JPH074336A - 連続流体加速軸流羽根車 - Google Patents

連続流体加速軸流羽根車

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JPH074336A
JPH074336A JP5149035A JP14903593A JPH074336A JP H074336 A JPH074336 A JP H074336A JP 5149035 A JP5149035 A JP 5149035A JP 14903593 A JP14903593 A JP 14903593A JP H074336 A JPH074336 A JP H074336A
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impeller
fluid
inner core
axial
vanes
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JP5149035A
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English (en)
Inventor
Arutinyaano Antonio
アントニオ・アルティニャーノ
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Original Assignee
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Hydraulic Turbines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 広範囲の圧力差に対応できるタービン機械の
羽根車を提供する。 【構成】 内部コア12とジャケット16が協力して連
続的に変化する流体通過領域20を形成する羽根車10
を提供する。この流体通過領域20の連続的変化は、流
体に連続的軸流加速を与え、又これに相当する圧力勾配
を生ずる。本発明は同時に流体通過領域20に設けら
れ、連続的に変化する角度を有する羽根14を提供す
る。かかる連続的に変化する羽根14の傾斜角は、流体
を連続的に角加速しトルクを与える。連続変化傾斜角を
有する羽根14は内部コア12と共に回転し、トルクを
生ずる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にタービン機械技術
に関し、更に特に流体の圧力差と広範囲の比速度に関連
する圧力差を含む、異なる状態に組み合わせた圧力差に
対応する羽根車に関する。
【0002】
【従来の技術】カプラン型タービン等の配置は非常に特
殊なものであり、色々の用途に使用することはできな
い。カプラン型タービンは例えば、水頭100m未満で
は使用できない。更に、現代のタービン機械技術ではジ
ェットエンジンに要求される圧力まで単段階で空気を圧
縮する多数羽根付き羽根車の設計ができていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、圧
力、流体密度、圧縮性、粘性、温度等の異なる状態下で
流量及び圧力が連続的に示す作用に連続的に対応し作動
する羽根車を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に基づいて、内部
コアとジャケットが協動して連続的に変化する流体通過
領域部面積を提供する羽根車が得られる。流体通過領域
部面積のこの連続的変化によって流体の連続軸流加速が
生じ、これに相当する圧力勾配が得られる。また本発明
により流体通過領域に設けられ連続的に変化する角度を
有する羽根が同時に得られる。この様に連続的に変化す
る羽根の傾斜角によって流体の連続的角加速とこれに相
当するトルクが生ずる。傾斜角が連続的に変化する羽根
は内部コアと共に回転しトルクを生ずる。
【0005】上述の発明に基づく羽根車を用いて本発明
の一組の異なる実施例を開示する。本発明が提供する軸
方向延長部を有する内部コアでは連続的な軸流加速及び
角加速を生ずる特徴に加えて、羽根が羽根車の全長を越
えて軸方向に延長している。このことはスクリュウまた
は典型的なタービン設計等の従来技術配置とは異なる重
要な点である。
【0006】本発明は、流体と羽根車間で効率的にエネ
ルギー交換を行うためには速度変化(軸流方向及び回転
方向共)が無ければならず、それには流体通過領域部面
積の連続的変化を必要とするという理解に基づいてい
る。この領域の連続変形は加速を生じ、作り出された圧
力差によって羽根にトルクを発生する。この技術によ
り、流体の回転速度を低く抑え同時に入出力間の圧力差
を高度に利用できる。この技術はまた流体が液体である
用途においてキャビティ現象の発生を防止する。
【0007】ここに述べる実施例により明かな如く、面
積比(入力対出力)の役割は非常に重要である。
【0008】流体の管理された回転及び軸方向同時加速
により、流体及び羽根車間で非常に効率的にエネルギー
交換をすることができる。流体は羽根車に入る前に回転
されるので、最初に接触するときはエネルギーの一部は
回転運動エネルギーとなり一部は軸流運動エネルギーと
なっている。羽根車に入る前に流体に与えられる角速度
の量は所定のトルクを生ずるように選定され、一方、軸
流速度は羽根車を貫流する質量を決定する。また入り口
と出口間には圧力差が存在し、これは貫流質量と結合し
てエネルギーを決定する。流体の軸方向及び回転方向加
速が連続的に変化することにより、なだらかな圧力勾配
が形成される。もし流体が回転運動エネルギーを伴って
羽根車を出る時は、出口に固定翼を設け流れを真っ直ぐ
にし負の圧力差の形でエネルギーを回収することが必要
である。
【0009】上記の有益な特色に基づく羽根車を形成す
るため、本発明に従って上述の原理が適用されている。
前述の如く、この新技術の重要な特徴の一つは、流体の
軸流加速を内部で創出し、トルク発生に役立つ圧力差を
得ることである。従って、羽根車は本発明に従い、上記
原則に基づき、更にまた羽根車内において流体の軸流加
速がどの程度生ずるかに関する選択を加味して製作され
ている。本発明に従ってこの選択により内部コアの形状
が決定される。また外部ジャケットとして直線シリンダ
ー以外の形状が選択される場合は、この形状選定の要因
が流体の回転方向加速のみならず軸流加速に重要な役割
を果たし、従ってまた羽根車に沿った圧力勾配分布に重
要な役割を果たしている。
【0010】固定の別個のジャケットを装備することが
困難なプロペラー等の用途においては、外部ジャケット
が羽根車と共に回転する様に設計することができる。
【0011】軸流加速の基準が一旦定められれば、数学
的関数が決定され、羽根車に沿った全ての点で流体の瞬
間軸流速度が判明する。この関数により内部コアの形状
が決定される。
【0012】本文に使用されている流体通過の「面積」
とは外部ジャケットと内部コア間に残った面積であり、
流量と速度の関数として設定される。もし当該流体が非
圧縮性であるならば流れは定常で、この領域は軸に沿っ
た全ての点で流量対瞬間速度比により決定される。他
方、もし流体が圧縮性であるならば、圧力及び温度の関
数としての密度の変化も又考慮されなければならない。
すなわち、面積の計算は選定された加速評価基準と、可
変密度の関数でもある流量の瞬間値との関数となる。
【0013】内部コアの半径の変化は本発明の重要な特
徴の一つである。流体通過面積の記述から、羽根車の軸
に沿った全ての点での内部コアの半径の計算式が得られ
る。外部ジャケットに相当する円が描く範囲から流体通
過のため残された範囲を減算することによりこの式が成
立する。この減算の結果は内部コアが描く円の面積で、
次にこれによりその半径が決定される。
【0014】本発明により流体の角速度を管理された分
布状態に保つことができる。ここにあげた例に示される
如く、流体のエネルギーの一部は、羽根車を出入りする
時は回転速度の形を取らなければならない。羽根車内に
おけるこの回転エネルギーの交換に関する基準は、これ
を有効に利用するため設計者が選定しなければならな
い。
【0015】従って設計者は自ら考える回転加速取扱い
方法を選定しそれを表す数式を定めなければならない。
乱流及び若しくはキャビティの発生を防止するため、入
口出口で流れに与える擾乱を最小にすることが重要であ
る。
【0016】内部コアの径が連続的に変化するにつれ
て、羽根車の軸の周りに異なる質量の流体が半径が変化
しながら但し同じ回転速度で回転する。回転運動量保存
の法則によって、羽根車が受取または作りだしたトルク
は全て羽根車外で回転エネルギーの形を取らなければな
らない。このことは、我々のタービンにおいて、もし出
口における流体の回転エネルギーが0とすれば、所望の
トルクを作るに必要な回転速度は全て入り口において存
在していなければならないことを意味する。この関係を
総トルクを計算するのに使用できる。
【0017】本発明により羽根の傾斜角を求めることが
できる。羽根車の使用可能角速度と流体の角及び軸流加
速度が結合したものは、羽根車の回転軸に沿った全ての
点で測定した羽根と軸に垂直な面間の角度(傾斜角)の
値を決定する。この角度は、軸流速度の角速度の代数的
減算に外部ジャケットの半径を乗じたものに対する比の
逆正接として計算できる。これは軸上の全ての指定点と
そこにおける羽根の最外径部間の、羽根の傾斜角であ
る。この計算は構造決定目的で行われる。
【0018】本発明により羽根の回転前進角が得られ
る、すなわち、スタートの点から羽根車軸上の如何なる
点まででも、測定した羽根が回転してどれだけ進んだか
を示す角度が得られる。この値は角速度を軸速度で除し
た値の積分値として計算され、構造決定目的に使用され
る。
【0019】トルクはエネルギーに直接比例し角速度に
逆比例する関数である。又流体が回転的に加速された場
合、流体質量により羽根が受ける力の関数である。これ
は羽根の半径方向投影面積にその平均径上で作用する力
の、羽根車の長さに沿った積分値として計算できる。
【0020】羽根車の形状は滑らかで速度の急激な変化
が強制されることはないから、通常の用途にこの手法を
用いた場合、現実からの重要な逸脱が生ずることは考え
られない。流体の色々な流れの間に大きな相対速度差は
無いと考えられるから、従ってこれらの式により流体の
振舞いを予め詳細に知ることができる。
【0021】設計者はトルクの分布に対して異なる取組
み方を選定できる。例えば、設計者は、流体の角速度を
滑らかに変化させようと決めることができる。その場
合、羽根車の長さに沿ってトルクを一定に分布させる方
法も、又は用途に適した他の如何なる分布方法をも取り
得る。角加速度の分布状態により羽根の形状が決定され
る。
【0022】流体はトルクを発生するのに必要なある量
の角速度を持って羽根車に入り及び若しくは出なければ
ならない。この角速度は羽根車の前及び若しくは後に配
置された固定羽根によつて生じ及び若しくは調整され
る。入出力の角速度は、羽根車の全長に亙って羽根によ
り生じる流体の加速度の積分値として計算され、これら
は羽根車の長さの計算に利用される。羽根車の回転軸に
沿ったどの位置における角速度も既述のとおり計算でき
る。
【0023】全角速度は羽根車の全長に亙る同様な積分
値として計算され、特定用途の必要性に従って設計者が
分布を決めることができる。例えば、ここに上げた例に
見る如く評価基準としてキャビティを重視する場合は、
羽根車出口において角速度が無いことが望ましく、従っ
て我々は必要な流体回転速度を全て羽根車前に配置した
固定羽根で作り出さなければならない。
【0024】上述の如く、流体の角速度が分かれば、本
発明に準拠して羽根車の長さを計算することができ、ま
た羽根の数を変えることによりそれを修正できる。
【0025】羽根によって回転軸に垂直な平面上に投影
された面積は羽根車の固体性を決定し吸引力を支える面
積である。例えば、水力タービンの場合は、この面積は
タービンとスピル(spill)間の水頭により作られ
た吸引力と、流体の軸方向減速及び角減速により生ずる
吸引力とを支える。
【0026】固定羽根は羽根車の上流及び下流に設ける
のが好ましい。羽根車の前において羽根車に入る前の流
体に角速度を与え、羽根車の後ろに配置されて流れを真
っ直ぐにするこれら固定羽根は、軸が通過できる円筒形
ハブ上に作られる。
【0027】これらの羽根の形状は設計者により、摩擦
と乱流間に存在する妥協に基づいて決定されなければな
らない。羽根がより長いとそれだけ乱流の可能性が減少
するが、羽根の長さが増加すると摩擦損失も又増大す
る。
【0028】蒸気または他の全てのガスを含む用途にお
いて、これらの羽根はまた液体分離装置としても使用で
きることが注目される。
【0029】固定羽根の羽根車に近い端部における角度
は、本発明に従って下記に概要を示す方法で計算され
る。
【0030】羽根車内において軸方向に移動する間に流
体が滑らかに取扱われるため、損失を非常に少なく保つ
ことができる。
【0031】開示された好適な実施例により分かる如
く、羽根の数は少なくすることができ、もし羽根車が適
当な長さに作られれば、流体の半径方向の動きもまた遅
いものとなる。
【0032】不可避的損失は流体速度の形でシステムを
出て行くエネルギーに基づく損失しか無く、他のエネル
ギー損失も乱流及び若しくは摩擦として失われるもので
あるから、注意深く設計することにより、効率を非常に
高めることができる。
【0033】外部に出て行く速度に相当するエネルギー
は、羽根車の径を増すことによりシステム全体のエネル
ギーに比べて非常に低くすることができる。流速の急激
な変化は無く、流れの層間の相対速度差は殆ど無くせる
から、乱流及び摩擦は大きくならないであろう。
【0034】殆どの用途において、逸出速度としてシス
テムを去るエネルギーに相当する損失は、総エネルギー
の1%未満に保つことができるから、98%付近の効率
は容易に達成できる。
【0035】羽根車内の全ての点における圧力は更に下
記に述べる如く、ベルヌーイの方程式により決定でき
る。
【0036】本発明を特徴づける種々の特色である斬新
さは、この開示の一部を構成している添付の特許請求の
範囲において特に指摘されている。本発明の内容と、そ
の使用により達成できる本発明の利点及び特別の目的を
更に良く理解するため、添付の図面と、本発明の好適な
実施例を説明する記述を参照されたい。
【0037】
【実施例】図面特に図5を参照する。本発明は全体的に
10で表示する連続流体加速軸流羽根車からなり、内部
コア12と一つ以上の羽根14と外部ジャケット16を
含む。図5は、本発明の特徴を一般的に示そうとする概
略図である。軸18は発生トルクを伝達する(またはプ
ロペラーとして使用するトルクを供給する)。この軸1
8は内部コアとそれに接続された羽根にのみ連結される
か、または外部ジャケットに連結されるか、または内部
コア及び羽根と固定され回転するようにすることができ
る。
【0038】本発明によれば、内部コアの半径Rは配置
の中心線すなわちX軸に沿った長さの関数である。この
半径は外部ジャケットと内部コア間(領域20)の流体
通過面積が連続的に変化するように、連続的に変化す
る。外部ジャケット16と内部コア12間(領域20)
のこの連続的に変化する流体通過面積は、取入れ口22
から排出口24へ通過する流体を連続的に軸流加速す
る。本発明の軸流加速は、X軸に関して外部ジャケット
の半径R0 を変化させることによっても与えることがで
きる。すなわち、外部ジャケットの半径R0 はX軸R0
xに沿った距離xの関数であると言える。
【0039】本発明により取入れ口22から出口24に
流れる流体を連続的に角加速するトルクを得ることがで
きる。これは本発明に従って羽根14の傾斜角を連続的
に変化することにより達成できる。従って、羽根角度の
一定変化を伴う角度Γ(羽根14の連続変化傾斜角)
は、流体に連続角加速度とこれに相当するトルクを与え
る。
【0040】下記は、今後の論述に使用する用語であ
る。
【表1】
【0041】流体加速の正確な姿は、体積流量QとX軸
に沿った流体の軸流速度V(x)を含む設計上の拘束事
項に準拠して選定される。本発明の連続流体加速軸流羽
根車は下記事項に準拠して設計できる。
【0042】本発明の羽根車の設計にはまず羽根車内の
流体の軸流加速がどの位生ずるかを考察しなければなら
ない。羽根車の軸方向の速度を決定したならば、外部ジ
ャケットに相当する円が描く領域から流体通過部面積を
減じて成立する式に基づいて内部コアの半径が決まる。
減算の結果得られた領域は内部コアが描く円の領域で、
次にこれを利用して半径を決定する。
【0043】
【数5】
【0044】本発明に基づいて次に考慮すべき重要事項
は、羽根車の回転軸(X軸方向)に沿った任意の点にお
いて測定した、羽根と軸に垂直な平面間の角度Γ(x)
の値である。この角度(羽根の傾斜角)は連続的に変化
し、その状態は2枚羽根羽根車のこの角度を示す図1e
を見れば最も良く分かるであろう。
【0045】この角度Γ(x)は、軸流速度の、角速度
の代数減算に外部ジャケットの半径を乗じたものに対す
る比の逆正接として計算できる。これは軸に沿った任意
の指定点と、そこにおける羽根の最外径部間の羽根の傾
斜角である。これは構造上の目的のために計算される。
次式は羽根の傾斜角Γ(x)の計算のため使用される。
上述の如く、羽根は内部コアの先端から後端まで内部コ
アの全長に延びている。
【0046】
【数6】
【0047】本発明の他の重要な特徴は、羽根の回転前
進角である。この角度は、羽根の始点(内部コア上のス
タート場所)からX軸に沿った任意の点(羽根車の軸方
向)まで、羽根が回転によりどれだけ進むかを表してい
る。羽根の角度的スタート位置から軸線方向反対端にあ
る角度的終点まで、角度位置上の変化に基づいて羽根の
回転前進が行われることを示す図6を見れば、このこと
は最も良く理解できるであろう。
【0048】角度的スタート位置と角度的終点間の差
が、回転前進角である。羽根の傾斜角Γ(x)は連続的
に変化するから、回転前進角Θ(x)は、軸速度で除し
た角速度の総計の積分値として計算され、構造上の目的
に使用される。この回転前進角Θ(x)は、次式(3)
で与えられる。
【0049】
【数7】
【0050】トルクは仕事率に直接比例し(4)式で表
す作用角速度に逆比例する関数である。
【0051】
【数8】
【0052】回転運動量保存の法則のため、タービン出
口における流体の回転エネルギー(またはポンプの入口
側)が0ならば、トルクをやはり計算で求めることがで
きる。この場合のトルクは、次式で計算できる。
【0053】
【数9】
【0054】ここにMFは流体質量、r(x)は流体質
量の平均半径、W(x)は流体の角速度である。
【0055】トルクは又流体質量が回転加速をされた
時、羽根に及ぼす力の関数である。トルクは羽根車の長
さに沿って、次式5a、5bで与えられる平均半径地点
で羽根面積の半径方向投影に作用する力の積分値として
計算できる。
【0056】
【数10】
【0057】式4bは羽根車に沿った任意の点Xのトル
クを計算するため次のように変更できる。
【0058】
【数11】
【0059】入出力の角速度は、羽根車の全長に亙り羽
根により閉塞される流体の加速度の積分値として計算で
きる。これらの角速度は次に羽根車の長さの計算に使用
できる。式(6)により、羽根車の回転軸に沿った任意
の点における角速度が得られる。
【0060】
【数12】
【0061】回転軸に垂直な平面上に羽根が投影した面
積は吸引圧を支える面積で、次式(7)で計算される。
【0062】
【数13】
【0063】上記の如く、羽根車の上流に固定羽根を設
けることが望ましい。上流の羽根は羽根車に入る前に流
体に角速度を生じさせ、下流の羽根は流れの方向を真っ
直ぐにする。羽根の正確な形状は幾つかの考慮に基づ
き、設計者が摩擦と乱流間の妥協に基づいて決めるであ
ろう。羽根が長くなる程乱流の可能性は減少するが、長
さが増すと摩擦も増大する。固定羽根の、羽根車に近い
下流部分の角度は次式(8)により計算される。
【0064】
【数14】
【0065】この配置の効率は(9)式により計算され
る。
【0066】
【数15】
【0067】X軸(羽根車の軸方向)に沿った任意の点
の圧力はベルヌーイの方程式により決定でき、次式(1
0)により求められる。
【0068】
【数16】
【0069】図11に示す如く、もし点2において流体
の軸速度が有するエネルギーが回転速度相当のエネルギ
ーより大きい場合は、流体は羽根車の回転と逆方向の回
転速度を持って羽根車を出て行く。他方でもし回転速度
相当のエネルギーが軸速度の有するエネルギーより大き
い場合は、流体は羽根車の回転と同方向の回転速度を持
って羽根車を出て行く。これは固定羽根を追加し、点3
以後の流れを真っ直ぐにすることにより制御できるが、
キャビティ現象に対する配慮のためこの点で我々が制御
できる回転の量は限定されている。固定羽根を用いてこ
の点で回転速度を消滅させることは、圧力の減少をもた
らし、これはキャビティ現象の課する制限を超えて減少
することは許されない。
【0070】理想的状態は出口点2において、流体の回
転速度が無いことである。このことは、羽根車が設計パ
ラメータに従って作動している時に、軸流及び回転エネ
ルギーが点2で釣り合を保つ様に、点1及び2間の回転
速度を調整することにより制御できる。我々が設計パラ
メータより上または下に遊離した時には、損失を重大に
する渦が発生するが、これは固定羽根を有するタービン
では典型的な事柄である。最大効率は設計条件のもとで
達成される。しかし殆どの用途では一定の作業速度を要
求するから、点2における軸流及び回転エネルギーが等
しいことは滅多にない。従って点1、2間の流体回転速
度を調整しなければならないことが非常に多い。この調
整は、軸方向及び回転方向動圧を平均化し、求められる
動回転圧ともし調整されなければ起こる圧力との差を見
つけることにより、下記の如く計算できる。
【0071】調整の無い場合、点2における流体の回転
速度は
【0072】
【数17】
【0073】もし点2における二つの動圧を等しいとす
れば
【0074】
【数18】
【0075】あるべき流体の実際角速度は
【0076】
【数19】
【0077】点1、2間の角速度の調整は次のようにな
る。
【0078】
【数20】
【0079】図1〜図6に示す如く、本発明に準拠して
開発された3枚羽根の羽根車に基づき、本発明の一例に
ついて述べる。
【0080】説明を簡明にするため下記の仮定を設け
る。 1.流体の圧縮性は考慮しない。 2.摩擦、粘性及び乱流による損失は無視する。 3.回転軸に沿った軸流速度の変化率は一定とし、内部
コアの形状による半径方向加速は考慮しない。 4.流体は密度1000kg/m3 の水とする。
【0081】半径方向及び軸方向加速のみならず角加速
についても異なる評価基準が使用できることを銘記する
必要がある。この例では上述の評価基準に基づき、評価
基準として羽根車の長さに沿って速度変化が一様に分布
することが選定された。設計者は、羽根車の長さに沿っ
てトルクが一様に分布することを基準として選定するこ
とも、又軸流及び若しくは角加速の分布に付いて特定用
途に適した異なる評価基準を選定することもできる。羽
根車内の任意の点における圧力は、ベルヌーイの方程式
に相当する式(10)により計算でき、この解析では絶
対圧が取り扱われる。
【0082】例として、羽根車は水頭150m、回転数
600RPMで全体で20MWを生産するものとして設
計された。タービンはスピル上2mで作動するものと
し、キャビティによる制限により温度及び溶解ガスの極
端な状態で推定した最小許容絶対圧は42000Paで
ある(P3 点における最小許容値、図6参照)。
【0083】これは理論上の例であるから、簡単化のた
め軸18の断面積及び羽根14の厚みは無視した。
【0084】同一軸上に背中合わせに配置し連続一体品
とした2つの同一断面積の内部コア12の場合を考え
る。後で判明する如く、選定した両方の内部コアの断面
積は同一であるが、羽根14、14’は異なる形状を有
する。この理由は我々が羽根車10の終端で流体の角速
度が0となることを選定し、羽根の傾斜角は流体の角速
度に従って変化するからである。出口における角速度を
0に選定したことは、キャビティが重視される羽根車終
端において、流体回転速度による吸引が無いようにする
ためである。このことは又、その終端において流体偏向
用の固定羽根が必要ないことを意味する。
【0085】発電現場における水路の両端の大気圧は等
しく、その値は94000Paと仮定する。
【0086】設計者が選定する非常に重要ファクターは
出口端における速度V3 である。この特定なケースに対
し、我々はV3 =3.0m/sを選定し、高効率を維持
し排出量を合理的範囲内に抑える。
【0087】始めに排出(流出)率を決定する。この例
を通じて、式による計算より得た値はコンピュータによ
り近似法を用いて計算し表1に示した計算の最終結果と
一致することに注目されたい。
【0088】
【数21】
【0089】もし羽根車の終端部における水の角速度0
を希望するならば、羽根車を出るエネルギーは全て軸流
速度の形を取り、従ってV3 =8m/sの値を選定する
ことにより我々は次式を得る。
【0090】
【数22】
【0091】P3 はキャビティを避けるため常に最小許
容圧力(この場合は、42000Pa)より大きくある
べきである。
【0092】我々はV3 の値から、外部ジャケットの面
積も計算できる。
【0093】
【数23】
【0094】従つてその半径は
【0095】
【数24】
【0096】作り出す必要のあるトルクは
【0097】
【数25】
【0098】これは水が回転加速された時に、羽根に与
える反力に等しい。この例においては、この反力は羽根
車の両半分に均等に配分される。従って各区分に対し
て、
【0099】
【数26】
【0100】このことは次の事項を意味する。
【0101】
【数27】
【0102】なお羽根車に沿った軸流速度の変化の分布
は、次式で求められる。1から2へ:
【0103】
【数28】
【0104】2から3へ:
【0105】
【数29】
【0106】従って、xに関するVx の変化率は、
【0107】1から2へ:
【0108】
【数30】
【0109】2から3へ:
【0110】
【数31】
【0111】この例に対してX軸方向に沿った角速度の
一様な分布が仮定され、両区分に対して、
【0112】
【数32】
【0113】従ってxに対するその変化率は、
【0114】
【数33】
【0115】しかし、dx=dV(x)dtであるか
ら、この場合に対する角加速度は、
【0116】
【数34】
【0117】全長に亙りこの加速度を積分することによ
りW1 の値を得る(式(6)参照)。式5a、5bと共
に角加速に関する式を使用することにより、トルクを計
算できる。
【0118】
【数35】
【0119】最初の試みとして、領域(Ra)比を6と
すると、Ktが計算できるが、この計算はトルクを求め
る式と全く同じである。この計算はコンピュータを使用
し積分法または数値計算法により求めることができる。
【0120】またRaの値を知ることにより次式を得
る。
【0121】
【数36】
【0122】エネルギーから計算したトルクと積分によ
り計算したトルクを等しいとすることにより、W2 =2
7.95を得る。
【0123】ここで全正味エネルギーの1/2は、点2
で全て運動エネルギー(軸及び角速度)として利用でき
ると言う事実を用いる。
【0124】
【数37】
【0125】V21を、V2 =V0 Raで計算される点2
の軸流速度と比較すると,Raの新しい値を決めるのに
使用できる誤差値が判明する。近似法によって、領域比
の適当な値を見つけるまでこの方法を繰り返す。
【0126】この例において我々が得たRaの最終値
は: Ra=4.126である。
【0127】我々はより高いV3 値を選ぶことにより設
計を改良できる。このことはより小さくより安い羽根車
ができることを意味する。我々の製品の最小寸法は点3
における圧力状態により定まり、このケースでは圧力は
決して42000Pa未満であってはならない。
【0128】羽根車は、またスピルを超えるタービン高
さを低くすることにより及び若しくは点5における軸流
速度を増加することにより、より小さくできる。もしV
5 の値を増加すれば、効率減少というペナルティを払う
ことになるが、V5 によるエネルギーの損失は、損失=
σV5 2 /2=0.31%、である。すなわち、摩擦及
び乱流を考慮しない期待効率は99.69%である。効
率は又次のように計算できる。
【0129】
【数38】
【0130】軸に垂直な平面上に羽根が投影した面積を
積分し、選定した羽根数(この場合は3)と併せて、点
3における外部ジャケットの面積と等式化し、羽根車の
長さを概算できる(式(7)を使用)。点5における面
積は、
【0131】A5 =Q/V5 =4.56m2 で、半径は R5 =A5 /π=120m
【0132】V5 を増加し効率を落とし羽根車の半径を
より小さくして、コストを減少することができる。
【0133】羽根と内部コアの形状は式(1)、
(2)、(3)を用いて計算する。コンピュータによる
概算の結果は表I、IIとしてここに含まれている。表I
は本例と一致するデータを含み、表IIは使用角速度が3
60RPMに減速されたことを除き同じデータを使用し
た他の例のデータを提供しているので、読者は羽根の形
状、水の角速度及び点1、2における圧力が如何に変化
するかを知ることができるであろう。遅い羽根車では、
羽根はバケット(水受け)形状を取り必要トルクを出す
ためW1 が如何に増大するかに注目されたい。
【0134】表I(TABLE I)の条件は次のとお
りである。
【0135】
【表2】
【0136】
【表3】
【0137】表II(TABLE II)の条件は次のとお
りである。
【0138】
【表4】
【0139】
【表5】
【0140】水の軸流加速により生ずる圧力を余分のト
ルクを作るに必要な圧力と釣り合わせるため、点3にお
ける軸流速度は第1の例(表I)の8m/sから7.5
m/s(表II)に減速しなければならない。
【0141】上述の如く、本発明は各種の異なる用途に
利用できる。図7はプロペラーとして使われた本発明の
羽根車を示す。この場合、外部ジャケット16は単純化
のため羽根車と一緒に回転できるものとする。羽根車1
0はプロペラー実施例では一つ以上の羽根14を備えて
いる。排出用定速ダクト30が設けられ、これは内部表
面32と協力して排出流体の定常速度を達成している。
先行する羽根偏向エレメント34もまた流体に回転速度
を与えるため設けられている。配置には軸18が示さ
れ、軸18はフィルタースクリーン36を回転支持(フ
ィルタースクリーンは軸と共に回転する)するか、また
は適当なベアリングが相互回転運動のため設けられてい
る。
【0142】タービンまたはポンプの配置を図8に示す
(流れる流体からエネルギーを受けるためのタービン配
置または軸18から供給されるエネルギーにより流体を
ポンプ輸送するポンプの配置)。この配置では外部ジャ
ケット16が示され、その中で流体は取入れ口22から
排出口24に流れる。適当な先行する偏向羽根34が設
けられ、又同様な適当な後続の偏向羽根38も設けられ
る。この実施例では二つの羽根車コア12と12’が図
3に示されたのと同じ方法で例示されている。羽根14
は図1cの例と同じ方法で設けられている。
【0143】本発明の羽根車は図9に示す如きジェット
エンジンとしても有効である。この配置も又外部ジャケ
ット16を含み、後続部分30は内部表面32と協力し
これにより出口24で流体の定常速度が得られる。取入
れ口22に隣接して前部すなわち先行の偏向羽根34が
設けられる。内部コア12はその表面が例で述べた物と
同等に作成され、羽根14も例示されたものと同様に設
けられている。バーナー40は取入れ羽根車10’の下
流、排出羽根車10”の上流に設置され、先行すなわち
取入れ偏向羽根34’は排出羽根車10’の上流に設置
されている。排出羽根車10”は前の例と同様なやり方
で作られた内部コア12と羽根14を含む。
【0144】タービン機械(エンジン)が図10に示す
如く開示されている。この配置は前方すなわち先行の偏
向羽根34と後続すなわち排出偏向羽根38を有する。
回転子10aと10bは、例で述べた物と同様の方法で
作成された内部コア12と羽根14を含んでいる。外部
ジャケット16が設けられ、羽根車と協力して流体通過
領域を形成し、またバーナー40が設けられている。各
羽根車は軸18に接続し回転する。
【0145】羽根車はコンピュータ制御の機械を使用
し、素材から形状を削り加工して製造できる。
【0146】または内部コアを成形し、羽根の前進角に
準拠して孔明けし、適当な形の羽根のピンを孔に挿入
し、プラスチック賦形剤を用いて羽根を成形し、希望す
る仕上げ状態にそれらを紙やすりと仕上げ磨きで仕上げ
て構築することができる。
【0147】内部コアの形状は素材から切り出すか、ま
たは異なる直径の円盤を糊付けし、前述の如く孔明けし
ピンを挿入する前に、希望する仕上げ状態に紙やすりを
掛け仕上げ磨きをしても作成できる。
【0148】一度模型が完成すると、製造用の型は適当
な材料を用いて製作できる。型から羽根車のコピーを直
接作成することができるし、或いはロストワックス法や
発泡法を用いて品物を金属鋳造するため使用される鑞ま
たは発泡整形品を得ることができる。
【0149】羽根車は用途の要求に従って中実または中
空に製作できる。羽根を組み立てるピンの形状は、選定
された材料の強度と極限作動状態の下で羽根が耐えるべ
き応力に準拠して計算される。
【0150】本発明の特有な実施例を詳細に提示説明
し、本発明の原理の妥当性を例証したが、本発明はかか
る原理から逸脱すること無く他の形でも具体化し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく3羽根式連続流体加速軸流羽根
車の斜視図である。
【図2】本発明に基づく3羽根式連続流体加速軸流羽根
車の、内部コアの最大径部を示す断面斜視図である。
【図3】本発明に基づく3羽根式連続流体加速軸流羽根
車の、コアと羽根の断面を示す斜視図である。
【図4】本発明に基づく連続流体加速軸流羽根車の最も
簡単な形における概略図である。
【図5】タービンとして実用され、背中合わせに配置さ
れた二つの羽根車を有し、外部ジャケットと内部コア間
の連続的に変化する流体通過領域及び連続的に変化する
羽根の角度を示す、本発明に基づく羽根車の概略図であ
る。
【図6】羽根の角進行の角度を示す本発明に基づく連続
流体加速軸流羽根車の概略図である。
【図7】プロペラーとして使用された本発明に基づく連
続流体加速軸流羽根車の概略図である。
【図8】タービンまたはポンプとして使用された本発明
に基づく連続流体加速軸流羽根車の概略図である。
【図9】ジェットエンジンとして使用された本発明に基
づく連続流体加速軸流羽根車の概略図である。
【図10】タービン機械として使用された本発明に基づ
く連続流体加速軸流羽根車の概略図である。
【図11】水力タービン配置のタービンとして使用され
た本発明に基づく連続流体加速軸流羽根車の概略図であ
る。
【符号の説明】
10 羽根車 12 内部コア 14 羽根 16 外部ジャケット 18 軸 20 領域 22 取入口 24 排出口

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向の延長部を有する内部コアを備え
    た羽根車と、該内部コアと協動し少なくとも該軸方向延
    長部と同じ軸方向の大きさを有するジャケットとを有
    し、該内部コアと該ジャケットは協動して取入れ端から
    排出端まで連続的に変化する流体通路を画成し流体の連
    続軸流加速とこれに相当する圧力勾配を生じさせる手段
    を提供し、該内部コアに接続し該流体通路に配置された
    羽根は連続的に変化する傾斜角を有し流体に連続的角加
    速を生じさせる手段と成っていることを特徴とする軸流
    羽根車。
  2. 【請求項2】 該各羽根は該内部コアの第1端から第2
    端に向かって軸方向に延長することを特徴とする請求項
    1に記載の羽根車。
  3. 【請求項3】 被駆動軸が該内部コアに接続され、該内
    部コア及び該羽根をプロペラーとして駆動することを特
    徴とする請求項2に記載の羽根車。
  4. 【請求項4】 該内部コアに軸が接続され、該内部コア
    と該羽根を駆動し、流体をポンプ輸送し及び若しくはガ
    スを圧縮することを特徴とする請求項2に記載の羽根
    車。
  5. 【請求項5】 該取入れ端の流体は圧力水頭を有し、該
    排出端には流体出口が設けられて水力タービンを備え、
    タービン内における流体の該連続角加速によりこれに相
    当するトルクが生ずることを特徴とする請求項2に記載
    の羽根車。
  6. 【請求項6】 該取入れ端は高圧蒸気源に接続され該排
    出端は流体出口に接続され、該高圧蒸気は連続的に軸流
    方向に加速され、該連続角加速はこれに相当するトルク
    を生ずることを特徴とする請求項2に記載の羽根車。
  7. 【請求項7】 タービンを構成する該内部コアと該羽根
    の上流部にバーナーが設けられ、また該タービンの上流
    には該羽根を有する追加の該羽根車が設けられて圧縮機
    として作動し、それによりジェットエンジン形式の該出
    口端において推力が生ずることを特徴とする請求項2に
    記載の羽根車。
  8. 【請求項8】 該羽根車が送風機または扇風機として形
    成されていることを特徴とする請求項2に記載の羽根
    車。
  9. 【請求項9】 該羽根車がガスまたは空気モーターとし
    て形成されていることを特徴とする請求項2に記載の羽
    根車。
  10. 【請求項10】 固定偏向板が該内部コアの上流に設け
    られ、流体が該内部コアと該羽根に作用する前に該偏向
    板により流体に回転速度が与えられることを特徴とする
    請求項2に記載の羽根車。
  11. 【請求項11】 内部コアと複数の羽根と外部ジャケッ
    トとを備える羽根車を提供し、羽根は内部コアの第1軸
    端から第2軸端に延長しており、羽根車を貫流して流体
    を流し流体に連続軸流加速を生じさせ、又羽根車を貫流
    して流体を流し流体に連続角加速を生じさせこれに相当
    するトルクを発生させることを特徴とするエネルギー利
    用方法。
  12. 【請求項12】 該取入れ端において流体に水頭圧を与
    え、偏向板を設けて該流体が羽根車を通過する前に該流
    体に回転速度を分与することを特徴とする請求項11に
    記載のエネルギー利用方法。
  13. 【請求項13】 軸方向の延長部を有する内部コアを備
    えた羽根車と、該内部コアと協動し少なくとも該軸方向
    延長部と同じ軸方向の大きさを有するジャケットとを有
    し、該内部コアと該ジャケットは協動して連続的に変化
    する流体通路を画成し、該内部コアに接続し該流体通路
    に配置された羽根は該軸方向延長部と等しい大きさの軸
    方向延長部を有し且つ連続的に変化する傾斜角を有する
    軸流羽根車において、 Q(x)はX軸に沿った位置関数としての所定位置の流
    量であり、 V(x)はX軸に沿った流体の軸流速度であるとする
    時、コアの半径R(x)は次式 【数1】 により与えられ、これによる流体の連続軸流加速を生ず
    ることを特徴とする軸流羽根車。
  14. 【請求項14】 W(x)はX軸に沿った流体の角速
    度、W0 は羽根車の角速度、R0 (x)はX軸に沿った
    外部ジャケットの半径とする時、羽根の傾斜角Γ が次
    式 【数2】 で与えられることを特徴とする請求項13に記載の軸流
    羽根車。
  15. 【請求項15】 羽根車の一軸端における各羽根の始点
    と羽根車の他の軸端における各羽根の終点間の角度Θが
    次式 【数3】 で与えられることを特徴とする請求項13に記載の軸流
    羽根車。
  16. 【請求項16】 回転軸に垂直な平面上における各羽根
    の投影面積は次式 【数4】 によって与えられることを特徴とする請求項14に記載
    の羽根車。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009063605A1 (ja) * 2007-11-12 2009-05-22 Nova Laboratory Co., Ltd. 水流発電装置
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