増幅器と、一端が
第１の音声信号入力端に接続された第１の抵抗（Ｒ１
Ｌ）、および一端が第２の音声信号入力端に接続された
第２の抵抗（Ｒ１Ｒ）を介して、前記増幅器の非反転入
力端子にそれぞれ第１、第２の音声信号を供給する手段
と、前記第１、第２の抵抗の他端と基準電位点間に接続
した第３の抵抗（Ｒ３）とを具備し、前記増幅器の出力
端子から前記第１、第２の音声信号を合成し、かつ帯域
制限された出力信号を取り出すようにした構成を有す
る。
【０００９】本発明の低音増強回路は、請求項１記載の
音声合成兼帯域制限回路の前記第１の音声信号入力端に
左チャンネルの音声信号を供給するとともに、前記第２
の音声信号入力端に右チャンネルの音声信号を供給し、
前記出力端子から左、右チャンネルの音声信号を合成し
かつ帯域制限された低域の出力信号を取り出す手段と、
前記音声合成兼帯域制限回路からの前記出力信号を前記
左チャンネルの音声信号に加算する第１の加算手段と、
前記音声合成兼帯域制限回路からの前記出力信号を前記
右チャンネルの音声信号に加算する第２の加算手段とを
具備し、前記第１、第２の加算手段から低音の増強され
た左、右の音声出力信号を得るようにした構成を有す
る。
音声合成兼帯域制限回路の前記第１の音声信号入力端に
左チャンネルの音声信号を供給するとともに、前記第２
の音声信号入力端に右チャンネルの音声信号を供給し、
前記出力端子から左、右チャンネルの音声信号を合成し
かつ帯域制限された低域の出力信号を取り出す手段と、
前記音声合成兼帯域制限回路からの前記出力信号を前記
左チャンネルの音声信号に加算する第１の加算手段と、
前記音声合成兼帯域制限回路からの前記出力信号を前記
右チャンネルの音声信号に加算する第２の加算手段とを
具備し、前記第１、第２の加算手段から低音の増強され
た左、右の音声出力信号を得るようにした構成を有す
る。
【００１０】
【作用】本発明の音声合成兼帯域制限回路において、バ
ンドパスフィルタは増幅器とＲＣ回路を含んだＲＣアク
ティブフィルタで構成され、前記増幅器の単一の入力か
ら入力された音声信号から所定の周波数帯域の信号成分
を抽出して、これを前記増幅器の出力側から出力する。
抵抗Ｒ１Ｌ、抵抗Ｒ１Ｒは前記増幅素子の単一の入力側
を共通として接続される。抵抗Ｒ０は前記単一の入力側
に一端が接続され他端が接地されている。且つ前記２本
の抵抗Ｒ１Ｌを低インピーダンスの左チャンネルの音声
信号出力端子に接続し、前記抵抗Ｒ１Ｒを低インピーダ
ンスの左チャンネルの音声信号出力端子に接続する。こ
れにより、抵抗Ｒ１Ｌ、抵抗Ｒ１Ｒの一端が共通に接続
されているため、これら抵抗Ｒ１Ｌ、抵抗Ｒ１Ｒの他端
から入力される前記左、右チャンネルの音声信号がモノ
ラル信号に合成されてから前記増幅器に入力される。し
かも、抵抗Ｒ１Ｌ、抵抗Ｒ１Ｒの音声信号入力端は低イ
ンピーダンスのため、抵抗Ｒ１Ｌ側から見れば、入力側
のインピーダンスは１／（１／Ｒ１Ｌ＋１／Ｒ３）とな
り、抵抗Ｒ１Ｒ側から見れば、入力側のインピーダンス
は１／（１／Ｒ１Ｒ＋１／Ｒ３）となり、Ｒ１Ｌ＝Ｒ１
Ｒとすれば、前記両入力側のインピーダンスは等しくな
るため、左、右チャンネルの音声信号に対して残りの増
幅器とＲＣ回路を含んだＲＣアクティブフィルタは同一
特性のバンドパスフィルタを構成するため、左、右チャ
ンネルの音声信号の合成と、この合成音声信号に対する
帯域制限動作を従来のバンドパスフィルタとほぼ同様の
簡単な回路にて得ることができる。
ンドパスフィルタは増幅器とＲＣ回路を含んだＲＣアク
ティブフィルタで構成され、前記増幅器の単一の入力か
ら入力された音声信号から所定の周波数帯域の信号成分
を抽出して、これを前記増幅器の出力側から出力する。
抵抗Ｒ１Ｌ、抵抗Ｒ１Ｒは前記増幅素子の単一の入力側
を共通として接続される。抵抗Ｒ０は前記単一の入力側
に一端が接続され他端が接地されている。且つ前記２本
の抵抗Ｒ１Ｌを低インピーダンスの左チャンネルの音声
信号出力端子に接続し、前記抵抗Ｒ１Ｒを低インピーダ
ンスの左チャンネルの音声信号出力端子に接続する。こ
れにより、抵抗Ｒ１Ｌ、抵抗Ｒ１Ｒの一端が共通に接続
されているため、これら抵抗Ｒ１Ｌ、抵抗Ｒ１Ｒの他端
から入力される前記左、右チャンネルの音声信号がモノ
ラル信号に合成されてから前記増幅器に入力される。し
かも、抵抗Ｒ１Ｌ、抵抗Ｒ１Ｒの音声信号入力端は低イ
ンピーダンスのため、抵抗Ｒ１Ｌ側から見れば、入力側
のインピーダンスは１／（１／Ｒ１Ｌ＋１／Ｒ３）とな
り、抵抗Ｒ１Ｒ側から見れば、入力側のインピーダンス
は１／（１／Ｒ１Ｒ＋１／Ｒ３）となり、Ｒ１Ｌ＝Ｒ１
Ｒとすれば、前記両入力側のインピーダンスは等しくな
るため、左、右チャンネルの音声信号に対して残りの増
幅器とＲＣ回路を含んだＲＣアクティブフィルタは同一
特性のバンドパスフィルタを構成するため、左、右チャ
ンネルの音声信号の合成と、この合成音声信号に対する
帯域制限動作を従来のバンドパスフィルタとほぼ同様の
簡単な回路にて得ることができる。
【００１１】本発明の低音増強回路において、第１の加
算器は前記音声合成兼帯域制限回路から出力された低域
成分を、前記音声合成兼帯域制限回路に入力される左チ
ャンネルの音声信号に加算する。第２の加算器は前記音
声合成兼帯域制限回路に入力される右チャンネルの音声
信号に加算する。これら第１、第２の加算器から低音が
増強された左、右チャンネルの音声信号が得るが、従来
のバンドパスフィルタとほぼ同様の簡単な回路を有する
音声合成兼帯域制限回路を使用しているため、回路規模
が小さくでき、この分、回路を安価にすることができ
る。
算器は前記音声合成兼帯域制限回路から出力された低域
成分を、前記音声合成兼帯域制限回路に入力される左チ
ャンネルの音声信号に加算する。第２の加算器は前記音
声合成兼帯域制限回路に入力される右チャンネルの音声
信号に加算する。これら第１、第２の加算器から低音が
増強された左、右チャンネルの音声信号が得るが、従来
のバンドパスフィルタとほぼ同様の簡単な回路を有する
音声合成兼帯域制限回路を使用しているため、回路規模
が小さくでき、この分、回路を安価にすることができ
る。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図１は本発明の低音増強回路の一実施例を示し
たブロック図である。１は左チャンネルの音声信号５０
Ｌが入力される入力端子、２は右チャンネルの音声信号
５０Ｒが入力される入力端子、３は左、右チャンネルの
音声信号５０Ｌ、５０Ｒをモノラル音声信号５１に合成
すると共に、このモノラル音声信号５１の低域成分５２
のみを抽出して出力する音声合成兼帯域制限回路、４は
左チャンネルの音声信号５０Ｌに低域成分５２を加算す
る加算器、５は右チャンネルの音声信号５０Ｒに低域成
分５２を加算する加算器、８は低音が増強された左チャ
ンネルの音声信号を出力する出力端子、９は低音が増強
された右チャンネルの音声信号を出力する出力端子であ
る。
明する。図１は本発明の低音増強回路の一実施例を示し
たブロック図である。１は左チャンネルの音声信号５０
Ｌが入力される入力端子、２は右チャンネルの音声信号
５０Ｒが入力される入力端子、３は左、右チャンネルの
音声信号５０Ｌ、５０Ｒをモノラル音声信号５１に合成
すると共に、このモノラル音声信号５１の低域成分５２
のみを抽出して出力する音声合成兼帯域制限回路、４は
左チャンネルの音声信号５０Ｌに低域成分５２を加算す
る加算器、５は右チャンネルの音声信号５０Ｒに低域成
分５２を加算する加算器、８は低音が増強された左チャ
ンネルの音声信号を出力する出力端子、９は低音が増強
された右チャンネルの音声信号を出力する出力端子であ
る。
【００１３】次に本実施例の動作について説明する。入
力端子１から入力される左チャンネルの音声信号５０Ｌ
は加算器４と音声合成兼帯域制限回路３に入力される。
入力端子２から入力される左チャンネルの音声信号５０
Ｒは加算器５と音声合成兼帯域制限回路３に入力され
る。音声合成兼帯域制限回路３は左、右チャンネル音声
信号５０Ｌ、５０Ｒを合成してモノラルの音声信号にし
た後、この音声信号の低域周波数成分５２を抽出して、
これを加算器４、５に出力する。このため、加算器４は
左チャンネルの音声信号５０Ｌに前記低域周波数成分５
２を加算し、得られた低域周波数成分が増強された音声
信号を出力端子８に出力する。加算器５は右チャンネル
の音声信号５０Ｒに前記低域周波数成分５２を加算し、
得られた低域周波数成分が増強された音声信号を出力端
子９に出力する。出力端子８、９から出力された低音が
増強された左、右音声信号は図示されない電力増幅器に
より電力増幅された後、図示されない左、右チャネルの
スピーカから出力される。
力端子１から入力される左チャンネルの音声信号５０Ｌ
は加算器４と音声合成兼帯域制限回路３に入力される。
入力端子２から入力される左チャンネルの音声信号５０
Ｒは加算器５と音声合成兼帯域制限回路３に入力され
る。音声合成兼帯域制限回路３は左、右チャンネル音声
信号５０Ｌ、５０Ｒを合成してモノラルの音声信号にし
た後、この音声信号の低域周波数成分５２を抽出して、
これを加算器４、５に出力する。このため、加算器４は
左チャンネルの音声信号５０Ｌに前記低域周波数成分５
２を加算し、得られた低域周波数成分が増強された音声
信号を出力端子８に出力する。加算器５は右チャンネル
の音声信号５０Ｒに前記低域周波数成分５２を加算し、
得られた低域周波数成分が増強された音声信号を出力端
子９に出力する。出力端子８、９から出力された低音が
増強された左、右音声信号は図示されない電力増幅器に
より電力増幅された後、図示されない左、右チャネルの
スピーカから出力される。
【００１４】次に上記した音声合成兼帯域制限回路３の
詳細動作について図２を参照して説明する。図２は図１
に示した音声合成兼帯域制限回路３の詳細例を示した回
路図である。この回路にて、抵抗Ｒ３の値は１／（１／
Ｒ１＋１／Ｒ３）＝Ｒ２…（１）の関数があるものとす
る。入力端子１から左チャンネルの音声信号５０Ｌが入
力された時、この入力端子１から内部を見た時の入力イ
ンピーダンスは入力端子２が低インピーダンスのため、
入力端子２側の抵抗Ｒ１と抵抗Ｒ３は並列接続されてい
るのとほぼ等化になり、上記（１）式の関係からＲ２に
なる。又、入力端子２から内部を見た時の入力インピー
ダンスは入力端子１が低インピーダンスのため、入力端
子１側の抵抗Ｒ１と抵抗Ｒ３は並列接続されているのと
ほぼ等化になり、上記（１）式の関係からＲ２になる。
従って、入力端子１、２から入力される左、右チャネル
の音声信号５０Ｌ、５０Ｒは１チャンネルのモノラル信
号に合成されて、コンデンサＣを介して演算増幅器３１
の反転入力端子に入力される。このモノラル信号は演算
増幅器３１及びコンデンサＣと抵抗Ｒの回路によって所
定の帯域成分のみとなって、演算増幅器３１から出力端
子３２側へ出力される。
詳細動作について図２を参照して説明する。図２は図１
に示した音声合成兼帯域制限回路３の詳細例を示した回
路図である。この回路にて、抵抗Ｒ３の値は１／（１／
Ｒ１＋１／Ｒ３）＝Ｒ２…（１）の関数があるものとす
る。入力端子１から左チャンネルの音声信号５０Ｌが入
力された時、この入力端子１から内部を見た時の入力イ
ンピーダンスは入力端子２が低インピーダンスのため、
入力端子２側の抵抗Ｒ１と抵抗Ｒ３は並列接続されてい
るのとほぼ等化になり、上記（１）式の関係からＲ２に
なる。又、入力端子２から内部を見た時の入力インピー
ダンスは入力端子１が低インピーダンスのため、入力端
子１側の抵抗Ｒ１と抵抗Ｒ３は並列接続されているのと
ほぼ等化になり、上記（１）式の関係からＲ２になる。
従って、入力端子１、２から入力される左、右チャネル
の音声信号５０Ｌ、５０Ｒは１チャンネルのモノラル信
号に合成されて、コンデンサＣを介して演算増幅器３１
の反転入力端子に入力される。このモノラル信号は演算
増幅器３１及びコンデンサＣと抵抗Ｒの回路によって所
定の帯域成分のみとなって、演算増幅器３１から出力端
子３２側へ出力される。
【００１５】ここで、上記したように入力端子１、２か
ら見た内部の入力インピーダンスはいずれもＲ２となる
ため、上記演算増幅器３とコンデンサＣ及び抵抗Ｒによ
り構成されるバンドパスフィルタの中心周波数ｆ0 とバ
ンドパスフィルタの信号通過帯域Ｂは以下のように表さ
れる。Ｂ＝１／（２πＲ１×Ｃ）…（１） ｆ0 2 ＝１／（８π2 Ｒ１×Ｃ2 ）×｛（１／Ｒ１＋１／Ｒ２）｝…（２） 従って、図示されない左、右チャンネル用のスピーカの
低域共振周波数Ｆ0 と（１）式で示した上記バンドパス
フィルタの中心周波数ｆ0 とをほぼ一致させておくこと
により、前記スピーカから出力される音声信号の低域が
減衰する部分で低音を増強するための低域周波数成分を
図２の回路により抽出することができる。
ら見た内部の入力インピーダンスはいずれもＲ２となる
ため、上記演算増幅器３とコンデンサＣ及び抵抗Ｒによ
り構成されるバンドパスフィルタの中心周波数ｆ0 とバ
ンドパスフィルタの信号通過帯域Ｂは以下のように表さ
れる。Ｂ＝１／（２πＲ１×Ｃ）…（１） ｆ0 2 ＝１／（８π2 Ｒ１×Ｃ2 ）×｛（１／Ｒ１＋１／Ｒ２）｝…（２） 従って、図示されない左、右チャンネル用のスピーカの
低域共振周波数Ｆ0 と（１）式で示した上記バンドパス
フィルタの中心周波数ｆ0 とをほぼ一致させておくこと
により、前記スピーカから出力される音声信号の低域が
減衰する部分で低音を増強するための低域周波数成分を
図２の回路により抽出することができる。
【００１６】本実施例によれば、図２に示したような音
声合成兼帯域制限回路３により左、右チャンネルの音声
信号５０Ｌ、５０Ｒの音声合成と、この合成音声信号か
らの低域周波数成分の抽出を兼用で行い、且つこの回路
３は従来必要であったバンドパスフィルタとほぼ同様の
回路規模であるため、結局、従来必要であった図５に示
すような音声合成回路を省略することができ、この分、
回路規模を小さくして回路のコストを安価にすることが
できる。
声合成兼帯域制限回路３により左、右チャンネルの音声
信号５０Ｌ、５０Ｒの音声合成と、この合成音声信号か
らの低域周波数成分の抽出を兼用で行い、且つこの回路
３は従来必要であったバンドパスフィルタとほぼ同様の
回路規模であるため、結局、従来必要であった図５に示
すような音声合成回路を省略することができ、この分、
回路規模を小さくして回路のコストを安価にすることが
できる。
【００１７】
【発明の効果】以上記述した如く本発明の音声合成兼帯
域制限回路及び低音増強回路によれば、従来よりも簡単
且つ安価な回路構成によって左、右チャンネルの音声信
号をモノラル信号に合成した後、このモノラル信号から
低域周波数成分を抽出することができる。
域制限回路及び低音増強回路によれば、従来よりも簡単
且つ安価な回路構成によって左、右チャンネルの音声信
号をモノラル信号に合成した後、このモノラル信号から
低域周波数成分を抽出することができる。
【図１】本発明の低音増強回路の一実施例を示した回路
図。
図。
【図２】図１に示した音声合成兼帯域制限回路の詳細例
を示した回路図。
を示した回路図。
【図３】従来の低音増強回路の一例を示した回路図。
【図４】図３に示した低音増強回路の周波数特性例を示
した図。
した図。
【図５】図３に示した音声合成回路の詳細例を示した回
路図。
路図。
１、２…入力端子 ３…音声合成兼帯
域制限回路 ４、５…加算器 ８、９…出力端子 ３１…演算増幅器 Ｃ…コンデンサ Ｒ１、Ｒ３…抵抗
域制限回路 ４、５…加算器 ８、９…出力端子 ３１…演算増幅器 Ｃ…コンデンサ Ｒ１、Ｒ３…抵抗
Claims (2)
- 【請求項１】 非反転入力端子、反転入力端子および出
力端子を有し、前記出力端子と前記非反転入力端子間に
ＲＣアクティブフィルタを結合してなる増幅器と、 一端が第１の音声信号入力端に接続された第１の抵抗
（Ｒ１Ｌ）、および一端が第２の音声信号入力端に接続
された第２の抵抗（Ｒ１Ｒ）を介して、前記増幅器の非
反転入力端子にそれぞれ第１、第２の音声信号を供給す
る手段と、 前記第１、第２の抵抗の他端と基準電位点間に接続した
第３の抵抗（Ｒ３）とを具備し、 前記増幅器の出力端子から前記第１、第２の音声信号を
合成し、かつ帯域制限された出力信号を取り出すように
した音声合成兼帯域制限回路。 - 【請求項２】 請求項１記載の音声合成兼帯域制限回路
の前記第１の音声信号入力端に左チャンネルの音声信号
を供給するとともに、前記第２の音声信号入力端に右チ
ャンネルの音声信号を供給し、前記出力端子から左、右
チャンネルの音声信号を合成しかつ帯域制限された低域
の出力信号を取り出す手段と、 前記音声合成兼帯域制限回路からの前記出力信号を前記
左チャンネルの音声信号に加算する第１の加算手段と、 前記音声合成兼帯域制限回路からの前記出力信号を前記
右チャンネルの音声信号に加算する第２の加算手段とを
具備し、 前記第１、第２の加算手段から低音の増強された左、右
の音声出力信号を得るようにした低音増強回路。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5184623A JPH0746083A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 音声合成兼帯域制限回路及び低音増強回路 |
| KR1019940017914A KR0131167B1 (ko) | 1993-07-27 | 1994-07-25 | 음성합성 겸 대역제한회로 및 저음증강회로 |
| US08/286,741 US5500622A (en) | 1993-07-27 | 1994-07-26 | Audio signal processing circuit |
| CN94108620A CN1102920A (zh) | 1993-07-27 | 1994-07-27 | 声音合成兼频带限制电路以及低音提升电路 |
| EP94305552A EP0637189A3 (en) | 1993-07-27 | 1994-07-27 | Audio signal processing circuit. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5184623A JPH0746083A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 音声合成兼帯域制限回路及び低音増強回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0746083A true JPH0746083A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=16156478
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5184623A Withdrawn JPH0746083A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 音声合成兼帯域制限回路及び低音増強回路 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5500622A (ja) |
| EP (1) | EP0637189A3 (ja) |
| JP (1) | JPH0746083A (ja) |
| KR (1) | KR0131167B1 (ja) |
| CN (1) | CN1102920A (ja) |
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| TWI257767B (en) * | 2005-03-03 | 2006-07-01 | Realtek Semiconductor Corp | Filtering device having multiple inputs and multiple feedback paths |
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| CN104768104B (zh) * | 2015-02-09 | 2017-11-24 | 江苏海湾电气科技有限公司 | 船用抗环境噪声和防啸叫话筒电路 |
| CN106328154B (zh) * | 2015-06-30 | 2019-09-17 | 芋头科技（杭州）有限公司 | 一种前端音频处理*** |
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| DE69227091T2 (de) * | 1991-12-09 | 1999-05-20 | Koninklijke Philips Electronics N.V., Eindhoven | Schaltung zur Mischung und Verdoppelung von niedrigen Tonfrequenzen |
| US5168180A (en) * | 1992-04-20 | 1992-12-01 | Motorola, Inc. | Low frequency filter in a monolithic integrated circuit |
-
1993
- 1993-07-27 JP JP5184623A patent/JPH0746083A/ja not_active Withdrawn
-
1994
- 1994-07-25 KR KR1019940017914A patent/KR0131167B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1994-07-26 US US08/286,741 patent/US5500622A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-07-27 CN CN94108620A patent/CN1102920A/zh active Pending
- 1994-07-27 EP EP94305552A patent/EP0637189A3/en not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR0131167B1 (ko) | 1998-10-01 |
| EP0637189A3 (en) | 1995-04-05 |
| US5500622A (en) | 1996-03-19 |
| KR950004725A (ko) | 1995-02-18 |
| CN1102920A (zh) | 1995-05-24 |
| EP0637189A2 (en) | 1995-02-01 |
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