JPH0741723B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

Info

Publication number
JPH0741723B2
JPH0741723B2 JP28706386A JP28706386A JPH0741723B2 JP H0741723 B2 JPH0741723 B2 JP H0741723B2 JP 28706386 A JP28706386 A JP 28706386A JP 28706386 A JP28706386 A JP 28706386A JP H0741723 B2 JPH0741723 B2 JP H0741723B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
image
recording medium
transfer recording
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28706386A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6311367A (ja
Inventor
泰之 田村
修三 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to DE8787300800T priority Critical patent/DE3778957D1/de
Priority to EP87300800A priority patent/EP0241108B1/en
Publication of JPS6311367A publication Critical patent/JPS6311367A/ja
Priority to US07/477,147 priority patent/US5072245A/en
Publication of JPH0741723B2 publication Critical patent/JPH0741723B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/50Picture reproducers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/002Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor using materials containing microcapsules; Preparing or processing such materials, e.g. by pressure; Devices or apparatus specially designed therefor
    • G03F7/0022Devices or apparatus

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <発明の産業上の利用分野> 本発明は、プリンターや複写機、電子タイプライターあ
るいはフアクシミリ等に適用できる画像記録装置に関す
るものである。
<従来技術> 近年、情報産業の急速な発展に伴ない、種々の情報処理
システムが開発され、また、それぞれの情報処理システ
ムに適した記録方法および装置も開発、採用されてい
る。このような記録方法の一つとして、感熱転写記録方
法は、使用する装置が軽量かつコンパクトで騒音がな
く、操作性、保守性にも優れており、最近広く使用され
ている。
この熱転写記録方法は、一般に、シート状の支持体上
に、熱溶融性バインダー中に着色剤を分散させてなる熱
転写性インクを塗布してなる感熱転写媒体を用い、この
感熱転写媒体をその熱転写性インク層が被転写媒体に接
するように被転写媒体に重畳し、感熱転写媒体の支持体
側から熱ヘツドにより熱を供給して溶融したインク層を
被転写媒体に転写することにより、被転写媒体上に熱供
給形状に応じた転写インク像を形成するものである。こ
の方法によれば、普通紙を被転写媒体として使用可能で
ある。
<発明が解決しようとする問題点> しかしながら、従来の感熱転写記録方法にも問題点がな
い訳ではない。それは、従来の感熱転写記録方法は転写
記録性能、すなわち印字品質が被転写媒体の表面平滑度
により大きく影響され、平滑性の高い被転写媒体には良
好な印字が行なわれるが、平滑性の低い被転写媒体の場
合には画像記録品質が低下する恐れがある。
また、従来の感熱転写記録方法で多色の画像を得ようと
した場合、複数のサーマルヘッドを設けたり、あるいは
被転写媒体に逆送、停止等複雑な働きをさせなければな
らず、装置全体が大きく複雑になったり、記録速度が低
下する等の問題点がある。
<発明の目的> 本発明は前記従来装置の問題点を解消して、表面平滑度
の低い被転写媒体にも高品位の画像を記録することを目
的とする。また、本発明は、被転写媒体に複雑な働きを
させることなく、多色の画像を得ることのできる記録装
置を提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 上記問題点を解決する本発明は、光エネルギーと熱エネ
ルギーを付与されることによって転写特性を支配する物
性の変化する転写記録層と、該転写記録層を支持する支
持体とを有する転写記録媒体の搬送可能経路に沿って、
上記転写記録層側に設けられた光エネルギーを上記転写
記録媒体に付与するための光源と、上記支持体が側に設
けられた熱エネルギーを上記転写記録媒体に付与するた
めの熱源と、上記転写記録媒体に形成された像を被転写
記録媒体に転写するための転写手段と、該転写手段によ
って、被転写媒体に転写された転写像を被転写媒体に定
着するための定着手段と、 を有することを特徴とするものである。
<実施例> まず、本発明による画像記録装置に適用する画像形成方
法について、第1a図〜第1d図により説明する。第1a図〜
第1d図の各グラフの時間軸(横軸)はそれぞれ対応して
いる。また、転写記録層には感応成分として、後述する
反応開始剤、高分子化成分等が含まれている。第1a図は
サーマルヘッド等の加熱手段を時間0〜t3の間発熱駆動
させた場合の加熱素子の表面温度の上昇およびその後の
温度降下の様子を示すものである。
この加熱手段に圧接されている転写記録媒体は、加熱手
段の温度変化に伴い、第1b図に示すような温度変化を示
す。即ちt1の時間遅れをもって温度上昇し、同様にt3
り遅れてt4の時刻に最高温度に達し以降温度が下降す
る。この転写記録層1aは軟化温度Tsを有し、Ts以上の温
度領域で急激に軟化し粘度が減少する。この様子を第1c
図の曲線Aで示した。時刻t2でTsに達した以降最大温度
に達する時刻t4迄粘度降下が続き、温度低下と伴に再び
粘度は増加しTsに降下する時刻t6迄急激な粘度増加を示
す。この場合、転写記録層は加熱前と基本的に物性の変
化を受けておらず、次の転写工程で温度Ts以上に加熱す
れば上記したと同じ様に粘度の現象を示す。従って被転
写媒体と圧接して転写に必要な加熱、例えばTs以上に加
熱すれば従来の熱転写記録の転写メカニズムと同様な理
由で転写記録層は転写されることになるが、本例の場合
には、第1d図に示すように、時刻t2より加熱と同様に光
照射した場合、転写記録層が軟化し転写記録層に含まれ
ている例えば反応開始剤が活性化され温度が反応速度を
大きくするように充分なだけ上昇していると、重合性モ
ノマーが重合する確率を飛躍的に大きくなる為、硬化が
急激に進む。こうして加熱と光照射とが同時に行われる
と、転写記録層は第1c図の曲線Bに示す様な挙動を示
す。そして反応が進むと共に軟化温度が上昇し反応が終
了する時刻t5ではTsからTs′に変化する。これに伴っ
て、転写記録層が転写を開始する温度である転写開始温
度も変化する。この様子を第1d図に示す。従って次の転
写工程で加熱するとTs′に変化した部分と変化しない部
分とでの性質の相異が生じる。そこで、例えばTs<Tr<
Ts′を満たすTrを加熱すれば粘度が低下した部分とそう
でない部分との差異が生じ、被転写媒体に粘度低下した
部分のみの転写が行われる。転写工程の温度安定精度に
依るが、このときTs′−Tsは約20℃以上が好ましい。こ
のようにして画信号に応じて加熱又は非加熱を制御し、
同時に光照射する事で転写像を形成する事ができる。
転写記録層の転写特性を支配する物性としては、以上説
明した軟化温度以外にも、溶融温度、ガラス転移点等が
考えられるが、いずれの場合も複数種のエネルギーの付
与前後での溶融温度、ガラス転移点等の不可逆変化を利
用して転写記録層中に潜像を形成するものである。ま
た、軟化点、溶融温度、ガラス転移点はほぼ同様の傾向
で変動し、従って軟化点を用いた前述の説明は、そのま
ま溶融温度、ガラス転移点を用いた説明でもある。(ガ
ラス転移点の場合を第1b図及び第1d図に( )で示す) この画像形成法は、単色画像形成に適用できることは勿
論であるが、まず以上の説明を参考にして、多色画像形
成法について説明する。第2a図〜第2d図は多色転写記録
媒体とサーマルヘツドとの関係を示した部分図である。
画像記録信号に従って変調された熱エネルギーを、転写
特性を支配する物性を変化させたい画像形成素体の色調
により選択された波長の光エネルギーと共に付与するも
のである。なおここで、「変調」とは画像信号に応じて
エネルギーの付与する位置を変更することをいい、「共
に」とは光エネルギーと熱エネルギーを同時に付与する
場合でもよいし、光エネルギーと熱エネルギーを別々に
付与する場合でもよい。
また本例では、光の照射効率を向上させる為、光エネル
ギーの付与は転写記録媒体の転写記録層側から行なって
いる。
図において、多色転写記録媒体1は、ベースフイルム1b
上に転写記録層1aを設けて構成されている。転写記録層
1aは、微小な画像形成素子31の分布層となっていて、各
画像形成素体31は異なる色調を呈する。例えば、第2a図
〜第2c図に示した実施例では、各画像形成素材31にはシ
アン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)のいずれ
かの色材が含有されている。しかし、各像形成素材31に
含有される色材は、シアン,マゼンタ,イエロー,ブラ
ツクに限るものではなく、用途に応じてどのような色の
色材を用いてもかまわない。各画像形成素体31には、色
材の他に光及び熱のエネルギーが付与されたときに、転
写特性を支配する物性が急激に変化する感応成分を含有
する。
各画像形成素体31の感応成分は、含有する色材によって
波長依存性を有する。すなわち、イエローの色材を含有
した画像形成素体31は、熱と波長λ(Y)の光が加えら
れたとき、架橋が急激に進み硬化する。同様に、マゼン
タの色材の含有する画像形成素体31は、熱と波長λ
(M)の光、シアンの色材を含有する画像形成素体31は
熱と波長λ(C)の光、ブラツクの色材を含有する画像
形成素体31は熱と波長λ(K)の光がそれぞれ加えられ
たとき、反応が進み硬化する。硬化した画像形成素体31
は、次の転写工程で加熱されても粘度が低下せず、被転
写媒体に転写しない。熱と光は記録情報に応じて付与す
る。
さて、この多色画像形成方法は転写記録媒体1をサーマ
ルヘツド2に重ね、サーマルヘツド2の発熱部全域をカ
バーするように光を照射する。照射する光は画像形成素
体31が反応する波長のものを順次照射する。例えば、画
像形成素体31がシアン,マゼタン,イエロー,ブラツク
のいずれかに着色されている 場合、波長λ(C),λ
(M),λ(Y),λ(K)の光の光を順次照射する。
つまり、まず多色転写記録媒体1の転写記録層1aに波長
λ(Y)の光を照射するとともに、例えばサーマルヘツ
ド2の発熱抵抗体2b,2d,2e及び2fを発熱させる。する
と、イエローの色材の含有する画像形成素体31のうち、
熱と波長λ(Y)の光の両方が加えられた画像形成素体
31(第2a図でハツチングの施された部分。以下、硬化し
た画像形成素体をハツチングで示す。)が硬化する。
次に、第2b図に示すように転写記録層1aに波長λ(M)
の光を照射するとともに、発熱抵抗体2a,2e及び2fを発
熱させると、マゼンタの色材の含有する画像形成素体31
のうち、熱と波長λ(M)の光が加えられた画像形成素
体31が硬化する。更に、第2d図に示すように、波長λ
(C)の光を波長λ(K)の光照射するとともに、所望
の発熱抵抗体を加熱させると、光と熱の加えられた画像
形成素体31が硬化し、最終的に硬化しなかった画像形成
素体31により転写記録層1に転写像が形成される。この
転写像は次の転写工程で第2d図に示すように記録用紙11
に転写される。
転写像が形成された転写記録媒体を転写工程で、被転写
媒体と接面させて、転写記録媒体又は被転写媒体側から
加熱し転写像を被転写媒体に選択的に転写して画像を形
成する。従って、このときの加熱温度は、転写特性を支
配する物性について転写像のみが選択的に転写するよう
に定められる。又、転写を効果的に行う為に、同時に加
圧する事も有効である。加圧は、特に、表面平滑度の低
い被転写媒体を用いる場合有効である。
また、転写特性を支配する物性が室温における粘度であ
る場合には、加圧だけで転写が可能である。
又次に、転写像が転写された被記録媒体1に、熱、光、
圧力のうち、少なくとも1つ以上のエネルギーを与える
ことによって、転写造と被転写媒体間の定着性を向上す
ることができる。
次に本発明の実施例を適用したモノカラー画像形成装置
の一例を第3図を用いて説明する。本実施例の装置に用
いる転写記録媒体1は、下記第1表に示す成分から構成
された画像形成素体31をバインダ中に分散し、これを厚
さ6μmのポリエステルフイルムからなる基材1b上に設
けたものである。この画像形成素体中の増感剤は500〜6
00nmの帯域の光を吸収し反応を開始する。なお、基材1b
の材質としては、ポリエステルフイルムの他に、ポイミ
ドあるいはアラミド等が考えられる。
またこの増感剤はマゼンタ味を帯びている為、着色剤と
して混合したフタロシアニングリーンと混合し、画像形
成時には黒色となる。こうして作成した長尺転写記録媒
体1をロール状に巻回して供給ロール7として装置に組
込んだ。即ちこの供給ロール7は回転自在の軸7aに装填
される。そこで転写記録媒体1の先端は供給ロール7か
ら供給され、ガイドバー5a及びサーマルヘツド2・ガイ
ドバー5bを経由し、転写ローラ10と加圧ローラ9の間か
らガイドバー5c・5dによって変向して巻取ロール8へ至
り、その先端をロール8に係止されることによって、こ
のロール8の回転によって記録媒体1はロール8周面に
順次巻取られている。ここで巻取りロール8は公知の手
段によって駆動回転する。
なおここで、転写記録媒体1はガイドバー5によって、
サーマルヘツド2に対する巻回角度が一定になるように
転写ローラ10によって搬送されている。このサーマルヘ
ツド2は記録媒体1の支持体1b側に設けられており、そ
の先端に複数の発熱素子2aが配設されており、この発熱
素子2aは画像情報に応じて発熱制御される。更にこの供
給ローラには、ヒステリシスブレーキ(図示せず)によ
って、その値が1.8〜2.0Kgfになる様な一定のバツクテ
ンシヨンが与えられ、このテンシヨンによって、転写記
録媒体1の支持体1bがサーマルヘツド2の発熱体に一定
圧力でもって接する。
一方、転写記録媒体1を挟んでサーマルヘツド2と対向
した記録媒体1転写記録層1a側の領域には、蛍光灯3を
転写記録媒体1の転写記録層1aより2cm離して設置し
た。この蛍光灯には第4図に示すグラフの分光特性をも
つ、高演色緑色蛍光灯を用い、蛍光体としては、Tb3
付活の(La,Ce,Tb)2O3・0.2SiO2・0.9P2O5を使用し
た。他の蛍光体としてTb3+付活の(Ce,Tb)MgAl10O19,
Y2SiO5:Ce,Tb灯も使用できるが、実用効率、働程特性の
点で前記蛍光体を使用した。
また転写・定着部Tは、転写記録媒体1を挟んで互いに
対向して設けられた転写ローラ10および圧力ローラ9に
よって構成されている。この転写ローラ10は、直径40mm
のアルミニウムローラに25μm厚にテフロンコートした
ものを用いている。
また、圧力ローラ9は、直径30mmのアルミニウムローラ
にシリコンゴムを肉厚5mmで被覆し、更に30μm厚にテ
フロンコートしたもので、硬度が40゜(JISA硬度)のも
のを用いた。また、転写ローラ10と圧力ローラ9は加圧
手段(図示せず)によって、約35g/mm2で圧接する様に
設定した。
また転写ローラ10は、サーマルヘツド2によって形成さ
れた転写記録媒体1上の転写像を加熱・圧接によって記
録用紙11に転写・定着させる為、内蔵するヒータ10aに
よって表面温度が約110℃になるよう制御されている。
また、被転写媒体には、表面平滑度が約10秒の記録用紙
11を用いた。又、定着ローラ26aはアルミ合金のローラ
上に25μm厚テフロンコーテイングしたφ25のローラ
で、500Wのハロゲンヒーター27によって表面温度が150
℃±3℃になるように制御され、26bの5μm厚硬度35
゜(JIS硬度)シリコンゴム上に30μmのテフロンコー
テイングした加圧ローラによって、圧力20g/mm2になる
ように図示しない加圧手段によって付勢されている。な
おこの記録用紙11は、カセット12から給送ローラ6の回
転によって送り出される。送り出された用紙11は、一旦
レジスタローラ15によって進行をさえぎられて、その後
このレジスタローラ15によって記録媒体1上の転写層と
同期をとってローラ9・10間へ送り込まれる。なお16は
ガイドである。さらに筐体14には、この画像形成装置の
電源と制御回路を収容してある。
さて第5図は、前記制御回路の概略のブロツク図を示し
たものである。
図において、回路60はシーケンス制御回路である。この
回路60は、蛍光灯3を点灯させる駆動回路61、フイード
ローラ6を動作させる為のステツプモータ62を付勢する
駆動回路63、転写記録媒体1を搬送する転写ローラ10を
動作させるためのステツプモータ64を付勢する駆動回路
65、転写記録媒体1にバツクテンシヨンを与えるヒステ
リシスブレーキ66を付勢する駆動回路67、転写ローラ10
の温度センサ73の信号によりヒータ100を所定温度まで
付勢する駆動回路72、外部からの画信号69を受けてサー
マルヘツド2に与えるべき画信号データの処理およびサ
ーマルヘツド2の発熱体を付勢する駆動回路をつかさど
る画信号処理回路68、そして操作パネルクロのインジケ
ータをそれぞれシーケンス制御している。
次に上述装置の実施例動作について説明する。
まず、本装置の操作パネル70の図示しないスイツチをON
することにより記録を開始する。シーケンス制御回路60
は、操作パネル70からの駆動信号を受けて駆動回路63を
付勢して、ステツプモータ62を駆動する。これによって
ローラ6が回転を始めて、カセツト12から記録用紙11を
1枚送り出し、記録用紙の先端が図示しない整合センサ
ー71(レジスタローラ15の圧接部の近傍に設置されてい
る)に到達するまで送り続ける。整合センサー71が記録
用紙11を検出すると、所定のタイミングで図示しないヒ
ステリシスブレーキ66および転写ローラ10が作動し、転
写記録媒体1を搬送すると共に、画信号に応じてサーマ
ルヘツド2の各発熱素子2aが付勢される。またサーマル
ヘツド2が付勢される間は、少なくとも蛍光灯3が点灯
する。即ち前述した構成によって、蛍光灯3からの光は
記録層1aに直接付与され、サーマルヘッド2からの熱は
支持体1bを伝導して記録層1aに付与される。これにより
搬送される転写記録媒体1には、1ライン毎に画信号に
応じた転写像が順次形成される。このようにして記録媒
体1上に形成された転写像は転写ローラ10および圧力ロ
ーラ9の圧接部Tに運ばれるが、前述した通り同期をと
って回転するレジスタローラ15によって記録用紙11も転
写像と同時に圧接部Tに運ばれ、転写像はローラ9・10
間の圧接力によって記録用紙11に転写される。ここで、
転写像は用紙11に転写される際に受ける熱と圧力によっ
て定着作用を受けるが、たとえば転写記録層の材質ある
いは記録媒体の種類によって、たとえ定着力が弱かった
としても、前述定着ローラ26aと加圧ローラ26bの圧接部
Fに運ばれて、再び熱と圧力によって補助定着作用を受
けることによって完全に定着される。その後、転写の終
了した記録用紙は排紙トレイ13に排出される。
なお、サーマルヘツド1への通電は、マーク信号(黒)
の場合は通電せず、マーク信号でない(白)の時に通電
して発熱させる。即ちネガ記録を行なう通電エネルギー
は、0.8W/dot×2.0msecとした。
さらに第6図に、本実施例の駆動タイミングチヤートを
示す。
まず、画信号の黒に相当する発熱抵抗体には通電せず画
信号の白に相当する部分に2msecの通電を行なうと同時
に、高演色緑色蛍光灯3を一様に照射する。この照射時
間は、発熱抵抗体への通電開始時より4msecの期間とし
た。照射終了後1msec経過してから、即ち通電開始時よ
り5msec後に次のラインの記録を同様に行なう。この動
作を順次繰り返す事によって、転写像を形成する。
以上説明してきた画像形成装置によって、記録用紙上に
得られた画像は非常に鮮明で、定着性の良好な高品位な
画像が得られる。
次に本発明に用いる画像形成方法を、多色画像形成装置
に応用した実施例について説明する。
第2a図〜第2d図を用いて既に説明した様に4種類の異な
る波長にのみそれぞれ感応すると共に異なる色調、即ち
イエロー,マゼンタ,シアン,ブラツクを呈する画像形
成素体31を支持体1b上に設けた転写記録媒体1を用いる
事で多色記録が可能である。このような転写記録媒体1
としては、第2表〜第4表に示す画像形成素体31をバイ
ンダ中に分散し、これを厚さ6μmのポリエステルフイ
ルムからなる基材1b上に設けたものを用いた。第2表〜
第5表に示す画像形成素体中の光開始剤は、第2表から
順に約340〜380nm,約380〜450nm,約450〜600nmの帯域の
光を吸収し、反応を開始する。また画像形成時の色は順
にシアン,イエロー,マゼンタである。
この転写記録媒体1を用いて多色画像を得る装置を第7
図に示す。
第3図に示したモノカラーの画像形成装置と異なる点
は、波長の異なる4つの光源3a,3b,3c,3dを配置した事
である。
これらの蛍光灯では高演色緑色蛍光灯3a、ジアゾ複写機
用蛍光灯3b、ブラツクライト3cを用いた。また特にジア
ゾ複写機用蛍光灯3bの前面にはシヤープカツトフイルタ
ーL−3818を、画像形成素体に対応した所望の分光特性
を得る為に配置した。
第8図は本実施例における蛍光灯の分光特性を示したも
のである。
次に第9図に示した本実施例による多色画像形成装置の
記録のタイミングチヤートに従ってイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラツクに対応した画信号に応じて、カラ
ー画像が得られるまでのプロセスについて説明する。
まず、画信号のイエローに相当する発熱抵抗体には通電
せず画信号の白に相当する部分に2msecの通電を行なう
と同時にジアゾ複写機用蛍光灯3bを一様に照射する。照
射時間は4msecとした。照射終了後1msec経過してから、
画信号のマゼンタに相当する発熱抵抗体には通電せず、
画信号の白に相当する部分に2msecの通電を行なうと同
時に高演色緑色蛍光灯3aを一様に照射した。照射時間は
イエローの場合と同様に4msecである。同様にシアンの
場合にはブラツクライト3cを、ブラツクの場合には健康
線ランプ3dを照射する事によって、4色全ての潜像形成
を終了する。従って、1ラインの画像を形成するのに15
msecを要する。
以上のプロセスを1ライン毎繰り返す事によって、フル
カラーの画像を記録用紙上に得る事ができる。
なお、光源以外の部分の設定条件は、モノカラーの実施
例と同じ設定で記録用紙11および転写記録媒体1の搬送
は、前述モノカラーの実施例と同じである。
こうして、記録用紙上に得られたフルカラー画像は、色
ズレがなく、しかも彩度が高く、鮮明で定着性の良好な
高品位な画像である。
尚、前述各実施例では、補助定着作用を行うエネルギー
として、熱と圧力を用いる例を示したが、転写記録層の
材質等によっては、たとえば光だけでも良く、ある熱と
圧力のいずれか一方、或はこれらを組み合わせたもので
もよい。
以上記明した通り、本実施例は光および熱のエネルギー
が付与されることによって転写特性を支配する物性が変
化する転写記録層を有する転写記録媒体に、該光と熱の
うち少なくとも一種のエネルギーを記録情報に対応させ
て付与する条件で該光と熱のエネルギーを付与させて転
写像を形成する工程、および該転写像を被転写媒体に転
写する工程を有する画像形成装置によって、所期の目的
を達成できるものである。
即ち、本実施例による画像形成装置では、転写像の形成
と転写工程は分離され、転写工程では、既に転写像が形
成されているので、像様の選択的なエネルギー付与の制
約が解除されており、被転写媒体の表面性状に応じて鮮
明な画像が転写形成されるに必要なエネルギーを転写記
録媒体に与えることができる。また、前工程として形成
されている転写像は、熱溶融像のような単なる性状変化
像ではなく、転写特性を支配する物性を変化させて成る
像であるから変化前後の物性の差を転写工程で利用する
ことによって確実に転写を実現でき、また、転写像の忠
実な転写も可能となるものである。例えば、熱溶融像を
転写像とした場合、転写像形成工程から転写工程に至る
まで熱溶融像の完全な維持が望まれるが、両工程間にお
ける冷却現象による転写性の低下や熱溶融像の周囲への
熱伝導による像のボケが避けられない。ところが、本実
施例の場合には、転写特性を支配する物性、例えば、転
写記録層の融点、軟化点、同一温度における粘度等を像
状に変化させて転写像としているから、この物性変化が
転写工程まで記憶されており、しかも、転写像形成工程
後に、該物性を変化させるエネルギーが付与されない限
り、転写像の転写性との低下や、像ボケは生じない。こ
のために、被転写媒体の表面平滑度が低い場合でも、像
品位の高い画像形成が可能となり、また、転写像の画質
が劣化することなく被転写媒体に転写させることができ
るものである。
また、本実施例による画像形成装置では、転写像形成の
ための信号化されたエネルギーの付与と、転写のための
一様なエネルギーの付与が機能的に分離されており、転
写像形成のための信号化されたエネルギーが同時に転写
のためのエネルギーとして使わなければならない場合と
較べて、エネルギー付与の条件が緩和される、例えば、
転写像形成のためのエネルギー量は、転写記録層の物性
の変化を生じさせるだけでよく、また、転写のためのエ
ネルギーは、信号化されていない一様なエネルギーはで
よいから希望する転写速度に合せて増大させることがで
き、高速記録が容易に実現できるものである。
また、従来の熱転写記録装置に用いられていたサーマル
ヘツドは、熱応答速度は最も高速のものでも1〜5msec
程度である。そこでそれよりも速い繰返し周期で駆動し
ようとすると、温度の上昇・降下が1周期内で充分に行
なうことができなくなり、加熱不足や逆に温度が下がり
きらずに蓄熱の影響が画像品質に現われる。これが高速
化をはばむ最大要因の1つであるが、本実施例の様に複
数種のエネルギーを用いれば、例えばサーマルヘツドと
光照射とを組合せると、蓄熱してきても加熱状態が有効
となるのは光照射時のみであるから、ピーク温度付近の
限られた時間帯のみ光照射する事で従来の様にピーク温
度以降の温度降下速度の影響を受けにくくする事が可能
となり、それだけで従来のサーマルヘツドを使用して
も、より短い繰返し周期で記録動作を行なう事が可能と
なる為、高速記録が容易となる。
また、本実施例による画像形成装置は、複数種のエネル
ギーを付与して転写像を形成するものであるから、従来
の熱だけによって転写像を形成する場合に較べて転写像
を形成するエネルギー種が複数となり、それだけ、転写
像を形成する物性変化の程度を段階的に調整することが
できる。また、複数種のエネルギーには、熱を使う場合
であっても、光などの応答レスポンスが速く、強度の段
階的調整が容易な他のエネルギーも併用することになる
ので、中間調を持つ画像の形成が容易になるものであ
る。例えば、3段階の光照射の強度又は時間を設定し加
熱との組合せで、4段階(3段階+非加熱)の階調表現
が可能となる。
また、こうした制御が高速に行なわれる必要が望まれる
が、光などの様に応答レスポンスが速いエネルギーを併
用できる事も高速の中間調記録を可能にするものであ
る。
なお、本実施例では、イエロー、マゼンタ、ジアン3色
を用いてフルカラー画像を得る装置について説明した
が、黒色を加えて4色の場合も構成可能であるのは勿論
である。
また、本実施例による画像形成方法において、転写像
は、転写特性を支配する物性を変化させて形成されるも
のであるが、この物性は、使用する転写記録媒体の種類
により任意に定められるものであり、例えば、転写像を
熱溶融状態にして転写する転写記録媒体の場合には、溶
融温度、軟化温度又は、ガラス転移点などであり、ま
た、転写像を粘着状態、又は、被転写媒体への浸透性状
態にして転写する転写記録媒体の場合には、同一温度に
おける粘度である。
なお本発明の画像記録装置では、前記画像形成プロセス
の他に、本件出願人が特願昭60−150597号あるいは特願
昭61−128814号で明らかにした様に、画像形成素体を形
成する着色剤及び光開始剤の種類を適宜選定すると共
に、前記光開始剤を反応させる波長の光源を選定し、前
記出願で明らかにしたプロセスを用いることによって単
色、2色、あるいは3色以上の多色あるいはフルーカラ
ーの記録画像を得ることもできる。
<発明の効果> 以上、述べた様に、本発明は表面平滑度の低い被転写媒
体にも定着性良好な高品位の画像を記録することのでき
る記録装置を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1a図〜第1d図は光と熱エネルギーにより転写像を形成
する場合の転写像形成の原理を説明するための説明図、 第2a図〜第2d図は多色転写記録媒体とサーマルヘツドと
の関係を示した部分図、 第2e図は多色記録媒体と被転写媒体の関係を示す部分
図、 第3図はモノカラー画像形成装置の構成図、 第4図はモノカラー画像形成装置に用いる光源の分光特
性を示す図、 第5図はモノカラー画像形成装置の制御回路ブロツク
図、 第6図はモノカラー画像形成装置の光熱エネルギー付与
タイミングチヤート図、 第7図は多色画像形成装置の構成図、 第8図は多色画像形成装置に用いる蛍光灯の分光特性を
示す図、 第9図は多色画像形成装置の光・熱エネルギー付与タイ
ミングチヤート図である。 図において、 1……転写記録媒体 2……サーマルヘツド 3(3a 3b 3c)……蛍光灯 4……圧力ローラ 5……ガイドバー 6……フイードローラー 7……供給ロール 8……巻取ロール 9……圧力ローラ 10……転写ローラ 11……記録用紙 12……記録用紙カセツト 13……排紙トレイ 14……電源と制御回路を収容した筺体 26a……定着ローラ 26b……圧力ローラ 31……画像形成素体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光エネルギーと熱エネルギーを付与される
    ことによって転写特性を支配する物性の変化する転写記
    録層と、該転写記録層を支持する支持体とを有する転写
    記録媒体の搬送可能経路に沿って、 上記転写記録媒体が上記搬送可能経路を送られる際に、
    上記転写記録媒体の上記転写記録層が位置する側に設け
    られた光エネルギーを上記転写記録媒体に付与するため
    の光源と、 上記転写記録媒体が上記搬送可能経路を送られる際に、
    上記転写記録媒体の上記支持体が位置する側に設けられ
    た熱エネルギーを上記転写記録媒体に付与するための熱
    源と、 上記転写記録媒体に形成された像を被転写媒体に転写す
    るための転写手段と、を備え、 該転写手段によって、被転写媒体に転写された転写像を
    被転写媒体に定着するための定着手段と、 を有することを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】上記熱源による熱エネルギーは画像情報に
    応じて上記転写記録媒体に付与される特許請求の範囲第
    (1)項に記載の画像記録装置。
JP28706386A 1986-02-03 1986-12-02 画像記録装置 Expired - Fee Related JPH0741723B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE8787300800T DE3778957D1 (de) 1986-02-03 1987-01-29 Bildaufzeichnungsgeraet.
EP87300800A EP0241108B1 (en) 1986-02-03 1987-01-29 Image recording apparatus
US07/477,147 US5072245A (en) 1986-02-03 1990-02-08 Image recording apparatus employing optical and heat energy to record image

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61-21634 1986-02-03
JP61021634 1986-02-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6311367A JPS6311367A (ja) 1988-01-18
JPH0741723B2 true JPH0741723B2 (ja) 1995-05-10

Family

ID=12060498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28706386A Expired - Fee Related JPH0741723B2 (ja) 1986-02-03 1986-12-02 画像記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0741723B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100734946B1 (ko) 2002-11-18 2007-07-06 슈반-스타빌로 코스메틱스 게엠베하 운트 콤파니 카게 도포 장치, 특히 메이크업 장치
DE20217821U1 (de) * 2002-11-18 2003-03-20 Schwan Stabilo Cosmetics Gmbh Schminkgerät

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6311367A (ja) 1988-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3323186B2 (ja) 印刷版に可逆的な画線部を形成するための方法および装置
EP0241108B1 (en) Image recording apparatus
JPH07256907A (ja) カラー画像形成装置
JPS6294843A (ja) 画像形成方法および画像形成装置
JPH0684106B2 (ja) 画像形成方法
JPS63134261A (ja) 記録装置
JP2502298B2 (ja) 画像記録装置
JPH0829620B2 (ja) 画像形成方法
JPH0741723B2 (ja) 画像記録装置
JPS6260694A (ja) 画像形成方法
JPS6311366A (ja) 画像記録装置
JPS62294565A (ja) 画像記録装置
JPH06115249A (ja) カラー感熱記録方法
JPS62294566A (ja) 画像記録装置
JPH07304194A (ja) 感熱式記録装置
JPS631560A (ja) 画像記録装置
JPS63280663A (ja) 画像記録装置
JPS6211690A (ja) 画像形成方法
JPS62216747A (ja) 記録装置
JP3325369B2 (ja) 記録媒体及びその記録媒体を用いた記録装置
JPS63114673A (ja) 記録装置
JPH01108068A (ja) 記録装置
JPH10244697A (ja) 中間転写記録装置および方法
JPS637953A (ja) 記録装置
JPH0195067A (ja) 記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees