JPH0745022Y2 - クランプセンサ - Google Patents

クランプセンサ

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JPH0745022Y2
JPH0745022Y2 JP1989052242U JP5224289U JPH0745022Y2 JP H0745022 Y2 JPH0745022 Y2 JP H0745022Y2 JP 1989052242 U JP1989052242 U JP 1989052242U JP 5224289 U JP5224289 U JP 5224289U JP H0745022 Y2 JPH0745022 Y2 JP H0745022Y2
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JP
Japan
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magnetic core
magnetic
shield case
resin material
shield
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JP1989052242U
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JPH02141867U (ja
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康文 鈴木
順 戸井
英雄 渡辺
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Hioki EE Corp
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Hioki EE Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はクランプセンサに係り、さらに詳しくは、ク
ランプ式電流計による測定精度の向上に有効に寄与させ
ることができるクランプセンサに関する。
[従来の技術] クランプ式電流計は、被測定電線を外包可能に形成され
たクランプセンサを有して構成されている。
第2図は、上記クランプセンサにおける従来タイプの一
例を示すものである。
これによれば、この種タイプのクランプセンサは、開閉
可能に配設された一対のシールドケース1,2と、これら
シールドケース1,2内に注型用樹脂3,4を介して収容固定
された磁気コア5,6とを有して形成されており、被測定
電線を導入してこれを閉止した際、これらの磁気コア5,
6は、その突合せ端面7,8相互を密着させることで略方形
形状を呈する磁気回路の形成が可能となっている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、前記磁気コア5,6は、シールドケース1,2内の
所定位置にそれぞれ強固に固定させておく必要があるこ
とから、硬度が高く、かつ、応力のかかりやすい注型用
樹脂3,4を用いて固定させる必要がある。一方、パーマ
ロイやフェライトなどの高透磁率磁性材料を用いて形成
される磁気コア5,6は、注型用樹脂3,4が硬化する際の収
縮応力により、その透磁率の低下が避けられないという
ジレンマがある。この際、磁気コアの透磁率の低下を抑
制すべく、注型用樹脂に替えて軟質で応力の小さな樹脂
材を用いて磁気コアを固定する場合には、温度変化によ
り当該樹脂材が収縮したり、膨張したりしやすく、結果
的に磁気コアの突合せ端面相互間に磁気空隙を生じさ
せ、磁気抵抗の増加を招き、その特性を悪化させる要因
となる不都合があった。
この考案は、従来タイプのクランプセンサにみられた上
記不都合に鑑みてなされたものであり、その目的は、磁
気コアの突合せ端面相互間に磁気空隙を生じさせないた
めの圧接を可能としたクランプセンサを提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] この考案は、上記目的を達成しようとするものであり、
その構成上の特徴は、開閉可能に分割形成されてなる一
対のシールドケースのそれぞれに略コ字形を呈する磁気
コアをその閉止時に突合せ端面相互が密接するように樹
脂材を介して各別に収容固定してなるクランプセンサで
あって、注型用樹脂材により他方の側のシールドケース
内に強固に固定されている磁気コアの突合せ端面よりそ
の面積を広くして形成された突合せ端面を備える一方の
磁気コアは、他方の前記磁気コアに対する突合せ方向で
の押圧力を付与すべく一方の側のシールドケースとの間
に介在させたばね材を有し、かつ、低硬度なゴム系もし
くはウレタン系の軟質樹脂材を介してシールドケース内
に固定させたことにある。
[作用] このため、シールドケースとの間に介装されたばね材を
有してなる磁気コアに対しては、これを固定している樹
脂材が低硬度であることもあって、他方の側の磁気コア
に対する押圧力を付勢することができ、したがって、被
測定電線を外包して測定する際、磁気コアの突合せ端面
相互を常に圧接させておくことができるので、磁気空隙
を少なくして磁気回路の磁気抵抗を低下させることがで
き、精度の優れた測定を行うことができる。
[実施例] 以下、図面に基づきこの考案の実施例を詳説する。
第1図は、この考案の一実施例を示す縦断面図であり、
クランプ式電流計を構成するクランプセンサは、その閉
止時に略方形形状の磁気回路を形成すべく、コ字形を呈
してなる一対の磁気コア13,14が各別に収容され、か
つ、相互に開閉可能となって形成された一対のシールド
ケース11,12を有し、被測定電線の外包を可能にして設
けられている。この場合、シールドケース11,12、及び
これに収容される磁気コア13,14のそれぞれは、パーマ
ロイやフェライト等、適宜の高透磁率磁性材料により形
成されたものが用いられている。また、一対の磁気コア
13,14自体は、一方の側、図示例によれば上側に位置す
る磁気コア13がその高さを低くした略コ字状に、他方の
側、図示例によれば下側に位置する磁気コア14がその高
さを高くして略コ字状に形成されており、鏡面仕上げ加
工の施されているそれぞれの突合せ端面15,16を介する
ことで相互に密接が可能となっている。しかも、図面に
明示されているように一方の側の磁気コア13は、その突
合せ端面15の面積が他方の側の磁気コア14の突合せ端面
16の面積よりも広くして形成されている。
さらに、一方の側、図示例では上側に位置しているシー
ルドケース11の側の前記磁気コア13は、シールドケース
11との間に配置させた非磁性もしくは磁性の材料からな
る内ケース17内に収容されており、この内ケース17の内
底面18と磁気コア13の背面19との間には、板ばね等、他
方の側、図示例によれば下側に位置しているシールドケ
ース12内に収容されている磁気コア14に対し、その突合
せ方向での相対的な押圧力を付勢すべく板ばね等のばね
材20が介装配置されている。また、磁気コア13とばね材
20とは、前記内ケース17内にゴム系やウレタン系からな
る軟質樹脂材21を充填することで所定の位置に固定され
ている。さらに、この磁気コア13の凹部には、ガラス繊
維強化ポリカーボネートなど、適宜の絶縁材からなるコ
アカバー22が配設されている。
一方、他方の側、図示例では下側に位置しているシール
ドケース12の側の磁気コア14には、その垂直部23が挿通
されて保持された状態にあるコアボビン25と、このコア
ボビン25を介して捲回された巻線26とで形成されるコイ
ル24が配設されている。このコイル24からは、ベース材
27を介してリード線が取り出されており、シールドケー
ス12に取着されているコネクタ30に接続されている。こ
のようにして磁気コア14やコイル24、ベース材27等を所
定の位置に配置したシールドケース12内には、エポキシ
樹脂などの注型用樹脂材29が流し込まれ、これが硬化す
ることにより固定される。また、このシールドケース12
内に固定された磁気コア14における凹部には、ガラス繊
維強化ポリカーボネートなど、適宜の絶縁材からなるコ
アカバー28が配設されている。
この考案は、上述のようにして構成されているので、シ
ールドケース11との間にばね材20を介在させてなる磁気
コア13は、これを固定するために配設されている軟質樹
脂材21が低硬度であることもあって、他方の側の磁気コ
ア14に対しその突合せ方向での押圧力を常に付勢してお
くことができる。このため、活線状態にある被測定電線
を磁気コア13,14により外包させて測定しようとする際
には、磁気コア13,14の突合せ端面15,16相互を常に相対
的な圧接状態におくことで密接させておくことができ
る。しかも、一方の側の磁気コア13の突合せ端面15は、
他方の側の磁気コア14の突合せ端面16の面積よりも広く
して形成されているので、一方の磁気コア13の位置が他
方の磁気コア14の位置と若干ずれることがあっても、他
方の磁気コア14の突合せ端面16の全面に対し磁気コア13
の側の突合せ端面15を必ず密接させることができる。し
たがって、突合せ端面15,16を相互に突合せた状態での
磁気コア13,14は、磁気空隙を少なくして磁気抵抗の低
い磁気回路を形成することができ、精度の優れた測定を
行うことができる。
[考案の効果] 以上述べたようにこの考案によれば、一方の側のシール
ドケース内に収容されている磁気コアは、シールドケー
スとの間にばね材を介在させ、かつ、低硬度なゴム系も
しくはウレタン系の軟質樹脂材を用いてその全体が固定
されているほか、その突合せ端面が他方の磁気コアの突
合せ端面の面積よりも広く形成されているので、その閉
止時に他方の側のシールドケース内にて注型用樹脂材に
より強固に固定されている磁気コアとの間に若干の位置
ずれが生ずることがあっても、当該他方の磁気コアの突
合せ端面の全面に対しその突合せ端面を必ず密接させる
ことができ、したがって、磁気抵抗を少なくして精密な
測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す縦断面図、第2図
は、従来例を示す縦断面図である。 11,12……シールドケース、13,14……磁気コア、15,16
……突合せ端面、17……内ケース、18……内底面、19…
…背面、20……ばね材、21……軟質樹脂材、22……コア
カバー、23……垂直部、24……コイル、25……コアボビ
ン、26……巻線、27……ベース材、28……コアカバー、
29……注型用樹脂材、30……コネクタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉可能に分割形成されてなる一対のシー
    ルドケースのそれぞれに略コ字形を呈する磁気コアをそ
    の閉止時に突合せ端面相互が密接するように樹脂材を介
    して各別に収容固定してなるクランプセンサにおいて、 注型用樹脂材により他方の側のシールドケース内に強固
    に固定されている磁気コアの突合せ端面よりその面積を
    広くして形成された突合せ端面を備える一方の磁気コア
    は、他方の前記磁気コアに対する突合せ方向での押圧力
    を付与すべく一方の側のシールドケースとの間に介在さ
    せたばね材を有し、かつ、低硬度なゴム系もしくはウレ
    タン系の軟質樹脂材を介してシールドケース内に固定さ
    せたことを特徴とするクランプセンサ。
JP1989052242U 1989-05-02 1989-05-02 クランプセンサ Expired - Lifetime JPH0745022Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989052242U JPH0745022Y2 (ja) 1989-05-02 1989-05-02 クランプセンサ

Applications Claiming Priority (1)

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JP1989052242U JPH0745022Y2 (ja) 1989-05-02 1989-05-02 クランプセンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02141867U JPH02141867U (ja) 1990-11-29
JPH0745022Y2 true JPH0745022Y2 (ja) 1995-10-11

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ID=31572381

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JP1989052242U Expired - Lifetime JPH0745022Y2 (ja) 1989-05-02 1989-05-02 クランプセンサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5773661U (ja) * 1980-10-24 1982-05-07

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JPH02141867U (ja) 1990-11-29

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