JPH0745965A - 情報機器のチルト角度調節機構 - Google Patents

情報機器のチルト角度調節機構

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Publication number
JPH0745965A
JPH0745965A JP19052893A JP19052893A JPH0745965A JP H0745965 A JPH0745965 A JP H0745965A JP 19052893 A JP19052893 A JP 19052893A JP 19052893 A JP19052893 A JP 19052893A JP H0745965 A JPH0745965 A JP H0745965A
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JP
Japan
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piece
lock
claw
cabinet
tilt angle
Prior art date
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Pending
Application number
JP19052893A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Hishiyama
雅弘 菱山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH0745965A publication Critical patent/JPH0745965A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機器全体の傾き具合に応じてチルト角度のロ
ック機構を解除できないようにする。 【構成】 基部キャビネット1の爪片6と係合する係合
溝11と、突出片13を有するロック片10を、上部キ
ャビネット2の内方にスライド可能に取付け、ロック片
10をスライドさせることで爪片6と係合溝11の係合
を解除するチルト角度の調節機構において、軸17の回
りを自由に回転し、鉛直方向にぶら下がる自由片18を
有する阻止手段15を、上部キャビネット2の内方に取
付ける。自由片18は、ロック片を移動させようとした
ときに、機器全体の傾き角に応じて、突出片13と当接
してロック片10の移動を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報機器のチルト構造
に係り、特に、表示部を備えた上部キャビネットを、基
部キャビネットに対して角度調節可能に取付け、その角
度を保持するためのチルト角度調節機構に関する。
【0002】
【従来の技術】表示装置を備えた情報機器、あるいは、
POS端末機のような表示装置と一体に更にタッチパネ
ルを備えた機器においては、オペレータが見易いよう
に、又は操作し易いように、表示装置の角度を調節する
為、所謂チルト機構が採用されている。そして、外部か
らの不用意な力、あるいは、タッチ入力時の力によっ
て、チルト角度が変わってしまわないようにロック機構
が設けられる。その一例として、本願出願人が特願平5
−21269号において提案したものがあげられる。
【0003】これは、表示装置を備えた上部キャビネッ
トを、基部キャビネットに対して回動可能に取付け、そ
の基部キャビネットに爪片を設け、複数の係合溝を形成
したロック片を、上部キャビネットにスライド可能に取
付け、爪片と係合溝を係合させて所望のチルト角度に両
キャビネットをロックすると共に、ロック片をスライド
させて、爪片と係合溝との係合を解き、両キャビネット
のロックを解除するようにしたものである。
【0004】ところで、上部キャビネットは重量の重い
表示装置を備えているので、チルト角度の調節作業が容
易ではない。そこで、図1に示すように、両キャビネッ
トを拡開する方向に付勢するばね手段9を設け、上部キ
ャビネットの重量をつりあわせて、調節作業を助けるよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】前述した従来の装置
では、保守作業等で装置を上下逆にしたり、装置全体を
大きく傾けたとき、不用意にロック状態を解除すると、
相対的に重量の軽い基部キャビネットが、ばね手段に押
されて勢いよく飛び出してしまい、危険であるととも
に、その衝撃が破壊の原因となる問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヒンジが取付
けられた基部キャビネットと、該基部キャビネットに前
記ヒンジによって回動可能に取付けられると共に表示装
置を備えた上部キャビネットと、前記基部キャビネット
又は上部キャビネットに取付けられ、前記基部キャビネ
ットと前記上部キャビネットを拡開する方向に付勢する
ばね部材と、前記基部キャビネットあるいは上部キャビ
ネットのいずれか一方に設けた爪片と、前記基部キャビ
ネットあるいは上部キャビネットの他方に取付けられ、
前記爪片と係合する複数の係合溝を備えたロック片と、
該ロック片又は前記爪片を移動させて係合状態又は非係
合状態に設定する移動手段と、機器全体を所定角度以上
に傾斜させたとき、前記移動手段による前記ロック片又
は前記爪片の移動を阻止する阻止手段を設けることで、
上記課題を解決するものである。そして、前記阻止手段
は、自重によって鉛直方向にぶら下がる自由片より成
り、機器全体の傾斜角に応じて、前記自由片が前記ロッ
ク片又は爪片の移動経路に侵入し、前記ロック片又は爪
片の移動を阻止するようにしている。また、前記ロック
片又は爪片に突出片を設け、該突出片が前記自由片と当
接するようにしてもよい。
【0007】
【作用】本発明では、機器全体を所定角度以上傾ける
と、ロック片又は爪片が、移動手段によって移動させら
れることを阻止手段が阻止する。そして、自重によって
鉛直方向にぶら下がる阻止手段が、機器の傾斜角に応じ
て、ロック片又は爪片の移動経路に侵入し、その移動を
阻止する。
【0008】また、ロック片又は爪片に設けた突出片
が、機器の傾斜角によって阻止手段と当接し、ロック片
又は爪片の移動が阻止される。
【0009】
【実施例】図5は、本実施例のPOS端末機を示す側面
図であり、1は基部キャビネット、2は上部キャビネッ
ト、3はタッチパネルと一体の第1の液晶表示装置、4
は第2の液晶表示装置である。そして、5は、後述する
ロック機構を解除する為の押圧用の摘子である。
【0010】図6は、基部キャビネット1を示す斜視図
であり、爪片6が後方に突出するように一体的に形成さ
れている。図1は、本実施例の要部断面図である。図に
おいて、7はヒンジであり、このヒンジ7によって、上
部キャビネット2は、基部キャビネット1に対して矢印
の方向に回動可能に取付けられている。8は上部キャビ
ネット2に設けられたディスプレイユニット、9は、そ
のディスプレイユニット8にねじ20によって取付けら
れた板ばねである。これは、そのばね力によって、上部
キャビネット2の重量を支えることで、チルト角度の調
節作業を助けるものである。そして、10は、爪片6と
係合することでチルト角度を固定するロック片、15
は、装置全体の傾斜角が所定範囲のときに、ロック片が
ロック解除状態になることを阻止する阻止手段である。
【0011】これらロック片10と阻止手段15を図4
を用いて詳細に説明する。図に示すように、ロック片1
0は、爪片6と係合する多数の係合溝11を形成したロ
ック部12と、その背面側に円弧状に延びる突出片13
によって構成され、取付孔14を通して、ねじ23によ
って、後述するスライド用のシャフトに取付けられる。
また、阻止手段15は、固定片16と軸17、そして自
由片18よりヒンジ構造を成し、取付孔19を通して、
図1に示すように、ねじ22によって、上部キャビネッ
ト2に一体的に形成されたボス21に固定される。そし
て、自由片18は、軸17の回りを自由に回転し、その
自重によって常に鉛直方向にぶら下がる構造である。
【0012】図2は、一対のロック片10と爪片6との
係合状態、非係合状態を示し、背面から見た要部断面図
である。図において、30はスライド用のシャフトであ
り、その一端にロック片10が取付けられ、他端には押
圧用の摘子5が取付けられている。このシャフト30
は、保持具31によって、上部キャビネット2の内方に
一体的に形成されたボス33に取付けられる。32は、
このシャフト30を外方に向って付勢するコイルばねで
ある。そして、2つのロック片10の中央において、阻
止手段15がボス21に取付けられている。
【0013】次に、図2(a)に示すロック状態から、
ロックを解除してチルト角度を調節する動作について説
明する。先ず、摘子5を側面外方から内側に向かって指
で押すと、シャフト30がそれに応じてスライドし、ロ
ック片10が互いに接近する方向に移動して、係合溝1
1と爪片6との係合が解除され、図2(b)に示す状態
となる。この状態から、上部キャビネット2を上向き又
は下向きにチルト角度を調節した上で、摘子5を離す
と、図2(a)に示す状態と同様に、係合溝11が爪片
6と係合して再びロックされる。
【0014】このとき、阻止手段15の自由片18は、
図1に示すように、ロック片10が左右に移動しても、
その突出片13と当接しない位置に静止しているので、
前述したようなロック解除動作の障害となることはな
い。本実施例では、チルト角度を、水平面に対して30
°〜60°の範囲で調節可能であるが、この範囲内で
は、自由片18と突出片13とが当接しないように、突
出片13を形成してある。
【0015】次に、図3に示すように、保守作業等で装
置を上下逆にした場合について説明する。この場合、阻
止手段15の自由片18は、装置全体の角度が変化した
ことに応じて、軸17の回りを回転し、図に示す位置に
静止する。この状態での阻止手段15とロック片10の
関係を示したのが図4である。
【0016】ここで、前述したのと同様に、ロック片1
0の係合溝11と、爪片6との係合状態を解除しよう
と、摘子5を内側に向かって指で押すと、それに応じ
て、2つのロック片10が互いに接近する方向に移動し
ようとするが、図2(c)に示すように、2つのロック
片10の間に自由片18がはさまって、それ以上ロック
片10が移動できなくなる。従って、係合溝11と爪片
6との係合状態が解除されることはない。
【0017】次に、装置全体を傾けたときの阻止手段1
5とロック片10の関係を、阻止手段15の付近を拡大
して示す図7を用いて、さらに詳細に説明する。基部キ
ャビネット1の後部を持ち上げて、装置全体を傾ける
と、やがて図7(a)に示す状態となる。これは、自由
片18が、装置全体が傾くのに応じて軸17の回りを回
転し、鉛直方向にぶら下がることで、突出片13の移動
経路に静止した状態を示している。図では自由片18の
回転半径を点線で示しており、それよりも内側に突出片
13を形成している。
【0018】さらに装置全体を傾けていくと、図7
(b)に示す状態を経由し、図3に示すように装置を上
下逆にした状態に到る。そしてさらに装置を傾けたとし
ても、常に突出片13の移動経路内に自由片18が存在
するので、ロック片10を移動させることはできない。
即ち、通常の使用状態において、チルト角度の調節範囲
を越えて装置を傾けたとき、ロック解除ができない構成
である。
【0019】ところで、本実施例では、基部キャビネッ
ト1に爪片6を設け、上部キャビネット2にロック片1
0を取付けているが、反対に、上部キャビネット2に爪
片6を設け、基部キャビネット1にロック片10を取付
けてもよい。また、ロック片10をスライドさせること
で、爪片6と係合溝11の係合溝11の係合を解除する
ようにしているが、逆にロック片10を固定し、爪片6
をスライド可能に設けておいて、爪片6をスライドさせ
て係合を解除するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、装置を上下逆にした
り、装置全体を大きく傾けた場合には、ロック状態を解
除できない構成であるので、不用意なロック解除動作に
よって、基部キャビネットが飛び出す危険性がなく、ま
た、飛び出した際の衝撃による破壊を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のPOS端末機の要部断面図である。
【図2】実施例におけるロック片と爪片の係合状態、非
係合状態を示す背面から見た要部断面図である。
【図3】実施例のPOS端末機を上下逆にしたときの要
部断面図である。
【図4】実施例のロック片と阻止片を示す斜視図であ
る。
【図5】実施例のPOS端末機を示す外観側面図であ
る。
【図6】実施例のPOS端末機の基部キャビネットを示
す斜視図である。
【図7】実施例における阻止手段とロック片の要部を拡
大して示す説明図である。
【符号の説明】
1 基部キャビネット 2 上部キャビネット 5 摘子 6 爪片 7 ヒンジ 9 板ばね 10 ロック片 11 係合溝 13 突出片 15 阻止手段 18 自由片 30 シャフト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒンジが取付けられた基部キャビネット
    と、該基部キャビネットに前記ヒンジによって回動可能
    に取付けられると共に表示装置を備えた上部キャビネッ
    トと、前記基部キャビネット又は上部キャビネットに取
    付けられ、前記基部キャビネットと前記上部キャビネッ
    トを拡開する方向に付勢するばね部材と、前記基部キャ
    ビネットあるいは上部キャビネットのいずれか一方に設
    けた爪片と、前記基部キャビネットあるいは上部キャビ
    ネットの他方に取付けられ、前記爪片と係合する複数の
    係合溝を備えたロック片と、該ロック片又は前記爪片を
    移動させて係合状態又は非係合状態に設定する移動手段
    と、機器全体を所定角度以上に傾斜させたとき、前記移
    動手段による前記ロック片又は前記爪片の移動を阻止す
    る阻止手段を設けたことを特徴とする情報機器のチルト
    角度調節機構。
  2. 【請求項2】 前記阻止手段は、自重によって鉛直方向
    にぶら下がる自由片より成り、機器全体の傾斜角に応じ
    て、前記自由片が前記ロック片又は爪片の移動経路に侵
    入し、前記ロック片又は爪片の移動を阻止することを特
    徴とする請求項1記載の情報機器のチルト角度調節機
    構。
  3. 【請求項3】 前記ロック片又は爪片に突出片を設け、
    該突出片が前記自由片と当接することを特徴とする請求
    項2記載の情報機器のチルト角度調節機構。
JP19052893A 1993-07-30 1993-07-30 情報機器のチルト角度調節機構 Pending JPH0745965A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19052893A JPH0745965A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 情報機器のチルト角度調節機構

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JP19052893A JPH0745965A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 情報機器のチルト角度調節機構

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JPH0745965A true JPH0745965A (ja) 1995-02-14

Family

ID=16259595

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JP19052893A Pending JPH0745965A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 情報機器のチルト角度調節機構

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JP (1) JPH0745965A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8090096B2 (en) 2007-04-25 2012-01-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Tilting mechanism and electronic apparatus
WO2014040355A1 (zh) * 2012-09-12 2014-03-20 深圳市奥拓电子股份有限公司 一种显示屏快速拼接装置
WO2014059734A1 (zh) * 2012-10-16 2014-04-24 深圳市奥拓电子股份有限公司 一种显示屏快速拼接装置

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US8090096B2 (en) 2007-04-25 2012-01-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Tilting mechanism and electronic apparatus
WO2014040355A1 (zh) * 2012-09-12 2014-03-20 深圳市奥拓电子股份有限公司 一种显示屏快速拼接装置
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