JPH0745260A - マンガン乾電池 - Google Patents
マンガン乾電池Info
- Publication number
- JPH0745260A JPH0745260A JP5186049A JP18604993A JPH0745260A JP H0745260 A JPH0745260 A JP H0745260A JP 5186049 A JP5186049 A JP 5186049A JP 18604993 A JP18604993 A JP 18604993A JP H0745260 A JPH0745260 A JP H0745260A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- negative electrode
- dry battery
- manganese dry
- battery
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 マンガン乾電池において、封口構造を改善す
ることにより、保存特性の優れた電池を提供するもので
ある。 【構成】 負極亜鉛缶６の開口部を封口する樹脂封口体
７と負極亜鉛缶６の開口縁部の嵌合部において、負極亜
鉛缶６の開口端を内側下方にカールすることにより、樹
脂封口体７との嵌合圧着部を面接触とし、さらにその嵌
合圧着部に封止剤１４を介在させた。これによりマンガ
ン乾電池の保存特性を向上させることができた。
ることにより、保存特性の優れた電池を提供するもので
ある。 【構成】 負極亜鉛缶６の開口部を封口する樹脂封口体
７と負極亜鉛缶６の開口縁部の嵌合部において、負極亜
鉛缶６の開口端を内側下方にカールすることにより、樹
脂封口体７との嵌合圧着部を面接触とし、さらにその嵌
合圧着部に封止剤１４を介在させた。これによりマンガ
ン乾電池の保存特性を向上させることができた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、マンガン乾電池の封口
構造に関するものである。
構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、地球環境問題が社会的に高まって
いる中で、電池にとって電気化学的にも非常に有益な水
銀を取り除く必要が発生してきている。
いる中で、電池にとって電気化学的にも非常に有益な水
銀を取り除く必要が発生してきている。
【０００３】マンガン乾電池の負極亜鉛缶に含まれてい
る水銀は、亜鉛の水素過電圧を高め、保存時の亜鉛の腐
食を抑制することにより、マンガン乾電池の保存劣化を
防止し、そのバラツキを小さくする役目を果たしてい
た。
る水銀は、亜鉛の水素過電圧を高め、保存時の亜鉛の腐
食を抑制することにより、マンガン乾電池の保存劣化を
防止し、そのバラツキを小さくする役目を果たしてい
た。
【０００４】以下に従来のマンガン乾電池の構造を説明
する。図１は、従来のマンガン乾電池の代表的な構造を
示す半截断面図である。図１に示すように、負極亜鉛缶
６内に、セパレーター３と底紙４を介して、二酸化マン
ガンとアセチレンブラックと塩化亜鉛を主成分とする電
解液とからなる正極合剤２を充填する。次に環状の鍔紙
５を入れ正極合剤２を加圧し、そのセンターに炭素棒１
を挿入する。
する。図１は、従来のマンガン乾電池の代表的な構造を
示す半截断面図である。図１に示すように、負極亜鉛缶
６内に、セパレーター３と底紙４を介して、二酸化マン
ガンとアセチレンブラックと塩化亜鉛を主成分とする電
解液とからなる正極合剤２を充填する。次に環状の鍔紙
５を入れ正極合剤２を加圧し、そのセンターに炭素棒１
を挿入する。
【０００５】次に負極亜鉛缶６の開口部を円錐状に折り
まげ樹脂封口体７をかぶせる。そして負極亜鉛缶６の底
部に、負極端子板８と防水処理を施したシールリング９
を配し熱収縮性チューブ１０で全体を覆う。
まげ樹脂封口体７をかぶせる。そして負極亜鉛缶６の底
部に、負極端子板８と防水処理を施したシールリング９
を配し熱収縮性チューブ１０で全体を覆う。
【０００６】炭素棒１の突出部に正極端子キャップ１１
を嵌合させ、その外周にプラスチックで出来た絶縁樹脂
リング１２を配し、全体を金属外装缶１３で締め付け
て、電池を構成する。
を嵌合させ、その外周にプラスチックで出来た絶縁樹脂
リング１２を配し、全体を金属外装缶１３で締め付け
て、電池を構成する。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような構造
では、電池を常温で長期保存したり、高温下（例えば摂
氏４５度）に保存すると、後述する不具合により、容易
に電池内部と外部の間で空気の流通がおこり、負極亜鉛
缶内面の溶解を促進すると同時に、電池内部の水分が乾
燥を起こし電池寿命を極端に劣化させる。この現象のメ
カニズムを図を用いて説明する。
では、電池を常温で長期保存したり、高温下（例えば摂
氏４５度）に保存すると、後述する不具合により、容易
に電池内部と外部の間で空気の流通がおこり、負極亜鉛
缶内面の溶解を促進すると同時に、電池内部の水分が乾
燥を起こし電池寿命を極端に劣化させる。この現象のメ
カニズムを図を用いて説明する。
【０００８】図３は図１に示したマンガン乾電池の封口
部分の拡大図である。負極亜鉛缶６の開口部を封口する
樹脂封口体７と炭素棒１との接合部は樹脂封口体７に炭
素棒１の外径より小さ目の穴を設けいわゆる”締まり嵌
め”の状態で炭素棒１に樹脂封口体７を挿入することに
より気密性を得ている。一方、負極亜鉛缶６開口部は金
属外装缶１３によって締めつけることにより樹脂封口体
７を負極亜鉛缶６開口部に押しつけ気密性を得ようとす
るものである。
部分の拡大図である。負極亜鉛缶６の開口部を封口する
樹脂封口体７と炭素棒１との接合部は樹脂封口体７に炭
素棒１の外径より小さ目の穴を設けいわゆる”締まり嵌
め”の状態で炭素棒１に樹脂封口体７を挿入することに
より気密性を得ている。一方、負極亜鉛缶６開口部は金
属外装缶１３によって締めつけることにより樹脂封口体
７を負極亜鉛缶６開口部に押しつけ気密性を得ようとす
るものである。
【０００９】しかし負極亜鉛缶６開口部は肉厚が０．２
〜０．５ｍｍ（電池サイズにより異なる）と非常に薄く
且つ先端は鋭利に尖っているため、樹脂封口体７を押し
つけると負極亜鉛缶６開口部は容易に樹脂封口体７に切
り込んで入ってしまい、樹脂封口体７の負極亜鉛缶への
圧着力が弱いため長期にわたる気密性は全く得られてい
ない状態である。
〜０．５ｍｍ（電池サイズにより異なる）と非常に薄く
且つ先端は鋭利に尖っているため、樹脂封口体７を押し
つけると負極亜鉛缶６開口部は容易に樹脂封口体７に切
り込んで入ってしまい、樹脂封口体７の負極亜鉛缶への
圧着力が弱いため長期にわたる気密性は全く得られてい
ない状態である。
【００１０】以上のような構造上の欠陥により、前述し
た実用上の大きな支障を来たしている。
た実用上の大きな支障を来たしている。
【００１１】本発明は、上記のような課題を解決するも
ので、負極亜鉛缶が樹脂封口体に切り込むことなく、電
池の気密性を保持し、保存特性を高めることができるマ
ンガン乾電池を提供することを目的とする。
ので、負極亜鉛缶が樹脂封口体に切り込むことなく、電
池の気密性を保持し、保存特性を高めることができるマ
ンガン乾電池を提供することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は、マンガン乾電
池の負極亜鉛缶の開口端を、内側下方にカールすること
により、樹脂封口体との嵌合圧着部を面接触としたこと
を特徴とし、さらに前期嵌合圧着部に封止剤を介在させ
ることにより、樹脂封口体と負極亜鉛缶との圧着を長期
にわたって保ち、気密性を維持し電池の保存特性を著し
く向上させるものである。
池の負極亜鉛缶の開口端を、内側下方にカールすること
により、樹脂封口体との嵌合圧着部を面接触としたこと
を特徴とし、さらに前期嵌合圧着部に封止剤を介在させ
ることにより、樹脂封口体と負極亜鉛缶との圧着を長期
にわたって保ち、気密性を維持し電池の保存特性を著し
く向上させるものである。
【００１３】
【作用】上記手段を用いることにより、樹脂封口体を負
極亜鉛缶に押しつけたとき負極亜鉛缶の先端部が切り込
んでいく事はなく、樹脂封口体と負極亜鉛缶との圧着を
保ち、気密性を長期に保持することを可能にし、耐保存
特性を向上させることができる。
極亜鉛缶に押しつけたとき負極亜鉛缶の先端部が切り込
んでいく事はなく、樹脂封口体と負極亜鉛缶との圧着を
保ち、気密性を長期に保持することを可能にし、耐保存
特性を向上させることができる。
【００１４】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照しな
がら説明する。
がら説明する。
【００１５】図２は本発明の実施例における単３形マン
ガン乾電池の封口部分の拡大断面図である。図２におい
て、負極亜鉛缶６の開口端を内側下方にカールすること
により、樹脂封口体７との嵌合圧着部を面接触としてお
り、それ以外の構成は図１に示した従来の構造と同様で
ある。
ガン乾電池の封口部分の拡大断面図である。図２におい
て、負極亜鉛缶６の開口端を内側下方にカールすること
により、樹脂封口体７との嵌合圧着部を面接触としてお
り、それ以外の構成は図１に示した従来の構造と同様で
ある。
【００１６】上記本発明の構造において、前記嵌合圧着
部に封止剤１４を介在させないものを実施例１、嵌合圧
着部に封止剤１４を介在させたものを実施例２とし、負
極亜鉛缶６の開口部を円錐状に折りまげただけのものを
従来例として、以下の評価試験の結果を得た。
部に封止剤１４を介在させないものを実施例１、嵌合圧
着部に封止剤１４を介在させたものを実施例２とし、負
極亜鉛缶６の開口部を円錐状に折りまげただけのものを
従来例として、以下の評価試験の結果を得た。
【００１７】（表１）は単３形マンガン乾電池の温度４
５℃、湿度６５％保存における開路電圧の劣化とバラツ
キ状態の比較データーである。なお試験数は各１００個
である。
５℃、湿度６５％保存における開路電圧の劣化とバラツ
キ状態の比較データーである。なお試験数は各１００個
である。
【００１８】
【表１】
【００１９】（表２）は単３形マンガン乾電池の温度４
５℃、湿度６５％保存における放電特性の劣化状態の比
較データーである。なお試験数は各１０個である。
５℃、湿度６５％保存における放電特性の劣化状態の比
較データーである。なお試験数は各１０個である。
【００２０】
【表２】
【００２１】（表１），（表２）より明らかなように、
本発明により構成された単３形マンガン乾電池は、従来
例の単３形マンガン乾電池に比較して、保存特性が著し
く向上しており、また本実施例のなかでも封止剤１４を
介在させたほうが、より保存特性が向上している。
本発明により構成された単３形マンガン乾電池は、従来
例の単３形マンガン乾電池に比較して、保存特性が著し
く向上しており、また本実施例のなかでも封止剤１４を
介在させたほうが、より保存特性が向上している。
【００２２】
【発明の効果】本発明を用いることにより、樹脂封口体
を金属外装缶で締めつけ、負極亜鉛缶に押しつけたとき
樹脂封口体に切り込む事なく、長期にわたり負極亜鉛缶
に樹脂封口体が圧着して、気密性を保持し優れた保存特
性を有するマンガン乾電池を提供することができる。
を金属外装缶で締めつけ、負極亜鉛缶に押しつけたとき
樹脂封口体に切り込む事なく、長期にわたり負極亜鉛缶
に樹脂封口体が圧着して、気密性を保持し優れた保存特
性を有するマンガン乾電池を提供することができる。
【図１】従来のマンガン乾電池の構成を示す半截断面図
【図２】本発明の一実施例におけるマンガン乾電池の封
口部分の拡大断面図
口部分の拡大断面図
【図３】従来のマンガン乾電池の封口部分の拡大断面図
１ 炭素棒 ２ 正極合剤 ３ セパレータ ４ 底紙 ５ 鍔紙 ６ 負極亜鉛缶 ７ 樹脂封口体 ８ 負極端子板 ９ シールリング １０ 熱収縮性チューブ １１ 正極端子キャップ １２ 絶縁樹脂リング １３ 金属外装缶 １４ 封止剤
フロントページの続き (72)発明者 田野 英二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 乾 美知子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 負極亜鉛缶の開口部を封口する、樹脂封
口体と負極亜鉛缶の開口縁部の嵌合部において、負極亜
鉛缶の開口端を内側下方にカールして、樹脂封口体との
嵌合圧着部を面接触としたことを特徴とするマンガン乾
電池。 - 【請求項２】 前記嵌合圧着部に封止剤を介在させたこ
とを特徴とする請求項１記載のマンガン乾電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5186049A JPH0745260A (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | マンガン乾電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5186049A JPH0745260A (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | マンガン乾電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0745260A true JPH0745260A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=16181509
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5186049A Pending JPH0745260A (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | マンガン乾電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0745260A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105609680A (zh) * | 2016-03-02 | 2016-05-25 | 合肥国轩高科动力能源有限公司 | 具有防水结构的电池箱 |
-
1993
- 1993-07-28 JP JP5186049A patent/JPH0745260A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105609680A (zh) * | 2016-03-02 | 2016-05-25 | 合肥国轩高科动力能源有限公司 | 具有防水结构的电池箱 |
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