JPH0741465Y2 - 離乳食用容器 - Google Patents

離乳食用容器

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JPH0741465Y2
JPH0741465Y2 JP5968393U JP5968393U JPH0741465Y2 JP H0741465 Y2 JPH0741465 Y2 JP H0741465Y2 JP 5968393 U JP5968393 U JP 5968393U JP 5968393 U JP5968393 U JP 5968393U JP H0741465 Y2 JPH0741465 Y2 JP H0741465Y2
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JP
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container
baby food
cap
spoon
baby
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JP5968393U
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JPH0724339U (ja
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美樹 渡辺
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美樹 渡辺
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、離乳食用容器に関する
ものである。とくに幼児が自己でスプーンの感触に慣れ
ながら、自力で離乳食が食べられるような離乳食用容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】ミルクから離乳食へと成長してゆく幼児
に対し、離乳食を自力で食べられるように学習させるた
めにはスプーンの感触を教えたり、容器を持つことを教
えることが必要である。ところが哺乳ビンでの哺乳から
離乳食用力ップをもってスプーンを使用した離乳食を食
べる作業への移行変化は、幼児にとっては大きな飛躍で
あり、母親は相当の回数の反復学習を長期間行なうこと
が必要である。そして容器の面からみると哺乳ビンの吸
引からスプーンによる離乳食の摂取までの間に入る適当
な道具や容器がないのが実情である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記のように幼児が離
乳食へ移行するためには、カップを持つとか、スプーン
の感触を覚える必要があるが、スプーンの感触を覚えさ
せるために母親がスプーンをもって幼児の口に運ぶ作業
はそれこそ数限りなく行なう作業であり、観点をかえれ
ばきわめて労力のいることである。本考案は、母親の作
業を軽減化でき、かつ哺乳ビンと離乳食用カップ、スプ
ーンとの変化の間に位置する容器を提供するものであ
る。
【0004】本考案の第一の目的は、幼児が離乳食を自
分でスプーンの感触を学習しながら食べられるようにな
る離乳食用容器を提供することである。さらに、第二の
目的は、離乳食を母親が容易にスプーン状個所に押し出
せるようにして、従来のようにいちいちスプーンにとり
あげて口に運ぶ作業をなくせる容器を提供することであ
る。さらに、第三の目的は、幼児が容器を握ることで、
食器を持つという学習できる容器を提供することであ
る。第四の目的は、離乳食がスプーン状の凹部個所にス
ムーズに入り溜まるような構造にすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的が達
成するために案出されたものであり、一端を閉塞して離
乳食等の内容物を入れた柔軟容器、又は先端側への内容
物の押し出し機構を備えた容器の先端に、凹部を形成す
るとともにその凹部の上位に1以上の吐出口を形成した
スプーン状の舌片を突設したキャップを着脱自在に取付
けた離乳食用容器を提供するものである。
【0006】容器を持つことを教えるために容器や前記
キャップに耳風のグリップを形成し、又押し出し機構の
ピストンに連結するグリップを形成している。前記の離
乳食を押し出す機構は、容器の後方からピストンを押す
手段と、容器側周に突出しかつピストンに連結したグリ
ップの移動手段等を一体的に構成したものを提供する
が、この押し出し機構は主として母親が片手で離乳食を
供給できる構成で、容器からいちいちスプーンで取り出
す作業をしないですむ。
【0007】スプーン状凹部の上位には吐出口を1以上
形成するが、吐出口が1個の場合は、その切欠の形状や
孔の大きさなどは哺乳ビンの吸乳孔に比較して切欠は長
く孔はより大きくなっている。本考案では、離乳食をス
プーン状凹部に送り出すときに、左右2個所の吐出口を
設けて異なる2方向から送り出して、両者がスプーン状
凹部の中央で合流して相互に外へもれないように工夫し
ている。
【0008】
【実施例】ここに本考案に係る離乳食用容器の一実施例
を図面に基づいて説明する。 [実施例1] 図1の離乳食用容器は、一端を閉塞して離乳食Fを入れ
た柔軟容器1、先端側への押し出し機構を備えた収納容
器2からなり、柔軟容器1と収納容器2を組合せた二重
容器と、これらの容器の先端に取付けたキャップ3とで
構成したものを示している。柔軟容器1と収納容器2と
キャップ3とは、洗浄消毒できるように分解組立て自在
である。柔軟容器1は、離乳食Fを封入した手で握って
内容物を口から押し出せる合成樹脂フィルム製等の柔軟
性素材のパック容器である。柔軟容器1の先端側には、
後述のキャップ3を直接取付けることができる口縁が形
成されている。柔軟容器1は、また押し出し機構を備え
た収納容器2に装填して使用することもできる。押し出
し機構を備えた収納容器2は、その中に直接離乳食Fを
投入してもよく、また前述の離乳食入柔軟容器1を装填
して二重容器としても使用できる。収納容器2は、透明
の略円筒形体で、後方に離乳食Fの押し出し機構を設
け、先端側にキャップ3を設けたものである。収納容器
2とキャップ3はネジ蓋式で開閉自在である。
【0009】収納容器2の押し出し機構は、後端口4を
径大にした略円筒形の収納容器2に、プッシュバー5を
付設したピストン6を装填して後方からピストン6を押
し出す手段と、前記ピストン6ヘ長手方向の長孔を通し
て両側に連設したグリップ7を設けて握持により前後に
摺動移動する手段を設けたものである。実施例では、両
手段を一体化した構成であるので、場面に応じた用法が
できる。つまり、収納容器2を手でもってプッシュバー
5を押して離乳食Fを押し出すことも、グリップ7を引
き寄せて離乳食Fを押し出すこともできる。収納容器2
は、表面に容量表示目盛り8と温度表示ラベル9を備え
ている。
【0010】柔軟容器1、または収納容器2の口にはキ
ャップ3が取付けられる。キャップ3は、スプーン状、
またはフォーク状の舌片31を本体の下方に突設し、舌
片31には離乳食Fを滞留する比較的深い凹部32を形
成するとともに、その凹部32の上位に1以上の離乳食
Fの吐出口33を形成し、さらにキャップ3の根本付近
にグリップ34を形成している。キャップ3に形成した
吐出口33は、離乳食Fの粘土や流動性に応じて口径を
決定するが、切目35は、前記凹部32に流し込むため
の方向性が要請される。図1の実施例では、吐出口33
は、凹部32の中心から角度約30度の範囲で凹部32
の上位に左右2個所形成しており、切目35は凹部32
へ離乳食を流すように流出方向を規制している。離乳食
は異なる2方向から送り出されて、両方向からの離乳食
が凹部32で合流してうまく滞留するようにしている。
切目35の方向は、凹部32の中心あたりに流出方向が
向いた方向であり、吐出口33の断面は出口端がやや肉
薄にしている。キャップ3を取付けた柔軟容器1または
収納容器2は、ケース台10にセットされる。
【0011】ケース台10は、上方左右縁に切欠11を
形成し、広い下部縁12を形成した中空の円筒体であ
る。ケース台10は、キャップ3のグリップ34を係止
して、容器1・2全体を逆さに保持する。離乳食Fは、
容器1・2が逆立ちになっているので、キャップ3の方
向に滞留し、押し出したときにすぐに吐出される。
【0012】[実施例2] 図2の実施例は、実施例1と異なる押し出し機構を設
け、さらに1つの吐出口33を設けたキャップ3を取付
けたものである。押し出し機構は、透明円筒形の収納容
器2の内面にネジを切り、これに螺合して回転し前後動
する回転レバー51を付設した周囲にネジを切ったピス
トン61を設けた構成である。ピストン61には、回転
盤62を前面に設けて、内部に装填した柔軟容器1に回
転摩擦を与えないように構成している。また吐出口33
は、前方に少し突出した半球形状に形成してあり、出口
先端を肉薄にし、かつ切目を凹部の中心方向に比較的深
く切り込んだものである。この構成は粘性の高い離乳食
に適する。
【0013】[実施例3] 図3に示す実施例は、柔軟容器1に直接に押し出し機構
を取り付けたもので、上下のローラー16、17を屈折
平行軸18で連結した狭着具19を狭着移動自在に取り
付けたものである。キャップ3は、フォーク状の舌片3
1の中心に凹部32を形成し、その上位に吐出口33を
設け、左右にグリップ34を付設したものである。この
実施例3は、経験が或る程度進んだ段階で、幼児が自力
で柔軟容器1を握って離乳食Fを押し出して食べたり、
グリップ34を握らせて母親が手で離乳食を押し出して
やり、食べさせることができる。柔軟容器1は、レトル
ト食品を入れて口を閉塞した真空使い捨てパックに形成
すれば、離乳食Fを与えることはきわめて容易になる。
図示の実施例1や実施例3は、幼児の発育段階に応じて
選択的に使用できる。
【0014】以上は、あくまで実施例であって、例えば
本考案のキャップは、実施例では耳のついた動物の顔風
になっているが、いわゆるベビー商品であるので、その
形状やデザイン、重量、材質などは種々変更できる。
【0015】本考案に係る離乳食用容器は、次のように
使用される。ネジ部を形成した口部を有する離乳食入り
柔軟容器1は、キャップ3を取付けて、手で絞りまたは
狭着具19で絞って使用できる。キャップ3を取付けた
柔軟容器1は、収納容器2に装填して、より持ちやすい
形で押し出し機構を作用させて絞り出し使用することも
できる。母親側から離乳食を与える作業は、手絞りや狭
着具19、ピストン押し出しなどで、スプーン状やフォ
ーク状の凹部32へ離乳食を所定量押し出し滞留させ、
幼児の口へ与えることができる。また、幼児からみる
と、キャップ3のグリップ34を握ってスプーン状の舌
片の感触を経験しながら離乳食をとることができ、また
押し出し式或いは絞り出す作業を覚えればグリップ7を
もって自力で離乳食を食べることができるようになる。
【0016】
【考案の効果】本考案は、押し出し或いは絞り出し可能
な容器と、スプーン状等の舌片を有するキャップを設け
た構成であるので、次のような効果がある。 押し出し機構を設けた容器であるので、離乳食の吐出
量を所定量づつ押し出すことができる。 吐出される離乳食は、吐出口の位置と舌片の凹部によ
り、安定して滞留するので、幼児はこぼすことなくスプ
ーン風の感触を経験しながら離乳食が食べられるように
なる。 幼児は、キャップのグリップを握る学習もでき、経験
によりやがて自力で押し出し作業が出来るようになる。 母親は、最初は離乳食を押し出して幼児に与えればよ
く、徐々に自力による押し出しも覚えるのできわめて手
間がかからなくなる。このように本考案に係る離乳食用
容器は、一定時期の育児の給仕作業を軽減化する実用的
価値がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案に係る、離乳食用容器の一実施
例を示す一部切開正面図。
【図2】図2は、異なる実施例の一部切開正面図。
【図3】図3は、異なる実施例の斜視図。
【符号の説明】
1 柔軟容器 2 収納容器 3 キャップ 31 舌片 32 凹部 33 吐出口 34 グリップ 35 切目 6 ピストン 7 グリップ 10 ケース台

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端を閉塞して離乳食等の内容物を入れ
    た柔軟容器又は先端側へ押し出し機構を備えた容器の先
    端に、凹部を形成するとともにその凹部の上位に1以上
    の吐出口を形成したスプーン状の舌片を突設したキャッ
    プを着脱自在に設けたことを特徴とする離乳食用容器。
  2. 【請求項2】 前記押し出し機構は、後方から押す手段
    と容器側周に突出したグリップによる移動手段の一方又
    は双方で構成された実用新案登録請求の範囲請求項1記
    載の離乳食用容器。
  3. 【請求項3】 前記吐出口が、舌片の凹部中央へ流出方
    向を向けて左右2個形成している実用新案登録請求の範
    囲請求項1および請求項2記載の離乳食用容器。
JP5968393U 1993-10-08 1993-10-08 離乳食用容器 Expired - Lifetime JPH0741465Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5968393U JPH0741465Y2 (ja) 1993-10-08 1993-10-08 離乳食用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5968393U JPH0741465Y2 (ja) 1993-10-08 1993-10-08 離乳食用容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0724339U JPH0724339U (ja) 1995-05-09
JPH0741465Y2 true JPH0741465Y2 (ja) 1995-09-27

Family

ID=13120254

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5968393U Expired - Lifetime JPH0741465Y2 (ja) 1993-10-08 1993-10-08 離乳食用容器

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JP (1) JPH0741465Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11253863B2 (en) 2012-03-30 2022-02-22 Sysmex Corporation Container storing washing solution used for blood analyzer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11253863B2 (en) 2012-03-30 2022-02-22 Sysmex Corporation Container storing washing solution used for blood analyzer

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0724339U (ja) 1995-05-09

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