JPH0743672A - 光学素子回動装置、ソレノイド及び液晶プロジェクター - Google Patents

光学素子回動装置、ソレノイド及び液晶プロジェクター

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JPH0743672A
JPH0743672A JP5208147A JP20814793A JPH0743672A JP H0743672 A JPH0743672 A JP H0743672A JP 5208147 A JP5208147 A JP 5208147A JP 20814793 A JP20814793 A JP 20814793A JP H0743672 A JPH0743672 A JP H0743672A
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JP
Japan
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plunger
solenoid
liquid crystal
wedge prism
optical element
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JP5208147A
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Yoshimasa Haraguchi
芳雅 原口
Minoru Okuda
稔 奥田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3102Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] using two-dimensional electronic spatial light modulators
    • H04N9/312Driving therefor
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • G02B26/0875Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more refracting elements
    • G02B26/0883Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more refracting elements the refracting element being a prism
    • G02B26/0891Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more refracting elements the refracting element being a prism forming an optical wedge
    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶プロジェクターにおける画面の粗さを補
填して画質の向上を図る。 【構成】 光源部107と液晶パネル111と投影レン
ズ114とから成る液晶プロジェクター106におい
て、ソレノイドによって回動されるウェッジプリズム1
5が組み込まれたウェッジプリズム回動装置1を液晶パ
ネル111の前方に配置し、上記ウェッジプリズム15
をビデオ信号の垂直同期信号に同期させて回動すること
により、奇数フィールド及び偶数フィールドのビデオ信
号を液晶パネル111の同一画素で表示し各フィールド
が時間的に交互に表示すると共に、各フィールドの映像
のスクリーン115上における投影位置がビデオ信号の
垂直同期信号に同期して一ライン分上下にズレるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な光学素子回動装
置、ソレノイド及び液晶プロジェクターに関する。詳し
くは、光学素子をその光軸を回動軸として回動させるこ
とが出来る光学素子回動装置、被制御部材を所望のサイ
クルで移動させることが可能なソレノイド及び精細表示
が可能な液晶プロジェクターを提供しようとするもので
ある。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルと光源と投影レンズと制御回
路とを備えた液晶プロジェクターが知られており、ま
た、奇数フィールド及び偶数フィールドのビデオ信号を
液晶パネルの同一画素で表示し各フィールドが時間的に
交互に表示されるようにし、そして、各フィールドの映
像のスクリーン上における投影位置がビデオ信号の垂直
同期信号に同期して一ライン分上下にズレるようにし
て、液晶プロジェクターにおける画面の粗さを補填して
精細表示をする手法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来にあっ
ては、各フィールドの映像を上下にずらせる手段として
好適なものがなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明光学素子回動装置
は、左右の一方で厚く他方で薄くなるように形成された
ウェッジプリズムをその光軸を回転軸として回転可能に
機枠に支持し、該機枠に往復駆動機構を設け、該往復駆
動機構によって上記ウェッジプリズムを往復回動させる
ようにしたものである。
【0005】また、本発明ソレノイドは、磁性体から成
り中央の大径部と両端の小径部とを有するプランジャ
と、コイル線が巻装されると共に上記プランジャの小径
部が各別に挿入される案内孔を有する一対のコイルボビ
ンと、コイルボビンを支持するシャーシとを備え、2つ
のコイルボビンの互いに対向した面がプランジャの大径
部と当接してプランジャの移動範囲を限定する規制面と
され、プランジャの大径部に被駆動部材を連結する継手
部が形成されたものである。
【0006】更に、本発明ソレノイドは、両端から被支
持軸が突設されたプランジャと、該プランジャの少なく
とも一部が挿入される案内孔を有しコイル線が巻装され
たコイルボビンと、コイルボビンの案内孔内に配置され
プランジャの一方の被支持軸が摺動可能に挿通される支
持孔を有する規制ブロックと、コイルボビンを支持する
と共にプランジャの他方の被支持軸を摺動自在に支持す
るシャーシと、プランジャにコイルボビンの案内孔から
出る方向への移動力を付勢する弾発手段と、プランジャ
に設けられた継手部とを備えたものである。
【0007】更にまた、本発明液晶プロジェクターは、
奇数フィールド及び偶数フィールドのビデオ信号を同一
画素で表示し各フィールドが時間的に交互に表示される
液晶パネルと、光源と、投影レンズと、液晶パネルから
先の光路上に介挿された光学素子と、制御回路と、上記
光学素子を光軸を回動軸として回動させて液晶パネルに
表示される各フィールドの映像をビデオ信号の垂直同期
信号に同期させて一画素分上下方向に動かす光学素子駆
動機構とを備えたものである。
【0008】
【作用】従って、本発明光学素子回動装置にあっては、
駆動機構によってウェッジプリズムをその光軸を回動軸
として回動させることによって、それを透過する光を所
望のサイクルで上下方向に振ることが出来る。依って、
この光学素子回動装置を液晶プロジェクターの光路内に
組み込むことによって精細表示を行なうことが可能とな
り、また、単体として既存の液晶プロジェクターとスク
リーンとの間に配置し、ウェッジプリズムの回動サイク
ルを当該液晶プロジェクターにおけるビデオ信号の垂直
同期信号によって制御するようにすれば、通常の液晶プ
ロジェクターを精細表示の液晶プロジェクターとして使
用することが可能となる。
【0009】また、本発明ソレノイドにあっては、所望
のサイクルでプランジャを往復移動させることが出来る
ので、例えば、ウェッジプリズムのような被駆動体を所
望のサイクルで回動させたりする往復駆動が出来る。
【0010】更に、本発明ソレノイドにあっては、簡単
な機構で、被駆動体を所望のサイクルで往復駆動するこ
とが出来る。
【0011】更にまた、本発明液晶プロジェクターにあ
っては、精細表示が可能である。
【0012】
【実施例】以下に、本発明光学素子回動装置、ソレノイ
ド及び液晶プロジェクターの詳細を図示した実施例に従
って説明する。
【0013】先ず、本発明光学素子回動装置であるウェ
ッジプリズム回動装置について説明する。
【0014】図中1がウェッジプリズム回動装置であ
る。
【0015】2はシャーシであり、該シャーシ2にウェ
ッジプリズムが回動自在に支持され、また、該ウェッジ
プリズムを回動させる駆動機構が装着される。
【0016】シャーシ2は正面形状で略正方形をした前
面板3と該前面板3の周縁から後方へ突出した枠壁4と
が金属材料で一体に形成されて成る。
【0017】前面板3にはその中央部に大きな円形の開
口5が形成されている。また、前面板3の背面のうち四
隅に近接した位置には取付用のボス6、6、・・・が突
設され、これら取付用のボス6、6、・・・には取付孔
6a、6a、・・・が前後方向に貫設されている。
【0018】7、7は前面板3の背面のうち上端寄りで
上記開口5に近接した位置に突設された支持軸であり、
該支持軸7、7に支持ローラ8、8が回転自在に支持さ
れている。
【0019】9は前面板3の背面のうち下端寄りの一側
部に突設された支持軸である。10は圧着アームであ
り、該圧着アーム10の一端部が上記支持軸9に回動自
在に支持され、該圧着アーム10の略中間の位置に圧着
ローラ11が回転自在に支持されている。12はコイル
スプリングであり、上記枠壁4の下辺部と圧着アーム1
0の回動端部との間に介挿され、これによって、圧着ア
ーム10にはその回動端部が上方へ移動する方向への回
動力が付与されている。
【0020】13はウェッジプリズム支持枠であり、略
円環状をした枠部と該枠部の上端から突設された連結部
を備えている。
【0021】14は略円環状をした枠部であり、該枠部
14にウェッジプリズム15が嵌め込み状に支持されて
いる。該ウェッジプリズム15は左端が最も厚く、右端
が最も薄くなる向きで枠部14に支持されている。
【0022】枠部14の上端から連結部16が上方へ突
設されている。17は連結部16の上端から上方へ突設
された板状の接続片であり、該接続片17は左右方向を
向く向きとされている。
【0023】枠部14の外周面には周方向に延びる被支
持溝18が形成されている。そして、支持ローラ8、8
がウェッジプリズム支持枠13の被支持溝18の上端寄
りの部分に転動自在に係合し、また、圧着ローラ11が
被支持溝18の下端部に転動自在に係合する。これによ
って、ウェッジプリズム15がその光軸を回動軸として
左右方向に回動自在にシャーシ2に支持される。また、
圧着ローラ11を支持した圧着アーム10はその回動端
が上方へ移動する方向への移動力をコイルスプリング1
2によって付勢されているので、圧着ローラ11がウェ
ッジプリズム支持枠13を上方へ移動させるように作用
し、これによって、ウェッジプリズム支持枠13が支持
ローラ8、8に押し付けられるので、ウェッジプリズム
支持枠13の支持状態が極めて安定する。
【0024】シャーシ2の枠壁4の上辺部には左右方向
に長い切欠19が形成されており、該切欠19を通して
ウェッジプリズム支持枠13の接続片17が枠壁4の上
辺部から上方へ突出している。
【0025】シャーシ2の上端にはソレノイドのシャー
シ20が一体に形成されている。
【0026】該シャーシ20は左右両端に対向して位置
した側壁部21、21′と、これら側壁部21、21′
の前端縁間を連結した連結壁22とが一体に形成されて
成る。そして、連結壁22には左右方向に稍長い取付孔
23、23、・・・が多数形成されている。
【0027】24、24′はそれぞれ2つの側面部25
a、25bが連結部26によって連結されて平面形状で
コ字状をしたヨーク体であり、互いの開口側が向かい合
った状態でシャーシ20に取付けられる。該ヨーク体2
4、24′の一方の側面部25a、25aには複数の螺
孔27、27、・・・が形成されている。また、連結部
26の中央部には円柱状をした固定チップ28、28が
側面部25、25、・・・の突出方向と同じ方向へ突設
されている。
【0028】29、29はコイルボビンであり、コイル
線30、30が巻回されている。そして、該コイルボビ
ン29、29の案内孔31、31の一端部に上記固定チ
ップ28、28が内嵌される。
【0029】32、32は矩形をした閉塞プレートであ
り、その中央に挿通孔33、33が形成され、4隅に取
付孔34、34、・・・が形成されている。35、3
5、・・・は短い円柱状をした頭部35a、35a、・
・・を有する取付ネジであり、該取付ネジ35、35、
・・・は閉塞プレート32、32の取付孔34、34、
・・・を挿通されて上記ヨーク体24、24′の側面部
25、25、・・・の開口側端面の上下両端部に形成さ
れた螺穴36、36、・・・に螺合され、これによっ
て、ヨーク体24、24′の開口側が塞がれコイルボビ
ン29、29がヨーク体に支持される。そして、閉塞プ
レート32、32の挿通孔33、33はコイルボビン2
9、29の案内孔31、31と連通される。
【0030】37、37、・・・は取付ネジであり、シ
ャーシ20の取付孔23、23、・・・に外側から挿通
され、かつ、ヨーク体24、24′の螺孔27、27、
・・・に螺合され、これによって、ヨーク体24、2
4′がシャーシ20に取付けられる。
【0031】38、38、・・・はコイルスプリングで
あり、その一端部は一方のヨーク体24に固定された閉
塞プレート32から突出した取付ネジ35、35、・・
・の頭部35a、35a、・・・に外嵌され、他端部は
他方のヨーク体24′に固定された閉塞プレート32か
ら突出した取付ネジ35、35、・・・の頭部35a、
35aに外嵌され、2つの閉塞プレート32と32との
間で圧縮されている。従って、このコイルスプリング3
8、38、・・・の反発力によって、2つのヨーク体2
4、24′には互いに離れる方向への移動力が付勢され
ている。
【0032】39は磁性体からなるプランジャであり、
中央部の大径部40と該大径部40の両側面の中心部か
ら互いに反対の方向へ突出した小径部41、41′とが
一体に形成されて成る。小径部41、41′の外径はコ
イルボビン29、29の案内孔31、31の内径より小
径に形成され、大径部40の外径は案内孔31、31の
内径より十分に大径に形成されている。
【0033】そして、該プランジャ39はその小径部4
1、41′がコイルボビン29、29の案内孔31、3
1内に移動可能に挿入される。42、42はプランジャ
39の小径部41、41′に外嵌されたスペーサリング
であり、滑り性の良好な合成樹脂で形成され、その外径
は案内孔31、31の内径と同じか僅かに小さくされ、
案内孔31、31内で小径部41、41′がガタつくこ
とが無いようになっている。
【0034】しかして、上記コイル線30、30に交互
に給電されることによってプランジャ39が往復移動さ
れる。このとき、プランジャ39の大径部40の側面が
閉塞プレート32、32に当接することによってその移
動範囲が規定される。
【0035】43、43は閉塞プレート32、32の大
径部40に対向した面に貼着された防振パッドであり、
大径部40が衝突したときの衝撃を吸収して、プランジ
ャ39が直ちに当該位置で停止して、規制位置での振動
が生じないようにしている。
【0036】プランジャ39の大径部40には下方及び
側方に開口した切欠44が形成されている。
【0037】45は固定ピンであり、その大部分が大径
部40及び一方の小径部41に埋設され、その先端部が
切欠44内に位置している。そして、該固定ピン45の
先端45aは半球状に形成されている。
【0038】大径部40の固定ピン45に対向した部分
及び他方の小径部41′には上記固定ピン45に対応し
た位置にそこを前後方向に貫通した孔46が形成されて
おり、該孔46の反大径部側半部は螺孔46aとされ、
大径部側半部は摺動孔46bとされている。
【0039】47はスライドピンであり、その先端47
aは半球状に形成されており、該スライドピン47は上
記摺動孔46bに摺動自在に支持されている。
【0040】48はスライドピン調整ネジであり、上記
螺孔46aに螺合されている。
【0041】49は圧縮コイルスプリングであり、スラ
イドピン47とスライドピン調整ネジ48との間に介挿
され、これによって、スライドピン47はその先端47
aが固定ピン45の先端45aに圧接されるように移動
力が付勢されている。
【0042】50、50は調整ハンドルであり、螺軸部
51、51と該螺軸部51、51の一端に一体に形成さ
れたノブ52、52とから成る。そして、螺軸部51、
51がシャーシ20の側壁部21、21′に形成された
螺孔53、53に外側から螺合されている。そして、螺
軸部51、51の先端がヨーク体24、24′の連結部
26、26に当接している。
【0043】しかして、取付ネジ37、37、・・・を
稍ゆるめた状態にすると、コイルスプリング38、3
8、・・・の反発力によってヨーク体24と24′は互
いに離れる方向への移動力を受け、その連結部26、2
6が調整ハンドル50、50の螺軸部51、51の先端
に当接したところでその位置が規定される。従って、調
整ハンドル50、50の螺軸部51、51の螺孔53、
53への捩じ込み量を加減することによってプランジャ
39の往復範囲、即ち、往復ストロークを調整すること
が出来る。そして、プランジャ39の往復ストロークを
調整した後で、取付ネジ37、37、・・・を締め直し
てヨーク体24、24′をシャーシ20にしっかりと固
定する。
【0044】以上のようにして、ソレノイド54が形成
される。
【0045】そして、ウェッジプリズム15を支持した
ウェッジプリズム支持枠13とソレノイド54のプラン
ジャ39との連結は、以下のようにして為される。
【0046】上記のようにプランジャ39の固定ピン4
5、スライドピン47、スライドピン調整ネジ48、圧
縮コイルスプリング49等から成る継手部55に上記ウ
ェッジプリズム支持枠13の接続片17が2つのピン4
5、47の先端45a、47a間に挟持状に接続され
る。
【0047】この接続の時、接続片17の上端部を固定
ピン45とスライドピン47との間に相対的に移動させ
て行くと、接続片17の上端部が固定ピン45の先端4
5a周縁とスライドピン47の先端47a周縁との間に
出来た隙間に位置し、そこから更に接続片17を2つの
ピン45、47間に挿入して行くと接続片17が2つの
ピン45、47の両先端45a、47aを更に互いに離
す方向へと押圧するので、圧縮コイルスプリング49が
更に圧縮されてスライドピン47が後退し、接続片17
の上端部が両先端45a、47a間に入り込むことが出
来る。
【0048】しかして、上記ソレノイド54のコイル線
30、30に交互に通電されることにより、プランジャ
39がその移動範囲、即ち、その大径部40が一方の防
振パッド43に当接する位置と他方の防振パッド43に
当接する位置との間の範囲を往復移動される。
【0049】そして、その接続片17がソレノイド54
の継手部55と連結されているウェッジプリズム支持枠
13は上記プランジャ39の往復移動に応じて往復回動
されることになる。そして、接続片17は固定ピン45
とスライドピン47とによって弾発的に挟まれている状
態であるので、その傾動に伴って固定ピン45とスライ
ドピン47との間の間隔は変化しても、接続片17の挟
持状態は安定したものとなる。
【0050】また、上記ソレノイド54にあっては、調
整ハンドル50、50のシャーシ20の螺孔53、53
への捩じ込み量を加減することによってその螺軸部5
1、51の先端面の位置を調整してプランジャ39の往
復ストロークを調整することが出来る。従って、ウェッ
ジプリズム支持枠13の傾動角、即ち、ウェッジプリズ
ム15の傾動角を任意に調整することが可能である。
【0051】次に、ソレノイドにおけるプランジャの変
形例を説明する。
【0052】プランジャ39Aは大径部を為す遮断ディ
スク56と小径部を為す軸体57、57′とからなる。
【0053】遮断ディスク56は非磁性体、例えば、セ
ラミックスからなり、厚手の円板状をした主部58と該
主部58の両面の中心部から突設された円柱状の嵌合部
59、59とが一体に形成されて成る。
【0054】軸体57、57′は遮断ディスク56の主
部58より小径で嵌合部59、59より大径の円柱状を
しており、その一端面の中心部に嵌合穴60、60が形
成されている。
【0055】そして、遮断ディスク56の嵌合部59、
59が軸体57、57′の嵌合穴60、60に内嵌さ
れ、接着等の適宜手段により固定される。尚、嵌合部5
9、59と軸体57、57′との結合は螺合によって行
なっても良い。即ち、嵌合部59、59を螺軸に形成し
ておき、嵌合穴60、60を螺穴としておき、嵌合部5
9、59を嵌合穴60、60に螺合すれば良い。
【0056】以上のように、遮断ディスク56と軸体5
7、57′とが結合一体化されてプランジャ39Aが形
成される。そして、遮断ディスク56の主部58が大径
部となり、軸体57、57′が小径部となる。また、小
径部57、57′にはスペーサリング42、42が外嵌
されている。
【0057】しかして、該プランジャ39Aの小径部5
7、57′がコイルボビン29、29の案内孔31、3
1内に挿入され、大径部58がコイルボビン29と29
との間に位置されてソレノイド54Aが形成される。
【0058】上記のようなプランジャ39Aを使用する
ことにより、小径部57と57′との間の磁束が遮断さ
れ、一方の小径部が励磁されたときにその磁束が他方の
小径部に対して遮断されるため、他方の小径部と固定チ
ップと28との間に吸引力が働くことが無く、エネルギ
ーの損失を無くすことが出来る。
【0059】次に、ウェッジプリズム回動装置の第2の
実施例1Aを図10乃至図14によって説明する。
【0060】61はシャーシであり、略矩形をした前面
版62と該前面版62の周縁から後方へ突出した枠壁6
3とが一体に形成されて成る。
【0061】前面版62には大きな円形をした開口64
が形成されており、該開口64を囲むように円環状をし
たアウターレース65が固定されている。66、66、
・・・は前面版62の四隅部に形成された取付用の螺孔
である。
【0062】シャーシ61の枠壁63の上辺部には左右
方向における中央部に切欠67が形成され、また、該上
辺部の切欠67から稍一方の側部に寄った位置に支持片
68が一体に突設されている。
【0063】69はウェッジプリズム支持枠であり、円
環状をした枠部70と該枠部70の上端から上方へ突出
した接続片71とが一体に形成されて成り、枠部70に
ウェッジプリズム15が嵌め込み状に支持されている。
【0064】そして、ウェッジプリズム支持枠69の枠
部70がシャーシ61に支持された上記アウターレース
65の内側に遊嵌されてインナーレースとされ、両者6
5、70の間に複数の球体72、72、・・・が転動自
在に封入され、これによってウェッジプリズム支持枠6
9がシャーシ61に回動自在に支持される。そして、接
続片71の上半部は枠壁63の上辺部に形成された切欠
67を通して上方へ突出される。
【0065】73はシャーシ61の上端に設けられたソ
レノイドである。
【0066】74はソレノイド73のシャーシを兼ねた
ヨーク体であり、左右方向に長い長方形をした底板75
と、該底板75の一端から立ち上げられた側板76と、
底板75の他端から立ち上げられた側板77と、該側板
77の上縁から一端側へ向けて突出した上板78と、底
板75の長手方向に沿う一方の側縁の他端部から下方へ
突出した取付片79とが磁性体により一体に形成されて
成る。
【0067】そして、ヨーク体74の一方の側板76に
は支持孔80と螺孔81とが形成され、他方の側板77
の上記支持孔80と対向した位置には取付孔82が形成
されている。また、取付片79には挿通孔83が形成さ
れている。
【0068】84は固定チップであり、短い円筒状を為
し、その一端に小径の固定部84aが突設され、該固定
部84aがヨーク体74の上記取付孔82に嵌合状に固
定されている。そして、該固定チップ84にはその中心
を貫通して摺動孔85が形成されている。
【0069】86はコイルボビンであり、コイル線87
が巻回されている。そして、該コイルボビン86はその
案内孔88の一端部に上記固定チップ84が内嵌された
状態でヨーク体74に固定されている。
【0070】89は磁性体から成るプランジャであり、
円柱状を為す主部90の中央より稍一端に寄った位置に
フランジ91が突設され、主部90の他端面の中心から
軸部92が突設されている。そして、軸部92の基端側
の半分は円柱状の摺動部92aとされ、先端側の半分が
螺軸92bとされている。
【0071】プランジャ89の主部90のフランジ91
より一端側の位置に下方及び側方に開口した切欠93が
形成されている。
【0072】94は主部90の切欠93より一端側の部
分に固定された固定ピンであり、その内端94aは半球
状を為し切欠93内に位置している。また、固定ピン9
4の他端部94bは主部90の一端面より突出されて被
支持軸とされる。
【0073】95は主部90に切欠93の固定ピン94
に対向した位置に開口するように形成された摺動穴であ
り、該摺動穴95にスライドピン96が摺動自在に支持
されている。そして、スライドピン96の先端96aは
半球状に形成されている。97は摺動穴95の奥面とス
ライドピン96の基端との間に圧縮状に介挿されたコイ
ルスプリングであり、該コイルスプリング97の反発力
によってスライドピン96には固定ピン94の方への移
動力が付勢されており、これによってスライドピン96
はその先端96aが固定ピン94の内端94aに弾接さ
れた状態とされる。このようにして、プランジャ89に
継手部98が形成される。
【0074】上記のようなプランジャ89はその被支持
軸94bがヨーク体74の側板76の支持孔80に摺動
自在に挿通され、軸部92が固定チップ84の摺動孔8
5に摺動自在に挿通される。そして、主部90の軸部9
2側の略半分の部分がコイルボビン86の案内孔88に
挿入される。
【0075】99はコイルスプリングであり、プランジ
ャ89の主部90に外嵌されそのフランジ91とコイル
ボビン86の端面との間で圧縮された状態とされてい
る。従って、このコイルスプリング99の反発力により
プランジャ89には側板76の方への移動力が付勢さ
れ、コイル線87に通電されていない状態ではプランジ
ャ89の一端が側板76に当接した状態とされている。
そして、その状態でプランジャ89の軸部92の螺軸9
2bはその大部分が固定チップ84の外端から突出した
状態となっている。
【0076】100は調整ナットであり、プランジャ8
9の上記軸部92の螺軸92bに螺着されている。10
1は調整ナット100のヨーク体74の側板77に対向
した面に貼着された防振パッドである。また、上記固定
チップ84の内端面にも防振パッド102が貼着されて
いる。
【0077】しかして、コイル線87に通電されると、
プランジャ89はコイルボビン86内に引き込まれるよ
うに移動され、コイル線87への通電が解除されると、
プランジャ89はコイルスプリング99の反発力によっ
てコイルボビン86から出る方向に移動される。
【0078】そして、プランジャ89の移動ストローク
は調整ナット100の螺軸92bへの捩じ込み量によっ
て調整することが出来る。即ち、調整ナット100を螺
軸92bに対して捩じ込んで行くと、プランジャ89全
体がコイルボビン86内に引き込まれる方向へ移動し、
その一端面がヨーク体74の側板76から離れる。する
と、プランジャ89のコイルボビン86から出る方向へ
の移動限界は調整ナット100が側板77に当接したと
ころで規定され、プランジャ89のコイルボビン86へ
引き込まれる方向への移動限界はプランジャ89の他端
面が固定チップ84の内端面に当接したところで規定さ
れる。従って、調整ナット100の螺軸92bへの捩じ
込み量を加減することによってプランジャ89の移動ス
トロークを調整することが出来る。
【0079】尚、103はヨーク体74の底板75のう
ち上記継手部98に対応した位置に形成された挿通孔で
ある。
【0080】上記した如きソレノイド73は次のように
してシャーシ61に固定される。
【0081】即ち、ヨーク体74の底板75がシャーシ
61の枠壁63の上辺部上に載置され、支持片68に形
成された挿通孔68aを挿通された取付ネジ104がヨ
ーク体74の側板76の螺孔81に螺合され、また、取
付片79の挿通孔83を挿通された取付ネジ105がシ
ャーシ61の上端部に形成された一の螺孔66に螺合さ
れ、これによって、ソレノイド73がシャーシ61の上
端部に固定される。
【0082】そして、ウェッジプリズム支持枠69の接
続片71はヨーク体74の底板75に形成された挿通孔
103を通して上方へ突出され固定ピン94とスライド
ピン96との間で挟持されるようにして上記継手部98
に連結される。
【0083】しかして、ソレノイド73のコイル線87
への通電がオン・オフされることによってプランジャ8
9が左右に往復移動され、これと連結されたウェッジプ
リズム15が往復回動される。
【0084】次に、本発明に係る液晶プロジェクター1
06について説明する。
【0085】107は光源部であり、反射鏡108と、
該反射鏡108の所定の位置に配置された電球109と
反射鏡108の前面に配置されたコンデンスレンズ11
0とから成り、これらによって平行光束が出射されるよ
うになっている。
【0086】111は上記光源部107の前側に配置さ
れた液晶パネルである。112は液晶パネル駆動回路で
あり、ビデオ信号処理及び同期再生回路113からの信
号を受けて上記液晶パネル111に奇数フィールドと偶
数フィールドの画像を同一画素によって時間的に交互に
表示させるものである。そして、奇数フィールドと偶数
フィールドの画像表示の切換は垂直同期信号に同期して
行われる。
【0087】114は上記液晶パネル111の前側に配
置された投影レンズであり、該投影レンズ114によっ
て液晶パネル111を透過してきた光束が前方のスクリ
ーン115上に投影される。投影レンズ114はピント
合せのための可動レンズ116を備えている。
【0088】そして、投影レンズ114の前側にウェッ
ジプリズム回動装置1が配置されている。
【0089】117は制御回路であり、投影レンズ制御
回路とウェッジプリズム制御回路とを含んでいる。
【0090】118は投影レンズ制御回路であり、位置
検出回路119、ズーム発信回路120、ピッチ自動調
整回路121を備えている。しかして、位置検出回路1
19によってスクリーン115までの距離を測定し、そ
の測定結果に基づいてピッチ自動調整回路121を介し
て可動レンズ116を移動させてピント調整を行なうよ
になっている。
【0091】ウェッジプリズム制御回路122は、光学
センサー123、位置検出回路124、光学補正回路1
25、比較補正回路126、極性切換回路127、駆動
回路128を備えている。そして、これらによって、ウ
ェッジプリズム15の位置情報を得て、これを上記位置
検出回路119によって得たスクリーン115までの距
離情報と比較してウェッジプリズム15の回動角を決定
し、そして、上記ビデオ信号処理及び同期再生回路11
3から得られる垂直同期信号に同期させて奇数フィール
ド再生時と偶数フィールド再生時とで極性を切り換えな
がらウェッジプリズム15を往復回動させるようになっ
ている。
【0092】しかして、例えば、奇数フィールドの再生
時には、図15に示すように、ウェッジプリズム15を
一の方向に回動させてスクリーン115上の129、1
29、・・・で示す位置に画像を投影し、偶数フィール
ドの再生時には、図16に示すように、ウェッジプリズ
ム15を他の方向に回動させてスクリーン115上の1
30、130、・・・で示す位置に画像を投影する。従
って、液晶パネルを使用したプロジェクターでありなが
ら、精細な画像表示を行なうことが出来る。
【0093】尚、上記したウェッジプリズム回動装置1
は、これを単一の液晶プロジェクターの中に組み込んで
使用することが出来るが、また、既存の液晶プロジェク
ターと組み合わせて、具体的には、既存の液晶プロジェ
クターの投影レンズの前側に置いた状態で使用すること
も可能である。
【0094】
【発明の効果】本発明光学素子回動装置は、左右の一方
で厚く他方で薄くなるように形成されたウェッジプリズ
ムをその光軸を回転軸として回転可能に機枠に支持し、
該機枠に往復駆動機構を設け、該往復駆動機構によって
上記ウェッジプリズムを往復回動させるようにしたもの
である。
【0095】また、本発明ソレノイドは、磁性体から成
り中央の大径部と両端の小径部とを有するプランジャ
と、コイル線が巻装されると共に上記プランジャの小径
部が各別に挿入される案内孔を有する一対のコイルボビ
ンと、コイルボビンを支持するシャーシとを備え、2つ
のコイルボビンの互いに対向した面がプランジャの大径
部と当接してプランジャの移動範囲を限定する規制面と
され、プランジャの大径部に被駆動部材を連結する継手
部が形成されたものである。
【0096】更に、本発明ソレノイドは、両端から被支
持軸が突設されたプランジャと、該プランジャの少なく
とも一部が挿入される案内孔を有しコイル線が巻装され
たコイルボビンと、コイルボビンの案内孔内に配置され
プランジャの一方の被支持軸が摺動可能に挿通される支
持孔を有する規制ブロックと、コイルボビンを支持する
と共にプランジャの他方の被支持軸を摺動自在に支持す
るシャーシと、プランジャにコイルボビンの案内孔から
出る方向への移動力を付勢する弾発手段と、プランジャ
に設けられた継手部とを備えたものである。
【0097】更にまた、本発明液晶プロジェクターは、
奇数フィールド及び偶数フィールドのビデオ信号を同一
画素で表示し各フィールドが時間的に交互に表示される
液晶パネルと、光源と、投影レンズと、液晶パネルから
先の光路上に介挿された光学素子と、制御回路と、上記
光学素子を光軸を回動軸として回動させて液晶パネルに
表示される各フィールドの映像をビデオ信号の垂直同期
信号に同期させて一画素分上下方向に動かす光学素子駆
動機構とを備えたものである。
【0098】従って、本発明光学素子回動装置にあって
は、駆動機構によってウェッジプリズムをその光軸を回
動軸として回動させることによって、それを透過する光
を所望のサイクルで上下方向に振ることが出来る。依っ
て、この光学素子回動装置を液晶プロジェクターの光路
内に組み込むことによって精細表示を行なうことが可能
となり、また、単体として既存の液晶プロジェクターと
スクリーンとの間に配置し、ウェッジプリズムの回動サ
イクルを当該液晶プロジェクターにおけるビデオ信号の
垂直同期信号によって制御するようにすれば、通常の液
晶プロジェクターを精細表示の液晶プロジェクターとし
て使用することが可能となる。
【0099】また、本発明ソレノイドにあっては、所望
のサイクルでプランジャを往復移動させることが出来る
ので、例えば、ウェッジプリズムのような被駆動体を所
望のサイクルで回動させたりする往復駆動が出来る。
【0100】更に、本発明ソレノイドにあっては、簡単
な機構で、被駆動体を所望のサイクルで往復駆動するこ
とが出来る。
【0101】更にまた、本発明液晶プロジェクターにあ
っては、精細表示が可能である。
【0102】尚、上記実施例に示した各部の具体的な形
状及び構造は、何れも本発明の実施に際しての具体化の
ほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発
明の技術的範囲が限定的に解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図7と共に本発明光学素子回動装置の
第1の実施例を示すもので、本図は正面図である。
【図2】側面図である。
【図3】背面図である。
【図4】平面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図4のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】分解斜視図である。
【図8】ソレノイドを分解して示す斜視図である。
【図9】ソレノイドのプランジャの変形例を示す断面図
である。
【図10】図11乃至図14と共に本発明光学素子回動
装置の第2の実施例を示すもので、本図は正面図であ
る。
【図11】平面図である。
【図12】図11のXII−XII線に沿う断面図であ
る。
【図13】図11のXIII−XIII線に沿う断面図
である。
【図14】分解斜視図である。
【図15】奇数フィールド表示時の液晶プロジェクター
の概要を示す図である。
【図16】偶数フィールド表示時の液晶プロジェクター
の概要を示す図である。
【符号の説明】
1 ウェッジプリズム回動装置(光学素子回動装置) 2 シャーシ(機枠) 8 支持ローラ(固定ローラ) 11 圧着ローラ 15 ウェッジプリズム(光学素子) 20 シャーシ 29 コイルボビン 30 コイル線 31 案内孔 38 コイルスプリング(弾発手段) 39 プランジャ 40 大径部 41、41′ 小径部 42 スペーサリング(スペーサ) 43 防振パッド(緩衝部材) 44 切欠 45 固定ピン 45a 先端 47 スライドピン(可動ピン) 47a 先端 49 圧縮コイルスプリング(弾発手段) 50 調整ハンドル(調整部材) 54 ソレノイド(往復駆動機構) 55 継手部 39A プランジャ 57、57′ 軸体(小径部) 58 主部(大径部) 1A ウェッジプリズム回動装置(光学素子回動装置) 61 シャーシ(機枠) 65 アウターレース(アウターレース部) 70 枠部(インナーレース部) 72 球体 73 ソレノイド(往復駆動機構) 74 ヨーク体(シャーシ) 84 固定チップ(規制ブロック) 85 摺動孔(支持孔) 86 コイルボビン 87 コイル線 88 案内孔 89 プランジャ 92 軸部(被支持軸) 92a 摺動部(摺動軸部) 93 切欠 94 固定ピン 94a 内端(先端) 94b 被支持軸 96 スライドピン(可動ピン) 96a 先端 97 コイルスプリング(弾発手段) 98 継手部 99 コイルスプリング(弾発手段) 100 調整ナット 101 防振パッド(緩衝部材) 102 防振パッド(緩衝部材) 106 液晶プロジェクター 107 光源部(光源) 111 液晶パネル 114 投影レンズ 117 制御回路

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の一方で厚く他方で薄くなるように
    形成されたウェッジプリズムをその光軸を回転軸として
    回転可能に機枠に支持し、該機枠に往復駆動機構を設
    け、該往復駆動機構によって上記ウェッジプリズムを往
    復回動させるようにしたことを特徴とする光学素子回動
    装置。
  2. 【請求項2】 機枠に回転可能に支持された2つの固定
    ローラと機枠に移動自在にかつ回転可能に設けられた圧
    着ローラとによって光軸方向から見て円形に形成された
    ウェッジプリズムの周縁部を支持し、圧着ローラにはウ
    ェッジプリズムを固定ローラに押し付ける方向への移動
    力が弾発的に付勢されていることを特徴とする請求項1
    に記載の光学素子回動機構。
  3. 【請求項3】 ウェッジプリズムを支持した枠体の円形
    を為すインナーレース部と機枠に固定されたアウターレ
    ース部との間に複数の球体を転動可能に封入し、これに
    よってウェッジプリズムを機枠に回転可能に支持したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光学素子回動機構。
  4. 【請求項4】 往復駆動機構がソレノイドであり、該ソ
    レノイドのプランジャがウェッジプリズムと連結されて
    いることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3
    に記載の光学素子回動機構。
  5. 【請求項5】 磁性体から成り中央の大径部と両端の小
    径部とを有するプランジャと、コイル線が巻装されると
    共に上記プランジャの小径部が各別に挿入される案内孔
    を有する一対のコイルボビンと、コイルボビンを支持す
    るシャーシとを備え、2つのコイルボビンの互いに対向
    した面がプランジャの大径部と当接してプランジャの移
    動範囲を限定する規制面とされ、プランジャの大径部に
    被駆動部材を連結する継手部が形成されたことを特徴と
    するソレノイド。
  6. 【請求項6】 プランジャの大径部に側方に開口した切
    欠が形成され、プランジャに埋設された固定ピンの先端
    が上記切欠内に位置し、また、プランジャにその軸方向
    に移動自在に支持された可動ピンの先端が上記切欠内で
    固定ピンの先端と対向し、可動ピンに固定ピンの方への
    移動力を付勢する弾発手段が付設されて継手部が形成さ
    れたことを特徴とする請求項5に記載のソレノイド。
  7. 【請求項7】 固定ピン及び可動ピンそれぞれの先端が
    半球状であることを特徴とする請求項6に記載のソレノ
    イド。
  8. 【請求項8】 プランジャの小径部はコイルボビンの案
    内孔より小径に形成され、小径部の案内孔内に挿入され
    る部分に案内孔の径と同じか稍小さい外径を有するスペ
    ーサを外嵌したことを特徴とする請求項5、請求項6又
    は請求項7に記載のソレノイド。
  9. 【請求項9】 プランジャの大径部が非磁性体で形成さ
    れたことを特徴とする請求項5、請求項6、請求項7又
    は請求項8に記載のソレノイド。
  10. 【請求項10】 2つのコイルボビンをシャーシに対し
    てその軸方向に移動可能に支持したことを特徴とする請
    求項5、請求項6、請求項7、請求項8又は請求項9に
    記載のソレノイド。
  11. 【請求項11】 2つのコイルボビンの対向面間にはこ
    れら2つのコイルボビンを離す方向へ付勢する弾発手段
    が介挿され、シャーシのコイルボビンの端面に対向した
    位置にはコイルボビンの軸方向へ移動調整可能でかつそ
    の内端がコイルボビンの端面に当接した調整部材が支持
    されたことを特徴とする請求項10にに記載のソレノイ
    ド。
  12. 【請求項12】 コイルボビンのうちプランジャの大径
    部に対向した面に緩衝部材を取着したことを特徴とする
    請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、
    請求項10又は請求項11に記載のソレノイド。
  13. 【請求項13】 両端から被支持軸が突設されたプラン
    ジャと、該プランジャの少なくとも一部が挿入される案
    内孔を有しコイル線が巻装されたコイルボビンと、コイ
    ルボビンの案内孔内に配置されプランジャの一方の被支
    持軸が摺動可能に挿通される支持孔を有する規制ブロッ
    クと、コイルボビンを支持すると共にプランジャの他方
    の被支持軸を摺動自在に支持するシャーシと、プランジ
    ャにコイルボビンの案内孔から出る方向への移動力を付
    勢する弾発手段と、プランジャに設けられた継手部とを
    備えたことを特徴とするソレノイド。
  14. 【請求項14】 プランジャに側方に開口した切欠が形
    成され、プランジャに埋設された固定ピンの先端が上記
    切欠内に位置し、また、プランジャにその軸方向に移動
    自在に支持された可動ピンの先端が上記切欠内で固定ピ
    ンの先端と対向し、可動ピンに固定ピンの方への移動力
    を付勢する弾発手段が付設されて継手部が形成されたこ
    とを特徴とする請求項13に記載のソレノイド。
  15. 【請求項15】 固定ピン及び可動ピンそれぞれの先端
    が半球状であることを特徴とする請求項14に記載のソ
    レノイド。
  16. 【請求項16】 プランジャの一方の被支持軸は基端側
    の摺動軸部と先端側の螺軸部とから成り、螺軸部の規制
    ブロックから突出した部分に調整ナットが螺着されたこ
    とを特徴とする請求項13、請求項14又は請求項15
    に記載のソレノイド。
  17. 【請求項17】 規制ブロックのプランジャの端面に対
    向した面及び調整ナットの規制ブロックに対向した面に
    緩衝部材を取着したことを特徴とする請求項16に記載
    のソレノイド。
  18. 【請求項18】 奇数フィールド及び偶数フィールドの
    ビデオ信号を同一画素で表示し各フィールドが時間的に
    交互に表示される液晶パネルと、光源と、投影レンズ
    と、液晶パネルから先の光路上に介挿された光学素子
    と、制御回路と、上記光学素子を光軸を回動軸として回
    動させて液晶パネルに表示される各フィールドの映像を
    ビデオ信号の垂直同期信号に同期させて一画素分上下方
    向に動かす光学素子駆動機構とを備えたことを特徴とす
    る液晶プロジェクター。
  19. 【請求項19】 光学素子がウェッジプリズムであるこ
    とを特徴とする請求項18に記載の液晶プロジェクタ
    ー。
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