JPH0743922B2 - 磁気記憶素子 - Google Patents

磁気記憶素子

Info

Publication number
JPH0743922B2
JPH0743922B2 JP63020606A JP2060688A JPH0743922B2 JP H0743922 B2 JPH0743922 B2 JP H0743922B2 JP 63020606 A JP63020606 A JP 63020606A JP 2060688 A JP2060688 A JP 2060688A JP H0743922 B2 JPH0743922 B2 JP H0743922B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
superconductor
magnetic
wire
magnetization
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63020606A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01196785A (ja
Inventor
靖治 檜高
隆 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP63020606A priority Critical patent/JPH0743922B2/ja
Priority to US07/302,673 priority patent/US5011817A/en
Publication of JPH01196785A publication Critical patent/JPH01196785A/ja
Publication of JPH0743922B2 publication Critical patent/JPH0743922B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は不揮発性の高密度固体磁気記憶素子に関する。
(従来の技術) 固体磁気メモリは機械駆動部がなく、かつ不揮発性のメ
モリであるため、高い信頼性をもっている。固体磁気メ
モリを大きく分類すると、ランダムアクセス型メモリ
と、シリアルアクセス型メモリとになる。コアメモリは
前者の代表的なものであり、バブルメモリは後者の代表
的なものである。高密度記憶素子を目指すとき、ランダ
ムアクセス型は各ビット毎に検出器を備えている必要が
あるため、セルサイズを小さくしていくことに限界があ
る。他方、シリアルアクセス型は高密度化は比較的容易
であるが、高密度化に伴うアクセス時間の増加が大きな
問題になっている。さらに、バブルメモリのように情報
担体であるバブルの移動を必要とする素子では、移動に
伴い情報保持の安定性が悪くなる欠点を持っている。こ
のような状況を考えると、不揮発性固体磁気メモリとし
ては、ランダムアクセス型のメモリで検出器を開発し、
高密度化を実現するのが望ましい。
磁性体を用いたランダムアクセスメモリの基本動作をそ
の代表であるコアメモリを例にとって説明する。コアに
は磁化曲線が第6図に示すように角型ヒステリシスを持
っている磁性材料を使う。そうすると、材料はバイアス
磁界HY=0でA点に示す+向き、またはB点に示す−向
きの残留磁化を安定化でき、双安定性を有することにな
る。それぞれの向きを2進数の“1"および“0"に対応さ
せて、記憶素子に用いることができる。
実際のデバイスでは、第7図に示すように、この磁性体
でリングコア11を作り、コアの中に3本の導体線12、1
3、14を通し、その内の2本を縦横(それぞれY−軸、
X−軸と称する)に張り、縦線、横線の交差点にコア11
を置く。このコアを第7図に示すようにマトリックス状
に配列し、記憶素子に組み上げる。情報の記憶の原理は
第8図に示している。リング状コア11の磁化15の向きを
リングコアの円周に沿って第8図(a)に示すように右
周りにしたり、(b)に示す左周りにしたりして行な
う。例えば、初期状態で、すべてのリングコアの磁化は
右周り(−)になっているとする。指定された番地のコ
アの磁化の向きを反転して左周り(+)にする。そのた
めには、コアを通っているY−線およびX−線にパルス
電流を送り、コアに磁界を与える。いま、この磁界がX
−線、Y−線のどちらか一方のパルス電流によって与え
られた場合、磁化を−の状態から+の状態に反転するに
は不十分な大きさにしてある。Y0−線、X0−線のパルス
磁界が同時に加わると、両方の線の交点にあるコアの磁
化が反転する。しかし、Y0−線、またはX0−線のみのパ
ルス磁界が加わるコアでは磁化反転を生じない。これが
マトリックスの任意の座標に“1"という信号を書き込む
方法である。
書き込んだ情報を読み出すには、磁化を+から−へ反転
させるようなパルスをX0−線、Y0−線に同時に加えてみ
て、読み出し線14に信号がでるかどうかをみる。もし、
信号が出たら、パルスを送った座標は“1"であったとい
うことがわかる。しかし、この方法では一度読み出す
と、すべては“0"となってしまうので、いわゆる破壊的
読み出しになってしまう。これでは困るというときは読
み出した結果を再書込みしておく必要がある。コアメモ
リの欠点はビットセルサイスが大きく高密度化が難しい
という点であった。
高密度記憶を実現するため、この原理を磁性薄膜に適用
した磁気記憶素子がある。磁性薄膜としては、例えば磁
歪定数λ=0のソフト磁性材料である19%Fe−81%Niの
合金を用い、これを第9図に示すように、基板上に円盤
状に蒸着する。膜厚は1000Åの程度である。蒸着の際に
磁界を与えておくことにより、膜面内に一軸磁気異方性
がつけられる。いまの場合、磁化容易軸をY−軸方向と
するようにこの磁気異方性をつけておく。
磁化の反転に際しては、容易軸に平行に磁化の向きと逆
向きの磁界HYをX0−線により与えると同時に、それと直
角方向に磁界HXをY0−線によって与え、磁壁移動による
磁化反転を阻止し、10nsオーダの短い時間で磁化反転で
きる磁気モーメントの一斉回転モードを利用している。
これに対して、HYのみが加えられている磁性膜パターン
16では、磁壁移動による磁化反転を生じようとするが、
反転時間が長くかかるため、実際には書き込みに使って
いる短い時間幅のHYでは反転は起こらない。つまり、X
−方向の導体線とY−方向の導体線によって同時に磁界
を与えたときのみ、磁性膜パターン16′の磁化反転を生
じる。
磁界HX、HYは蒸着膜に近接させた縦横の銅リボンに電流
を与えることによって作り出す。この素子は反転した磁
化が次第にもとの向きに戻ったりして情報の記憶の安定
性がよくないこと、また磁性膜パターンを微小化してい
くと検出出力が小さくなり、情報の読み出しが難しくな
ってしまう等の難点を有していた。
本発明者はこれらの問題点を解決するため超伝導材料で
形成したパターンを導入して、超伝導体リングに生じる
反磁性電流を活用して記憶情報の安定性を高め、かつ超
伝導体リングの超伝導−常伝導転移を利用して記憶情報
の読み出しを容易にした高密度固体磁気記憶素子を提案
している。その主な構造は第10図に示すように、基板上
に膜面内に一軸性の磁気異方性を有する強磁性体膜6
と、該磁性体膜を介して互いに交差するように配置され
る第1、第2の2本の超伝導体線2、3を備えた磁気記
憶素子において、第1の超伝導体線3に重なるように、
かつ磁性体膜パターンと第2の超伝導体線とを取り囲む
ように第3の超伝導体線4を配置し、第1、第3の超伝
導体線は第2の超伝導体線と交わる位置で超伝導体のリ
ング5を形成し、かつ第1の超伝導体線の上に絶縁層を
介して、第1の超伝導体線に重なるように、もう1本の
導体線7または超伝導体線を配置したものである。な
お、第10図に示すように、超伝導リング5内を突き抜け
る超伝導体線2には孔9を開けておくことが望ましい。
理由はバイアス電流Ibによって超伝導体リング内の磁性
体パターン位置に誘起される磁界をほとんど零にして、
Ibによるパターンの磁化状態への影響を最小限に抑える
ためである。
(発明が解決しようとする問題点) この素子では、第1、第3の超伝導体で形成したリング
内の磁性体膜パターンの磁化を反転させるため、リング
を一旦常伝導状態に転移させる必要がある。超伝導−常
伝導転移には、リングを形成する超伝導体に臨界電流以
上の電流を与えるのが一般的である。したがって、消費
電力を小さくするためには、第1、第3の超伝導体の臨
界電流をできるだけ小さくしたい。また、読み出し時に
は第1、第3の超伝導体パターンの臨界電流に違いをも
たせたことを利用しているので、超伝導体の臨界電流を
制御することが重要である。これらの点に関して、第1
と第3の超伝導体パターンとで、膜厚を変えることが考
えられる。
(問題点を解決するための手段) 本発明では、これらの問題点を解決するため、第1、第
3の超伝導体パターンの一方、または両方に互いに異な
るレベルのイオン注入をして、臨界電流を低下させ、か
つ第1、第3の超伝導体パターンとで臨界電流に差を与
えることにより、消費電力を低減でき、かつ第1、第3
の超伝導体パターンの臨界電流の差を容易に与えること
ができる高密度固体磁気記憶素子を提供する。
本発明は膜面内に一軸性の磁気異方性を有する強磁性体
膜と、該磁性体膜を介して互いに交差するように配置さ
れる第1、第2の2本の超伝導体線を備え、かつ第1の
超伝導体線に重なるように、かつ磁性体膜パターンと第
2の超伝導体線とを取り囲むように第3の超伝導体線を
配置し、第1、第3の超伝導体線は第2の超伝導体線と
交わる位置で超伝導体のリングを形成し、かつ第1の超
伝導体線の上に絶縁層を介して、第1の超伝導体線に重
なるように、もう1本の導体線または超伝導体線を配置
している磁気記憶素子において、第1、第3のパターン
のうち、リング部を形成している領域に一方だけ、ある
いは両方にそれぞれイオン注入がされていることを特徴
とする磁気記憶素子に関する。
(実施例) 第1図にはこの記憶素子に用いるユニットセルの構造の
例を示す。
まず、基板上に超伝導層を形成し、この超伝導層をパタ
ーン化し、X−軸方向に伸びた第3の超伝導体線4にす
る。その上に絶縁層を介して第2の超伝導体線2を配置
する。その上に強磁性体膜パターン6を形成する。その
上に再び絶縁層を介して第1の超伝導体線3を形成す
る。超伝導体線3は磁性体膜パターン6、第2の超伝導
体線2がない領域では第1図に示すように、下の超伝導
体線4と直接コンタクトしているように加工する。こう
すると、磁性体を取り囲んでY−軸方向をリングの面法
線とする超伝導体リング5が形成される。第1図に示し
たユニットセルを記憶素子として使うため、本発明のも
う1本の導体線(または超伝導体線)7を付加し、マト
リックス状に配列したのが第2図である。
本発明の特徴は第1の超伝導体線のうち、リング部を形
成している超伝導体線3の一部8にイオン注入をし、超
伝導−常伝導転移点を低下させ、与えられた温度におけ
る臨界電流を下げて第1、第3の超伝導体線の臨界電流
に所定の差を与えられること、また場合によっては、第
1、第3の両方の超伝導体に互いに異なるレベルのイオ
ン注入をし、上記効果とともに第1と第3の臨界電流そ
のものを低減できることである。イオン種としては、He
+、Ne+、H2 +などを使う。注入量としては、原子比で、
1〜3%の間が適当である。
第2図にAで示す点線で囲んだ部分がユニットセルであ
る。ユニットセルに関しては、リングを形成している超
伝導膜の膜厚が磁束侵入深さに比べて大きくする必要が
あること、超伝導リングの面法線に直交する面の内、リ
ングの内側壁との交線を周囲とする部分の面積が現在実
用化されている磁性材料を用いると、0.25μm程度まで
小さくできるなどである。なお、この面積をさらに小さ
くするためには、磁束量子1本を閉じ込める磁界の大き
さが105Gaussのオーダになり、これを磁性体パターンで
実現するためには、4пMsが大きい新しい磁性材料が必
要になる。超伝導体線の幅には直接の制限はないので、
幅を0.3μmまで細くでき、基本セルの大きさは0.5μm
×0.5μm程度まで小さくできる。本発明の素子用材料
としては、導体に金、アルミなど、超伝導体にNd、Nd
N、Ba−Y−Cu−O系のセラミックスなど、絶縁体にSiO
2などが使用できる。また磁性膜には、広い範囲の材料
から選んだ適当なものが使用できる。薄膜作成技術は公
知の技術が利用できる。前記セラミックスはスパッタリ
ングやレーザ蒸着法を用いることができ、またエッチン
グは例えば塩素ガスを用いたドライエッチングが考えら
れる。
情報の書き込みを説明する。初期状態として、磁性体の
磁化の向きを予め定められた向きに飽和させておく。い
ま、そのときの磁化を第3図(a)に10で示すように、
Y−軸方向に沿って、正の向きとする。
書き込み動作は次のようにする(第3図(a)、
(b))。X−軸方向の導体線7およびY−軸方向に走
っている第2の超伝導体線2にパルス電流を与えて、各
位置の磁性体パターン6の中で、超伝導体線1と2とが
交わる位置に存在している磁性膜パターン6の磁化の向
きを第3図(a)に10で示すY−軸方向、正の向きから
負の向きに反転させる。この磁化反転過程では、超伝導
体リングの1部が超伝導から常伝導に一時的に転移する
ようにしておく必要がある。そして磁化反転後にリング
が超伝導状態に復帰するようにしておくと、強磁性体膜
パターンの磁化状態は超伝導体リング5に新たに誘起さ
れた反磁性電流によって安定化されている。
なお、この方法を用いたときの1ビットのデータ書き込
み時間は10nsのオーダである。
読み出し方法を述べる。書き込んだ情報の読み出し方法
の例を述べる。まず、超伝導体線2の電流磁界によって
磁性体膜パターンの磁化の向きを磁化容易方向(Y−
軸)から傾け、この磁化変化に伴なって超伝導体リング
に誘起される反磁性電流および読み出し時に超伝導体線
1に与えているバイアス電流Ibを用いて該超伝導体リン
グ部を超伝導状態から常伝導状態に転移させ、電圧を読
み取るのである。
読み出し時には第4図に示すように超伝導リングにX−
軸方向、正の向きに直流バイアス電流Ibを与えておく。
そして、Y−軸方向の超伝導体線2にパルス電流を与え
て、磁性膜パターンの面内の磁化困難方向に磁界HXを加
えて、磁化をY−軸方向から一時傾ける。そうすると、
磁化の安定化した向きがY−軸方向に沿って、正の向き
であったか、負の向きであったかに依存して、超伝導体
リングには、それぞれ第4図の(a)または(b)にid
で示す反磁性電流が誘起される。この反磁性電流の向き
を検知するため、本発明の素子の超伝導体リングはそれ
ぞれ臨界電流が違う2種類の超伝導体材料3、4を使っ
て形成している。そして時計回りの反磁性電流と反時計
回りの反磁性電流を弁別する。本発明では、臨界電流を
制御するためにイオン注入を用いている。超伝導体材料
にイオン注入をするとその材料の超伝導−常伝導転移温
度が低下し、ある定められた温度でみると、臨界電流も
低下している。いま、それぞれの分枝の自己インダクタ
ンスはほぼ同じ値であるが、以下の議論のため、それぞ
れをL3、L4とする。第4図の例ではリング部を形成して
いる領域の一部8にイオン注入をした超伝導体線3と、
3に比べて臨界電流が大きい超伝導体線4とで超伝導体
リングを形成している。バイアス電流Ibは簡単には分枝
3、4にそれぞれL4/(L3+L4)=A3、L3/(L3+L4)=
A4の比で分流する。超伝導体線3、4それぞれの臨界電
流をI3C、I4Cとする。
読み出し動作について説明する。磁化を反転させた状態
(第4図(a))のビットの磁化をY−軸方向の超伝導
体線2にパルス電流を与えてX−軸方向に向けたときの
反磁性電流idの向きと上記のバイアス電流Ibの向きが超
伝導体リングの中で、臨界電流idが小さい領域(第4図
の超伝導線3)で互いに同じ向きになるようにしてあ
る。この状態で、バイアス電流値Ibを定められた範囲の
値に設定して、磁性体の磁化の向きが負のときにはA3
Ib+idが超伝導層3の臨界電流I3Cを越えて、超伝導層
3は常伝導に転移してしまうようにする。そうすると、
3を流れていたバイアス電流は超伝導線4を流れるよう
になり、超伝導層4にはIbが流れる。このIbが超伝導層
4の臨界電流値I4Cに比べて大きくなるようにしてあれ
ば、そのリングは常伝導になり、超伝導体リングの両端
に電圧が出る。他方、磁化が反転している状態(第4図
(b))では、このバイアス電流値においては超伝導層
3には(A3・Ib−id)しか電流が流れないので、超伝導
−常伝導転移は起こらない。したがって、超伝導体リン
グの両端には電圧は出ない。つまり、磁性体膜パターン
内の磁化の向きを弁別できる。
以上のことを整理してみると、第5図に示すようにな
る。超伝導体層3の臨界電流と4の臨界電流との間に
は、 I4C>A3・Ib+id>I3C>A3・Ib−id>0 なる関係が成り立っている必要がある。バイアス電流Ib
は 2I3C>Ib>I4C を満たすように設定する。これからすぐに 1/2I4C<I3C<I4C が得られる。
ここで、バイアス電流Ibを A3・Ib=I3C−δ(0<δ<id) ととると、バイアス電流に対する条件2・I3C>Ib>I4C
は満たされ、かつ A3・Ib+id>I3C>A3・Ib−id の条件も満たされることになる。以上の他、 I4C>I3C−δ+id>I3C のために I4C>I3C+idの条件が満たされる必要があるが、I4C
できるだけ大きくとるとしてI3Cが I3C=1/2I4C+δ′(δ′>0:微小量) を満たしていれば十分である。
(発明の効果) 本発明により、従来問題になっていた磁化反転後の磁化
状態の不安定、記憶密度の向上に伴う情報の読み出しの
不安定性がともに格段に改善された高性能の高密度記憶
素子を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本セル構造例の外観図、第2図は基
本セルをマトリックス状に配置して記憶素子の形にした
一例を示す図、第3図(a)、(b)は基本セルの詳細
構造図、第4図(a)、(b)は情報読み出しの例を示
す図、第5図は超伝導体線の臨界電流と、Ib、idとの関
係を示す図、第6図は一軸磁気異方性をもつ磁性体の磁
化容易方向に磁界を加えたときの磁化曲線図、第7図は
コアメモリの構成図、第8図はコアの磁化状態図、第9
図は磁性膜パターンを使ったメモリの基本構成図、第10
図は本発明者が提案している基本構成図である。 1……3と4とからなる超伝導体線 2……超伝導体線、3,4……超伝導体線 5……超伝導体リング、6……磁性体膜パターン 7……書き込み用導体線、8……イオン注入領域 9……超伝導体線2に開けた孔 10……磁性体膜パターンの磁化 11……リングコア、12……X−超伝導体線 13……Y−超伝導体線、14……読み出し線 15……コア内の磁化、16……磁性膜パターン 16′……磁化が反転している磁性膜パターン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】膜面内に一軸性の磁気異方性を有する強磁
    性体膜と、該磁性体膜を介して互いに交差するように配
    置される第1、第2の超伝導体線を備え、かつ磁性体膜
    に対応する位置では第1の超伝導体線の反対側に磁性体
    膜パターンと第2の超伝導体線とを挟むように、しかも
    他の位置では第1の超伝導体線に直接重なるように第3
    の超伝導体線を配置し、第1、第3の超伝導体線が第2
    の超伝導体線と交差する位置では、第1の超伝導体線と
    第3の超伝導体線とが磁性体膜と第2の超伝導体線とを
    取り囲む超伝導体のリングを形成しており、絶縁層を介
    して、第1の超伝導体線に重なるように、もう1本の導
    体線または超伝導体線を配置している磁気記憶素子であ
    って、リングを形成している領域で、第1、第3の超伝
    導体線のいずれか一方、または両方にイオン注入がされ
    ていることを特徴とする磁気記憶素子。
JP63020606A 1988-01-29 1988-01-29 磁気記憶素子 Expired - Lifetime JPH0743922B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63020606A JPH0743922B2 (ja) 1988-01-29 1988-01-29 磁気記憶素子
US07/302,673 US5011817A (en) 1988-01-29 1989-01-27 Magnetic memory using superconductor ring

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63020606A JPH0743922B2 (ja) 1988-01-29 1988-01-29 磁気記憶素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01196785A JPH01196785A (ja) 1989-08-08
JPH0743922B2 true JPH0743922B2 (ja) 1995-05-15

Family

ID=12031924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63020606A Expired - Lifetime JPH0743922B2 (ja) 1988-01-29 1988-01-29 磁気記憶素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0743922B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111344790A (zh) * 2020-01-17 2020-06-26 长江存储科技有限责任公司 先进的存储结构和设备

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111344790A (zh) * 2020-01-17 2020-06-26 长江存储科技有限责任公司 先进的存储结构和设备
CN111344790B (zh) * 2020-01-17 2021-01-29 长江存储科技有限责任公司 先进的存储结构和设备
US11462264B2 (en) 2020-01-17 2022-10-04 Yangtze Memory Technologies Co., Ltd. Advanced memory structure and device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01196785A (ja) 1989-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1096500B1 (en) Magnetization control method and information storage method
JP4435189B2 (ja) 磁気記憶素子及び磁気記憶装置
US7170778B2 (en) High speed low power magnetic devices based on current induced spin-momentum transfer
JP4492780B2 (ja) 記憶機能を有する磁気スピン極性化および磁化回転装置および当該装置を用いた書き込み方法
KR100457159B1 (ko) 마그네틱 램
US20020055190A1 (en) Magnetic memory with structures that prevent disruptions to magnetization in sense layer
US10192600B2 (en) Storage element
JP2001084758A (ja) 強磁性トンネル接合ランダムアクセスメモリ、スピンバルブランダムアクセスメモリ、単一強磁性膜ランダムアクセスメモリ、およびこれらをつかったメモリセルアレイ
US5276639A (en) Superconductor magnetic memory cell and method for accessing the same
US5375082A (en) Integrated, nonvolatile, high-speed analog random access memory
EP1193778A2 (en) Magnetization reversal methods for magnetic film, magnetoresistive films, and magnetic memories using them
US5039656A (en) Superconductor magnetic memory using magnetic films
EP1580758A2 (en) Soft-reference three conductor magnetic memory storage device
US6936903B2 (en) Magnetic memory cell having a soft reference layer
JPH0423293A (ja) 磁気メモリセル及び磁性薄膜
US6266289B1 (en) Method of toroid write and read, memory cell and memory device for realizing the same
US5011817A (en) Magnetic memory using superconductor ring
JP2984949B2 (ja) 磁気ビット構造に選択した磁気状態を記憶する方法
JP2004087870A (ja) 磁気抵抗効果素子および磁気メモリ装置
JP2687424B2 (ja) 磁気記憶素子
JPH0743922B2 (ja) 磁気記憶素子
JP2003298145A (ja) 磁気抵抗効果素子および磁気メモリ装置
TW200411659A (en) Writing method for magnetic random access memory using a bipolar junction transistor
JPH0743923B2 (ja) 磁気記憶素子
JP2797443B2 (ja) 磁気記憶素子